JP4408253B2 - ワーク選別装置 - Google Patents

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本発明は、ワークを搬送する搬送手段と、この搬送手段の搬送経路上の所定の選別位置に対応して設けられ且つ搬送手段により搬送されてきたワークをそのワークの選別情報に基づいて選別する選別手段とを備えたワーク選別装置に関するものである。
例えば機械部品等の製造工程の最終段階では、成型工程や研削工程等を経て送られてきた製品(ワーク)の外観検査等を行い、その検査結果に応じて、例えば各ワークを良品と不良品とに選別するワーク選別作業が行われる。
このワーク選別作業を自動的に行うワーク選別装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この特許文献1に記載されたワーク選別装置は、略一定間隔で供給されるワークを搬送するベルトコンベア等の搬送手段と、この搬送手段上の所定位置に設けられ且つ搬送されてくるワークの外観検査を行う検査手段と、搬送手段上で且つ検査手段の下流側に設けられ且つ検査手段の検査結果に基づいて良品と不良品とに選別する選別手段とを備え、検査手段による検査の直後に、その検査結果に応じたワークの選別が行われるようになっている。
特開平5−278838号公報
特許文献1に記載されたワーク選別装置では、検査の直後にその検査結果に応じたワークの選別を行うようになっているため、例えばワークをその寸法等に応じて3種類以上に選別する場合等、複数の選別手段を直列に配置して選別を行わなければならない場合などは対応が困難であった。
即ち、例えば1つの検査手段でワークを3種類以上に判別し、その検査結果に基づいて下流側の複数の選別手段で夫々選別を行うようにする場合には、下流側の選別手段ほど検査装置からのワークの搬送距離が長くなるため、別のワークを選別してしまう等の選別エラーが生じやすく、またそのようなエラーを防止するために各ワークの搬送間隔を広げると処理速度が低下してしまうという問題がある。
また、検査装置と各選別手段との間の搬送距離をできる限り短くして選別エラーを防止するために各選別手段の上流側に夫々その選別装置に対応する検査装置を設けることも考えられるが、装置が大型化すると共にコスト高となり、現実的ではない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑み、例えば検査装置からワークの選別位置までの距離が長い場合にも、簡単な装置構成で正確な選別が可能なワーク選別装置を提供することを目的とする。
第1の本発明は、ワークを搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送経路上の選別位置に対応して設けられ且つ前記搬送手段により搬送されてきたワークをそのワークの選別情報に基づいて選別する選別手段とを備えたワーク選別装置において、前記搬送経路上の複数の通過位置に夫々対応する複数の情報記憶部と、前記搬送手段の搬送動作に対応して搬送信号を出力する搬送信号出力手段と、ワークが最上流側の前記通過位置に供給されるタイミングに応じて、該通過位置に対応する前記情報記憶部にそのワークの選別情報を記憶させる選別情報初期設定手段と、前記搬送信号出力手段により前記搬送信号が出力される毎に、前記各情報記憶部に記憶されている前記選別情報を前記選別位置に対応する前記情報記憶部へと1ずつシフトする選別情報移動制御手段とを備え、前記選別手段は、前記選別位置に対応する前記情報記憶部又はその前後所定範囲内の前記情報記憶部に記憶されている前記選別情報が選別条件を満たしているときに前記選別位置を搬送中のワークを前記搬送経路上から所定の領域側に案内するものである。
第2の本発明は、ワークを搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送経路上の所定の選別位置に対応して設けられ且つ前記搬送手段により搬送されてきたワークをそのワークの選別情報に基づいて選別する選別手段とを備えたワーク選別装置において、前記ワークの選別情報を前記搬送手段によるそのワークの搬送位置と関連付けて記憶すると共に、前記ワークの搬送位置が前記選別位置と一致することに基づいて、その搬送位置に対応する選別情報を前記選別手段に提供する選別情報管理手段を備え、該選別情報管理手段は、前記搬送経路に沿った単位搬送距離間隔の通過位置に夫々対応する複数の情報記憶部を備えた識別情報記憶手段と、前記搬送手段の搬送動作に対応して前記単位搬送距離毎に搬送信号を出力する搬送信号出力手段と、ワークが前記複数の通過位置のうちの所定の第1通過位置に供給されるタイミングに応じて、その第1通過位置に対応する前記情報記憶部にそのワークの選別情報を記憶させる選別情報初期設定手段と、前記搬送信号出力手段により前記搬送信号が出力される毎に、前記各情報記憶部に記憶されている前記選別情報を下流側に1ずつシフトする選別情報移動制御手段とを備え、前記選別手段は、前記搬送経路上に1又は複数設けられると共に、当該選別手段による選別条件に対応する判定情報を予め記憶する判定情報記憶手段と、当該選別手段の前記選別位置に対応する前記情報記憶部又はその前後所定範囲内の前記情報記憶部に記憶されている前記選別情報と前記判定情報記憶手段に記憶されている前記判定情報とに基づいて、前記選別情報が当該選別手段の選別条件を満たしているか否かを判定する選別判定手段と、該選別判定手段により選別条件を満たしている旨の判定結果が得られることに基づいて、前記選別位置を搬送中のワークを前記搬送経路上から所定の仕分け領域側に案内する仕分け手段とを備えたものである。
