JP4412309B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部記憶媒体の装着が可能な画像処理装置に関する。特に、原稿から読み取った画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に前記外部記憶媒体に空き容量がない場合には、既に外部記憶媒体に記憶されているデータを一時的に退避させることにより外部記憶媒体に空き領域を確保することが可能な画像処理装置に関する。
画像処理装置として、記録用紙に記録された画像を走査して画像データを取り込み、取り込んだ画像データに基づく画像を形成して画像出力する複写機能、取り込んだ画像データを外部の装置へ送信する送信機能、ファクシミリ通信を用いて他のファクシミリ装置との間でデータを送受信するファクシミリ機能、及び通信線等を介して外部の装置から取得したデータを画像出力するプリンタ機能等、複数の機能を搭載したデジタル複合機(以下、MFP:Multi Function Peripheralという)が普及している。
一方、パーソナルコンピュータ(以下、PCという)を利用して作成した文書データ及び画像データ等の各種データを他のPCで利用する際に用いる可搬型記憶媒体としては、従来はフレキシブルディスクが一般的であった。しかし、近年では、可搬型記憶媒体として、大容量の記憶容量を有すると共に、機械的な可動部分がないため、耐久性及び耐振動性が高いUSB(Universal Serial Bus)メモリが、小型軽量化が進んだことも相俟って、フレキシブルディスクに取って代わろうとしている。USBメモリは、USBマスストレージクラスに準拠しており、USBの接続口があるPCであれば新たなドライバをインストールせずともアクセスできるため、利便性が高く注目されている。
そこで、このようなUSBメモリの装着が可能であり、記録用紙から取り込んだ画像データをUSBメモリに記憶する構成を備えたMFPが提供されている。これにより、例えば、MFPが外部のPCとの間でデータの送受信を行なえない状況であっても、MFPによって記録用紙から取り込んだ画像データをUSBメモリを介してPCで利用することができる。
特許文献1では、可搬型記憶媒体であるIC(Integrated Circuit)メモリカードの着脱が可能であり、ファクシミリ通信によって受信した受信データをICメモリカードに順次記憶する構成を備えたファクシミリ装置が開示されている。特許文献1で示されたファクシミリ装置は、受信データの受信中にICメモリカードに空き領域がなくなった場合、自動的にファクシミリ装置の本体内部のメモリに受信データを一時的に記憶させるように構成されている。これにより、受信データを記憶させるICメモリカードに空き領域がなくなった場合であっても、受信データの受信処理を中断することなく、全ての受信データを受信することができる。
特開平8−228273号公報
上述した特許文献1のファクシミリ装置では、ユーザは、本体内部のメモリに記憶された受信データを取得する場合、十分な空き領域を有するICメモリカードを再度ファクシミリ装置に装着する必要がある。また、USBメモリの装着が可能なMFPにおいても、原稿から読み取った画像データをUSBメモリに記憶させる際に、USBメモリの空き容量が不足している場合、ユーザは、十分な空き容量を有するUSBメモリを再度MFPに装着する必要がある。具体的には、ユーザは、空き容量が不足しているUSBメモリを一旦MFPから取り外してPCに接続し、PCを利用してUSBメモリ内の不要なデータを消去又はPCのハードディスク等へ退避させることにより空き容量を増加させた後、再度MFPに装着する必要があり、ユーザの負担が増大するという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部記憶媒体に画像データを記憶させる際に外部記憶媒体の残容量が不足している場合であっても、外部記憶媒体の残容量を例えばPCを利用して増加させるという手間を掛けることなく、外部記憶媒体の残容量を確保することができるようにし、ユーザの負担を軽減することが可能な画像処理装置を提供することにある。また、装着された外部記憶媒体に十分な残容量を確保する場合、外部記憶媒体内のデータを退避させるか否かの選択が可能な画像処理装置を提供することにある。さらに、装着された外部記憶媒体に十分な残容量を確保する際に、外部記憶媒体に記憶してある任意のデータを退避させることが可能な画像処理装置を提供することにある
本発明の他の目的は、装着された外部記憶媒体に十分な残容量を確保する際に、外部記憶媒体に記憶してあるデータを任意の退避先に退避させることが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、外部記憶媒体に記憶してあるデータを消去することにより、装着された外部記憶媒体に十分な残容量を確実に確保することが可能な画像処理装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、外部記憶媒体から退避させたデータを一時的に記憶させておき、必要に応じて外部記憶媒体から退避させたデータを再度外部記憶媒体に記憶させることにより、退避させたデータを再利用することが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、外部記憶媒体から退避させたデータを再度外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に記憶させるか否かの選択が可能な画像処理装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、再度外部記憶媒体に記憶させるデータを任意に選択することが可能な画像処理装置を提供することにある。
