JP4411957B2 - 印刷装置及び印刷制御プログラム - Google Patents

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Description

この発明は、印刷装置に、より詳しくは、ネットワーク上に設置され、該ネットワークに接続された端末から送られてくる印刷ジョブデータを受信する印刷装置に関する。
近年、例えばオフィス等で利用される印刷装置としては、ネットワーク(例えばLAN)に接続され、同じくネットワークに接続された端末から送信されてくる印刷ジョブデータに基づき印刷を実行するネットワーク対応型の装置が主流となっている。現在では、1つのネットワークが、例えば通信ケーブル又はインターネットを介して他のネットワークと接続され相互にデータのやり取りを行なうことが一般的であり、これにより、印刷装置は、同じネットワークに接続された端末のみならず、他のネットワークに接続された端末から印刷ジョブデータを受信して、印刷出力を行なうことが可能となっている。
ところで、従来の印刷装置では、一般的に、端末から送られてきた印刷ジョブデータについて、無制限に印刷を実行するようになっていた。かかる形態では、故意に送られてきた不正な印刷ジョブデータも印刷対象となる等、安全管理上の問題がある。また、ネットワーク上に複数の印刷装置が設置されている場合には、ユーザが誤って遠方の印刷装置を設定すると、印刷物を無駄に生じることとなり、更に、このとき、印刷物が機密情報を有するものであると、第三者に情報を公開してしまう惧れがあり、機密管理上不都合であった。
こうした問題に対処するために、従来、印刷を許可する印刷装置を制限し得る技術が考えられている。例えば特開平10−143338号公報(特許文献1)には、印刷を許可する端末を特定するIP等のデータを登録し、許可した端末以外から送られてきた印刷ジョブデータについては印刷を行なわず、データを破棄する印刷装置が開示されている。また、特開2003−122527号公報(特許文献2)には、破棄すべき印刷ジョブデータの送信元である端末を登録し得る印刷装置が開示されている。
特開平10−143338号公報 特開2003−122527号公報
上記の特許文献1及び2に開示された技術では、印刷を許可する端末からの印刷ジョブデータについて印刷が実行されるが、ノートパソコンやPDA等の携帯端末が広く普及した現在においては、次のような問題がある。例えば出張等により普段と異なるネットワーク環境で印刷を行おうとする場合に、ユーザが携帯端末において印刷ジョブデータの送信先についての設定を変更しないまま印刷実行を指示すると、元の設定に基づき、別のネットワーク上に設置された印刷装置(つまり普段使用している印刷装置)へ印刷ジョブデータが送られ、印刷物が無駄に生じることとなる。また、このとき、印刷物が機密情報を有するものであれば、依然として第三者に情報を公開してしまう惧れがあり、機密管理上なお十分ではない。
かかる問題に対して、上記の特許文献1及び2に開示された技術は、印刷を許可する若しくは禁止する端末の登録情報を定期的に更新(追加及び削除を含む)することで対処し得るが、出張時等の一時的な端末の移動についても登録作業を行なう必要があり、管理が面倒である。また、上記の特許文献1及び2に開示された技術では、登録情報に基づき、印刷装置が「印刷」及び「データ破棄」のいずれかを自動的に選択するようになっており、ユーザが、状況に応じてデータの取り扱いを決定することができず、融通が効かない。
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、無駄な印刷物の発生を防止するとともにより確実な機密管理を実現することができ、また、状況に応じてユーザが処置を決定することができ、一層融通性の高い印刷装置を提供することを目的とする。
そこで、本願の請求項1に係る発明は、端末とともにネットワークに接続される印刷装置において、印刷ジョブデータの受信に応じて、上記印刷装置に対する該印刷ジョブデータの送信元である端末の遠近を判断する手段と、上記判断手段による判断の結果に基づき、上記印刷装置から遠方にある端末であると判断された場合に、印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスに基づいて送信元である端末に対して該端末の識別子を要求し、該端末の識別子を取得し、予め保持されている端末の識別子と電子メールアドレスとの関連付けにかかる情報に基づいて該取得した端末の識別子に関連付けられた電子メールアドレスを取得し、該電子メールアドレスに向けて電子メールを送信することにより、該端末に対して、印刷の要否を確認するための警告情報を送信する手段と、上記警告情報に対して返信されてきた上記端末からの上記印刷の要否を含む指示情報に基づき、上記印刷ジョブデータの取扱いを決定する手段と、を有していることを特徴としたものである。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記判断手段は、上記端末が上記印刷装置と同じLAN内の端末であるか否かに基づいて上記端末の遠近を判断することを特徴としたものである。
