JP4413411B2 - 部品挿入装置及び部品挿入方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子回路基板などの回路形成体に、成形した線材部品を挿入する部品挿入装置、並びに部品挿入方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器に使用される電子回路基板などの回路形成体には、実装される電子部品間を導通させるなどの目的のため、線材を成形した線材部品が挿入されることがある。図12は、そのような目的で使用される従来技術による部品挿入装置を示している。図において、部品挿入装置1には、ジャンパ線などの線材をリール状に巻き取って部品挿入装置1に供給する線材供給部2と、前記線材を所定量ずつ間欠的に送り出す線材送り出し部3と、前記送り出された所定量の線材を切断、成形し、回路形成体の所定位置に位置合わせして挿入する線材挿入部4と、回路形成体を部品挿入装置1に搬入して所定位置に規正保持する回路形成体保持部5と、全体の動きを制御する制御装置6とを備えている。前記線材挿入部4は、成形後の線材を図のZ軸を中心に回転させ、前記回路形成体保持部5は、回路形成体を図のX方向及びY方向の平面状に移動することにより、前記成形後の線材が前記回路形成体の所定挿入位置に位置合わせされる。
【0003】
図13は、以上の構成にかかる部品挿入装置1の主要構成要素を示している。図の右側が線材送り出し部3、左側が線材挿入部4で、線材挿入部4の直下には、回路形成体11が規正保持されている。線材供給部3は、リール状に巻かれて供給された線材12を引き出して矢印Eの方向に間欠的に所定量ずつ送り出す一対の送り出しローラ13、13からなる線材送り出し機構を備えた本体部8と、前記順次送り出される線材12を線材挿入部4へ受け渡すために線材12を送り出す方向を定めるガイドノズル16を備えたガイド部9と、から構成されている。ガイド部9は、本体部8に対して支持軸15を中心に矢印C、D方向に揺動可能に取り付けられており、この揺動によって線材12の送り出される向きが定まる。モータ17は送り出しローラ13、13の回転駆動力を提供し、又、エアシリンダなどのアクチュエータ18は、ガイドノズル16を含むガイド部9を揺動させる。モータ17の回転量、アクチュエータ18の動作量は、いずれも制御装置6(図12参照)によって制御可能である。
【0004】
一方、線材挿入部4は、線材供給部3から供給される線材12を受け取って、これを所定長さに切断する一対の切断部21、22と、前記切断された線材12を挿入可能となるよう所定形状に成形する成形部23とを含んでいる。前記一対の切断部21、22は、それぞれ可動刃21a、22aと、固定刃21b、22bと備え、線材12をそれぞれ前記可動刃と固定刃との間に挟んだ後に、可動刃21a、22aが、図のz方向と反対の方向に下降して線材21を所定長さに切断する。成形部23は、ベンディング・ダイ24と、一対の挿入ガイド25、25とを含み、挿入ガイド25、25が下降してその内側に位置するベンディング・ダイ24との間で、切断された線材の両端部をホチキス針状に折り曲げて成形する。ベンディング・ダイ24は、その後、図示しないリンク機構の操作により図の後方に退避する。線材挿入部4は、モータ26によって矢印Fで示す図のz軸を中心とした回転が可能であり、この回転によって回路形成体11に設けられた所定の挿入穴19に前記加工された線材12を回転位置合わせする。回転位置合わせ完了後、前記曲げ加工済みの線材12は前記挿入ガイド25に保持されたまま回路形成体11に当接する位置まで下降し、更に挿入穴19内に挿し込まれて挿入が完了する。アクチュエータ27、28、29は、それぞれ可動刃21aと22a、ベンディング・ダイ24、挿入ガイド25を駆動する動力源である。
【0005】
なお、図示の各動力源で、Aはアクチュエータ、Mはモータを表示しているが、各動力源がこれに限定されるものではない。例えば、線材送り出し機構は、モータ17に駆動される送り出しローラ13、13の代わりに、前進時には線材12を挟持し、後退時には線材を開放して間欠的に線材を送り出す往復動式のリンクをアクチュエータで駆動するものとしても良い。
【0006】
以上のように構成された線材挿入装置1の挿入工程の動作を、図14から図26を参照して更に詳しく説明する。まず、図14から図17は、線材部品の挿入時に線材挿入部4の回転位置合わせを伴わない場合の各工程を、上方(図13のZ方向)から見た状態を図示したものであり、又、図18はそのフローチャートである。図14は、線材送り出し工程を示しており、一対の送り出しローラ13、13が所定量回転することにより、線材12をガイドノズル16から所定の長さだけ送り出す。このとき、ガイドノズル16は、図に示すように送り出される線材12とガイドノズル16自身とが線材挿入部4と干渉しない位置となるまで支持軸15を中心に水平方向に揺動(円弧動作)し、送り出し過程にある線材12には、図の一点鎖線で示す送り出し基準線31に対して曲げが加わっている。ここで送り出し基準線31とは、一対の送り出しローラ13、13の回転平面上に回転方向に延びる直線であって、両送り出しローラ13、13の各回転軸を結んだ直線と直交する直線である。線材12を自由な状態で送り出しローラ13、13の回転により送り出した場合には、線材12はこの送り出し基準線31に沿って伸張する。送り出し基準線31から離れた位置に移動したガイドノズル16にガイドされた線材12は曲がって送り出される結果、線材挿入部4に邪魔されることなく線材12の送り出しが可能となる。
【0007】
図14は同時に、線材挿入工程をも示しており、図の左側に示す線材挿入部4の側において、所定長さに切断され、所定の成形を終えた線材部品12xが、回路形成体11の挿入穴19(図13参照)に挿入される状況にある。すなわち、当該部品挿入装置においては、線材送り出し工程と線材挿入工程とが同時並行して実施されている。
【0008】
