JP4411166B2 - 無線通信システム、無線通信制御装置、無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線通信制御装置、無線通信装置及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、無線通信制御装置、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
移動無線機の発着呼要求に対して無線基地局に配置された1以上の無線送受信機の1つを割り当てる移動無線通信方式が知られている(例えば、特許文献1)。
特開昭63−180231号公報
また、主に業務用途で使われる陸上移動無線システム(LMR;Land Mobile Radio)として、回線制御装置を用いて複数の移動無線局により所定数の無線チャネルを共用することで、周波数の利用効率を高めたトランク方式の無線通信システムが使用されている。このトランク方式の無線通信システムでは、各所に配置された無線基地局が回線制御装置を有しており、制御情報を移動無線局へと送信することで、所定数の無線チャネルを複数の移動無線局により共用可能にしている。このように所定数の無線チャネルを複数の移動無線局により共用することで、各移動無線局が個別の無線チャネルを専有する無線通信システムなどに比べて、周波数の利用効率を高めることができる。
トランク方式の無線通信システムでは一般的に、1つの無線基地局が複数の無線チャネルを管理しており、そのうちでいずれかの無線チャネルを制御用のチャネル(制御チャネル)として使用する一方で、残りの無線チャネルを通話用のチャネル(通話チャネル)として使用する。移動無線局では、制御チャネルでの受信内容を監視することにより、制御チャネル上で無線基地局から送られる呼出メッセージ等を判定し、自機に対する呼出があれば指定された通話チャネルに移行して、呼出を行った発信元の移動無線局などと通話を開始させるなどの動作を行う。
より具体的に、北米においては、各種のトランク方式の無線通信システムが用いられているなかで、シンプルで低コストなシステムとしてLTR(Logic Trunked Radio)方式の無線機器が数多く使用されている。他方、日本においては、ARIB-T61方式(以下、「ARIB方式」ともいう)が標準の規格として定められている。
LTR方式の無線通信システムでは、無線チャネルが制御用と通話用のいずれにも使用可能な機能を備えており、専用の制御チャネルは設けられていない。そして、無線チャネルが使用されていないときには、その無線チャネルでの送信が行われずにアイドル状態となっている。そこで、呼出を行う移動無線局は、いずれかの無線チャネルの帯域で電波が出力されていないことを確認すると直ちに、通話要求メッセージを送信するための処理を行う。他方、待受状態となっている他の移動無線局は、呼出メッセージが送られてくるタイミングを予め推測することができないので、無線基地局が管理する無線チャネルでの送信が行われていないときであっても、常に受信状態を維持するようにしている。そして、無線基地局から呼出メッセージを受信した移動無線局は、呼出メッセージ内の識別情報(ID情報)を判別し、自機の識別情報と一致する場合に限り通話チャネルへの移行などといった処理を行い、発信元の移動無線局との通話を開始させる。このように、LTR方式では、呼出があったときには直ちに移動無線局間でのリンクが確立されるという利点がある一方で、待受状態となっている移動無線局も常に受信動作を行わなければならないという問題がある。
また、ARIB方式の無線通信システムでは、例えば無線基地局が管理する複数の無線チャネルのうちの1つが専用の制御チャネルとして使用され、常に制御情報を送り続けるための連続送信状態となっている。そして、制御チャネル上で無線基地局から送られる制御情報には、報知情報や呼出情報などといった各種のメッセージが含まれている。ARIB方式の無線通信システムでは、このような制御チャネル上で送られる制御情報を複数のフレームからなるスーパーフレーム構造とし、スーパーフレーム内でどのフレームにどのような制御情報が含まれるかを指定可能にしている。ここで、スーパーフレームの構造に関する情報は、制御情報内の報知情報に含まれており、移動無線局が報知情報を受信することで、いずれのフレームで自機が呼び出されたかなどを識別することができる。こうして識別されたフレーム以外では他の移動無線局に対する呼出などが行われるので、各移動無線局は、識別されたフレームのみ受信動作を行い、それ以外のフレームでは受信動作を停止させることができる。
このように、ARIB方式の無線通信システムでは、制御情報をスーパーフレーム構造とすることで、移動無線局が間欠受信を行うことが可能になり、常に受信動作を行わなければならない場合に比べて、運用期間を長期化できるという利点がある。その一方で、呼出が行われるフレームが固定されてしまうことで、スーパーフレームが長くなるほど移動無線局間でのリンクを確立するまでに長い時間を要することになる。また、こうした陸上移動無線システムでは、各移動無線局を個別に呼び出す個別呼出の他に複数の移動無線局をグループとして一斉に呼び出すグループ呼出があり、移動無線局では複数のグループの同時待受を行う機能がある。このため、スーパーフレーム構造とした場合でも、結果的に複数のフレームを確認することが必要になり、スーパーフレーム構造とすることによる運用期間の長期化という利点が減少してしまうという問題がある。
一般的な陸上移動無線システムでは、利用者がPTT(Push-To-Talk)スイッチをオン操作(例えば押下)して通話を行う。そこで、PTTスイッチが押下されてから呼出処理が完了して通話が開始されるまでの期間は可能な限り短い方が好ましい。その一方で、電源として電池などを用いるポータブルタイプの移動無線局では、待受状態における消費電流によって電池の寿命が縮められてしまうことから、可能な限り消費電流を低減して運用期間を長期化させるのが好ましい。
この発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、短時間で通話を開始可能にするとともに、運用期間を長期化することができる無線通信システム、無線通信制御装置、無線通信装置及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、この発明の第1の観点に係る無線通信システムは、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報、ランダムアクセス制御情報つのエリアを有するフレーム構造の情報を、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信するチャネル制御装置を備え、
前記チャネル制御装置は、
前記フレーム構造の情報に含まれる前記チャネル識別情報のエリアにて、前記制御情報のエリアで伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報を送信する機能と、
前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示す前記ランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信する機能とを備え、
前記複数の無線通信装置はそれぞれ、
制御チャネル上にて前記フレーム構造の情報を受信したときに、前記フレーム構造の情報に含まれる機能チャネル識別情報の種類を判定することにより、前記制御情報のエリアにおける受信動作を、受信停止動作を含めた複数種類の動作のいずれかに設定する機能と、
