JP4394631B2 - 欠陥検査方法およびその装置 - Google Patents
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従来技術1には、基板の表面の所望特性を記憶する記憶手段と、検査しようとしている基板の表面のある領域をほぼ均一に照明する照明手段と、この照明手段で照明された基板の領域を結像するTDIセンサ手段と、記憶手段およびセンサ手段に応答して基板の結像領域を基板の記憶された所望特性と比較する比較手段とを包含し、基板の表面特性を検査する検査装置が記載されている。
また、従来技術3には、照明手段、検出光学系、空間フィルタユニット、検出器、オペアンプ、およびA/D変換器より構成される検出ヘッドと、ピッチ検出手段と、オペレータ処理系と、異物データメモリと、大異物データメモリと、パターンメモリと、ソフト処理系と、パラメータ伝達手段と、異物メモリと、座標データ作成手段と、マイクロコンピュータとより構成される異物検査装置が記載されている。
また、従来技術5には、光源から照射された光の強度分布に対して複数の曲線状透過部を形成したシェーディング補正板により直線状の幅方向にほぼ同じ位相分布にして直線状の長手方向に照明強度がほぼ一様になるように補正して集光光学系により繰り返しチップが形成された試料上に斜め方向から前記直線状に集光して照射する照明光学系と、該照明光学系で照射された試料上からの散乱反射光をリニアイメージセンサで受光して信号に変換する検出光学系と、該検出光学系のリニアイメージから変換された信号を繰り返すチップ間で比較して不一致により試料上の異物として検査するチップ間比較手段とを備えた異物検査装置が記載されている。
また、本発明の他の目的は、通常の安価な光源から出射されるガウスビーム光束の光量を有効利用し、しかも検出光学系において光軸から離れるに従ってMTFが低下するのに伴って被検査対象基板上の検出領域の周辺部における照度不足を解消し、0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥をも、高感度で、且つ高速で検査できるようにした欠陥検査装置およびその方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ランプ光源から発生する光を光量を有効利用し、しかも検出光学系において光軸から離れるに従ってMTFが低下するのに伴って被検査対象基板上の検出領域の周辺部における照度不足を解消し、0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥をも、高感度で、且つ高速で検査できるようにした欠陥検査装置を提供することにある。
即ち、本発明は、検出領域の最外周(周辺部)で最大の照度(中央の照度に対して約60%程度の照度)が得られるように整形されたガウスビーム光束を被検査対象基板上の検出領域に対して照明することにより、検出器内の周辺部における感度(S/N)を向上させ、高感度で、且つ高速で、上記検出領域に存在する微小異物等の欠陥を検査できるようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、回路パターンが形成された被検査対象基板上における検出領域に対して、照明光学系により前記検出領域の中心部の照度に対する検出領域の周辺部の照度の比が0.46〜0.73程度(更に好ましくは0.54〜0.67程度)になるように前記検出領域の光軸を中心とする周辺部間の長さに径もしくは長軸長さを適合させて整形されたガウスビーム光束で照明し、該整形されたガウスビーム光束で照明された被検査対象基板上の検出領域から得られる光像を検出光学系により前記検出領域に対応する受光面を有する検出器の該受光面に結像させて該検出器から前記検出領域に対応する画像信号を検出し、該検出される画像信号に基いて前記検出領域に存在する異物等の欠陥を検査することを特徴とする欠陥検査方法である。
また、本発明は、前記欠陥検査方法において、検出器がTDIイメージセンサであることを特徴とする。
また、本発明は、前記欠陥検査方法において、整形されたガウスビーム光束を、前記被検査対象基板上の照明領域に対して斜め方向から照明することを特徴とする。
また、本発明は、回路パターンが形成された被検査対象基板上における検出領域に対して、照明光学系によりDUVビーム光束で照明し、該DUVビーム光束で照明された被検査対象基板上の検出領域から得られる光像を検出光学系により前記検出領域に対応する受光面を有し、DUV光に感度を有するTDIイメージセンサの前記受光面に結像させて該TDIイメージセンサから前記検出領域に対応する画像信号を検出し、該検出される画像信号に基いて前記検出領域に存在する異物等の欠陥を検査することを特徴とする欠陥検査方法である。
