JP4404006B2 - カラーフィルタ基板、電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

カラーフィルタ基板、電気光学装置、および電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、透過光または反射光を着色することが可能なカラーフィルタ基板、および当該カラーフィルタ基板を備えた電気光学装置、さらには、当該電気光学装置を備えた電子機器に関する。
カラーフィルタを備えた反射型液晶表示装置において、当該液晶表示装置に入射して表示に寄与する外光は、入射時および出射時の2回、カラーフィルタを透過する。このため、表示光のカラーフィルタによる吸収が大きく、表示が暗くなるという問題があった。
この問題を解消可能な液晶表示装置として、カラーフィルタが反射膜形成領域の一部にのみ形成されたものが知られている(特許文献1参照)。この液晶表示装置における表示光は、カラーフィルタを透過した着色光と、カラーフィルタを透過せず、カラーフィルタによる吸収を受けない非着色光とが混合されたものであるため、表示が明るくなる。
特開平11−183892号公報
しかしながら、上記の構成の液晶表示装置においては、カラーフィルタの形成領域と非形成領域との境界が明瞭である上に、当該境界が全画素にわたって規則的に配置されるため、表示の際に、この境界が、本来表示されるべきでない線として観察者に視認されてしまうことがあるという問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、カラーフィルタ基板の画素内の構造が観察者に視認されにくいカラーフィルタ基板、カラーフィルタ基板の製造方法、および当該カラーフィルタ基板を備えた電気光学装置、さらには当該電気光学装置を備えた電子機器を提供することにある。
本発明によるカラーフィルタ基板の製造方法は、基体上に隔壁を形成する第1の工程と、前記基体の表面および前記隔壁の側面によって規定される凹部に、液滴吐出装置を用いて、透光性を有する第1の樹脂を含む、第1の機能液を付与する第2の工程と、前記凹部に、液滴吐出装置を用いて、透光性を有するとともに透過率が前記第1の樹脂と異なる第2の樹脂を含む、第2の機能液を付与する第3の工程とを有することを特徴とする。
上記の方法によれば、凹部に付与された第1の機能液および第2の機能液はその境界付近において一部混合され、第1の樹脂および第2の樹脂の境界が曖昧な状態となる。また、例えば付与された第1の機能液が乾燥した後に第2の機能液を付与した場合であっても、第2の機能液に含まれる溶媒によって第1の機能液が再溶解し、上記のような混合が起こって第1の樹脂および第2の樹脂の境界が曖昧な状態となる。このため、第1の樹脂が配置された領域から、透過率が当該第1の樹脂と異なる第2の樹脂が配置された領域に至るまでに、透過率が連続的に変化する。よって、カラーフィルタ基板の画素内の構造(具体的には第1の樹脂および第2の樹脂の境界)が、観察者に視認されにくくなる。この効果は、第1の機能液および第2の機能液が凹部内で互いに異なる領域に配置された場合、また、第1の機能液が凹部の一部に配置され、第2の機能液が第1の機能液を覆って凹部全体に配置された場合、および第1の機能液が凹部全体に配置され、第2の機能液が第1の機能液の上の一部に配置された場合のいずれの場合においても得られる。
上記カラーフィルタ基板の製造方法において、前記第1の樹脂は略透明であるとともに、前記第2の樹脂は色素を含み、一の色に対応していてもよい。このとき、第1の樹脂が配置された領域は、当該第1の樹脂が配置されずに第2の樹脂のみが配置された領域に比べて光の吸収が少なく、輝度が高くなる。このように、上記方法によれば、凹部の中で領域によって輝度の異なるカラーフィルタ基板を製造することができる。
ここで、前記第3の工程は、異なる色に対応する複数種の第2の機能液を、互いに異なる前記凹部に付与する工程を含んでいてもよい。この方法によれば、カラー表示が可能な電気光学装置に適用可能なカラーフィルタ基板を製造することができる。
さらに、前記基体は、表面の一部に反射膜を有し、前記第2の工程は、前記凹部のうち前記反射膜が配置された領域の少なくとも一部に前記第1の機能液を付与する工程を含んでいてもよい。この方法によれば、凹部のうち反射膜が配置された領域(以下「反射領域」と呼ぶ)においては、透明な第1の樹脂と色素を含む第2の樹脂(以下、色素を含む樹脂が基体上に固定化されたものを「着色要素」とも呼ぶ)とが並存する一方、反射膜が配置されない領域(以下「透過領域」と呼ぶ)においては、着色要素のみが配置される。よって、透過領域を透過する光の発色性を維持しつつ、反射領域における反射率を向上させることができる。
上記カラーフィルタ基板の製造方法において、前記第1の樹脂および前記第2の樹脂は、互いに色相が略等しい色素を含んでいてもよい。このとき、第1の樹脂が配置された領域は、当該第1の樹脂が配置されずに第2の樹脂のみが配置された領域と光の吸収が異なり、ひいては輝度が異なる。このように、上記方法によれば、凹部の中で領域によって輝度の異なるカラーフィルタ基板を製造することができる。
また、前記第2の工程は、異なる色に対応する複数種の第1の機能液を、互いに異なる前記凹部に付与する工程を含み、前記第3の工程は、対応する色の色相が前記第1の機能液の各々と略等しい、前記第1の機能液と同数種の第2の機能液を、色相が互いに略等しい前記第1の機能液および前記第2の機能液が同一の前記凹部に配置されるように付与する工程を含んでいてもよい。さらに、前記基体は、表面の一部に反射膜を有し、前記第1の樹脂の透過率は、前記第2の樹脂の透過率より低く、前記第2の工程は、前記凹部のうち前記反射膜が配置されていない領域の少なくとも一部に前記第1の機能液を付与する工程を含んでいてもよい。このような方法によっても、上述と同様に、透過領域を透過する光の発色性が良く、反射領域における反射率の高いカラーフィルタ基板を製造することができる。
上記カラーフィルタ基板の製造方法において、前記第2の機能液は、赤、緑、青の3色に対応していてもよい。この方法によれば、赤、緑、青の三原色を用いた電気光学装置に適用可能なカラーフィルタ基板を製造することができる。
上記カラーフィルタ基板の製造方法において、前記第3の工程は、前記凹部のうち、前記第1の機能液が付与された領域を除いた領域に前記第2の機能液を付与する工程を含んでいてもよい。この方法によれば、第1の機能液に含まれる第1の樹脂と、第2の機能液に含まれる第2の樹脂とが積層されずに異なる領域に配置される。このため、カラーフィルタ基板を透過または反射する光のそれぞれは、第1の樹脂または第2の樹脂のいずれか一方によってのみ吸収を受ける。よって、当該光の色や輝度を始めとする特性を、より容易に所望の値に近付けることができる。
