JP4403835B2 - 椅子及び車椅子 - Google Patents

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本発明は、例えば高齢者等の移動手段となる車椅子に用いられて好適な椅子に関し、特には着座した使用者の前腕部を受けるアームレストを備えるものに関する。
例えば特許文献1にあるように、背もたれをシートに対して傾動させて水平にすることのできるリクライニング式の車椅子が知られている。特許文献1に開示されたものでは、背もたれの左右両側面にアームレストが回動可能に取り付けられており、アームレストが背もたれに対して平行な状態と、背もたれに対して略90度の角度に回動できるようになっている。
特開平8−126666号公報
しかしながら、乗員の肘間接の回転中心とアームレストの回動中心とは必ずしも一致していないため、リクライニング動作時にアームレストを回動させるだけでは、前腕部がアームレスト上を摩擦に抗して前後に動くことになってしまう。そのため、背もたれを倒していくときには前腕部が擦れながら後方に動き、逆に背もたれを起こしていくときには前腕部が突っ張りながら前方に動くことになり、使用感が悪く、場合によっては前腕部がアームレスト上から落ちてしまうこともある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、背もたれを着座シートに対して傾動させるリクライニング動作時に、前腕部がアームレスト上を摩擦に抗して動くのを防ぎ、使用感を向上させることを目的とする。
本発明の椅子は、着座シートと、前記着座シートに着座する使用者の背部を受ける背もたれと、前記背もたれの側部の所定高さ位置に配置されるアームレストフレームおよび前記アームレストフレーム上に設けられ前腕部を乗せるためのアームレストクッションより構成されるアームレストと、前記背もたれを前記着座シートに対して傾動させるリクライニング機構と、前記アームレストフレームの後端側と前記背もたれとの間を上下方向に回動自在に支持すると共に前記アームレストフレームの後端側と前記着座シートとの間をリンクにより上下方向に回動自在に支持して、前記リクライニング機構による前記背もたれの傾動にかかわらず前記着座シートとほぼ平行を保ちながら前記アームレストフレームを変位させるリンク機構と、前記アームレストフレーム上および前記アームレストクッション下のいずれか一方に前記アームレストの前後方向に沿って設けられた内レールと、いずれか他方に前記アームレストの前後方向に沿って設けられた外レールと、これら内外レール間に装入されたボールとにより構成され、前記アームレストフレームの前後方向に沿って前記アームレストクッションをスライドさせるスライド機構と、前記アームレストフレームに対する前記アームレストクッションのスライドを規制するスライド規制手段とを備え、前記スライド規制手段は、ストッパが前記リクライニング機構の非操作時に前記アームレストクッションに係合することで前記アームレストクッションのスライドを規制し、前記リクライニング機構の操作時に前記アームレストクッションとの係合を解除することで前記アームレストクッションのスライドの規制を解除する点に特徴を有する。
た、本発明の椅子の他の特徴とするところは、リクライニング操作のための操作部が前記アームレストクッションの前端部にブラケットを介して固定され、前記操作部は、前記スライド機構によって前記アームレストクッションが前記アームレストフレームに対して前後にスライドするときに前記アームレストクッションと共に前後に移動する点にある。
発明の車椅子は、本発明の椅子を備えた点に特徴を有する。
本発明によれば、背もたれを着座シートに対して傾動させるリクライニング動作時に、前腕部と共にアームレストがスライドするので、前腕部がアームレスト上を摩擦に抗して動くのを防いで、使用感を向上させることができる。
以下、図面に基づき、本発明による車椅子の好適な実施形態を説明する。図1〜図6は、この実施形態における電動車椅子10を各方向から見たそれぞれ全体構成を示す図である。電動車椅子10は、使用者たる乗員が着座するシートクッション(着座シート)11と、シートクッション11に着座する乗員の背部を受けるシートバック(背もたれ)12と、シートクッション11に着座する乗員の脚部の膝下部位を支えると共に足置きとなるフットレスト(足置き)13とを含み、これらは相互にリンク機構を介して連結されている。また、このリンク機構の作用によるリクライニング機能を持ち、乗員が着座し得る座位状態(図1〜図3)と乗員が横臥姿勢をとり得るフルフラット状態(図4〜図6)をとることができる。
