JP4400148B2 - モールドモータ - Google Patents

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Description

本発明は、モールドモータのリード線引出し構造に関するものである。
モールドモータのリード線をモータ外に引出す場合は、従来よりコネクタを用いている（特許文献１参照）。
具体的には、例えば図５に示すように、ピン１５をプリント基板２に取り付けるとともに、ピン１５をプリント基板２にハンダ付けし、さらに、図６に示すように、モールド金型をピン１５に挿入してモールド樹脂１１の付着を防止して、図７に示すようにコネクタを構成している。
特開２０００−１４０７６号公報
しかしながら、従来技術においては、ピンおよびモールド金型ピン挿入部の寸法のバラツキ、モールド成型圧などの影響により、モールド封止時にピンにモールド樹脂が漏れて、ピンにモールド樹脂が付着し、樹脂を取除く作業工数がかかっているという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、ピンにモールド樹脂が漏れないモータのリード線引出し構造を提供することを目的とするものである。
上記問題を解決するため、本発明は、ピンを一体モールドしたピンヘッダーを使用し、モールド封止時にピンヘッダーのモールド部をモールド金型で押さえ込むことにより、モールド樹脂を確実に封止し、ピンにモールド樹脂の付着を防止させるようにしたものである。
上記手段により、モールド封止時におけるピンの樹脂を取除く作業工数が削減され、作業性が向上する。
本発明によれば、次のような効果がある。
・ モールド封止時におけるピンの樹脂漏れを防止でき、ピンに付着した樹脂を取除く工数の削減ができ、作業性を向上させることができる。
・ ピンの接触信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図１は、本発明における実施例におけるモールドモータを示す側断面図である。図２は、ピンヘッダー５をプリント基板２に取り付けた状態を示す説明図である。図３は、モールド時の状態を示すステータ部の側断面図である。図４はモールド後の状態を示すステータ部の側断面図である。
図において、１はステータであり、プリント基板２とステータコア３、ステータコイル４を樹脂にて封止し構成される。ピンヘッダー５により構成されたコネクタに、モータリード１６を取り付ける。ロータ６をベアリング９、１０にて保持し、ブラケット７、８を取り付けることによりモールドモータを構成する。
前記ピンヘッダー５は、図２に示すように、プリント基板２に取り付けられる。また、ピンヘッダー５は専用治具（図示せず）にて位置決めされ、プリント基板２にハンダ付けされる。
ピンヘッダー５がプリント基板２にハンダ付けされると、図３に示すように、モールド金型１２をピン１５に挿入する。ピンヘッダー５はモールド金型１２、１３にて加圧保持され、モールドされることによりピンヘッダーのピン１４へは樹脂の漏れは発生しない。モールドにより、図４に示すように、モールド樹脂１１およびピンヘッダー５によりコネクタが構成される。
本発明における実施例におけるモールドモータを示す側断面図である。 本発明におけるピンヘッダー５をプリント基板２に取り付けた状態を示す説明図である。 本発明の実施例におけるステータモールド時のモールド金型構成を示す側断面図である。 本発明の実施例におけるモールド後のステータの要部構成を示す側断面図である。 従来技術におけるピンの取り付け状態を示す説明図である。 従来技術におけるステータモールド時のモールド金型構成を示す側断面図である。 従来におけるモールド後のステータの要部構成を示す側断面図である。
符号の説明
１ ステータ
２ プリント基板
３ ステータコア
４ ステータコイル
５ ピンヘッダー
６ ロータ
７、８ ブラケット
９、１０ ベアリング
１１ モールド樹脂
１２、１３ 金型
１４ ピンヘッダーのピン
１５ ピン
１６ モータリード

Claims (2)

  1. 内部にロータが配置される円筒状のステータコアと、
    前記ステータコアに巻装したステータコイルと、
    前記ステータコアの反負荷側端部の傍らに、前記ロータの軸方向に対して垂直の方向に配置され、かつ前記ステータコイルのリード線を接続したプリント基板と、
    前記プリント基板に対して垂直方向に接続され、モータの外周に向かう方向に曲げられたＬ字状のピンと、
    前記ピンの先端部の周りに形成された空間部とを有し、
    前記ピンの先端部の周りに形成された空間部を除いて、前記ピンと前記ステータコイルと前記プリント基板をモールドしたモールド樹脂を有するモールドモータにおいて、
    前記プリント基板に接続した前記ピンの曲げ部分に、前記ピンと一体モールドして成形されたピンヘッダーを備え、
    前記ピンヘッダーの径方向のロータ側には、前記ピンヘッダーの下面と接する空間部が形成されており、
    前記ピンヘッダーは、モールド時に、前記ピンの先端部の周りに形成された空間部に挿入されるモールド金型で、前記ピンヘッダーの下面と接する空間部に挿入されるモールド金型に押さえ込まれるものであることを特徴とするモールドモータ。
  2. 内部にロータが配置される円筒状のステータコアと、
    前記ステータコアに巻装したステータコイルと、
    前記ステータコアの反負荷側端部の傍らに、前記ロータの軸方向に対して垂直の方向に配置され、かつ前記ステータコイルのリード線を接続したプリント基板と、
    前記プリント基板に対して垂直方向に接続され、モータの外周に向かう方向に曲げられたＬ字状のピンとを有し、
    前記ピンの先端部周りに形成された空間を除いて、前記ピンと前記ステータコイルと前記プリント基板をモールドしたモールド樹脂を有するモールドモータにおいて、
    前記プリント基板に接続した前記ピンの曲げ部分に、前記ピンと一体モールドして成形されたピンヘッダーを備え、
    前記ピンヘッダーの径方向のロータ側には、前記ピンヘッダーの下面と接する空間が形成されており、前記ピンヘッダーは、軸方向側の端部が、前記モールド樹脂の中に入り込んで支持されていることを特徴とするモールドモータ。
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