JP4408092B2 - 無線通信方法、無線送信方法、無線通信システムおよび無線送信機 - Google Patents

無線通信方法、無線送信方法、無線通信システムおよび無線送信機 Download PDF

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Description

本発明は、特に近距離の微弱無線通信システムに用いられ、データ信号を搬送波を用いずに無線送受信する無線通信方法、無線送信方法、無線通信システムおよび無線送信機に関する。
従来の無線通信システムにおける送信側では、高周波の搬送波(キャリア)を送信データで変調して送信し、受信側では受信信号を復調することにより搬送波から送信データを取り出している(非特許文献1)。
図11は、従来の無線通信システムの構成例を示す。図11(1) は無線送信機、図11(2) は無線受信機の構成を示す。図において、無線送信機では、電圧制御発振器(VCO)61から出力される搬送波とベースバンドの送信データが乗算器62に入力され、搬送波に送信データを乗算することにより変調する。得られた被変調波はパワーアンプ63で増幅され、送信アンテナ64から送信される。無線受信機では、受信アンテナ71に受信した被変調波を低雑音増幅器(LNA)72で増幅し、イメージ除去フィルタ73でイメージ成分を除去する。さらに、イメージ成分を除去した被変調波と、電圧制御発振器(VCO)74から出力される搬送波とを乗算器75で乗算してダウンコンバートし、その中間周波数信号をチャネル選択フィルタ76を介して検波器77に入力し、ベースバンドの送信データに変換する。図11の構成は、位相変復調(PSK)により無線通信を行う場合の一例であるが、他の無線通信方式においても搬送波を発生させ、搬送波に変復調を施して無線通信を行うのが一般的である。
一方、搬送波を用いずに無線通信を行うシステムとして、超広帯域(UWB:Ultra Wideband)技術を用いた無線通信システムが提案されている(非特許文献2)。UWBの送信機は、数GHzの極めて広い周波数帯域にわたって、1秒間に10億回以上の非常に時間軸の短いパルス(ガウシアンモノパルス)を発生させ、送信データにより精密なパルス位置変調を施して送信する。受信機は、送信機から送られてきたパルスのシーケンスを受信し、パルスをデータに変換する。
大庭秀雄,提坂秀樹,「無線通信機」,日本理工出版会,pp.120-121,178-181,ISBN 4-89019-136-4 Siwiak Mckeown, "Ultra-wideband radio technology", John Wilet & Sons, Ltd p85, ISBN 0-470-85931-8
図11に示す従来の無線通信システムでは、送信時および受信時に搬送波を発生させ、この搬送波に変復調を施して無線通信を行う。すなわち、搬送波を発生させるVCOや搬送波に変復調を施す乗算器等のアナログ回路が必要となる。このため、無線通信システムを構成する送受信機の規模やハードウェア量が増大し、システム全体の製造コストや消費電力が大きくなる問題があった。
また、UWBを用いた無線通信システムにおいても、パルス幅の短い帯域制限されたガウシアンモノパルスを生成する回路が必要となる。このパルス生成回路は、構成が複雑でかつ消費電力が大きいので、無線通信システムを構成する送信機の規模やハードウェア量が増大し、システム全体の製造コストや消費電力が大きくなる問題があった。
ところで、国内の免許不要の無線規格として、たとえば無線タグなどに利用されている 300MHz帯の微弱無線規格や、無線LANに利用されている 2.4GHz(ISM)帯の無線規格などがある。これらの無線規格では、無線通信機器の送信信号電力は帯域あたりの信号電力で規定されている。このため、送信信号スペクトルが広帯域であれば、トータルの信号電力は狭帯域信号に比べて大きくなるため、無線通信システムのビットレートや通信距離などの性能向上が期待できる。
また、搬送波を用いる従来の無線通信は一般的に狭帯域であるが、スペクトルを拡散する直接拡散方式や周波数ホッピング方式を用いることにより、送信信号スペクトルを広帯域にすることができる。しかし、スペクトル拡散するための拡散手段や逆拡散手段が必要になるため、システム全体のコストや消費電力が大きくなる問題は避けられなかった。
