JP4397470B2 - フロート式ドレントラップの寿命推定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蒸気や圧縮空気及びガス配管系に発生する復水や凝縮水等のドレンを自動的に排出するフロート式ドレントラップのメンテナンスに関し、特にフロート式ドレントラップの開閉作動の回数を計測して寿命を推定するフロート式ドレントラップの寿命推定装置に関する。
【0002】
フロート式ドレントラップは、ケ―シングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を弁室下部に設け、弁口を開閉するフロートを弁室内に配したもので、弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下し、弁口を開閉してドレンを外部に排出せしめるものである。
【0003】
このフロート式ドレントラップが正常に作動しないと気体輸送や生産活動に重大な支障となる。すなわち、開弁機能が低下あるいは不足してドレンの排出容量が小さいと、トラップの入口側にドレンが滞留し、気体使用機器の効率が低下したり機器が破壊されたりする。また閉弁機能が低下して気体を漏らすと、高価なエネルギーが空費されることになる。
【0004】
【従来の技術】
そこで、従来からフロート式ドレントラップのメンテナンスは定期的に且つ厳重に行われてきた。すなわち、一年に一度とか半年に一度とか前もって決められた期間ごとに、機器や各種プラントの運転を休止して、フロート式ドレントラップの分解点検や補修を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この場合、使用頻度の少ない、従って故障が発生する確率の低いフロート式ドレントラップも含めてメンテナンスを行わなければならないために、メンテナンスコストの無駄、すなわち、本来不要なメンテナンスコストがかかるという問題があった。
【0006】
従って、本発明の技術的課題は、フロート式ドレントラップの開閉作動の回数を計測して寿命を推定できるフロート式ドレントラップの寿命推定装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための技術的手段】
上記課題を解決するために講じた本発明の手段は、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を弁室下部に設け、弁口を開閉するフロートを弁室内に配し、弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下することにより弁口を開閉してドレンを外部に排出せしめるフロート式ドレントラップにおいて、フロートを上下方向に案内するために弁室内に固定された案内筒と、案内筒の外側の弁室の底部外面に取付けられた超音波送受信器と、超音波送受信器から上方に向けて放射された超音波が水面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室の水位を検出する水位検出手段と、水位検出手段で検出された弁室の水位から開閉作動の回数を計測する回数計測手段とを具備することを特徴とするフロート式ドレントラップの寿命推定装置にある。
【0008】
【発明の実施の形態】
フロート式ドレントラップは弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下し、弁口を開閉してドレンを外部に排出せしめるものであり、開閉作動の回数が多くなるほどフロートや弁口の摩耗が進行して寿命が短くなる。従って、超音波送受信器から上方に向けて放射された超音波が水面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室の水位を検出し、この弁室の水位から開閉作動の回数を計測することにより、フロート式ドレントラップの寿命を推定することができる。
【0009】
【実施例】
図1に本発明のフロート式ドレントラップの寿命推定装置の全体構成図を示す。本実施例はフリーフロート式スチームトラップ20に適用したものである。フリーフロート式スチームトラップ20のケーシングは本体1とこの本体1に締結した蓋体2とで形成し、内部に弁室3を有する。本体1は入口4と出口通路5と出口6を有し、入口4は弁室3の上部に連通する。弁室3の下部側壁に弁口7を開けた弁座8を取り付ける。弁室3の下部は弁口7を介して出口通路5から出口6に連通する。弁室3内に弁口7を開閉する中空球形のフロート9を自由状態で配置する。弁室3にフロート9を上下方向に案内する案内筒16を固定する。案内筒16は一面に小孔を有する。
【0010】
弁室3の底部外面に超音波送受信器14を取り付け、制御演算器15に接続する。制御演算器15は、所定時間毎に超音波送受信器14を制御して、弁室3の底部外面から上方に向けて超音波を放射し、水面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室3の水位を検出し、弁室3の水位変化から開閉作動の回数を計測し表示する。
【0011】
上記実施例では、本発明をフリーフロート式スチームトラップに適用したが、レバーフロート式スチームトラップにも適用することができる。またフロート式スチームトラップだけでなく、フロート式エアートラップやフロート式ガストラップにも適用することができる。
【0012】
【発明の効果】
上記のように、本発明によれば、フロート式ドレントラップの弁室の底部外面に取付けた超音波送受信器を利用して弁室の水位を検出し、弁室の水位から開閉作動の回数を計測することにより、フロート式ドレントラップの寿命を推定できるという優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のフロート式ドレントラップの寿命推定装置の断面構成図。
【符号の説明】
1 本体
2 蓋体
3 弁室
4 入口
6 出口
7 弁口
9 フロート
14 超音波送受信器
15 制御演算器
20 フリーフロート式スチームトラップ
Claims (1)
- ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室と出口を連通する弁口を弁室下部に設け、弁口を開閉するフロートを弁室内に配し、弁室内に流入するドレン量に応じてフロートが浮上降下することにより弁口を開閉してドレンを外部に排出せしめるフロート式ドレントラップにおいて、フロートを上下方向に案内するために弁室内に固定された案内筒と、案内筒の外側の弁室の底部外面に取付けられた超音波送受信器と、超音波送受信器から上方に向けて放射された超音波が水面で反射されて戻ってくるまでの時間から弁室の水位を検出する水位検出手段と、水位検出手段で検出された弁室の水位から開閉作動の回数を計測する回数計測手段とを具備することを特徴とするフロート式ドレントラップの寿命推定装置。
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JP20107999A JP4397470B2 (ja) | 1999-07-15 | 1999-07-15 | フロート式ドレントラップの寿命推定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Family Applications (1)
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-
1999
- 1999-07-15 JP JP20107999A patent/JP4397470B2/ja not_active Expired - Fee Related
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