JP4407644B2 - 車両用乗員拘束装置 - Google Patents

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本発明は、車両用シートに着座した乗員を拘束可能な車両用乗員拘束装置に関する。
乗員拘束用ウエビングの膨張部が膨張したときに、乗員拘束用ウエビングに発生する張力をラップベルトにも伝達させ、乗員拘束用ウエビング及びラップベルトの双方を乗員に密着させるエアベルト装置が開示されている(特許文献1参照)。
特開2000−255358号公報
上記した従来例のようなエアベルト装置では、車両の衝突時に膨張部により乗員の胸部をソフトに拘束することができる。しかしながら、乗員の前方への慣性力により、タングプレートが嵌め込まれているバックル装置が乗員側へ撓んで、乗員拘束用ウエビングが通常使用時よりも下方の腹部の方へ変位し、肋骨のある胸部と比較して柔軟な腹部にかかる傾向にあるため、乗員の胸部の拘束性を高めることが難しかった。
本発明は、上記事実を考慮して、車両の衝突時における、乗員拘束用ウエビングによる乗員の胸部の拘束性を向上させることを目的とする。
請求項1の発明は、乗員の胸部を拘束可能な乗員拘束用ウエビングと、該乗員拘束用ウエビングが挿通されるタングプレートと、前記乗員拘束用ウエビングの装着時に前記タングプレートが嵌め込まれるバックル装置と、前記乗員拘束用ウエビングを巻取り可能に構成されたリトラクタと、前記タングプレートの近傍に設けられ、前記タングプレートにより区画される前記乗員拘束用ウエビングのショルダベルト部とラップベルト部との間に、車両の衝突時に膨張し、その膨張力により前記ショルダベルト部を上方へ変位させる小エアバッグ袋体と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の車両用乗員拘束装置では、車両の衝突が検知されると、タングプレートの近傍に設けた小エアバッグ袋体が、タングプレートにより区画される乗員拘束用ウエビングのショルダベルト部とラップベルト部との間に膨張することで、その膨張力によりショルダベルト部が上方に変位する。これにより、ショルダベルト部のベルトパス、即ちショルダベルト部の取回し経路が、乗員の胸部におけるより上側へ変更される。この結果、乗員拘束用ウエビングが、例えば肋骨の強度がより大きい胸部の中央領域付近を拘束することとなり、乗員拘束用ウエビングによる乗員の胸部の拘束性が向上する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の車両用乗員拘束装置において、前記バックル装置に、前記小エアバッグ袋体に対して膨張用のガスを供給するインフレータが設けられ、前記小エアバッグ袋体は、前記タングプレート内に収納され、該タングプレートが前記バックル装置に嵌め込まれた状態において前記インフレータからのガスの供給を受けて前記タングプレート外へ膨張展開することを特徴としている。
請求項2に記載の車両用乗員拘束装置では、タングプレートをバックル装置に嵌め込んだ状態において、バックル装置に設けられたインフレータから、小エアバッグ袋体へ膨張用のガスを供給することで、該小エアバッグ袋体を膨張させる。インフレータをタングプレート側に設ける必要がないため、該タングプレートの大型化を抑制して良好な操作感を維持することが可能である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用乗員拘束装置において、前記リトラクタに、前記乗員拘束用ウエビングを巻取り可能なプリテンショナを備え、前記車両の衝突時における前記インフレータの作動開始タイミングが、前記プリテンショナの作動開始タイミングよりも早いことを特徴としている。
