JP4399923B2 - 艶消し蒸着フィルムおよびそれを用いた粘着シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属蒸着フィルムおよび金属蒸着フィルムを用いた粘着シートに関し、詳しくは金属調の光沢を保ちつつ艶消し風合いにした蒸着フィルム、およびその蒸着フィルムを表面基材に用いた粘着シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリオレフィン系フィルムは、その優れた機械特性、透明性、加工性のため工業用途ばかりでなく包装用として広く使用されている。一方、包装用や装飾用として金属を蒸着した金属蒸着フィルムは、優れた意匠性のため、特に付加価値が高く、基材として二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下、OPP)、CPP、PETやA−PETが使用されている。
【0003】
金属蒸着フィルムのなかに、金属調の光沢を保ちつつ艶消し状にしたメタリック調艶消しタイプがある。メタリック調艶消しタイプの蒸着フィルムとしては、蒸着フィルムの金属蒸着面を薬剤などにより処理する方法、フィルムの片面に凹凸を形成し、凹凸面の反対側の面に金属蒸着層を形成したものがなどが製品化あるいは提案されている。なお、前者の方法は、金属調の光沢が失われる、また処理工程での金属蒸着層が剥がれるなどの問題が発生している。
【0004】
後者のフィルムの片面に凹凸する方法としては、例えば、PETやOPPなどのフィルムを薬剤により処理する方法、フィルムにエンボス加工を施す方法、フィルムの表面に砂などの微粒子を吹き付け、フィルムに小さな傷を付ける方法(サンドマット法)、フィルムにコーティングにより凹凸を形成する方法などが知られている。このように片面に凹凸を形成したフィルムの他面(平滑面)に金属を蒸着したフィルムは、使用しているフィルムの特性である半透明性、柔軟性のため、金属光沢を持ちながら艶がない高級感を持っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ポリオレフィン系フィルム(特にポリプロピレン系フィルム)に金属蒸着を施すと、フィルムと金属蒸着層の密着性が悪く、用途によっては金属蒸着層が剥がれ落ちてしまいやすい。また、ポリオレフィン系フィルム(特にポリプロピレン系フィルム)は印刷の密着性が低いため、印刷適性を高めるための易印刷層を形成すると、金属蒸着層の反対面にある凹凸が無くなり、表面が平滑に近づくので金属光沢に艶が生じてしまう。また、このような蒸着フィルムでは、印刷を保護するトップコートを施す、或いはオーバーラミを貼付するなどの各種後処理によっても艶消し感が失われてしまう。
【0006】
一方、艶消し風合いを有する蒸着フィルムを粘着加工したものは、デザイン的にも優秀なラベルとなる。例えば、そのデザイン性や柔軟性から、ボトルや瓶などの容器の表示用ラベルなどに適している。しかし、これらの容器や標示物はラベルを貼合したままの状態で使用されたり、表面がこすられたりする場合が多いため、金属蒸着層が剥がれ落ちてしまうといった問題が生じる。金属蒸着層面に粘着剤層を形成した構成にすると、金属蒸着層が剥がれ落ちることはないが、金属蒸着層とフィルムの間で剥離が生じてラベルが剥がれるといった問題が生じる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、こららのような課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、まず、特定の表面形態を満足する粗面化層を有するポリオレフィン系フィルムを使用し、その粗面化層に金属蒸着を施すことで、メタル調艶消しタイプの蒸着フィルムが得られることを見出し、第1の発明に至ったのである。
【0009】
また、ポリオレフィン系フィルム、特にポリプロピレンを主成分としたフィルムを用いた場合、金属蒸着層とフィルムとの密着性が悪い傾向にある。密着性が悪い場合、粗面化層上に金属蒸着層の密着性を高めるための接着層を予め形成することが好ましい。第2の発明は、粗面化層上に形成した接着層の表面の粗さを特定したものである。
【0010】