また、本発明は、回路パターンが形成された被検査対象基板上における検出領域に対して、前記検出領域の光軸から周辺部までの長さをほぼ標準偏差とするガウス分布からなる照度分布を有するように整形されたガウスビーム光束で照明する照明光学系(照明光源も含む)と、該照明光学系によりガウスビーム光束で照明された被検査対象基板上の検出領域から得られる光像を前記検出領域に対応する受光面を有する検出器の該受光面に結像させて該検出器から前記検出領域に対応する画像信号を検出する検出光学系と、該検出光学系の検出器から検出される画像信号に基いて前記検出領域に存在する異物等の欠陥の存否を判定する信号処理系とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置である。
また、本発明は、前記欠陥検査装置において、照明光学系は、ガウスビーム光束をスリット状に形成する光学要素を有し、更に、前記被検査対象基板を前記スリット状のガウスビーム光束の長手方向に対して交差する方向に相対的に移動させる移動手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記欠陥検査装置において、検出光学系における検出器をTDIイメージセンサで構成することを特徴とする。
また、本発明は、前記欠陥検査装置において、照明光学系は、ガウスビーム光束を、前記被検査対象基板上の照明領域に対して斜め方向から照明するように構成したことを特徴とする。
また、本発明は、回路パターンが形成された被検査対象基板上における検出領域に対して、照明光学系によりDUVビーム光束で照明する照明光学系と、該照明光学系によりDUVビーム光束で照明された被検査対象基板上の検出領域から得られる光像を検出光学系により前記検出領域に対応する受光面を有し、DUV光に感度を有するTDIイメージセンサ(例えば基板を薄くして裏面側から入射させるように構成する。)の前記受光面に結像させて該TDIイメージセンサから前記検出領域に対応する画像信号を検出する検出光学系と、該検出光学系の検出器から検出される画像信号に基いて前記検出領域に存在する異物等の欠陥の存否を判定する信号処理系とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置である。
また、本発明は、ランプ光源と、該ランプ光源から発生する光の配向特性を利用して検出領域の周辺部における照度を中心部の照度に比べて高めてビーム光束を出射するロットレンズとを有し、回路パターンが形成された被検査対象基板上における検出領域に対して、前記ロットレンズから出射されるビーム光束で照明する照明光学系と、該照明光学系によりビーム光束で照明された被検査対象基板上の検出領域から得られる光像を検出光学系により前記検出領域に対応する受光面を有する検出器の該受光面に結像させて該検出器から前記検出領域に対応する画像信号を検出する検出光学系と、該検出光学系の検出器から検出される画像信号に基いて前記検出領域に存在する異物等の欠陥の存否を判定する信号処理系とを備えたことを特徴とする欠陥検査装置である。
また、前記構成によれば、通常の安価な光源から出射されるガウスビーム光束の光量を有効利用し、しかも検出光学系において光軸から離れるに従ってMTF(Modulation Transfer Function)が低下するのに伴って被検査対象基板上の検出領域の周辺部における照度不足を解消し、0.1〜0.5μm程度の微小異物は固より0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥をも、高感度で、且つ高速で検査することができる。
また、前記構成によれば、ランプ光源から発生する光を光量を有効利用し、しかも検出光学系において光軸から離れるに従ってMTFが低下するのに伴って被検査対象基板上の検出領域の周辺部における照度不足を解消し、検出領域に存在する0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥をも、高感度で、且つ高速で検査することができる。なお、検出領域は、被検査対象基板上を移動されることになる。
また、本発明によれば、検出光学系における光軸から離れるに従ってMTFが低下するのに適合させてTDIイメージセンサ等の検出器で検出する検出領域の周辺部における照度を増大させて照明の効率向上を図ることによって安価な光源を用いて、LSIウエハ等の被検査対象基板上の0.1〜0.5μm程度の微小異物は固より0.1μm程度以下の極微小な異物や欠陥をも高感度で、且つ高スループットで検出することができる効果を奏する。
また、本発明によれば、ランプ光源から発生する光を光量を有効利用し、しかも検出光学系において光軸から離れるに従ってMTFが低下するのに伴って被検査対象基板上の検出領域の周辺部における照度不足を解消し、0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥をも、高感度で、且つ高速で検査することができる効果を奏する。