請求項3に記載の車両用乗員拘束装置では、車両の衝突時において、インフレータをプリテンショナよりも早いタイミングで作動させることで、乗員拘束用ウエビングの張力が比較的少ないうちに、該乗員拘束用ウエビングを上方へ変位させて適切なベルトパスを確保することができる。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載の車両用乗員拘束装置によれば、車両の衝突時における、乗員拘束用ウエビングによる乗員の胸部の拘束性を向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載の車両用乗員拘束装置によれば、インフレータをタングプレート側に設ける必要がなく、該タングプレートの大型化を抑制して良好な操作感を維持することが、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載の車両用乗員拘束装置によれば、乗員拘束用ウエビングの張力が比較的少ないうちに、該乗員拘束用ウエビングを上方へ変位させて適切なベルトパスを確保することができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係る車両用乗員拘束装置10は、車両用シート12に着座した乗員14(図4(A))を拘束するためのシートベルト装置であって、乗員拘束用ウエビング16と、タングプレート18と、バックル装置22と、リトラクタ24(図4(A))と、小エアバッグ袋体26(図2)とを有している。
図4(A)において、車両用シート12は、乗員14が着座するシートクッション28と、乗員14の背中を支えるシートバック30と、該シートバック30の上部に設けられたヘッドレスト32とを備えており、フロアパネル34に設けられたシートレール36上に車両前後方向に摺動可能に設けられている。
フロアパネル34における車両用シート12の車室外側には、ラップベルトアンカ38が、また、シートクッション28の車室中央側側部にはバックル装置22が夫々設けられている。なお、ラップベルトアンカ38を設ける位置は、フロアパネル34に限られず、シートクッション28の車室外側側部であってもよい。またバックル装置22を設ける位置はシートクッション28に限られず、例えばフロアパネル34側であってもよい。バックル装置22内、又はバックル装置22の外部には、小エアバッグ袋体26に対するガス供給源である、例えばインフレータが配設されている(図示せず)。インフレータは、例えば図示しない前突センサにより車両の前面衝突が検知された場合に作動するようになっている。
乗員拘束用ウエビング16は、乗員の胸部を拘束可能な帯状部材であって、例えば車体のアッパーバックパネル(図示せず)に配設されたリトラクタ24に巻取り可能に構成され、乗員14による装着時には、該乗員14の体格に合わせて該リトラクタ24から引き出すことができるようになっている。また、リトラクタ24から引き出された乗員拘束用ウエビング16は、例えばシートバック30の肩部に設けられた図示しないベルトガイドに案内されてシートバック30の前側へ取り回されるようになっている。
図1において、タングプレート18は、乗員拘束用ウエビング16が挿通され、バックル装置22に嵌め込み可能な板状部材であり、バックル装置22のタング挿入口22Aに挿入される挿入板部18Aが設けられている。挿入板部18Aには、バックル装置22のロック部材(図示せず)が係合する係合孔18Bが形成されている。またタングプレート18には、乗員拘束用ウエビング16を挿通するための挿通孔18Cが設けられ、これによりタングプレート18が乗員拘束用ウエビング16上を移動可能となっている。
タングプレート18のうち、挿入板部18Aを除く部分は、例えば合成樹脂によりモールドされており、該モールド部18Dに、タングプレート18をバックル装置22に嵌め込んだ場合に該バックル装置22の差込み孔22Cに差し込まれる差込み部18Eが設けられている。差込み孔22Cは、バックル装置22内におけるガス流路22Bの出口部分である。図1におけるモールド部18Dの上側には、小エアバッグ袋体26(図2)を折畳み収容するケース部18Fが設けられている。図2に示されるように、ケース部18Fと差込み部18Eとの間には、ガス流路18Kが設けられている。
