JP4410090B2 - 排水トラップ、及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、浴室や洗面所等で生じた排水を、防臭機構を備えた貯留部で貯留させた後、下水管等の下流の排水設備に誘導する排水トラップ、及びその製造方法に関する。
例えば排水トラップとしては、いわゆるユニットバスの床面に設置されるものが知られている。このタイプの排水トラップは、浴槽や洗面台で生じた排水を貯留する中空部に防臭機構を備えてなり、また中空部の上面に床面から流れ込む排水の取入口を備え、側面に浴槽や洗面台に接続された排水の接続口を備えて構成されている。このような排水トラップは、取入口が形成された上面を含む上側分割体とそれ以外の下側分割体との2つの分割体を一組としてなり、夫々の分割体が予め樹脂によって型成形され、その後に相互の分割面を溶着することによって中空部が成形され製造されている。
このような排水トラップの製造技術としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。これは、夫々の分割面における接合部を面一にして、熱板を双方の接合部に当て溶融させ、溶融した双方の接合部同士を当接させ、接合することにより製造される。この特許文献1の製造技術によれば、接合部の形状が面一である為、面一な熱板を接合部に当てるだけで良く、複雑な形状の熱板を不要にできる。
その他、特許文献2には、夫々の分割面が備えた被溶着部にその被溶着部に沿って連続して若しくは断続的に延びる一対の凸条を樹脂成形した後、被溶着部を夫々熱板に当接せしめて加熱して被溶着部を溶融状態にし、しかる後、被溶着部同士を圧接して溶着することを特徴とする溶着技術が開示されている。この特許文献2の溶着技術によれば、被溶着部に凹凸や歪みが多少あっても、熱板に当接している凸条が溶融して、被溶着部は凸条からの熱伝導により均等に加熱されて満遍なく溶融でき、よって、得られる樹脂成形品の熱歪みや不完全溶着部の発生を抑えることができる。
特開平6−306907号公報 特開平4−166324号公報
しかし、特許文献1の製造技術では、相互の接合部が面一となる排水トラップに適用するしかなく、接合部の形状が制限されるため、例えば基準面に対して斜面を含むような複雑な形状の接合部に適用した場合には、隙間が生ずる可能性が高い点で問題があった。
一方、特許文献2の溶着技術では、排水トラップの上側分割体及び下側分割体を射出成形装置を用いて夫々成形し、さらに両分割体の分割面を溶着するために別体の溶着装置を用いることとなり、一連の製造工程で使用する装置が多種多数となってしまう。したがって、これらの装置の設置スペースを広く確保しなければならない点で問題が生じていた。加えて、成形工程と溶着工程との合間には、成形した分割体の仮置きスペースも確保しなければならず、また成形装置から溶着装置への移送等の段取りにも手間がかかる点で問題があった。
そこで、本発明は、上記問題点に鑑み、排水トラップの分割面が、基準面に対して斜面を含むような複雑な形状をしている場合であっても隙間無く溶着でき、さらに使用装置の設置スペースを小さくでき、工程間の段取りの手間を省くことができる排水トラップ、及びその製造方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明に係る排水トラップは、上面に排水の取入口を設けた蓋体と、前記蓋体の全周端に一致するように上面が開口形成されるとともに排水の流出管が側壁部に突設された桶体と、の二つ割りした分割面を備えてなる中空状のトラップ本体を有してなり、前記蓋体は、上り斜面となる斜面板部を介して前記流出管上部が接する先端板部を備えてなる排水トラップであって、前記蓋体及び前記桶体が、溶融樹脂を一次射出して別々に型成形されてなり、トラップ本体が、前記蓋体前記桶体を上り斜面を含む分割面で互いに突き合わせ、その突き合わせ面に沿って溶融樹脂を二次射出して、前記蓋体前記桶体とを溶着させ中空成形されてなり、二次射出で使用される溶融樹脂が、一次射出で使用される溶融樹脂と同じ材料からなり、突き合わせ面が、一次射出と二次射出の夫々の溶融樹脂を溶け合わせることによって一体的に溶着されてなる。
