JP4397318B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
すなわち、加熱調理器により煮込み調理を行う場合等において、手動操作式の指令操作具(煮物キー)を操作して煮込み調理用の運転を指令している状態で、調理容器の温度が沸騰直前の温度になると、前記制御手段が、前記吹きこぼれ防止制御として、調理の種類に応じて予め設定されている運転パターンに基づいて所定時間毎に異なる加熱量を繰り返す運転状態になるように前記加熱手段の動作を制御するように構成したものがあった。説明を加えると、大加熱量状態と小加熱量状態とが設定時間毎に交互に切り換わるものでありしかも大加熱量状態と小加熱量状態との時間比率が異なる複数種の運転パターンが調理の種類によって予め設けられており、機器使用者が指定した種類に応じてそれらの中から適切なものを自動で選択して、選択した内容に従って加熱手段の動作を制御する構成となっていた(例えば、特許文献1参照。)。前記調理容器の温度が沸騰直前の温度になっているか否かの判断は、例えば、調理容器の温度が予め設定した設定温度(例えば90℃)になると沸騰直前の温度になっていると判断するようにしたり、あるいは、加熱を開始してから後の調理容器の温度の温度上昇勾配に基づいてそのときの沸騰直前の温度を推定するようにして、その調理容器の温度がその推定した温度になると、沸騰直前の温度になっていると判断するようになっている。
説明を加えると、煮込み調理を行う場合に、調理の種類が同じであっても、調理容器の材質やその大きさだけでなく、調理容器内に貯留される調理物の分量、つまり、煮汁や煮汁に含まれる具の種類や具の分量等は常に同じではなく、このような調理を行うときの条件は種々異なるものである。
又、制御手段は、吹きこぼれ防止制御として、加熱手段の加熱量を前記調理用加熱量に調整する大加熱量状態と、加熱手段の加熱量を前記調理用加熱量よりも少ない吹きこぼれ防止用の加熱量に調整する小加熱量状態とに交互に切り換えるように、加熱手段の動作を制御することになる。このように、制御手段は、加熱手段の加熱量を前記調理用加熱量と前記吹きこぼれ防止用の加熱量とに交互に切り換える制御を行うものであるから、吹きこぼれを確実に防止できるものでありながら、制御構成を簡素なものにすることができる。
例えば、前記吹きこぼれ防止制御として、吹きこぼれを起こさない状態で且つ煮込み調理を適切に行うことができる加熱用の温度を設定しておいて、その設定した温度と温度検出手段にて検出される検出温度との偏差が小さくなるように、加熱手段の加熱量を比例制御する構成とすることも考えられるが、このように構成すると、上述したような加熱用の温度として最適な温度というのは調理用の条件に応じて変化するものであるが、そのような最適な温度を求めるための煩わしい処理が必要となり、制御構成が複雑になる不利があるが、本発明の第1特徴構成によれば、間欠的に吹きこぼれ防止用の加熱量に調整されるから吹きこぼれを確実に防止できるものでありながら、加熱手段の加熱量を2段階に交互に切り換えるだけの簡単な制御であるから制御構成を簡素なものにすることができる。
従って、例えば、上述したように前記目標温度として吹きこぼれを起こすおそれが大である高めの温度が設定されることがあっても、温度変更指令手段にて目標温度を変更設定することによって適切に吹きこぼれの発生を防止できるものとなる。
以下、図面に基づいて、本発明の第1実施形態を加熱調理器の一例としてのガスコンロに適用した場合について説明する。
図1及び図2に示すように、ガスコンロは、3つのコンロバーナ1、及び、グリルバーナ2を備えるグリル部3を備えたビルトインタイプのガスコンロにて構成されており、3つのコンロバーナ1は、標準バーナ1aと、小バーナ1bと、高火力バーナ1cとによって構成されており、これら3つのコンロバーナ1の夫々が調理容器を加熱する加熱手段を構成する。