また、UWBではガウシアンモノパルスそのものの周波数帯域は広帯域であるが、あるデータレートで通信を行うと、データクロックの周期性に起因してその周波数成分にスペクトルが集中してしまう問題があった。このUWBにおいてスペクトルを拡散する手段として、拡散符号を用いて送信すべきベースバンド信号を拡散し、拡散されたベースバンド信号をガウシアンモノパルスで送受信する方法がある。しかし、この方法では実際に送受信している信号の帯域に対して、通信しているデータ量は(1/拡散比)と小さく、データレートを大きくできない問題があった。
本発明は、搬送波の発生や変復調のための回路等を不要としてシステムを簡易化し、製造コストおよび消費電力の低減を図るとともに、さらに送信信号スペクトルの単位周波数あたりの信号電力の低減を図ることができる無線通信方法、無線送信方法、無線通信システムおよび無線送信機を提供することを目的とする。
本発明の無線通信方法は、送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手順と、データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手順と、送信信号で送信アンテナを励振し、送信アンテナの中心周波数に対応するRFパルス信号として送信する送信手順と、RFパルス信号を受信アンテナで受信する受信手順と、受信アンテナの受信信号を遅延検波する検波手順と、検波手順で得られた遅延検波信号に基づいてデータ信号を復元する復元手順とを有する。
また、本発明の無線通信方法は、矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する。また、制御信号の位相と矩形波信号の位相との間に、クロック信号の半周期分差を設ける。
本発明の無線送信方法は、送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手順と、データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手順と、送信信号で送信アンテナを励振し、送信アンテナの中心周波数に対応するRFパルス信号として送信する送信手順とを有する。
また、本発明の無線送信方法は、矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する。また、制御信号の位相と矩形波信号位相との間に、クロック信号の半周期分差を設ける。
本発明の無線通信システムは、送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手段と、データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手段と、送信信号を入力し、RFパルス信号として送信する送信アンテナと、RFパルス信号を受信する受信アンテナと、受信アンテナの受信信号を遅延検波する検波手段と、検波手段で得られた遅延検波信号に基づいてデータ信号を復元する復元手段とを備える。
また、本発明の無線通信システムは、送信アンテナの中心周波数は、矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するように設定する構成である。また、制御信号の位相と矩形波信号の位相との間に、クロック信号の半周期分差を設ける構成である。
本発明の無線送信機は、送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手段と、データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手段と、送信信号を入力し、RFパルス信号として送信する送信アンテナとを備える。
また、本発明の無線送信機は、送信アンテナの中心周波数は、矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するように設定する構成である。また、制御信号の位相と矩形波信号の位相との間に、クロック信号の半周期分差を設ける構成である。
本発明の無線通信方法および無線通信システムは、データ信号の論理値に位相変化が対応する矩形波信号を生成して送信アンテナを励振し、送信されるRFパルス信号を受信側で遅延検波することによりデータ信号を復元する。これにより、簡単な構成でRFパルス信号を生成し、搬送波を用いずに無線通信することが可能となる。さらに、RFパルス信号のスペクトルが広帯域に拡散され、帯域当たりの信号電力を低く抑えることができ、簡単な構成で他の無線通信システムへの干渉の影響を大幅に低減することができる。
