JP4409754B2 - スクリーン印刷機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マスクを介してクリーム半田等のペースト材料を基板に印刷するスクリーン印刷機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリント基板の電子部品接合用のクリーム半田を基板上の所定の位置に塗布するためにスクリーン印刷機が用いられている(例えば特開平9-314802)。このスクリーン印刷機は、印刷パターン(開口部)が形成されたマスクの下面側に印刷テーブルを配設し、この印刷テーブル上に基板をセットし、基板上のマスク上面にクリーム半田を供給し、このマスクに対しスキージを所定の押圧力で摺接させることにより、クリーム半田を掻き延ばし、マスクの印刷パターンに対応して基板上にクリーム半田を印刷するものである。
【0003】
上記公報記載のスクリーン印刷機においては、X軸スキージングロボットにスキージZ軸ロボットが搭載される。このスキージZ軸ロボットは、スキージの昇降機構(フローティング押圧機構)を構成するものであり、クリーム半田の往路印刷用の往路スキージをZ軸方向に移動制御するとともに、復路印刷用の復路スキージをZ軸方向に移動制御して、往路復路で交互にそれぞれのスキージを下降させて印刷動作をさせる。
【0004】
このようなスクリーン印刷機においては、サーボモータにより駆動されるスキージZ軸ロボットの上下移動スライダーに直接あるいはこのスライダーに取付けられたブラケットに両方のスキージZ軸ロボットを搭載するヘッドプレートが着脱可能に取付けられる。
【0005】
このスキージZ軸ロボット(昇降機構)は、エアシリンダとそのピストンに取付けられるスキージ、エアシリンダへの圧縮空気配管、切換えバルブ、圧縮空気源、切換えバルブ制御装置等からなり、エアシリンダをヘッドプレートに固定し、切換えバルブおよび圧縮空気源を印刷機本体側に固定している。
【0006】
このようなスクリーン印刷機に、後述のように、クリーム半田等のペースト供給装置を備え、かつ往路復路両方向に使用されるスキージを備えたスキージユニットを装着する場合は、ヘッドプレートにこのスキージユニットとエアシリンダを固定し、その後このヘッドプレートをブラケットを介して又は直接スキージZ軸ロボットのスライダーに取付けることになる。
【0007】
この場合、前述の往路および復路用の2つの昇降機構を備えた印刷機のスキージユニットをこの両方向式のスキージユニットに変更する場合には、シリンダを搭載したヘッドプレートごと脱着して交換するので、圧縮空気配管と切換えバルブとの間の配管等も脱着して交換する必要があり、作業性が悪い。
【0008】
従来構造についてさらに説明する。図6(A)(B)は、それぞれ従来のスクリーン印刷機の異なる機種のスキージユニットを装着した印刷ヘッド部分の構成を示す。
【0009】
図6(A)に示す構成においては、マスク(不図示)の上面に沿って往復移動する移動支持台1上に、モータ2により駆動される送りネジ(不図示)等からなるZ軸送り機構3が搭載される。Z軸送り機構3にはヘッドプレート4が連結され、これを上下移動させる。ヘッドプレート4上に2個の空気圧駆動のシリンダ5が搭載される。各シリンダ5は、ヘッドプレート4の下側でピストン6を上下駆動する。各ピストン6の下面に駆動プレート7が固定される。この駆動プレート7に回転結合部8が固定される。回転結合部8の下部に懸垂支持板9が固定される。この懸垂支持板9の下側に取付け部10を介してブレード形状のスキージ11が備わる。
【0010】
スキージ11は取付け部10と一体であって、スキージユニット12を構成する。このスキージユニット12が懸垂支持板9に対し着脱可能に取付けられる。2個のスキージユニット12は、それぞれ反対方向に傾斜して片面のみ使用するスキージ11を備え、マスク面上で往復動作するときに、交互に使用される。
【0011】
回転結合部8は、スキージ11をマスク上に押し当てて摺動させるときに、マスクに対するスキージ11の長手方向(図面に垂直方向)の平行度のずれを吸収して(すなわち、マスク面に対するスキージ11の傾きをなくして)、スキージ11がその全長にそって均一にマスクに摺接するようにスキージユニット12の長手方向中央部を保持するものである。
【0012】