本発明によるカラーフィルタ基板は、上記カラーフィルタ基板の製造方法によって製造されたことを特徴とする。また、本発明によるカラーフィルタ基板は、基体上に形成された隔壁と、前記基体の表面および前記隔壁の側面によって規定される凹部に配置された着色要素とを有するカラーフィルタ基板であって、前記着色要素は、前記基体の表面に平行な方向に沿って濃度が連続して変化する領域を有することを特徴とする。このようなカラーフィルタ基板は、基体表面に平行な方向に沿って、透過率が連続的に変化する。よって、カラーフィルタ基板の画素内の構造(具体的には第1の樹脂および第2の樹脂の境界)が、観察者に視認されにくくなる。
上記カラーフィルタ基板には、一つの凹部に、濃度が一定の複数の着色要素と、これらの間に配置され、濃度が連続的に変化する着色要素とを有するカラーフィルタ基板、また、一つの凹部に、濃度が一定の着色要素と、これに隣接する濃度が連続的に変化する着色要素とを有するカラーフィルタ基板、および、一つの凹部に、濃度が連続的に変化する単一の着色要素を有するカラーフィルタ基板が含まれる。
本発明による電気光学装置は、上記カラーフィルタ基板を備えることを特徴とする。このような電気光学装置は、観察者によってカラーフィルタ基板の画素内の構造を視認されにくいので、高品位な表示を行うことができる。
本発明による電子機器は、上記電気光学装置を備えることを特徴とする。このような電子機器は、観察者によってカラーフィルタ基板の画素内の構造を視認されにくいので、高品位な表示を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
(A.カラーフィルタ基板)
図4(b)は、本発明によるカラーフィルタ基板の製造方法を用いて製造されるカラーフィルタ基板1の平面図である。カラーフィルタ基板1は、ガラス基板11を含む基体10と、当該基体10上に配置された、赤色の着色要素31R、緑色の着色要素31G、青色の着色要素31B(図4(a)参照)とを有する。
カラーフィルタ基板1は、縦横にマトリクス状に配置された、各々が液晶表示装置400(図14参照)に対応する複数の領域19を有している。当該領域19の一つに着目し、その一部を拡大したものが図4(a)である。この図に示すように、各々の領域19には、多数の赤色の画素20R、緑色の画素20G、青色の画素20Bが含まれており、これらの画素はこの順に規則的に繰り返し配列されている(以下では、画素20R,20G,20Bをまとめて画素20とも表記する)。画素20R,20G,20Bのそれぞれには、赤色の着色要素31R、緑色の着色要素31G、青色の着色要素31Bが配置されている。画素20R,20G,20Bを一つずつ含む正方形状の領域はピクセルと呼ばれ、液晶表示装置400が表示を行う際の最小単位となる。
図5(a)は、カラーフィルタ基板1の画素20を拡大して示した平面図であり、この図中のA−A線における側断面図が図7(c)である。以下、これらの図を用いてカラーフィルタ基板1の詳細な構造について説明する。
カラーフィルタ基板1は、ガラス基板11と、当該ガラス基板11の観察側表面に形成されたアルミニウム薄膜からなる反射膜12とを含む基体10を有している。基体10の観察側表面には、遮光性を有する樹脂からなる隔壁14が形成されている。隔壁14によって囲まれた領域が、画素20R,20G,20Bのいずれかに相当する。また、上述の反射膜12は、各画素20の中央部に透過孔13を有している。画素20のうち、反射膜12が配置された領域が反射領域であり、透過孔13に対応する領域が透過領域である。
画素20Rに対応する領域のうち、基体10の表面および隔壁14の側面によって規定される凹部には、透明樹脂30、着色要素31R、および着色要素32Rが配置されている。透明樹脂30は、反射領域の一部に配置され、周囲を着色要素32Rによって囲まれている。着色要素31Rは、反射領域のうち透明樹脂30および着色要素32Rが配置されていない領域に排他的に配置され、また透過領域の全体にも配置される。着色要素31R,32Rは、透過する光のうち特定の波長成分を吸収することによって当該透過光を着色する色素を含んだ樹脂を固定化したものである。一方、透明樹脂30は略透明であり、透過光を着色しない。
上記の構成によれば、背面側から入射して透過領域を透過し、観察側へ出射する光は、すべて着色要素31Rを透過するため発色性が高くなる。一方、観察側から反射領域に入射し、反射膜12によって反射されて観察側へ出射する光は、着色要素31R,32Rを透過した光と透明樹脂30を透過した光との双方を含むため、全面に着色要素31Rが配置されている場合に比べて輝度が高くなる。このように、カラーフィルタ基板1は、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有する。ここで反射率とは、カラーフィルタ基板1に観察側から入射した光量に対する、反射膜12によって反射されて観察側へ出射する光量の割合を指す。
ここで、着色要素32Rは、基体10の表面に平行な方向に沿って色素の濃度が連続して変化するという特徴を有している。より詳細には、着色要素32Rのうち、着色要素31Rに接する部位は着色要素31Rと同等の色素の濃度を有している一方、透明樹脂30に接する部位は透明樹脂30と同様に略透明となっていて、これらの部位の中間は、色素の濃度が連続的に変化している。これを、透過率の観点から換言すれば、着色要素31Rが配置された領域から、着色要素32Rが配置された領域を経て透明樹脂30が配置された領域に至るまでに、透過率は連続的に変化する。こうした透過率の特徴は、図5(b)に示されている。図5(b)は、図5(a)中のA−A線に沿って透過率をプロットしたものである。この図から分かるように、着色要素31Rが配置された領域および透明樹脂30が配置された領域においては、それぞれの樹脂の特性に応じて一定の透過率を示し、これらの中間の着色要素32Rが配置された領域においては、透過率が連続して変化している。
カラーフィルタ基板1は、上記のように着色要素31Rと透明樹脂30との間に透過率が連続して変化する領域を有するので、内部構造(具体的には着色要素31Rと透明樹脂30との境界)を観察者に視認されにくいという特徴を有する。