またタングプレート18は、バックル装置22への嵌込み状態において、乗員拘束用ウエビング16をショルダベルト部16Sとラップベルト部16Lとに区画する部材でもある。図4(A)において、乗員拘束用ウエビング16のうち、タングプレート18からリトラクタ24側の部分は、主として乗員14の胸部14Bを拘束する部分であり、本実施形態ではこの部分をショルダベルト部16Sと呼ぶこととする。また、乗員拘束用ウエビング16のうち、タングプレート18からラップベルトアンカ38側の部分は、主として乗員14の腰部14Sを拘束する部分であり、本実施形態ではこの部分をラップベルト部16Lと呼ぶこととする。
バックル装置22は、乗員拘束用ウエビング16の装着時にタングプレート18が嵌め込まれる該タングプレート18の保持装置であって、具体的には、タングプレート18の挿入板部18Aが差し込まれるタング挿入口22Aが設けられ、該挿入板部18Aの係合孔18Bと係合するロック部材(図示せず)や、タングプレート18をバックル装置22から離脱させる際に該ロック部材によるロック状態を解除するイジェクタ(図示せず)等を有している。またバックル装置22には、図示しないインフレータからの配管40が接続される接続口22Dが設けられ、該接続口22Dから差込み孔22の間は、ガス流路22Bにより通じている。なお、バックル装置22内にインフレータを配置する場合には、配管40や接続口22Dは不要であり、ガス流路22Bはインフレータと差込み孔22Cとの間でガスを流すことができるように設けられる。
このようにして、タングプレート18をバックル装置22に嵌め込んだ際に、タングプレート18側の差込み部18Eがバックル装置22の差込み孔22Cに差し込まれることで、バックル装置22側から小エアバッグ袋体26へインフレータからのガスを供給できるようになっている。
図4(A)において、リトラクタ24は、乗員拘束用ウエビング16を巻取り可能に構成されており、通常使用時には乗員拘束用ウエビング16を巻取り方向に付勢するように構成され、乗員14による乗員拘束用ウエビング16の装着時には、該乗員拘束用ウエビング16に対して適度の張力を与えることができるようになっている。
またリトラクタ24は、乗員拘束用ウエビング16を巻取り可能なプリテンショナ(図示せず)を備えており、車両の衝突時の際に乗員拘束用ウエビング16の張力を高めて乗員14の拘束性を瞬間的に高めることができるようになっている。車両の衝突時におけるインフレータの作動開始タイミングは、プリテンショナの作動開始タイミングよりも早くなるように構成されている。これは、プリテンショナが作動する前の乗員拘束用ウエビング16の張力が比較的少ないうちに、小エアバッグ袋体26を膨張させてショルダベルト部16Sを上方へ変位させて適切なベルトパスを確保するためである。インフレータの作動開始タイミングを早めるための手段としては、例えばプリクラッシュセンサにより車両の前面衝突を予測された時点でインフレータを作動させることが考えられる。
図2において、小エアバッグ袋体26は、タングプレート18の近傍に設けられ、例えばタングプレート18のケース部18F内に折畳み収納された袋体であって、車両の衝突時に、タングプレート18により区画される乗員拘束用ウエビング16のショルダベルト部16Sとラップベルト部16Lとの間に膨張し、その膨張力によりショルダベルト部16Sを上方へ変位させるように構成されている。
ケース部18Fの開口部18Gは、通常使用時はカバー18Hにより塞がれている。カバー18Hは、小エアバッグ袋体26の膨張時には、小エアバッグ袋体26の膨張力により、例えばショルダベルト部16Sから遠い側の端部18Jを中心として展開し、これによりケース部18Fの開口部18Gが開放されるようになっている。
なお、上記構成における乗員拘束用ウエビング16は、図4(A)に示されるように、一般のシートベルト装置に用いられるウエビングであるが、図5(A)に示されるように、乗員拘束用ウエビング16のショルダベルト部16Sに膨張部42を設けた、所謂エアベルトであってもよい。乗員拘束用ウエビング16上における膨張部42の位置を固定する場合、ショルダベルト部16Sとラップベルト部16Lは夫々独立してタングプレート18に連結され、ラップベルト部16Lは例えばフロアパネル34に設けられたリトラクタ44から引き出されるように構成される。