請求項2の発明に係る排水トラップは、蓋体の周端及び桶体の開口端に、蓋体及び桶体の互いの分割面を突き合わせた際に相互に密着する突き合わせ面となるように、帯状の庇部を突設し、両庇部の少なくとも一方の突き合わせ面上に溝状部を形成し、両庇部を突き合わせた状態において、溝状部によって突き合わせ面に沿う管状路を形成し、蓋体の庇部に、管状路内と外部とを連通させるための小径の連通孔を庇部上面に穿設し、前記管状路に溶融樹脂を二次射出してなる。
請求項3の発明に係る排水トラップの製造方法は、上面に排水の取入口を設けた蓋体と、前記蓋体の全周端に一致するように上面が開口形成されるとともに排水の流出管が側壁部に突設された桶体と、の二つ割りした分割面を備えてなる中空状のトラップ本体を有してなり、前記蓋体は、上り斜面となる斜面板部を介して前記流出管上部が接する先端板部を備えてなる排水トラップの製造方法であって、前記蓋体前記桶体とを、溶融樹脂を一次射出して別々に型成形する第一次成形工程と、成形した前記蓋体前記桶体とを上り斜面を含む分割面で互いに突き合わせた後、その突き合わせ面に沿って、第一次成形工程で使用される溶融樹脂と同じ材料からなる溶融樹脂を二次射出し、一次射出と二次射出の夫々の溶融樹脂を溶け合わせて、突き合わせ面を一体的に溶着し、トラップ本体を中空成形する第二次成形工程と、を備えて構成される。
請求項4の発明に係る排水トラップの製造方法は、第一次成形工程が、蓋体の周端及び桶体の開口端に、蓋体及び桶体の互いの分割面を突き合わせた際に相互に密着する突き合わせ面となるように、帯状の庇部を突設し、両庇部の少なくとも一方の突き合わせ面上に溝状部を形成し、両庇部を突き合わせた状態において、溝状部によって突き合わせ面に沿う管状路を形成し、蓋体の庇部に、管状路内と外部とを連通させるための小径の連通孔を庇部上面に穿設する工程を含み、第二次成形工程が、前記管状路に溶融樹脂を二次射出する工程を含むように構成される。
請求項1,3の発明によれば、蓋体桶体を溶融樹脂を一次射出して別々に型成形し、これらの分割体を溶融樹脂を二次射出して中空状のトラップ本体を成形したので、蓋体桶体とが基準面に対して斜面を含むような複雑な形状の分割面で突き合わされたとしても、突き合わせ面で隙間の生ずる虞を排除でき、排水を漏れなく貯留する信頼性の高い排水トラップを得ることができる。さらに、第一金型と第二金型との一対の金型によって、トラップ本体を成形できるので、装置の設置スペースを小さくできる。また、固定型と可動型との組み合わせによって、第一次及び第二次成形工程を同一装置で行うことができ、両工程間の段取りの手間を省くことができる。
請求項2,4の発明によれば、蓋体の周端及び桶体の開口端に、蓋体及び桶体の互いの分割面を突き合わせた際に相互に密着する突き合わせ面となるように、帯状の庇部を突設し、両庇部の少なくとも一方の突き合わせ面上に溝状部を形成し、両庇部を突き合わせた状態において、溝状部によって突き合わせ面に沿う管状路を形成し、蓋体の庇部に、管状路内と外部とを連通させるための小径の連通孔を庇部上面に穿設し、この管状路に溶融樹脂を射出して溶着するので、突き合わせ面の相互密着性をより高めて、溶着の信頼性をさらに向上できる。さらに、蓋体の庇部に連通孔を設けたので、溶着用樹脂を管状路内に射出した際、管状路の全周に溶着用樹脂が行き渡ったか否かの溶着の確認が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明によって形成されたトラップ本体の外観を示し(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は正面図である。図2は同トラップ本体の断面を示し(a)は図1(a)のA−A線拡大断面図、(b)は図2(a)のB部拡大断面図、(c)はC部拡大図である。また、図3は排水トラップの組付け状態を示す断面説明図である。
