JP4411554B2 - トナーカートリッジ、現像装置および画像形成装置 - Google Patents

トナーカートリッジ、現像装置および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、レーザプリンタなどの画像形成装置、ならびに、この画像形成装置に着脱可能に装着される現像装置およびトナーカートリッジに関する。
レーザプリンタなどの画像形成装置において、現像装置に着脱可能に装着されるトナーカートリッジが知られている。
たとえば、このようなトナーカートリッジとして、特許文献1に記載の現像剤補給装置は、画像形成装置における現像ユニットに対して着脱自在に装着される。この現像剤補給装置の底部には、トナー補給口が開口されており、現像剤補給装置に収容されたトナーは、トナー補給口から落下して現像ユニットに供給される。
また、この現像剤補給装置において、トナー補給口の上部には第1のシャッタ手段が設けられ、トナー補給口の下部、つまり現像剤補給装置の外側には第2のシャッタ手段が設けられている。
第1のシャッタ手段は、回動可能なロータリーシャッタを含んでいる。このロータリーシャッタは、現像剤補給装置が画像形成装置に装着された状態において、画像形成装置本体のトップカバーが開放状態にあるときにはトナー補給口を上から閉塞する一方で、トップカバーが閉鎖状態まで変化するのに応じて回動し、トナー補給口を上から開放する。
第2のシャッタ手段は、スライド自在なスライドシャッタを含んでいる。このスライドシャッタは、現像剤補給装置が画像形成装置から離脱された状態ではトナー補給口を下から閉塞する一方で、現像剤補給装置が画像形成装置に装着されるのに応じてスライドし、トナー補給口を下から開放する。
特開平1−219865号公報
特許文献1の現像剤補給装置では、トナー補給口に対してシャッタを2重で設けることで、トナー補給口からのトナー漏れを防いでいるが、現像剤補給装置において外側に配置されるスライドシャッタの開閉時には、開閉による振動の影響で、トナー補給口からトナーが漏れるおそれがある。
本発明の目的は、現像剤の漏れを確実に防止することができるトナーカートリッジ、および、このトナーカートリッジが着脱可能に装着される現像装置、ならびに、これらのトナーカートリッジおよび現像装置が着脱可能に装着される画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、トナーカートリッジであって、現像剤を収容し、内側と外側とを連通させるための開口が形成されたカートリッジ筐体と、前記カートリッジ筐体の外側に配置され、前記開口を開閉するためのカバーと、前記開口を水平方向に向けたときに、前記カバーを、前記開口を閉鎖する閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも下方にあり、前記開口を開放する開放位置との間で移動可能に支持する支持部とを備え、前記支持部は、前記開放位置から前記閉鎖位置への移動方向における前記カバーの下流側端部が、前記移動方向における前記カバーの上流側端部を支点として、前記カートリッジ筐体から離間する位置と、前記カートリッジ筐体に密着する位置との間で揺動可能となるように、前記カバーの前記上流側端部を、前記カートリッジ筐体に密着させた状態で支持することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記カバーが前記閉鎖位置に移動したとき、前記開放位置にある前記カバーにおいて前記開口から最も近い端部は、前記カートリッジ筐体に密着することを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記カートリッジ筐体には、前記カバーと係合し、前記カバーの移動を案内するための案内溝が形成され、前記案内溝は、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ向うのに従って深くなっていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記カバーと前記カートリッジ筐体との間には、シール部材が設けられていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項またはに記載の発明において、前記カバーを前記閉鎖位置へ向けて付勢する第1付勢部材と、前記カバーを前記カートリッジ筐体へ向けて付勢する第2付勢部材とを備えていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、現像装置であって、請求項1ないしのいずれか記載のトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジが着脱可能に装着される現像筐体と、前記現像筐体に支持され、静電潜像が形成される感光体に現像剤を供給する現像剤担持体とを備え、前記トナーカートリッジは、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着に応じて、前記カバーを前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動させる突設部を備えていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記現像筐体には、操作部材が設けられており、前記突設部は、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着に応じて、前記操作部材に押圧されることによって、前記カバーを、前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動させることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、画像形成装置であって、請求項に記載の現像装置を備えていることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、カバーの開放位置から閉鎖位置までの移動中において、開放位置にあるカバーにおいて開口から最も遠い端部(以下では、「遠端部」という。)は、カートリッジ筐体に密着しながら上昇する。このとき、開放位置にあるカバーにおいて開口から最も近い端部(以下では、「近端部」という。)は、カートリッジ筐体から離間したままの状態で上昇する。
そのため、カートリッジ筐体内の現像剤が開口からカートリッジ筐体の外側表面を伝って下側へこぼれても、この現像剤は、カバーの近端部から、カバーとカートリッジ筐体との間に入り、カバーの遠端部で溜められる。そして、カバーが閉鎖位置まで上昇するときに、遠端部がカートリッジ筐体に密着しながら上昇し、最後にカバーが外側から開口を覆うこととなるので、シャッタの閉鎖中に開口からこぼれた現像剤を掬い上げながら遠端部で溜めるとともに、開口近辺に付着した現像剤を外側から覆うこととなり、それ以上の現像剤の漏れを確実に防止することができる。
求項に記載の発明によれば、カバーが閉鎖位置に移動したとき、カバーの近端部は、カートリッジ筐体に密着する。
そのため、カバーが閉鎖位置に移動したとき、カバーの近端部および遠端部が、ともに、カートリッジ筐体に密着するので、開口がカバーによって密閉される。
その結果、現像剤の漏れを一層確実に防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、カートリッジ筐体には、カバーと係合し、カバーの移動を案内するための案内溝が形成されているので、カバーは、案内溝に案内されることよって、閉鎖位置と開放位置との間を円滑かつ確実に移動することができる。
また、案内溝は、カバーが開放位置から閉鎖位置へ向うのに従って深くなっている。そのため、カバーの近端部を、カバーが開放位置にあるときには、カートリッジ筐体から確実に離間させ、カバーが開放位置から閉鎖位置へ向うのに従って、カートリッジ筐体に接近させ、カバーが閉鎖位置にあるときには、カートリッジ筐体に確実に密着させることができる。