次に、図15は線材受け渡し工程を示している。先の線材送り出し工程で既に送り出されている線材12を、ガイドノズル16が支持軸15を中心にして図の矢印D方向に円弧動作することにより、線材挿入部4に受け渡し可能とする位置まで移動する。このとき、線材12は、前記送り出し基準線31と重なって真直ぐな状態となる。線材挿入部4では既に先の線材部品12xの挿入が完了しており、次の線材12の受け渡しが可能である。線材挿入部への線材12の受け渡しの後、図16の線材切断工程において、前記受け渡された線材12が、一対の切断部21、22により切断される。これにより、線材送り出し部3から線材挿入部4への線材12の受け渡しが完了する。
【0009】
図17に示すガイドノズル退避工程では、ガイドノズル16自身とその後に送り出される次の線材12とが線材挿入部4と干渉しないよう、ガイドノズル16が支持軸15を中心に図の矢印C方向に円弧動作し、次の線材12の送り出しに備える。図17は同時に、線材成形工程を示しており、線材挿入部4において、図示しないリンク機構が動作してベンディング・ダイ24が張出し、挿入ガイド25が図面に垂直方向に下降することによってベンディング・ダイ24との間で前記切断された線材を成形し、線材部品12xにする。その後、図14に戻り、以上の工程を繰り返すことにより、線材12が順次、連続して送り出し、切断、及び成形され、回路形成体11の挿入穴19に挿入される。図18は、以上の各動作を示すフローチャートである。図において、右側が線材送り出し部3、左側が線材挿入部4の動作を示し、重複部分は両者共同の動作を示す。図18に示すように、上述した線材挿入部4の回転位置合わせを必要としない線材挿入時においては、線材供給部3における線材送り出し工程と、線材挿入部4における挿入工程とが同時並行して行われている。
【0010】
次に、線材挿入部4が回転位置合わせを伴う場合の挿入工程を、図19から図26を参照して説明する。図19に示す線材送り出し工程においては、一対の線材送り出しローラ13、13が所定量ずつ回転することにより、線材12を所定の長さだけ送り出す。このとき、線材挿入部4は、図示のように両切断部21、22を送り出し基準線31上に配置した位置(以下、これを「原点位置」という。)にあり、ガイドノズル16は、ガイドノズル16自身と送り出される線材12とが線材挿入部4と干渉しない退避位置まで回転移動している。このため、線材送り出し部3は、線材挿入部4に邪魔されることなく線材12を送り出すことができる。この間、送り出し過程にある線材12の一部には、ガイドノズル16の前記退避移動によって送り出し基準線31に対して曲げが加わっている。
【0011】
次に、図20に示す線材受け渡し工程では、先の線材送り出し工程で予め送り出された線材12が線材挿入部4への受け渡し可能となるよう、ガイドノズル16が支持軸15を中心に図の矢印D方向に揺動(円弧動作)する。これによって、送り出された線材12は、送り出し基準線31に一致して真直ぐな状態となる。図21の線材切断工程において、線材挿入部4に受け渡された部分の線材12が、線材挿入部4の切断部21、22によって所定長さに切断され、これにより線材の受け渡し工程が完了する。
【0012】
次に図22に示すガイドノズル退避工程では、図示するように線材挿入部4が回転していない状態において、ガイドノズル16は、ガイドノズル16とその後送り出される線材12とが線材挿入部4と干渉しない位置となるまで支持軸15を中心に図のC方向に円弧動作する。この際、線材12には、図に示すように送り出し基準線31に対して曲げが加えられる。一方この間、線材挿入部4においては、ベンディング・ダイ24が図示しないリンク機構によって張出し、挿入ガイド25が図面に垂直方向に下降して受け渡された部分の線材12を曲げ加工し、線材部品12xを成形する。ベンディング・ダイ24は、成形直後に前記リンク機構の動作で後方には退避する。その後、図23の線材位置合わせ工程では、成形後の線材部品12xが挿入位置に位置合わせするよう、線材挿入部4が回転軸Pを中心として回転する。そして、図24の線材挿入工程において、挿入ガイド25に保持された線材部品12xが回路形成体11の所定の挿入穴19(図13参照)に挿入される。この間、図示のように、ガイドノズル16の前方に線材挿入部4が位置していることから、線材12を送り出した場合には線材12と線材挿入部4とが干渉することとなるため、線材12の送り出しができない。
【0013】
次に、図25の原点位置復帰工程では、挿入を終わった線材挿入部4が、次の線材12を受け入れ可能となるよう、回転軸Pを中心に回転して前記の原点位置に復帰する。これにより、線材挿入部4が干渉しない位置となるため、線材送り出し部3は線材の送り出しが可能な状態となり、以下、図19に戻る。以上の動作を繰り返すことにより、順次連続して線材12が送り出し、切断、及び成形され、回路形成体11の挿入穴19に挿入される。図26は、上述の線材挿入部4が回転位置合わせを行う場合の部品挿入時のフローチャートを示したものである。図において、右側に線材送り出し部3、左側に線材挿入部4、重複部分に両者共同の動作をそれぞれ示している。。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述の従来の技術にかかる線材挿入方法、及び部品挿入装置には以下の問題があった。すなわち、図24を参照して説明したように、線材挿入部4が所定の挿入位置に線材部品12xを回転位置合わせして挿入する間には、ガイドノズル16と送り出される線材12とが線材挿入部4と干渉してしまう。このため、図26のフローチャート内で二重枠内に示すように、部品送り出し部3では、線材挿入部4が原点復帰するまでの待ち時間Aが必要となる。そして、線材挿入部4が原点復帰した後には、今度は線材送り出し部3で次の線材の送り出しが開始されるため、この送り出しが完了するまでの間に線材挿入部4の側で待ち時間Bが発生する。すなわち、線材挿入部4が位置合わせのための回転を伴う位置へ線材部品12xを挿入する時のタクトは、線材挿入部4の回転を伴わない挿入をする時のタクトに対して余分な時間を要し、部品挿入装置の稼働率を低下させるという問題があった。一例として、前記線材挿入部4の回転位置合わせがない場合のタクトは0.15秒/部品、回転位置合わせがある場合のタクトは0.18秒/部品ほどとなり、この要因に基づく稼働率の低下は約20%にもなっている。