本排水トラップ1は、例えば防水性の高い素材で天井、壁及び床を一体成形してなる規格化されたユニット内に、浴槽、洗面台を配置して構成されたユニットバスにおいて、その床面下に設置され、浴槽や洗面台で生じた生活排水をトラップ本体4内に取り込んで一旦貯留させた後に、下水タンクや下水管等の下流の排水設備へ誘導するように構成されている。このトラップ本体4は、生活排水の取入口15を備えた上側分割体としての蓋体2と、蓋体2の全周端に一致するように上面が開口形成された下側分割体としての桶体3との2つの分割体を予め別々に型成形用樹脂で成形し、その後、蓋体2の全周端と桶体3の開口端とを突き合わせてさらにその突き合わせ面に沿って溶着用樹脂によって溶着することにより中空状に成形されている。
図1のように、蓋体2は、円形板部12と、円形板部12の周端辺の一部から外方へ向けて所定幅まで絞り込むと共に上り斜面となるように延設された斜面板部13と、斜面板部13を介して絞込先端に形成された先端板部14とからなり、斜面板部13によって、円形板部12と先端板部14とが所定高さTの段差を備える板状に形成されている。円形板部12の中央には、本排水トラップ1をユニットバスに設置した際、床面に設けられた開口部に連結される排水の取入口15が設けられている。
一方、桶体3は、底板部17と、その全周から上方へ微小角度の勾配を備えるように立設された側壁部18とからなり、側壁部18の立設先端が蓋体2の全周端に一致する開口端となるよう有底桶状に形成されている。側壁部18には、桶体3内に連通する2本の流入管20,21と1本の流出管22とが、所定位置から横方向に突設されている。
流出管22は、側壁部18において、その管上部が先端板部14に接すると共にその管軸を蓋体2の斜面板部13の絞り込み方向に一致する位置から水平に突設されている。また2本の流入管20,21のうち、一方の流入管20は、その管下部を桶体3の底面に沿わせて流出管22の対称位置の側壁部18から突設されている。他方の流入管21は、同様に流出管22と直交する位置の側壁部18から突設されている。流出管22は例えば管径50Aとなるように形成され、流入管20,21は例えば管径30Aとなるように形成されている。また流出管22は、その管下部が流入管20,21の管上部よりも高い位置となるように設けられている。
また、図2のように、蓋体2の周端及び桶体3の開口端には、蓋体2及び桶体3の互いの分割面を突き合わせた際に相互に密着する突き合わせ面となるように、帯状の庇部24,25が全周に亘って横方向へ突設されている。両庇部24,25の相互の突き合わせ面上には、横断面を略半円形とする溝状部26,27が全周に亘って形成されている。夫々の溝状部26,27は、両庇部24,25を突き合わせた状態において、横断面が略円形の管状路28を形成するように設けられている。また、特に蓋体2の庇部24には、管状路28内と外部とを連通させるための小径の連通孔30が庇部24上面の所定位置に8つ穿設されている。
そして、図3のように、排水トラップ1は、蓋体2及び桶体3によってトラップ本体4を形成した状態で、円形板部12の取入口15に内周に雌ネジ部を形成したロックナット6をゴムパッキン7を介して嵌着し、ロックナット6の雌ネジ部に外周に雄ネジ部を形成した防臭筒8を螺合することによって構成されている。この防臭筒8は、中央下方へ向けて先細りとなるように形成されている。また防臭筒8は、ロックナット6に係合された際、桶体3の底板部17に接着された椀形状の防臭容器9の内側へ、上方からその先端が突出し、防臭容器9との組み合わせによって、下流の排水設備からの異臭を遮断する封水部11を形成している。そして防臭筒8の受け口には、目皿16が螺合されている。
この排水トラップ1は、ユニットバスの所定位置に設置され、図1のように流入管20,21に夫々流入用パイプ32,33が連結され、流出管22には流出用パイプ34が連結される。一方の流入用パイプ32は浴槽の排水口に接続され、他方の流入用パイプ33は洗面台の排水口に接続される。また流出用パイプ34は、排水トラップ1の下流に位置する排水設備に接続される。
以上のように構成された排水トラップ1において、浴槽や洗面所で生じた排水は、流入管20,21から、夫々に接続される流入用パイプ32,33を介して、トラップ本体4の内部へ流れ込む。同様に床面で生じた排水も、目皿16を介して防臭容器9の受け口から流れ込む。そして内部に貯留した排水は、流出管22を通って流出用パイプ34に流れ込み排水設備へ送出される。この時、防臭機構である封水部11によって、下流の排水設備等からユニットバス内へ入り込む異臭が遮断される。