移動支持台1は、マスク面(図面に垂直なXY平面)上で例えばX方向(図で左右方向)に往復移動し、往路および復路でそれぞれ交互に一方のスキージユニット12を下降させてマスクに摺接させ、マスク上のクリーム半田を掻き延ばして基板上に印刷する。
【0013】
このように印刷時に交互に片面用スキージユニット12を押し下げたり引き上げたりするためのアクチュエータとして2個のシリンダ5が用いられ、これらのシリンダ5とそのピストン6および駆動プレート7によりアクチュエータ部13を構成する。このアクチュエータ部13に固定された回転結合部8および懸垂支持板9により、アクチュエータ部13とスキージユニット12を連結するための連結部14を構成する。これらのアクチュエータ部13および連結部14は一体的に結合され、昇降機構23を構成する。この昇降機構23は、前述のZ軸送り機構3およびヘッドプレート4とともにスキージユニット12の印刷ヘッド15を構成する。
【0014】
一方、図6(B)の構成においては、スキージユニット16は、クリーム半田等を収容したペースト容器17を備え、このペースト容器17の下部に両方向にスキージ動作可能な両面スキージ18が備わる。この両面スキージ18は、2枚のブレードを略三角形状に組み合せたものであり、スキージユニット16がマスク面上で往復動作するとき、往路復路の両方向に対しマスク面に摺接したままクリーム半田の掻き延ばし動作を行う。ペースト容器17の上部には押出しシリンダ19が備わり、ペースト容器17内のクリーム半田を両面スキージ18を通してマスク(不図示)の上面に供給する。このスキージユニット16は取付け部20を介して、(A)と同様に昇降機構23の連結部14の懸垂支持板9に取付けられる。この(B)の構成では、両面スキージ18を用いるため、(A)の場合と異なり往復動作に伴って交互に上げ下げする必要はなく、昇降機構23のアクチュエータ部13のシリンダ5は1個でよい。その他の移動支持台1に搭載された印刷ヘッド15の構成は(A)と同じである。
【0015】
図7は、上記スクリーン印刷機のスキージの押圧構造の説明図である。
移動支持台1に搭載されるZ軸送り機構3は、垂直方向(Z軸方向)に配設された送りネジ3aと、この送りネジ3aに沿って上下動するスライドナット3bとにより構成される。ヘッドプレート4は連結部材(ブラケット)4aを介してスライドナット(スライダー)3bに結合される。スライドナット3bと連結部材4aとの間に第1スプリング21が介装される。また、連結部材4aとその下側の移動支持台1との間に第2スプリング22が介装される。第1スプリング21は、スキージ11が下降してマスクに押付けられたときに、縮んで押圧力を付与する。第2スプリング22は、スキージユニット12を含めヘッドプレート4が支持する重さ(質量)に対応した弾性力で連結部材4aを上方に付勢する。3cはスライドナット3bに固着されたガイドロッドであり、このガイドロッド3cに連結部材4aが摺動自在に嵌合する。
【0016】
シリンダ5のピストン6内にはスキージ11の押圧荷重を検出するためのロードセル(不図示)が設けられている。マスクを通して適度な量のクリーム半田を基板側に押出して適正なスクリーン印刷を行うためには、スキージ11によるクリーム半田の掻き延ばし動作中にマスクに対する押圧力が所定の適正な値でなければならない。ロードセルは、このスキージ11の押圧力を検出して所定の適正値かどうかを確認するため及びこの押圧力を調整するために設けられる。
【0017】
このような構成において、スキージ11がマスク面から上方に離れているときにはロードセルには荷重がかからない。スキージ11がマスク面に当接してその反力でヘッドプレート4が押上げられると、これに対応して第1スプリング21がスキージ11に押圧力を付与する。この押圧力がロードセルにより検出される。これにより、所定の押圧力でスキージ動作が行われているかどうかが確認できる。この場合、第2スプリング22により、スキージユニット等の自重による押圧力は打ち消されるため、スキージ11の下降に対応した第1スプリング21による押圧力のみがロードセルで検出される。このように、ロードセルのゼロ点を正確に定めるためには、使用するスキージユニットの重さに応じて第1スプリング21および第2スプリング22の弾性力を予め調整しておく必要がある。
【0018】
図8は、前述の図6(A)(B)に示したスクリーン印刷機のスキージユニット12,16を交換する場合の従来の手順を示す説明図である。