更に、本願の請求項3に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記判断手段は、上記ジョブデータから取得したIPアドレスと、上記印刷装置のIPアドレスとの比較に基づいて上記端末の遠近を判断することを特徴としたものである。
また、本願の請求項に係る発明は、請求項1に係る発明において、上記端末からの指示情報に基づき、上記印刷ジョブデータの取り扱いとして、印刷,データ破棄,待機のいずれかの動作を実行することを特徴としたものである。
また、更に、本願の請求項5に係る発明は、端末とともにネットワークに接続される印刷装置に、印刷ジョブデータの受信に応じて、該印刷ジョブデータの送信元である端末の遠近を判断する手順と、上記判断の結果に基づき、上記印刷装置から遠方にある端末であると判断された場合に、印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスに基づいて送信元である端末に対して該端末の識別子を要求し、該端末の識別子を取得し、予め保持されている端末の識別子と電子メールアドレスとの関連付けにかかる情報に基づいて該取得した端末の識別子に関連付けられた電子メールアドレスを取得し、該電子メールアドレスに向けて電子メールを送信することにより、該端末に対して、印刷の要否を確認するための警告情報を送信する手順と、上記警告情報に対して返信されてきた上記端末からの上記印刷の要否を含む指示情報に基づき、上記印刷ジョブデータの取り扱いを決定する手順と、を実行させるための印刷制御プログラムが提供される。
本願の請求項1に係る発明によれば、ユーザが印刷ジョブデータの送信先を誤って印刷実行を指示した場合にも、無駄な印刷物の発生を防止するとともに、第三者に対して情報を不用意に公開することを回避することができる。また、この発明によれば、印刷を許可する又は禁止する各端末の登録を行なう必要がなく、上記の効果を容易に実現することができる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、上記印刷装置において、上記端末が上記印刷装置と同じLAN内の端末であるか否かに基づいて上記端末の遠近を判断するので、遠方の端末から誤って印刷ジョブデータが送信されてきた場合にも、無駄な印刷物の発生が防止され、また、その印刷ジョブデータが機密情報を有するものであっても、機密性は確保され得る。
また、本願の請求項3に係る発明によれば、上記印刷装置において、上記判断手段は、上記ジョブデータから取得したIPアドレスと、上記印刷装置のIPアドレスとの比較に基づいて上記端末の遠近を判断するので、遠方の端末から誤って印刷ジョブデータが送信されてきた場合にも、無駄な印刷物の発生が防止され、また、その印刷ジョブデータが機密情報を有するものであっても、機密性は確保され得る。
また、本願の請求項に係る発明によれば、上記印刷装置において、上記端末からの指示情報に基づき、印刷,データ破棄,待機のいずれかの動作が実行されるので、状況に応じた印刷ジョブデータの取り扱いが可能となる。
また、更に、本願の請求項5に係る発明によれば、印刷ジョブデータの送信元である端末が印刷装置から遠方にあると判断した場合に、印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスに基づいて送信元である端末に対して該端末の識別子を要求し、該端末の識別子を取得し、予め保持されている端末の識別子と電子メールアドレスとの関連付けにかかる情報に基づいて該取得した端末の識別子に関連付けられた電子メールアドレスを取得し、該電子メールアドレスに向けて電子メールを送信することにより、印刷の要否を含む警告情報を端末に送信し、返信されてくる指示情報に基づき、印刷ジョブデータの取り扱いを決定するので、ユーザが印刷ジョブデータの送信先を誤って印刷実行を指示した場合にも、無駄な印刷物の発生を防止するとともに、第三者に対して情報を不用意に公開することを回避することができる。また、この発明によれば、印刷を許可する又は禁止する各端末の登録を行なう必要がなく、上記の効果を容易に実現することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、この実施形態では、印刷装置として、多機能複合機(以下、MFP:Multifunction Productsという)を取り上げる。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るMFPを含む複数のローカル・エリア・ネットワーク(以下、LANという)を有するネットワークシステム100を概略的に示す図である。破線で示すブロックは、それぞれ、例えば事業所や部署毎に構成されるLANをあらわし、この図1では、第1のLAN10と、該第1のLAN10と通信ケーブル(例えばEthernet(登録商標)ケーブル)50を介して接続された第2のLAN20と、該第1のLAN10及び第2のLAN20とそれぞれインターネット30を介して接続された第3のLAN40とが示されている。なお、ネットワークシステム100は、実際には、より多くのLANや機器から構成されるものであるが、この図1では、その構成として、第1〜第3のLANのみを取り上げて示す。