次に、図4(a)〜(e)を用いてトラップ本体4の成形手順について説明をする。尚、図中のトラップ本体4は、概略形状を示すものである。本成形で使用される射出成形装置は、固定金型である第一金型42と、該第一金型42に対向し図面において上下および左右方向に移動自在に構成される第二金型43とを備えて構成されている。
この射出成形装置において、第一金型42は蓋体2の外側面部と桶体3の内側面部を成形し、第二金型43は桶体3の外側面部と蓋体2の内側面部とを成形するようになっている。そして、両金型42,43が型合わせされた状態で、蓋体2及び桶体3のキャビティ内に型成形用の溶融樹脂材がノズル47からスプルー45を介して一次射出され、蓋体2と桶体3とが型成形される(第一次成形工程、図4(a))。
これら蓋体2と桶体3とが型成形された後、第二金型43が第一金型42から離れて脱型すべく図面において右側に移動すると、蓋体2は第一金型42側に、また桶体3は第二金型43側にそれぞれ型合わせされた状態で脱型される(図4(b))。
続けて、本実施形態では第二金型43が図面において下方に移動して蓋体2と桶体3とが互いに間隙を存して対向するようセットされる(図4(c))。
ついで、第二金型43が左側に移動して蓋体2と桶体3との突き合わせ面が互いに突き合うよう型合わせされ、蓋体2と桶体3との溝部26,27からなる管状路28に、溶着用の溶融樹脂材がノズル48からスプルー46を介して二次射出される(第二次成形工程、図4(d))。
その後、両金型42,43から脱型することでトラップ本体4が成形される(図4(e))。
そして、防臭筒8と防臭容器9からなる防臭機構等がトラップ本体4内に組み込まれ、排水トラップ1が形成される(図3)。
このような排水トラップ1によれば、蓋体2及び桶体3の分割面が所定の基準面に対して斜面を備え、この分割面で突き合わされた場合であっても、突き合わせ面に沿って溶着用樹脂で溶着するので、蓋体2及び桶体3はもちろん、相互の突き合わせ面で隙間の生ずる虞を排除でき、排水を漏れなく貯留する信頼性の高い排水トラップを得ることが出来る。また、第一金型42と第二金型43との1対の金型によって、トラップ本体4を成形できるので、装置の設置スペースを小さくできる。さらに、固定型と可動型との組み合わせによって、第一次及び第二次成形工程を同一装置で行うことができ、両工程間の段取りの手間を省くことができる。
また、蓋体2及び桶体3の突き合わせ面上に溝状部26,27を型成形し、この溝状部26,27によって形成された管状路28に溶着用樹脂を射出して溶着するので、庇部24,25の突き合わせ面の相互密着性をさらに高めて、溶着の信頼性をさらに向上できる。また、溶融樹脂がはみ出すことを防止でき意匠性を向上できる。さらに、蓋体2の庇部24に連通孔30を設けたので、溶着用樹脂を管状路28内に射出した際、管状路28の全周に溶着用樹脂が行き渡ったか否かの溶着の確認が簡単にできる。
尚、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するように、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各部の形状並びに構成を適宜に変更して実施することも可能である。
(1)本方法では、第一成形工程の後、第二成形工程において蓋体2と桶体3とを突き合わせて溶着する前に、予め防臭容器9等の別体の構成部材を桶体3内に接着する組付け工程を設けることもできる。
(2)一次射出と二次射出で使用される溶融樹脂は、同じ材料からなるものでも良い。一次射出と二次射出の夫々の溶融樹脂を溶け合わせることによって、突き合わせ面を一体的に溶着する際には、樹脂同士が馴染み易くなり、溶着の信頼性をより向上できる。
(3)トラップ本体は、流出管を側壁部から横方向へ突設してなる横型に限らず、底面部から下方向へ突設してなる縦型であっても良い。
(4)トラップ本体は、流入管を2本に限らず、1本または他の複数本突設してなるものであっても良い。