(1)フィルム基材の片面に金属蒸着層を有する蒸着フィルムにおいて、フィルム基材が、ポリオレフィン系フィルムであって、その金属蒸着層を形成する面に粗面化層およびその粗面化層上に金属蒸着層の密着性を良くするための接着層を有し、且つ該接着層の表面は、十点平均粗さ(Rz)が2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)が0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)が1.5μm以上の条件を満足することを特徴とする艶消し蒸着フィルムである。接着層としては、アクリルポリオールと酢酸−塩化ビニルの共重合体やポリエチレンイミンを含有するメタクリル酸エステルの化合物とビスフェノール型エポキシ樹脂が特に好ましい。
【0011】
これらの艶消し蒸着フィルムは、フィルムの粗面化層側に金属蒸着層を有するので、フィルム面(金属蒸着を施さない面)に印刷を施したり、印刷適性を高めるためにフィルム表面に易印刷層を形成したり、印刷を保護するトップコートを施したり、オーバーラミを貼付したり等の処理を行っても、艶消し感が失われない特長を有している。
【0012】
更に、艶消し風合いを更に高めるために、フィルムの金属蒸着層を形成しない面に粗面化層を設けることが好ましい。該粗面化層は特定の表面形状を有することが特に好ましい。
(2)フィルム基材が、その金属蒸着層を施さない面に粗面化層を有し、且つ金属蒸着層を施さない面の十点平均粗さ(Rz)が2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)が0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)が1.5μm以上である(1)記載の艶消し蒸着フィルムが好ましい。
【0013】
(3)また、印刷適性を高めるために、フィルムの金属蒸着層を形成しない面に易印刷層を形成することができ、好ましい。本発明は、フィルムの少なくとも金属蒸着層を形成する面が粗面化されているので、他面に易印刷層などを形成しても、艶消し状態を維持することができる。従って従来にない適度な印刷性とインキの密着強度を持つ艶消し蒸着フィルムとなる。
【0014】
(4)粗面化層が、フィルムを製造の際に延伸により形成された層であると、エンボス加工やサンドマット加工などの別工程が不要であり、しかも艶消し性に優れるので好ましい。
(5)また、フィルム基材がポリプロピレンフィルムであり、その少なくとも片面に、ポリプロピレンを主成分とし、ポリエチレンを含有する粗面化層を形成した延伸フィルムを用いた上記(1)〜(4)の蒸着フィルムが好ましい。ポリプロピレンとポリエチレンを含む粗面化層は、ポリプロピレンのみの層よりも金属蒸着層の密着性が高くなるので特に好ましい。
【0015】
(6)更に、本発明は、上記(1)〜(5)の艶消し蒸着フィルムの金属蒸着を施した面に、直接或いは中間層を介して粘着剤層を形成した粘着シートである。
(7)また、粘着剤がアクリル酸エステル共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤であることが好ましい。
【0016】
なお、本発明でいう十点平均粗さ、中心線平均粗さ、最大高さの測定方法はJIS B 0601に基づき、表面形状測定器 サーフコム550A(東京精密)を用い、カットオフ値は0.8μm、測定長さは2.5mmで測定した値である。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の艶消し蒸着フィルムは、ポリオレフィン系フィルムの片面、好ましくは両面に特定の表面形状の粗面化層を持ち、一方の粗面化層に直接或いは接着層を介して金属蒸着層を有する構成である。反対面(金属蒸着層を形成しない面)には、印刷可能な易印刷層を持たせることが可能であり、艶消し状態を保ったまま高度な印刷適性を持たせることができる。
粗面化層は、十点平均粗さ(Rz)が2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)が0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)が1.5μm以上の条件をすべて満足する必要がある。この値から外れてしまうと、艶が生じてしまう、或いは金属光沢が損なわれるなど、所望の艶消し蒸着フィルムが得られない。