なお、カラーフィルタ基板1は、上述の画素20Rと同様の構成を有する画素20Gおよび画素20Bをさらに有する。上述の画素20Rの説明において、「R」を「G」または「B」と読み替えることによって、それぞれ画素20Gまたは画素20Bの説明となる。
(B−1.液滴吐出装置の全体構成)
次に、カラーフィルタ基板1の製造に用いる液滴吐出装置300の全体構成について図1を用いて説明する。図1に示す液滴吐出装置300は、基本的には液状の材料111(第1の機能液30A)を吐出するためのインクジェット装置である。より具体的には、液滴吐出装置300は、液状の材料111を保持するタンク101と、チューブ110と、グランドステージGSと、吐出ヘッド部103と、ステージ106と、第1位置制御装置104と、第2位置制御装置108と、制御部112と、支持部104aとを備えている。なお、第2の機能液31RA,31GA,31BA(図6、図7参照)を吐出するための液滴吐出装置(不図示)は、吐出する材料が異なることを除けば液滴吐出装置300の構造および機能と基本的に同じであるので、説明は省略する。
吐出ヘッド部103は、ヘッド114(図2参照)を保持している。このヘッド114は、制御部112からの信号に応じて、液状の材料111の液滴を吐出する。なお、吐出ヘッド部103におけるヘッド114は、チューブ110によってタンク101に連結されており、このため、タンク101からヘッド114に液状の材料111が供給される。
ステージ106は基体10を固定するための平面を提供している。さらにステージ106は、吸引力を用いて基体10の位置を固定する機能も有する。
第1位置制御装置104は、支持部104aによって、グランドステージGSから所定の高さの位置に固定されている。この第1位置制御装置104は、制御部112からの信号に応じて、吐出ヘッド部103をX軸方向と、X軸方向に直交するZ軸方向と、に沿って移動させる機能を有する。さらに、第1位置制御装置104は、Z軸に平行な軸の回りで吐出ヘッド部103を回転させる機能も有する。ここで、本実施形態では、Z軸方向は、鉛直方向(つまり重力加速度の方向)に平行な方向である。
第2位置制御装置108は、制御部112からの信号に応じて、ステージ106をグランドステージGS上でY軸方向に移動させる。ここで、Y軸方向は、X軸方向およびZ軸方向の双方と直交する方向である。
上記のような機能を有する第1位置制御装置104の構成と第2位置制御装置108の構成とは、リニアモータまたはサーボモータを利用した公知のXYロボットを用いて実現できる。このため、ここでは、それらの詳細な構成の説明を省略する。
さて上述のように、第1位置制御装置104によって、吐出ヘッド部103はX軸方向に移動する。そして、第2位置制御装置108によって、基体10はステージ106と共にY軸方向に移動する。これらの結果、基体10に対するヘッド114の相対位置が変わる。より具体的には、これらの動作によって、吐出ヘッド部103、ヘッド114、またはノズル118(図2参照)は、ステージ106に固定された基体10に対して、Z軸方向に所定の距離を保ちながら、X軸方向およびY軸方向に相対的に移動、すなわち相対的に走査する。「相対移動」または「相対走査」とは、液状の材料111を吐出する側と、そこからの吐出物が着弾する側(被吐出部)の少なくとも一方を他方に対して相対移動することを意味する。
制御部112は、液状の材料111の液滴を吐出すべき相対位置を表す吐出データを外部情報処理装置から受け取るように構成されている。制御部112は、受け取った吐出データを内部の記憶装置に格納するとともに、格納された吐出データに応じて、第1位置制御装置104と、第2位置制御装置108と、ヘッド114と、を制御する。なお、吐出データとは、基体10上に、液状の材料111を所定パターンで付与するためのデータである。本実施形態では、吐出データはビットマップデータの形態を有している。
上記構成を有する液滴吐出装置300は、吐出データに応じて、ヘッド114のノズル118(図2参照)を基体10に対して相対移動させるとともに、被吐出部に向けてノズル118から液状の材料111を吐出する。
(B−2.ヘッド)
図2(a)および(b)に示すように、液滴吐出装置300におけるヘッド114は、複数のノズル118を有するインクジェットヘッドである。具体的には、ヘッド114は、振動板126と、ノズル118の開口を規定するノズルプレート128と、を備えている。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、の間には、液たまり129が位置しており、この液たまり129には、図示しない外部タンクから孔131を介して供給される液状の材料111が常に充填される。
また、振動板126とノズルプレート128との間には、複数の隔壁122が位置している。そして、振動板126と、ノズルプレート128と、一対の隔壁122と、によって囲まれた部分がキャビティ120である。キャビティ120はノズル118に対応して設けられているため、キャビティ120の数とノズル118の数とは同じである。キャビティ120には、一対の隔壁122間に位置する供給口130を介して、液たまり129から液状の材料111が供給される。なお、本実施形態では、ノズル118の直径は、約27μmである。
さて、振動板126上には、それぞれのキャビティ120に対応して、それぞれの振動子124が位置する。振動子124のそれぞれは、ピエゾ素子124Cと、ピエゾ素子124Cを挟む一対の電極124A,124Bとを含む。制御部112が、この一対の電極124A,124Bの間に駆動電圧を与えることで、対応するノズル118から液状の材料111の液滴Dが吐出される。ここで、ノズル118から吐出される材料の体積は、0pl以上42pl(ピコリットル)以下の間で可変である。なお、ノズル118からZ軸方向に液状の材料111の液滴Dが吐出されるように、ノズル118の形状が調整されている。
本明細書では、1つのノズル118と、ノズル118に対応するキャビティ120と、キャビティ120に対応する振動子124と、を含んだ部分を「吐出部127」と表記することもある。この表記によれば、1つのヘッド114は、ノズル118の数と同じ数の吐出部127を有する。吐出部127は、ピエゾ素子の代わりに電気熱変換素子を有してもよい。つまり、吐出部127は、電気熱変換素子による材料の熱膨張を利用して材料を吐出する構成を有していてもよい。
(B−3.制御部)