前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作に切り換える機能とを備える
ことを特徴とする。
この発明の第2の観点に係る無線通信システムは、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報を、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信するチャネル制御装置を備え、
前記チャネル制御装置は、
前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないときに、前記制御情報のエリアにアイドルメッセージを設定し、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能と、
前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージであるときに、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能とを備え、
前記複数の無線通信装置はそれぞれ、
前記アイドル識別情報を受信したときに、前記制御情報のエリアにおける受信動作を、自機の動作状態に応じて、情報の受信を継続させる動作と、受信停止動作のいずれかに設定する、
ことを特徴とする
上記第2の観点に係る無線通信システムにおいて、
前記チャネル制御装置は、前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信し、
前記複数の無線通信装置はそれぞれ、前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作に切り換えてもよい。
この発明の第の観点に係る無線通信制御装置は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通信チャネルとを用いた無線通信を制御する無線通信制御装置であって、
1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報を前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信するチャネル制御手段を備え、
前記チャネル制御手段は、
前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないときに、前記制御情報のエリアにアイドルメッセージを設定し、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能と、
前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージであるときに、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能とを備える、
ことを特徴とする。
この発明の第の観点に係る無線通信制御装置は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって割り当てられる通信チャネルとを用いた無線通信を行う無線通信装置であって、
1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報であって、前記制御情報のエリアで伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報が前記チャネル識別情報のエリアにて伝送される情報を、無線基地局から受信する制御チャネル伝送情報受信手段と、
前記制御チャネル伝送情報受信手段によって受信した機能チャネル識別情報が、前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、前記無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しない場合、又は、前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、前記無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージである場合に送られるアイドル識別情報であると判定したときに、当該機能チャネル識別情報と同一フレーム内における前記制御情報のエリアでの受信動作を、自機の動作状態に応じて、情報の受信を継続させる動作と、受信停止動作のいずれかに設定する動作制御手段とを備える、
ことを特徴とする。
この発明の第の観点に係る無線通信方法は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信方法であって、
1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報、ランダムアクセス制御情報つのエリアを有するフレーム構造の情報を、無線基地局から前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信し、
前記フレーム構造の情報に含まれる前記チャネル識別情報のエリアにて、前記制御情報のエリアで伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報を送信し、
前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示す前記ランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信し、
前記複数の無線通信装置がれぞれ、制御チャネル上にて前記フレーム構造の情報を受信したときに、前記フレーム構造の情報に含まれる機能チャネル識別情報の種類を判定することにより、前記制御情報のエリアにおける受信動作を、受信停止動作を含めた複数種類の動作のいずれかに設定
前記複数の無線通信装置がそれぞれ、前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作に切り換える、
ことを特徴とする。
この発明の第6の観点に係る無線通信方法は、
制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信方法であって、
1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報を、無線基地局から前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信し、
前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないときに、前記制御情報のエリアにアイドルメッセージを設定し、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を前記無線基地局から送信し、
前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージであるときに、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を前記無線基地局から送信し、
前記複数の無線通信装置がそれぞれ、前記アイドル識別情報を受信したときに、当該チャネル識別情報と同一フレーム内における前記制御情報のエリアでの受信動作を、自機の動作状態に応じて、情報の受信を継続させる動作と、受信停止動作のいずれかに設定する、
ことを特徴とする。
上記第6の観点に係る無線通信方法において、