また、無線送信機については、ディジタル信号処理がメインとなるため、アナログ回路を大幅に削減でき、大幅なコストおよび消費電力の低減を実現することができる。また、送信アンテナの中心周波数を2Tを1周期とする周波数の3倍、5倍などの奇数倍の周波数に設定すれば、矩形波信号の3次高調波成分、5次高調波成分などの高次高調波成分を送信することになる。これにより、無線送信機の各構成が必要とする動作速度を低減することができ、高速動作する回路が不要となる。
(無線送信機の第1の実施形態)
図1は、本発明の無線送信機の第1の実施形態を示す。図2は、第1の実施形態の無線送信機の各部の信号波形の一例を示す。なお、図2の信号波形は横軸に時間、縦軸に電圧をとったものである。
図1において、無線送信機は、NRZのデータ信号およびデータ信号に同期したクロック信号を入力し、データ信号の「1」、「0」の情報が位相変化に対応する差動信号を生成し、制御信号S1として出力する制御信号生成部10と、クロック信号に対して所定の位相差(例えばクロック信号の半周期分差)を有するパルス幅Tの矩形波信号S2を出力する矩形波信号生成部20と、矩形波信号S2から位相が互いに 180度異なり、かつ直流成分をカットした信号S3,S4を生成し、制御信号S1に従って信号S3,S4を切り替えて送信信号S5として出力する送信信号生成部30と、送信信号生成部30から供給される送信信号S5により励振される送信アンテナ40とから構成される。
制御信号生成部10は、データ信号が一方の入力端子に入力する排他的論理和回路(XOR:Exclusive OR) 11およびクロック信号がクロック端子clk に入力するDフリップフロップ(DFF)12で構成され、XOR11の出力がDFF12の入力端子inに接続され、DFF12の出力端子out がXOR11の他方の入力端子に接続され、XOR11の出力(データ信号に対する差動信号)が制御信号S1となる。
データ信号とクロック信号は、図2(1),(2) に示すように互いに同期している。このため、XOR11から出力される制御信号S1は、図2(3) に示すようにデータ信号の「1」、「0」の情報が位相変化に対応する差動信号となる。なお、制御信号生成部10は、図1に示した構成に限らず同等の機能を有するものであればよい。
矩形波信号生成部20は、クロック信号を反転するインバータ21と、反転クロック信号を分周してデータ信号のデータレート(例えば1Mbps )と同じ基準信号(分周反転クロック)を生成する分周器22と、基準信号を時間T遅延させて出力する遅延回路23と、基準信号と遅延回路23の出力信号との排他的論理和を演算するXOR24とから構成される。図2(4),(5) に示すように、基準信号と基準信号を時間T遅延させた信号との排他的論理和演算により、基準信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期してパルス幅Tの矩形波信号S2が生成される。なお、矩形波信号S2のパルス幅Tは遅延回路23の遅延量によって決まり、この遅延量を可変制御すれば矩形波信号S2のパルス幅Tも可変となる。
また、矩形波信号生成部20は、図1に示した構成に限らず同等の機能を有するものであればよい。すなわち、図1の構成では反転クロック信号を分周して基準信号を生成し、さらに基準信号の立ち上がりと立ち下がりに同期した矩形波信号S2を生成することにより、クロック信号と矩形波信号S2の位相差をクロック信号の半周期分差としているが、例えばクロック信号の立ち下がりに同期したパルス幅Tの矩形波信号S2が生成される構成であればよい。
送信信号生成部30は、矩形波信号S2を入力して位相が互いに 180度異なる信号を出力するバッファ31およびインバータ32と、それぞれの出力から直流成分をカットした信号S3,S4を出力する容量素子33,34と、制御信号生成部10から出力される制御信号S1に従って信号S3,S4を切り替え、送信信号S5として出力するスイッチ35により構成される。
矩形波信号S2がバッファ31,インバータ32に入力されると、図2(5),(6) に示すように位相が互いに 180度異なる信号に変換される。図2では、バッファ31,インバータ32における遅延は無視し、矩形波信号S2とバッファ31の出力を共通にしている。バッファ31,インバータ32の各出力は、図2(7),(8) に示すように、容量素子33,34を介して直流成分がカットされた信号S3,S4となる。なお、信号S3,S4の位相は互いに反転している。