次に、制御部112の構成を説明する。図3に示すように、制御部112は、入力バッファメモリ200と、記憶装置202と、処理部204と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208とを備えている。入力バッファメモリ200と処理部204とは相互に通信可能に接続されている。処理部204と、記憶装置202と、走査駆動部206と、ヘッド駆動部208とは、図示しないバスによって相互に通信可能に接続されている。
走査駆動部206は、第1位置制御装置104および第2位置制御装置108と相互に通信可能に接続されている。同様にヘッド駆動部208は、ヘッド114と相互に通信可能に接続されている。
入力バッファメモリ200は、液滴吐出装置300の外部に位置する外部情報処理装置(不図示)から、液状の材料111の液滴を吐出するための吐出データを受け取る。入力バッファメモリ200は、吐出データを処理部204に供給し、処理部204は吐出データを記憶装置202に格納する。図3では、記憶装置202はRAMである。
処理部204は、記憶装置202内の吐出データに基づいて、被吐出部に対するノズル118の相対位置を示すデータを走査駆動部206に与える。走査駆動部206はこのデータと、吐出周期と、に応じたステージ駆動信号を第1位置制御装置104および第2位置制御装置108に与える。この結果、被吐出部に対する吐出ヘッド部103の相対位置が変わる。一方、処理部204は、記憶装置202に記憶された吐出データに基づいて、液状の材料111の吐出に必要な吐出信号をヘッド114に与える。この結果、ヘッド114における対応するノズル118から、液状の材料111の液滴Dが吐出される。
制御部112は、CPU、ROM、RAM、バスを含んだコンピュータである。したがって、制御部112の上記機能は、コンピュータによって実行されるソフトウェアプログラムによって実現される。もちろん、制御部112は、専用の回路(ハードウェア)によって実現されてもよい。
(B−4.液状の材料)
上述の「液状の材料111」とは、ヘッド114のノズル118から液滴Dとして吐出されうる粘度を有する材料をいう。ここで、液状の材料111が水性であると油性であるとを問わない。ノズル118から吐出可能な流動性(粘度)を備えていれば十分で、固体物質が混入していても全体として流動体であればよい。ここで、液状の材料111の粘度は1mPa・s以上50mPa・s以下であるのが好ましい。粘度が1mPa・s以上である場合には、液状の材料111の液滴Dを吐出する際にノズル118の周辺部が液状の材料111で汚染されにくい。一方、粘度が50mPa・s以下である場合は、ノズル118における目詰まり頻度が小さく、このため円滑な液滴Dの吐出を実現できる。なお、「液状の材料111」は、被吐出部に付与された後に固有の機能を果たすことから、「機能液」とも呼ぶ。
本実施形態で用いる第1の機能液30Aおよび第2の機能液31RA,31GA,31BAは、上述の条件を満たす液状の材料111である。第1の機能液30Aは、「第1の樹脂」としての透明樹脂30を溶媒に溶解させた液体である。第2の機能液31RA,31GA,31BAは、それぞれ赤、緑、青の色素を含んだ「第2の樹脂」としての樹脂を溶媒に溶解させた液体である。当該赤、緑、青に対応する樹脂が基体上に固定化されたものをそれぞれ着色要素31R,31G,31Bと呼ぶ。本実施形態において、第1の機能液30Aの溶媒、および第2の機能液31RA,31GA,31BAの溶媒は、同一の液体である。なお、これらの溶媒には、互いに溶解しやすい液体を用いてもよい。
(C.カラーフィルタ基板の製造方法)
続いて、図6および図7を参照しながら、上述の液滴吐出装置300を用いたカラーフィルタ基板1の製造方法について説明する。
まず、公知の成膜技術とパターニング技術とを用いて、ガラス基板11上に、アルミニウム薄膜からなる反射膜12を形成し、基体10を製造する(図6(a))。このとき、透過孔13も同時に形成される。
次に、基体10上に樹脂有機薄膜を塗付し、これをフォトリソグラフィー法によってパターニングすることによって、隔壁14を形成する(図6(b))。この工程が、本発明における「第1の工程」に対応する。
隔壁14が形成された基体10は、液滴吐出装置300のステージ106に運ばれる。そして、図6(c)に示すように、液滴吐出装置300は、基体10の表面および隔壁14の側面によって規定される凹部のうち、反射膜12が形成されている領域の一部に、ヘッド114の吐出部127から第1の機能液30Aを付与する。付与された第1の機能液30Aは、その表面張力により、凹部全体に濡れ広がらずに凹部の一部に配置される。この工程が、本発明における「第2の工程」に対応する。
第1の機能液30Aが付与された基体10は、第2の機能液31RAを吐出するための液滴吐出装置のステージ106に運ばれる。そして、図6(d)に示すように、当該液滴吐出装置は、画素20Rに対応する凹部のうち、第1の機能液30Aが付与されていない領域に、ヘッド114の吐出部127から第2の機能液31RAを付与する。この工程が終了した時点で、画素20Rに対応する凹部は、第1の機能液30Aおよび第2の機能液31RAによって満たされた状態となる。
続いて、基体10は、機能液31GAを吐出するための液滴吐出装置、機能液31BAを吐出するための液滴吐出装置に順次運ばれ、それぞれ第2の機能液31GA、および第2の機能液31BAを付与される(図7(a))。第2の機能液31GAは、画素20Gに対応する凹部のうち、第1の機能液30Aが付与されていない領域に、また第2の機能液31BAは、画素20Bに対応する凹部のうち、第1の機能液30Aが付与されていない領域に、それぞれ付与される。こうして、すべての画素20のそれぞれに、第1の機能液30Aと、第2の機能液31RA,31GA,31BAのうちのいずれか1種が付与される。以上の、第2の機能液31RA,31GA,31BAを付与する工程が、本発明における「第3の工程」に対応する。
ここで、第1の機能液30Aおよび第2の機能液31RA,31GA,31BAの溶媒は同一であるので、これらの機能液は、図7(a)中の矢印に示すように境界付近において一部が混合される。こうした混合領域における色素の濃度は、着色要素31R(31G,31B)よりも低くなり、その分布は、第1の機能液30Aが付与された領域に近いほど低く、第2の機能液31RA(31GA,31BA)が配置された領域に近いほど高くなる。
次に、上記の状態の基体10を高温環境下に放置して乾燥させる。当該乾燥工程を経た後は、各機能液中の溶媒が蒸発し、第1の機能液30Aが付与された領域には透明樹脂30が、第2の機能液31RA,31GA,31BAが付与された領域にはそれぞれ着色要素31R,31G,31Bが、また上述した混合領域には色素の濃度が連続して変化する領域を有する着色要素32R,32G,32Bが形成される(図7(b))。