第1,第2,第3のLAN10,20,40は、それぞれ、プリンタ,ファクス,コピー、スキャナなどの機能を複数持つMFP1,21,41と、LAN内外における電子メールの送受信を管理するメールサーバ12,22,42と、インターネット30との接続時にセキュリティを確保するためのプロキシサーバ13,23,43と、パーソナルコンピュータ等の複数の端末(図中の「PC」)14A〜14C,24A〜24C,44A〜44Cと、各LANを外部のネットワークに対して接続し、ネットワークシステム100上でのデータ転送の経路を効率的に選択し得るルータ15,25,45と、を有している。各LAN内の構成は、それぞれ、データ送受信可能に、バス16,26,46を介して互いに接続されている。
なお、これらの構成のうち、MFP1,21,41以外の構成(メールサーバ,プロキシサーバ,端末,ルータ等)としては、従来周知のものを用いることができる。
第1のLAN10に対して、第2のLAN20は、例えば同じ建物内にありフロアの異なる事業所や部署等にて構成されるLANであって、両者間では、ルータ15,25及び通信ケーブル50を介して、データの送受信が行なわれる。また、第1のLAN10に対して、第3のLANは、例えば異なる地区又は異なる建物内にある事業者や部署等にて構成される遠方のLANであって、両者間では、プロキシサーバ13,45及びインターネット30を介して、データの送受信が行なわれる。第2のLAN20と第3のLAN40との関係も、第1のLAN10と第3のLAN40との関係に同様である。
上記のように構成されたネットワークシステム100では、異なるLAN間で相互にデータのやり取りが可能であり、異なるLAN10,20,40の間でも、ルータ15,25及び通信ケーブル50を介して、若しくは、プロキシサーバ13,23,43及びインターネット30を介して、端末14A〜14C,24A〜24C,44A〜44Cから所望のMFP1,21,41へ印刷ジョブデータを送信してプリント出力することができる。
図2は、第1のLAN10に接続されるMFP1の基本的な構成を示すブロック図である。なお、第2のLAN20及び第3のLAN40に接続されるMFP21及び40は、第1のLAN10と実質的に同じ構成を有するため、それらの説明については省略する。
MFP1は、所定のプログラムに基づき各種の命令を実行させるなどして、MFP1内の各構成をシーケンス制御するCPU2と、処理対象となるデータに対して例えば色空間変換や二値化処理等の各種データ処理を実行するデータ処理部3と、CPU2によるシーケンス制御の基になるプログラムを格納するROM4と、上記プログラムの実行に必要なワークエリアや外部から送信されてきた印刷ジョブデータを一時的に格納するバッファエリアとして利用されるRAM5と、印刷ジョブデータ等の各種データをスタックするハードディスク(図中の「HD」)6と、印刷ジョブデータ等の各種データの送受信を外部と行なうためのインターフェース部(図中の「I/F」)7と、印刷ジョブデータに基づき用紙に対して印刷を実行する印刷部8と、原稿を読み取り例えばビットマップ形式の画像データを取得する走査部9と、を有している。これらの構成は、データ送受信可能に、バス11によって互いに接続されている。
なお、CPU2によるシーケンス制御の基になるプログラムは、通常、例えばMFP1のROM4又はハードディスクに格納されるが、かかるプログラムは、例えばCD−ROM18又はフロッピー(登録商標)ディスク19(図2参照)等の外部記録媒体に格納され、適時読み出されるものであってもよい。
この実施形態1では、第1のLAN10内のMFP1において、印刷ジョブデータの受信に応じ、そのデータが送信されてきた経路が調査され、その調査結果に基づき、印刷ジョブデータの送信元である端末(以下、送信元端末という)が、MFP1と同じ第1のLAN10内の端末(すなわち近くの端末)であるか、若しくは、第1のLAN10外部の端末(すなわち遠方の端末)であるかが判断される。そして、送信元端末が遠方の端末であると判断された場合には、印刷の要否の確認のための警告メッセージが送信元端末に対して送信される。このようにして、遠方の端末から誤って印刷ジョブデータが送信されてきた場合にも、無駄な印刷物の発生が防止され、また、その印刷ジョブデータが機密情報を有するものであっても、機密性は確保され得る。