前記天面火力表示部71は、前面火力表示部36と同構成であり、複数のLEDランプ72をレベルメータとして用いて回転操作部31にて設定された加熱量(火力)の大きさに応じた数のLEDランプ72を点灯させて表示する構成となっている。又、前記グリル燃焼表示部73は、1個のLEDランプ74から構成され、グリルバーナ2を点火させるとその燃焼状態をLEDランプ74を点灯させて表示する構成となっている。
つまり、燃焼制御部Hは、前面火力表示部36及び天面火力表示部71を同様に制御するように構成され、例えば、標準バーナ1aに対応するロータリーエンコーダ33にて発生するパルス信号が火力3に対応する場合は、前面火力表示部36を構成するLEDランプ35を3個点灯させ、且つ、天面表示部71を構成するLEDランプ72を3個点灯させる。又、図2に示すように、このガスコンロには各種情報を音声にて報知する報知手段としてのスピーカ37が備えられており、燃焼制御部Hは、各種情報をこのスピーカ37により報知させるように構成されている。
燃焼制御部Hは、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に操作されて点火指令が指令されると、対応するコンロバーナ1に対する点火処理を実行する(ステップ1、2)。つまり、コンロバーナ1の加熱量が初期点火用の加熱量になるように流量制御弁18を開弁させ、且つ、点火プラグ7に駆動信号を与えて点火作動させ、熱電対8により着火が確認されると点火作動を停止させて点火処理を終了する。次に、通常加熱制御を実行する(ステップ3)。この通常加熱制御においては、加熱量設定操作部29にて設定される目標加熱量になるように流量制御弁18の開度を調節するように構成されている。そして、吹きこぼれ防止スイッチ51が操作されていない状態では、点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に操作されて消火が指令されるまで通常加熱制御を実行する(ステップ4、5)。消火が指令されると消火処理を実行する(ステップ6)。つまり、流量制御弁18を閉操作してコンロバーナ1を消火させる。
以下、図面に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。
この第2実施形態では、前記燃焼制御部Hの制御構成が第1実施形態と異なるが、その燃焼制御部Hの制御構成以外の他の構成は第1実施形態のときと同じであるから、ここでは構成が異なる点についてのみ説明し、同じ構成については説明は省略する。
燃焼制御部Hは、点消火スイッチ32がOFF状態からON状態に操作されて点火指令が指令されると、第1実施形態と同様に、コンロバーナ1に対する点火処理を実行したのちに通常加熱制御を実行する(ステップ21〜23)。そして、前記吹きこぼれ防止スイッチ51がオン操作されていなければ点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に操作されて消火指令が指令されるまで通常加熱制御を実行する(ステップ24,29)。点消火スイッチ32がON状態からOFF状態に操作されて消火指令が指令されると消火処理を実行する(ステップ30)。
以下、別実施形態を列記する。
すなわち、前記コンロバーナに対するガス供給路に手動操作式の流量調整弁を設けて、バーナの燃焼量(加熱量)をこの流量調整弁に対する手動操作にて変更調節する構成として、且つ、ガス供給路の途中箇所に、上記実施形態におけるグリルバーナに対するガス供給路に設けられたものと同様なオリフィス付きの流路と開閉式電磁弁を備えたバイパス路とを並列状態で設けるようにして、制御手段がこの開閉式電磁弁を自動制御して開閉させることでガス供給量を、手動操作式の流量調整弁にて調節される大側流量とオリフィスで流量が絞られた小側流量との大小の2段階に切り換えて、加熱手段としてのコンロバーナを小加熱量状態と大加熱量状態とに切り換えるような構成としてもよい。
11 温度検出手段
29 加熱量設定手段
37 報知手段
51 吹きこぼれ防止運転指令手段
52 温度変更指令手段
H 制御手段
Claims (4)