【0018】
本発明で使用する基材フィルムに用いられるポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−αオレフィン共重合体、プロピレン−αオレフィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体、エチレン−nブチルアクリレート共重合体等が挙げられる。また、これらは単独で使用してもよく、任意の組み合わせになる混合物も好適に使用できる。また、これらのポリオレフィン系樹脂には、必要応じて光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤等を添加することができる。
【0019】
ポリプロピレンフィルムを代表例として更に例示をすると、ポリプロピレンを主成分であれば特に限定するものではなく、ポリプロピレン共重合体、またはこれらの混合物であってもよい。例えば、ポリプロピレンのホモポリマーは勿論のこと、エチレン、ブテン、4−メチルペンテンなどで代表されるα−オレフィン類やスチレンで代表される芳香族系オレフィン類、ブタジエンで代表されるジエン類等のプロピレンと共重合可能なモノマーとプロピレンとの共重合体、あるいはポリプロピレンやポリプロピレン共重合体と、こららのものとの公知ブレンド物、例えばポリエチレン、各種エチレン共重合体のようなポリ・α・オレフィン類、ポリスチレン、合成ゴム、テルペン樹脂、ポリアミド、ポリエステル、ポリエーテル等とのブレンド物、あるいはこれらの混合物等を主成分とするもので、ポリプロピレン共重合体の共重合成分、あるいはブレンド組成物のブレンド成分等の種類と量は、ポリプロピレンフィルムとして特質を失わないものであれば特に限定されない。
【0020】
ポリプロピレンフィルムに粗面化層を持たせる方法としては、(1)ポリプロピレン樹脂の表面にエチレン・プロピレンブロック共重合体を配合した樹脂組成物を積層して延伸する方法、(2)ポリプロピレンにポリエチレンを配合した樹脂組成物を積層して延伸する方法、(3)ポリプロピレンの押し出し成型時に結晶性の異なるポリプロピレンを混在させた原反を作成し、これを延伸する方法などが採用できる。
これらの粗面化層は、フィルムの製造工程で形成することができるので、エンボス加工やサンドマット加工といった別工程を必要とせず、艶消し性に優れた粗面化層が得られるので好ましい。その表面は、十点平均粗さ(Rz)で2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)で0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)で1.5μm以上となるような面であるとよく、特に製法は限定しない。中でもポリエチレンを配合すると、金属蒸着層の密着性が高くなるので(2)の方法が特に好ましい。
【0021】
フィルムと金属蒸着(例えばアルミ蒸着)の密着性を上げるために、粗面化層上には接着層を設けることが好ましい。接着層を塗工する場合に、接着層が1.5μm以上であると蒸着する際に艶が生じることになるため、できるだけ薄い塗膜の方が有利であるが、極端に薄いとその効果が少ない。本発明は、接着層の面が接着層の表面粗さは十点平均粗さ(Rz)で2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)で0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)で1.5μm以上である必要がある。上記の条件を満足しない場合、金属蒸着層を形成しても良好な艶消しの状態を維持することができない。
【0022】