本発明に係る画像処理装置は、外部記憶媒体の着脱が可能な装着部と、原稿を読み取って画像データを取得する原稿読取手段と、該原稿読取手段が取得した画像データを、前記装着部に装着された外部記憶媒体に記憶させる記憶制御手段とを備える画像処理装置において、データ記憶手段と、着脱可能な可搬型の外部記憶媒体が前記装着部に装着されたか否かを判断する装着判断手段と、該装着判断手段で装着されたと判断した場合、前記記憶制御手段が前記画像データを前記外部記憶媒体に記憶させるときに、前記外部記憶媒体の残容量を検出する検出手段と、該検出手段が検出した残容量に基づいて、前記画像データを前記外部記憶媒体に記憶させることが可能であるか否かを判断する判断手段と、該判断手段による判断結果が否であり、前記外部記録媒体にデータが記憶されている場合、該データを退避させるか否かの指示を受け付ける退避指示受付手段と、該退避指示受付手段で指示を受け付けた場合、前記外部記憶媒体に複数のデータが記憶されているときに、前記外部記憶媒体に記憶してあるデータの内から、退避させるデータの選択を受け付ける手段と、該手段でデータの選択を受け付けた場合、前記外部記憶媒体から前記データを前記データ記憶手段へ退避させる退避手段とを備え、前記記憶制御手段は、前記退避手段が前記データを退避させた後に、前記画像データを前記外部記憶媒体に記憶させるように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、外部記憶媒体の着脱が可能な画像処理装置が、着脱可能な可搬型の外部記憶媒体が装着部に装着されたと判断した場合、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に十分な残容量がないときは、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させた後、原稿から読み取った画像データを外部記憶媒体に記憶させる。よって、外部記憶媒体の残容量を確保し、原稿から読み取った画像データを外部記憶媒体に記憶させることが可能となる。また、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に十分な残容量がない場合、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させるか否かの指示を外部から受け付け、前記指示を受け付けた場合に外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させる。よって、外部記憶媒体に十分な残容量を確保する場合に、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させるか否かを選択することが可能となる。さらに、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に十分な残容量がない場合、外部記憶媒体に記憶してあるデータの内から、退避させるデータの選択を外部から受け付け、選択されたデータを退避させる。よって、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させて外部記憶媒体に十分な残容量を確保する場合に、任意のデータを退避させることが可能となる
本発明に係る画像処理装置は、前記外部記憶媒体に記憶してあるデータの退避先を受け付ける退避先受付手段を備え、前記退避手段は、前記退避先受付手段が受け付けた退避先へ、前記データを退避させるように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に十分な残容量がない場合、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させる退避先を受け付け、受け付けた退避先へ前記データを退避させる。よって、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させて外部記憶媒体に十分な残容量を確保する場合に、任意の退避先へデータを退避させることが可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、前記退避手段は、前記外部記憶媒体に記憶してあるデータを前記外部記憶媒体から読み出す読出手段と、該読出手段が読み出したデータを前記外部記憶媒体から消去する消去手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に十分な残容量がない場合、外部記憶媒体に記憶してあるデータを外部記憶媒体から読み出し、読み出したデータを外部記憶媒体から消去する。よって、原稿から読み取った画像データを記憶させるための十分な残容量を外部記憶媒体に確実に確保することが可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、前記データ記憶手段は、前記読出手段が読み出したデータを記憶するようにしてあり、前記記憶制御手段は、前記データ記憶手段に記憶してあるデータを、前記装着部に装着された外部記憶媒体に記憶させるように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、外部記憶媒体に十分な残容量を確保するために外部記憶媒体から読み出したデータをデータ記憶手段に記憶させておき、必要に応じて外部記憶媒体に再度記憶させる。よって、一時的にデータ記憶手段に退避させたデータを、必要に応じて外部記憶媒体に戻すことが可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、前記データ記憶手段に記憶してあるデータを前記外部記憶媒体に記憶させるか否かの指示を受け付ける記憶指示受付手段を備え、前記記憶制御手段は、前記記憶指示受付手段が前記データを前記外部記憶媒体に記憶させる指示を受け付けた場合、前記データを前記外部記憶媒体に記憶させるように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、データ記憶手段に記憶させてあるデータを外部記憶媒体に記憶させるか否かの指示を外部から受け付け、前記指示を受け付けた場合に前記データを外部記憶媒体に記憶させる。よって、データ記憶手段に一時的に退避させておいたデータを外部記憶媒体に戻す場合に、外部記憶媒体に戻すか否かを選択することが可能となる。