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4(A)に示されるように、車両用乗員拘束装置10では、車両用シート12に乗員14が着座し、乗員拘束用ウエビング16のショルダベルト部16Sを胸部14Bに当てると共に、ラップベルト部16Lを腰部14Sに当てるようにして、タングプレート18をバックル装置22に嵌め込むと、乗員拘束用ウエビング16の装着が完了する。このとき、図2において、タングプレート18に設けられた差込み部18Eがバックル装置22の差込み孔22Cに差し込まれ、インフレータから小エアバッグ袋体26までのガス流路22B,18Kが通じた状態となる。このように、バックル装置22側に設けられたインフレータから小エアバッグ袋体26へ膨張用のガスを供給可能に構成することで、インフレータをタングプレート18側に設ける必要がないため、該タングプレート18の大型化を抑制して良好な操作感を維持することが可能である。
次に、図2において、車両の衝突が検知されると、インフレータが作動して、該インフレータから膨張用のガスが配管40、ガス流路22B,18Kを通じて小エアバッグ袋体26に供給され、該小エアバッグ袋体26が膨張を開始する。すると、該小エアバッグ袋体26の膨張力により、カバー18Hが端部18Jを中心として展開し、ケース部18Fの開口部18Gが開放される。カバー18Hは、ショルダベルト部16Sから遠い側の端部18Jを中心として展開するので、小エアバッグ袋体26の膨張力がショルダベルト部16Sに作用し易い。
この後、図3に示されるように、小エアバッグ袋体26が、該開口部18Gからショルダベルト部16Sとラップベルト部16Lとの間に膨張することで、図4(B)に示されるように、その膨張力によりショルダベルト部16Sが持ち上げられて上方に変位する。このとき、ショルダベルト部16Sの取り回し状態によっては、乗員拘束用ウエビング16がリトラクタ24から若干引き出される。図3に示されるように、小エアバッグ袋体26の膨張形状は、略円柱形状であり、タングプレート18の幅方向に、ショルダベルト部16Sの幅寸法よりも大きく延びた形状をしている。ショルダベルト部16Sに対しては、小エアバッグ袋体26の外周面部分が面状に当接する。膨張時における小エアバッグ袋体26の直径の設定により、ショルダベルト部16Sの上方への変位量を調節することが可能である。
乗員14の胸部14Bの肋骨のうち、特に胸部14Bの中央領域に位置する肋骨は、肺や心臓等を守るために強度が大きい。このため、ショルダベルト部16Sのベルトパス、即ちショルダベルト部16Sの取回し経路が、乗員14の胸部14Bにおけるより上側へ変更されることで、ショルダベルト部16Sが例えば胸部14Bの中央領域付近を拘束することとなる。これにより、乗員拘束用ウエビング16による乗員14の胸部14Bの拘束性を向上させることが可能である。
なお、車両用乗員拘束装置10では、小エアバッグ袋体26を膨張させるインフレータの作動開始タイミングは、プリテンショナの作動開始タイミングよりも早いので、プリテンショナが作動する前の乗員拘束用ウエビング16の張力が比較的少ないうちに、小エアバッグ袋体26を膨張させてショルダベルト部16Sを上方へ変位させることができ、これによってより適切なベルトパスを確保することが可能である。
図5(B)において、乗員拘束用ウエビング16に膨張部42が設けられている場合、即ち乗員拘束用ウエビング16がエアベルトとして構成されている場合にも、小エアバッグ袋体26を膨張させることが有効である。具体的には、ショルダベルト部16Sとラップベルト部16Lとの間に小エアバッグ袋体26を膨張させることで、ショルダベルト部16Sのベルトパスを、乗員14の胸部14Bにおけるより上側へ変更して、該ショルダベルト部16Sにより例えば胸部14Bの中央領域付近を拘束することが可能である。この場合、膨張部42が膨張すると、その膨張力により乗員拘束用ウエビング16の張力が高まるため、該膨張部42の膨張に先立って、小エアバッグ袋体26を膨張させてベルトパスをより上側へ変更することが望ましい。