接着層としては、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂を含む層、エチレンイミン系ポリマーまたはアミノエチル化樹脂を含む層、ニトロセルロースとアクリルポリオールの樹脂を含む層などが例示できる。中でもアクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレンイミンを含有するメタクリル酸エステルの化合物とビスフェノール型エポキシ樹脂がポリプロピレンとの密着も良く、かつ、耐水性も兼ね備えている。また、アクリルポリオールと酢酸−塩化ビニルの共重合体にイソシアネート化合物を添加して架橋促進させると更に密着性が向上するので好ましい。なお、接着層をコーティングする方法としては、公知の方法、例えば、メタリングバー方式、グラビアロール方式、エアナイフ方式、スプレー方式、リバースロール方式などの方法が利用できる。
【0023】
ポリオレフィン系フィルムの金属蒸着層を施さない面は、平滑であっても構わないが、粗面化層を形成すると艶消し性が更に優れるため好ましく、蒸着する面と同様の表面粗さを有する粗面化層を有することがより好ましい。特に、粗面化層の表面が十点平均粗さ(Rz)で2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)で0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)で1.5μm以上となるような面であることが好ましい。
【0024】
ポリオレフィン系フィルムの金属蒸着層を施さない面には、印刷適性を改善するために、易印刷層を形成することが好ましい。易印刷層を構成する樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリエステル樹脂、アイオノマー系樹脂、SBR樹脂、酢酸ビニル樹脂などの樹脂を塗布して得られる。特にエステル結合を含有するアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの1種以上の重合体及び共重合体、ポリエステル系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、並びに塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体などから選ぶことが好ましい。
【0025】
これら易印刷層を塗工する方法として公知の方法、例えば、メタリングバー方式、グラビアロール方式、エアナイフ方式、スプレー方式、リバースロール方式などの方法が利用できる。なお、易印刷層の厚みは0.5〜5g/m2であることが好ましく、印刷適性、透明性から0.7〜3g/m2が好ましい。因みに0.5g/m2未満であると、フィルムから剥離することがある。また、5g/m2をこえると、塗工工程において、乾燥が不十分になり、ブロッキングを生じることがある。
易印刷層の表面粗さは、十点平均粗さ(Rz)で2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)で0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)で1.5μm以上であれば、良好な艶消しの状態を維持できるので好ましい。
【0026】
なお、フィルム基材は、その接着層との密着性、あるいは易印刷層との密着性を改善するために、公知の接着性樹脂を含むアンカー層を形成することもできる。
アンカー層用接着性樹脂としては、イソシアネート系化合物、オキソザリン基を有する樹脂、及びエチレンイミン基を有する樹脂が挙げられるが、これに限定されるものではない。イソシアネート系化合物は単独で用いてもよく、2種類以上を混合して用いてもよい。また、オキサゾリン基を有する樹脂、及びエチレンイミン基を有する樹脂は1種のみを用いてもよく、更に、耐水性改善のためにエポキシ化合物と併用しともよい。
【0027】
アンカー層の塗布方法としては公知の方法、例えば、メタリングバー方式、グラビアロール方式、エアナイフ方式、スプレー方式、リバースロール方式などの方法が利用できる。また、アンカー層の塗工量は、0.01〜1g/m2程度、好ましくは0.03〜0.3g/m2の範囲である。
【0028】
本発明で使用する、フィルム基材の厚さ(粗面化層を有するポリオレフィン系フィルムと接着層の厚さ、又は粗面化層を有するポリオレフィン系フィルムと接着層と易印刷層の厚さ)は、用途によりさまざまであるが、表示ラベル用としては15〜80μmが一般的である。