本発明によれば、例えば検査装置からワークの選別位置までの距離が長くなっても、簡単な装置構成で正確な選別が可能である。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて詳述する。図1〜図13は本発明を機械部品を選別対象とするワーク選別装置に採用した第1の実施形態を例示している。
本実施形態のワーク選別装置1は、図1に示すように、検査装置2によって所定の検査が行われたワークWを所定方向に搬送するベルトコンベア(搬送手段)3と、このベルトコンベア3の搬送経路4上の1又は複数箇所、例えば3箇所の選別位置Qa〜Qcに対応して設けられ且つこのベルトコンベア3により搬送されてきたワークWを検査装置2の検査結果に基づいて生成された選別情報に基づいて選別する1又は複数、例えば3つの選別手段5a〜5cと、ワークWの選別情報をベルトコンベア3によるそのワークWの搬送位置と関連付けて記憶すると共に、ワークWの搬送位置が選別位置Qa〜Qcと一致することに基づいて、その搬送位置に対応する選別情報を選別手段5a〜5cに提供する選別情報管理手段6とを備えている。
本実施形態では、ワーク選別装置1の上流側の研削装置(図示省略)により円柱状に加工されたニードルローラをワークWとしている。ベルトコンベア3は、図1に示すように、無端状の搬送ベルト11、この搬送ベルト11を搬送方向の両端側で保持する駆動プーリ12及び従動プーリ13等を備え、図示しない駆動モータにより回転する駆動プーリ12により搬送ベルト11を駆動することにより、搬送ベルト11上に供給されたワークWを搬送経路4に沿って所定速度で搬送するように構成されている。
搬送ベルト11は、例えば搬送方向に沿って所定間隔を空けて平行に配設された一対の平ベルト11a,11bにより構成されている。それら一対の平ベルト11a,11bの間の隙間は、図2に示すようにワークWの外径よりも若干小さく設定されており、この隙間の上側に供給されたワークWは、その軸方向に対する左右両側を夫々平ベルト11a,11bのエッジ部により下側から保持され、その下面側が例えば平ベルト11a,11bの下面側よりも下側に突出した状態で、軸方向に搬送されるようになっている。
なお、搬送ベルト11は、例えば鋼製の線材を縒り線状にして形成した断面略円形状のワイヤ、その他の線状ベルト等により構成してもよい。また、搬送手段は、ワークWの種類等に応じて最適なものを用いればよい。
検査装置2は、ワークWに対して所定の検査を行うもので、例えばベルトコンベア3の最上流部近傍に設けられている。本実施形態では、検査装置2は、例えばワークWの外径寸法を測定するように構成されており、図2に示すように、ベルトコンベア3の一側に設けられ且つワークWに対してその側方からレーザ光を照射する投光手段14と、ワークWに対して投光手段14と反対側に設けられ且つ投光手段14によりワークWに向けて照射されたレーザ光をワークWの裏側で受光する受光手段15と、受光手段15から得られる受光分布情報に基づいて、ワークWにより遮られたレーザ光の範囲によりワークWの外径寸法を測定する測定制御手段16とを備えている。
なお、検査装置2は、外径寸法に限らずワークWの各種寸法を測定するもの、外表面の傷の有無等のワークWの品質を検査するもの等、どのようなものでもよい。また、検査装置2は、必ずしもベルトコンベア3等の搬送手段上にあるワークWを検査するものである必要はなく、例えばベルトコンベア3よりも上流側でワークWを検査するように構成してもよい。
ベルトコンベア3の搬送経路4には、図1に示すように、検査装置2の下流側に単位搬送距離X間隔で複数の通過位置P1〜が仮想的に設定されており、選別位置Qa〜Qcは夫々通過位置P1〜のうちの何れかと一致する位置に設けられている。本実施形態では、搬送経路4に沿って16個の通過位置P1〜P16が想定されており、選別位置Qaは通過位置P7上に、選別位置Qbは通過位置P10上に、選別位置Qcは通過位置P13上に、夫々設定されているものとする。
選別情報管理手段6は、識別情報記憶手段21、搬送信号出力手段22、選別情報初期設定手段23、選別情報移動制御手段24等を備えている。
識別情報記憶手段21は、検査装置2の検査結果が設定された選別情報を各ワークWに対応して記憶するもので、搬送経路4上の各通過位置P1〜P16に夫々対応する複数、例えば16個の情報記憶部M1〜M16を備えている。これら16個の情報記憶部M1〜M16は、図3に示すように例えば連続するアドレス領域に設けられており、夫々1又は複数ビット、例えば8ビットで構成されている。
