JP4393777B2 - Anti-Helicobacter pylori composition - Google Patents

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ヘリコバクター・ピロリ菌に対し、抗菌あるいは除菌効果を有し、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌及び胃悪性リンパ腫の予防・症状改善作用を有する組成物に関する。
【０００２】
【従来技術】
1983年に、ワーレンとマーシャルにより、慢性活動性胃炎患者の胃からヘリコバクター・ピロリ（Helicobacter pylori；以下、ピロリ菌という）という細菌が発見された。その後の人体摂取実験により、ピロリ菌は胃炎を発症させる原因と確認された。さらにピロリ菌の研究が進み、胃潰瘍や十二指腸潰瘍に関与しているのみならず、胃癌との関わりも示唆され、1994年には国際ガン研究機関がピロリ菌を確実な発癌要因に指定した。最近の国内調査でも、胃癌患者の8割がピロリ菌に感染していると報告され、ピロリ菌と疾病との関係が徐々に解明されてきている（例えば、非特許文献１参照）。
【０００３】
ピロリ菌が胃粘膜細胞を傷害するメカニズムについては、従来より種々の研究がなされており、ほぼ次の通りとされている。すなわち、ピロリ菌は他の大腸菌と同様に、例えば、口から入って胃に到達し、その有する鞭毛を使って粘液層を泳いで胃粘膜層に至り、胃粘膜細胞に接着（癒着）し、自らの産生するウレアーゼにより尿素を分解しアンモニアを生成して胃酸を中和し、好ましい生活環境を整備して増殖を開始する。このピロリ菌が胃の粘膜上皮細胞へ付着すると、胃の粘膜細胞から好中球の走化性因子であるインターロイキン８（IL-8）が放出され、感染部位に好中球が集まる。次に、ピロリ菌が、好中球の活性化因子を産生、放出するため、活性化された好中球は、血管の内皮細胞に粘着しやすくなる。これが、粘膜の微小循環障害の原因になるに加えて、同微小循環障害の起因物質として知られているプロテアーゼ、フリーラジカル（活性酸素）、ロイコトリエン等を産生する。さらに、ピロリ菌の産生するウレアーゼの作用により生成されたアンモニアが、上記フリーラジカルと反応して胃粘膜細胞などを傷害する毒物であるモノクロラミンを生成する。このようにして炎症が惹起され、進展する。
【０００４】
また、ピロリ菌による胃粘膜傷害は、上記した炎症反応の他にも、例えばウレアーゼの作用により産生されるアンモニア自体の胃粘膜への攻撃、ピロリ菌自体が産生するサイトトキシン（空胞化毒素）による粘膜細胞の空胞化変性などもその要因の一つであると考えられる（例えば、特許文献１参照）。
【０００５】
従来より、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の治療のための医薬品としては、胃酸の分泌を抑制するH₂ブロッカーやPPI（プロトンポンプ阻害剤）などが知られており、これらの有効性は確認されているものの、これらの薬物は、ピロリ菌に対する増殖抑制などの効果を奏し得るものではない。
【０００６】
ピロリ菌の増殖を抑制する観点からは、抗菌剤としての抗生物質の利用が種々試みられており、現在、アミノペニシリン系、テトラサイクリン系、マクロライド系及びビスマス製剤の中から3種の薬剤を組合わせたトリプルセラピー（三剤療法）が最も有効な手段とされている。
【０００７】
しかしながら、ピロリ菌はその生存環境が胃粘膜間のかなり奥深い場所であり、尚且つ、その***時間が通常の細菌の何倍も長いことを考慮すると、これに有効な抗菌剤は、酸に安定で、胃粘膜間への浸透性があり、しかも抗菌作用の強いものである必要がある。しかし、一剤でこれらの条件を満たす薬剤は現在までのところ全く知られていない。上記トリプルセラピーといえども、比較的多量の薬剤の長期投与が必要となるため、その副作用、特に抗菌剤の長期投与による菌交代症は無視できない問題である。さらに、ピロリ菌自体の破壊を伴う上記抗生物質などの利用では、菌体の破壊に伴って、ピロリ菌の有するエンドトキシンなどの毒物や炎症の起因物質などが胃粘膜周辺に排出される可能性が大きく、これらが新たな炎症や粘膜傷害を惹起させる可能性も充分にあり、胃炎、胃潰瘍の再燃、再発のおそれが十分にあるという問題点がある。
【０００８】
また、近年、カンゾウ、ローズマリー、サルビア、チョウジ、タイム、ショウガ、オウゴン、ジュ、シコン、ルイボス、ヨモギ、刺梨、タマリンド、グァバ、ユキノシタ、エンメイソウ、ムクロジ、ユッカ、レモンなどの植物（例えば、特許文献２参照）やペパーミントオイル、スペアミントオイルや各種フレーバー成分などの天然物由来の抗ヘリコバクター・ピロリ剤が見出され報告されているが（例えば、特許文献３参照）、in vitro試験での活性の強さに相反して、実際は胃内での強酸性下ではそれほど効果を示さないという問題点もある。
【０００９】