ここで、矩形波信号S2から生成される信号S3,S4と制御信号S1の位相差は、図2(7),(8),(3) に示すようにクロック信号の半周期分差になっている。これにより、直流成分をカットした信号S3,S4の各中間のタイミングでスイッチングし、スイッチ35で切り替える際の各信号間の直流レベル変動を抑えている。なお、矩形波信号S2から生成される信号S3,S4と制御信号S1との位相差として、クロック信号の半周期分差を生じさせる他の第1の方法としては、矩形波信号生成部20のインバータ21を制御信号生成部10のDFF12のクロック端子clk の入力段に移動し、制御信号生成部10を反転クロック信号で動作させるようにしてもよい。また、同様の位相差を生じさせる他の第2の方法は、第2の実施形態として後述する。
さらに、矩形波信号S2から生成される信号S3,S4とクロック信号に同期した制御信号S1との間の位相差は、クロック信号の半周期分差に限らず、スイッチングによる影響を回避できる所定の位相差があればよいので、インバータ21に代えて例えば遅延回路などを用いてもよい。
送信アンテナ40は、制御信号S1により信号S3,S4を切り替えて得られる送信信号S5が供給されることにより、アンテナ帯域に応じて、送信信号S5に一致した高周波パルス信号(RFパルス信号)を送信する。すなわち、無線送信機からは、データ信号が「1」のときに位相が反転し、「0」のときに位相が反転しないRFパルス信号が送信されることになる。なお、使用する送信アンテナ40の中心周波数は、矩形波信号生成部20の遅延回路23の遅延量に対応する矩形波信号S2のパルス幅Tに対して(2k+1)/(2T)(k=0,1,2,…)とする。
ここで、矩形波信号生成部20の遅延回路23の構成例について、図3を参照して説明する。遅延回路23は、図3(1) に示すようにDFF25で実現することができる。DFF25では、供給されるクロック信号の周波数によって遅延量が決まり、矩形波信号S2のパルス幅Tが決まる。したがって、DFF25へ供給するクロック信号の周波数を変化させることにより、矩形波信号S2のパルス幅Tを動的に変化させることができる。
また、遅延回路23は、図3(2) に示すようにインバータ回路26を多段接続(ここでは2段接続)しても実現することができる。各インバータ回路26の出力端子がMOSスイッチ27および容量素子28を介して接地され、MOSスイッチ27のゲート端子電位Vによってインバータ回路26の出力のRC時定数が決まり、遅延量が決まる。したがって、MOSスイッチ27のゲート端子電位Vを変化させることにより、矩形波信号S2のパルス幅Tを動的に変化させることができる。また、MOSスイッチ27の代わりに一般的な可変抵抗器を用い、その抵抗値に応じたRC時定数により遅延量を制御してもよい。また、MOSスイッチ27の代わりに固定の抵抗器を用い、容量素子28の代わりに可変容量素子を用い、その容量値に応じたRC時定数により遅延量を制御してもよい。
なお、遅延回路23は、インバータ回路26を4段以上の偶数段接続してもよい。また、遅延回路23のインバータ回路26を奇数段接続して構成する場合には、矩形波信号生成部20の排他的論理和回路(XOR)24に代えて、排他的ノア回路(XNOR)を用いる必要がある。
また、図3(2) のインバータ回路を用いた構成は、図3(1) の構成に比べてクロック信号を供給する必要がない分だけ容易に実現可能である。いずれにしても、遅延回路23は、図3に示す構成に限定されるものではない。
次に、矩形波信号S2から生成される送信信号S5を送信アンテナ40に供給することにより、送信アンテナ40からRFパルス信号が送信される原理について、まず矩形波信号S2を送信アンテナ40に供給する場合について説明する。
図4は、矩形波信号および矩形波信号に含まれる高調波信号成分を示す。矩形波信号は、矩形波信号と同じ周波数の正弦波信号成分(基本波、1次高調波)、3倍の周波数の正弦波信号成分(3次高調波)、5倍の周波数の正弦波信号成分(5次高調波)などの奇数次の高調波信号成分からなる。したがって、図2(5) に示す矩形波信号S2のようなパルス幅Tのパルス信号には、2Tを1周期とした正弦波信号およびその高次高調波信号が含まれることになる。例えば、矩形波信号S2のパルス幅Tを5nsとすると、矩形波信号S2の基本波成分の周波数は 100MHz(1周期は10ns)となり、高次高調波成分の周波数は 300MHz、 500MHz、…となる。
このような矩形波信号S2の基本波成分または高次高調波成分を送信アンテナ40から送信するには、送信アンテナ40の中心周波数が(2k+1)/(2T)(k=0,1,2,…)となるようにすればよい。例えば、矩形波信号S2のパルス幅Tが5nsの場合には、中心周波数が 100MHz、 300MHz、 500MHz、…といった送信アンテナ40を用い、この送信アンテナ40に矩形波信号S2を供給することにより、矩形波信号S2の基本波成分または高次高調波成分に対応するRFパルス信号を送信することが可能となる。