搬送信号出力手段22は、ベルトコンベア3の搬送動作に対応して単位搬送距離X毎に搬送信号を出力するもので、例えばロータリーエンコーダ25とカウンタ26とで構成されている。
ロータリーエンコーダ25は、角度情報を電気的デジタル量に変換するもので、例えば駆動プーリ12に接続されており、駆動プーリ12の回転角度に応じて、即ちベルトコンベア3による搬送距離に応じて一定間隔でパルス信号を出力するようになっている。
カウンタ26は、パルス間隔を変換するもので、ロータリーエンコーダ25から出力されるパルス信号に基づいて、ベルトコンベア3による単位搬送距離X毎に1パルスとなるように搬送信号を出力するようになっている。
選別情報初期設定手段23は、検査装置2を通過したワークWが通過位置P1〜P16のうちの例えば最上流側の通過位置P1(第1通過位置)を通過するタイミングに応じて、その第1通過位置P1に対応する情報記憶部M1にそのワークWの選別情報を記憶させるもので、検査装置2の検査結果に基づいてそのワークWの選別情報を生成する選別情報生成手段27を備えている。
選別情報は、図4に示すように、8ビット構成の情報記憶部M1〜M16に対応してbit0〜bit7の8ビットのデータ構成となっている。例えばbit0はワークWの有無の情報に対応しており、ワーク有りの場合に1がセットされるようになっている。また、bit1〜bit5は例えばワークWのランク分け情報に対応しており、例えばワークWの外径寸法に応じて、bit1〜bit5の何れか1つのビットに1がセットされるようになっている。また、bit6はワークWの良否情報に対応しており、ワークWが不良品の場合には1がセットされるようになっている。更に、bit7は各選別手段5a〜5cによる選別処理に関する確認情報(後述する)に対応しており、選別情報初期設定手段23による初期設定の段階では例えば一律に0がセットされるようになっている。
なお、本実施形態では、図3等に示すように、選別情報のbit0〜bit7の各データは、情報記憶部M1〜M16の最下位ビット(図3における右端側)がbit0、最上位ビット(図3における左端側)がbit7となる配列でセットされるものとする。
検査装置2によるワークWの検査が終了すると、選別情報生成手段27により、そのワークWに対応する選別情報として、bit0にワーク有りに対応する1をセットし、測定された外径寸法に応じてbit1〜bit5の何れかに1をセットするか又はワークWに何らかの欠陥が発見された場合にはbit6に1をセットし、更にbit7に0をセットした選別情報が生成され、そのワークWが第1通過位置P1を通過するタイミングに合わせてその選別情報が情報記憶部M1にセットされるようになっている。
選別情報移動制御手段24は、搬送信号出力手段22により搬送信号が出力される毎に、各情報記憶部M1〜M16に記憶されている選別情報を夫々下流側に1ずつシフトするものである。なお、最下流側の情報記憶部M16に記憶されている選別情報は、次のシフト処理の際に例えば別の記憶部に少なくとも所定時間蓄積され、又はプリントアウトされるように構成して、例えば選別エラーが生じた場合に参照可能とすることが望ましい。
以上のような選別情報管理手段6により、ワークWの選別情報は、ベルトコンベア3によるそのワークWの搬送動作と同期して、情報記憶部M1からM16に向けて順次移動する。
選別手段5a〜5cは、図5に示すように、夫々、判定情報記憶手段31、第1検出センサ(第1検出手段)32、選別判定手段33、仕分け手段34、第2検出センサ(第2検出手段)35、確認情報設定手段36等を備えている。
判定情報記憶手段31は、選別手段5a〜5c毎に予め設定された選別条件に対応する判定情報を記憶するものである。この判定情報は、例えば選別情報の1又は複数の所定bitの値が指定されることによりその選別条件が設定されており、例えば「ランク1に該当するワーク」という選別条件に対応する判定情報は「bit0=1 AND bit1=1」となり、「不良品」という選別条件に対応する判定情報は「bit0=1 AND bit6=1」となる。
本実施形態では、選別手段5aの判定情報が「bit0=1 AND bit1=1」、選別手段5bの判定情報が「bit0=1 AND bit2=1」、選別手段5cの判定情報が「bit0=1 AND bit6=1」に夫々設定されているものとする。
第1検出センサ32は、当該選別手段5a〜5cの選別位置Qa〜Qc又はその上流側近傍を搬送中のワークWを検出するもので、例えばワークWを検出したときに選別判定手段33側に検出信号を出力するように構成されている。
選別判定手段33は、当該選別手段5a〜5cの選別位置Qa〜Qcに対応する情報記憶部M7,M10,M13に記憶されている選別情報と、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報とに基づいて、その選別情報が当該選別手段の選別条件を満たしているか否かを判定するもので、例えば第1検出センサ32による検出があった場合に、対応する情報記憶部M7,M10,M13から選別情報を取得して、その選別情報が判定情報に設定された条件を満たしている場合に、選別条件を満たしている旨の判定結果を出力するようになっている。