最後に、透光性を有する樹脂からなるオーバーコート39を、上記で形成された透明樹脂30、各種着色要素31R,31G,31B,32R,32G,32B、および隔壁14を覆った状態に形成する。オーバーコート39の形成は、例えばスピンコート法およびフォトリソグラフィー法を用いて行われる。以上の工程を経て、カラーフィルタ基板1が完成する。
(D.液晶表示装置)
続いて、上記のカラーフィルタ基板1を備えた電気光学装置としての液晶表示装置400について説明する。
図14に、液晶表示装置400の斜視図を示す。液晶表示装置400は、カラーフィルタ基板1、これに対向して配置された上ガラス基板51、シール剤65、Xドライバ53、2つのYドライバ54を有する、非線形抵抗素子を用いた液晶表示装置である。上ガラス基板51およびカラーフィルタ基板1は、シール剤65を介して互いに対向して貼り合わされており、観察者は、上ガラス基板51の側から表示を観察する。上ガラス基板51、カラーフィルタ基板1、およびシール剤65によって囲まれる空間には、液晶69が封入されている(図16参照)。上ガラス基板51およびカラーフィルタ基板1の対向面には各種電極が配置されている(図15、図16参照)。Xドライバ53およびYドライバ54は、これらの電極に対して、液晶69を駆動するために必要な電圧信号を送信する。さらに、上ガラス基板51の観察側およびカラーフィルタ基板1の背面側にはそれぞれ偏光板等の光学フィルムが配置されているが、図示を省略した。
図15は、上ガラス基板51上およびカラーフィルタ基板1上の電極および配線の配置を示した平面図である。上ガラス基板51上およびカラーフィルタ基板1上の電極および配線はすべて、上ガラス基板51のカラーフィルタ基板1に対向する面、またはカラーフィルタ基板1の上ガラス基板51に対向する面に形成されている。図15においては、説明の便宜上、これらの電極および配線はすべて実線で表されている。
上ガラス基板51のカラーフィルタ基板1に対向する面には、クロムからなるデータ線61および引き回し配線62、ITO(Indium Tin Oxide)からなる透明な画素電極64が形成されており、データ線61と画素電極64は、非線形抵抗素子であるTFD(Thin Film Diode)素子67を介して接続されている。一方、カラーフィルタ基板1の上ガラス基板51に対向する面には、ITOからなる透明な走査電極63が形成されている。TFD素子67および画素電極64は、データ線61および走査電極63の交差に対応して配置されている。また、画素電極64のそれぞれは、カラーフィルタ基板1の画素20R,20G,20Bのいずれかに対応する位置に配置されている。
引き回し配線62と走査電極63は、シール剤65に含有された、導電性を有する上下導通粒子66によって接続されており、その様子を図16に示す。図16は、図15中のD−D線における側断面図である。また、図16に示すように、上ガラス基板51とカラーフィルタ基板1とは柱状の樹脂からなるフォトスペーサ68によって支えられている。また、フォトスペーサ68によってできたスペースに液晶69が充填されている。なお、上ガラス基板51上およびカラーフィルタ基板1上にはさらに配向膜等が積層されているが、図示を省略した。
こうした構成を有する液晶表示装置400において、Yドライバ54から送信された走査信号は、引き回し配線62、上下導通粒子66を介して走査電極63に伝えられ、Xドライバ53から送信されたデータ信号は、データ線61、TFD素子67を介して画素電極64に伝えられる。走査電極63および画素電極64に挟まれた液晶69は、これら走査信号およびデータ信号によって決まる駆動電圧によって配向状態が変化する。液晶表示装置400は、液晶の配向状態を操作することによって、画素ごとに入射光を変調して出射することが可能であり、こうした画素の組み合わせにより様々な表示を行う装置である。
液晶表示装置400の表示光は、観察側から入射した後、反射膜12によって反射されて観察側に出射するものと、背面側から反射膜12の透過孔13を透過して観察側に出射するものとがあり、前者を用いる表示モードを反射モード、後者を用いる表示モードを透過モードと呼ぶ。カラーフィルタ基板1を備えた液晶表示装置400において、透過モードの表示光は、着色要素31R,31G,31Bのいずれかを透過するため発色性が高くなる。一方、反射モードの表示光は、着色要素31R,32R,31G,32G,31B,32Bのいずれかを透過した光と透明樹脂30を透過した光とが混合された状態で出射されるため、輝度が高くなる。このように、液晶表示装置400は、透過モードの発色性が高いとともに、反射モードの輝度が高いという特徴を有する。
また、カラーフィルタ基板1は、上述したように着色要素31R,31G,31Bと透明樹脂30との間に透過率が連続して変化する領域を有する。このため、液晶表示装置400は、その表示の際に、カラーフィルタ基板1の内部構造(具体的には着色要素31R,31G,31Bと透明樹脂30との境界)を観察者に視認されにくいという特徴を有し、高品位な表示を行うことができる。
本実施形態のカラーフィルタ基板1は、液晶表示装置400の他にも、有機EL(Electro Luminescence)表示装置、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)等を始めとする種々の電気光学装置に適用することができる。
(E.電子機器)
続いて、液晶表示装置400を搭載した電子機器について説明する。図17は、液晶表示装置400を搭載した電子機器としての携帯電話機500の斜視図である。携帯電話機500は、表示部510および操作ボタン520を有している。表示部510は、内部に組み込まれた液晶表示装置400によって、操作ボタン520で入力した内容や着信情報を始めとする様々な情報を表示することができる。この携帯電話機500の表示部510における表示は、透過モードの発色性および反射モードの輝度のいずれの特性についても優れているとともに、液晶表示装置400のカラーフィルタ基板1の内部構造(具体的には着色要素31R,31G,31Bと透明樹脂30との境界)を観察者に視認されにくいという特徴を有する。このため、携帯電話機500は、高品位な表示を行うことができる。
本実施形態の液晶表示装置400は、携帯電話機500の他にも、パーソナルコンピュータ、携帯型電子端末、時計等を始めとする種々の電子機器に適用することができる。
(第2の実施形態)