図3は、第1のLAN10内のMFP1が印刷ジョブデータを受けた場合に実行する処理についてのフローチャートである。まず、MFP1は、印刷ジョブデータの受信(ステップS11)に応じて、経路調査(S12)を実行する。この経路調査の詳細については、図4に示すサブルーチンを参照して後述する。次に、MFP1は、経路調査の結果に基づき、印刷ジョブデータの送信元端末が近くにあるか否かを判断し(S13)、その結果、送信元端末が近いと判断した場合には、即時に印刷を実行する(S14)。印刷が完了した時点で、処理は終了する。他方、S13の結果、送信元端末が遠方にあると判断した場合、MFP1は、その送信元端末へ警告メッセージ信号を送信する(S15)。そして、警告メッセージ信号に対して送信元端末から返信されてくる「印刷実行」,「データ破棄」又は「待機」の指示を待つ(S16)。
次に、MFP1は、送信元端末から指示を受信したか否かを判断する(S17)。その結果、指示を受信していないと判断した場合には、引き続き、所定時間が経過したか否かを判断し(S25)、所定時間が経過したと判断した場合には、データを破棄する(S26)。印刷ジョブデータを破棄した時点で処理を終了する。他方、S25の結果、所定時間が経過していないと判断した場合には、S16に戻り、引き続き、送信元端末からの指示を待つ。
また、一方、S17の結果、指示を受信したと判断した場合には、引き続き、受信した指示が印刷実行の指示であるか否かを判断する(S18)。その結果、印刷実行の指示であると判断した場合には、即時に印刷を実行する(S19)。印刷が完了した時点で処理を終了する。他方、S18の結果、印刷実行の指示でないと判断した場合には、MFP1は、引き続き、データ破棄の指示であるか否かを判断し(S20)、その結果、データ破棄の指示であると判断した場合には、即時に印刷ジョブデータを破棄する(S21)。
他方、S20の結果、データ破棄の指示でないと判断した場合には、MFP1は、送信元端末からの指示が待機の指示と判断し、待機する(S22)。この間に、MFP1は、所定時間が経過したか否かを判断し(S23)、経過していないと判断した場合には、S22に戻り、引き続き、待機する。また、一方、S23の結果、所定時間が経過したと判断した場合には、即時に印刷を実行する(S24)。印刷が完了した時点で処理を終了する。
この実施形態1において、S15の「警告送信」は、例えば紙切れ,トナー切れ,ジャム発生等のエラーを知らせる信号と同じ形態にある信号を、MFP1から送信元端末へ直接に送信することで実行される。この警告メッセージをあらわす信号としては、送信元端末がそれを受信することにより、送信元端末に対して、MFPが近くにないことを警告することができれば、いかなる形態の信号が用いられてもよい。
また、送信元端末からMFP1への指示は、例えば各端末内にインストールされたプリンタドライバに基づく用紙選択,白黒,カラーの選択,解像度情報等の印刷条件をあらわす信号と同様の形態にある信号を用いて実行される。かかる指示情報をあらわす信号としては、MFP1が、それを受信することにより、指示又は印刷条件の内容について把握することができれば、いかなる形態の信号が用いられてもよい。
更に、図3に示すフローチャートでは、S22の待機後、所定時間が経過すれば、印刷を実行する例が取り上げられているが、これに限定されることなく、例えば、所定時間が経過すれば、印刷ジョブデータを破棄するようにしても、あるいは、待機後、送信元端末からのパスワードの受信若しくはMFP本体におけるパスワードの入力操作に応じて、印刷を実行するようにしてもよい。また、更に、S25で所定時間が経過したと判断した場合には、データを破棄する前に、再度警告メッセージを送信するようにしてもよい。
図4は、経路調査(図3のS12)についてのサブルーチンである。この経路調査において、まず、MFP1は、受信した印刷ジョブデータから送信元のIPアドレスを取得する(S31)。次に、MFP1は、取得した送信元のIPアドレスを用いて、MFP1から送信元端末までの効率的な経路を割り出すコマンドを自動的に実行する(S32)。このコマンドとしては、例えば、MS−DOSに標準的に装備されたDOSコマンド(TRACERTコマンド)を用いることができる。
続いて、MFP1は、経路の割出しが可能であるか否かを判断する(S33)。その結果、経路の割出しが可能でないと判断した場合には、経路が不明であり、印刷ジョブデータは外部からインターネット30経由で送信されてきたものである、すなわち、印刷ジョブデータの送信元端末は遠方にあると判断する(S37)。
また、一方、S33の結果、MFP1は、経路の割出しが可能であると判断した場合、引き続き、その経路がルータ15を介しているか否かを判断する(S34)。その結果、ルータ15を介していると判断した場合には、印刷ジョブデータが第1のLAN10の外部から送信されてきたものである、すなわち、印刷ジョブデータの送信元端末は遠方にあると判断する(S36)。