また、フィルム基材に金属蒸着する前のポリオレフィン系フィルムのヘイズ値は25%以上が好ましく、より好ましいのは30%以上である。ちなみにヘイズ値が25%以下であると金属蒸着したあとの艶消し感が低下することがある。
【0029】
フィルム基材に金属を真空蒸着する方法として通常行われる真空蒸着法をそのまま用いることができる、使用できる金属としては、アルミニウム(アルミ)以外にも金、銀、銅、クロム、錫、インジウム、アンチモン、ニッケルなどがあるが、アルミニウムがもっとも一般的である。高真空にした容器のなかで金属をフィルム基材の一面に加熱蒸着させれば良く、小規模のバッチ式からロール状に巻いたフィルムに連続的に蒸着する連続式まで適宜使用できる。金属蒸着層の厚みは使用する金属によって一概にいえないが、アルミニウムの場合、厚さは20〜1000Å程度、好ましくは20〜500Åが好ましい。なお、この場合、厚みが非常に薄いので、粗面化層あるいは接着層の粗さの測定(Rz,Ra、Rmax)に代えて、金属蒸着層の粗さ(Rz,Ra、Rmax)を測定して、その値を粗面化層あるいは接着層の粗さとしても差し支えない。
【0030】
本発明の艶消し蒸着フィルムは、特に用途を限定するものではなく、例えば、表示用、ラベル用、包装用、事務用など、その装飾性を必要とすシートに使用することができる。例えば、金属蒸着層を設けていない面に、インクジョエット記録層、熱転写記録層、感熱記録層などの記録層を施した記録体として使用することもできる。なお、フィルム基材、粗面化層、接着層、易印刷層などの層に、染料を含有せしめ、単に蒸着だけでは得られない色調を得ることも可能である。また、金属蒸着層表面を保護するために樹脂層を形成することもできる。
【0031】
上記艶消し蒸着フィルムは粘着剤層および剥離シートを積層して粘着シートとすることができる。特に金属蒸着層面側に粘着剤層および剥離シートを積層すると、使用時に金属蒸着層が剥がれ落ちるといった問題が生じないので好ましい。なお、粘着剤層は金属蒸着層に直接積層してもよいし、樹脂などの中間層を形成した後、粘着剤を積層しても構わない。
【0032】
本発明で用いられる粘着剤としては、構成成分としては特に限定されるものではなく、ゴム系、アクリル系、ビニルエーテル系、ウレタン系、シリコーン系など、形態としては溶剤型、エマルジョン型、ホットメルト型などがある。特にアクリル系プレモノマー、もしくはアクリル系モノマーなどを主成分とするアクリル系樹脂が透明性、耐候性の点から好ましい。アクリル系樹脂としては特に限定されず、アクリル基を含有するビニルモノマー、エポキシ基を有するビニルモノマー、アルコキシル基を有するビニルモノマー、エチレンオキシド基を有するビニルモノマー、アミノ基を有するビニルモノマー、アミド基を有するビニルモノマー、ハロゲン原子を有するビニルモノマー、リン酸基を有するビニルモノマー、スルホン酸基を有するビニルモノマー、シラン基を有するビニルモノマー、フェニル基を有するビニルモノマー、ベンジル基を有するビニルモノマー、テトラヒドロフルフリル基を有するビニルモノマー、その他の共重合可能なモノマー等の含有するものが挙げられる。
【0033】
これらアクリル系樹脂の粘着物性向上のため、各種添加剤例えばロジン等の天然樹脂、変成ロジン、ロジンおよび変成ロジンの誘導体、ポリテルペン系樹脂、テルペン変成体、脂肪族系炭化水素樹脂、シクロペンタジエン系樹脂、芳香族系石油樹脂、フェノール系樹脂、アルキル−フェノール−アセチレン系樹脂、クマロン−インデン系樹脂、ビニルトルエン−α−メチルスチレン共重合体をはじめとする粘着付与剤、老化防止剤、安定剤、オイル等の軟化剤、充填剤、安定剤、顔料、着色剤等を必要に応じて添加できる。これらは、必要に応じて2種類以上を併用して使用することもできる。上記アクリル系樹脂は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、ならびに水に不溶または難溶性の単量体を乳化剤と共に分散化させ水溶性重合開始剤を用いて重合を行う乳化重合法等任意の方法で重合される。また、粘着付与剤の配合割合は、上記アクリル酸エステル重合体100重量部に対して1〜50重量部である。因みに、1重量部未満では、粘着力を向上させる効果に乏しく、50重量部を超えると、逆に粘着力が低下する傾向にある。また、耐候性を挙げるために粘着剤層にベンゾフェノン系あるいはベンゾトリアゾール系などの有機系紫外線吸収剤を添加しても良い。