仕分け手段34は、選別判定手段33により選別条件を満たしている旨の判定結果が得られることに基づいて、対応する選別位置Qa〜Qcを搬送中のワークWを搬送経路4上から所定の仕分け領域40a〜40c側に案内するもので、例えばベルトコンベア3の一側に設けられたエアノズル41及びそのバルブ42、そのバルブ42の開閉制御を行う駆動制御手段43等を備えている。
エアノズル41は、図6に示すように、例えば搬送経路4に略直交するように略水平に配置されており、バルブ42が開放されることにより、搬送経路4上のワークWの側面にエアーを噴射して、ワークWを搬送経路4の側方に配置された仕分け領域に40a〜40c側に吹き飛ばすようになっている。
このような構成により、例えば選別手段5aでは、「ランク1に該当するワーク」という選別条件に合致するワーク、即ち選別情報が判定情報「bit0=1 AND bit1=1」を満たしているワークWがP7(Qa)を通過する際に、エアノズル41からエアーが噴射され、そのワークWが仕分け領域40aに仕分けられる。
駆動制御手段43は、選別判定手段33により選別条件を満たしている旨の判定結果が得られることに基づいて、バルブ42を所定時間開放側に駆動するようになっている。
第2検出センサ35は、当該選別手段5a〜5cの選別位置Qa〜Qcよりも下流側で且つ次の選別位置よりも上流側の確認位置Ra〜Rc上を搬送中のワークWを検出するもので、例えばワークWを検出したときに確認情報設定手段36側に検出信号を出力するように構成されている。
なお、確認位置Ra〜Rcは夫々複数の通過位置P1〜のうちの何れかと一致する位置に設けられている。本実施形態では、確認位置Raは通過位置P8上に、確認位置Rbは通過位置P11上に、選別位置Rcは通過位置P14上に、夫々設定されているものとする。
確認情報設定手段36は、第2検出センサ35によるワーク検出の有無に基づいて、その確認位置Ra〜Rcに対応する情報記憶部M8,M11,M14に記憶されている選別情報に所定の確認情報を設定するもので、例えば第2検出センサ35によるワーク検出の有無を確認情報として、第2検出センサ35によりワークWが検出された場合に選別情報のbit7に1をセットし、逆に第2検出センサ35によりワークWが検出されなかった場合に選別情報のbit7に0をセットするように構成されている。
また、最上流側の選別手段5aよりも下流側の選別手段5b,5cでは、選別情報に設定された確認情報、即ちbit7の値がワーク検出有りに対応する1であることを条件に選別判定手段33による判定を行うように構成されている。
以上のような構成を有するワーク選別装置1による選別動作をさらに具体的に説明する。
ベルトコンベア3上に供給されたワークWが検査装置2を通過し、測定制御手段16よりそのワークWの外径寸法が例えばランク2に該当するとの結果が出力されると、図7に示すように、選別情報初期設定手段23の選別情報生成手段27により、ワークWの有無を示すbit0に1が、ランク2を示すbit2に1が、その他のbitに0が夫々セットされた選別情報が生成されると共に、そのワークWが第1通過位置P1を通過するタイミングに合わせてその選別情報が識別情報記憶手段21の情報記憶部M1にセットされる。
また、ベルトコンベア3による搬送動作に応じて、単位搬送距離X毎に、搬送信号出力手段22から選別情報移動制御手段24に対して搬送信号が出力され、この搬送信号を受信する毎に、選別情報移動制御手段24により、各情報記憶部M1〜M16に記憶されている選別情報が下流側に1ずつシフトされる。即ち、情報記憶部M1にセットされた選別情報は、ワークWの搬送距離が単位搬送距離X延びる毎に、下流側の情報記憶部M2,M3,…へと順次シフトされてゆく(図8)。
そして、そのワークWが最初の選別位置Qa(通過位置P7)に差し掛かり、第1検出センサ32により検出される際には、そのワークWの選別情報はその選別位置Qaに対応する情報記憶部M7にセットされる(図9)。
選別手段5aの第1検出センサ32によりワークWが検出されると、選別判定手段33により、情報記憶部M7に記憶されている選別情報と、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報とに基づいて、その選別情報が判定情報で指定されている選別条件を満たしているか否かが判定される(図9)。
ここでは、情報記憶部M7に記憶されている選別情報は、bit7〜bit0の順で “0,0,0,0,0,1,0,1”となっており、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報は「bit0=1 AND bit1=1」であるため、選別判定手段33により選別条件が満たされていないと判定され、仕分け手段34は作動せず、ワークWはそのまま下流側へと搬送されてゆく。また、そのワークWの選別情報についても、ワークWの搬送動作に応じて下流側の情報記憶部M8側にシフトされる。
続いてワークWが通過位置P8に差し掛かると、そのワークWが第2検出センサ35により検出され、確認情報設定手段36により、そのときに通過位置P8に対応する情報記憶部M8に記憶されている選別情報のbit7に確認時ワーク有りを表す1がセットされる(図10)。