本発明に係る画像処理装置は、前記データ記憶手段に複数のデータが記憶されている場合、前記データ記憶手段に記憶してあるデータの内から、前記外部記憶媒体に記憶させるデータの選択を受け付ける手段を備え、前記記憶指示受付手段は、選択されたデータを前記外部記憶媒体に記憶させる指示を受け付けるように構成してあることを特徴とする。
本発明によれば、データ記憶手段には複数のデータが記憶されており、データ記憶手段に記憶させてあるデータを外部記憶媒体に戻す場合に、データ記憶手段に記憶してあるデータの内から、外部記憶媒体に戻すべきデータの選択を外部から受け付け、選択されたデータを外部記憶媒体に記憶させる。よって、外部記憶媒体から一時的に退避させたデータを外部記憶媒体に戻す場合に、任意のデータを選択することが可能となる。
本発明では、外部記憶媒体の着脱が可能な画像処理装置が、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に記憶させる際に外部記憶媒体に十分な残容量がない場合、外部記憶媒体に既に記憶されているデータを退避させる。これにより、例えばPCを利用することなく、外部記憶媒体の残容量を確保することができ、原稿から読み取った画像データを外部記憶媒体に確実に記憶させることができると共に、その際のユーザの負担を軽減することができる。また、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させる場合、退避させるか否かの指示を外部から受け付ける。これにより、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させたくない場合には、データの退避処理を中断させることができる。さらに、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させる場合、外部記憶媒体から退避させるデータを任意に選択することができる。また、本発明では、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させる退避先を任意に選択することができる
発明では、外部記憶媒体に記憶してあるデータを退避させる退避先を任意に選択することができる。
本発明では、外部記憶媒体に記憶してあるデータを外部記憶媒体から読み出し、読み出したデータを外部記憶媒体から消去することにより、外部記憶媒体に十分な残容量を確実に確保することができ、原稿を読み取って取得した画像データを外部記憶媒体に確実に記憶させることができる。また、本発明では、外部記憶媒体から読み出したデータをデータ記憶手段に一時的に記憶させておき、必要に応じて外部記憶媒体に再度記憶させることにより、退避させたデータを再利用することができる。
本発明では、データ記憶手段に一時的に退避させたデータを外部記憶媒体に再度記憶させるか否かの指示を外部から受け付けることにより、データ記憶手段に退避させたデータを外部記憶媒体に戻したくない場合には、データの外部記憶媒体への記憶処理を中断させることができる。また、本発明では、データ記憶手段に一時的に退避させたデータを外部記憶媒体に再度記憶させる際に外部記憶媒体に記憶させるデータを任意に選択することができる。
以下に、本発明に係る画像処理装置をその実施の形態であるMFPを示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係る画像処理装置としてのMFPを含むネットワーク構成例を示す模式図であり、図中1は本発明の画像処理装置であるMFPを示している。MFP1は、LAN(Local Area Network)を介して複数のコンピュータ(以下、PCという)2,2と接続されている。また、MFP1は、公衆電話交換網PSTNを介して外部のMFP3及びファクシミリ装置4とも接続されている。なお、LANには図示されている他にも多数のPCが接続されており、公衆電話交換網PSTNには図示されている他にも多数のMFP及びファクシミリ装置が接続されていることは言うまでもない。従って、MFP1は、LANを介して複数のPC2,2と、公衆電話交換網PSTNを介して他のMFP3及びファクシミリ装置4と通信可能である。
図2は本発明に係るMFP1の内部構成例を示すブロック図であり、MFP1は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等で構成してある制御部10を備えている。制御部10は、バス10aを介して、ROM11、RAM12、NCU(Network Control Unit)13、モデム14、原稿読取部15、画像メモリ16、画像形成部17、操作部18、操作パネル19、LANに接続するためのLANインタフェース20、HDD(Hard Disk Drive )21、USBメモリ5にアクセスするためのUSBインタフェース22等と接続されている。
制御部10は、上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM11に予め格納されている制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実現する。ROM11は、制御部10が本発明の画像処理装置として動作するために必要な種々の制御プログラムを記憶している。また、RAM12は、SRAM又はフラッシュメモリ等で構成されており、制御部10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
モデム14は、ファクシミリ通信が可能なファックスモデムで構成されており、NCU13とも直接的に接続されている。NCU13は、公衆電話交換網PSTNと接続されており、必要に応じてモデム14を公衆電話交換網PSTNと接続し、公衆電話交換網PSTNを介して外部のMFP3及びファクシミリ装置4との間でのファクシミリ通信を可能としている。
原稿読取部(原稿読取手段)15は、CCD(Charge Coupled Device)を利用したスキャナで構成されており、原稿を読み取ることにより画像データを取得し、取得した画像データを画像メモリ16に記憶させる。画像メモリ16は、DRAMにより構成されており、モデム14及びNCU13を介したファクシミリ通信により受信した画像データ、及び原稿読取部15により読み取った画像データを一時的に記憶する。