【0034】
粘着剤層を形成させるには、剥離シートへ前記の如き粘着剤を塗布し、必要により乾燥して粘着剤層を形成せしめ、金属蒸着層面が粘着剤側となるようにして蒸着フィルムと貼り合わせることにより、本発明の粘着シートが得られる。この粘着剤の塗布装置としては、リバースロールコーター、ナイフコーター、バーコーター、スロットダイコーター、エアーナイフコーター、リバースグラビアコーター、バリオグラビアコーター等が使用され、塗布量は乾燥重量で5〜50g/m2の範囲で、より好ましくは10〜30g/m2の範囲で調節される。因みに5g/m2未満では、被着体に対する粘着力が不十分となり、一方50g/m2を超えると粘着剤がはみ出したり、剥離時に凝集破壊の原因や打ち抜き時に身上がりの原因となるおそれがある。
【0035】
粘着剤層を覆う剥離シートとしては、特に限定されるものではなく、グラシン紙のような高密度原紙、クレーコート紙、クラフト紙または上質紙にポリエチレンなどのフィルムをラミネートした紙、上質紙にポリビニルアルコールやアクリル酸エステル共重合体樹脂などを塗布した紙やポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどのプラスチックフィルムにフッ素樹脂やシリコーン樹脂等を乾燥重量で0.1〜3g/m2程度になるように塗布し、熱硬化や電離放射線硬化等によって剥離剤層を設けたものが適宜使用される。この場合の塗布装置としては、バーコーター、エアーナイフコーター、ダイレクトグラビアコーター、オフセットグラビアコーター、多段ロールコーター等が適宜使用される。
【0036】
【実施例】
以下に、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、勿論本発明はそれらに限定されるものではない。
【0037】
実施例1
(蒸着フィルムの作成)
両面に粗面化層を持つ延伸ポリプロピレンフィルム(商品名「POW−201」、王子製紙株式会社製、厚さ50μm、両面ともRaが0.4μm、Rzが2.8μm、Rmaxが3.6μm、ポリプロピレンを縦軸に延伸し、ポリプロピレンを主成分としポリエチレンを配合したものを両面に押し出し積層し、横軸に延伸して得られた両面に粗面化層を有するフィルム)を用い、これにアンカー層として、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.5μm塗工した。さらに易印刷層としてアクリル系のコート剤(商品名「AC−2235」、ローム&ハース社製)をアンカー層の上に1.0μm塗工した。
【0038】
次いで、易印刷層とは反対の粗面化面に、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.5μm塗工して接着層を形成し、フィルム基材を得た。易印刷層の表面は、Raが0.5μm、Rzが4.2μm、Rmaxが5.0μmであり、接着層の表面は、Raが0.4μm、Rzが4.0μm、Rmaxが3.2μmであった。
接着層の面にアルミニウムを200〜400Åの厚さに蒸着加工して蒸着フィルムを得た。
【0039】
(粘着シートの作成)
アクリル系粘着剤(商品名「OPT−1」、サイデン化学株式会社製)に金属キレート系架橋剤(商品名「M−2」、サイデン化学株式会社製)を添加混合し、粘着剤塗液とした。
市販のポリエチレンテレフタレートセパレーター(商品名「セラピールBK#25」、東洋メタライジング株式会社製)に上記粘着剤を乾燥重量で20g/m2となるようにコンマコーターで塗布、90℃で1分間乾燥させた後、先に加工した蒸着フィルムと金属蒸着層が粘着剤側となるように貼り合わせて粘着シートを得た。
【0040】
実施例2
実施例1において、アンカーコート層及び易印刷層を形成しなかった以外は実施例1と同様にして蒸着フィルムおよび粘着シートを得た。表面となる接着層を形成していない面はRaが0.4μm、Rzが2.8μm、Rmaxが3.6μmであり、接着層の表面はRaが0.4μm、Rzが4.0μm、Rmaxが3.2μmであった。
【0041】
実施例3