ワークWが更に下流側に搬送され、2番目の選別位置Qb(通過位置P10)を通過する際には、対応する選別情報は情報記憶部M10に記憶され、選別手段5bの第1検出センサ32によりワークWが検出されることに基づいて、選別判定手段33により、情報記憶部M10に記憶されている選別情報と、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報とに基づいて、その選別情報が判定情報で指定されている選別条件を満たしているか否かが判定される(図11)。
このとき、判定情報記憶手段31は、まず選別情報のbit7を参照し、このbit7に1がセットされていない場合には、既に上流側の選別手段により選別が行われたものとして判定情報による判定を行わないようになっている。これにより、無駄な判定処理を回避して処理の迅速化が可能となる。
ここでは、情報記憶部M10に記憶されている選別情報のbit7には1がセットされているため、選別判定手段33により、情報記憶部M10の選別情報が判定情報で指定されている選別条件を満たしているか否かが判定される。また、ここでは情報記憶部M10に記憶されている選別情報は“1,0,0,0,0,1,0,1”であり、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報は「bit0=1 AND bit2=1」であるため、選別判定手段33により選別条件が満たされていると判定され、仕分け手段34が作動する。即ち、駆動制御手段43の制御によりバルブ42が開放され、これによってエアノズル41から選別位置Qb上のワークWの側面にエアーが噴射され、ワークWは搬送経路4の側方に吹き飛ばされて仕分け領域40bに収容される。
ワークWが選別位置Qbにおいて搬送経路4から外れた後も、そのワークWに対応する選別情報は更に下流側の情報記憶部M11側にシフトされる。しかしながら、選別情報が情報記憶部M11にセットされても、そのときにはその情報記憶部M11に対応する通過位置P11にはワークWは存在しないため、第2検出センサ35によりワークWが検出されることはなく、従ってその情報記憶部M11に記憶されている選別情報のbit7には確認情報設定手段36により確認時ワーク無しを表す0がセットされる(図12)。
以後、その選別情報が3番目の選別位置Qc(通過位置P13)に対応する情報記憶部M13までシフトされても、選別手段5cの第1検出センサ32によりワークWが検出されず、またその選別情報のbit7には0がセットされているため、選別判定手段33による判定が行われることはなく、仕分け手段34が作動することもない。
以上と同様に、例えば検査装置2により外径寸法がランク1に該当するものと測定された場合には、選別情報はbit0とbit1とに1がセットされて選別手段5aで仕分けされ、検査装置2により不良品と判定された場合には、選別情報はbit0とbit6とに1がセットされて選別手段5cで仕分けされる。
以上説明したように、本実施形態のワーク選別装置1では、ワークWの選別情報をベルトコンベア3によるそのワークWの搬送位置と関連付けて記憶すると共に、ワークWの搬送位置が選別位置Qa,Qb,Qcと一致することに基づいて、その搬送位置に対応する選別情報を選別手段5a,5b,5cに提供する選別情報管理手段6を備えているため、例えば検査装置2からワークWの選別位置Qa,Qb,Qcまでの距離が長くなっても、簡単な装置構成で正確な選別が可能である。
また、選別情報管理手段6は、搬送経路4に沿った単位搬送距離X間隔の通過位置P1〜P16に夫々対応する複数の情報記憶部M1〜M16を備えた識別情報記憶手段21と、ベルトコンベア3の搬送動作に対応して単位搬送距離X毎に搬送信号を出力する搬送信号出力手段22と、ワークWが複数の通過位置P1〜P16のうちの第1通過位置P1に供給されるタイミングに応じて、その第1通過位置P1に対応する情報記憶部M1にそのワークWの選別情報を記憶させる選別情報初期設定手段23と、搬送信号出力手段22により搬送信号が出力される毎に、各情報記憶部M1〜M16に記憶されている選別情報を下流側に1ずつシフトする選別情報移動制御手段24とを備え、選別手段5a,5b,5cは、搬送経路4上に1又は複数、例えば3つ設けられると共に、当該選別手段5a,5b,5cによる選別条件に対応する判定情報を予め記憶する判定情報記憶手段31と、当該選別手段5a,5b,5cの選別位置Qa,Qb,Qcに対応する情報記憶部M7,M10,M13に記憶されている選別情報と判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報とに基づいて、選別情報が当該選別手段5a,5b,5cの選別条件を満たしているか否かを判定する選別判定手段33と、この選別判定手段33により選別条件を満たしている旨の判定結果が得られることに基づいて、選別位置Qa,Qb,Qcを搬送中のワークWを搬送経路4上から所定の仕分け領域40a,40b,40c側に案内する仕分け手段34とを備えているため、ワークWをその寸法等に応じて3種類以上に選別する場合にも対応可能である。