前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信し、
前記複数の無線通信装置がそれぞれ、前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作を切り換えてもよい。
本発明によれば、移動無線局となる無線通信装置において、短時間で通話を開始可能にしつつ、間欠受信の頻度が高められることにより運用期間を長期化することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の実施の形態に係る無線通信システム100について詳細に説明する。この無線通信システム100は、例えば図1に示すように、少なくとも1つ(一般的には複数)の無線基地局にそれぞれ配置された回線制御装置101と、少なくとも1つ(一般的には複数)の移動無線局としての移動送受信装置102とを含んでいる。図1では、一例として、1つの回線制御装置101と、2つの移動送受信装置102とが示されている。無線通信システム100は、複数の移動送受信装置102が所定数の無線チャネルを共用して無線基地局との間で無線周波数(RF;Radio Frequency)信号を送受信することによって無線通信を行うトランク方式の無線通信システムであればよい。各移動送受信装置102は、RFリンクや回線制御装置101を介して、他の移動送受信装置102や回線制御装置101に接続された他の通信端末装置との間での音声通話(会話)を可能にする。
回線制御装置101は、複数の周波数帯に分割されて配備された複数の無線チャネルを管理しており、各移動送受信装置102に対する無線チャネルの割当制御を行う無線通信チャネル制御装置としての機能を備えている。すなわち、回線制御装置101は、複数の無線チャネルを、制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された移動送受信装置102のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとして用いた無線通信を制御して、各移動送受信装置102に対して音声通話などの無線通信サービスを提供可能にする。
この実施の形態では、回線制御装置101から各移動送受信装置102に対して、図2(A)及び(B)に示すようなフレーム構造を有する情報が、制御チャネル上にて送信される。図2(A)に示すように、回線制御装置101から制御チャネル上にて送信される情報は、同期ワード31のエリアと、チャネル識別情報32のエリアと、制御情報33のエリアとを含んでいる。
同期ワード31は、回線制御装置101と各移動送受信装置102との間での無線通信において同期を確立するための同期処理に用いられ、例えば所定の符号パターンを有している。チャネル識別情報32は、各移動送受信装置102にて無線チャネルや機能チャネルを識別するために用いられる。チャネル識別情報32のエリアは、図2(B)に示すように、無線チャネル識別情報32Aのエリアと、機能チャネル識別情報32Bのエリアとを含んでいる。制御情報33は、報知メッセージや、呼出メッセージ、あるいは他の通信制御に関するメッセージを示している。
制御情報33が報知メッセージであるときには、無線通信システム100に固有の情報や、無線チャネルのうちで制御用途に使われる制御チャネルにおける構造を示す情報などが含まれている。制御情報33が呼出メッセージであるときには、発信側の通信端末装置から移動送受信装置102が呼出を受けたことに対応して、回線制御装置101によって移動送受信装置102に割り当てられた通話チャネルを示す情報などが含まれている。例えば、待受状態にある移動送受信装置102が制御チャネル上にて伝送された自機(あるいは自機が属するグループ)に宛てられた呼出メッセージを受信したときには、その呼出メッセージで示された通話チャネルに移行することで、発信側の端末との間での通話が可能になる。
この実施の形態では、制御情報33として、報知メッセージや呼出メッセージとは異なるアイドルメッセージが、回線制御装置101から各移動送受信装置102に対して送信可能に用意されている。アイドルメッセージは、制御情報33のエリアにて伝送される情報が移動送受信装置102にとって特有の意味を持たないことを示している。すなわち、制御情報33がアイドルメッセージであるときには、制御情報33のエリアが移動送受信装置102にとっては未使用状態と同義になり、移動送受信装置102の側にて受信する必要がないものとなる。
図2(B)に示す無線チャネル識別情報32Aは、その無線チャネル識別情報32Aを伝送している無線チャネルが制御用の無線チャネルとしての制御チャネルであるか、通話用の無線チャネルとしての通話チャネルであるかを示している。機能チャネル識別情報32Bは、同一のフレーム内で伝送される制御情報33の種類を示している。すなわち、機能チャネル識別情報32Bは、チャネル識別情報32のエリアに続けて制御情報33のエリアにて伝送される情報が、報知メッセージ、呼出メッセージ、あるいは他のメッセージのいずれであるかを示している。ここで、制御情報33のエリアにて伝送される情報が、報知メッセージや呼出メッセージとは異なるアイドルメッセージであるときには、機能チャネル識別情報32Bのエリアにて制御情報33がアイドルメッセージであることを特定可能に示すアイドル識別情報が伝送される。
図1には、移動送受信装置102の一構成例も示されている。移動送受信装置102は、アンテナ51と、通信処理部52と、電源部53と、音声処理部54と、PTTスイッチ55と、動作制御部56とを備えている。
アンテナ51は、無線基地局から発信されたRF信号を受信するとともに、無線基地局に対してRF信号を発信するためのものである。アンテナ51は、通信処理部52に結合されている。通信処理部52は、アンテナ51により受信したRF信号から受信データを復調する受信機能と、音声処理部54や動作制御部56にて生成された送信データに基づく変調動作を行ってアンテナ51からRF信号を送信する送信機能とを備えている。
電源部53は、電池などの電力供給源や電圧安定化回路などの電源回路を備えて構成され、移動送受信装置102の各部位に電力を供給する。ここで、電源部53から通信処理部52への電力供給動作は、動作制御部56の制御によって、電力が供給される供給状態と、電力供給が停止される遮断状態とで切換可能とされていてもよい。
音声処理部54は、例えばマイクロフォンやスピーカ、アンプ回路、音声符号化/復号化回路などから構成され、外部から取り込んだ音声に対応する音声信号をデジタル化した音声データを生成したり、通信処理部52にて復調された音声データを音声に変換して外部に出力したりする。
PTTスイッチ55は、利用者によってオン操作(例えば押下)されることにより、移動送受信装置102から無線基地局に対して他の移動送受信装置102や通信端末装置に対する呼出の要求がなされる。例えば、移動送受信装置102が待受状態にあるときにPTTスイッチ55が押下されると、制御チャネル上にて通話要求メッセージを無線基地局へと送信することで、通話チャネルの割当てが要求される。
動作制御部56は、例えばMPU(MicroProcessor Unit)等から構成され、移動送受信装置102における各部位の動作を制御するためのものである。この実施の形態では、動作制御部56が、制御チャネル上で無線基地局から送信された機能チャネル識別情報の種類を判定することにより、制御情報33のエリアが移動送受信装置102へと到達する期間における通信処理部52の受信動作を、受信停止動作を含めた複数種類の動作のいずれかに切換可能とする制御を行う。ここで、機能チャネル識別情報がアイドル識別情報であると判定したときには、動作制御部56が、制御情報33のエリアにおける通信処理部52の受信動作を、受信停止動作に切り換える。また、通信処理部52を受信停止動作に切り換えるときには、電源部53から通信処理部52への電力供給を停止する遮断状態に切り換えてもよい。