図8(A)は、図6(A)の片面式のスキージユニット12を2個装着した構成である。移動支持台1に、前述のように、Z軸送り機構3および昇降機構23からなる印刷ヘッド15が搭載支持され、この昇降機構23にスキージユニット12が取付けられている。前述のように、昇降機構23を構成するシリンダ5やピストン6からなるアクチュエータ部13(図6)と連結部14(図6)は一体的に構成されている。この昇降機構23は、スキージユニット12の高さ方向の位置がマスク面に対し所定の位置になるように、Z軸送り機構3に対しスキージユニット12の高さに応じた所定の位置に連結される。
【0019】
一方、前述の図6(B)に示した往復時に両方向に使用可能な両面式のスキージユニット16は、両面スキージ18用のペースト容器17や押出しシリンダ19等を備えるため、その高さが図6(A)の片面式のスキージユニット12に比べ非常に高くなる。したがって、スキージ先端をマスクに対し図8(A)と同じに揃えるためには、図8(C)に示すように、昇降機構23へのスキージユニット16の取付け位置が、Z軸送り機構3に対し、図8(A)の場合に比べ高い位置に取り付けなければならない。
【0020】
このような図6(A)のスキージユニット12と図6(B)のスキージユニット16を交換する場合、従来は、図8(B)に示すように、まず移動支持台1からスキージユニットが装着された昇降機構23とともにこれが固定されたZ軸送り機構3を含む印刷ヘッド15全体を取外し、この空の移動支持台1に新たな昇降機構23およびこれに連結したZ軸送り機構3を含む印刷ヘッド15搭載していた。この新たな印刷ヘッド15に新たなスキージユニット12または16が取付けられる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のスクリーン印刷機では、スキージユニットを取付ける昇降機構が一体的に構成されているため、スキージユニットの機種を変更するときに、スキージユニットを交換するとともに、昇降機構およびこれが連結されたZ軸送り機構からなる印刷ヘッド全体を取外して、新たなスキージユニットおよびこれに適合した印刷ヘッド全体を交換しなければならなかった。このため、スキージユニットの機種変更に伴い、新機種に対応したZ軸送り機構やシリンダ等のアクチュエータ部を準備しなければならず、大掛かりな印刷ヘッド交換となり、交換作業が面倒で手間がかかるとともに汎用性が乏しくなり新たな印刷ヘッドのための費用が増大する。
【0022】
また、スキージユニットの機種変更に伴い、その重量が変わるため、前述の図7で説明したように、スキージの押圧力設定のためのスプリングの調整をしなければならず、この作業も面倒であった。
【0023】
本発明は上記従来技術を考慮したものであって、高さ及び重さの異なるスキージユニットの機種を変更するときに、大掛かりな印刷ヘッド全体を交換することなく、最小限の部品交換でスキージユニットを変更して交換作業や調整作業の手間を軽減したスクリーン印刷機の提供を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明では、印刷パターンが形成されたマスクの保持枠と、該マスクの下面側に配設された印刷すべき基板を支持する印刷テーブルと、該マスクの上面に摺接するスキージユニットと、該スキージユニットを上下動作させる昇降機構と、該昇降機構を支持して前記マスク上面に沿って往復動作する移動支持台とを備え、前記昇降機構は、アクチュエータ部と連結部とを有し、該連結部に前記スキージユニットが取付けられたスクリーン印刷機において、前記連結部を前記アクチュエータ部から分割して着脱可能とし、かつスキージユニットの高さ及び重さに対応して予め準備された複数の連結部のうちから交換可能とし、前記スキージユニットの取付けには、このスキージユニットが取付けられた状態でこのスキージユニットと前記連結部とを合計する高さと重さとが一定になる前記連結部が用いられることを特徴とするスクリーン印刷機を提供する。
【0025】
この構成によれば、スキージユニットを懸垂して支持する昇降機構は、アクチュエータ部と連結部とに2分割されてこの連結部が着脱可能に構成され、かつ機種の異なるスキージユニットに対応してその高さと重さ(質量)を所定の値に揃えるための連結部を予め各スキージユニットに対応して準備しておくことにより、スキージユニットを変更する場合に、印刷ヘッド全体を交換することなく、連結部のみを交換して新たなスキージユニットを取付けることができ、印刷ヘッドの汎用性が増してコスト低減が図られるとともに、スキージユニットの交換作業が簡単にでき交換作業の手間が軽減する。