【0015】
したがって、本発明は、上述のような従来技術による問題点を解消し、線材挿入部の回転位置合わせの有無にかかわらず、線材挿入部における線材の位置合わせ及び挿入と、線材送り出し部における線材の送り出しとを同時進行可能とする線材挿入装置、及び線材挿入方法を提供し、部品挿入の設備稼働率、及び生産性の向上を図ることを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明では、線材挿入部4の回転位置合わせの有無にかかわらず、送り出される線材12を好ましくは弾性変形内で、必要に応じて塑性変形域に至るまで曲げ、線材挿入部4に干渉しない方向に線材送り出すことにより上述の問題を解消しようとするもので、具体的には以下の内容を含む。
【0018】
請求項1に記載の本発明は、線材を所定量ずつ間欠的に送り出す線材送り出し部と、回路形成体を搬入し、所定位置に規正保持する回路形成体保持部と、前記送り出された線材を受け取って切断、成形の後、前記回路形成体の所定の挿入穴に前記成形された線材を回転位置合わせして挿入する線材挿入部と、全体の動きを制御する制御装置とからなる部品挿入装置であって、前記線材挿入部が前記回転位置合わせ及び挿入を行う際の回転角度の如何に拘わらず、前記線材送り出し部が、前記線材挿入部による前記位置合わせ及び前記挿入と同時並行して、前記線材挿入部と干渉しない方向へ線材を送り出すことができることを特徴とする部品挿入装置に関する。線材送り出し部における線材の送り出しと、線材挿入部に置ける回転位置合わせ、及び線材の挿入とを同時並行的に行うことで、設備稼働率の向上と生産性の向上を図るものである。
【0019】
請求項2に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記線材挿入部と干渉しない方向へ線材を送り出すため、もしくは前記線材挿入部と干渉しない方向へ送り出された線材を前記線材挿入部へ受け渡すため、前記線材が弾性限度内で曲げられることを特徴としている。線材を曲げることにより、線材挿入部と干渉しないように線材を送り出すもので、前記曲げは弾性限度内であることが後の加工や製品機能に悪影響を及ぼさないことから好ましい。
【0020】
請求項3に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記線材挿入部と干渉しない方向へ線材を送り出すため、もしくは前記線材挿入部と干渉しない方向へ送り出された線材を前記線材挿入部へ受け渡すため、前記線材が塑性領域に至るまで曲げられることを特徴としている。線材を曲げることによって、線材挿入部と干渉しないように線材を送り出すもので、前記曲げが塑性変形の曲げであっても、曲げを残したままで、もしくは曲げを矯正することにより、使用可能とするものである。
【0021】
請求項4に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記線材が曲げられる程度を、前記線材挿入部による回転位置合わせ及び挿入の回転角度に応じて変化させることを特徴としている。線材挿入部の回転角度によっては線材の僅かな曲げで干渉を防ぐことができ、曲げ動作を僅かで済ませることにより効率化を図るものである。
【0022】
請求項5に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記線材挿入部がどのような回転角度で回転位置合わせ及び挿入を行っても、前記線材送り出し部からの線材が送り出される方向を表す送り出し基準線とは干渉しない位置に前記線材挿入部が配置されていることを特徴としている。線材を真直ぐ送り出すことができる好ましい構成要素の配置を実現するものである。
【0023】
請求項6に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記線材挿入部が回転位置合わせを行う際の回転軸をP、前記送り出される線材と干渉する可能性のある前記回転軸Pから最も離れた位置にある前記線材挿入部の部位までの距離をrとしたとき、前記線材送り出し部からの線材が送り出される方向を表す送り出し基準線から前記回転軸Pまでの距離dが、0<d<rを満足することを特徴としている。線材送り出しと線材受け渡しとにおける線材の曲げの向きを逆方向に分散し、線材にかかる一方向への曲げ量を低減するものである。
【0024】
請求項7に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記送り出し基準線から前記回転軸Pまでの距離dが、約r/2であることを特徴としている。線材送り出しと線材受け渡しとにおける逆方向への線材の曲げ量をほぼ均等化し、一方向への曲げ量の極小化を図るものである。
【0025】
請求項8に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記線材送り出し部が、線材を挟持して所定量ずつ間欠的に送り出す送り出し機構と、前記送り出し機構と前記線材挿入部との間の所定位置に設けられた支持軸を中心に揺動可能なガイドノズルとを備え、前記ガイドノズルが揺動して線材をガイドすることにより、線材の送り出される方向、及び線材の曲げられる程度が定められることを特徴としている。ガイドノズルの揺動(円弧動作)により、線材の送り出し方向を制御するものである。
【0026】
請求項9に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記ガイドノズルに、当該線材の曲げを矯正する複数のローラからなるストレーナが備えられていることを特徴としている。ストレーナを使用して線材を真直ぐに矯正し、その後の加工や製品機能への悪影響を排除するものである。
【0027】
請求項10に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記ストレーナに、前記線材を送り出す駆動機構が設けられていることを特徴としている。線材がストレーナを容易に通過できるようにし、ストレーナでの抵抗による線材の座屈を回避するものである。