なお、(2k+1)次高調波成分の信号振幅は、図4に示すように矩形波信号の信号振幅に比べて1/(2k+1)になる。たとえば、矩形波信号S2の振幅を1とすると、3次高調波成分の振幅は1/3、5次高調波成分の振幅は1/5となる。したがって、送信アンテナ50から矩形波信号S2の高次高調波成分を送信する場合ほど送信信号電力は小さくなる。
図5は、矩形波信号S2の3次高調波成分を送信する場合の信号波形を示す。図5(1) に示すように、矩形波信号S2のパルス幅Tを5nsとすると、図5(2) に示す矩形波信号S2の3次高調波成分の信号周波数は 300MHzとなる。したがって、この矩形波信号S2を中心周波数 300MHzの送信アンテナ40に供給すると、送信アンテナ40からは 300MHzの周波数で振動する図5(3) に示すようなRFパルス信号が出力される。このRFパルス信号のパルス幅は、送信アンテナ40のインパルス応答およびアンテナ帯域で決まる。アンテナ帯域が広い場合にはこのパルス幅を短くなり、アンテナ帯域が狭い場合にはこのパルス幅は長くなる。
図6は、矩形波信号S2、送信信号S5、送信アンテナ40から送信されるRFパルス信号のスペクトルを示す。送信信号S5は、矩形波信号S2の直流成分付近をカットしたスペクトルとなる。矩形波信号S2および送信信号S5の3次高調波成分の周波数は3/(2T)に相当するので、3次高調波成分を送信アンテナ40から送信する場合には、図6に示すように中心周波数3/(2T)の送信アンテナ40を用意すればよい。
(無線送信機の第2の実施形態)
図7は、本発明の無線送信機の第2の実施形態を示す。図8は、第2の実施形態の無線送信機の各部の信号波形の一例を示す。なお、図8の信号波形は横軸に時間、縦軸に電圧をとったものである。
図7において、無線送信機は、NRZのデータ信号およびデータ信号に同期したクロック信号を入力し、データ信号の「1」,「0」の情報が位相変化に対応する差動信号を生成し、制御信号S1として出力する制御信号生成部10′と、クロック信号に同期したパルス幅Tの矩形波信号S2を出力する矩形波信号生成部20′と、矩形波信号S2から位相が互いに 180度異なり、かつ直流成分をカットした信号S3,S4を生成し、制御信号S1に従って信号S3,S4を切り替えて送信信号S5として出力する送信信号生成部30と、送信信号生成部30から供給される送信信号S5により励振される送信アンテナ40とから構成される。
制御信号生成部10′は、データ信号とクロック信号との論理和を演算するAND回路13と、AND回路13の出力信号がクロック端子clk に入力されるDフリップフロップ(DFF)14と、DFF14の出力端子out と入力端子inとの間に接続されるインバータ回路15とから構成される。
データ信号とクロック信号は、図8(1),(2) に示すように互いに同期している。このため、AND回路13の出力信号は、図8(3) に示すようにデータ信号が「1」のときに、1ビットに対して1クロック分だけ「1」となる。DFF14の入力端子inには、その出力端子out から出力された制御信号S1がインバータ回路15によって反転して入力するので、クロック端子clk に入力されるAND回路13の出力信号が「1」から「0」に遷移するたびに、制御信号S1が「0」→「1」または「1」→「0」に遷移する。したがって、制御信号S1は、図8(4) に示すようにデータ信号の「1」のビットに対して状態遷移する。すなわち、制御信号S1は、データ信号の「1」のビットのデューティ50%(中央)の位置で状態遷移し、制御信号S1の立ち上がりおよび立ち下がりがデータ信号の「1」のビットに対応することになる。
矩形波信号生成部20′は、図1の矩形波信号生成部20からインバータ21を除いた構成である。すなわち、クロック信号を分周してデータ信号のデータレート(例えば1Mbps )と同じ基準信号(分周クロック)を生成する分周器22と、基準信号を時間T遅延させて出力する遅延回路23と、基準信号と遅延回路23の出力信号との排他的論理和を演算するXOR24とから構成される。図8(5),(6) に示すように、基準信号と基準信号を時間T遅延させた信号との排他的論理和演算により、基準信号の立ち上がりおよび立ち下がりに同期してパルス幅Tの矩形波信号S2が生成される。なお、矩形波信号S2のパルス幅Tは遅延回路23の遅延量によって決まり、この遅延量を前述の構成により可変制御すれば矩形波信号S2のパルス幅Tも可変となる。