他方、S34の結果、MFP1は、ルータ15を介していないと判断した場合には、印刷ジョブデータが第1のLAN10内のいずれか(例えば端末14A〜14C)から送信されてきたものである、すなわち、印刷ジョブデータの送信元は近くにあると判断する(S35)。S35,S36及びS37の後、MFP1は、メインルーチンに戻り、図3のステップ13へ進む。
以上のように、この実施形態1では、MFP1が、印刷ジョブデータの送信元端末が遠方にあるか近くにあるかを判断し、送信元端末が遠方にある場合には、端末側に警告メッセージを送信して、印刷の要否を確認する。これにより、ユーザが印刷ジョブデータの送信先を誤って印刷実行を指示した場合にも、無駄な印刷物の発生を防止することができ、また、第三者に対して情報を不用意に公開することも回避することができる。更に、MFP1側で、印刷を許可する若しくは禁止する端末の登録又は更新登録を行なう必要がなく、一層効率的に上記の効果を実現することができる。
なお、上記実施の形態1では、調査された印刷ジョブデータの経路がルータを介しているか否かで印刷ジョブデータの送信元端末の遠近が判断されたが、これに限定されることなく、例えば、MFP1に設定されるIPアドレス及びネットマスク(IPアドレスからサブネットを導出するために用いられるマスク値)と、受信した印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスとを用いて、判断されてもよい。具体的には、MFP1のIPアドレスとネットマスクをANDして導出したサブネットアドレスと、受信した印刷ジョブデータから取得したIPアドレスとネットマスクをANDして導出したサブネットアドレスとを比較し、一定以上の相違があれば、送信元端末が遠方にあると判断する。例えば、MFP1のIPアドレスより導出したサブネットアドレスが「A.B.C.D」である場合、「A.B.C」の部分で、受信した印刷ジョブデータから取得したIPアドレスより導出したサブネットアドレスと相違があれば、送信元端末が遠方にあると判断する。あるいは、近くのグループとして、上記の「A.B.C」の部分を幾つかMFP1に予め登録しておき、これらと、受信した印刷ジョブデータから取得したIPアドレスより導出したサブネットアドレスとを比較し、相違があれば、送信元端末が遠方にあると判断する。
また、印刷ジョブデータの送信元端末の遠近を判断する別の方法としては、印刷ジョブデータがファイアウォールやプロキシサーバ経由で送信されてきた場合に、各構成にてそれを通過した情報を付加し、これに基づき、送信元端末の遠近が判断されてもよい。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について説明する。以下、上記実施形態1における場合と同じものについては、同一の符号を付し、それ以上の説明を省略する。
前述した実施形態1では、遠方にあると判断された送信元端末に対する警告方法として、MFP1から送信元端末へ直接に警告メッセージを送信する方法が採用されたが、これに限定されることはなく、メールサーバを介して警告用の電子メールを送信するようにしてもよい(実施形態2)。図5に、第1のLAN10に接続されたMFP1及びメールサーバ12と、遠方にある印刷ジョブデータの送信元端末(例えば第2のLAN20に接続された端末24A)との間で行なわれるデータの送受信の一例を示す。
この実施形態2では、かかるデータの送受信に先立ち、ネットワークシステム100上の全ての端末についての例えばMAC(Media Access Control)アドレス等の識別子と、端末のユーザが使用するメールアドレスとを関連付けて、メールサーバ12に予め登録しておく必要がある。この警告方法においては、印刷ジョブデータの送信元端末が遠方の端末であると判断すると、まず、印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスに基づき、MFP1から送信元端末24Aに対して、MACアドレス等の識別子が要求される(矢印a)。この要求に応じて、送信元端末24AからMFP1へ、送信元端末24Aの識別子が提供される(矢印b)。
続いて、MFP1からメールサーバ12に対して、送信元端末24Aの識別子が送信されるとともに、それに関連付けられた送信元端末24Aのメールアドレスが要求される(矢印c)。この要求に応じて、メールサーバ12からMFP1に対して、送信元端末24Aのメールアドレスが提供される(矢印d)。そして、このメールアドレス宛に、MFP1から警告用の電子メールが送信される。この電子メールは、MFP1から送信元端末24Aへ、メールサーバ12を介して送られる(矢印e及びf)。