画像形成部17は、例えば電子写真方式のプリンタ装置であって、画像メモリ16に記憶させてある画像データに基づく画像を、ハードコピーとしてA3縦,B4縦,A4縦,B5横及びA5横等の各サイズの記録用紙又はOHP(Over Head Projector) シート等の記録シートから最適なサイズのものを選択して記録する。
操作パネル19は、ユーザの操作により制御命令等の情報が入力されるタッチパネル及びテンキー等の入力部と、液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、MFP1の動作状態、入力部から入力された情報、ユーザに通知すべき情報等の表示を行なう表示部とにより構成されている。操作部18は、操作パネル19の入力部に設けられたキー以外のキー、例えば、原稿の読取の開始を指示するスタートキー、各種の処理の中断を指示するストップキー、短縮ダイヤルキー及び各種のファンクションキー等を備えている。
上述した構成により、MFP1は、図示しない所定の原稿載置台にユーザにより載置された原稿を原稿読取部15により読み取り、得られた画像データをNCU13及びモデム14を介して公衆電話交換網PSTNに接続されている他のMFP3及びファクシミリ装置4へ送信し、また、外部のMFP3及びファクシミリ装置4がファクシミリ通信にて送信した画像データを、公衆電話交換網PSTNを介して受信するファクシミリ装置として機能する。
また、MFP1は、原稿読取部15により原稿を読み取り、得られた画像データに基づく画像を画像形成部17で記録用紙に複写する複写装置としても機能する。また、MFP1は、LANインタフェース20を介してLANに接続してあるPC2,2から受信したデータに基づく画像を画像形成部17で記録用紙に記録するネットワークプリンタとしても機能する。更に、MFP1は、原稿読取部15により原稿を読み取り、得られた画像データをLANインタフェース20を介してLANに接続してあるPC2,2へ送信するネットワークスキャナとしても機能する。
更に、MFP1は、記憶容量の大きいHDD21を備えており、上述したように、ファクシミリ通信により外部から受信した画像データ、原稿読取部15により原稿から読み取った画像データ、及びLANを介して外部のPC2,2から受信した画像データを適宜HDD21に記憶させて各種の処理を並行して行なっている。また、MFP1は、上述したような各種の画像データを、ユーザが再利用できるように画像ファイルとしてHDD21に蓄積させておくことにより、画像データのファイルサーバ装置としても機能する。
ここで、本実施形態のMFP1は、外部記憶媒体としてのUSBメモリ5の着脱が可能な装着ポート(装着部)22aを備えており、図中の矢符Aで示す方向でUSBメモリ5をMFP1に装着することにより、USBメモリ5のコネクタと装着ポート22aとが接続される。これにより、MFP1は、原稿読取部15により原稿を読み取って得られた画像データを、装着ポート22aに装着されたUSBメモリ5にUSBインタフェース22を介して記憶させることもできる。
以下に、MFP1において、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5又は外部のPC2,2に記憶させる処理について説明する。図3及び図4は操作パネル19に表示される表示画面の構成例を示す模式図であり、図3(a)は、MFP1をスキャナとして動作させる際の待機画面の例を示している。本実施形態のMFP1においては、原稿を読み取る際の読取条件として、画質、濃度、解像度及び読取サイズの設定が可能に構成してある。従って、図3(a)に示す待機画面には、画質の設定を行なうための画質キーと、濃度の設定を行なうための濃度キーと、解像度の設定を行なうための解像度キーと、読取サイズの設定を行なうための読取サイズキーとが表示してある。
また、図3(a)に示す待機画面には、原稿から読み取った画像データをHDD21、USBメモリ5又は外部のPC2,2に記憶させる際に画像データに付与するファイル名を入力するためのファイル名キーが表示してある。本実施形態のMFP1においては、ユーザによりファイル名キーが操作された場合、操作パネル19にソフトキーボードが表示され、任意のファイル名を入力できるように構成されている。なお、ユーザによってファイル名が入力されない場合は、制御部10が、例えば日時情報に基づいてファイル名を生成する。
ここで、PC2,2に設けられたHDD(図示せず)及びUSBメモリ5にはそれぞれ画像データが階層構造で記憶されており、本実施形態のMFP1は、原稿から読み取った画像データをPC2,2のHDD及びUSBメモリ5のそれぞれに設けられている任意のフォルダに記憶できるように構成されている。なお、以下では、説明の簡略化のため、USBメモリ5にはフォルダが設けられていない構成を例に説明する。
図3(a)に示す待機画面には参照キーが表示されており、ユーザによって参照キーが操作された場合、MFP1は、LANを介して接続されているPC2,2の有無及び装着ポート22aにUSBメモリ5が装着されているか否かを検出する。そして、MFP1は、図3(b)に示すような記憶先指定画面を生成して操作パネル19に表示させる。なお、装着ポート22aにUSBメモリ5が装着されていない場合には、図3(b)に示す記憶先指定画面が、記憶先としてUSBメモリ5を選択できないように構成される。
図3(b)に示す記憶先指定画面には、LANを介して接続されているPC2,2及び装着ポート22aに装着されているUSBメモリ5が表示されており、ユーザは所望の記憶先に触れることにより、任意の記憶先を選択することができる。また、PC2,2のHDDにはフォルダが設けられており、ユーザは所望のフォルダのフォルダ名に触れることにより、更に下位層のフォルダを選択することもできる。図3(b)では、記憶先としてUSBメモリ5が選択されている。図3(b)に示す記憶先指定画面において、ユーザによって確定キーが操作された場合、操作パネル19は、ユーザによって選択された記憶先を受け付けて制御部10へ通知する。