送信信号生成部30は、矩形波信号S2を入力して位相が互いに 180度異なる信号を出力するバッファ31およびインバータ32と、それぞれの出力から直流成分をカットした信号S3,S4を出力する容量素子33,34と、制御信号生成部10から出力される制御信号S1に従って信号S3,S4を切り替え、送信信号S5として出力するスイッチ35により構成される。
矩形波信号S2がバッファ31,インバータ32に入力されると、図8(6),(7) に示すように位相が互いに 180度異なる信号に変換される。図8では、バッファ31,インバータ32における遅延は無視し、矩形波信号S2とバッファ31の出力を共通にしている。バッファ31,インバータ32の各出力は、図8(8),(9) に示すように、容量素子33,34を介して直流成分がカットされた信号S3,S4となる。なお、信号S3,S4の位相は互いに反転している。
ここで、矩形波信号S2から生成される信号S3,S4と制御信号S1の位相差は、図8(8),(9),(4) に示すようにクロック信号の半周期分差になっている。これにより、直流成分をカットした信号S3,S4の各中間のタイミングでスイッチングし、スイッチ35で切り替える際の各信号間の直流レベル変動を抑えている。
送信アンテナ40は、制御信号S1により信号S3,S4を切り替えて得られる送信信号S5が供給されることにより、アンテナ帯域に応じて、送信信号S5に一致した高周波パルス信号(RFパルス信号)を送信する。すなわち、無線送信機からは、データ信号が「1」のときに位相が反転し、「0」のときに位相が反転しないRFパルス信号が送信されることになる。なお、使用する送信アンテナ40の中心周波数は、矩形波信号生成部20の遅延回路23の遅延量に対応する矩形波信号S2のパルス幅Tに対して(2k+1)/(2T)(k=0,1,2,…)とする。
(無線受信機の実施形態)
図9は、本発明の無線受信機の実施形態を示す。図10は、図1,7に示す無線送信機および図9に示す無線受信機の主要部の信号波形の一例を示す。なお、図10の信号波形は横軸に時間、縦軸に電圧をとったものである。
本発明の無線送信機から送信されるRFパルス信号は、制御信号S1で切り替えられる送信信号S5と同様に、データ信号の論理値に位相変化が対応している。すなわち、RFパルス信号の位相変化に送信データの情報が変調されているので、無線受信機ではRFパルス信号の位相変化を遅延検波することによって送信データを検出することができる。
図9(1) において、無線受信機は、RFパルス信号を受信する受信アンテナ51と、RF受信信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)52と、増幅したRF受信信号を遅延検波する遅延回路53、乗算器54および積分器55から構成される遅延検波器と、遅延検波器から出力される遅延検波信号S6からデータ信号を復元する比較器56により構成される。なお、遅延検波器の遅延回路53の遅延量は、RFパルス信号のパルス間隔に対応し、本実施形態でデータ信号のデータレートを1Mbps とした場合には1nsとする。また、図9(2) に示すように、RF受信信号を中間周波数にダウンコンバートする発振器57およびミキサ58を備え、IF受信信号を遅延検波する構成としてもよい。
遅延検波器の積分器55から出力される遅延検波信号S6は、図8(4) に示すように、データ信号が「1」の場合にRFパルス信号に位相変化が生じているので、直流レベルよりマイナスの値となる。一方、データ信号が「0」の場合には、RFパルス信号に位相変化が生じていないので、遅延検波信号S6は直流レベルよりプラスの値となる。比較器56では、この遅延検波信号S6をリミットし、クロックリカバリすることによりデータ信号を復元することができる。
ところで、一般的な近距離の微弱無線通信では、電波法等の法規により、その送信信号電力はかなり小さな値に制限されている。このため、矩形波信号S2の基本波成分を送信しようとすると、送信信号電力が大きく、規制値を超えてしまうことがある。この場合には、減衰器で信号電力を弱めて送信すればよい。また、送信したい信号周波数帯に対応した高次高調波成分を含む矩形波信号S2を生成し、この矩形波信号S2の3次高調波、5次高調波といった信号成分を送信するようにしてもよい。この場合には、高次高調波になるほど信号振幅が小さくなり送信信号電力が小さくなるので、規制値に適合した信号電力の高次高調波成分を選択して使えばよい。なお、高次高調波成分を送信する場合には、基本波成分を送信する場合に比べて次のような利点もある。