選別手段5a,5b,5cは、当該選別手段5a,5b,5cの選別位置Qa,Qb,Qc又はその上流側近傍を搬送中のワークWを検出する第1検出センサ32を備え、選別判定手段33は、第1検出センサ32による検出があった場合に選別情報が当該選別手段5a,5b,5cの選別条件を満たしているか否かの判定を行うように構成されているため、判定処理が簡略化されると共に仕分け動作をより正確に行うことが可能となる。
選別手段5a,5b,5cは、当該選別手段5a,5b,5cの選別位置Qa,Qb,Qcよりも下流側の所定の確認位置Ra,Rb,Rcを搬送中のワークWを検出する第2検出センサ35と、この第2検出センサ35によるワーク検出の有無に基づいて、その確認位置Ra,Rb,Rcに対応する情報記憶部M8,M11,M14に記憶されている選別情報に所定の確認情報を設定する確認情報設定手段36とを備えており、更にこの確認情報設定手段36は、第2検出センサ35によるワーク検出の有無を確認情報として設定するように構成され、それよりも下流側の選別手段においては、選別情報に設定された確認情報がワーク検出有りに対応するものであることを条件に選別判定手段33による判定を行うように構成されているため、上流側の選別手段により既に選別が行われている場合には、下流側の選別手段では選別判定手段33による無駄な判定処理を回避できる利点がある。
図14は本発明の第2の実施形態を例示し、選別判定手段33が、当該選別手段5a等の選別位置Qa等に対応する情報記憶部M7等とその前後所定範囲内の情報記憶部M6,M8等とに記憶されている複数の選別情報と、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報とに基づいて、選別情報が当該選別手段5a等の選別条件を満たしているか否かを判定するように構成した例を示している。
図14に示すように、本実施形態のワーク選別装置1では、選別手段5aの選別判定手段33は、その選別手段5aの選別位置Qaに対応する情報記憶部M7だけでなく、その前後所定範囲内の情報記憶部、例えばM6とM8にも接続されており、それら各情報記憶部M6〜M8に記憶されている選別情報を取得可能となっている。
そして、選別判定手段33は、第1検出センサ32によるワークWの検出があった場合に、情報記憶部M6〜M8に記憶されている各選別情報を取得して、それら各選別情報が、判定情報記憶手段31に記憶されている判定情報に基づく選別条件を満たしているか否かを判定して、それら各選別情報のうちの何れかが選別条件を満たしている場合に、選別条件を満たしている旨の判定を行うように構成されている。
第2検出センサ35は、選別手段5aの選別位置Qaよりも下流側で且つ次の選別位置よりも上流側の確認位置Ra上のワークWを検出可能となっている。また、確認情報設定手段36は、確認位置Raに対応する情報記憶部M8よりも下流側の情報記憶部、例えばM9に接続されており、第2検出センサ35によるワーク検出の有無に基づいて、そのワークWに対応する選別情報が情報記憶部M9上にあるときにその選別情報に所定の確認情報を設定するようになっている。
なお、仕分け手段34については第1の実施形態と同様の構成を採用できる。また、他の選別手段5b等についても、上述した選別手段5aと同様の構成を採用できるが、上流側の選別手段5a等の確認情報設定手段36に接続される情報記憶部と、その下流側の選別手段5b等の選別判定手段33に接続される情報記憶部とが重ならないようにする必要がある。
本実施形態のような構成とすることで、例えば搬送手段3による搬送中にワークWが搬送ベルト11上で前方又は後方に位置ずれし、ワークWの実際の搬送位置と、そのワークWに対応する選別情報が記憶されている情報記憶部との間にずれが生じた場合でも正しく選別できる利点がある。
なお、選別判定手段33に接続される情報記憶部の範囲は、搬送ベルト11上でのワークWの前方(搬送方向下流側)又は後方(搬送方向上流側)への位置ずれ範囲をカバーできるように設定することが望ましい。本実施形態では、選別判定手段33に接続される情報記憶部を、選別手段5aの選別位置Qaに対応する情報記憶部M7とその前後各1個の範囲内、即ちM6〜M8としたが、例えばワークWの位置ずれ量が前後に夫々単位搬送距離Xの2倍以内であると想定される場合には、選別判定手段33に接続される情報記憶部を、情報記憶部M7とその前後各2個の範囲内、例えばM5〜M9とすればよい。
また、確認情報設定手段36に接続される情報記憶部は、搬送ベルト11上でのワークWの前方(搬送方向下流側)への位置ずれ範囲をカバーできるように設定することが望ましい。本実施形態では、確認情報設定手段36に接続される情報記憶部を、確認位置Raに対応する情報記憶部M8の1個下流側の情報記憶部M9としたが、例えばワークWの前方への位置ずれ量が単位搬送距離Xの2倍以内であると想定される場合には、確認情報設定手段36に接続される情報記憶部を、確認位置Raに対応する情報記憶部M8の2個下流側の情報記憶部M10とすればよい。