【0026】
好ましい構成例では、前記アクチュエータ部および連結部をそれぞれ2個ずつ備えたことを特徴としている。
【0027】
この構成によれば、2個のアクチュエータを使用する片面式のスキージユニットおよび1個のアクチュエータを使用する両面式のスキージユニットの両方に対し適用できるとともに、両面式のスキージユニットを取付けた場合に、一方のアクチュエータ部のシリンダをスキージユニットのペースト押出し用のシリンダとして用いることが可能となり、スキージユニットの構成を簡素化できる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明に係るスクリーン印刷機全体の構成図である。
【0029】
このスクリーン印刷機24は、ベッド25上にXYステージ26が設けられ、このXYステージ26上に印刷テーブル27がXY平面上を移動可能に設けられる。印刷テーブル27上に基板28を搭載して固定支持する基板載せ枠29が備わる。印刷テーブル27はXY方向に移動可能であるとともに、そのZ軸廻りに回転可能であり、且つ基板載せ枠29又は印刷テーブル27自体がZ軸方向(高さ方向)に移動可能である。これにより、基板28を所定の位置に位置決めできる。印刷テーブル27の上方に、マスク30がマスク保持枠31に固定されて保持される。マスク30には印刷すべきパターン(不図示)が開口して形成されている。印刷テーブル27は、マスク30下方から前方に移動することにより上方が露出し、基板28が着脱可能とされる。
【0030】
マスク30の上方に、例えばX方向(図の左右方向とする)のガイド32が備わり、このガイド32に沿って、移動支持台1がX方向に往復移動可能に設けられる。この移動支持台1に印刷ヘッド15が搭載支持される。この印刷ヘッド15は、Z軸送り機構3およびアクチュエータ部13と連結部14からなる昇降機構23により構成される。印刷ヘッド15の下端部の連結部14にスキージユニット12が取付けられる。本実施形態では、昇降機構23を構成するアクチュエータ部13と連結部14は、2分割された構成であり、この連結部14は、後述のように、アクチュエータ部13から分離して取外し可能である。
【0031】
図2は、上記本発明に係るスクリーン印刷機の昇降機構23部分の分解斜視図である。
この昇降機構23は、アクチュエータ部13と、このアクチュエータ部13に着脱可能に装着された連結部14とからなり、この連結部14にスキージユニット12が取付けられる。
【0032】
前述のように、Z軸送り機構3(図1、図6、図7参照)にヘッドプレート4が連結される。アクチュエータ部13は、ヘッドプレート4上に搭載されたシリンダ5と、このシリンダ5で駆動されるピストン6と、ピストン6の下面に固定された駆動プレート7からなる。駆動プレート7は、ヘッドプレート4を貫通する4本の昇降ガイド33により垂直方向にガイドされてピストン6により上下駆動される。この駆動プレート7には連結用のノブ34が備わる。このノブ34にプランジャ板36の凹部37が嵌め込まれる。プランジャ板36には、位置決め用のピン41が備わる。このピン41は、スプリング(不図示)によりプランジャ板36の上面から突出可能であり、またスプリングに抗して引張って回転することによりプランジャ板36の上面から引込めることができる。この位置決め用のピン41を引込めた状態で、プランジャ板の凹部37を駆動プレート7のノブ34に嵌め込む。この状態で、ピン41を回転して突出させ駆動プレート7の位置決め孔35に嵌合させて位置決めされる。この状態でノブ34をネジ締めすることにより、プランジャ板36が駆動プレート7に固定される。ノブ34を弛めればプランジャ板36は、駆動プレート7から取外し可能となる。
【0033】
プランジャ板36の下面側にスペーサ38が設けられる。スペーサ38の下側に回転結合部8が設けられる。この回転結合部8に懸垂支持板9が固定される。懸垂支持板9には、連結用の凹部39が形成される。この凹部39に、スキージユニット12の取付け部10に設けたノブ40が嵌め込まれ、ノブ40をネジ締めすることによりスキージユニット12が懸垂支持板9に固定保持される。
【0034】