シートクッション11はシャーシフレームによって支持されるが、そのシャーシフレームを構成する左右一対のメインフレーム14が、シートクッション11の下方で前端部から後端部に亘って延設される。なお、各図中、必要に応じて前方および後方をそれぞれ矢印FrおよびRrで示す。左右のメインフレーム14は複数のブリッジ部材15(パイプ材)によって結合され、必要かつ十分な強度剛性を有している。メインフレーム14の前部付近および後部付近に立設されたブラケット16,17を介して、シャーシフレーム上にシートクッション11が支持される。
メインフレーム14は適度に前下がりに傾斜配置され、その前端部には支軸18のまわりに方向転換自在に支持されたキャスタ式の前輪19を有する。メインフレーム14の後端部付近には、後述するパワーユニットにより左右独立で駆動可能な後輪20を有する。後輪20は、メインフレーム14の前部寄りの適所に枢支された懸架アーム21を介して、メインフレーム14に対して相対的に所定ストローク上下動可能に支持される。メインフレーム14と後輪20の間にはクッションスプリングを備えたクッションユニット22が介挿され、これによりシャーシフレームにおけるクッション機能を確保している。
シートバック12は、門型もしくは概略矩形状のシートバックフレーム23に取り付けられる。このシートバックフレーム23は、メインフレーム14の後端部にてリンク機構24を介して連結され、このリンク機構24(以下、リクライニング機構という)の作用によりシートバック12は座位状態とフルフラット状態の間を回動可能になる(図1、点線矢印A)。なお、シートバック12の上部にはステー25を介してヘッドレスト26が設けられ、また、背面(後面)側の適度な高さ位置には手押し用のハンドル27が付設される。
リクライニング機構24は、リクライニング駆動装置28によって駆動される。このリクライニング駆動装置28は伸縮動作をすることで、リクライニング機構24に所定の動きをさせるように連結されており、駆動モータを内蔵する駆動部29により電動式に作動するようになっている。
シートバック12の左右両側部には所定高さ位置(着座した乗員の肘に対応する位置)に左右一対のアームレスト30が配置される。アームレスト30は、その後端側にてシートバック12(シートバックフレーム23)に上下方向に回動可能に枢支され(図1、点線矢印B)、電動車椅子10の座位状態では図1および図2に示されるように略水平に保持される。また、アームレスト30は、その後端側にてリンク機構31を介してシャーシフレーム側と連結される。具体的にはアームレスト30の後端部に連結するクランク状のリンク31Aとブラケット17に連結するリンク31Bを有し、アームレスト30がシートバック12のリクライニング動作に対応もしくは同期してその枢軸のまわりに回動し、シートバック12の傾動にかかわらずシートクッション11とほぼ平行状態を保ちながら変位する。
一方のアームレスト30(この例では右側)の前端部側には、電動車椅子10を運転操作し、非走行時にはリクライニング操作するためのコントローラ32が配設される。この場合、着座した乗員がアームレスト30に肘をかけながら、無理なく操作レバー33等を操作し得るようにコントローラ32を配置している。なお、左側のアームレスト30にコントローラ32を設けることも可能である。コントローラ32は、後述する後輪駆動用の電動モータを駆動制御して電動車椅子10の走行、右あるいは左旋回動作等を行わせたり、座位状態やフルフラット状態をとるようにリクライニング動作させたりするための操作レバー33や運転その他、取扱上必要なスイッチ類34等を有し、例えば電源スイッチを「走行」、「リクライニング」、「電源オフ」に切り替えられるようにしてある。
ここで、図7に示すように、アームレスト30は、後端側にて回動可能に支持され、リンク機構31によりシートバック12の傾動にかかわらずシートクッション11とほぼ平行状態を保ちながら変位するアームレストフレーム30Aと、アームレストフレーム30A上に設けられた前腕部を乗せるためのアームレストクッション30Bとにより構成され、アームレストフレーム30Aの後端部にクランク状のリンク31Aが連結されている。
