JP4396564B2 - 物体のモニタリング方法およびこれを用いたモーショントラッカ - Google Patents
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Description
本発明は、例えば、ゲーム機や乗物等で用いるヘルメット型の頭部装着型表示装置の位置や角度を検出するヘッドモーショントラッカ(HMT)などに利用される。
磁気測定方式は、磁気センサが移動する空間に磁界が発生している限り特に制限なく使用することができるものの、磁気センサが移動する空間の磁気情報を予め測定し、磁気マッピングしておく必要がある。また、この空間内に金属等の磁気歪を生じる物体が存在すると、その影響で測定誤差を生じてしまうので、その補正を行う必要がある。
光学測定方式は、磁気マッピングの必要がなく、また、金属等による影響を受けることはないので、磁気歪の影響を受けやすい環境や場所では光学方式が使いやすい。
例えばヘルメット状の頭部装着型表示装置で具体的に説明すると、頭部装着型表示装置のヘルメット外周面上に、個々のマーカーを識別するため互いに異なる波長の赤外光を発光するLEDをマーカーとして、互いに離隔するようにして3箇所に取り付け、これら3つのマーカーのヘルメットに固定された座標系(ヘルメット座標系という)上の位置関係を予め測定し、定めておく。これら3点を、ステレオ視が可能でかつ設置場所が固定された2台のカメラで(すなわち2つのカメラ間の距離が既知の条件の下で)、それぞれのカメラで同時に撮影することで、それぞれのLED(マーカー)の映像から、発光波長の差によりLED(マーカー)を識別した上で、いわゆる三角測量の原理により、3つのマーカーの絶対座標(地上空間に対して定めた座標)を測定する。
そして、これら3つのマーカー位置について、絶対座標と、予め測定してある頭部装着型表示装置上に固定されたヘルメット座標系の位置関係とを対応付けることにより、絶対座標に対する頭部装着型表示装置の位置や角度を特定する。
また、カメラの視野に比べて頭部装着型表示装置の位置や方向が大きく変化する場合は、マーカー位置とカメラ設置位置との関係で、3つのマーカーのいずれかがカメラの視野から外れることがあり、ステレオ視することができなくなる。
そのため、常に3つの識別可能なマーカーが2台のカメラに同時に映し出されるようにしてそれぞれのマーカーがステレオ視できるようにしようとすれば、ヘルメットの外周全体にわたって、それぞれ識別可能なマーカーを分散配置するようにしておき、さらにこれらすべてのマーカーのヘルメット座標系上での位置関係を予め測定しておき、ヘルメットの位置、角度がどのようになっても、2台のカメラの視野内に少なくとも3つの識別可能なマーカーが存在するようにしておく必要がある。この場合、取り付けたすべてのマーカーについて、それぞれ識別できるように何らかの識別情報(例えば発光波長を異ならせる)を持たせておく必要があり、識別情報とマーカー配置との管理が大変である。
(d)マーカー群のうち、一対のカメラそれぞれの画像に同時に映る3つのマーカーであって、この3つのマーカーを結んだ三角形が正三角形を形成しない位置関係となる3つのマーカーを探索用マーカーとして点灯し、(e)各画像に映る3つの探索用マーカー像に対し、幾何学的な予測に基づいて、画像間で対となる探索用マーカー像どうしの対応付けを行い、(f)対応付けがなされた3つの探索用マーカー像について、一対のカメラを用いた三角測量により空間上に定義される絶対座標系上での各探索用マーカーの絶対座標を算出し、(g)算出された3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標から探索用マーカー間の距離を算出し、(h)先に定めた物体固定座標系上での各マーカーの座標から求まる各マーカー間の距離と、算出された3つの探索用マーカー間の距離との関係に基づいて、これら3つの探索用マーカーが、それぞれ物体上に取り付けられたマーカー群のうちのいずれであるかを特定するマーカー識別を行い、(i)マーカー識別により特定された3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標と物体固定座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度を特定するようにしている。
探索用マーカー像が一対のカメラのそれぞれの画像に映し出されると、各カメラの位置や各カメラの撮影方向の情報、および、2つの画像に映る各探索用マーカー像の位置関係から幾何学的な予測(例えばエピポーラ幾何学による予測)により、2つの画像間で対となる探索用マーカーの組を対応付けすることができる。
この段階では、それぞれの画像間での探索用マーカーの組が特定されるだけであり、3つの探索用マーカーのいずれであるかまでは識別できない。
2つの画像間で対となる探索用マーカーの組が特定されると、それぞれの探索用マーカーについての各カメラからの方向角が特定できるので、カメラ間距離とこれら方向角とからいわゆる三角測量を行うことにより、それぞれの探索用マーカーの絶対座標を算出することができる。