以下に、この発明の実施の形態に係る無線通信システム100における回線制御装置101及び移動送受信装置102の動作を説明する。図3は、回線制御装置101にて実行される制御チャネル通信処理の一例を示すフローチャートである。図3に示す制御チャネル通信処理は、移動送受信装置102が制御チャネル上で回線制御装置101との間での無線通信を行っているときに、回線制御装置101から移動送受信装置102に対して回線制御などに関する各種の情報を送信するための処理であり、例えば移動送受信装置102が制御チャネル上での送受信処理を開始したことに応答して実行される。
図3に示す制御チャネル通信処理を開始すると、回線制御装置101は、まず、例えばチャネル割当ての更新などといった、無線チャネルのいずれかを制御チャネルとして使用するための初期設定を行う(ステップS101)。ここで、回線制御装置101は、例えば自らが管理する複数の無線チャネルのうちのいずれかを制御チャネルとして動的に選択して使用することができてもよい。この場合には、チャネル割当てを更新することにより、制御チャネルの再割当てを可能にすればよい。
こうして回線制御装置101が制御チャネル上で情報を送信するための初期設定を完了したことに続いて、図2(A)及び(B)に示すフレーム構造を有する情報のうちで、回線制御装置101の側にて制御情報33のエリアに組み込むものとされた送信対象情報(メッセージ)を特定する(ステップS102)。このときには、送信対象情報が存在しているか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103にて送信対象情報が存在している旨の判定がなされたときには(ステップS103;Yes)、その送信対象情報が移動送受信装置102に対して通知しなくてもよいメッセージであるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、送信対象情報が移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージであるか否かの判定は、無線通信システム100の仕様に基づいて行われるものであればよい。
ステップS103にて送信対象情報が存在しない旨の判定がなされたときや(ステップS103;No)、ステップS104にて通知が不要なメッセージである旨の判定がなされたときには(ステップS104;Yes)、移動送受信装置102に対して通知する必要のあるメッセージが存在しないことから、制御情報33のエリアを予め用意されたアイドルメッセージに変更する(ステップS105)。また、このときには、同一フレーム内における機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、アイドル識別情報に設定する(ステップS106)。
ステップS104にて移動送受信装置102へ通知する必要のあるメッセージである旨の判定がなされたときには(ステップS104;No)、ステップS102にて特定した送信対象情報を制御情報33のエリアに設定するとともに、同一フレーム内における機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、制御情報33のエリアに設定した送信対象情報の内容に対応して設定する(ステップS107)。これにより、呼出メッセージを送信対象として制御情報33のエリアに設定するフレームを固定せずに送信しても、移動送受信装置102の側で機能チャネル識別情報32Bのエリアを読み取ることにより、呼出メッセージが含まれるフレームを特定することができる。すなわち、移動送受信装置102は、制御情報33のエリアを読み取ることなく、呼出メッセージが含まれるフレームを特定することができる。
このようにして1フレーム分の送信対象となる情報が構成されると、回線制御装置101は、制御チャネル上で各移動送受信装置102へと1フレーム分の情報を送信する(ステップS108)。その後、回線制御装置101は、制御チャネルに関する設定を変更するか否かを判定する(ステップS109)。例えば、制御チャネルとして使用していた無線チャネルを通話チャネルとして使用するときや、通話チャネルとして使用していた無線チャネルを制御チャネルに再割当てするときなどには、制御チャネルに関する設定を変更する必要がある。
ステップS109にて制御チャネルに関する設定を変更する旨の判定がなされたときには(ステップS109;Yes)、図3に示す制御チャネル通信処理を終了して、制御チャネルに関する設定を変更するために予め用意された処理の実行を開始する。これに対して、ステップS109にて制御チャネルに関する設定を変更しない旨の判定がなされたときには(ステップS109;No)、ステップS102の処理にリターンすることで、次のフレームにて情報を送信するための処理が続けて実行されることになる。
図4は、移動送受信装置102が制御チャネル上で回線制御装置101から送られた情報を受信するために実行する制御チャネル受信処理の一例を示すフローチャートである。図4に示す制御チャネル受信処理を開始すると、移動送受信装置102は、まず、制御チャネル上で回線制御装置101から送られる情報の受信を開始するための初期設定を行う(ステップS121)。例えば、通信処理部52は、動作制御部56の制御により、音声通話中に用いていた通話チャネルから制御チャネルへ移行した後や、回線制御装置101での設定により再割当てがなされた制御チャネルへ移行した後などに、制御チャネル上で受信した同期ワード31によりフレーム同期を確立して、制御チャネル上で回線制御装置101から送られる情報を受信可能に設定する。
こうして制御チャネル上での通信を開始すると、通信処理部52が復調した受信データを動作制御部56に送り、動作制御部56が受信データに含まれる機能チャネル識別情報32Bを読み取る(ステップS122)。そして、このとき読み取った機能チャネル識別情報32Bが、アイドル識別情報であるか否かを判定する(ステップS123)。
ステップS123にてアイドル識別情報である旨の判定がなされた場合には(ステップS123;Yes)、さらに、図2(A)に示すようなフレーム構造を有する情報のうちで制御情報33のエリアを受信する期間となったか否かを判定する(ステップS124)。ここで、機能チャネル識別情報32Bのエリアが制御情報33のエリアの直前に配置されている場合には、ステップS123にてアイドル識別情報である旨の判定がなされた時点で、直ちに制御情報33のエリアを受信する期間となった旨の判定を行うようにすればよい。ステップS123にてアイドル識別情報ではない旨の判定がなされた場合には(ステップS123;No)、制御チャネル上で伝送される情報を受信する受信動作を継続させる(ステップS125)。ステップS124にて制御情報33のエリアを受信する期間ではない旨の判定がなされた場合には(ステップS124;No)、ステップS124の処理を繰り返し実行して、制御情報33のエリアを受信する期間となるまで待機すればよい。このときには、制御情報33のエリアを受信する期間となるまで、例えばステップS125の処理と同様に、制御チャネル上で伝送される情報を受信する受信動作を継続させてもよい。