半導体素子は益々極微細化が進む一方で、歩留まりも一層向上させることが要求されている。従って、このような半導体素子を製造するための半導体ウエハ等の半導体基板には、0.3〜0.2μm以下の極微細化された回路パターンが形成されている関係で、半導体基板上に存在する異物等の欠陥が0.1μm程度以下の極微小な分子もしくは原子レベルに近いものが存在しても半導体素子として動作不良の原因となる状況である。
このような状況にあるため、本発明に係る欠陥検査装置およびその方法は、0.3〜0.2μm程度以下の極微細化された回路パターンが存在する半導体ウエハ等の半導体基板上に存在する極微小の異物等の欠陥を、高感度で、且つ高速で検査できることが要求されてきている。
図1には、本発明に係る異物等の欠陥検査装置の第1の実施例の概略構成を示した図である。図2は、その照明光学系の一実施例を示した図である。
即ち、異物等の欠陥検査装置は、半導体ウエハ(半導体基板)等のように極微細化された回路パターンが形成された被検査対象基板1を載置するステージ201と、半導体レーザ、アルゴンレーザ、YAG−SHGレーザ、エキシマレーザ等のレーザ光源、またはキセノンランプ、水銀ランプ等の放電管、またはハロゲンランプ等のフィラメント光源等から構成される照明光源101と、該照明光源101から出射された高輝度の光を、斜め方向から、図3に示すように照度としてほぼガウス分布をもつスリット状のガウスビーム光束(照明領域2)107で被検査対象基板1上に照明する照明光学系102と、対物レンズを含む結像レンズ系等で構成され、検出領域3から反射、回折、あるいは散乱した光を結像させる検出光学系301と、TDI(Time Delay Integration)イメージセンサ、CCDイメージセンサ等から構成され、検出領域3に対応する受光面を有する検出器302と、該検出器302から検出される同じ回路パターンの画像信号同志を比較をして不一致により異物等の欠陥を検出する信号処理系401とによって構成される。なお、この欠陥検査装置には、被検査対象基板1の表面を検出器302の受光面に結像させるように自動焦点制御系を備えている。また、検出光学系301としては、特開平6−258239号公報や特開平6−324003号公報に記載されているように、フーリエ変換レンズ、被検査対象基板上に形成されたピッチの小さな繰り返しパターンからの回折光を遮光する空間フィルターユニット、およびフーリエ変換レンズで構成してもよい。
このように、TDIイメージセンサ302aを用いることによって、微小異物等の欠陥から生じる散乱光あるいは回折光の照度の総和(光量=照度×時間)をとることができ、感度を向上させることができる。また、一度にスリット状のビーム光束107を照射領域2に照射し、TDIイメージセンサ302aのラインレートrtと同期させて被検査対象基板1をy軸方向に移動させながら、TDIイメージセンサで検出領域3について受光することによって、広い幅Hを有する検出領域3に存在する微小異物等の欠陥を、高速に検査をすることができる。
このように被検査対象基板1上での各画素サイズを1μm×1μm程度以下にするためには、TDIイメージセンサの各画素サイズが例えば27μm×27μmの場合、対物レンズ等の検出光学系301の結像倍率Mを約27倍程度以上にすればよく、実現することは可能となる。なお、TDIイメージセンサ302aとして26×4096CCD撮像センサで構成したものと使用すると、検出領域3はW=26μm程度以下、H=4096μm程度以下となる。
即ち、本発明は、具体的には、照明光源101および照明光学系102によりガウス分布の照度を有するスリット状のビーム光束107で被検査対象基板1の照射領域2に照射する際、検出領域3の周辺部での照度が最大になるように照明光学系102を調整(制御)して照明の幅を決定する。ここで、スリット状のビーム光束107の照度がガウス分布の場合、図3に示すように次に示す(数1)式になるので、照明領域の最外周で照度が最大になるのは、次に示す(数2)式のときとなる。
いずれにしても、検出領域3において中心部(光軸303)の照度f(0)に対する周辺部(外周部)の照度f(x0)の比が、0.46〜0.73になるようにガウスビーム光束107を照明光学系102によって整形することによって、照明光源101から出射されるビームを有効に活用して検出領域3の周辺部における照度を最大に近づけることが可能となる。
また、図6に示すグラフには、照明光源101から出射される照度の総和である光量を変えずに、照明の幅、即ち標準偏差σをσ=0.5、σ=1、σ=2と変えたときの検出領域3のx軸方向の座標x0における照度(単位面積当たりの光量)f(x0)の変化を示した。