スペーサ38の高さは、スキージユニット12の高さに応じて設定される。すなわち、スキージユニット12を連結部14に取り付けた状態で、連結部14とスキージユニット12の合計の高さが所定の高さとなるように、スペーサ38の高さが使用するスキージユニット12の高さに応じて選定される。これにより、スキージユニット12の機種を変更した場合に、ヘッドプレート4に装着されたアクチュエータ部13の位置を一定に維持したまま、高さの異なるスキージユニット12のスキージ11をマスク面上の所定の位置に配設することができる。
【0035】
さらにこのスペーサ38は、その重さがスキージユニット12の重さに応じて設定される。すなわち、スキージユニット12を連結部14に取り付けた状態で、連結部14とスキージユニット12の合計の重さが所定の重さとなるように、スペーサ38の重さが使用するスキージユニット12の重さに応じて選定される。これにより、スキージユニット12の機種を変更した場合に、前述の図7で説明した押圧荷重付加用のスプリング調整をすることなく、ピストン6内に設けたロードセル(不図示)のゼロ点が維持され、重さの異なるスキージユニットに対しそのままロードセルを使用できる。
【0036】
なお、図示していないが、傾斜面が対向するスキージ11からなるもう1個のスキージユニット12が2個のシリンダ5のうちもう一方のシリンダ5に同様に取り付けられている。なお、各シリンダ5には両側に不図示の2本の可撓式圧縮空気配管が接続され、この各可撓式圧縮空気配管の反シリンダ側の端部が、移動支持台1に固定される不図示の切り替えバルブに接続される。この切り替えバルブとベッド25に取付けられる不図示の空気圧縮機とは不図示の可撓式圧縮空気配管で連結され、この可撓式圧縮空気配管は同じく不図示のケーブルダクトに収容される。ケーブルダクトには電気信号配線他も収容される。
【0037】
図3は、上記本発明のアクチュエータ部13に別の機種のスキージユニットを取付けた場合の斜視図である。
昇降機構23のアクチュエータ部13の構成は図2と同じである。連結部14は、図2と同じプランジャ板36の下面に回転結合部8が直接装着され、その下部に懸垂支持部材9’が固定される。この懸垂支持部材9’に前述の図6(B)で示した両面式のスキージユニット16が着脱可能に取付けられる。スキージユニット16の懸垂支持部材9’への取付け構造は、図2と同様にノブ40と凹部39によるものであってもよいし、他の適当な方法で取付けてもよい。
【0038】
この図3の構成では、連結部14にスペーサ38(図2)が備わっていない。これは、スキージユニット16の高さおよび重さの値が図2のスキージユニット12の高さおよび重さの値より大きいため、その差分に対応したスペーサを省略したからである。逆にいうと、前述の図2の構成は、図3のスキージユニット16と図2のスキージユニット12の高さ及び重さの差分に対応したスペーサ38を連結部14に備えることにより、スキージユニットの機種にかかわらず高さおよび重さを一定に保つようにしたものである。
【0039】
図4は、上記本発明のスクリーン印刷機のスキージユニット交換手順の説明図である。
【0040】
(A)は、印刷ヘッド15に前述の図2で示したように片面式のスキージユニット12を2個取付けた状態の構成を示す。この状態から(B)に示すように、昇降機構23の連結部14を取外して移動支持台1上にZ軸送り機構3とアクチュエータ部13を搭載したまま残す。次に、(C)に示すように、一方のアクチュエータ部13に連結部14を装着し、この連結部14に両面式のスキージユニット16を取付ける。この(C)の状態は、前述の図3で示した構成であり、連結部14にはスペーサ38が備わっていない。両面式のスキージユニット16から片面式のスキージユニット12に変更する場合には、逆の順序(C)→(B)→(A)の手順で交換する。このようにスキージユニットを変更する場合に、印刷ヘッド全体を交換することなく、連結部14のみを新たなスキージユニットに合せて交換することにより、高さや重さの異なるスキージユニットに対し最小限の部品交換で変更ができる。
【0041】
また、各シリンダ5と移動支持台1上の切り替えバルブを連結する可撓式圧縮空気配管は連結したままでよい。切り替えバルブが使用しない方のシリンダ5に圧縮空気を流さないようにできるからである。
【0042】
図5は、本発明の別の実施形態の構成図である。
この実施形態は、2個のシリンダ5のうち一方に前述の両面式のスキージユニット16を取付け、そのペースト容器17の押出しシリンダ19(図6(B))に代えて、残りのシリンダ5を押出しロッド42を介して装着したものである。このような構成によりスキージユニット16の構造を簡素化できる。