これに対して、ステップS124にて制御情報33のエリアを受信する期間となった旨の判定がなされたときには(ステップS124;Yes)、動作制御部56が通信処理部52における動作を、制御チャネル上で回線制御装置101から送られる情報の受信を停止させる受信停止動作とする制御を行う(ステップS126)。このとき、動作制御部56は、電源部53から通信処理部52への電力供給を遮断することで、通信処理部52を受信停止状態としてもよい。
ステップS126にて受信停止動作とする制御を行った後には、例えば所定のタイマによって制御情報33のエリアの後端が到来するタイミングとなったか否かを判定するなどして、1フレーム分の情報受信が終了するタイミングとなったか否かを判定する(ステップS127)。このとき、1フレーム分の情報受信が終了するタイミングに達していないと判定された場合には(ステップS127;No)、ステップS126の処理にリターンして、受信停止状態を継続させる。
ステップS127にて1フレーム分の情報受信が終了するタイミングに達した旨の判定がなされた場合には(ステップS127;Yes)、動作制御部56が通信処理部52における動作を、制御チャネル上で回線制御装置101から送られる情報の受信を再開させる受信再開動作とする制御を行う(ステップS128)。このとき、動作制御部56は、電源部53から通信処理部52への電力供給を再開することで、通信処理部52における受信動作を再開させてもよい。
こうしてステップS125あるいはステップS128の処理が実行された後には、例えば制御チャネルから通話チャネルへの移行や、回線制御装置101での設定により再割当てが行われた制御チャネルへの移行などといった、無線チャネルの移行を行うか否かを判定する(ステップS129)。このとき、移動送受信装置102にて使用する無線チャネルを移行する旨の判定がなされた場合には(ステップS129;Yes)、無線チャネルを移行するために予め用意された処理を実行するなどして、各種の設定を行う(ステップS130)。これに対して、ステップS129にて無線チャネルの移行を行わない旨の判定がなされた場合には(ステップS129;No)、ステップS122の処理にリターンすることで、次のフレームにて伝送される情報を受信するための処理が続けて実行されることになる。
次に、回線制御装置101が制御チャネル上で移動送受信装置102に対して情報を送信する動作と、移動送受信装置102が制御チャネル上で回線制御装置101から送られた情報を受信する動作の具体的な一例について、図5(A)及び(B)を参照して説明する。図5(A)は、回線制御装置101が制御チャネル上で移動送受信装置102に対して情報を送信する動作のタイミング図であり、図5(B)は、移動送受信装置102が制御チャネル上で回線制御装置101から送られた情報を受信する動作のタイミング図である。
例えば、図5(A)に示すように、回線制御装置101は、タイミングT1にて1つ目のフレームに含まれる情報の送信を開始する。この1つ目のフレームでは、移動送受信装置102に対して通知する必要のある報知メッセージが、制御情報33のエリアに含まれているものとする。この場合、チャネル識別情報32のエリアに含まれる機能チャネル識別情報32Bは、制御情報33のエリアにて伝送される情報が報知メッセージであることを示している。
移動送受信装置102では、1つ目のフレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bが報知メッセージを示していることから、動作制御部56が図4に示すステップS123の処理にてアイドル識別情報ではないと判定する(ステップS123;No)。この判定結果に基づき、図4に示すステップS125の処理が実行されることにより、図5(B)に示すように、制御情報33のエリアを受信する期間であるタイミングT2以後の期間においても、制御チャネル上で送られる情報の受信動作が継続される。
続いて、回線制御装置101は、図5(A)に示すように、タイミングT3にて2つ目のフレームに含まれる情報の送信を開始する。この2つ目のフレームでは、例えば図3に示すステップS103の処理やステップS104の処理にて、報知メッセージや呼出メッセージなどの送信対象となる有効なメッセージが存在しないと判定されたものとする(ステップS103;NoまたはステップS104;Yes)。そこで、回線制御装置101では、図3に示すステップS105の処理が実行されることにより、2つ目のフレームにおける制御情報33のエリアにアイドルメッセージが設定される。また、このときには、図3に示すステップS106の処理が実行されることにより、同一フレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bがアイドルメッセージを示すアイドル識別情報に設定される。
移動送受信装置102では、図4に示すステップS123の処理にて、2つ目のフレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bがアイドルメッセージを示すアイドル識別情報であると判定する。そこで、動作制御部56は、図4に示すステップS124の処理で制御情報33のエリアを受信する期間であると判定されるタイミングT4において、図4に示すステップS126の処理を実行することにより、通信処理部52の動作を受信停止動作へと切り換える制御を行う。この後、動作制御部56は、制御情報33のエリアを受信する期間が終了して1フレーム分の情報受信が終了するタイミングT5となるまで、図4に示すステップS126の処理を繰り返し実行することにより、通信処理部52を受信停止状態に維持する。タイミングT5に達したときには、図4に示すステップS128の処理を実行することにより、通信処理部52の動作を受信再開動作へと切り換える制御を行う。こうしてタイミングT5以降の期間では、通信処理部52による受信動作が再び実行されることになる。
また、タイミングT5において、回線制御装置101は、図5(A)に示すように、3つ目のフレームに含まれる情報の送信を開始する。この3つ目のフレームでは、2つ目のフレームに引き続き図3に示すステップS103の処理にて送信対象となるメッセージが存在しないと判定されたり(ステップS103;No)、あるいは、ステップS104の処理にて移動送受信装置102に対して通知しなくてもよいメッセージである旨の判定がなされたものとする(ステップS104;Yes)。この場合、回線制御装置101では、2つ目のフレームを送信する際と同様にして、3つ目のフレームにおける制御情報33のエリアにアイドルメッセージが設定される。また、同一フレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報に設定される。
移動送受信装置102では、図4に示すステップS123の処理にて、3つ目のフレームに含まれる機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報であると判定する。そこで、動作制御部56は、2つ目のフレームを受信したときと同様にして、制御情報33のエリアを受信する期間であると判定されるタイミングT6において、通信処理部52の動作を受信停止動作へと切り換える制御を行う。この後、動作制御部56は、3つ目のフレームに含まれる情報の受信が終了するタイミングT7となるまで、通信処理部52を受信停止状態に維持する。そして、タイミングT7に達すると、通信処理部52の動作が受信再開動作へと切り換えられ、タイミングT7以降の期間において、受信動作が再び実行されることになる。