上記第1の実施形態では、画素20において、透明樹脂30と着色要素31R(31G,31B)とは異なる領域に配置されて互いに重なることはないが、これらを重ねて配置することもできる。以下、この実施形態のカラーフィルタ基板2について図8から図10を用いて説明する。
図8(a)は、カラーフィルタ基板2の画素20を拡大して示した平面図であり、この図中のB−B線における側断面図が図10(c)である。これらの図に示すように、画素20Rにおいて、反射膜12の表面の一部に配置された透明樹脂30を着色要素32Rが覆っており、さらにこれを覆う状態に、かつ画素20Rの全体にわたって着色要素31Rが形成されている。
上記の構成によれば、背面側から入射して透過領域を透過し、観察側へ出射する光は、すべて着色要素31Rを透過するため発色性が高くなる。一方、観察側から反射領域に入射し、反射膜12によって反射されて観察側へ出射する光は、着色要素31R,32Rに埋め込まれた透明樹脂30を透過する際には吸収を受けないため、全面に着色要素31Rのみが配置されている場合に比べて輝度が高くなる。このように、本実施形態のカラーフィルタ基板2も、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有する。
ここで、着色要素32Rは、着色要素31Rに接する部位は着色要素31Rと同等の色素の濃度を有している一方、透明樹脂30に接する部位は透明樹脂30と同様に略透明となっていて、これらの部位の中間は、色素の濃度が連続的に変化している。これを、透過率の観点から換言すれば、着色要素31Rのみが配置された領域から、透明樹脂30が配置された領域に至るまでに、透過率は連続的に変化する。こうした透過率の特徴は、図8(b)に示されている。図8(b)は、図8(a)中のB−B線に沿って透過率をプロットしたものである。この図から分かるように、着色要素31Rが配置された領域および透明樹脂30が配置された領域においては、それぞれの樹脂の特性に応じて一定の透過率を示し、これらの中間の着色要素32Rが配置された領域においては、透過率が連続して変化している。
カラーフィルタ基板2は、上記のように着色要素31Rと透明樹脂30との間に透過率が連続して変化する領域を有するとともに、透明樹脂30および着色要素32Rを覆って画素20R全体に着色要素31Rが配置されているので、内部構造(具体的には着色要素31Rと透明樹脂30との境界)を観察者に視認されにくいという特徴を有する。
なお、カラーフィルタ基板2は、上述の画素20Rと同様の構成を有する画素20Gおよび画素20Bをさらに有する。上述の画素20Rの説明において、「R」を「G」または「B」と読み替えることによって、それぞれ画素20Gまたは画素20Bの説明となる。
続いて、図9および図10を参照しながら、カラーフィルタ基板2の製造方法について説明する。
まず、公知の成膜技術とパターニング技術とを用いて、ガラス基板11上に、アルミニウム薄膜からなる反射膜12を形成し、基体10を製造する(図9(a))。このとき、透過孔13も同時に形成される。
次に、基体10上に樹脂有機薄膜を塗付し、これをフォトリソグラフィー法によってパターニングすることによって、隔壁14を形成する(図9(b))。この工程が、本発明における「第1の工程」に対応する。
隔壁14が形成された基体10は、液滴吐出装置300のステージ106に運ばれる。そして、図9(c)に示すように、液滴吐出装置300は、基体10の表面および隔壁14の側面によって規定される凹部のうち、反射膜12が形成されている領域の一部に、ヘッド114の吐出部127から第1の機能液30Aを付与する。付与された第1の機能液30Aは、その表面張力により、凹部全体に濡れ広がらずに凹部の一部に配置される。この工程が、本発明における「第2の工程」に対応する。
第1の機能液30Aが付与された基体10は、第2の機能液を吐出するための液滴吐出装置のステージ106に運ばれる。そして、図9(d)に示すように、当該液滴吐出装置は、画素20Rに対応する凹部の全体にわたって、ヘッド114の吐出部127から第2の機能液31RAを付与する。この工程が終了した時点で、画素20Rに対応する凹部は、第1の機能液30Aおよび第2の機能液31RAによって満たされた状態となる。
続いて、基体10は、機能液31GAを吐出するための液滴吐出装置、機能液31BAを吐出するための液滴吐出装置に順次運ばれ、それぞれ第2の機能液31GA、および第2の機能液31BAを付与される(図10(a))。第2の機能液31GA,32BAは、それぞれ画素20G,20Bに対応する凹部全体に付与される。こうして、すべての画素20のそれぞれに、第1の機能液30Aと、第2の機能液31RA,31GA,31BAのうちのいずれか1種が付与される。以上の、第2の機能液31RA,31GA,31BAを付与する工程が、本発明における「第3の工程」に対応する。
ここで、第1の機能液30Aおよび第2の機能液31RA,31GA,31BAの溶媒は同一であるので、これらの機能液は、図10(a)中の矢印に示すように境界付近において一部が混合される。こうした混合領域における色素の濃度は、着色要素31R(31G,31B)よりも低くなり、その分布は、第1の機能液30Aが付与された領域に近いほど低く、第2の機能液31RA(31GA,31BA)が配置された領域に近いほど高くなる。
次に、上記の状態の基体10を高温環境下に放置して乾燥させる。当該乾燥工程を経た後は、各機能液中の溶媒が蒸発し、第1の機能液30Aが付与された領域には透明樹脂30が、第2の機能液31RA,31GA,31BAが付与された領域にはそれぞれ着色要素31R,31G,31Bが、また上述した混合領域には色素の濃度が連続して変化する領域を有する着色要素32R,32G,32Bが形成される(図10(b))。
最後に、透光性を有する樹脂からなるオーバーコート39を、上記で形成された透明樹脂30、各種着色要素31R,31G,31B,32R,32G,32B、および隔壁14を覆った状態に形成する(図10(c))。オーバーコート39の形成は、例えばスピンコート法およびフォトリソグラフィー法を用いて行われる。以上の工程を経て、カラーフィルタ基板2が完成する。
(第3の実施形態)
本発明の実施形態の一つとして、各々の画素に、色相が略等しいとともに色素の濃度が異なる2種類の着色要素が配置されたカラーフィルタ基板がある。以下では、図11および図12を用いてこのようなカラーフィルタ基板3について説明する。