3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標が算出されると、探索用マーカー間の距離を算出することができる。これを、先に定めた物体固定座標系上での各マーカーの座標から求めた各マーカー間の距離と比較する。3つの探索用マーカーを結ぶ三角形は、正三角形を形成しないようにしてあるので、少なくともいずれか1辺の長さが他の2辺と異なり、3つの探索用マーカー間の距離の違いに基づいて、それぞれの探索用マーカーが物体上に取り付けられたマーカー群のうちのいずれであるかを特定することができる。
そして3つの探索用マーカーが特定されると、3つの探索用マーカーそれぞれについて算出された絶対座標と予め定めてある物体固定座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度を算出することができる。
このようにして、絶対座標系に対する物体の位置と角度とを求めることにより、物体の動きをモニタリングする。
(他の課題を解決するための手段および効果)
これにより、物体が時々刻々変化して画像上に映るマーカーが変化した場合でも、その時点で一対のカメラの各画像に同時に映る3つの新探索マーカーに基づいて、物体の位置や角度を算出することができる。
これによれば、カメラと物体との距離を近くすることができるので、場所をとらずにモニタリングすることができる。また、カメラと物体との距離を近くすることにより、物体に取り付けたマーカーの画像上の位置を正確に測定することができ、モニタリングの精度を高めることができる。
これによれば、物体がいずれの方向を向いていても、一対のカメラに3つのマーカーを映すことができ、これらを探索用マーカーとして物体の位置、角度を算出することができるので、物体の向きについて制限を受けることなく、モニタリングすることができる。
予定位置とマーカー位置との距離が一定以下である場合に、マーカーを特定することにより、精度よくマーカー識別を行うことができる。
図1は本発明の一実施形態であるヘッドモーショントラッカの概略構成を示す図である。
このヘッドモーショントラッカ10は、ステレオ視ができるように距離dを隔てて並ぶように設置される一対のカメラ12、14と、ヘルメット16と、ヘルメット16の外側表面に取り付けた少なくとも4つ以上のLED群18(マーカー群)と、コンピュータにより構成される制御演算部20とから構成される。
カメラ12、14は、ヘルメット16の全体像(カメラに面する側の全体像)が視野内に入るように、少し距離を隔てた位置に設置してもよい。この場合は、ヘルメット16に取り付けるLEDの数を比較的少なくしても、カメラ12、14の視野内に3つのLEDを含ませることができる。
LED群18の各LEDのヘルメット上の位置、すなわちヘルメット上に固定された座標系(ヘルメット座標系)での各LEDの座標は測定してあり、したがって各LED間の距離は既知にしてある。
探索用マーカー対応付け部22は、一対のカメラ12、14による2つの画像それぞれに映る3つの探索用のLED像(探索用マーカー像)に対し、エピポーラ幾何学に基づく予測により、画像間で対となる探索用LED像どうしの対応付けを行う。
探索用マーカー絶対座標算出部23は、対応付けがなされた3つの探索用LED像について、カメラ位置と画像に映し出された探索用LED像位置との関係から、各探索用LED絶対座標を算出する。
探索用マーカー間距離算出部24は、算出された3つの探索用LEDそれぞれの絶対座標から探索用LED間の距離を算出する。
探索用マーカー識別部25は、ヘルメット座標系(物体固定座標系)上での各LEDの座標から求めた各LED間の距離と、算出した3つの探索用LED間の距離との関係に基づいて、3つの探索用LEDが、それぞれ物体上に取り付けられたLED群18のうちのいずれであるかを特定するマーカー識別を行う。
物***置・角度特定部26は、マーカー識別により特定された3つの探索用LEDそれぞれの絶対座標とヘルメット座標系(物体固定座標系)上での座標とに基づいて、絶対座標系に対するヘルメット16(物体)の位置と角度を特定する。
図2は、ヘッドモーショントラッカ10により測定対象物体の位置、角度をモニタリングする際の動作フローを示す図である。
この段階では、画像A、B内に映る3つのLED像は、それぞれがLED18a、18b、18cのいずれかであることは判明しているが、それぞれのLED像が、3つのうちのどれであるかは特定されていない。
カメラ12の撮影方向とカメラ14の撮影方向とが定まった状態で、カメラ12の画像Aには、点灯中のLED18a、18b、18cのいずれかであるLED18x(LED18y、LED18zは図示を省略する)が映し出されているとする。このときカメラ12とLED18xとを結ぶ仮想直線Lが存在するとして、これをカメラ14で映したとすると、カメラ14の画像B上に仮想直線LBが映し出されることになる。画像B上の仮想直線LBの位置は、画像A内でのLED18xが映る位置、および、カメラ12の撮影方向とカメラ14の撮影方向との関係に基づいて一意的に定まる。そして、LED18xの像は、この仮想直線LB上のいずれかの位置に存在することになる。したがって、画像B上に映し出される点灯中のLED像のうちで、仮想直線LB上に存在するものがあれば、それがLED18xの像であると特定することができる。同様に、他の2つのLED18yの像、LED18zの像についても特定することにより、画像Aと画像Bとに映し出される3つのLED18x、LED18y、LED18zの組の対応付けを行うことができる。