【0028】
請求項11に記載の本発明にかかる部品挿入装置は、前記ガイドノズルの線材が送り込まれる側に、線材を覆って線材の座屈を防止するガイドチューブが更に設けられていることを特徴としている。線材の座屈を回避し、ガイドノズル、もしくはストレーナへの線材の押し込みを確実にするものである。
【0029】
請求項12に記載の本発明は、連続する線材を所定量ずつ間欠的に送り出すステップと、前記線材を所定長さに切断するステップと、前記切断された線材を成形するステップと、前記ステップの間に搬入された回路形成体を所定位置に位置規制するステップと、前記成形された線材を、前記回路形成体の所定の挿入穴に回転位置合わせして挿入するステップとからなる部品挿入方法であって、前記回転位置合わせして挿入するステップにおける回転位置の如何に拘わらず、当該ステップと同時並行して次に挿入される線材を送り出すステップを行うことを特徴とする部品挿入方法に関する。線材を挿入するステップと、線材を送り出すステップとを同時並行的に行うことにより、設備稼働率の向上と生産性の向上を図るものである。
【0030】
請求項13に記載の本発明にかかる部品挿入方法は、前記線材を所定量ずつ間欠的に送り出すステップにおいて、もしくは前記線材が所定量送り出された後に前記線材を所定長さに切断するステップにおいて、前記連続する線材の一部が曲げられていることを特徴としている。線材を曲げることにより、線材の送り出し方向を制御し、線材挿入部との干渉を回避するものである。
【0031】
請求項14に記載の本発明にかかる部品挿入方法は、前記線材の曲げが、弾性変形内の曲げであることを特徴としている。曲げ量を好ましい弾性変形内に収めるものである。
【0032】
請求項15に記載の本発明にかかる部品挿入方法は、前記線材の曲げが、塑性変形領域の曲げであることを特徴としている。塑性変形が加わっても、そのままの状態で、もしくは矯正することにより使用可能とするものである。
【0033】
そして、請求項16に記載の本発明にかかる部品挿入方法は、前記塑性変形領域の曲げが加えられた線材を、略直線状に戻して使用することを特徴としている。塑性変形を矯正して線材を直線状となし、弾性変形が加えられた場合と同様に、その後の加工、機能に影響を及ぼさないようにするものである。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1から図8は、本発明にかかる第1の実施の形態の部品挿入方法、および部品挿入装置の構成要素を示している。この内、図1から図6は、本実施の形態にかかる部品挿入装置の線材送り出し部3と線材挿入部4とにおける動作を上方から見た状態を示している。本実施の形態にかかる部品挿入装置の概観、及び主要構成要素は、図12、及び図13を参照して説明した従来技術による部品挿入装置と同様である。
【0035】
図1は、線材受け渡しが完了した後、線材12が切断されて線材送り出し部3のガイドノズル16が退避位置まで移動し、これによって送り出し過程にある線材12には送り出し基準線31から離れて曲げが加えられ、一方、線材挿入部4では、切断後の線材12の成形を完了し、図の回転軸Pを中心とした必要な位置合わせのための回転動作が開始される状況を示す。次に、図2では、線材挿入部4の回転位置合わせが完了し、成形後の線材部品12xが挿入工程にある状況を示す。この間、線材送り出し部3では、一対の送り出しローラ13、13が回転して次に受け渡すべき所定量の線材12の送り出しを開始し、ガイドノズル16を通して線材12が前方へ送り出されている。図示のように、本実施の形態にかかる線材送り出し部3のガイドノズル16は、支持軸15を中心として揺動(円弧動作)し、ガイドノズル16自身と送り出される線材12とが線材挿入部4のいかなる回転角度の位置決めによっても干渉しない位置まで、すなわち、線材挿入部4の回転軸Pから最も離れた干渉の可能性のある部位の移動軌跡の外側になる位置まで退避している。これにより、図示のように線材挿入部4における位置合わせ工程、及び/又は線材挿入工程と、線材送り出し部3における線材送り出し工程とを、常に同時並行して行うことができる。
【0036】
図3は、挿入工程を終えた線材挿入部4が回転して原点位置に復帰し、次の線材の受け渡しが可能となった状態を示しており、一方、線材送り出し部3の側では、送り出しを終えた送り出しローラ13が回転を停止し、所定量の線材12がガイドノズル16の前方に伸張した状態を示している。次に、図4は線材受け渡し工程で、ガイドノズル16が支持軸15を中心として矢印D方向に円弧動作し、このときガイドノズル16の前方に伸張していた線材12は、送り出し基準線31方向(図3参照)に真直ぐ延びて線材挿入部4に受け入れられる。図5は、線材切断工程で、線材挿入部4の一対の切断部21、22において、可動刃21a、22aが図面に垂直方向に下降して固定刃21b、22bとの間で線材12を所定長さに切断する。次に図6において、ガイドノズル16が支持軸15を中心に図の矢印C方向に円弧動作し、次の送り出す線材12が線材挿入部4に干渉しない位置まで退避する。この間、線材挿入部4では、リンク機構によって張出したベンディング・ダイ24に対して挿入ガイド25が図面に垂直方向に下降し、線材12を折り曲げて線材部品12xを成形する。成形の後にはベンディング・ダイ25は再度リンク機構の動作により退避する。以下、図1に戻り、これまでの工程が繰り返される。
【0037】
図7は、本実施の形態にかかる以上の部品挿入動作のフローチャートを示している。図において、右側が線材送り出し部3、左側が線材挿入部4、そして重複部分が両者共同の動作を示す。図示のように、本実施の形態では、線材挿入部4における回転位置合わせ工程及び線材挿入工程と、線材送り出し部3における線材送り出し工程とを同時並行して行うことができ、従来技術にある待ち時間を持つ必要がない。このため、部品挿入全般における生産タクトを短縮することができ、設備稼働率を向上させることができる。