- 調理容器を加熱する加熱手段と、その加熱手段の動作を制御する制御手段とを備えて構成され、
前記制御手段が、前記加熱手段にて前記調理容器を加熱しているときに調理物が吹きこぼれることを防止すべく前記加熱手段の動作を制御する吹きこぼれ防止制御を実行するように構成されている加熱調理器であって、
前記加熱手段の目標加熱量を設定する手動操作式の加熱量設定手段と、前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、前記吹きこぼれ防止制御の実行を指令する手動操作式の吹きこぼれ防止運転指令手段とが備えられ、
前記制御手段が、
前記吹きこぼれ防止運転指令手段にて前記吹きこぼれ防止制御の実行が指令されていなければ、前記加熱量設定手段にて設定された目標加熱量になるように前記加熱手段の動作を制御する通常加熱制御を実行するように構成され、且つ、
前記通常加熱制御を実行しているときに、前記吹きこぼれ防止運転指令手段にて前記吹きこぼれ防止制御の実行が指令されると、前記通常加熱制御の実行を停止して、前記吹きこぼれ防止制御を実行するように構成され、
前記制御手段が、前記吹きこぼれ防止制御として、前記吹きこぼれ防止運転指令手段にて前記吹きこぼれ防止制御の実行が指令されたときの前記温度検出手段の検出値を上限値とし、かつ、その上限値から設定量低い値を下限値として所定の温度範囲を有する目標温度を設定して、前記温度検出手段の検出値が前記上限値と下限値との間に収まるように、前記加熱手段の加熱量を、前記吹きこぼれ防止制御の実行が指令される前に前記通常加熱制御を実行していたときの加熱量又はそれよりも少ない調理用加熱量に調整する大加熱量状態と、その調理用加熱量よりも少ない吹きこぼれ防止用の加熱量に調整する小加熱量状態とに交互に切り換えるように、前記加熱手段の動作を制御するように構成されている加熱調理器。 - 前記目標温度の変更を指令する手動操作式の温度変更指令手段が備えられ、
前記制御手段が、前記温度変更指令手段にて前記目標温度の変更が指令されると、前記目標温度の上限値を減少側に変更設定するように構成されている請求項1記載の加熱調理器。 - 調理容器を加熱する加熱手段と、その加熱手段の動作を制御する制御手段とを備えて構成され、
前記制御手段が、前記加熱手段にて前記調理容器を加熱しているときに調理物が吹きこぼれることを防止すべく前記加熱手段の動作を制御する吹きこぼれ防止制御を実行するように構成されている加熱調理器であって、
前記加熱手段にて加熱すべき目標加熱量を設定する手動操作式の加熱量設定手段と、前記吹きこぼれ防止制御の実行を指令する手動操作式の吹きこぼれ防止運転指令手段とが備えられ、
前記制御手段が、
前記吹きこぼれ防止運転指令手段にて前記吹きこぼれ防止制御の実行が指令されていなければ、前記加熱量設定手段にて設定された目標加熱量になるように前記加熱手段の動作を制御する通常加熱処理の実行するように構成され、且つ、
前記通常加熱処理を実行しているときに、前記吹きこぼれ防止運転指令手段にて前記吹きこぼれ防止制御の実行が指令されると、その後において、手動操作にて前記加熱量設定手段が操作されて、前記目標加熱量が減少した小加熱量状態と前記目標加熱量が増大した大加熱量状態とが繰り返し行われたときに、前記小加熱量状態における前記目標加熱量とその小加熱量状態を維持する維持時間、及び、前記大加熱量状態における前記目標加熱量とその大加熱量状態を維持する維持時間を、吹きこぼれ防止用の運転パターンとして記憶し、この吹きこぼれ防止用の運転パターンを記憶した後は、前記通常加熱制御の実行を停止して、前記吹きこぼれ防止制御として、前記吹きこぼれ防止用の運転パターンにて前記加熱手段の動作を制御するように構成されている加熱調理器。 - 前記制御手段が前記吹きこぼれ防止用の運転パターンを記憶したときに、そのことを報知する報知手段が備えられている請求項3記載の加熱調理器。
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