以上説明したように、この発明によれば、回線制御装置101から制御チャネルを介して移動送受信装置102に対して送信されるフレーム構造を有する情報が、制御情報33のエリアにて伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報32Bのエリアを含んでいる。そして、移動送受信装置102は、図4に示すステップS122の処理にて読み取った機能チャネル識別情報32Bに基づき、例えば機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報であるときには受信停止動作に切り換える一方で、アイドル識別情報以外であるときには受信動作を継続させるなど、制御情報33のエリアにおける受信動作を、受信停止動作を含めた複数種類の動作のいずれかに切り換えることができる。こうした機能チャネル識別情報32Bを用いることにより、移動送受信装置102では、任意のフレームで呼出メッセージが送られたことを検出することができるので、音声通話のために通話チャネルの割当てを受けて制御チャネルから移行するまでの所要時間を短縮することができ、短時間で相手先の通信端末装置との間での通信リンクを確立して通話を開始することができる。
また、移動送受信装置102から無線基地局に設けられた回線制御装置101に対する通話要求メッセージの発生頻度が少ない状況では、回線制御装置101の側にて制御情報33のエリアに報知メッセージを送信対象として設定すべきとされることが多くなる。その一方で、移動送受信装置102の側では、同一の報知メッセージを受信し続けても、回線制御の点からして格別の作用を生じさせるものではない。そこで、回線制御装置101は、図3に示すステップS103やステップS104の処理により移動送受信装置102に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないと判断したときに、制御情報33のエリアにアイドルメッセージを設定するとともに、同一フレーム内の機能チャネル識別情報32Bをアイドル識別情報に設定する。これにより、移動送受信装置102は、機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報であるときに制御情報33のエリアにおける受信動作を受信停止動作に切り換えることで制御チャネル上での間欠受信が可能となり、通信処理部52の動作による消費電力を低減させて運用期間を長期化することができる。
この発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形及び応用が可能である。すなわち、上記実施の形態では、回線制御装置101から制御チャネル上で移動送受信装置102に対して送信される情報が、図2に示すようなフレーム構造を有するものとして説明したが、これとは異なるフレーム構造を有するものであってもよい。具体的な一例として、図6に示すようなランダムアクセス制御情報35のエリアを含んだフレーム構造を有していてもよい。
ここで、無線通信システム100がスロットアロハ(Slotted ALOHA)方式のランダムアクセスを提供する場合、移動送受信装置102にてPTTスイッチ55がオン操作(例えば押下)されたことに応答して、制御チャネル上で移動送受信装置102から回線制御装置101に対して直ちに通話要求メッセージが送られることになる。そして、回線制御装置101の側では、無線チャネルの空き状況をチェックするなどして、ランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すアクセス制御情報を返す必要がある。このときに、図2に示すようなフレーム構造を有する情報のうちで、制御情報33のエリアにアクセス制御情報を設定することが考えられる。しかしながら、このような設定の場合、制御チャネルの回線効率を劣化させないためには、制御情報33のエリアにアイドルメッセージ以外の情報を設定しなければならない回数が増大する。そのため、移動送受信装置102の側で間欠受信となる頻度も低下することになる。
そこで、図6に示すように、ランダムアクセス制御情報35のエリアを、制御情報33のエリアとは分離して、制御情報33のエリアに後続する位置に配置する。そして、ランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すアクセス制御情報は、ランダムアクセス制御情報35のエリアに設定すればよい。これにより、制御チャネルの回線効率が劣化することを防止できるとともに、制御情報33のエリアにアイドルメッセージを設定できる回数が減少することもない。
また、無線通信システム100が提供するランダムアクセスは、スロットアロハ方式のものに限らず、例えばARIB-T61方式でも使用されているICMA-PE(Idle signal Casting Multiple Access-Pertial Echo)方式のものであってもよい。この場合、回線制御装置101は、ランダムアクセス制御情報35のエリアに、無線チャネルが使用中(busy)であるか未使用(idle)であるかを示すbusy/idle情報や、各移動送受信装置102から送信された上り情報の一部を部分エコーとした衝突制御情報などを設定すればよい。
こうした図6に示すようなランダムアクセス制御情報35のエリアを含んだフレーム構造としたときには、図4のフローチャートに示す処理を以下のように変更した処理を実行すればよい。すなわち、移動送受信装置102は、図4に示すステップS124の処理にて制御情報33のエリアを受信する期間となった旨の判定がなされことにより、ステップS126の処理にて受信停止動作に切り換えた後に、ステップS127の処理に代えて、制御情報33のエリアを受信する期間が終了してランダムアクセス制御情報35のエリアを受信する期間となったか否かを判定する。このとき、ランダムアクセス制御情報35のエリアを受信する期間となった旨の判定がなされた場合には、図4に示すステップS128の処理に進んで、受信再開動作に切り換えるようにすればよい。その一方で、ランダムアクセス制御情報35のエリアを受信する期間ではないとの判定がなされた場合には、ステップS126の処理にリターンして、受信停止状態を継続させればよい。
このように、ランダムアクセス制御情報35のエリアを制御情報33のエリアとは分離して、制御情報33のエリアに後続する位置に配置することで、制御情報33のエリアにアイドルメッセージが設定される回数が増大し、移動送受信装置102の側で間欠受信となる頻度を向上させて運用期間を長期化することができる。また、移動送受信装置102からのランダムアクセスに応答して迅速な通話チャネルの割当てや制御チャネルからの移行が可能であり、短時間で相手先の通信端末装置との間での通信リンクを確立して通話を開始することができる。
また、無線通信システム100の使用環境によっては、予約型の呼出動作が許容される場合もある。この場合には、ARIB-T61方式と同様に、制御情報をスーパーフレーム構造としても不都合はない。そこで、制御情報をスーパーフレーム構造としつつ、さらに上記実施の形態と同様に機能チャネル識別情報32Bのエリアを設けることで、移動送受信装置102の側で受信する必要のない制御情報を識別できるようにしてもよい。この場合、移動送受信装置102は、機能チャネル識別情報32Bに基づき、受信する必要のない制御情報が伝送される期間では受信停止動作に切り換えるようにすることで、より効率のよい間欠受信を行うことが可能になる。