【0038】
図8は、ガイドノズル16の移動に伴う線材12の曲げられる状態の寸法関係の一例を示している。一対の送り出しローラ13、13により線材12が放出される方向を表す送り出し基準線31上に、ガイドノズル16の回転中心となる支持軸15と線材挿入部4の回転軸Pとが存在しているものとする。両送り出しローラ13、13の接点から支持軸15までの距離をa、支持軸15からガイドノズル16の放出側端部までの距離をb、線材挿入部4の回転軸Pから最も離れた位置にある干渉の可能性のある線材挿入部4の部位までの距離をrとする。この状態からガイドノズル16を、ガイドノズル16自身と送り出される線材12とが線材挿入部4に干渉しない位置に移動した時のガイドノズル16の円弧動作する角度をθ、ガイドノズル16の放出側端部と両送り出しローラ13の接点とを結んだ直線と送り出し基準線31とのなす角をα、線材12の曲げられた部分の曲率半径をRとする。
【0039】
簡略化のため、a=bとし、これを各70mm、またr=55mmとすれば、θが約20°(したがってαが約10°)であれば線材挿入部4とガイドノズル16及び線材12との干渉を十分回避することができる。このとき、線材12の曲げ部分の曲率半径Rは、約250mmとなる。送り出される線材12の材質にもよるが、例えば線径が0.6mmの銅製のジャンパ線であれば、この曲げによる変形は十分弾性限界内に収めることができる。従来技術においては、このように弾性限界内となり得る条件の場合であっても、ガイドノズル16の揺動角θを例えば約5°位に留めるものとし、線材挿入部4の位置合わせのための回転角度に対応して線材の送り出しを待機させるものとしていた。本実施の形態では、従来技術と異なって図示のように揺動角θを大きくとり、ガイドノズル16及び線材12が常に線材挿入部4と干渉しない位置まで退避しているため、線材挿入工程と並行して常に線材送り出し工程が行うことができる。これによってタクト低減による生産の効率化を図ることができる。
【0040】
なお、図8に示す各構成要素の配置、各寸法などは、あくまでも一例を示したものに過ぎず、また、使用される線材の諸元(通常は、0.5mmから0.8mm径の銅製のジャンパ線が使用されるが、これに限定されない。)も異なることから、線材の変形を弾性限界内に収めるためのガイドノズル16の許容揺動角を一概に定めることは困難である。干渉回避のための線材の曲げを弾性限界内に収めるためには、両送り出しローラ13、13の接点からガイドノズル16の先端までの距離(図のa+b)を長くすることが解決策の1つとなる。
【0041】
なお、図1から図6において、線材挿入部4との干渉を常に最大限回避する位置までガイドノズル16を揺動するものとしているが、線材部品12xの挿入位置によっては、線材挿入部4の回転位置合わせを必要とせず、あるいは、僅かな角度の回転のみで位置合わせが可能な場合もある。この際には、線材挿入部4が原点位置に停止した状態、もしくは位置合わせのために僅かに回転した状態の線材挿入部4との干渉を回避できる位置までガイドノズル16が移動してやれば良い。したがって、制御装置6(図12参照)の制御により、挿入される線材部品12xの挿入位置に応じてガイドノズル16の回転角を制御することにより、ガイドノズル16の回転移動量を最小限に押えるものとし、移動に要する時間を低減することが可能である。
【0042】
(第2の実施の形態)
図9(a)と図9(b)は、本発明にかかる第2の実施の形態の部品挿入装置、及び部品挿入方法の概要を示したものである。各図は、第1の実施の形態の図1から図6と同様、線材送り出し部3と線材挿入部4との関係を上方から見ている。図9(a)は本実施の形態にかかる線材送り出し工程を、図9(b)は、同じく線材受け渡し工程をそれぞれ示している。図示のように、本実施の形態では、先の第1の実施の形態とは異なり、送り出しローラ13、13の送り出し基準線31に対して、線材挿入部4が予め干渉しない位置に配置されている。すなわち、線材挿入部4の回転軸Pから最も離れた干渉の可能性のある部位までの前記回転軸からの距離をrとしたとき、この回転軸Pは、送り出し基準線31から距離r以上離れた位置に配置されている。これにより、図9(a)に示す線材送り出し工程においては、送り出しローラ13が線材12を送り出し基準線31に沿って直線的に送り出すことが可能となる。そして、図9(b)に示す線材受け渡し工程においては、送り出された線材12を保持したガイドノズル16が、線材挿入部4の方向へ角度θ(例えば、約20°)だけ円弧動作し、線材挿入部4への線材12の引渡しを行う。この際、線材挿入部4は、線材の受け渡しを容易にするため、図示のように矢印Gの方向へ角度約θだけ回転していることが好ましい。なお、図では省略しているが、ガイドノズルの退避工程、線材挿入工程など、線材挿入に伴う他の一連の工程に関しては、先の第1の実施の形態と同様である。
【0043】
第1の実施の形態においては、ガイドノズル16が送り出しローラ13による送り出し基準線31に対して退避した位置にあるときに線材12が曲げられた状態で送り出されるため、ガイドノズル16と線材12とが摩擦しやすく、線材12の引っかかりや、線材12の表面処理(メッキなど)が損傷を受ける虞などがある。本実施の形態においては、送り出しローラ13から線材12を送り出し基準線31上に真直ぐ送り出すことができ、前記のような問題を解消できるほか、送り出しローラ13の負荷が軽減され、円滑な線材の送り出しが可能となり、好ましい。
【0044】
(第3の実施の形態)