MFP1の制御部10は、操作パネル19を介してユーザが選択した記憶先を、ユーザからの入力又は制御部10による生成処理によって生成されたファイル名と共に、原稿から読み取った画像データの記憶先としてRAM12に記憶させておく。また、制御部10は、図3(c)に示すように、ユーザによって指定された記憶先が表示された待機画面を操作パネル19に表示させる。なお、図3(c)に示す待機画面は、画像データの記憶先としてUSBメモリ5が選択された場合を示している。
ユーザは、図3(c)に示す待機画面に基づいて、自身が設定した記憶先及び各種の読取条件が正しいか否かを確認し、正しければ操作部18のスタートキーを操作して原稿の読取の開始を指示する。MFP1の制御部10は、ユーザによって操作部18のスタートキーが操作された場合、所定の原稿載置台に載置された原稿を原稿読取部15により読み取り、得られた画像データを画像メモリ16に一旦記憶させる。また、制御部10は、RAM12に記憶させておいたファイル名を指定し、画像メモリ16に記憶させた画像データをUSBメモリ5に記憶させる。
ここで、本実施形態のMFP1は、上述したように原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させる場合、USBメモリ5の残容量を検出し、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させることが可能であるか否かを判断するように構成されている。従って、制御部10は、USBメモリ5の残容量を検出する検出手段として動作すると共に、検出した残容量に基づいて、原稿から読み取った画像データがUSBメモリ5に記憶可能であるか否かを判断する判断手段として動作する。
従って、MFP1の制御部10は、USBメモリ5の残容量に基づいて、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させることが可能であると判断した場合にのみ、画像メモリ16に記憶させた画像データに、RAM12に記憶させておいたファイル名を付与してUSBメモリ5に記憶させる。
一方、制御部10は、USBメモリ5の残容量に基づいて、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させることが不可能であると判断した場合、USBメモリ5に既に記憶してあるデータ(退避データ)をHDD21に一時的に記憶(退避)させる退避手段として動作する。具体的には、制御部10は、図4(a)に示す警告画面を生成して操作パネル19に表示させる。図4(a)に示す警告画面は、USBメモリ5の空き容量が十分ではないためにUSBメモリ5内のデータを一時的にMFP1に退避させるか否かの選択をユーザに促す画面である。
操作パネル19は、図4(a)に示す警告画面において、USBメモリ5に記憶してある画像データをMFP1内にて一時的に退避させるか否かの指示を受け付ける退避指示受付手段として動作する。図4(a)に示す警告画面において、ユーザがいいえキーを操作した場合、制御部10は、原稿から読み取った画像データのUSBメモリ5への記憶処理を終了する。また、ユーザがはいキーを操作した場合、制御部10は、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5へアクセスし、USBメモリ5に既に記憶されている画像データのファイル名を取得し、図4(b)に示す退避データ指定画面を生成して操作パネル19に表示させる。なお、USBメモリ5には画像データだけでなく、テキストデータが記憶されていてもよい。また、退避データ指定画面には、ファイル名だけでなく各ファイルのデータ量を表示するようにしてもよい。
図4(b)に示す退避データ指定画面は、USBメモリ5に4つの画像データが記憶されていることを示しており、その内のファイル名「scandata2.pdf」のファイルが退避させるべきデータ(以下、退避データという)として選択されている状態を示している。図4(b)に示す退避データ指定画面において、ユーザによって画像データが選択されて確定キーが操作された場合、制御部10は、操作パネル19を介してユーザによって選択された退避データを退避させる指示を受け付ける。
制御部10は、操作パネル19を介してユーザが選択した退避データを、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5から読み出す読出手段として動作し、USBメモリ5から読み出した退避データをHDD(データ記憶手段)21に記憶させる。また、制御部10は、USBメモリ5から読み出した退避データをUSBメモリ5から消去する消去手段として動作する。
また、制御部10は、USBメモリ5の残容量を再度検出し、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させることが可能であるか否かを判断する。原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させることが可能であれば、制御部10は、画像メモリ16に記憶させた画像データに、RAM12に記憶させておいたファイル名を付与してUSBメモリ5に記憶させる。一方、制御部10は、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させることが不可能であると再度判断した場合、図4(a)に示す警告画面を再度操作パネル19に表示させ、USBメモリ5に記憶してある画像データのMFP1への退避処理を継続する。そして、制御部10は、USBメモリ5に十分な空き容量を確保した後、画像メモリ16に記憶させた画像データに、RAM12に記憶させておいたファイル名を付与してUSBメモリ5に記憶させる。