(5)トラップ本体は、底浅形状に限らず、底深形状に形成することもできる。
本発明に係る排水トラップの一実施形態を示し、(a)はトラップ本体の外観を示す平面図、(b)は同側面図、(c)は同正面図である。 図1のトラップ本体の断面を示し(a)はA−A線拡大断面図、(b)はB部拡大断面図、(c)はC部拡大断面図である。 本発明に係る排水トラップの一実施形態を示す断面説明図である。 本発明に係る排水トラップの製造方法の一実施形態を示し、(a)〜(e)はトラップ本体の成形手順説明図である。
符号の説明
1・・排水トラップ、2・・上側分割体としての蓋体、3・・下側分割体としての桶体、4・・トラップ本体、12・・円形板部、13・・斜面板部、14・・先端板部、15・・取入口、17・・底板部、18・・側壁部、20,21・・流入管、22・・流出管、24,25・・庇部、26,27・・溝状部、28・・管状路、30・・連通孔。

Claims (4)

  1. 上面に排水の取入口を設けた蓋体と、前記蓋体の全周端に一致するように上面が開口形成されるとともに排水の流出管が側壁部に突設された桶体と、の二つ割りした分割面を備えてなる中空状のトラップ本体を有してなり、前記蓋体は、上り斜面となる斜面板部を介して前記流出管上部が接する先端板部を備えてなる排水トラップであって、
    前記蓋体及び前記桶体が、溶融樹脂を一次射出して別々に型成形されてなり、
    トラップ本体が、前記蓋体前記桶体を上り斜面を含む分割面で互いに突き合わせ、その突き合わせ面に沿って溶融樹脂を二次射出して、前記蓋体前記桶体とを溶着させ中空成形されてなり、
    二次射出で使用される溶融樹脂が、一次射出で使用される溶融樹脂と同じ材料からなり、突き合わせ面が、一次射出と二次射出の夫々の溶融樹脂を溶け合わせることによって一体的に溶着されてなる、
    ことを特徴とする排水トラップ。
  2. 蓋体の周端及び桶体の開口端に、蓋体及び桶体の互いの分割面を突き合わせた際に相互に密着する突き合わせ面となるように、帯状の庇部を突設し、
    両庇部の少なくとも一方の突き合わせ面上に溝状部を形成し、
    両庇部を突き合わせた状態において、溝状部によって突き合わせ面に沿う管状路を形成し、
    蓋体の庇部に、管状路内と外部とを連通させるための小径の連通孔を庇部上面に穿設し、
    前記管状路に溶融樹脂を二次射出してなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の排水トラップ。
  3. 上面に排水の取入口を設けた蓋体と、前記蓋体の全周端に一致するように上面が開口形成されるとともに排水の流出管が側壁部に突設された桶体と、の二つ割りした分割面を備えてなる中空状のトラップ本体を有してなり、前記蓋体は、上り斜面となる斜面板部を介して前記流出管上部が接する先端板部を備えてなる排水トラップの製造方法であって、
    前記蓋体前記桶体とを、溶融樹脂を一次射出して別々に型成形する第一次成形工程と、成形した前記蓋体前記桶体とを上り斜面を含む分割面で互いに突き合わせた後、その突き合わせ面に沿って、第一次成形工程で使用される溶融樹脂と同じ材料からなる溶融樹脂を二次射出し、一次射出と二次射出の夫々の溶融樹脂を溶け合わせて、突き合わせ面を一体的に溶着し、トラップ本体を中空成形する第二次成形工程と、を備えてなる、
    ことを特徴とする排水トラップの製造方法。
  4. 第一次成形工程が、
    蓋体の周端及び桶体の開口端に、蓋体及び桶体の互いの分割面を突き合わせた際に相互に密着する突き合わせ面となるように、帯状の庇部を突設し、
    両庇部の少なくとも一方の突き合わせ面上に溝状部を形成し、両庇部を突き合わせた状態において、溝状部によって突き合わせ面に沿う管状路を形成し、蓋体の庇部に、管状路内と外部とを連通させるための小径の連通孔を庇部上面に穿設する工程を含み、
    第二次成形工程が、
    前記管状路に溶融樹脂を二次射出する工程を含む、
    ことを特徴とする請求項3に記載の排水トラップの製造方法。
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