図10(a)、図10(b)は、本発明にかかる第3の実施の形態の部品挿入装置、及び部品実装方法の概要を示している。図10(a)は本実施の形態にかかる線材送り出し工程を、図10(b)は、同じく線材受け渡し工程を示している。図示のように、本実施の形態にかかる部品挿入方法、及び部品挿入装置では、線材挿入部4が、第1の実施の形態と第2の実施の形態の略中間の位置に配置されている。すなわち、線材挿入部4の回転軸Pから最も離れた干渉の可能性のある線材挿入部4の部位までの回転軸Pからの距離をrとしたとき、この回転軸Pは、送り出し基準線31と、送り出し基準線31からr以下だけ離れた距離までとの間のいずれかに位置している。好ましくは、回転軸Pは、送り出し基準線31から約r/2だけ離れた位置にある。これにより、図10(a)に示す線材送り出し工程においては、線材12の送り出し時の線材挿入部4による干渉を回避するために、ガイドノズル16が約θ1だけ線材挿入部4から離れる方向に円弧動作し、この位置で線材12の送り出しを行う。そして、図10(b)に示す部品受け渡し工程においては、送り出された線材12を保持したガイドノズル16が、送り出し基準線31に対してθ2だけ線材挿入部4の方向へ円弧動作して線材12の引渡しを行う。この際、線材挿入部4は、線材の受け渡しを容易にするため、図示のように矢印Gの方向へ約θ2だけ回転していることが好ましい。なお、図10では省略しているが、ガイドノズルの退避工程、線材挿入工程など、線材部品挿入に伴う他の工程は、先の第1の実施の形態と同様である。
【0045】
以上のような線材送り出し部及び線材挿入部の配置とすることにより、線材挿入部4とガイドノズル16及び送り出される線材12との干渉を回避するためのガイドノズル16の円弧動作する合計角度(θ1+θ2)は、第1及び第2の実施の形態におけるθとほぼ等しいものなるが、線材12の曲げによる変形量を夫々軽減させることができる。例えば、線材挿入部4の回転軸Pと送り出し基準線31との間の距離を上述の好ましい条件である約r/2としたとき、本実施の形態における線材12の曲げ量を、ほぼθ1=θ2=θ/2とすることができる。すなわち、本実施の形態における線材の変形量は、第1、第2の実施の形態に比べて好ましい条件とした場合には約半減することができる。このため、第1の実施の形態に比較しては送り出しローラ13による線材の送り出しをより円滑にすることができるとともに、弾性変形の限界を定める際の条件を緩和することができ、また、第2の実施の形態に比較しては、弾性変形の限界を定める際の条件を緩和することができる。とくに、レイアウトスペース上の問題がある場合において、線材曲げ角度が半減できれば、ガイドノズル16と送り出しローラ13、13との間をより近くに設けて設備をコンパクトにすることができ、あるいは、前記両者の間隙を同一のままとすれば、より大きな線径の線材であっても弾性限界内で送り出しすることが可能となり、いずれも条件的に有利となる。
【0046】
なお、図10(a)の線材送り出し工程において、ガイドノズル16を送り出しローラ13の送り出し基準線31からθ1だけ円弧動作するものとしているが、線材挿入部4が回転位置合わせを要しないで挿入が可能な場合、あるいは僅かな回転位置合わせで挿入が可能な場合においては、前記の揺動による退避移動をせず、送り出し基準線31上に位置したままで線材の送り出しを行うものとしても良い。こうすることにより、送り出しローラ13による線材12の送り出しをより円滑に行うことができ、ガイドノズル16の回転移動による時間を削減することができる。
【0047】
(第4の実施の形態)
次に、本発明にかかる第4の実施の形態の部品挿入装置、及び部品挿入方法につき、再度図9を参照して説明する。これまでに説明した各実施の形態においては、線材の変形を弾性変形内に抑えることを前提としていた。すなわち、曲げられた後の線材12が後に加工、挿入されることから、線材12の変形は弾性限界内に抑え、曲げ荷重が除去された後には線材12が直線状に復帰することが好ましい。しかしながら、状況によっては、線材12に塑性変形が残ったとしても、これが許容される場合があり得る。本実施の形態を含む以下の実施の形態では、線材の変形が塑性変形される場合を対象としている。図9(a)に示す状態での線材12の送り出しの後、図9(b)の線材受け渡し工程へ移行するに際し、ガイドノズル16の円弧動作が、例えば第1の実施の形態で示した寸法諸元の例における揺動角θで約25°以上になり、これにより、線材の曲率半径Rが約200mm以下となって線材12には塑性変形が加わったとする。線材受け渡しの後、ガイドノズル16が送り出し基準線31上に戻って送り出しローラ13によって線材12が送り出されると、その場合の線材12は、図9(c)に示すように、送り出し基準線31に沿って真直ぐには伸びずに、前記の塑性変形によって図示するように線材挿入部4の側に曲がった状態で伸張することとなる。
【0048】
ここで、図9(c)では、理解容易化のため誇張して描かれているが、線材挿入部で切断され、曲げ成形された後の線材部品12xの直線部分の長さは、例えば5mmから25mm程度のものである。25mmの直線部分の長さの部品に対して曲率半径約200mmの変形が加えられていることとなる。当該線材部品12xの挿入工程、あるいは当該線材部品12xの機能については、この程度の変形であれば、ほとんどの場合は実害がないと見ることができる。しかも、前記の曲率半径約200mmの変形は、ガイドノズル16の回転移動により線材12に加えられる変形量であって、ガイドノズル16を元の位置に戻して線材12の曲げ荷重を解除した場合には、線材12自身のスプリングバックによって実際に線材12に残る塑性変形量(前記曲げの曲率半径)はより僅かなもので済むこととなる。本実施の形態においては、このように塑性変形した線材であっても、そのままの状態で成形し、線材部品として利用しようとするものである。
【0049】