LED18xの絶対座標は、カメラ12からLED18xへの方向角αxと、カメラ14からLED18xへの方向角βxと、カメラ間距離dとがわかれば一意的に算出できる。方向角αxは、カメラ12の撮影方向と、画像AにおけるLED18xの位置とにより定めることができ、同様に方向角βxは、カメラ14の撮影方向と、画像BにおけるLED18xの位置とにより定めることができる。また、カメラ間距離dは既知であることから、αx、βx、dからLED18xの絶対座標が算出される。同様に、LED18y、LED18zについても絶対座標が算出される。
以上の演算処理により、ヘルメット16の空間(絶対座標)に対する位置、角度を決定し、ヘルメットの位置や向きを特定することができる。
図7は本発明の他の一実施形態であるヘッドモーショントラッカ30の概略構成を示す図である。図7において、図1と同じ構成部分については同符号を付すことにより説明を省略する。
実施形態2は、実施形態1にさらに機能が追加されたものであり、制御演算部40には、追加機能を実施するための全マーカー絶対座標算出部41、全マーカー予定位置算出部42、全マーカー識別部43、新探索用マーカー絶対座標算出部44、物***置・角度再特定部45が付加されている。実施形態2では、ヘルメット16に取り付けた全LED(全マーカー)を識別し、これらのなかから新探索用マーカーを抽出した上で、新探索用マーカーにより、時々刻々変化するヘルメットの位置や角度をモニタリングするものである。
全マーカー予定位置算出部42は、絶対座標が算出された全LED(全マーカー)について、2つのカメラ12、14の画像A、B上での各LEDがそれぞれ映る予定位置を算出する。
全マーカー識別部43は、全LEDを点灯して、2つの画像A、B上の予定位置と、実際に画像A、Bに映るマーカー像位置との対応付けにより、全LEDについてのマーカー識別を行う。
新探索用マーカー絶対座標算出部44は、識別されたLEDのうちでカメラ12、14の2つの画像A、Bに同時に映る3つのLEDを新探索用LED(新探索用マーカー)として抽出し、カメラ位置と画像A、Bに映し出された新探索用LED像位置との関係から、これら3つの新探索用LEDの絶対座標を算出する。
物***置・角度再特定部45は、3つの新探索用LEDそれぞれの絶対座標とヘルメット座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度を再び特定することにより、時々刻々変化する位置と角度とをモニタリングする。
なお、マーカー識別の際に、たとえ1つでもLED像が予定位置から一定距離外に外れている場合(例えばヘルメットが高速かつ大きく変化した場合)は、対応付けは行われず、無視される。
続いて、3つの新探索用LED(新探索用マーカー)の像が2台のカメラそれぞれの画像に映し出されているかを確認する(s215)。そして2台のカメラに同時に映し出されていないときは、直前にs209で求めた予定位置を利用することとして、s210に進み、以降の動作を繰り返す。
一方、2台のカメラに同時に映し出されているときは、s203に進み(新探索用マーカーは探索用マーカーと読み替える)、以降の動作を繰り返す。
以上の動作により、時々刻々変化するヘルメットの位置や角度の変化、すなわちヘルメットの動きを追尾することができる。
12、14 カメラ
16 ヘルメット
18 LED群(マーカー群)
20 演算制御部
21 探索用マーカー点灯部
22 探索用マーカー対応付け部
23 探索用マーカー絶対座標算出部
24 探索用マーカー間距離算出部
25 探索用マーカー識別部
26 物***置・角度特定部
30 ヘッドモーショントラッカ
40 演算制御部
41 全マーカー絶対座標算出部
42 全マーカー予定位置算出部
43 全マーカー識別部
44 新探索用マーカー絶対座標算出部
45 物***置・角度再特定部
Claims (7)
- (a)物体をステレオ視する一対のカメラを設置し、
(b)物体の外表面に少なくとも4つの点灯可能なマーカー群を取り付け、
(c)物体上に定義される物体固定座標系上での各マーカーの座標を定め、
(d)マーカー群のうち、一対のカメラそれぞれの画像に同時に映る3つのマーカーであって、この3つのマーカーを結んだ三角形が正三角形を形成しない位置関係となる3つのマーカーを探索用マーカーとして点灯し、
(e)各画像に映る3つの探索用マーカー像に対し、幾何学的な予測に基づいて、画像間で対となる探索用マーカー像どうしの対応付けを行い、
(f)対応付けがなされた3つの探索用マーカー像について、一対のカメラを用いた三角測量により空間上に定義される絶対座標系上での各探索用マーカーの絶対座標を算出し、