なお、上記実施形態では、小エアバッグ袋体26をタングプレート18のケース部18Fに収納するものとして説明したが、小エアバッグ袋体26の配置はこれに限られるものではなく、その膨張力によりショルダベルト部16Sを上方に変位させることができればよい。従って、小エアバッグ袋体26をショルダベルト部16S及びラップベルト部16Lの少なくとも一方に設けてもよいし、また小エアバッグ袋体26をバックル装置22側に設けておき、タングプレート18を介在させずに、バックル装置22側からショルダベルト部16Sとラップベルト部16Lとの間に直接小エアバッグ袋体26を膨張させるようにしてもよい。
また、膨張部42の膨張を、乗員14の体格に合せて制御するようにしてもよい。例えば乗員14の体格が大きい場合には、比較的胸部14Bの位置が高いので、膨張部42を膨張させてショルダベルト部16Sを上方に変位させ、逆に乗員14の体格が小さい場合には、比較的胸部14Bの位置が低く、ショルダベルト部16Sのベルトパスを上方へ変更する必要性が低いので、膨張部42を膨張させないようにしてもよい。乗員14の体格の判定は、シートスライドセンサ(図示せず)からの信号により行ってもよいし、また図示しないカメラ等の乗員検知センサにより行ってもよい。
車両用乗員拘束装置において、タングプレートがバックル装置から離脱した状態を示す拡大斜視図である。 タングプレートがバックル装置に嵌め込まれた状態で、小エアバッグ袋体が膨張を開始して、ケース部のカバーが開き、開放された開口部から該小エアバッグ袋体がケース部外へ展開し始めている状態を示す拡大斜視図である。 図2の状態に続いて、小エアバッグ袋体が更に膨張して、その膨張力によりショルダベルト部が持ち上げられて上方に変位している状態を示す拡大斜視図である。 (A)車両用シートに乗員が着座し、乗員拘束用ウエビングを装着した通常使用状態を示す正面図である。(B)小エアバッグ袋体が膨張して、その膨張力によりショルダベルト部が持ち上げられて上方に変位し、ベルトパスが変更された該ショルダベルト部により、乗員の胸部の中央領域付近が拘束されている状態を示す正面図である。 (A)車両用シートに乗員が着座し、膨張部が設けられた乗員拘束用ウエビングを装着した通常使用状態を示す正面図である。(B)小エアバッグ袋体が膨張して、その膨張力によりショルダベルト部が持ち上げられて上方に変位し、ベルトパスが変更された該ショルダベルト部により、乗員の胸部の中央領域付近が拘束され、かつ該胸部に対応して乗員拘束用ウエビングの膨張部が膨張している状態を示す正面図である。
符号の説明
10 車両用乗員拘束装置
12 車両用シート
14 乗員
14B 胸部
16 乗員拘束用ウエビング
16L ラップベルト部
16S ショルダベルト部
18 タングプレート
22 バックル装置
24 リトラクタ
26 小エアバッグ袋体

Claims (3)

  1. 乗員の胸部を拘束可能な乗員拘束用ウエビングと、
    該乗員拘束用ウエビングが挿通されるタングプレートと、
    前記乗員拘束用ウエビングの装着時に前記タングプレートが嵌め込まれるバックル装置と、
    前記乗員拘束用ウエビングを巻取り可能に構成されたリトラクタと、
    前記タングプレートの近傍に設けられ、前記タングプレートにより区画される前記乗員拘束用ウエビングのショルダベルト部とラップベルト部との間に、車両の衝突時に膨張し、その膨張力により前記ショルダベルト部を上方へ変位させる小エアバッグ袋体と、
    を有することを特徴とする車両用乗員拘束装置。
  2. 前記バックル装置に、前記小エアバッグ袋体に対して膨張用のガスを供給するインフレータが設けられ、
    前記小エアバッグ袋体は、前記タングプレート内に収納され、該タングプレートが前記バックル装置に嵌め込まれた状態において前記インフレータからのガスの供給を受けて前記タングプレート外へ膨張展開することを特徴とする請求項1に記載の車両用乗員拘束装置。
  3. 前記リトラクタに、前記乗員拘束用ウエビングを巻取り可能なプリテンショナを備え、
    前記車両の衝突時における前記インフレータの作動開始タイミングが、前記プリテンショナの作動開始タイミングよりも早いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用乗員拘束装置。
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