請求項に記載の発明によれば、カバーとカートリッジ筐体との間には、シール部材が設けられているので、カバーの遠端部をカートリッジ筐体に確実に密着させ、カバーが閉鎖位置にあるときには、カバーの近端部をカートリッジ筐体に確実に密着させて開口をカバーで密閉することができる。
請求項に記載の発明によれば、トナーカートリッジには、カバーを閉鎖位置へ向けて付勢する第1付勢部材が備えられているので、常態において、開口はカバーによって閉鎖される。
また、トナーカートリッジには、カバーをカートリッジ筐体へ向けて付勢する第2付勢部材が備えられている。そのため、カバーの近端部を、カバーが閉鎖位置にあるときに、カートリッジ筐体に確実に密着させることができる。
その結果、現像剤の漏れを確実に防止することができる
請求項に記載の発明によれば、トナーカートリッジは、現像装置の現像筐体に着脱可能に装着されるので、トナーカートリッジを交換することで、現像装置に新たに現像剤を補給することができる。
そして、トナーカートリッジは、トナーカートリッジの現像筐体に対する装着に応じて、カバーを閉鎖位置から開放位置まで移動させる突設部を備えている。そのため、トナーカートリッジを現像筐体に装着するだけで、カバーを開放位置まで移動させて開口を開放することができるので、操作性の向上を図ることができる。
請求項およびに記載の発明によれば、突設部は、現像筐体に設けられる操作部材に押圧されるといった簡易な構成によって、トナーカートリッジの現像筐体に対する装着に応じて、カバーを閉鎖位置から開放位置まで確実に移動させることができる。
1.レーザプリンタの全体構成
図1は、本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。図2は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧解除位置にある状態)およびトナーカートリッジ単体の側断面図である。図3は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧位置にある状態)の側断面図である。
このレーザプリンタ1は、図1に示すように、本体ケーシング2内に用紙3を給紙するための給紙部4と、給紙された用紙3に画像を形成するための画像形成部5と、画像が形成された用紙3を排紙する排紙部6と、を備えている。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング2は、ボックス形状に形成されており、その一方側の側壁には、開放口が形成され、その開放口を開閉するフロントカバー7が設けられている。そのフロントカバー7を開くことにより、プロセスカートリッジ17(後述する)を、本体ケーシング2に着脱させることができる。
なお、以下の説明では、フロントカバー7が設けられる側を前側(正面側)とし、その反対側を後側(背面側)とする。また、図1における紙厚方向手前側を左側とし、図1における紙厚方向奥側を右側とする。また、左右方向と幅方向とは同義である。また、後述するプロセスカートリッジ17およびトナーカートリッジ31の説明においては、後述するフレーム側通過口34およびカートリッジ側通過口47が水平方向に向いている状態を基準とする。
(2)給紙部
給紙部4は、給紙トレイ9と、給紙ローラ10と、給紙パッド11と、紙粉取りローラ12および13と、レジストローラ14と、用紙押圧板15とを備えている。そして、用紙押圧板15の最上位にある用紙3は、給紙ローラ10と給紙パッド11とで1枚毎に送り出されて各種ローラ12〜14を通った後、画像形成部5の転写位置(後述する)に搬送される。
(3)画像形成部
画像形成部5は、スキャナユニット16、現像装置の一例としてのプロセスカートリッジ17、および、定着部18を備えている。
(3−1)スキャナユニット
スキャナユニット16は、本体ケーシング2内の上部に設けられ、レーザ発光部(図示せず)、回転駆動されるポリゴンミラー19、複数のレンズ20および複数の反射鏡21を備えている。レーザ発光部から発光される画像データに基づくレーザビームは、鎖線で示すように、ポリゴンミラー19で反射され、複数のレンズ20および複数の反射鏡21を通過または反射して、プロセスカートリッジ17の感光ドラム25(後述する)の表面へ走査される。
(3−2)プロセスカートリッジ
プロセスカートリッジ17は、本体ケーシング2内においてスキャナユニット16の下方に配置され、本体ケーシング2に対して着脱可能に装着される。
プロセスカートリッジ17は、図2および図3に示すように、用紙3の通過を許容する転写パス29が形成された、現像筐体の一例としてのプロセスフレーム22と、プロセスフレーム22のカートリッジ収容部33に着脱可能に装着されるトナーカートリッジ31とを備えている。
プロセスフレーム22において、その前後方向における略中央位置には、上下方向に延びる仕切壁57が設けられており、仕切壁57の後側部分は現像部32とされ、仕切壁57の前側部分は、上述したカートリッジ収容部33とされている。仕切壁57には、フレーム側通過口34が形成されている。
現像部32内には、感光体の一例としての感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26、転写ローラ28、オーガ35、供給ローラ36、現像剤担持体の一例としての現像ローラ37、および、層厚規制ブレード38が備えられている。
感光ドラム25は、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。スコロトロン型帯電器26は、感光ドラム25の上方において、感光ドラム25と間隔を隔てて、プロセスフレーム22に支持されている。転写ローラ28は、感光ドラム25の下側から感光ドラム25と対向配置され、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。現像ローラ37は、幅方向に長手であり、感光ドラム25の前側に対向配置されている。供給ローラ36は、現像ローラ37の前側に対向配置されている。現像ローラ37および供給ローラ36は、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。層厚規制ブレード38は、薄板形状に形成される板ばね部材45と、その板ばね部材45の下端部に設けられる圧接ゴム46とを備えている。板ばね部材45の上端部は、プロセスフレーム22に固定され、圧接ゴム46は、板ばね部材45の弾性力により現像ローラ37の表面を押圧している。オーガ35は、フレーム側通過口34の後側において、フレーム側通過口34と対向配置されている。オーガ35は、オーガ軸39と、オーガ軸39の周りに設けられるスクリュー40とを備えている。オーガ軸39は、その軸中心が幅方向に沿って延びるように、配置され、供給ローラ36の上方において、プロセスフレーム22に回転自在に支持されている。
トナーカートリッジ31は、プロセスフレーム22に対して、カートリッジ収容部33において、着脱自在に装着されている。なお、トナーカートリッジ31のプロセスフレーム22に対する着脱方向は、略水平方向(図2の太線矢印参照)である。トナーカートリッジ31は、略円筒形状に形成されている。トナーカートリッジ31には、内側と外側とを連通させるためのカートリッジ側通過口47(後述する)が形成されている。
トナーカートリッジ31内には、アジテータ93(後述する)が設けられている。また、トナーカートリッジ31内には、現像剤の一例としての、非磁性一成分の正帯電性トナーが収容されている。
図3を参照して、トナーカートリッジ31内のトナーは、アジテータ93の回転により攪拌され、カートリッジ側通過口47からフレーム側通過口34に受け入れられて、現像部32内へ放出される。放出されたトナーは、オーガ35の回転により幅方向中央から幅方向両側へ搬送されながら、供給ローラ36に供給される。また、トナーの一部は、フレーム側通過口34およびカートリッジ側通過口47を介して、トナーカートリッジ31内へ戻される。これによって、トナーカートリッジ31とプロセスフレーム22の現像部32との間でのトナーの循環が確保される。