以上、本発明の各実施形態について詳述したが、本発明はこれら各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、実施形態では、第1検出センサ32による検出があった場合に選別判定手段33による判定を行うように構成したが、対応する情報記憶部M7等に選別情報がシフトされてくる毎に選別判定手段33による判定を行うように構成してもよい。この場合には、第1検出センサ32を省略することが可能である。また、第1検出センサ32は仕分け手段34による仕分け動作のタイミング調整等のために用いてもよい。
仕分け手段34は、エアー噴射によるものに限られるものではなく、例えば上下方向の揺動軸を中心に搬送経路上を揺動する揺動レバーによりワークWを所定方向に案内するもの等、例えば選別対象のワークの種類等に応じて公知の種々の仕分け手段を用いることが可能である。但し、特に小型の機械部品等のワークを高速で搬送しつつ選別する場合等には、実施形態のようなエアー噴射式の仕分け手段を用いることで高速且つ正確に仕分けを行うことができ、また設置領域が小さく装置の小型化が可能になるという利点がある。
確認情報設定手段36により選別情報に設定される確認情報は、第2検出センサ35によるワーク検出の有無の情報に限られるものではない。例えば、確認情報設定手段36を選別判定手段33に接続し、選別判定手段33において選別条件を満たしている旨の判定結果が得られているにも拘わらず確認位置において第2検出センサ35によりワークWが検出された場合に選別エラーを示す1等を確認情報として選別情報に設定するようにしてもよい。なお、第2検出センサ35及び確認情報設定手段36は必須ではなく、省略してもよい。
搬送信号出力手段22は、搬送手段の搬送動作に対応して単位搬送距離毎に搬送信号を出力するものであればよく、例えば搬送ベルト11の移動距離を直接検出して単位搬送距離毎に搬送信号を出力するもの等、どのようなものでもよい。
選別情報及びそれに対応する識別情報記憶手段21の各情報記憶部は8ビット構成に限られるものではなく、4ビット、16ビット等でもよい。また、不使用のビットが存在してもよい。
実施形態では、複数の選別手段に対して1組の情報記憶部M1〜M16を設けた例を示したが、例えば複数の選別手段に対して各1組の情報記憶部M101〜M116、M201〜M216、M301〜M316等を設け、ワークWに対応する選別情報を、そのワークWを選別させたい選別手段に対応する情報記憶部に記憶させるようにしてもよい。この場合、選別情報は、そのワークWを選別するか否かの情報のみが設定できればよい。
なお、本実施形態では、機械部品を選別対象とするワーク選別装置を例に挙げて説明したが、選別対象は機械部品等に限られるものではなく、各種物品を選別対象とすることが可能である。例えば、段ボール箱等の梱包材で梱包された物品をワークとする場合には、その梱包材の外面側に表示されたバーコードその他の情報に基づいて選別情報を生成するように構成してもよい。
本発明の第1の実施形態を示すワーク選別装置の概略全体図である。 本発明の第1の実施形態を示す検査装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態を示す識別情報記憶手段の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態を示す選別情報の設定内容の一例である。 本発明の第1の実施形態を示す選別手段及びその周辺の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態を示す仕分け手段の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態を示す選別情報初期設定手段による選別情報の初期設定処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す選別情報移動制御手段による選別情報のシフト処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す選別判定手段による判定処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す確認情報設定手段による確認情報設定処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す選別判定手段による判定処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す確認情報設定手段による確認情報設定処理の説明図である。 本発明の第1の実施形態を示す選別判定手段による判定処理の説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す選別手段及びその周辺の概略構成図である。
符号の説明
1 ワーク選別装置
3 ベルトコンベア(搬送手段)
4 搬送経路
5a 選別手段
5b 選別手段
5c 選別手段
6 選別情報管理手段
21 識別情報記憶手段
22 搬送信号出力手段
23 選別情報初期設定手段
24 選別情報移動制御手段
31 判定情報記憶手段
32 第1検出センサ(第1検出手段)
33 選別判定手段
34 仕分け手段