矩形波信号S2の基本波成分を送信する場合には、遅延回路23で実現しなければならない遅延量が高次高調波成分を送信する場合に比べて短くなり、遅延回路23の実現が困難になる。例えば 500MHz帯のRFパルス信号を送信する場合に、矩形波信号S2の基本波成分を利用すると1nsの遅延量を実現する必要があるが、5次高調波成分を利用すると5nsの遅延量を実現すればよい。ここで、遅延回路23を図3(1) に示すDFF25で実現する場合には、前者は1GHzのクロック信号が必要になるのに対して後者は 200MHzのクロック信号であればよく、クロック生成は高次高調波成分を利用する方が容易になる利点がある。
さらに、遅延回路23の遅延量が小さいほど、矩形波信号S2を出力する排他的論理和回路24も高速で動作させる必要がある。遅延回路23の遅延量が大きい場合には、排他的論理和回路24に要求される動作速度が緩和される利点がある。また、送信信号電力の規制値に対応した高次高調波成分を利用することにより、基本波成分を利用する場合に必要となる減衰器を用いる必要がなくなる利点もある。
以上説明したように、本発明の無線送信機および無線受信機を用いた無線通信システムでは、簡単な構成でデータ信号の「1」,「0」に対応したRFパルス信号として伝送することができ、搬送波を用いない無線通信が実現される。これにより、搬送波発生に必要なVCO等の高周波アナログ回路が大幅に削減され、無線通信システム全体の製造コストおよび消費電力の低減が可能となる。また、搬送波を用いないUWB方式と比べても、使用するアンテナ帯域に調整したガウシアンモノパルスを生成するための高周波アンテナ回路や受信機側の相関器も必要としないため、無線通信システム全体の製造コストおよび消費電力の低減が可能となる。特に、図1および図7に示す無線送信機はほぼ全てをディジタル回路で構成できるので、高周波アナログ回路の削減に伴う製造コストおよび消費電力の低減効果は著しい。また、高次高調波成分を送信する構成にすることにより、微小な遅延量の制御が不要となって簡単に無線送信機を構成することができる。
本発明の無線送信機の第1の実施形態を示す図。 第1の実施形態の無線送信機の各部の信号波形の一例を示すタイムチャート。 遅延回路23の構成例を示す図。 矩形波信号および矩形波信号に含まれる高調波信号成分を示す図。 矩形波信号の3次高調波成分を送信する場合の信号波形を示すタイムチャート。 矩形波信号S2,送信信号S5,RFパルス信号のスペクトルの一例を示す図。 本発明の無線送信機の第2の実施形態を示す図。 第2の実施形態の無線送信機の各部の信号波形の一例を示すタイムチャート。 本発明の無線受信機の実施形態を示す図。 無線送信機および無線受信機の各部の信号波形の一例を示すタイムチャート。 従来の無線通信システムの構成例を示す図。
符号の説明
10 制御信号生成部
11 排他的論理和回路(XOR)
12 Dフリップフロップ(DFF)
13 AND回路
14 Dフリップフロップ(DFF)
15 インバータ
20 矩形波信号生成部
21 インバータ
22 分周器
23 遅延回路
24 排他的論理和回路(XOR)
25 Dフリップフロップ(DFF)
26 インバータ
27 MOSスイッチ
28 容量素子
30 送信信号生成部
31 バッファ
32 インバータ
33,34 容量素子
35 スイッチ
40 送信アンテナ
51 受信アンテナ
52 低雑音増幅器(LNA)
53 遅延回路
54 乗算器
55 積分器
56 比較器
57 発振器
58 ミキサ

Claims (12)

  1. 送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手順と、
    前記データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、
    前記矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を前記制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手順と、
    前記送信信号で送信アンテナを励振し、送信アンテナの中心周波数に対応するRFパルス信号として送信する送信手順と、
    前記RFパルス信号を受信アンテナで受信する受信手順と、
    前記受信アンテナの受信信号を遅延検波する検波手順と、
    前記検波手順で得られた遅延検波信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手順と を有することを特徴とする無線通信方法。