このように、MFP1から送信元端末24Aへ警告用の電子メールを送信する場合には、上記実施形態1における場合に可能であった「印刷」,「データ破棄」,「待機」のいずれかの指示要求の他に、例えば、指示を待つ時間の通知,待機動作に関する待機時間(例えば1時間,1日又は1週間のいずれか)の設定要求、待機後の印刷を実行する際のパスワードの通知等、追加情報の付記が可能であり、一層融通性の高いMFP1側での対応を実現することができる。
また、この実施形態2では、データの送受信に先立ち、ネットワークシステム100上の全ての端末についての識別子と、端末のユーザが使用するメールアドレスとを関連付けて、メールサーバ12に予め登録しておく必要があるものの、メールアドレス及び端末が変更しない限り登録は一回のみで済み、出張時等の一時的な端末の移動についてもその都度登録作業を要していた従来技術と比較して管理が楽である。
なお、本発明は、例示された実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計上の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係るMFPを含む複数のLANを有するネットワークシステムを概略的に示す図である。 上記MFPの基本的な構成を示す図である。 上記MFPが印刷ジョブデータを受けた場合に実行する処理についてのフローチャートである。 図3のS12の「経路調査」についてのサブルーチンである。 遠方にある送信元端末に対して警告メールを送信する場合における、MFP,メールサーバ,送信元端末の間のやり取りをあらわす説明図である。
符号の説明
1…多機能複合機(MFP)
2…CPU
3…データ処理部
4…ROM
5…RAM
6…ハードディスク(HD)
7…インターフェース部(I/F)
8…印刷部
10,20,40…LAN
12,22,42…メールサーバ
13,23,43…プロキシサーバ
14A,14B,14C,24A,24B,24C,44A,44B,44C…端末
15,25,45…ルータ
30…インターネット
50…通信ケーブル

Claims (5)

  1. 端末とともにネットワークに接続される印刷装置において、
    印刷ジョブデータの受信に応じて、上記印刷装置に対する該印刷ジョブデータの送信元である端末の遠近を判断する手段と、
    上記判断手段による判断の結果に基づき、上記印刷装置から遠方にある端末であると判断された場合に、前記印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスに基づいて前記送信元である端末に対して該端末の識別子を要求し、該端末の識別子を取得し、予め保持されている端末の識別子と電子メールアドレスとの関連付けにかかる情報に基づいて該取得した端末の識別子に関連付けられた電子メールアドレスを取得し、該電子メールアドレスに向けて電子メールを送信することにより、該端末に対して、印刷の要否を確認するための警告情報を送信する手段と、
    上記警告情報に対して返信されてきた上記端末からの上記印刷の要否を含む指示情報に基づき、上記印刷ジョブデータの取扱いを決定する手段と、
    を有していることを特徴とする印刷装置。
  2. 上記判断手段は、上記端末が上記印刷装置と同じLAN内の端末であるか否かに基づいて上記端末の遠近を判断することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 上記判断手段は、上記ジョブデータから取得したIPアドレスと、上記印刷装置のIPアドレスとの比較に基づいて上記端末の遠近を判断することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  4. 上記端末からの指示情報に基づき、上記印刷ジョブデータの取り扱いとして、印刷,データ破棄,待機のいずれかの動作を実行することを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  5. 端末とともにネットワークに接続される印刷装置に、
    印刷ジョブデータの受信に応じて、該印刷ジョブデータの送信元である端末の遠近を判断する手順と、
    上記判断の結果に基づき、上記印刷装置から遠方にある端末であると判断された場合に、前記印刷ジョブデータから取得されるIPアドレスに基づいて前記送信元である端末に対して該端末の識別子を要求し、該端末の識別子を取得し、予め保持されている端末の識別子と電子メールアドレスとの関連付けにかかる情報に基づいて該取得した端末の識別子に関連付けられた電子メールアドレスを取得し、該電子メールアドレスに向けて電子メールを送信することにより、該端末に対して、印刷の要否を確認するための警告情報を送信する手順と、
    上記警告情報に対して返信されてきた上記端末からの上記印刷の要否を含む指示情報に基づき、上記印刷ジョブデータの取り扱いを決定する手順と、を実行させるための印刷制御プログラム。
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