35 第2検出センサ(第2検出手段)
36 確認情報設定手段
P1
〜P16 通過位置
P1 第1通過位置
Qa 選別位置
Qb 選別位置
Qc 選別位置
Ra 確認位置
Rb 確認位置
Rc 確認位置
W ワーク
X 単位搬送距離
M1
〜M16 情報記憶部

Claims (6)

  1. ワークを搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送経路上の選別位置に対応して設けられ且つ前記搬送手段により搬送されてきたワークをそのワークの選別情報に基づいて選別する選別手段とを備えたワーク選別装置において、前記搬送経路上の複数の通過位置に夫々対応する複数の情報記憶部と、前記搬送手段の搬送動作に対応して搬送信号を出力する搬送信号出力手段と、ワークが最上流側の前記通過位置に供給されるタイミングに応じて、該通過位置に対応する前記情報記憶部にそのワークの選別情報を記憶させる選別情報初期設定手段と、前記搬送信号出力手段により前記搬送信号が出力される毎に、前記各情報記憶部に記憶されている前記選別情報を前記選別位置に対応する前記情報記憶部へと1ずつシフトする選別情報移動制御手段とを備え、前記選別手段は、前記選別位置に対応する前記情報記憶部又はその前後所定範囲内の前記情報記憶部に記憶されている前記選別情報が選別条件を満たしているときに前記選別位置を搬送中のワークを前記搬送経路上から所定の領域側に案内することを特徴とするワーク選別装置。
  2. ワークを搬送する搬送手段と、該搬送手段の搬送経路上の所定の選別位置に対応して設けられ且つ前記搬送手段により搬送されてきたワークをそのワークの選別情報に基づいて選別する選別手段とを備えたワーク選別装置において、前記ワークの選別情報を前記搬送手段によるそのワークの搬送位置と関連付けて記憶すると共に、前記ワークの搬送位置が前記選別位置と一致することに基づいて、その搬送位置に対応する選別情報を前記選別手段に提供する選別情報管理手段を備え、該選別情報管理手段は、前記搬送経路に沿った単位搬送距離間隔の通過位置に夫々対応する複数の情報記憶部を備えた識別情報記憶手段と、前記搬送手段の搬送動作に対応して前記単位搬送距離毎に搬送信号を出力する搬送信号出力手段と、ワークが前記複数の通過位置のうちの所定の第1通過位置に供給されるタイミングに応じて、その第1通過位置に対応する前記情報記憶部にそのワークの選別情報を記憶させる選別情報初期設定手段と、前記搬送信号出力手段により前記搬送信号が出力される毎に、前記各情報記憶部に記憶されている前記選別情報を下流側に1ずつシフトする選別情報移動制御手段とを備え、前記選別手段は、前記搬送経路上に1又は複数設けられると共に、当該選別手段による選別条件に対応する判定情報を予め記憶する判定情報記憶手段と、当該選別手段の前記選別位置に対応する前記情報記憶部又はその前後所定範囲内の前記情報記憶部に記憶されている前記選別情報と前記判定情報記憶手段に記憶されている前記判定情報とに基づいて、前記選別情報が当該選別手段の選別条件を満たしているか否かを判定する選別判定手段と、該選別判定手段により選別条件を満たしている旨の判定結果が得られることに基づいて、前記選別位置を搬送中のワークを前記搬送経路上から所定の仕分け領域側に案内する仕分け手段とを備えたことを特徴とするワーク選別装置。
  3. 前記選別手段は、当該選別手段の前記選別位置又はその上流側近傍を搬送中のワークを検出する第1検出手段を備え、前記選別判定手段は、前記第1検出手段による検出があった場合に前記判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項2に記載のワーク選別装置。
  4. 前記選別判定手段は、前記第1検出手段による検出があった場合に、前記選別位置に対応する前記情報記憶部とその前後所定範囲内の前記情報記憶部とに記憶されている複数の前記選別情報のうちの何れかが、前記判定情報記憶手段に記憶されている前記判定情報に基づく選別条件を満たしている場合に、選別条件を満たしている旨の判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項3に記載のワーク選別装置。
  5. 前記選別手段は、当該選別手段の前記選別位置よりも下流側の所定の確認位置を搬送中のワークを検出する第2検出手段と、該第2検出手段によるワーク検出の有無に基づいて、その確認位置に対応する前記情報記憶部に記憶されている前記選別情報に所定の確認情報を設定する確認情報設定手段とを備えたことを特徴とする請求項2〜4の何れかに記載のワーク選別装置。
  6. 前記確認情報設定手段は、前記第2検出手段によるワーク検出の有無を前記確認情報として設定するように構成され、それよりも下流側の前記選別手段においては、前記選別情報に設定された前記確認情報がワーク検出有りに対応するものであることを条件に前記選別判定手段による判定を行うように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のワーク選別装置。
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