なお、実際は、検出器302として、TDIイメージセンサや2次元リニアイメージセンサを用いる場合、光軸303から最も離れてMTFが最も低下する画素は、検出領域3の角部(TDIイメージセンサの場合図4に示す角部に位置する画素302acが対応する。)に位置するものとなるため、上記x0として、√((H/2)2+(W/2)2)にすることが望まれる。Wを無視することができれば、x0=(H/2)となる。HおよびWは、被検査対象基板上における検出領域3のx軸方向の幅(長さ)およびy軸方向の幅を示す。TDIイメージセンサや2次元リニアイメージセンサにおける受光領域(撮像領域)におけるx軸方向の幅は(H×M)、y軸方向の幅は(W×M)で示されることになる。なお、Mは、結像光学系301による結像倍率を示す。
ここで、重要なことは、検出領域3の周辺部での照度(光量)をほぼ最大にすることであって、そのための手段は、上記実施例では、照明光学系102で照明の幅を変えているが、他の手段、たとえば、照明光学系102によって照明の2次光源の形状を変える、あるいは、2次光源を形成するフーリエ変換の位置での大きさを変える等の手段であっても良い。
図5には、本発明に係る欠陥検査装置の第2の実施例の概略構成を示した図である。この第2の実施例は、照明光学系を落射照明で構成する。そして、照明光源701にはDUV(遠紫外線)レーザ(例えばエキシマレーザKrF=248nm、エキシマレーザArF=193nm)を用いる。このようにDUV(遠紫外線)レーザは、波長が短いため、高分解能を有し、0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥からの散乱光もしくは回折光に基づく光像が得られることになる。そこで、照明光学系702は、DUVレーザ等の照明光源701と、照明光の偏光を設定するための偏光制御光学系703と、対物レンズ711の瞳717上にレーザ光を走査する瞳走査照明光学系704と、ハーフミラー(1)705とによって構成する。検出光学系710の基本構成は、対物レンズ711と、結像レンズ712と、拡大光学系713と、イメージセンサの前に検出光の偏光を設定するための偏光検出光学系714と、DUV量子効率が10%程度以上のイメージセンサ715とで構成される。更に、検出光路の途中に、ハーフミラー(2)721を設置し、試料1の表面を対物レンズ711の焦点に合せるための自動焦点系722を配置する。更に、ハーフミラー(3)731を設置し、対物レンズ711の瞳位置をレンズ(1)732及び瞳観察光学系733により観察可能に構成する。更に、ハーフミラー(4)741を設置し、試料上のパターンをレンズ(2)742及びアライメント光学系743により観察してアライメントできるように構成する。
以上説明したように、信号処理系401において、0.1μm程度以下の極微小な異物等の欠陥を虚報から弁別して検査することができる。
Claims (10)
- レーザ光源から発射したレーザビームをビーム整形手段により一方向に長いスリット状に整形し、該ビーム整形手段により整形したスリット状のレーザビームを試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射し、該照射による前記試料上のスリット状の照明領域のうち試料上の検出領域からの反射散乱光を対物レンズを介して結像させ、該結像させた前記試料上の検出領域からの反射散乱光の像をリニアイメージセンサで撮像し、該撮像して得た検出画像を、前記試料上の検出領域に対応する参照領域から前記リニアイメージセンサで撮像して得られる参照画像と比較して欠陥を検出する方法であって、
前記スリット状のレーザビームは該スリット状の長手方向の強度分布が前記試料上の検出領域の長手方向の両端部間の長さ(H)の半分(x 0 )をほぼ標準偏差(σ)とするガウス分布を有し、該スリット状のレーザビームを前記試料上のスリット状の照明領域に対して前記斜め方向から照射する際前記リニアイメージセンサで撮像される前記試料上の検出領域の長手方向の両端部(x 0 )における照明強度f(x 0 )が中央部の照明強度f(0)に対して0.46〜0.73の範囲内で前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布が整形して設定されることを特徴とする欠陥検査方法。 - レーザ光源から発射したレーザビームを一方向に長いスリット状に整形し、該整形したスリット状のレーザビームを試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射し、該照射による前記試料上のスリット状の照明領域のうち試料上の検出領域からの反射散乱光を対物レンズを介して結像させ、該結像させた前記試料上の検出領域からの反射散乱光の像をリニアイメージセンサで撮像し、該撮像して得た検出画像を、前記試料上の検出領域に対応する参照領域から前記リニアイメージセンサで撮像して得られる参照画像と比較して欠陥を検出する方法であって、