上記実施の形態では、回線制御装置101において、制御情報33のエリアにアイドルメッセージが設定されるときに、同一フレーム内における機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、アイドル識別情報に設定した。そして、移動送受信装置102では、機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報であるときに、制御情報33のエリアを受信する期間において受信停止動作とする制御を行うものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、例えば制御情報33のエリアに報知メッセージが設定されるときなどに、機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、アイドル識別情報に設定するなどしてもよい。
ここで、ある無線基地局の制御チャネルをモニターして待ち受け状態となっている移動局としての移動送受信装置102にとっては、報知メッセージの内容が変わらない限り、報知メッセージを繰り返し受信する必要はない。これに対して、無線通信システム100が複数の無線基地局を備えている場合、移動局としての移動送受信装置102は、各無線基地局により提供される制御チャネルの電界強度を監視している。そして、最も強い制御チャネルを持つ無線基地局に移行することができる。このように、複数の無線基地局を備える場合には、一般的に、移動局としての移動送受信装置102が現在どの無線基地局のエリアにいるのかを把握しておく必要がある。そのため、移動送受信装置102は、新しい無線基地局に移行したときに、位置登録処理を行う。この位置登録処理を行う条件として、移動送受信装置102は、その無線基地局が有効かどうかを判断する必要がある。このとき、報知メッセージに含まれるシステムに関する情報を読み取ることで、有効な基地局であるか否かを判断することができる。
このように複数の無線基地局間で制御チャネルの移行が可能な移動送受信装置102にとっては、頻繁に報知メッセージが送信されれば、無線基地局が有効であるか否かを短時間に判断することができて好都合となる。しかしながら、位置登録処理が終了して制御チャネル上で待ち受け状態となった後には、頻繁に報知メッセージが送信されると、移動送受信装置102の側で間欠受信となる頻度が低下することになる。
そこで、無線基地局に配置された回線制御装置101では、移動送受信装置102が必ず受信しなければならない報知メッセージを送信対象情報とするときに、機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、報知メッセージを示す識別情報に設定する。その一方で、制御情報33のエリアには、報知メッセージを設定する。
これに対して、移動送受信装置102が任意に受信すればよい報知メッセージを送信対象情報とするときには、機能チャネル識別情報32Bのエリアにて送信する情報を、アイドル識別情報に設定する一方で、制御情報33のエリアには、報知メッセージを設定する。
この場合、移動送受信装置102は、機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報となっているときであっても、自機の動作状態に応じて、制御情報33のエリアを受信するかどうかを判断すればよい。例えば、同一の無線基地局から提供される制御チャネル上にて待ち受け状態となっている移動送受信装置102では、機能チャネル識別情報32Bが報知メッセージあるいは呼出メッセージを示す識別情報であるときのみ制御情報33のエリアを受信し、機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報であるときには、制御情報33のエリアを受信する期間において受信停止動作に切り換える。これに対して、他の無線基地局から移動してきた移動送受信装置102では、機能チャネル識別情報32Bがアイドル識別情報であるときにも、制御情報33のエリアに有効なメッセージが含まれていると判断して、メッセージの受信を行うようにする。これにより、位置登録処理に必要なシステムに関する情報を、即座に取得することが可能になる。
さらに、制御情報33のエリアに報知メッセージが設定されるときに機能チャネル識別情報32Bをアイドル識別情報に設定するもの限定されず、報知メッセージ以外のメッセージを制御情報33のエリアに設定するときに、機能チャネル識別情報32Bをアイドル識別情報に設定するようにしてもよい。あるいは、アイドル識別情報として、複数種類の識別情報を設けてもよい。例えば、制御情報33のエリアをアイドルメッセージに変更したときと、移動送受信装置102が任意に受信すればよい報知メッセージとしたときとで、異なる種類のアイドル識別情報を機能チャネル識別情報32Bとして設定するようにしてもよい。移動送受信装置102は、機能チャネル識別情報32Bに設定されたアイドル識別情報の種類や自機の動作状態などに応じて制御情報33のエリアにおける受信動作を切り換えることで、効率のよい間欠受信を行いながら、無線基地局間の迅速な移行などの円滑な制御を行うことが可能になる。
この発明の実施の形態に係る無線通信システムの一構成例を示す図である。 回線制御装置が送信する情報のフレーム構造を例示する図である。 制御チャネル通信処理の一例を示すフローチャートである。 制御チャネル受信処理の一例を示すフローチャートである。 移動送受信装置が制御チャネル上で送られた情報を受信する動作の一例を説明するための図である。 この発明の変形例において回線制御装置が送信する情報のフレーム構造を例示する図である。
符号の説明
31 同期ワード
32 チャネル識別情報
32A 無線チャネル識別情報
32B 機能チャネル識別情報
33 制御情報
35 ランダムアクセス制御情報
51 アンテナ
52 通信処理部
53 電源部
54 音声処理部
55 PTTスイッチ
56 動作制御部
100 無線通信システム
101 回線制御装置
102 移動送受信装置

Claims (7)

  1. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
    1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報、ランダムアクセス制御情報つのエリアを有するフレーム構造の情報を、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信するチャネル制御装置を備え、
    前記チャネル制御装置は、
    前記フレーム構造の情報に含まれる前記チャネル識別情報のエリアにて、前記制御情報のエリアで伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報を送信する機能と、
    前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示す前記ランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信する機能とを備え、
    前記複数の無線通信装置はれぞれ、
    制御チャネル上にて前記フレーム構造の情報を受信したときに、前記フレーム構造の情報に含まれる機能チャネル識別情報の種類を判定することにより、前記制御情報のエリアにおける受信動作を、受信停止動作を含めた複数種類の動作のいずれかに設定する機能と、
    前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作に切り換える機能とを備える
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信システムであって、