供給ローラ36に供給されたトナーは、その供給ローラ36の回転により、現像ローラ37に供給される。このとき、このトナーは、供給ローラ36と現像ローラ37との間で正極性に摩擦帯電される。続いて、現像ローラ37に供給されたトナーは、現像ローラ37の回転に伴なって、圧接ゴム46と現像ローラ37との間に進入し、それらの間で層厚が規制されながら、現像ローラ37の表面に薄層として担持される。
そして、感光ドラム25の表面は、その感光ドラム25の回転に伴なって、まず、スコロトロン型帯電器26により一様に正帯電された後、スキャナユニット16からのレーザビームにより露光され、画像データに基づく静電潜像が形成される。次いで、現像ローラ37の回転により、現像ローラ37の表面に担持されているトナーが、感光ドラム25に対向して接触するときに、感光ドラム25の表面に形成されている静電潜像に供給される。これによって、静電潜像は現像(可視像化)されて、感光ドラム25の表面にトナー像が担持される。このトナー像は、転写パス29において感光ドラム25と転写ローラ28との間(転写位置)に搬送された用紙3上に転写される。
(3−3)定着部
定着部18は、図1に示すように、プロセスカートリッジ17の後側に設けられている。定着部18は、加熱ローラ48と、加熱ローラ48に対して下側から圧接される加圧ローラ49と、それらの後側に配置される1対の搬送ローラ50とを備えている。
定着部18では、転写位置において用紙3に転写されたトナーを、用紙3が加熱ローラ48と加圧ローラ49との間を通過する間に熱定着させ、その後、その用紙3を1対の搬送ローラ50によって、排紙部6に搬送する。
(4)排紙部
排紙部6は、排紙パス51、排紙ローラ52および排紙トレイ53を備えている。そして、定着部18から排紙パス51に搬送された用紙3は、その排紙パス51から排紙ローラ52に搬送され、その排紙ローラ52によって排紙トレイ53上に排紙される。
2.プロセスカートリッジの詳細
図4は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧解除位置にある状態)およびトナーカートリッジ単体の側面図である。図5は、図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧位置にある状態)の側面図である。図6は、プロセスカートリッジを斜め右前側から見た一部切欠斜視図である。図7は、プロセスカートリッジを斜め右前側から見た分解斜視図である。図8は、プロセスカートリッジ(トナーカートリッジ離脱状態)の、シャッタを省略した斜視図である。図9は、トナーカートリッジの内側筐体を斜め左後側から見た斜視図である。図10は、トナーカートリッジ(内側筐体が開放位置にあり、カバーが退避位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図11は、トナーカートリッジ(内側筐体が閉鎖位置にあり、カバーが開放位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。図12は、トナーカートリッジ(内側筐体が閉鎖位置にあり、カバーが閉鎖位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。
(1)プロセスフレーム
プロセスフレーム22は、図7に示すように、上記した現像部32およびカートリッジ収容部33を一体的に備えている。
(1−1)現像部
現像部32は、図2、図3および図7に示すように、上壁54、底壁55、両側壁56および仕切壁57を一体的に備えている。両側壁56は、幅方向において互いに間隔を隔てて対向配置されている。各側壁56は、前後方向に沿って配置されている。
現像ローラ37は、両側壁56の前側部に回転自在に支持されることにより、プロセスフレーム22に支持されている。
また、供給ローラ36は、現像ローラ37の前側において、両側壁56の前側部に回転自在に支持されることにより、プロセスフレーム22に支持されている。
また、オーガ35は、供給ローラ36の上側において、オーガ軸39が両側壁56の前側部に回転自在に支持されることにより、プロセスフレーム22に支持されている。
また、仕切壁57には、図2および図3に示すように、上下方向途中おいて、トナーカートリッジ31の外周面に沿う湾曲部分が形成されている。
仕切壁57の湾曲部分には、図8に示すように、上記したフレーム側通過口34が形成されている。
フレーム側通過口34は、具体的には、幅方向に間隔を隔てて3つ形成されている。各フレーム側通過口34は、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。フレーム側通過口34のうち、仕切壁57の幅方向中央に形成されるフレーム側通過口34が、フレーム側供給口60とされ、そのフレーム側供給口60の幅方向両側のフレーム側通過口34が、フレーム側戻り口61とされている。
フレーム側戻り口61の幅方向外側端部は、供給ローラ36のローラ部分の幅方向外側端部よりも幅方向内側(幅方向中央側)に配置されている。
また、仕切壁57の湾曲部分には、フレーム側通過口34の周縁部において、フレーム側通過口34からのトナーの漏れを防止するためのフレーム側シール62が設けられている。
フレーム側シール62は、フェルトなどの弾性材料から、幅方向に延びる帯状に形成されており、各フレーム側通過口34に対応して切欠部分が形成されている。フレーム側シール62は、仕切壁57の上下方向途中において、各切欠部分が各フレーム側通過口34に対向するように、幅方向に沿って貼着されている。
これによって、フレーム側シール62は、各フレーム側通過口34の周縁部を被覆し、かつ、各フレーム側通過口34の間に連続するように、仕切壁57の湾曲部分の表面(前面)に設けられる。なお、フレーム側シール62は、説明の便宜上、図8以外の図においては、表れていない。
(1−2)カートリッジ収容部
カートリッジ収容部33は、図7に示すように、両側板63および底板64を備えている。カートリッジ収容部33の両側板63および底板64は、現像部32の両側壁56および底壁55と、連続して一体的に形成されている。
両側板63の幅方向内側面には、シャッタ支持部65が設けられている。シャッタ支持部65は、両側板63の幅方向内側面から内側に膨出する略矩形状をなし、両側板63の後端部において、上下方向に延びるように設けられている。
各シャッタ支持部65の幅方向内側面には、シャッタガイド部144が設けられている。各シャッタガイド部144は、シャッタ支持部65の幅方向内側面から内側に膨出する凸条をなし、仕切壁57の湾曲部分と前後方向にわずかな間隔を隔てて対向配置されている。各シャッタガイド部144は、仕切壁57の湾曲部分とほぼ同じ曲率の湾曲形状に形成されている。
また、各シャッタ支持部65の上端面は、各側板63の上端縁よりやや下方に配置されている。各シャッタ支持部65の上端面は、上側固定部66とされている。
また、底板64には、前端縁の幅方向中央において、前側にわずかに突出する下側固定部67が形成されている。
また、カートリッジ収容部33には、フレーム側通過口34を開閉するシャッタ68が設けられている。
シャッタ68は、幅方向に延びる略矩形板状をなし、仕切壁57の湾曲部分とほぼ同じ曲率の湾曲形状に形成されている。シャッタ68は、幅方向において各シャッタガイド部144の間に延び、上下方向において各シャッタガイド部144よりやや短く延びるように、形成されている。また、シャッタ68には、各フレーム側通過口34に対応して、それらに対向できる3つのシャッタ開口部69が形成されている。
シャッタ68は、仕切壁57の湾曲部分に対向配置され、その幅方向両端部が、仕切壁57と各シャッタガイド部144との間でスライド自在に挟持されている。