アームレストフレーム30Aとアームレストクッション30Bとの間にはスライド機構としてスライドレール50が配設されており(図7(c)参照)、これによりアームレストクッション30Bがアームレストフレーム30Aに対して前後にスライド可能とされている。図示例では、アームレストフレーム30A上に内レール50Aが、アームレストクッション30B下に外レール50Bがそれぞれ固定されており、これら内外レール50A,50B間に数個のボール50Cが装入されている。このようにして直線往復運動を極めて軽く行うことができるようにし、前腕部が前後に動こうとしたときにアームレストクッション30Bも共にスライドするようにしておく。
なお、アームレストフレーム30Aの後端部に連結するクランク状のリンク31Aは、一端がシートバック12(シートバックフレーム23)に回動可能に枢支され、他端がリンク31Bにつながるが、アームレストクッション30Bとの干渉を避けるべく、アームレストクッション30Bのスライド軌跡上から外れるよう適宜曲げ加工されている。なお、リンク機構31の構成は図示したものに限られるものではなく、シートバック12の傾動にかかわらずアームレスト30をシートクッション11とほぼ平行状態を保ちながら変位させると共に、アームレストクッション30Bのスライドに干渉しない構成としたものであればよい。
また、アームレストクッション30Bの前端下部には前方に延出するブラケット51が取り付けられ、このブラケット51にコントローラ32が固定されている。したがって、アームレストクッション30Bがスライドしたときに、コントローラ32もアームレストクッション30Bと共に前後に移動することになり、アームレストクッション30Bとコントローラ32との相対位置関係は変化しない。なお、図示例ではブラケット51は、途中で一段下がる形状とされているが、その部分とアームレストフレーム30Aの前端との間には、アームレストクッション30Bが必要距離だけ後方にスライドし得る程度の間隔が設けられている。
さらに、アームレストクッション30Aのスライドを規制する規制手段が設けられている。規制手段の構成は問わないが、例えば図7(b)に示すように、ストッパ52Aを上下に移動させることのできる規制手段52をアームレストフレーム30A内の適所に設けておき、そのストッパ52Aを上方に移動させてアームレストクッション30Bに係合させたり(図7(b)の状態)、ストッパ52Aを下方に移動させてその係合を解除したりすればよい。この場合に、リクライニング動作時にのみストッパ52Aの係合を解除してアームレストクッション30Bのスライドを許容するようにする。なお、規制手段52は、電気的に制御してもよいし、リクライニング機構24やリンク機構31に機械的に連動させてもよい。
フットレスト13はフットレストフレーム35に取り付けられる。フットレストフレーム35はその上端部にて上下方向に回動可能にブラケット16の適所に枢支され(図1、点線矢印C)、該上端部(枢支部)に付設されたブラケット36には、回動範囲を規制するガイド(もしくはストッパ)37が設けられている。フットレスト13はガイド37により回動ガイドされ、電動車椅子10の座位状態では図1あるいは図2に示されるように前下がりに保持される一方で、フルフラット状態ではシートクッション11と略同一高さ位置かつ水平に隣接配置される(図4、図5)。フットレストフレーム35の先端には、図1の矢印Dのように回動可能な足乗せ38を有する。
ここで、フットレストフレーム35はリンク機構39を介して、前述したメインフレーム14の後端部に設けたリクライニング機構24と連結される。リンク機構39はメインフレーム14の内側で、かつ該メインフレーム14と略平行に前後方向に延設される。リクライニング機構24がリクライニング駆動装置28により駆動されるのに連動して、リンク機構39が略前後方向に往復動作し、これによりフットレスト13が所定の回動動作を行うようになっている。すなわち、フルフラット状態では図4に示されるようにシートクッション11、シートバック12およびこのフットレスト13が全体として連続するかたちで水平配置されるように変位する。
つぎに、左右後輪20の内側には各別に図1あるいは図3等に示されるように、各後輪20を駆動するパワーユニット40が配置される。パワーユニット40は図8にも示すように、動力源である電動モータ41とこの電動モータ41の動力を後輪20に減速伝達する減速ギヤ列を含むギヤボックス42とにより構成される。電動モータ41は概略筒状を呈し、水平配置される。ギヤボックス42のケーシング内には複数のギヤが収容され、それらにより構成される減速ギヤ列に対する入力軸としての回転軸もしくは主軸41aを持つ電動モータ41が該ギヤボックス42と一体的に結合する。