本実施形態のMFP1は、上述したように、USBメモリ5に十分な空き容量を確保するためにMFP1のHDD21に退避させた画像データを、必要に応じてUSBメモリ5に戻すことができる。以下に、HDD21に記憶させた退避データをUSBメモリ5に戻す処理について説明する。図5は操作パネル19に表示される表示画面の構成例を示す模式図である。本実施形態のMFP1は、装着ポート22aにUSBメモリ5が装着された場合、HDD21に退避データが既に記憶されているか否かを判断する。退避データが記憶されている場合には、制御部10は、図5(a)に示すように、HDD21に退避データが記憶されている旨を通知する通知画面を操作パネル19に表示させる。なお、HDD21に退避データが記憶されていない場合、MFP1は、図3(a)に示す待機画面の操作パネル19への表示を継続する。
図5(a)に示す通知画面は、HDD21に記憶してある退避データをUSBメモリ5に戻すか否かの選択をユーザに促す画面である。操作パネル19は、図5(a)に示す通知画面において、退避データをUSBメモリ5に再度記憶させるか否かの指示を受け付ける記憶指示受付手段として動作する。図5(a)に示す通知画面において、ユーザがはいキーを操作した場合、制御部10は、HDD21に記憶してある退避データを、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5に記憶させる。なお、ここで、USBメモリ5に十分な空き容量がない場合、制御部10は、図5(b)に示すような警告画面を生成して操作パネル19に表示させる。
図5(a)に示す通知画面において、ユーザがいいえキーを操作した場合、制御部10は、退避データのUSBメモリ5への記憶処理を行なわずに処理を終了する。また、ユーザが消去キーを操作した場合、制御部10は、HDD21に記憶してある退避データを消去する。
これにより、原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させる際に、USBメモリ5に十分な空き容量がない場合であっても、外部の装置を用いることなく、USBメモリ5に空き容量を確保することができる。また、USBメモリ5に空き容量を確保するために一時的にHDD21に退避させた画像データを必要に応じてUSBメモリ5に戻すこともできる。
以下に、上述した構成のMFP1においてUSBメモリ5に対して行なう制御処理について、フローチャートに基づいてより具体的に説明する。図6乃至図8は本発明に係るMFP1のUSBメモリ5に対する制御処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、ROM11に格納されている制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
本実施形態のMFP1において、制御部10は、装着ポート22aにUSBメモリ5が装着されたか否かを判断しており(S1)、装着されていないと判断した場合(S1:NO)、図示しないが、他の処理を実行しつつUSBメモリ5が装着されるまで待機する。制御部10は、USBメモリ5が装着されたと判断した場合(S1:YES)、HDD21に退避データが有るか否かを判断し(S2)、退避データが無いと判断した場合(S2:NO)、ステップS12へ処理を移行する。
制御部10は、HDD21に退避データが有ると判断した場合(S2:YES)、図5(a)に示す退避データの通知画面を操作パネル19に表示させる(S3)。制御部10は、図5(a)に示す通知画面において、ユーザによってはいキーが操作されたか否かを判断し(S4)、はいキーが操作されていないと判断した場合(S4:NO)、いいえキーが操作されたか否かを判断する(S5)。制御部10は、いいえキーが操作されたと判断した場合(S5:YES)、ステップS12へ処理を移行し、いいえキーが操作されていないと判断した場合(S5:NO)、即ち、ユーザによって消去キーが操作された場合、ステップS9へ処理を移行する。
制御部10は、図5(a)に示す通知画面において、ユーザによってはいキーが操作されたと判断した場合(S4:YES)、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5の残容量を検出し(S6)、USBメモリ5の残容量がHDD21の退避データを記憶させるのに十分であるか否かを判断する(S7)。制御部10は、USBメモリ5の残容量が十分であると判断した場合(S7:YES)、HDD21に記憶してある退避データを、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5に記憶させ(S8)、その後に、この退避データをHDD21から消去する(S9)。
制御部10は、USBメモリ5の残容量が十分でないと判断した場合(S7:NO)、図5(b)に示すような警告画面を生成して操作パネル19に表示させる(S10)。制御部10は、図5(b)に示す警告画面において、OKキーが操作されたか否かを判断し(S11)、OKキーが操作されていないと判断した場合(S11:NO)、操作されるまで待機する。制御部10は、OKキーが操作されたと判断した場合(S11:YES)、上述したような処理を終了する。
一方、ステップS2でHDD21に退避データが無いと判断した場合(S2:NO)、又はステップS5でユーザによっていいえキーが操作されたと判断した場合(S5:YES)、制御部10は、図3(a)に示す待機画面において、ユーザによって選択された読取条件を操作パネル19を介して受け付け、RAM12に記憶することにより設定する(S12)。制御部10は、図3(a)に示す待機画面において、ユーザによって参照キーが操作されたか否かを判断し(S13)、参照キーが操作されたと判断した場合(S13:YES)、図3(b)に示す記憶先指定画面を生成して操作パネル19に表示させる(S14)。なお、参照キーが操作されていない場合(S13:NO)、制御部10は、ステップS19へ処理を移行し、スタートキーが操作されたか否かを判断する(S19)。
制御部10は、図3(b)に示す記憶先指定画面において、ユーザによって確定キーが操作されたか否かを判断し(S15)、確定キーが操作されていないと判断した場合(S15:NO)、ユーザによってキャンセルキーが操作されたか否かを判断する(S16)。制御部10は、ユーザによってキャンセルキーが操作されていないと判断した場合(S16:NO)、図3(b)に示す記憶先指定画面において、ユーザによって確定キー又はキャンセルキーのいずれかが操作されるまで待機し、キャンセルキーが操作されたと判断した場合(S16:YES)、何も行なわずに上述した処理を終了する。