    1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報を、前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信するチャネル制御装置を備え、
    前記チャネル制御装置は、
    前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないときに、前記制御情報のエリアにアイドルメッセージを設定し、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能と、
    前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージであるときに、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能とを備え、
    前記複数の無線通信装置はそれぞれ、
    前記アイドル識別情報を受信したときに、前記制御情報のエリアにおける受信動作を、自機の動作状態に応じて、情報の受信を継続させる動作と、受信停止動作のいずれかに設定する、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記チャネル制御装置は、前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示すランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信し、
    前記複数の無線通信装置はそれぞれ、前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作に切り換える、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  4. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通信チャネルとを用いた無線通信を制御する無線通信制御装置であって、
    1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報を前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信するチャネル制御手段を備え、
    前記チャネル制御手段は、
    前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないときに、前記制御情報のエリアにアイドルメッセージを設定し、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能と、
    前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージであるときに、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を送信する機能とを備える、
    ことを特徴とする無線通信制御装置
  5. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって割り当てられる通信チャネルとを用いた無線通信を行う無線通信装置であって、
    1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報であって、前記制御情報のエリアで伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報が前記チャネル識別情報のエリアにて伝送される情報を、無線基地局から受信する制御チャネル伝送情報受信手段と、
    前記制御チャネル伝送情報受信手段によって受信した機能チャネル識別情報が、前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、前記無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しない場合、又は、前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、前記無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージである場合に送られるアイドル識別情報であると判定したときに、当該チャネル識別情報と同一フレーム内における前記制御情報のエリアでの受信動作を、自機の動作状態に応じて、情報の受信を継続させる動作と、受信停止動作のいずれかに設定する動作制御手段とを備える、
    ことを特徴とする無線通信装置
  6. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信方法であって、
    1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報、ランダムアクセス制御情報の4つのエリアを有するフレーム構造の情報を、無線基地局から前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信し、
    前記フレーム構造の情報に含まれる前記チャネル識別情報のエリアにて、前記制御情報のエリアで伝送される情報の種類を示す機能チャネル識別情報を送信し、
    前記フレーム構造の情報にランダムアクセスの送信許可及び禁止のいずれかを示す前記ランダムアクセス制御情報を含めて、前記制御情報のエリアに後続するエリアにて送信し、
    前記複数の無線通信装置がそれぞれ、制御チャネル上にて前記フレーム構造の情報を受信したときに、前記フレーム構造の情報に含まれる機能チャネル識別情報の種類を判定することにより、前記制御情報のエリアにおける受信動作を、受信停止動作を含めた複数種類の動作のいずれかに設定し、
    前記複数の無線通信装置がそれぞれ、前記制御情報のエリアでの受信動作を受信停止動作に切り換えたときに、前記ランダムアクセス制御情報のエリアにて受信を再開させる受信再開動作に切り換える、
    ことを特徴とする無線通信方法
  7. 制御チャネルと、該制御チャネル上で伝送される情報によって特定された複数の無線通信装置のいずれかに割当可能な複数の通話チャネルとを用いて無線通信を行う無線通信方法であって、
    1つの制御チャネル上にて、少なくとも同期ワード、チャネル識別情報、制御情報の3つのエリアを有するフレーム構造の情報を、無線基地局から前記複数の無線通信装置の少なくとも1つに対して送信し、
    前記制御情報のエリアにて伝送される情報に、無線通信装置に対して通知する必要のある有効なメッセージが存在しないときに、前記制御情報のエリアにアイドルメッセージを設定し、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を前記無線基地局から送信し、
    前記制御情報のエリアにて伝送される情報が、無線通信装置の側にて任意に受信すべきメッセージであるときに、前記チャネル識別情報のエリアにてアイドル識別情報を前記無線基地局から送信し、
    前記複数の無線通信装置がそれぞれ、前記アイドル識別情報を受信したときに、当該チャネル識別情報と同一フレーム内における前記制御情報のエリアでの受信動作を、自機の動作状態に応じて、情報の受信を継続させる動作と、受信停止動作のいずれかに設定する、
    ことを特徴とする無線通信方法
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