【0043】
なお、上記各実施形態において、昇降機構23のアクチュエータ部13を構成するシリンダ5は、2位置式のシリンダであってもよいし、あるいは数段階または無段階に位置決め制御できる構成としてもよい。また、このようなシリンダに代えてステップモータ等の位置決め制御可能なアクチュエータとしてもよい。特に図5のペースト容器の押出しシリンダとして用いる場合には、モータ駆動式のアクチュエータとして、ピストンの押圧速度や押圧力および移動量をCPUにより制御可能としておくことが望ましい。
【0044】
また、連結部14のスペーサ38(図2、図4)は、高さや重さの異なるさらに別の機種のスキージユニットあるいはマスク面までの高さ等に対応してさらに複数個準備しておいてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、スキージユニットを懸垂して支持する昇降機構は、アクチュエータ部と連結部とに2分割されてこの連結部が着脱可能に構成され、かつ機種の異なるスキージユニットに対応してその高さと重さを所定の値に揃えるための連結部を予め各スキージユニットに対応して準備しておくことにより、スキージユニットを変更する場合に、印刷ヘッド全体を交換することなく、連結部のみを交換して新たなスキージユニットを取付けることができ、印刷ヘッドの汎用性が増してコスト低減が図られるとともに、スキージユニットの交換作業が簡単にでき交換作業の手間が軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクリーン印刷機の全体構成図。
【図2】 図1のスクリーン印刷機の印刷ヘッド部分の分解斜視図。
【図3】 図2の印刷ヘッドに別のスキージユニットを装着した分解斜視図。
【図4】 本発明に係るスキージユニット交換手順の説明図。
【図5】 本発明の別の実施形態の構成図。
【図6】 従来の印刷ヘッド部分の構成説明図。
【図7】 スキージの押圧力付与機構の説明図。
【図8】 従来のスキージユニット交換手順の説明図。
【符号の説明】
1:移動支持台、2:モータ、3:Z軸送り機構、3a:送りネジ、
3b:スライドナット、4:ヘッドプレート、4a:連結部材、
5:シリンダ、6:ピストン、7:駆動プレート、8:回転結合部、
9:懸垂支持板、9’:懸垂支持部材、10:取付け部、11:スキージ、
12:スキージユニット、13:アクチュエータ部、14:連結部、
15:印刷ヘッド、16:スキージユニット、17:ペースト容器、
18:両面スキージ、19:押出しシリンダ、20:取付け部、
21:第1スプリング、22:第2スプリング、23:昇降機構、
24:スクリーン印刷機、25:ベッド、26:XYステージ、
27:印刷テーブル、28:基板、29:基板載せ枠、30:マスク、
31:マスク保持枠、32:ガイド、33:昇降ガイド、34:ノブ、
35:位置決め孔、36:プランジャ板、37:凹部、38:スペーサ、
39:凹部、40:ノブ、41:ピン、42:押出しロッド。

Claims (2)

  1. 印刷パターンが形成されたマスクの保持枠と、
    該マスクの下面側に配設された印刷すべき基板を支持する印刷テーブルと、
    該マスクの上面に摺接するスキージユニットと、
    該スキージユニットを上下動作させる昇降機構と、
    該昇降機構を支持して前記マスク上面に沿って往復動作する移動支持台とを備え、
    前記昇降機構は、アクチュエータ部と連結部とを有し、該連結部に前記スキージユニットが取付けられたスクリーン印刷機において、
    前記連結部を前記アクチュエータ部から分割して着脱可能とし、かつスキージユニットの高さ及び重さに対応して予め準備された複数の連結部のうちから交換可能とし、
    前記スキージユニットの取付けには、このスキージユニットが取付けられた状態でこのスキージユニットと前記連結部とを合計する高さと重さとが一定になる前記連結部が用いられることを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. 前記アクチュエータ部および連結部をそれぞれ2個ずつ備えたことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷機。
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