また、ラクトフェリン（例えば、非特許文献２参照）やプロポリス（例えば非特許文献３参照）などが抗ヘリコバクター・ピロリ作用を有する事が報告され食品に応用されているが、成人男子1日あたり1〜3gというように、多量に摂取しなければ効果を示さないというような問題点もある。
【００１０】
【特許文献１】
特開平８−１１９８７２号公報 （第２頁）
【特許文献２】
特開平８−１１９８７２号公報 （第８−９頁、表４）
【特許文献３】
特開平１１−１４９２号公報 （第５頁、表１）
【非特許文献１】
栗原秀幸，化学と生物，２０００年， 第３８巻，第１０号，ｐ．６３５−６３６
【非特許文献２】
古賀康裕，無菌生物，１９９７年，第２７巻，第１号，ｐ４４−４５
【非特許文献３】
佐藤利夫，PRA QUARTERLY，１９９９年，第１巻，第４号，ｐ．６−１０
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、上記従来の化学療法剤に代わって、その有する各種の問題点をすべて解消し得る、しかも連用しても副作用のおそれがない、効果的で安全性の高いヘリコバクター・ピロリに対する剤およびこれらを含有する食品、又は医薬を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記目的より鋭意研究を重ねた結果、ある特定の種の植物が強い抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有することを見出し、本発明を完成させた。
【００１３】
すなわち、本発明は、
１．エノキグサ（Acalypha australis）、キダチアミガサ（Acalypha indica）、タイチャノキ（Acalypha siamensis）、キンミズヒキ（Agrimonia japonica）、アオキ（Aucuba japonica）、ヤブツバキ（Camellia japonica L.）、ツバキ（Camellia japonica L. var. hortensis(Makino)Makino）、サザンカ（Camellia sasanqua）、クサボケ（Chaenomeles japonica）、カリン（Chaenomeles sinensis）、ボケ（Chaenomeles speciosa）、Cornus baileyi、クマノミズキ（Cornus brachypoda）、ミズキ（Cornus controversa）、チョウセンミズキ（Cornus coreana）、アメリカヤマボウシ（Cornus florida）、ヤマボウシ（Cornus kousa）、サンシュユ（Cornus officinalis）、アカクキミズキ（Cornus stolonifera）、サンザシ（Crataegus cuneata）、セイヨウサンザシ（Crataegus laebigata）、オオグミモドキ（Croton argyratus）、グミモドキ（Croton cascarilloides）、Croton hutchinsonianus、Croton longissimus、Croton oblongifolius、Croton robustus、Croton sublylatus、ハズ（Croton tiglium）、Euphorbia altissima、ホルトソウ（Euphorbia lathyris）、オオニシキソウ（Euphorbia maculata）、タカトウダイ（Euphorbia pekinensis）、ポインセチア（Euphorbia pulcherrima）、コニシキソウ（Euphorbia supina）、Euphorbia terracina、Euphorbia trigona、シマシラキ（Excoecaria agallocha）、エゾヘビイチゴ（Fragaria vesca）、Geranium fremontii、Geranium molle、アカバナフウロ（Geranium sanguineum）、ゲンノショウコ（Geranium thunbergii）、Geum canadense、ダイコンソウ（Geum japonicum）、アカメガシワ（Mallotus japonicus）、クスノハガシワ（Mallotus philippinensis）、Mallotus stewardii、メマツヨイグサ（Oenothera biennis）、オオマツヨイグサ（Oenothera erythrosepala）、ナガバナツキミソウ（Oenothera longiflora）、マツヨイグサ（Oenothera odorata）、ユウゲショウ（Oenothera rosea）、モンテンジクアオイ（Pelargonium zonale）、ユカン（Phyllanthus emblica）、コバンノキ（Phyllanthus flexosus）、ヒメミカンソウ（Phyllanthus matsumurae）、キダチミカンソウ（Phyllanthus