図11(a)は、カラーフィルタ基板3の画素20を拡大して示した平面図であり、この図中のC−C線における側断面図が図12(a)である。これらの図に示すように、画素20Rにおいては、反射領域には着色要素31Rが、また透過領域には着色要素33Rがそれぞれ配置されている。ここで、着色要素33Rは、着色要素31Rと色相が等しく(赤)、着色要素31Rより色素の濃度が高い。従って、着色要素33Rを透過した光は、着色要素31Rを透過した光に対して、相対的に濃い赤色でかつ低輝度の光となる。図11(b)は、図11(a)中のC−C線に沿って透過率をプロットしたものである。この図から分かるように、着色要素33Rが配置された領域の透過率は、着色要素31Rが配置された領域の透過率より低くなっている。
上記の構成によれば、背面側から入射して透過領域を透過し、観察側へ出射する光は、すべて着色要素33Rを透過するため発色性が高くなる。一方、観察側から反射領域に入射し、反射膜12によって反射されて観察側へ出射する光は、すべて着色要素31Rを透過するため輝度が高くなる。このように、本実施形態のカラーフィルタ基板3も、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有する。
なお、カラーフィルタ基板3は、上述の画素20Rと同様の構成を有する画素20Gおよび画素20Bをさらに有する。上述の画素20Rの説明において、「R」を「G」または「B」と読み替えることによって、それぞれ画素20Gまたは画素20Bの説明となる。
カラーフィルタ基板3は、基本的には上記第1の実施形態と同様の製造方法によって製造することができる。上記第1の実施形態の製造方法と異なる点は、第1の機能液に、第2の機能液31RA,31GA,31BAより色素濃度の高い樹脂を含んだ機能液33RA,33GA,33BA(不図示)を用いる点、当該第1の機能液33RA,33GA,33BAを透過領域に付与する点、第1の機能液33RA,33GA,33BAを付与した後に乾燥工程を含む点である。第1の機能液33RA,33GA,33BAを付与した後にこれを乾燥させることによって、着色要素33R,33G,33Bの形成領域を透過領域と正確に合致させることができる。続く第2の機能液31RA,31GA,31BAの付与の際に、着色要素33R,33G,33Bが再溶解しないように、第2の機能液31RA,31GA,31BAの溶媒は、着色要素33R,33G,33Bを溶解しにくいものを用いるのが望ましい。ただし、第2の機能液31RA,31GA,31BAによって第1の機能液33RA,33GA,33BAを再溶解させ、これらの境界に混合領域を形成させてもよい。
ここで、第2の機能液31RA,31GA,31BAは透過領域を含む画素20の全面に付与してもよい。このような製造方法によれば、図12(b)に側断面図を示すカラーフィルタ基板4が得られる。カラーフィルタ基板4において、着色要素33R,33G,33Bの上にはそれぞれ着色要素31R,31G,31Bが積層されている。こうした構成のカラーフィルタ基板4も、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有する。また、同一の凹部内には、色相が互いに略等しい着色要素が形成されるので、内部構造を観察者に視認されにくいという特徴を有する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記第1の実施形態および第2の実施形態で示したカラーフィルタ基板の製造方法において、第1の機能液30Aを付与した後に当該第1の機能液30Aを乾燥させる工程を含んでいてもよい。この場合、第2の機能液31RA(31GA,31BA)は、第1の機能液30Aが乾燥してできた透明樹脂30を有する凹部に付与される。このとき、第2の機能液31RA(31GA,31BA)の溶媒は、透明樹脂30を一部再溶解するため、第1の機能液30Aと第2の機能液31RA(31GA,31BA)との混合が起こる。続いて各機能液30A,31RA(31GA,31BA)を乾燥させれば、色素の濃度が連続して変化する領域を有する着色要素32R(32G,32B)が形成され、内部構造を観察者に視認されにくいカラーフィルタ基板を製造することができる。
(変形例2)
上記第1の実施形態および第2の実施形態においては、反射領域の一部に透明樹脂30が形成されるが、これに代えて、色相が着色要素31R,31G,31Bのそれぞれと略等しく、色素の濃度が着色要素31R,31G,31Bのそれぞれより低い着色要素を形成してもよい。この構成によっても、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有し、かつ内部構造を観察者に視認されにくいカラーフィルタ基板が得られる。
(変形例3)
上記第1の実施形態で示したカラーフィルタ基板の製造方法においては、第1の機能液30Aを付与した後に第2の機能液31RA(31GA,31BA)を付与する工程を含むが、これに代えて、第2の機能液31RA(31GA,31BA)を付与した後に第1の機能液30Aを付与する工程を含んでいてもよい。この製造方法によっても、第1の実施形態と同様のカラーフィルタ基板を製造することができる。
(変形例4)
上記第2の実施形態で示したカラーフィルタ基板の製造方法において、第1の機能液30Aは、凹部のうち、反射膜12が形成されている領域の全体にわたって付与してもよい。この製造方法によって得られるカラーフィルタ基板の積層構造は、反射膜12が形成されている領域においては、ガラス基板11、反射膜12、透明樹脂30、着色要素32R(32G,32B)、着色要素31R(31G,31B)、オーバーコート39となり、反射膜12が形成されていない領域においては、ガラス基板11、着色要素31R(31G,31B)、オーバーコート39となる。この構成によっても、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有し、かつ内部構造を観察者に視認されにくいカラーフィルタ基板が得られる。
(変形例5)
上記第1の実施形態および第3の実施形態は、組み合わせて用いることができる。具体的には、透過領域には、第3の実施形態と同様に濃度の高い着色要素33R(33G,33B)を形成し、反射領域には、第1の実施形態と同様に透明樹脂30、着色要素32R(32G,32B)、着色要素31R(31G,31B)を形成する。あるいは、上記第2の実施形態および第3の実施形態を組み合わせて用いてもよい。この場合は、透過領域には、第3の実施形態と同様に濃度の高い着色要素33R(33G,33B)を形成し、反射領域には、第2の実施形態と同様に透明樹脂30、着色要素32R(32G,32B)、着色要素31R(31G,31B)を一部積層して形成する。これらの構成によっても、透過領域を透過する光の発色性が高いとともに、反射領域における反射率が高いという特徴を有し、かつ内部構造を観察者に視認されにくいカラーフィルタ基板が得られる。