制御部10は、図3(b)に示す記憶先指定画面において、ユーザによって確定キーが操作されたと判断した場合(S15:YES)、記憶先指定画面を介してユーザによって選択された記憶先を受け付け、受け付けた記憶先を、図3(a)に示す待機画面を介してユーザが入力したファイル名又は制御部10によって生成されたファイル名と共にRAM12に記憶させる(S17)。
次に、制御部10は、図3(c)に示す待機画面を生成して操作パネル19に表示させる(S18)。制御部10は、ユーザによって操作部18のスタートキーが操作されたか否かを判断し(S19)、スタートキーが操作されたと判断した場合(S19:YES)、原稿読取部15によって原稿を読み取り、得られた画像データを画像メモリ16に一旦記憶させる(S20)。なお、制御部10は、スタートキーが操作されていないと判断した場合(S19:NO)、ステップS13へ処理を移行し、スタートキー又は図3(c)に示す待機画面における参照キーが操作されるまで待機する。
次に、制御部10は、ステップS17でRAM12に記憶させた記憶先がUSBメモリ5であるか否かを判断し(S21)、記憶先がUSBメモリ5ではないと判断した場合(S21:NO)、例えば外部のPC2である場合、ユーザによって指定されてRAM12に記憶させた記憶先に、画像メモリ16に記憶させた画像データをLANインタフェース20を介して記憶させる(S22)。
制御部10は、記憶先がUSBメモリ5であると判断した場合(S21:YES)、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5の残容量を検出し(S23)、USBメモリ5の残容量が原稿から読み取って画像メモリ16に記憶してある画像データを記憶させるのに十分であるか否かを判断する(S24)。制御部10は、USBメモリ5の残容量が十分であると判断した場合(S24:YES)、ステップS20で画像メモリ16に記憶させた画像データに、ステップS17でRAM12に記憶させたファイル名を付与してUSBメモリ5に記憶させる(S25)。
制御部10は、USBメモリ5の残容量が十分でないと判断した場合(S24:NO)、図4(a)に示す警告画面を生成して操作パネル19に表示させる(S26)。制御部10は、図4(a)に示す警告画面において、ユーザによってはいキーが操作されたか否かを判断し(S27)、はいキーが操作されていないと判断した場合(S27:NO)、いいえキーが操作されたか否かを判断する(S28)。制御部10は、ユーザによっていいえキーが操作されていないと判断した場合(S28:NO)、図4(a)に示す警告画面において、はいキー又はいいえキーのいずれかが操作されるまで待機しており、ユーザによっていいえキーが操作されたと判断した場合(S28:YES)、上述したような処理を終了する。
制御部10は、図4(a)に示す警告画面において、ユーザによってはいキーが操作されたと判断した場合(S27:YES)、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5に既に記憶されている画像データのファイル名を取得し、図4(b)に示す退避データ指定画面を生成して操作パネル19に表示させる(S29)。制御部10は、図4(b)に示す退避データ指定画面において、ユーザによって確定キーが操作されたか否かを判断し(S30)、確定キーが操作されていないと判断した場合(S30:NO)、キャンセルキーが操作されたか否かを判断する(S31)。
制御部10は、ユーザによってキャンセルキーが操作されていないと判断した場合(S31:NO)、図4(b)に示す退避データ指定画面において、確定キー又はキャンセルキーのいずれかが操作されるまで待機しており、キャンセルキーが操作されたと判断した場合(S31:YES)、上述したような処理を終了する。制御部10は、図4(b)に示す退避データ指定画面において、確定キーが操作されたと判断した場合(S30:YES)、図4(b)に示す退避データ指定画面を介してユーザによって選択された画像データを、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5から読み出してHDD21に記憶させる(S32)。
また、制御部10は、USBメモリ5から読み出した画像データをUSBメモリ5から消去し(S33)、ステップS23へ処理を戻し、USBインタフェース22を介してUSBメモリ5の残容量を再度検出する(S23)。制御部10は、ステップS20で原稿から読み取って画像メモリ16に記憶した画像データを記憶させるのに十分な残容量がUSBメモリ5に有るか否かを再度判断し(S24)、USBメモリ5に十分な残容量が確保されるまで、上述したステップS23からステップS33までの処理を繰り返す。
上述したように、MFP1が原稿から読み取った画像データをUSBメモリ5に記憶させる際にUSBメモリ5の空き容量が十分でない場合、USBメモリ5に既に記憶してある画像データをMFP1のHDD21に一時的に退避させることにより、例えばPC2を利用してUSBメモリ5の空き容量を増加させる必要がないので、ユーザの負担を軽減することができる。
上述した実施形態では、MFP1に着脱可能な可搬型の外部記憶媒体としてUSB接続が可能なUSBメモリ5を用いた例について説明したが、例えばUSBケーブルを介してMFP1との接続が可能な音楽プレーヤ、携帯電話機、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等を用いることもできる。また、USB接続に限られず、ICメモリカード、メモリスティック、フレキシブルディスク、MO(Magnet Optical disk)、MFP1に着脱可能なハードディスク等を用いることもできる。
また、上述した実施形態では、USBメモリ5からHDD21に画像データを退避させる構成のMFP1について説明したが、画像データの退避先としては、例えばLANを介して接続してあるPC2,2及び他のMFP3等の外部の装置であってもよい。この場合、USBメモリ5から一時的に退避させた画像データを外部の装置へ出力し、外部の装置でも利用することができる。また、HDD21にフォルダが設けられている場合には、退避先としてHDD21内の所定のフォルダを指定できるようにしてもよい。