図9(c)に実線で示す状態の曲がった線材12を、図9(b)に示す線材受け渡し位置に移動させる場合、本実施の形態に示すように、線材挿入部4に近づく方向の曲げが線材12に加わっていることが好ましい効果を生む。すなわち、図9(b)において、ガイドノズル16の矢印D方向の回転に伴って、まずガイドノズル16に対して遠隔側にある線材12の先端部が、前記の曲げによる変形のために先に線材挿入部4に当接し、その後、更なるガイドノズル16の回転によって、手許側にある線材12の部分が押し込まれ、同じく手許側の線材挿入部4に確実に当接される。これにより、線材12は、線材挿入部4の両端にある一対の切断部21、22に確実に捕捉されることとなり、所定長さに切断されて成形される。これを、例えば図1に示す第1の実施の形態のような配置の部品挿入装置を使用した場合には、線材12が逆に線材挿入部4から遠ざかる向きに塑性変形が加えられていることから、線材受け渡し工程では線材12の先端側が線材挿入部4から離れる傾向にあり、線材12の捕捉、切断が難しくなる場合が考えられる。但し、上述のように、切断される線材12の長さに対して曲げの変形は僅かなものでしかないため、逆方向の変形が加わったとしても、ほとんどの場合には通常の加工が可能であると考えられる。以上のように、本実施の形態では、線材に例え塑性変形が加えられたとしても、その変形が僅かなものであれば、その変形が加えられたままの状態で、弾性変形が加えられた線材と全く同様にして加工、挿入できるケースを示している。
【0050】
(第5の実施の形態)
図11は、本発明にかかる第5の実施の形態の部品挿入装置、及び部品挿入方法を示している。先の第4の実施の形態では、線材12に実害がない程度の塑性変形が加えられた場合を示していた。本実施の形態では、線材12に実害を及ぼす程の塑性変形が加えられる場合を対象としている。図11(a)は本実施の形態にかかる線材送り出し工程を、図11(b)は、同じく線材受け渡し工程を示している。図示のように、本実施の形態にかかる部品挿入装置では、ガイドノズル16に、線材12の両側に交互に配置された複数のローラからなるストレーナ33が設けられている。線材送り出し工程においては、送り出しローラ13によって送り出された線材12がガイドノズル16のストレーナ33に押し込まれる。線材12は、図に示すガイドノズル16と送り出しローラ13との位置関係によって曲げられ、この両者の間の送り出し過程にある線材12の一部に塑性変形が加えれらる。その後、前記変形が加えられた部分の線材12が送り出しローラ13による押し込み作用でストレーナ33のローラ間を通過する間に、線材12には前記塑性変形を解消する方向の塑性変形が再度加えられ、ガイドノズル16を通過した後の線材12は、元通りの直線状となって伸張する。従って、それ以降の線材受け渡し、成形、回路形成体への挿入は、第1の実施の形態と同様に行うことができる。
【0051】
ガイドノズル16にこのようなストレーナ33を設けることによって、ガイドノズル16の揺動の角度限界を気にかける必要がなくなり、線材送り出し時にはガイドノズル16自身と送り出される線材12とを、線材挿入部4と干渉する虞のない位置まで任意に移動させることができる。なお、線材12は、送り出しローラ13の駆動力によりストレーナ33での抵抗に打ち勝って押し込まれるため、ガイドノズル16の入力側には、この押し込み時における線材12の座屈を防止するために図のようなガイドチューブ34を設けておくことが望ましい。このようなガイドチューブ34としては、例えば一般にワイヤケーブルの外装として使用されるような、長手方向に直交する方向の曲げには追従し、チューブの内径を広げる方向には抗力を働かせて線材の座屈を防止するフレキシブルチューブなどが使用可能である。さらには、特に径が細い場合など、強度的に押し込みが困難な線材12を使用する場合においては、ストレーナ33のローラにモータなどによる駆動力を付与し、線材送り出しローラ13と同期させて線材12をストレーナ33内に引き込むようにしてもよい。このようなガイドチューブ34、ストレーナ33は、本実施の形態での使用に限らず、たとえ線材12に加わる曲げが弾性限界内であったとしても、必要に応じてこれまでに説明した他の実施の形態においても取り付け使用が可能である。
【0052】
【発明の効果】
本発明にかかる部品挿入装置、及び部品挿入方法よれば、線材挿入部における回転位置合わせ及び線材部品の挿入と、線材送り出し部における線材送り出しとを、前記線材部品の挿入位置に拘わらず同時並行して実施することができ、部品実装のタクトを短縮して、設備稼働率、生産効率を高めることができる。
【0053】
前記線材部品の挿入と、線材送り出しとを同時並行して実施するため、送り出し過程にある線材に曲げが加えられるが、この曲げは弾性変形内に収まることが好ましいものの、塑性変形領域に至る曲げが加えられても、ほとんどの場合においてその後の挿入工程、及び線材部品としての機能には影響が及ばない。又、万一悪影響がある場合には、ストレーナにより前記の塑性変形を解消することが可能であるため、前記同時並行の実施は、どのような部品挿入工程の条件下においても実施可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる実施の形態の線材送り出し部、及び線材挿入部の平面図であり、線材挿入部の回転位置合わせ直前の状態を示す。
【図2】 図1と同様の平面図で、線材送り出し工程、線材挿入工程を示す。
【図3】 図1と同様の平面図で、線材挿入部の原点復帰工程を示す。
【図4】 図1と同様の平面図で、線材受け渡し工程を示す。
【図5】 図1と同様の平面図で、線材切断工程を示す。
【図6】 図1と同様の平面図で、ガイドノズル退避工程工程、及び線材成形工程を示す。
【図7】 図1から図7に示す部品挿入工程のフローチャートである。
【図8】 図1に示す線材送り出し部、線材挿入部の関係を示す説明図である。
【図9】 本発明にかかる他の実施の形態の線材送り出し部、及び線材挿入部の平面図であり、線材送り出し工程と、線材受け渡し工程とを示す。
【図10】 本発明にかかる更に他の実施の形態の線材送り出し部、及び線材挿入部の平面図であり、線材送り出し工程と、線材受け渡し工程とを示す。
【図11】 本発明にかかる更に他の実施の形態の線材送り出し部、及び線材挿入部の平面図であり、線材送り出し工程と、線材受け渡し工程とを示す。
【図12】 従来技術による部品挿入装置の概観を示す斜視図である。
【図13】 図12に示す部品挿入装置の主要構成要素を示す部分拡大斜視図である。
【図14】 従来技術による線材送り出し部、及び線材挿入部の平面図であり、線材送り出し工程と、線材成形工程とを示す。
【図15】 図14と同様の平面図で、線材受け渡し工程を示す。
【図16】 図14と同様の平面図で、線材切断工程を示す。