これによって、シャッタ68は、各シャッタガイド部144に沿って、フレーム側通過口34を開放する開放位置(図3参照)と、フレーム側通過口34を閉鎖する閉鎖位置(図2および図7参照)との間を上下方向に揺動自在に、支持される。シャッタ68が開放位置にあるとき、各フレーム側通過口34は、対応するシャッタ開口部69と対向し、外側(前側)に開放される。シャッタ68が閉鎖位置にあるとき、各フレーム側通過口34は、シャッタ68においてシャッタ開口部69よりも下側の部分によって、前側から閉鎖される。
また、カートリッジ収容部33には、操作部材の一例としての揺動アーム70が設けられている。揺動アーム70は、平面視略U字状に形成されている。揺動アーム70は、幅方向に延びる把持杆71と、その把持杆71の幅方向両端部から後側に延びるアーム側板72とを一体的に備えている。
各アーム側板72の後端部には、幅方向外方に突出するボス73が設けられている。各ボス73は、各側板63に形成されている丸穴74に回動自在に支持されている。
また、各アーム側板72の後端部の上側縁には、下側へ窪むように切り欠かれる受入凹部75が形成されている。
また、各アーム側板72の幅方向内側面において、受入凹部75より前側の位置には、各アーム側板72の上側縁から下側へ窪むように切り欠かれる押圧凹部142が形成されている。
把持杆71の幅方向中央部には、上側へ窪む把持部76が形成されている。また、把持杆71の幅方向両端部には、押圧突部77が設けられている。
揺動アーム70は、各アーム側板72のボス73を支点として、各アーム側板72の下端縁が底板64の前端縁と接触する押圧解除位置(図2、図4、図7および図8参照)と、トナーカートリッジ31がカートリッジ収容部33に収容されたときに、トナーカートリッジ31を前側から押圧する押圧位置(図3、図5および図6参照)との間を揺動する。
(2)トナーカートリッジ
トナーカートリッジ31は、図9ないし図12に示すように、トナーを収容する略円筒形状であり、シャッタの一例としての内側筐体81と、内側筐体81を収容する略円筒形状の外側筐体82と、外側筐体82の外側に配置されるカバーユニット100とを備えている。内側筐体81および外側筐体82は、カートリッジ筐体の一例として機能する。
(2−1)内側筐体
内側筐体81は、図9に示すように、幅方向に延びる円筒形状の内側周壁83と、内側周壁83の幅方向両端部を閉鎖する円板形状の内側側壁84とを一体的に備えている。
各内側側壁84には、中心部において、幅方向外側に膨出する厚板円板形状のボス部85が設けられている。左側のボス部85には、その円中心位置において貫通穴120が形成されている。
また、各内側側壁84には、その上側部分であって、ボス部85より径方向外側において、スライド突起86が設けられている。スライド突起86は、内側側壁84の外周面に沿う側面視円弧形状(中心角約60°の円弧形状)に形成されており、内側側壁84から幅方向外側へ突出するように設けられている。
また、各内側側壁84において、ボス部85に対するスライド突起86の反対側(詳しくは、ボス部85の下方)には、カートリッジ突起121が設けられている。カートリッジ突起121は、側面視矩形状に形成されており、内側側壁84から幅方向外側へ突出するように設けられている。
また、各内側側壁84には、その後側部分において、周端面から径方向に突出する1対の挟持突起87が設けられている。1対の挟持突起87は、各内側側壁84の周端面において、互いに周方向に間隔(シャッタ68の周方向長さに相当する間隔)を隔てて、配置されている。
内側周壁83には、幅方向両側に配置される1対の挟持突起87(4つの挟持突起87)に囲まれる囲繞部分88において、カートリッジ側通過口47をなす内側開口の一例としての内側通過口89が形成されている。
内側通過口89は、囲繞部分88の上側部分に形成されている。内側通過口89は、具体的には、幅方向に間隔を隔てて3つ形成されている。各内側通過口89は、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。内側通過口89のうち、幅方向中央に形成される内側通過口89が、内側供給口90とされ、その内側供給口90の幅方向両側の内側通過口89が、内側戻り口91とされている。
図2および図3に示すように、内側筐体81内には、上述したアジテータ93が設けられている。アジテータ93は、幅方向に延びるアジテータ軸94と、そのアジテータ軸94から径方向外側に延びる攪拌羽根95とを備えている。アジテータ軸94は、両内側側壁84に回転自在に支持されている。詳しくは、アジテータ軸94の左端部には、図9に示す受動ギヤ122が取り付けられている。受動ギヤ122は、円柱形状に形成されており、上述したボス部85の貫通穴120から外部に露出されている。また、受動ギヤ122の左側面には、左側面視において略8の字形状であり、右側へ窪む凹部(係合凹部123という。)が形成されている。画像形成時では、受動ギヤ122が、係合凹部123において、本体ケーシング2のモータ(図示せず)の駆動ギヤ(図示せず)に連結される。そのため、モータ(図示せず)からの駆動力がアジテータ軸94に伝達され、アジテータ93(具体的には、攪拌羽根95)が、アジテータ軸94を中心に回転する。これによって、トナーカートリッジ31内のトナーが攪拌される。
(2−2)外側筐体
外側筐体82は、内側筐体81を回動自在に収容すべく、内側筐体81より幅方向および径方向においてやや大きく形成されている。外側筐体82は、図10に示すように、幅方向に延びる略円筒形状であり、外側周壁101と、外側周壁101の幅方向両端部における略上半分部分を閉鎖する略半円の板形状の外側側壁102とを一体的に備えている。
各外側側壁102において、その円中心位置には、ボス部85を受け入れる円形のボス穴103が形成されている。また、各外側側壁102には、その上側部分において、スライド突起86が挿通されるスライド穴104が形成されている。スライド穴104は、幅方向においてスライド突起86と対向するように配置されている。スライド穴104は、スライド突起86よりも周長が長い側面視円弧形状に形成されている。
また、各外側側壁102の後側部分は、外側側壁102の周縁に沿って、幅方向内側へ一段凹むように形成されている。なお、この凹んだ部分を、凹み部124という。各外側側壁102において、凹み部124の上端部には、後側に突出する上側被固定部105が形成されている。上側被固定部105の後端部には、幅方向外側に突出する位置決めボス106が設けられている。
また、各外側側壁102の凹み部124において、上側被固定部105の下方には、案内溝の一例としての案内レール125が形成されている。案内レール125は、各外側側壁102の、凹み部124における外側周縁を切欠くように、形成されている。また、案内レール125の深さ(切欠き深さ)は、下側から上側(上側被固定部105側)へ向かうのに従って深くなるように形成されている。
また、各外側側壁102の周端面の前側(外側周壁101の前側面の幅方向両端部)には、図7に示すように、前側に膨出する被押圧部107が設けられている。被押圧部107は、正面視略矩形状をなし、各外側側壁102の前側から下側にわたって側面視略円弧形状に形成されている。
外側周壁101には、図10に示すように、幅方向両端部において、1対の挟持突起87(4つの挟持突起87)がそれぞれ挿通される4つの長孔108が形成されている。各長孔108は、径方向において各挟持突起87と対向するように配置されている。各長孔108は、背面視おいて上下方向に延びる略矩形状をなし、上述したシャッタ68の開放位置と閉鎖位置との間の揺動範囲に相当する長さで、形成されている。ここで、上述した案内レール125は、周方向に並ぶ長孔108の間に位置している。
また、外側周壁101には、4つの長孔108の間(上側の2つの長孔108と下側の2つの長孔108との間)において、カートリッジ側通過口47をなす開口の一例としての外側通過口109が形成されている。