更に、上述した実施形態では、MFP1のHDD21に記憶してある1つの退避データに対してUSBメモリ5に戻す処理を行なうか否かを選択する構成のMFP1について説明したが、複数の退避データがHDD21に記憶されている場合には、USBメモリ5に戻す退避データを任意に選択できるように構成することもできる。
更に、上述した実施形態では、装着ポート22aにUSBメモリ5が装着された場合に、HDD21に退避データが有るか否かを判断し、退避データが有る場合に、退避データをUSBメモリ5に戻す処理を行なう構成のMFP1について説明したが、例えば、HDD21に退避させる退避データに、各退避データの退避元のUSBメモリ5を示すメモリ情報を付加しておき、装着ポート22aにUSBメモリ5が装着された場合に、装着されたUSBメモリ5を示すメモリ情報と、HDD21に記憶された退避データに付加されたメモリ情報とが一致した場合に前記退避データをUSBメモリ5に戻す処理を行なうように構成することもできる。
本発明に係る画像処理装置としてのMFPを含むネットワーク構成例を示す模式図である。 本発明に係るMFPの内部構成例を示すブロック図である。 操作パネルに表示される表示画面の構成例を示す模式図である。 操作パネルに表示される表示画面の構成例を示す模式図である。 操作パネルに表示される表示画面の構成例を示す模式図である。 本発明に係るMFPのUSBメモリに対する制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係るMFPのUSBメモリに対する制御処理の手順を示すフローチャートである。 本発明に係るMFPのUSBメモリに対する制御処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 MFP(画像処理装置)
5 USBメモリ(外部記憶媒体)
10 制御部(記憶制御手段、検出手段、判断手段、退避手段、読出手段、消去手段)
15 原稿読取部(原稿読取手段)
19 操作パネル(退避指示受付手段、記憶指示受付手段)
21 HDD(データ記憶手段)
22a 装着ポート(装着部)

Claims (6)

  1. 外部記憶媒体の着脱が可能な装着部と、原稿を読み取って画像データを取得する原稿読取手段と、該原稿読取手段が取得した画像データを、前記装着部に装着された外部記憶媒体に記憶させる記憶制御手段とを備える画像処理装置において、
    データ記憶手段と、
    着脱可能な可搬型の外部記憶媒体が前記装着部に装着されたか否かを判断する装着判断手段と、
    該装着判断手段で装着されたと判断した場合、前記記憶制御手段が前記画像データを前記外部記憶媒体に記憶させるときに、前記外部記憶媒体の残容量を検出する検出手段と、
    該検出手段が検出した残容量に基づいて、前記画像データを前記外部記憶媒体に記憶させることが可能であるか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段による判断結果が否であり、前記外部記録媒体にデータが記憶されている場合、該データを退避させるか否かの指示を受け付ける退避指示受付手段と、
    該退避指示受付手段で指示を受け付けた場合、前記外部記憶媒体に複数のデータが記憶されているときに、前記外部記憶媒体に記憶してあるデータの内から、退避させるデータの選択を受け付ける手段と、
    該手段でデータの選択を受け付けた場合、前記外部記憶媒体から前記データを前記データ記憶手段へ退避させる退避手段と
    を備え、
    前記記憶制御手段は、前記退避手段が前記データを退避させた後に、前記画像データを前記外部記憶媒体に記憶させるように構成してあることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記外部記憶媒体に記憶してあるデータの退避先を受け付ける退避先受付手段を備え、
    前記退避手段は、前記退避先受付手段が受け付けた退避先へ、前記データを退避させるように構成してあることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記退避手段は、
    前記外部記憶媒体に記憶してあるデータを前記外部記憶媒体から読み出す読出手段と、
    該読出手段が読み出したデータを前記外部記憶媒体から消去する消去手段と
    を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記データ記憶手段は、前記読出手段が読み出したデータを記憶するようにしてあり
    前記記憶制御手段は、前記データ記憶手段に記憶してあるデータを、前記装着部に装着された外部記憶媒体に記憶させるように構成してあることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 前記データ記憶手段に記憶してあるデータを前記外部記憶媒体に記憶させるか否かの指示を受け付ける記憶指示受付手段を備え、
    前記記憶制御手段は、前記記憶指示受付手段が前記データを前記外部記憶媒体に記憶させる指示を受け付けた場合、前記データを前記外部記憶媒体に記憶させるように構成してあることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかひとつに記載の画像処理装置。
  6. 前記データ記憶手段に複数のデータが記憶されている場合、前記データ記憶手段に記憶してあるデータの内から、前記外部記憶媒体に記憶させるデータの選択を受け付ける手段を備え、
    前記記憶指示受付手段は、選択されたデータを前記外部記憶媒体に記憶させる指示を受け付けるように構成してあることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
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