前記スリット状のレーザビームは該スリット状の長手方向の強度分布が前記試料上の検出領域の長手方向の両端部間の長さ(H)の半分(x 0 )をほぼ標準偏差(σ)とするガウス分布を有し、該スリット状のレーザビームを前記試料上のスリット状の照明領域に対して前記斜め方向から照射する際該試料上のスリット状の照明領域の長手方向の長さ(Lx)が可変であり前記リニアイメージセンサで撮像される前記試料上の検出領域の長手方向の両端部(x 0 )における照明強度f(x 0 )が中央部の照明強度f(0)に対して0.46〜0.73の範囲内で前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布が整形して設定されることを特徴とする欠陥検査方法。 - レーザ光源から発射したレーザビームを一方向に長いスリット状に整形し、該整形したスリット状のレーザビームを試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射し、該照射による前記試料上のスリット状の照明領域のうち試料上の検出領域からの反射散乱光を対物レンズを介して結像させ、該結像させた反射散乱光の像をリニアイメージセンサで撮像し、該撮像して得た検出画像を、前記試料上の検出領域に対応する参照領域から前記リニアイメージセンサで撮像して得られる参照画像と比較して欠陥を検出する方法であって、
前記スリット状のレーザビームは該スリット状の長手方向の強度分布が前記試料上の検出領域の長手方向の両端部間の長さ(H)の半分(x 0 )をほぼ標準偏差(σ)とするガウス分布を有し、該スリット状のレーザビームを前記試料上のスリット状の照明領域に対して前記斜め方向から照射する際前記リニアイメージセンサで撮像される前記試料上の検出領域の長手方向の両端部(x 0 )における照明強度f(x 0 )が中央部の照明強度f(0)に対して0.46〜0.73の範囲内で前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布が整形して設定され、前記リニアイメージセンサで前記試料上の検出領域を撮像して得た前記検出画像を、該試料上の検出領域に対応する参照領域から前記リニアイメージセンサで撮像して得られる前記参照画像と比較することにより前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布の影響を受けることなく欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査方法。 - 前記レーザ光源から発射されるレーザビームがDUVレーザビームであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の欠陥検査方法。
- 前記試料上に照射されるスリット状のレーザビームは、偏光が制御されたスリット状のレーザビームであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の欠陥検査方法。
- レーザビームを発射するレーザ光源と、該レーザ光源から発射されたレーザビームを一方向に長いスリット状のレーザビームに整形するビーム整形手段と、該ビーム整形手段により整形されたスリット状のレーザビームを試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射する照射手段と、該照射手段により前記スリット状のレーザビームが照射された前記試料上のスリット状の照明領域のうち試料上の検出領域からの反射散乱光を対物レンズを介して結像させる結像手段と、該結像手段で結像させた前記試料上の検出領域からの反射散乱光の像をリニアイメージセンサで撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像して得た検出画像を、前記試料上の検出領域に対応する参照領域から前記撮像手段で撮像して得られる参照画像と比較して欠陥を検出する画像処理手段とを備えた欠陥検査装置であって、
前記ビーム整形手段は、前記レーザ光源から発射されたレーザビームを長手方向の強度分布が前記試料上の検出領域の長手方向の両端部間の長さ(H)の半分(x 0 )をほぼ標準偏差(σ)とするガウス分布を有する前記一方向に長いスリット状のレーザビームに整形し、かつ、該整形したスリット状のレーザビームを前記試料上のスリット状の照明領域に照射する際前記撮像手段のリニアイメージセンサにより撮像される前記試料上の検出領域の長手方向の両端部(x 0 )における照明強度f(x 0 )が中央部の照明強度f(0)に対して0.46〜0.73の範囲内で前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布が整形して設定されることを特徴とする欠陥検査装置。 - レーザビームを発射するレーザ光源と、該レーザ光源から発射されたレーザビームを一方向に長いスリット状のレーザビームに整形するビーム整形手段と、該ビーム整形手段により整形されたスリット状のレーザビームを試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射する照射手段と、該照射手段により前記スリット状のレーザビームが照射された前記試料上のスリット状の照明領域のうち試料上の検出領域からの反射散乱光を対物レンズを介して結像させる結像手段と、該結像手段で結像させた前記試料上の検出領域からの反射散乱光の像をリニアイメージセンサで撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像して得た検出画像を、前記試料上の検出領域に対応する参照領域から前記撮像手段で撮像して得られる参照画像と比較して欠陥を検出する画像処理手段とを備えた欠陥検査装置であって、
前記ビーム整形手段は、前記レーザ光源から発射されたレーザビームを長手方向の強度分布が前記試料上の検出領域の長手方向の両端部間の長さ(H)の半分(x 0 )をほぼ標準偏差(σ)とするガウス分布を有する前記一方向に長いスリット状のレーザビームに整形し、更に、該整形された前記スリット状のレーザビームを前記試料に対して前記斜め方向から照射する際前記試料上のスリット状の照明領域の長手方向の長さ(Lx)が可変であり前記リニアイメージセンサで撮像される前記試料上の検出領域の長手方向の両端部(x 0 )における照明強度f(x 0 )が中央部の照明強度f(0)に対して0.46〜0.73の範囲内で前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布が整形して設定される照明幅設定手段を含むことを特徴とする欠陥検査装置。 - レーザビームを発射するレーザ光源と、該レーザ光源から発射されたレーザビームを一方向に長いスリット状のレーザビームに整形するビーム整形手段と、該ビーム整形手段により整形されたスリット状のレーザビームを試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射する照射手段と、該照射手段により前記スリット状のレーザビームが照射された前記試料上のスリット状の照明領域のうち試料上の検出領域からの反射散乱光を対物レンズを介して結像させる結像手段と、該結像手段で結像させた前記試料上の検出領域からの反射散乱光の像をリニアイメージセンサで撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像して得た検出画像を、前記試料上の検出領域に対応する参照領域から前記撮像手段で撮像して得られる参照画像と比較して欠陥を検出する画像処理手段とを備えた欠陥検査装置であって、
前記ビーム整形手段は、前記レーザ光源から発射されたレーザビームを長手方向の強度分布が前記試料上の検出領域の長手方向の両端部間の長さ(H)の半分(x 0 )をほぼ標準偏差(σ)とするガウス分布を有する前記一方向に長いスリット状のレーザビームに整形し、かつ、該整形したスリット状のレーザビームを前記試料上のスリット状の照明領域に対して斜め方向から照射する際前記撮像手段のリニアイメージセンサにより撮像される前記試料上の検出領域の長手方向の両端部(x 0 )における照明強度f(x 0 )が中央部の照明強度f(0)に対して0.46〜0.73の範囲内で前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布が整形して設定され、
前記画像処理手段は、前記ビーム整形手段により前記長手方向の照度分布が整形して設定された前記スリット状のレーザビームで照射された前記試料上の検出領域を前記撮像手段のリニアイメージセンサで撮像して得た前記検出画像を該試料上の検出領域に対応する参照領域から前記撮像手段で撮像して得られる前記参照画像と比較することにより前記スリット状のレーザビームの長手方向の照度分布の影響を受けることなく欠陥を検出することを特徴とする欠陥検査装置。 - 前記レーザ光源は、DUVレーザビームを発射することを特徴とする請求項6乃至8の何れか一つに記載の欠陥検査装置。
- 前記レーザ光源から発射されたレーザビームの偏光の状態を制御する偏光制御手段を更に備えることを特徴とする請求項6乃至8の何れか一つに記載の欠陥検査装置。
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JP2005308122A JP4394631B2 (ja) | 2005-10-24 | 2005-10-24 | 欠陥検査方法およびその装置 |
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