外側通過口109は、幅方向に間隔を隔てて3つ形成されている。各外側通過口109は、幅方向に細長い略矩形状に形成されている。外側通過口109のうち、幅方向中央に形成される外側通過口109が、外側供給口110とされ、その外側供給口110の幅方向両側の外側通過口109が、外側戻り口111とされている。
ここで、上述した案内レール125は、外側筐体82において、外側通過口109の幅方向両端部、つまり、左側の外側戻り口111の左側、および右側の外側戻り口111の右側に、それぞれ形成されている。
トナーカートリッジ31がプロセスフレーム22に装着された状態において、外側供給口110がフレーム側供給口60と対向し、2つの外側戻り口111が2つのフレーム側戻り口61と対向する(図8および図10参照)。
また、外側周壁101の前側には、図7に示すように、幅方向中央において、掴み部113が設けられている。
掴み部113は、外側周壁101から前側へ突出する略矩形状の上把持板114と、上把持板114から下側に延びる側面視略J字形状の係止アーム115とを備えている。係止アーム115の上端部は、上把持板114に設けられる支持軸116に揺動自在に支持されている。係止アーム115の下端部には、下側固定部67に係止する係止爪117が設けられている。係止アーム115の上端部近傍には、前側へ突出する略矩形状の下把持板118が設けられている。下把持板118は、上把持板114と間隔を隔てて平行して延びるように、配置されている。
上把持板114と下把持板118との間には、それらを離間する方向に付勢する圧縮ばね(図示せず)が介在されている。
(2−3)カバーユニット
図12に示すように、カバーユニット100は、カバー126と、支持レバー127とを備えている。なお、カバーユニット100の説明において、図12におけるカバーユニット100の姿勢を基準とする。
カバー126は、幅方向に延びる略矩形板状をなし、外側周壁101とほぼ同じ曲率の円弧状に形成されている。カバー126の上端縁の幅方向両端部、詳しくは、幅方向において長孔108に一致する部分は、下方へ向けて矩形状に切欠かかれている(この部分を切欠き部分132という。)。
カバー126において、その円弧中心側(前側)の表面には、シール部材の一例としてのカバーシール131が設けられている。カバーシール131は、カバー126と相似形状であり、スポンジなどのシートで形成されている。カバーシール131は、カバー126の円弧中心側の表面を被覆している。なお、以下では、カバーシール131を、カバー126の一部とする。
また、カバー126の幅方向両端部において、上端部には、係合部128が一体的に設けられ、上下方向略中央には、カバー突起129が一体的に設けられ、下端部には、連結部130が一体的に設けられている。
各係合部128は、カバー126の幅方向両端部から、カバー126の円弧中心側(前側)へ向かって凸設されている。また、各係合部128は、側面視において、その突出方向へ円弧状に膨出するように形成されている。
各カバー突起129は、側面視矩形状に形成されており、カバー126の幅方向両端部から幅方向外側へ向かって凸設されている。
各連結部130は、カバー126の幅方向両端部から、カバー126の円弧中心から離れる方向(後側)へ向かって凸設されている。また、各連結部130は、側面視において、その突出方向へ円弧状に膨出するように形成されており、その幅方向外側面には、図示されていないが、幅方向内側へ窪む連結穴が設けられている。
支持レバー127は、カバー126の幅方向両端側に、それぞれ設けられている。各支持レバー127は、左側面視において略逆L字形状に形成されており、略棒状の第1腕部133および第2腕部134を一体的に備えている。
第1腕部133において、一端部(上端部)は、ボス部85よりも大径のリング状に形成されており、一端部と他端部(下端部)との間には、レバー第1突起135が設けられている。レバー突起135は、側面視矩形状に形成されており、第1腕部133から幅方向外側へ突出するように設けられている。
第2腕部134において、一端部(前端部)には、突設部の一例としての被押圧突起136が設けられ、他端部(後端部)には、図示されていないが、連結突起が設けられ、一端部と他端部との間(詳しくは、他端部側に偏った位置)には、レバー第2突起137が設けられている。被押圧突起136は、第2腕部134から幅方向外側へ突出する円柱形状に形成されている。連結突起(図示せず)は、第2腕部134から幅方向内側へ突出する円柱形状に形成されている。レバー第2突起137は、第2腕部134から、幅方向内側かつ下側へ凸設されている。
第1腕部133の他端部は、第2腕部134の一端部と他端部との間(詳しくは、一端部側に偏った位置)に接続されている。
カバー126は、その幅方向両端部において、各支持レバー127に支持されている。
具体的には、各支持レバー127の連結突起(図示せず)が、カバー126において対応する連結穴(図示せず)に挿通されることで、カバー126は、各連結部130においいて、各支持レバー127に連結され、揺動可能に支持されている。ここで、各支持レバー127の連結突起(図示せず)には、2つの腕部を有する、第2付勢部材の一例としてのコイルバネ138が巻き付けられている。コイルバネ138において、一方の腕部が、対応するカバー突起129に係止され、他方の腕部が、対応する各支持レバー127のレバー第2突起137に係止されている。これによって、カバー126は、常には、その円弧中心側へ付勢されている。
(2−4)内側筐体と外側筐体との相対配置
内側筐体81は、外側筐体82内に回動自在に収容されている。
具体的には、内側周壁83の外周面は、外側周壁101の内周面に対して、周方向に摺動自在に内嵌されている(図2および図3参照)。ボス穴103には、ボス部85が回動自在に支持されている。スライド穴104には、スライド突起86が挿通されている。各長孔108には、各挟持突起87が挿通され、各挟持突起87は、各長孔108から径方向外側へ突出されている(図11参照)。
内側筐体81は、外側筐体82に対して、内側通過口89が外側通過口109と対向しない閉鎖位置(図2および図11参照)と、内側通過口89が外側通過口109と対向する開放位置(図3および図10参照)との間において、ボス部85を支点する相対回動が許容されている。
内側筐体81が閉鎖位置に配置されているときには、図11に示すように、各スライド突起86は各スライド穴104の前端部に配置され、各挟持突起87が各長孔108の上端部に配置され、内側通過口89が外側通過口109より上側に配置され(図2参照)、外側通過口109が囲繞部分88の下側部分によって閉鎖されている。
そして、ボス部85を支点として、内側筐体81を、外側筐体82に対して、内側通過口89が外側通過口109に向かう方向(下側)に相対回動させる(図3参照)。すると、各スライド突起86は各スライド穴104を前端部から後端部に向かってスライドし、各挟持突起87は各長孔108を上端部から下端部に向かってスライドする。
その後、各スライド突起86が各スライド穴104の後端縁に当接し、各挟持突起87が各長孔108の下端縁に当接すると、図10に示すように、内側筐体81が開放位置に配置される。
内側筐体81が開放位置に配置されているときには、各スライド突起86は各スライド穴104の後端部に配置され、各挟持突起87が各長孔108の下端部に配置され、内側通過口89が外側通過口109と対向し、これらが連通して開放される。
なお、ボス部85を支点として、内側筐体81を、外側筐体82に対して、内側通過口89が外側通過口109から上昇する方向に相対回動させると、各スライド突起86が各スライド穴104の前端縁に当接し、各挟持突起87が各長孔108の上端縁に当接して、図11に示すように、内側筐体81が閉鎖位置に配置される。
このように、内側筐体81は、その回動に応じて外側通過口109を開閉する。
なお、内側筐体81に設けられた各カートリッジ突起121は、対応する外側側壁102の下方において、常に、幅方向外側に突出している。
(2−5)内側筐体および外側筐体に対するカバーユニットの相対配置