片面に粗面化層を有する二軸延伸ポリプロピレンフィルム(商品名「PO−101」、王子製紙株式会社製、厚さ50μm、粗面化面のRaが0.4μm、Rzが2.8μm、Rmaxが3.6μm、ポリプロピレンを縦軸に延伸し、ポリプロピレンを主成分としポリエチレンを配合したものを片面に押し出し積層し、横軸に延伸して得られた片面に粗面化層を有するフィルム)を用い、非粗面化面にアンカー層として、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.5μm塗工した。さらに易印刷層としてアクリル系のコート剤(商品名「AC−2235」、ローム&ハース社製)をアンカー層の上に1.0μm塗工した。
【0042】
次いで、易印刷層とは反対の粗面化面に、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.5μm塗工して接着層を形成してフィルム基材を得た。易印刷層の表面はRaが0.1μm、Rzが0.9μm、Rmaxが1.6μmであり、接着層の表面はRaが0.5μm、Rzが4.2μm、Rmaxが5.0μmであった。
さらに、接着層の面にアルミニウムを200〜400Åの厚さに蒸着加工した以外は実施例1と同様にして、本発明の蒸着フィルムおよび粘着シートを得た。
【0043】
実施例4
実施例1において、接着層を形成しなかった以外は実施例1と同様にして蒸着フィルムおよび粘着シートを得た。なお、易印刷層の表面は、Raが0.5μm、Rzが4.2μm、Rmaxが5.0μm、蒸着処理を施す面の表面は、Raが0.4μm、Rzが2.8μm、Rmaxが3.6μmであった。
【0044】
実施例5
エマルジョン型アクリル系粘着剤(L−145A、日本カーバイド工業株式会社製)を用いた以外は実施例1と同様にして、本発明の粘着シートを得た。なお、長時間保存しても金属蒸着層の変色はほとんどなかった。
【0045】
比較例1
実施例1において、接着層を3.0μmとする以外は実施例1と同様にして、本発明の蒸着フィルムおよび粘着シートを得た。易印刷層の表面はRaが0.5μm、Rzが4.2μm、Rmaxが5.0μm、接着層の表面はRaが0.2μm、Rzが1.5μm、Rmaxが1.9μmであった。
【0046】
比較例2
片面粗面化の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(商品名「PO−101」、王子製紙株式会社製、厚さ50μm、片面粗面化面はRaが0.4μm、Rzが2.8μm、Rmaxが3.6μm)の粗面化面にアンカー層として、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.5μm塗工した。さらに易印刷層としてアクリル系のコート剤(商品名「AC−2235」、ローム&ハース社製)をアンカー層の上に1.0μm塗工した。
【0047】
ついで、易印刷層とは反対の面に、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.5μm塗工して接着層を形成した。易印刷層の表面はRaが0.5μm、Rzが4.2μm、Rmaxが5.0μm、接着層の表面はRaが0.1μm、Rzが0.9μm、Rmaxが1.6μmであった。さらに、接着層の面にアルミを200〜400Åの厚さに蒸着加工した以外は実施例1と同様にして、本発明の粘着シートを得た。
【0048】
比較例3
片面粗面化の二軸延伸ポリプロピレンフィルム(商品名「PO−101」、王子製紙株式会社製、厚さ50μm、片面粗面化面はRaが0.4μm、Rzが2.8μm、Rmaxが3.6μm)の粗面化面にアンカー層として、アクリルポリオールと塩化ビニル−酢酸ビニル共重合物(商品名「二液反応タイプインキVM−Dメジウム」、Tg50℃以上、大日精化株式会社製)とイソシアネート化合物(商品名「VM−D硬化剤」、大日精化株式会社製)を0.2μm塗工し、さらに易印刷層としてアクリル系のコート剤(商品名「AC−2235」、ローム&ハース社製)をアンカー層の上に0.3μm塗工した以外は、比較例2と同様にして、粘着シートを得た。
【0049】
このようにして得られた粘着シートについて、下記の評価を行い、結果を表1に示した。
<評価項目>
[アルミ蒸着密着性]
得られた蒸着フィルムに、セロファンテープ(ニチバンCT−18)を約150mm貼り、指で均一に圧着したのち、素早く引き剥がし、アルミ蒸着が剥がれないかを調べる。