この場合、ギヤボックス42は後輪20の内側に配置され、前後方向略中央部位には車幅方向の外方に突出する後輪車軸43を持ち、この後輪車軸43によって後輪20が支持される。図8から分かるように電動モータ41はギヤボックス42の内側に取り付けられるが、後輪車軸43に対して平行かつ後方に偏倚して配置される。このように電動モータ41を後方にずらして配置することで、その前側にスペースが確保される。なお、電動モータ41(回転軸41a)と後輪車軸43は同一の高さ位置にある(図3(b)参照)。
シートクッション11の下方には、パワーユニット40に給電するバッテリ44が配置される。本発明ではシートクッション11の下方におけるギヤボックス42相互間にバッテリホルダ45が配設され(図6等参照)、このバッテリホルダ45に対して前方からバッテリ44を挿脱可能に搭載するようになっている。この場合、バッテリホルダ45の前方においてシートクッション11の前端にてフットレスト13が上下方向に回動可能に支持されているが、フットレスト13が上方へ回動することにより(フルフラット状態)バッテリホルダ45の前方領域が開放される。
図6等に示されるように、左右のメインフレーム14間に横架されたブリッジ部材15からバッテリホルダ45のフレーム材46が吊設され、フレーム材46によってバッテリ搭載用のトレー47が略水平支持される。バッテリホルダ45は前輪19から後輪20にかけてのシートクッション11の下方領域に形成され、この例では2個の箱型のバッテリ44を前後に並置搭載可能に構成される。
なお、バッテリホルダ45の前部にはバッテリ44を出入れするためのバッテリ挿脱口が開設され、このバッテリ挿脱口にはバッテリ44がバッテリホルダ45内で移動したり、ガタついたりしないように固定保持するバッテリストッパ48が付設される。
また、シートクッション11のアームレスト30に付設されたコントローラ32の操作に基づいて、パワーユニット40を制御するコントロールユニット49(図9参照)を備える。コントロールユニット49は、バッテリホルダ45とシートクッション11の間のスペースを使ってシャーシフレーム内に配置される。この場合、ブリッジ部材15を適宜利用して、ブラケット等を介してコントロールユニット49を搭載支持することができる。また、前述したリクライニング機構24とフットレスト13とを連結するリンク機構39が、コントロールユニット49の側方で前後方向に延設される。
なお、図9はこの実施形態における電動車椅子10の電動駆動系の概略構成を示すブロック図である。コントローラ32の操作レバー33あるいはスイッチ類34を操作することで、コントロールユニット49に対して制御信号が入力される。コントロールユニット49はその制御信号に基づき、バッテリ44の電力を左右のパワーユニット40(L,R)あるいはリクライニング駆動装置28の駆動部29に内蔵された駆動モータに供給するようになっている。したがって、コントローラ32の操作で電動車椅子10の駆動制御を行うことができる。
上記構成において、図1〜図3に示す座位状態では、乗員は、電動車椅子10に着座してコントローラ32を操作することによりパワーユニット40を駆動し、電動車椅子10を自由に走行制御することができる。
電動車椅子10の非走行時(停止時)には、コントローラ32の所定スイッチを「走行」から「リクライニング」に切り替えることにより、コントローラ32をリクライニング操作のための操作部とすることができる。そして、コントローラ32での操作に応じて、座位状態とフルフラット状態の間でシートバック12をシートクッション11に対して傾動させるリクライニング動作させることができる。このリクライニング動作において、アームレスト30はシートバック12の傾動にかかわらずシートクッション11とほぼ平行状態を保ちながら変位する。
図4〜図6に示すフルフラット状態では、乗員は横臥姿勢をとることができる。その際、全体として水平配置されるシートクッション11、シートバック12およびフットレスト13上に広い領域が確保され、必要に応じて寝返り等がうてるため優れた使い勝手が実現される。
ところで、上記のようにリクライニング動作させる場合には、規制手段52によるアームレストクッション30Aのスライドの規制が解除される。したがって、シートバック12を倒していくときには前腕部と共にアームレストクッション30Bが後方に動き、逆にシートバック12を起こしていくときには前腕部と共にアームレストクッション30Bが前方に動くことができる。これにより、前腕部がアームレスト30上を摩擦に抗して動くのを防いで、使用感を向上させることができる。