  2. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する
    ことを特徴とする無線通信方法。
  3. 請求項1に記載の無線通信方法において、
    前記制御信号の位相と前記矩形波信号の位相との間に、前記クロック信号の半周期分差を設ける
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手順と、
    前記データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手順と、
    前記矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を前記制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手順と、
    前記送信信号で送信アンテナを励振し、送信アンテナの中心周波数に対応するRFパルス信号として送信する送信手順と
    を有することを特徴とする無線送信方法。
  5. 請求項4に記載の無線送信方法において、
    前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、前記送信アンテナの中心周波数が2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致する
    ことを特徴とする無線送信方法。
  6. 請求項4に記載の無線送信方法において、
    前記制御信号の位相と前記矩形波信号位相との間に、前記クロック信号の半周期分差を設ける
    ことを特徴とする無線送信方法。
  7. 送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手段と、
    前記データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、
    前記矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を前記制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手段と、
    前記送信信号を入力し、RFパルス信号として送信する送信アンテナと、
    前記RFパルス信号を受信する受信アンテナと、
    前記受信アンテナの受信信号を遅延検波する検波手段と、
    前記検波手段で得られた遅延検波信号に基づいて前記データ信号を復元する復元手段と を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記送信アンテナの中心周波数は、前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するように設定する構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  9. 請求項に記載の無線通信システムにおいて、
    前記制御信号の位相と前記矩形波信号の位相との間に、前記クロック信号の半周期分差を設ける構成である
    ことを特徴とする無線通信システム。
  10. 送信するデータ信号をその論理値に位相変化が対応する差動信号に変換し、制御信号として出力する制御信号生成手段と、
    前記データ信号に同期したクロック信号に対して所定の位相差を有する矩形波信号を生成する矩形波信号生成手段と、
    前記矩形波信号から位相が互いに 180度異なり、かつそれぞれの直流成分をカットした2つの信号を生成し、該2つの信号を前記制御信号に従って切り替えて送信信号として出力する送信信号生成手段と、
    前記送信信号を入力し、RFパルス信号として送信する送信アンテナと
    を備えたことを特徴とする無線送信機。
  11. 請求項10に記載の無線送信機において、
    前記送信アンテナの中心周波数は、前記矩形波信号のパルス幅をTとしたときに、2Tを1周期とする周波数の奇数倍に一致するように設定する構成である
    ことを特徴とする無線送信機。
  12. 請求項10に記載の無線送信機において、
    前記制御信号の位相と前記矩形波信号の位相との間に、前記クロック信号の半周期分差を設ける構成である
    ことを特徴とする無線送信機。
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