また、カバーユニット100は、内側筐体81および外側筐体82に対して回動自在に取り付けられている。
詳しくは、各支持レバー127の第1腕部133における、上述したリング状の一端部が、外側側壁102の幅方向内側において、ボス部85に遊嵌されており、カバーユニット100は、各ボス部85において、内側筐体81に支持されている。この状態において、カバーユニット100は、内側筐体81および外側筐体82に対して回動自在である。
なお、各第1腕部133のレバー第1突起135は、対応する外側側壁102の下方において、常に、幅方向外側に突出している。
カバーユニット100に伴って、カバー126も、内側筐体81および外側筐体82に対して回動自在である。カバー126は、閉鎖位置(図12参照)と開放位置(図10および図11参照)との間で、内側筐体81に、各ボス部85回りに(詳しくは、内側筐体81の回動軸を通る線を中心として)、回動自在に支持されている。
具体的には、カバー126は、閉鎖位置にあるときには、図12に示すように、外側通過口109を外側から閉鎖し、1対の挟持突起87のうちの下側の挟持突起87を外側から覆う。一方、カバー126は、開放位置にあるときには、図11に示すように、閉鎖位置よりも下方にあり、外側通過口109を外側へ開放し、各切欠き部分132において、1対の挟持突起87のうちの下側の挟持突起87を径方向外側へ露出させる。
また、開放位置にあるカバー126において外側通過口109から最も遠い端部(遠端部140といい、図10では前端部、図11および図12では下端部である。)は、外側筐体82の外側周壁101に対して、幅方向に亘って、常に密着している。ここで、カバー126と外側周壁101との間には、上述したカバーシール131が設けられるので、遠端部140は、隙間なく、外側周壁101に密着している。一方、開放位置にあるカバー126において外側通過口109から最も近い端部(近端部141といい、図10では後端部、図11および図12では上端部である。)は、カバー126が閉鎖位置以外にあるとき(カバー126が移動中のときを含む。)は、外側周壁101に対して、幅方向に亘って、径方向外側へ常に離間している。
ここで、カバー126が開放位置(図11参照)から閉鎖位置側(図12参照)へ移動し、カバー126の各係合部128が、対応する案内レール125の下端部まで到達すると、各係合部128は、案内レール125と係合する。そして、各係合部128が案内レール125に係合した状態で、カバー126は、案内レール125に案内されることで、引き続き、閉鎖位置側へ移動する。このとき、各係合部128は、上述したように下側(開放位置側)から上側(閉鎖位置側)へ向かうのに従って深くなる案内レール125に嵌まり込んでいき、これに伴って、近端部141は、外側周壁101に接近する。そして、図12に示すように、カバー126が閉鎖位置まで移動すると、各係合部128は、案内レール125の最深部まで到達し、これに伴って、カバー126の近端部141は、外側周壁101に密着する。ここで、カバー126と外側周壁101との間には、上述したカバーシール131が設けられるので、近端部141は、隙間なく、外側周壁101に密着している。また、上述したように、遠端部140は、常に、外側周壁101に密着しており、閉鎖位置にあるカバー126は、外側通過口109を外側から密閉する。
一方、カバー126が閉鎖位置から開放位置側へ移動すると、閉鎖位置から開放位置へ向かうのに従って浅くなる案内レール125に沿って、近端部141は、外側周壁101から離間する。
また、各ボス部85には、2つの腕部を有する、第1付勢部材の一例としてのコイルバネ139が巻き付けられている。コイルバネ139において、一方の腕部が、カートリッジ突起121に係止され、他方の腕部が、対応する各支持レバー127のレバー第1突起135に係止されている。これによって、カバーユニット100(詳しくは、カバー126)は、常には、上側(閉鎖位置)へ向けて付勢されている。また、上述したコイルバネ138は、カバー126を、常には、その円弧中心側、つまり、外側周壁101へ向けて付勢している。
(3)プロセスフレームに対するトナーカートリッジの着脱
(3−1)プロセスフレームに対するトナーカートリッジの装着
トナーカートリッジ31をプロセスフレーム22へ装着するには、図7に示すように、まず、掴み部113の上把持板114および下把持板118を、それらが近接する方向に挟持する。そして、トナーカートリッジ31(内側筐体81が閉鎖位置に配置され、カバー126が閉鎖位置ある)を、カートリッジ収容部33(シャッタ68が閉鎖位置に配置されており、揺動アーム70が押圧解除位置に配置されている)へ装着する。
具体的には、まず、カバーユニット100の各被押圧突起136が、揺動アーム70において対応する押圧凹部142に係合する。この状態で、トナーカートリッジ31をカートリッジ収容部33側へ引き続き移動させると、被押圧突起136は、押圧凹部142において、押圧解除位置で静止している揺動アーム70から、トナーカートリッジ31の移動方向(装着方向)と反対方向の押圧力を受ける。これにより、カバー126は、コイルバネ139の付勢力に抗して、遠端部140が外側周壁101に密着した状態で、開放位置側へ移動(下降)する(図4参照)。この移動に応じて、近端部141が外側周壁101から離間していく。
そして、各位置決めボス106が各上側固定部66上に載置され、かつ、幅方向両側の1対の挟持突起87が、シャッタ68の幅方向両端部の上端縁および下端縁をそれぞれ挟持し、かつ、各スライド突起86が各受入凹部75に嵌合されると(図6参照)、カバー126の開放位置への移動が完了する(図4および図11参照)。このとき、近端部141が外側周壁101から離間している一方で、遠端部140が外側周壁101に密着しているので、カバー126と外側周壁101とは、左側面視において、略9字形状をなし、カバー126と外側周壁101との間には、近端部141側から遠端部140へ向かって狭くなる凹部148が形成される(図4参照)。
その後、掴み部113の挟持を解除すると、図4に示すように、係止爪117が下側固定部67に係止され、トナーカートリッジ31がカートリッジ収容部33に収容される。
外側筐体82は、上側固定部66に対して位置決めボス106が載置され、かつ、下側固定部67に対して係止爪117が係止されていることから、カートリッジ収容部33に固定される。これにより、プロセスフレーム22に対するトナーカートリッジ31の装着が完了する。
そして、揺動アーム70を、押圧解除位置から押圧位置へ揺動させる。すると、図5に示すように、各押圧突部77が各被押圧部107を後側に向けて押圧する。これによって、トナーカートリッジ31は、現像部32に向かって押圧される。また、揺動アーム70を、押圧解除位置から押圧位置へ揺動させると、押圧凹部142に係合している被押圧突起136が、揺動する揺動アーム70から押圧力を受け、開放位置にあったカバー126は、さらに外側通過口109から離れる位置(退避位置という。)へ移動する(図3参照)。なお、退避位置は、開放位置に含まれるものとする。
また、揺動アーム70を押圧解除位置から押圧位置へ揺動させると、各受入凹部75に嵌合されている各スライド突起86が、各アーム側板72の揺動に伴って、各スライド穴104を後側へスライドして、各スライド穴104の後端部に配置される。さらに、幅方向両側の1対の挟持突起87が、シャッタ68を挟持したまま、各長孔108を下側へスライドして、各長孔108の下端部に配置される。
これによって、図3に示すように、内側筐体81が開放位置に配置され、内側通過口89が外側通過口109と対向して、これらが連通される。また、シャッタ68が開放位置に配置され、フレーム側通過口34が、カートリッジ側通過口47(内側通過口89および外側通過口109)と対向して、これらが連通される。
そして、画像形成時には、アジテータ93の攪拌により、内側筐体81内のトナーが、内側供給口90および外側供給口110(図10参照)から現像部32側へ供給され、フレーム側供給口60(図8参照)において、現像部32内に受け入れられる。