また、アームレストクッション30Aがスライドするときに、前述したようにアームレストクッション30Bとコントローラ32との相対位置関係は変化しないので、例えばフルフラット状態でも乗員が身体を起こすことなく、コントローラ32でのリクライニング操作を行うことができる。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。すなわち、本発明はアームレストを備え、リクライニング機能を有する椅子であれば適用することが可能である。健常者であれば、リクライニング動作時に無意識のうちの腕を上げ、前腕部がアームレストと摩擦しないようにしているが、特に腕力の衰えた高齢者等の利用に供する電動車椅子や手動車椅子に本発明を適用すれば、使用感を向上させるといった点で特に大きな効果が挙げられることになる。
本発明の実施形態における電動車椅子の全体構成を示す座位状態の斜視図である。 本発明の実施形態における電動車椅子の全体構成を示す座位状態の平面図および側面図である。 本発明の実施形態における電動車椅子の全体構成を示す座位状態の背面図および正面図である。 本発明の実施形態における電動車椅子の全体構成を示すフルフラット状態の斜視図である。 本発明の実施形態における電動車椅子の全体構成を示すフルフラット状態の平面図および側面図である。 本発明の実施形態における電動車椅子の全体構成を示すフルフラット状態の正面図である。 本発明の実施形態におけるアームレストまわりおよびスライドレールを示す図である。 本発明の実施形態における電動車椅子の後輪まわりを示す平面図である。 本発明の実施形態に電動車椅子の電動駆動系の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 電動車椅子
11 シートクッション(着座シート)
12 シートバック(背もたれ)
13 フットレスト(足置き)
14 メインフレーム
15 ブリッジ部材
19 前輪
20 後輪
23 シートバックフレーム
24 リンク機構
28 リクライニング駆動装置
29 駆動部
30 アームレスト
30A アームレストフレーム
30B アームレストクッション
31 リンク機構
32 コントローラ
33 操作レバー
50 スライドレール
50A 内レール
50B 外レール
50C ボール
51 ブラケット
52 規制手段
52A ストッパ

Claims (3)

  1. 着座シートと、
    前記着座シートに着座する使用者の背部を受ける背もたれと、
    前記背もたれの側部の所定高さ位置に配置されるアームレストフレームおよび前記アームレストフレーム上に設けられ前腕部を乗せるためのアームレストクッションより構成されるアームレストと、
    前記背もたれを前記着座シートに対して傾動させるリクライニング機構と
    前記アームレストフレームの後端側と前記背もたれとの間を上下方向に回動自在に支持すると共に前記アームレストフレームの後端側と前記着座シートとの間をリンクにより上下方向に回動自在に支持して、前記リクライニング機構による前記背もたれの傾動にかかわらず前記着座シートとほぼ平行を保ちながら前記アームレストフレームを変位させるリンク機構と、
    前記アームレストフレーム上および前記アームレストクッション下のいずれか一方に前記アームレストの前後方向に沿って設けられた内レールと、いずれか他方に前記アームレストの前後方向に沿って設けられた外レールと、これら内外レール間に装入されたボールとにより構成され、前記アームレストフレームの前後方向に沿って前記アームレストクッションをスライドさせるスライド機構と、
    前記アームレストフレームに対する前記アームレストクッションのスライドを規制するスライド規制手段とを備え、
    前記スライド規制手段は、ストッパが前記リクライニング機構の非操作時に前記アームレストクッションに係合することで前記アームレストクッションのスライドを規制し、前記リクライニング機構の操作時に前記アームレストクッションとの係合を解除することで前記アームレストクッションのスライドの規制を解除することを特徴とする椅子。
  2. リクライニング操作のための操作部が前記アームレストクッションの前端部にブラケットを介して固定され、
    前記操作部は、前記スライド機構によって前記アームレストクッションが前記アームレストフレームに対して前後にスライドするときに前記アームレストクッションと共に前後に移動することを特徴とする請求項1記載の椅子。
  3. 請求項1または2に記載の椅子を備えたことを特徴とする車椅子。
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