(g)算出された3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標から探索用マーカー間の距離を算出し、
(h)先に定めた物体固定座標系上での各マーカーの座標から求まる各マーカー間の距離と、算出された3つの探索用マーカー間の距離との関係に基づいて、これら3つの探索用マーカーが、それぞれ物体上に取り付けられたマーカー群のうちのいずれであるかを特定するマーカー識別を行い、
(i)マーカー識別により特定された3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標と物体固定座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度を特定することを特徴とする物体のモニタリング方法。 - 前記(a)から(i)の手順に続いて、
(j)物体の絶対座標系に対する位置および角度と、物体固定座標系上での各マーカーの座標とに基づいて、全マーカーの絶対座標を算出し、
(k)絶対座標が算出された全マーカーについて、一対のカメラの各画像上で各マーカーがそれぞれ映る予定位置を算出し、
(l)全マーカーあるいは探索用マーカーを除いた残りのマーカーを点灯して、各画像上の予定位置と実際に映るマーカー像位置との対応付けにより、全マーカーについてのマーカー識別を行い、
(m)識別されたマーカーのうちで一対のカメラの各画像に同時に映る3つのマーカーを新探索用マーカーとして抽出し、一対のカメラを用いた三角測量によりこれら3つの新探索用マーカーの絶対座標を算出し、
(n)3つの新探索用マーカーそれぞれの絶対座標と物体固定座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度を再び特定することを特徴とする請求項1に記載の物体のモニタリング方法。 - 前記(a)において、一対のカメラは物体の一部をステレオ視するように設置することを特徴とする請求項1に記載のモニタリング法。
- 前記(b)において、マーカー群を取り付ける物体上の位置は、一対のカメラで物体の一部を映したときに、常にこれらのマーカー群のうち少なくとも3つのマーカーが同時に一対のカメラのそれぞれに映るように、マーカー群を物体の外表面全体に分散させて配置することを特徴とする請求項3に記載のモニタリング法。
- 前記(l)において、予定位置とマーカー像位置との対応付けは、両者の間の距離に基づいて行うことを特徴とする請求項2に記載のモニタリング方法。
- 物体のステレオ視を行う一対のカメラと、物体の外表面に取り付けられる少なくとも4つの点灯可能なマーカー群と、一対のカメラおよびマーカー群の制御と物体の位置や角度を求める演算とを行う制御演算部とを備えたモーショントラッカであって、
マーカー群は、物体上に定義される物体固定座標系上での各マーカーの座標が定められ、
制御演算部は、マーカー群のうち、一対のカメラそれぞれの画像に同時に映る3つのマーカーであってこれら3つのマーカーを結んだ三角形が正三角形を形成しない位置関係となる3つのマーカーを探索用マーカーとして点灯し、各画像に映る3つの探索用マーカー像に対し、幾何学的な予測に基づいて、画像間で対となる探索用マーカー像どうしの対応付けを行い、対応付けがなされた3つの探索用マーカー像について、一対のカメラを用いた三角測量により空間上に定義される絶対座標系上での各探索用マーカーの絶対座標を算出し、算出された3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標から探索用マーカー間の距離を算出し、先に定めた物体固定座標系上での各マーカーの座標から求まる各マーカー間の距離と算出した3つの探索用マーカー間距離との関係に基づいてこれら3つの探索用マーカーがそれぞれ物体上に取り付けられたマーカー群のうちのいずれであるかを特定してマーカーを識別し、識別された3つの探索用マーカーそれぞれの絶対座標と物体固定座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度とを特定する演算を行うことを特徴とするモーショントラッカ。 - 前記制御演算部は、さらに、特定された物体の絶対座標系に対する位置および角度と、物体固定座標系上での各マーカーの座標とに基づいて、全マーカーの絶対座標を算出し、絶対座標が算出された全マーカーについて、一対のカメラの各画像上で各マーカーがそれぞれ映る予定位置を算出し、全マーカーあるいは探索用マーカーを除いた残りのマーカーを点灯して、算出された各画像上の予定位置と実際に映るマーカー像位置との対応付けにより、全マーカーについてのマーカー識別を行い、識別されたマーカーのうちで一対のカメラの各画像に同時に映る3つのマーカーを新探索用マーカーとして抽出し、カメラ位置と画像に映し出された新探索用マーカー像位置との関係からこれら3つの新探索用マーカーの絶対座標を算出し、3つの新探索用マーカーそれぞれの絶対座標と物体固定座標系上での座標とに基づいて、絶対座標系に対する物体の位置と角度を再び特定することを特徴とする請求項6に記載のモーショントラッカ。
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