(変形例6)
本発明の実施にあたっては、一つの凹部に3種以上の機能液を付与してもよい。図13(a)は、一つの凹部に3種の機能液を付与して製造されたカラーフィルタ基板5の側断面図である。カラーフィルタ基板5においては、反射領域中の隔壁14に近い領域から順に、着色要素33R(33G,33B)、着色要素31R(31G,31B)、透明樹脂30が形成されている。これらは、互いに異なる工程で液滴吐出装置から異なる機能液を付与して形成されたものである。この構成によっても、内部構造を観察者に視認されにくいカラーフィルタ基板が得られる。
(変形例7)
凹部に形成される着色要素は、部分的に厚さを変えて形成してもよい。図13(b)は、着色要素31R(31G,31B)の隔壁14付近の厚さがその他の領域の厚さに比べて厚くなっているカラーフィルタ基板6の側断面図である。このカラーフィルタ基板6は、反射膜12上に、着色要素31R(31G,31B)、透明樹脂30をこの順に形成して製造される。着色要素31R(31G,31B)は、機能液31RA(31GA,31BA)をゆっくり乾燥させることによって溶質を隔壁14付近に偏らせた状態で形成される。透明樹脂30は、着色要素31R(31G,31B)によって形作られる窪みに形成される。こうした構成のカラーフィルタ基板6においては、透明樹脂30および着色要素31R(31G,31B)の厚さが場所によって連続的に変化するため、透過率もこれに応じて連続的に変化する。このため、内部構造を観察者に視認されにくいという特徴を有する。
(変形例8)
上記各実施形態において、基体10は反射膜12を有しているが、これに代えて基体10が反射膜12を持たない構成であってもよい。こうしたカラーフィルタ基板を用いて反射型の電気光学装置を製造する場合には、カラーフィルタ基板に対向する基板に反射膜を形成すればよい。この場合におけるカラーフィルタ基板の観察方向は、上記各実施形態と逆になる。
(変形例9)
上記各実施形態において、透過孔13の位置は画素20の略中央に配置されているが、これに代えて、画素20内であれば任意の位置に形成することができる。例えば、透過孔13を画素20の端部付近に寄せて形成し、残りの一まとまりの領域を反射領域として用いることもできる。これにより、反射領域に形成する透明樹脂30を一つにまとめることができる。
(変形例10)
上記各実施形態において、赤、緑、青に対応する画素20R,20G,20Bの面積はすべて等しくなっているが、これに代えて、互いに面積が異なる構成であってもよい。ある色の画素20の面積を相対的に他の色の画素20の面積より大きくすることによって、カラーフィルタ基板におけるその色の輝度を向上させることができる。これにより、各着色要素の濃度と画素20の面積との双方によって、カラーフィルタ基板の発色性を調整することができる。
(変形例11)
上記各実施形態および各変形例は、画素20毎に異なるものを適用してもよい。例えば、赤の画素20Rにおいては第1の実施形態、緑の画素20Gにおいては第2の実施形態、また青の画素20Bにおいては第3の実施形態をそれぞれ適用してもよい。
(変形例12)
上述の実施形態では、異なる液滴吐出装置が、それぞれ第1の機能液30A、第2の機能液31RA,31GA,31BAを吐出する。このような構成に代えて、1つの液滴吐出装置(例えば液滴吐出装置300)が、すべての機能液を吐出する構成でもよい。この場合、これら機能液は、液滴吐出装置300における別々のノズル118から吐出されてもよいし、液滴吐出装置300における1つのノズル118から吐出されてもよい。1つのノズル118からこれら2つの機能液が吐出される場合には、機能液を切り換える際に、タンク101からノズル118までの経路を洗浄する工程を追加すればよい。
液滴吐出装置を示す斜視図。 液滴吐出装置におけるヘッドの一部を示し、(a)は斜視図、(b)は側断面図。 液滴吐出装置における制御部の機能ブロック図。 カラーフィルタ基板を示し、(a)は画素部の平面図、(b)はカラーフィルタ基板全体の平面図。 (a)は、カラーフィルタ基板の画素の拡大平面図、(b)は画素内の透過率分布を示す図。 (a)から(d)は、カラーフィルタ基板の製造方法を示す側断面図。 (a)から(c)は、カラーフィルタ基板の製造方法を示す側断面図。 (a)は、カラーフィルタ基板の画素の拡大平面図、(b)は画素内の透過率分布を示す図。 (a)から(d)は、カラーフィルタ基板の製造方法を示す側断面図。 (a)から(c)は、カラーフィルタ基板の製造方法を示す側断面図。 (a)は、カラーフィルタ基板の画素の拡大平面図、(b)は画素内の透過率分布を示す図。 (a)および(b)は、カラーフィルタ基板の側断面図。 (a)および(b)は、カラーフィルタ基板の側断面図。 液晶表示装置の斜視図。 液晶表示装置の電極および配線の配置を示す平面図。 液晶表示装置の側断面図。 携帯電話機の斜視図。
符号の説明
1,2,3,4,5,6…カラーフィルタ基板、10…基体、11…ガラス基板、12…反射膜、13…透過孔、14…隔壁、20…画素、30A…第1の機能液、30…透明樹脂、31RA,31GA,31BA…第2の機能液、31R,31G,31B…着色要素、32R,32G,32B…色素濃度勾配を有する着色要素、39…オーバーコート、300…液滴吐出装置、400…「電気光学装置」としての液晶表示装置、500…「電子機器」としての携帯電話機。

Claims (4)

  1. 基体上に形成された隔壁と、前記基体の表面および前記隔壁の側面によって規定される凹部に配置された着色要素とを有するカラーフィルタ基板であって、
    前記着色要素は互いに透過性の異なる2種類の着色要素を有し、
    さらに、前記2種類の着色要素の間に、前記2種類の着色要素の混合領域を有し、
    前記混合領域では、前記基体の表面に平行な方向に沿って透過率が連続して変化することを特徴とするカラーフィルタ基板。
  2. 請求項1に記載のカラーフィルタ基板であって、
    前記2種類の着色要素の一方が透明樹脂からなることを特徴とするカラーフィルタ基板。
  3. 請求項またはに記載のカラーフィルタ基板を備えた電気光学装置。
  4. 請求項に記載の電気光学装置を備えた電子機器。
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