一方、フレーム側供給口60から現像部32内に供給されたトナーは、オーガ35によって幅方向中央から幅方向両側に搬送され、その途中で供給ローラ36に供給される。供給ローラ36に供給されたトナーは、上述したように、現像ローラ37へ供給される。供給ローラ36に供給されなかったトナーは、フレーム側戻り口61(図8参照)まで搬送され、外側戻り口111および内側戻り口91(図10参照)を通過して、現像部32から内側筐体81内へ戻される。これによって、トナーは、現像部32と内側筐体81との間で循環される。
(3−2)プロセスフレームに対するトナーカートリッジの離脱
プロセスフレーム22からトナーカートリッジ31を離脱させるには、まず、揺動アーム70を、押圧位置から押圧解除位置へ揺動させる。すると、図4に示すように、各押圧突部77が各被押圧部107から離間して、トナーカートリッジ31の現像部32に対する押圧が解除される。また、これに伴って、退避位置にあったカバー126は、内側筐体81の回動に伴って、開放位置へ移動する。
また、揺動アーム70を押圧位置から押圧解除位置へ揺動させると、各受入凹部75に嵌合されている各スライド突起86が、各アーム側板72の揺動に伴なって、各スライド穴104を前側へスライドして、各スライド穴104の前端部に配置される。さらに、幅方向両側の1対の挟持突起87が、シャッタ68を挟持したまま、各長孔108を上側へスライドして、各長孔108の上端部に配置される。
これによって、図2に示すように、内側筐体81が閉鎖位置に配置され、囲繞部分88の下側部分(図11参照)が外側通過口109と対向して、外側通過口109が閉鎖される。また、シャッタ68が閉鎖位置に配置され、フレーム側通過口34が、シャッタ68と対向して閉鎖される。
そして、掴み部113の上把持板114および下把持板118を、それらが近接する方向に挟持すると、係止爪117の下側固定部67に対する係止が解除されるので、そのままトナーカートリッジ31をカートリッジ収容部33から前側へ引き出せば、トナーカートリッジ31は、プロセスフレーム22から離脱される。トナーカートリッジ31がプロセスフレーム22から離脱されると、図4および図7に示すように、被押圧突起136と押圧凹部142との係合が解除されるので、開放位置にあったカバー126は、コイルバネ139の付勢力によって、閉鎖位置へ移動(上昇)する。この移動において、近端部141は外側周壁101に接近して、最後に密着する。また、遠端部140は、外側周壁101に常に密着している。そのため、カバー126が閉鎖位置へ移動すると、上述したカバー126と外側周壁101との間の凹部148は、その開口が上向きになりながら、次第に解消(小さくなって)していく。
3.実施形態の作用効果
このトナーカートリッジ31では、図2に示すように、カバー126の開放位置から閉鎖位置までの移動中において、カバー126の遠端部140は、外側筐体82に密着しながら上昇するとともに、カバー126の近端部141は、外側筐体82から離間したままの状態で上昇する。
そのため、外側筐体82内のトナーが外側通過口109から外側筐体82(詳しくは、外側周壁101)の外側表面を伝って下側へこぼれても、このトナーは、近端部141から、カバー126(詳しくは、カバーシール131)と外側筐体82との間(上述した凹部148)に入り、遠端部140で溜められる。そして、カバー126が閉鎖位置まで上昇するときに、遠端部140が外側筐体82に密着しながら上昇し、最後にカバー126が外側から外側通過口109を覆うこととなるので、内側筐体81による外側通過口109の閉鎖中に外側通過口109からこぼれたトナーを掬い上げながら遠端部140で溜めるとともに、外側通過口109近辺に付着したトナーを外側から覆うこととなり、それ以上のトナーの漏れを確実に防止することができる。
また、図2および図3に示すように、このトナーカートリッジ31を、外側筐体82と内側筐体81とを備える2重構造にすることができる。また、外側筐体82の外側通過口109と内側筐体81の内側通過口89とを対向させることで、外側通過口109および内側通過口89を介して、トナーを、外側筐体82の内外へ移動させることができる(図3参照)。
また、内側筐体81は、外側筐体82に対して回動自在であり、その回動に応じて外側通過口109を開閉するシャッタである。
そのため、内側筐体81を回動させて外側通過口109を開放し、外側通過口109と内側通過口89とを対向させることで、外側通過口109および内側通過口89を介して、トナーを、外側筐体82の内外へ移動させることができる。一方、内側筐体81を回動させて外側通過口109を閉鎖することで、トナーの、外側筐体82の内外への移動を規制することができる(図2参照)。
そして、上述したように、カバー126を設けることにより、内側筐体81による外側通過口109の閉鎖中に外側通過口109からこぼれたトナーを掬い上げながら遠端部140で溜めるとともに、外側通過口109近辺に付着したトナーを外側から覆うことによって、それ以上のトナーの漏れを確実に防止することができる。
また、カバー126が閉鎖位置に移動したとき、近端部141は、外側筐体82に密着する。
そのため、カバー126が閉鎖位置に移動したとき、カバー126の近端部141および遠端部140が、ともに、外側筐体82に密着するので、外側通過口109がカバー126によって密閉される。
その結果、トナーの漏れを一層確実に防止することができる。
また、図11に示すように、外側筐体82には、カバー126と係合し、カバー126の移動を案内するための案内レール125が形成されているので、カバー126は、案内レール125に案内されることよって、閉鎖位置と開放位置との間を円滑かつ確実に移動することができる。
また、案内レール125は、カバー126が開放位置から閉鎖位置へ向うのに従って深くなっている。そのため、近端部141を、カバー126が開放位置にあるときには、外側筐体82から確実に離間させ、カバー126が開放位置から閉鎖位置へ向うのに従って、外側筐体82に接近させ、カバー126が閉鎖位置にあるときには、外側筐体82に確実に密着させることができる(図12参照)。
また、カバー126と外側筐体82(詳しくは、外側周壁101)との間には、カバーシール131が設けられているので、遠端部140を外側筐体82に確実に密着させ、カバー126が閉鎖位置にあるときには、近端部141を外側筐体82に確実に密着させて外側通過口109をカバー126で密閉することができる(図12参照)。
また、図12に示すように、トナーカートリッジ31には、カバー126を閉鎖位置へ向けて付勢するコイルバネ139が備えられているので、常態において、外側通過口109はカバー126によって閉鎖される。
また、トナーカートリッジ31には、カバー126を外側筐体82へ向けて付勢するコイルバネ138が備えられている。そのため、カバー126の近端部141を、カバー126が閉鎖位置にあるときに、外側筐体82に確実に密着させることができる。
その結果、トナーの漏れを確実に防止することができる。
また、図10に示すように、外側通過口109は、外側筐体82の外側周壁101に形成されており、図12に示すように、案内レール125は、外側筐体82において、外側通過口109の幅方向両端部に形成されており、カバー126は、幅方向両端部に、案内レール125と係合する係合部128を備えている。
これにより、カバー126と案内レール125との係合部分が外側通過口109内に配置されないので、外側通過口109におけるトナーの円滑な移動、および、カバー126の円滑な移動を確保することができる。
また、図10、図11および図12に示すように、カバー126は、内側筐体81および外側筐体82に、内側筐体81の回動軸を通る線を中心として、回動自在に支持されている。これにより、カバー126の回動中心と内側筐体81の回動中心とを同じにすることで、これらの中心を別々にする場合と比べて、トナーカートリッジ31を簡易に構成することができる。