○:アルミ蒸着層が全く剥がれない
△:アルミ蒸着層が少し剥がれる
×:アルミ蒸着層がすべて剥がれる
【0050】
[耐水密着強度]
得られた粘着シートを厚さ5mmの耐熱ガラスに張り付け、40℃の温水に48時間漬け込み、取り出した後、セロファンテープ(ニチバンCT−18)を約150mm貼り、指で均一に圧着したのち、素早く引き剥がし、セロファンテープに印刷やラベルが剥がれてこないか調べる。
○:ラベルが全く剥がれない
△:ラベルが少し剥がれる
×:ラベルがすべて剥がれる
【0051】
[インキ密着性]
恩田製作所シール印刷機で印刷されたサンプルを粘着テープ(王子化工株式会社製)に空気を抱き込まないようにして貼り付け、指で押圧してから180°剥離させ、評価した。
○:インキが全く剥がれない
△:インキが少し剥がれる
×:インキが多く剥がれる
【0052】
[艶消し性]
光沢度計にて光沢度を測定し、艶があるかどうか判断した。
○:光沢度70%以下、艶がなく良好
△:光沢度70〜100%、やや艶がある
×:光沢度100%以上艶があり不良
【0053】
[オーバーラミ貼付後の艶消し性]
オーバーラミ(OPP#20、王子タック販売製)を粘着シートに貼り付けた後の艶消しの状態を判断した。
○:オーバーラミを貼付しても艶消しの状態を保持する
△:オーバーラミを貼付するとやや艶消しの状態が失われる
×:オーバーラミを貼付すると艶消しの状態がなくなる
【0054】
[総合評価]
◎:印刷可能メタル調艶消し粘着シートとして非常に優れている
○:印刷は不可であるがメタル調艶消し粘着シートとして実用上問題ないレベル
△:やや艶があるが印刷可能メタル調艶消し粘着シートとして実用上問題ないレベル
×:メタル調艶消し粘着シートとして実用上問題となるレベル
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】
表1の結果から明らかなように、本発明は表面基材に粗面化層を設け、粗面化層に金属蒸着することにより、メタル調艶消しタイプの金属蒸着フィルムを得ることができる。さらに易印刷層を設けることにより印刷可能なメタル調艶消し蒸着フィルム、また粘着加工を施すことによりOPPラベルとして、密着性が良好な印刷適性のある粘着シートが得られるものである。
Claims (7)
- フィルム基材の片面に金属蒸着を有する蒸着フィルムにおいて、フィルム基材が、ポリオレフィン系フィルムであって、その金属蒸着層を形成する面に粗面化層、およびその粗面化層上に金属蒸着層の密着性を良くするための接着層を有し、且つ該接着層の表面は、十点平均粗さ(Rz)が2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)が0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)が1.5μm以上の条件を満足することを特徴とする艶消し蒸着フィルム。
- フィルム基材が、その金属蒸着層を施さない面に粗面化層を有し、且つ金属蒸着層を施さない面の十点平均粗さ(Rz)が2.0μm以上、中心線平均粗さ(Ra)が0.1〜0.9μm、最大高さ(Rmax)が1.5μm以上である請求項1記載の艶消し蒸着フィルム。
- フィルム基材が、金属蒸着層を施さない面に易印刷層を有する請求項1〜2のいずれか一項に記載の艶消し蒸着フィルム。
- 粗面化層が、フィルムを製造の際に延伸により形成された層である請求項1〜3の何れか一項に記載の艶消し蒸着フィルム。
- フィルム基材がポリプロピレンフィルムであり、その少なくとも片面に、ポリプロピレンを主成分とし、且つポリエチレンを含有し、延伸により粗面化された粗面化層を有する請求項4に記載の艶消し蒸着フィルム。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の艶消し蒸着フィルムの金属蒸着を施した面に、直接或いは中間層を介して粘着剤層を形成した粘着シート。
- 粘着剤がアクリル酸エステル共重合体を主成分とするアクリル系粘着剤である請求項6記載の粘着シート。
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