【図17】 図14と同様の平面図で、ガイドノズル退避工程、線材成形工程を示す。
【図18】 図14から図17に示す部品挿入工程のフローチャートである。
【図19】 従来技術による他の線材送り出し部、及び線材挿入部の平面図であり、線材送り出し工程を示す。
【図20】 図19と同様の平面図で、線材受け渡し工程を示す。
【図21】 図19と同様の平面図で、線材切断工程を示す。
【図22】 図19と同様の平面図で、ガイドノズル退避工程、線材成形工程を示す。
【図23】 図19と同様の平面図で、線材挿入部が回転位置合わせする直前の状態を示す。
【図24】 図19と同様の平面図で、回転位置合わせ工程、線材挿入工程を示す。
【図25】 図19と同様の平面図で、線材挿入部の原点復帰工程を示す。
【図26】 図19から図25に示す部品挿入工程のフローチャートである。
【符号の説明】
1.部品挿入装置、 2.線材供給部、 3.線材送り出し部、 4.線材挿入部、 5.回路形成体保持部、 6.制御装置、 8.本体部、 9.ガイド部、 11.回路形成体、 12.線材、 13.送り出しローラ、 15.支持軸、 16.ガイドノズル、 17.モータ、 18.アクチュエータ、 19.挿入穴、 21、22.切断部、 23.成形部、 24.ベンディング・ダイ、 25.挿入ガイド、 26.モータ、 27、28、29.アクチュエータ、 31.送り出し基準線、 33.ストレーナ、34.ガイドチューブ。
Claims (16)
- 線材を所定量ずつ間欠的に送り出す線材送り出し部と、
回路形成体を搬入し、所定位置に規正保持する回路形成体保持部と、
前記送り出された線材を受け取って切断、成形の後、前記回路形成体の所定の挿入穴に前記成形された線材を回転位置合わせして挿入する線材挿入部と、
全体の動きを制御する制御装置と、からなる部品挿入装置において、
前記線材挿入部が前記回転位置合わせ及び挿入を行う際の回転角度の如何に拘わらず、前記線材送り出し部が、前記線材挿入部による前記位置合わせ及び前記挿入と同時並行して、前記線材挿入部と干渉しない方向へ線材を送り出すことができることを特徴とする部品挿入装置。 - 前記線材挿入部と干渉しない方向へ線材を送り出すため、もしくは前記線材挿入部と干渉しない方向へ送り出された線材を前記線材挿入部へ受け渡すため、前記線材が弾性限度内で曲げられることを特徴とする、請求項1に記載の部品挿入装置。
- 前記線材挿入部と干渉しない方向へ線材を送り出すため、もしくは前記線材挿入部と干渉しない方向へ送り出された線材を前記線材挿入部へ受け渡すため、前記線材が塑性領域まで曲げられることを特徴とする、請求項1に記載の部品挿入装置。
- 前記線材が曲げられる程度を、前記線材挿入部による回転位置合わせ及び挿入の回転角度に応じて変化させることを特徴とする、請求項2または請求項3に記載の部品挿入装置。
- 前記線材挿入部がどのような回転角度で回転位置合わせ及び挿入を行うことであっても、前記線材送り出し部からの線材が送り出される方向を表す送り出し基準線には干渉しない位置に前記線材挿入部が配置されていることを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一に記載の部品挿入装置。
- 前記線材挿入部が回転位置合わせを行う際の回転軸をP、前記送り出される線材と干渉する可能性のある前記回転軸Pから最も離れた位置にある前記線材挿入部の部位までの距離をrとしたとき、前記線材送り出し部からの線材が送り出される方向を表す送り出し基準線から前記回転軸Pまでの距離dが、
0<d<r
を満足することを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれか一に記載の部品挿入装置。 - 前記送り出し基準線から前記回転軸Pまでの距離dが、約r/2であることを特徴とする、請求項6に記載の部品挿入装置。
- 前記線材送り出し部が、線材を挟持して所定量ずつ間欠的に送り出す送り出し機構と、前記送り出し機構と前記線材挿入部との間の所定位置に設けられた支持軸を中心に揺動可能なガイドノズルとを備え、前記ガイドノズルが揺動して線材をガイドすることにより、線材を送り出す方向、及び線材の曲げられる程度が定められることを特徴とする、請求項1から請求項7のいずれか一に記載の部品挿入装置。
- 前記ガイドノズルに、線材の曲げを矯正する複数のローラからなるストレーナが備えられていることを特徴とする、請求項8に記載の部品挿入装置。
- 前記ストレーナに、前記線材を送り出す駆動機構が設けられていることを特徴とする、請求項9に記載の部品挿入装置。
- 前記ガイドノズルの線材が送り込まれる側に、線材を覆うガイドチューブが更に設けられていることを特徴とする、請求項8から請求項10のいずれか一に記載の部品挿入装置。
- 連続する線材を所定量ずつ間欠的に送り出すステップと、
前記線材を所定長さに切断するステップと、
前記切断された線材を成形するステップと、
前記の一連のステップの間に搬入された回路形成体を所定位置に位置規制するステップと、
前記成形された線材を、前記回路形成体の所定の挿入穴に回転位置合わせして挿入するステップと、からなる部品挿入方法において、
前記回転位置合わせして挿入するステップにおける回転位置の如何に拘わらず、当該ステップと同時並行して次に挿入される線材を送り出すステップを行うことを特徴とする部品挿入方法。 - 前記線材を所定量ずつ間欠的に送り出すステップにおいて、もしくは前記線材が所定量送り出された後に前記線材を所定長さに切断するステップにおいて、前記連続する線材の一部が曲げられていることを特徴とする、請求項12に記載の部品挿入方法。
- 前記線材の曲げが、弾性変形内の曲げであることを特徴とする、請求項13に記載の部品挿入方法。
- 前記線材の曲げが、塑性変形領域に至る曲げであることを特徴とする、請求項13に記載の部品挿入方法。
- 前記塑性変形領域に至るまで曲げられて変形した線材を、略直線状に戻して使用することを特徴とする、請求項15に記載の部品挿入方法。
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