JP4395758B2 - 部品保持装置 - Google Patents
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Description
ハウジング内に組付けるフロントサブアッシー保持装置に適用した例を示す。
本実施形態における自動変速機の構成を図1〜図6を参照して説明する。図1は、自動変速機の断面図である。図2は、フロントサブアッシー組付け前の自動変速機の断面図である。図3は、フロントサブアッシー組付け後の自動変速機の断面図である。図4は、フロントサブアッシーの構成部品の説明図である。図5は、バンドブレーキの上面図である。図6は、バンドブレーキの部分拡大図である。なお、本実施形態における自動変速機は、フロントエンジン・フロントドライブ(FF)車、または、リアエンジン・リアドライブ(RR)車に適用されるものを挙げている。また、自動変速機の構成については、例えば、特開2000−220704号公報などにより公知であるので、詳細な説明は省略し、ここでは概略のみについて説明する。
(2.1)フロントサブアッシー保持装置の構成
次に、本発明のフロントサブアッシー保持装置の一実施形態の構成について、図7〜図9を参照して説明する。図7は、フロントサブアッシー保持装置の上面図である。図8は、フロントサブアッシー保持装置の側面図である。図9は、フロントサブアッシー保持装置の側面の部分拡大図である。なお、図7〜図9は、フロントサブアッシーを保持する前の状態を示すものである。
本体部10と、回動部11(第1回動部)と、回動力伝達部12と、掛止部13と、嵌合調整部14(第2回動部)と、位置決め部15(位置決め部)とから構成されている。
支持するものである。本体部10は、支持部材10a(基部)と、把持部材10b、10cと、結合部材10dと、係止部材10eとから構成されている。 支持部材10aは、回動部11と、掛止部13と、嵌合調整部14とを支持する略円板状の部材である。支持部材10aの上面には、後述する回動部11の回動部材11aが嵌り、垂直軸周りに回動可能に支持する略円形状の凹部10fが設けられている。また、支持部材10aの周縁部には、掛止部13を垂直軸周り回動可能に支持する貫通孔が設けられている。さらに、支持部材10aの中央部には、嵌合調整部14を垂直軸周りに回動可能に支持する貫通孔が設けられている。 把持部材10b、10cは、フロントサブアッシー保持装置1を持ち上げるときに把持するとともに、位置決め部15を支持する円柱状の部材である。把持部材10b、10cの一端は、支持部材10aに固定されている。把持部材10b、10cの他端は、長方形板状の結合部材10dで結合されている。係止部材10eは、バンドブレーキ22eの係止部22jを係止する角柱状の部材である。係止部材10eは、支持部材10aの他端の周縁部に固定されている。
次に、フロントサブアッシー保持装置の動作について、図7〜図14を参照して説明する。図10は、別の状態におけるフロントサブアッシー保持装置の上面図である。図11は、別の状態におけるフロントサブアッシー保持装置の側面図である。図12は、別の状態におけるフロントサブアッシー保持装置の側面の部分拡大図である。図13は、フロントサブアッシーの組付けの説明図である。図14は、別の状態におけるフロントサブアッシーの組付けの説明図である。なお、図10〜図12は、フロントサブアッシーを保持した後の状態を示すものである。図13は、フロントサブアッシーを保持したフロントサブアッシー保持装置を自動変速機に取付けた状態を示すものである。図14は、フロントサブアッシー保持装置からフロントサブアッシーを開放した状態を示すものである。
次に、フロントサブアッシー保持装置の効果について説明する。フロントサブアッシー保持装置1は、回動部材11aを回動させることで、掛止部材13d〜13fによってフロントサブアッシー22の下面を掛止して確実に保持することができる。また、掛止部材13d〜13fが、支持部材10aの垂直軸周りに回動して、フロントサブアッシー22の外周面側からではなく下面を掛止するため、ハウジング26とフロントサブアッシー22との間の限られた空間においても、フロントサブアッシー22を保持し組付けることができる。
入力軸22a、プラネタリギア22b、クラッチ22c、22d、ブレーキ22eを確実に保持することができる。
本実施形態においては、本発明に係る部品保持装置を、フロントサブアッシー22を保持して自動変速機2に組付けるフロントサブアッシー保持装置1に適用した例を挙げているが、これに限られるものではない。本発明の部品保持装置は、本発明を逸脱しない範囲であれば、複数の部材からなる被保持部材を保持するあらゆる用途に適用することができる。
Claims (4)
- 基部と、前記基部に支持され前記基部に立つ軸周りに外力によって回動する第1回動部と、前記第1回動部の回動力を伝達する回動力伝達部と、前記基部に支持され前記回動力伝達部を介して伝達される回動力によって前記基部に立つ軸周りに回動して、複数の部材を仮組みして構成される被保持部材であって、前記被保持部材の前記複数の部材のうち、他の部材を保持する部材の下面を掛止する掛止部と、前記基部に支持され前記被保持部材の前記複数の部材のうち互いに嵌合するいずれかの部材を前記基部に立つ軸周りに外力によって回動させる第2回動部とを備えることを特徴とする部品保持装置。
- 前記掛止部に掛止された前記被保持部材を所定位置に位置決めする位置決め部を備えることを特徴とする請求項1に記載の部品保持装置。
- 前記第1回動部は、前記被保持部材の前記複数の部材のうち少なくともいずれかの周面に設けられた突起部を回動方向に押圧する押圧部材を備えることを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の部品保持装置。
- 前記回動力伝達部は、前記第1回動部に設けられた突起部材と、前記掛止部の回動部材に回動中心が固定され、前記突起部材に係合するリンク部材とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の部品保持装置。
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