また、図2に示すように、トナーカートリッジ31は、プロセスカートリッジ17のプロセスフレーム22に着脱可能に装着されるので、トナーカートリッジ31を交換することで、プロセスカートリッジ17に新たにトナーを補給することができる。
そして、図4に示すように、トナーカートリッジ31は、被押圧突起136を備えている。被押圧突起136は、トナーカートリッジ31のプロセスフレーム22に対する装着に応じて、カバー126を閉鎖位置から開放位置まで移動させる。そのため、トナーカートリッジ31をプロセスフレーム22に装着するだけで、カバー126を開放位置まで移動させて外側通過口109を開放することができるので、操作性の向上を図ることができる。
また、被押圧突起136は、プロセスフレーム22に設けられる揺動アーム70に押圧されるといった簡易な構成によって、トナーカートリッジ31のプロセスフレーム22に対する装着に応じて、カバー126を閉鎖位置から開放位置まで確実に移動させることができる。
4.変形例
(1)上記した実施形態では、プロセスカートリッジ17は感光ドラム25と現像ローラ37とを一体的に備えており、そのプロセスカートリッジ17を本体ケーシング2に着脱自在に装着させている。これに加えて、たとえば、プロセスカートリッジ17を、感光ドラム25を備えない現像カートリッジとする一方で、感光ドラム25を備える別のユニット(ドラムカートリッジ)を設け、このドラムカートリッジに対して現像カートリッジを着脱自在に装着してもよい。
さらに、本体ケーシング2に、感光ドラム25、スコロトロン型帯電器26および転写ローラ28を設けて、その本体ケーシング2に、現像カートリッジを着脱自在に装着することもできる。
そして、トナーカートリッジ31は、単体で本体ケーシング2に対して着脱可能であってもよい。その場合、トナーカートリッジ31が非装着のプロセスカートリッジ17(つまり、プロセスフレーム22)が本体ケーシング2に対して着脱可能であり、本体ケーシング2に装着されたプロセスフレーム22に対してトナーカートリッジ31が着脱される。
(2)また、上記した実施形態では、モノクロのレーザプリンタ1を例示したが、たとえば、本発明の画像形成装置は、カラーレーザプリンタ(タンデムタイプ、中間転写タイプを含む。)として構成することもできる。
(3)また、上記した実施形態では、内側筐体81が外側筐体82に対して回動自在であるが、逆に、外側筐体82が内側筐体81に対して回動自在であってもよい。その場合には、外側筐体82がシャッタとなる。この場合においても、カバー126を設けることで、外側筐体82の閉動作中に外側通過口109からこぼれたトナーを掬い上げながら遠端部140で溜めるとともに、外側通過口109近辺に付着したトナーを外側から覆うことによって、それ以上のトナーの漏れを確実に防止することができる。
本発明の画像形成装置の一例としてのレーザプリンタの一実施形態を示す側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧解除位置にある状態)およびトナーカートリッジ単体の側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧位置にある状態)の側断面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧解除位置にある状態)およびトナーカートリッジ単体の側面図である。 図1に示すレーザプリンタのプロセスカートリッジ(トナーカートリッジが装着され、揺動アームが押圧位置にある状態)の側面図である。 プロセスカートリッジを斜め右前側から見た一部切欠斜視図である。 プロセスカートリッジを斜め右前側から見た分解斜視図である。 プロセスカートリッジ(トナーカートリッジ離脱状態)の、シャッタを省略した斜視図である。 トナーカートリッジの内側筐体を斜め左後側から見た斜視図である。 トナーカートリッジ(内側筐体が開放位置にあり、カバーが退避位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。 トナーカートリッジ(内側筐体が閉鎖位置にあり、カバーが開放位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。 トナーカートリッジ(内側筐体が閉鎖位置にあり、カバーが閉鎖位置にある状態)を斜め左後側から見た斜視図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
17 プロセスカートリッジ
22 プロセスフレーム
25 感光ドラム
31 トナーカートリッジ
37 現像ローラ
70 揺動アーム
81 内側筐体
82 外側筐体
89 内側通過口
109 外側通過口
125 案内レール
126 カバー
128 係合部
131 カバーシール
136 被押圧突起
138 コイルバネ
139 コイルバネ
140 遠端部
141 近端部

Claims (8)

  1. 現像剤を収容し、内側と外側とを連通させるための開口が形成されたカートリッジ筐体と
    記カートリッジ筐体の外側に配置され、前記開口を開閉するためのカバーと
    前記開口を水平方向に向けたときに、前記カバーを、前記開口を閉鎖する閉鎖位置と、前記閉鎖位置よりも下方にあり、前記開口を開放する開放位置との間で移動可能に支持する支持部と
    を備え、
    前記支持部は、
    前記開放位置から前記閉鎖位置への移動方向における前記カバーの下流側端部が、前記移動方向における前記カバーの上流側端部を支点として、前記カートリッジ筐体から離間する位置と、前記カートリッジ筐体に密着する位置との間で揺動可能となるように、前記カバーの前記上流側端部を、前記カートリッジ筐体に密着させた状態で支持することを特徴とする、トナーカートリッジ。
  2. 前記カバーが前記閉鎖位置に移動したとき、前記開放位置にある前記カバーにおいて前記開口から最も近い端部は、前記カートリッジ筐体に密着することを特徴とする、請求項に記載のトナーカートリッジ。
  3. 前記カートリッジ筐体には、前記カバーと係合し、前記カバーの移動を案内するための案内溝が形成され、
    前記案内溝は、前記カバーが前記開放位置から前記閉鎖位置へ向うのに従って深くなっていることを特徴とする、請求項に記載のトナーカートリッジ。
  4. 前記カバーと前記カートリッジ筐体との間には、シール部材が設けられていることを特徴とする、請求項に記載のトナーカートリッジ。
  5. 前記カバーを前記閉鎖位置へ向けて付勢する第1付勢部材と、
    前記カバーを前記カートリッジ筐体へ向けて付勢する第2付勢部材とを備えていることを特徴とする、請求項またはに記載のトナーカートリッジ。
  6. 請求項1ないしのいずれか記載のトナーカートリッジと、
    前記トナーカートリッジが着脱可能に装着される現像筐体と、
    前記現像筐体に支持され、静電潜像が形成される感光体に現像剤を供給する現像剤担持体とを備え、
    前記トナーカートリッジは、
    前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着に応じて、前記カバーを前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動させる突設部を備えていることを特徴とする、現像装置。
  7. 前記現像筐体には、操作部材が設けられており、
    前記突設部は、前記トナーカートリッジの前記現像筐体に対する装着に応じて、前記操作部材に押圧されることによって、前記カバーを、前記閉鎖位置から前記開放位置まで移動させることを特徴とする、請求項に記載の現像装置。
  8. 請求項に記載の現像装置を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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