niruri）、オオミカンソウ（Phyllanthus pulcher）、タイワンコバンノキ（Phyllanthus reticulatus）、コミカンソウ（Phyllanthus urinaria）、イワンコミカンソウ（Phyllanthus virgatus）、ヨウシュノツルキンバイ（Potentilla anserina）、ミツバツチグリ（Potentilla freyniana）、オヘビイチゴ（Potentilla kleiniana）、ニワザクラ（Prunus glandulosa）、ウワミズザクラ（Prunus grayana）、ヤマザクラ（Prunus jamasakura）、サトザクラ（Prunus lannesiana）、ヤエザクラ（Prunus lannesiana Wils. f. albo-rosea Hara）、ウメ（Prunus mume）、ゲンペイモモ（Prunus persica）、リンボク（Prunus spinulosa）、ユスラウメ（Prunus tomentosa）、カスミザクラ（Prunus verecunda）、テリハバンジロウ（Psidium cattleianum）、ザクロ（Psidium guajava）、ムラサキリュウキュウツツジ（Rhododendron hortense）、ヤマツツジ（Rhododendron kaempferi）、ヒカゲツツジ（Rhododendron keiskei）、モチツツジ（Rhododendron macrosepalum）、ホンシャクナゲ（Rhododendron metternichii）、コバノミツバツツジ（Rhododendron reticulatum）、ケラマツツジ（Rhododendron scabrum）、バイカツツジ（Rhododendron semibarbatum）、ダマスクバラ（Rosa damascena）、サンショウバラ（Rosa hirtula）、ノイバラ（Rosa multiflora）、ハマナス（Rosa rugosa）、マイカイ（Rosa rugosa Thunb. var. plena Regel）、ナナカマド（Sorbus commixta）、ナンキンナナカマド（Sorbus gracilis）、ウラジロノキ（Sorbus japonica）、Terminalia alata、Terminalia australis、セイタカミロバラン（Terminalia bellirica）、ハネミロバラン（Terminalia calamansanai）、モモタマナ（Terminalia catappa）、ミロバラン（Terminalia chebula）、Terminalia glaucifolia、Terminalia nigrovenulosa、Terminalia pierrii、ヒシ（Trapa japonica）、メビシ（Trapa japonica Flerov. var. rubeola Ohwi）、マチコ（Piper angustifolium Ruiz et Pav.）から成る群より選ばれる植物体、又はそれより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する抗ヘリコバクター・ピロリ用組成物、
２．１記載の植物体、又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する抗胃・十二指腸潰瘍作用を有する組成物、
３．１記載の植物体、又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する抗胃炎作用を有する組成物、
４．１記載の植物体、又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する抗胃癌作用を有する組成物、
５．１記載の植物体、又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する抗胃悪性リンパ腫作用を有する組成物、
６．キンミズヒキ、オオミカンソウ、マチコの植物体又はそれより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する、抗ヘリコバクター・ピロリ用組成物、
７．キンミズヒキ、オオミカンソウ、マチコの植物体又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する、抗胃・十二指腸潰瘍作用を有する組成物、
８．キンミズヒキ、オオミカンソウ、マチコの植物体又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する、抗胃炎作用を有する組成物、
９．キンミズヒキ、オオミカンソウ、マチコの植物体又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する、抗胃癌作用を有する組成物、
１０．キンミズヒキ、オオミカンソウ、マチコの植物体又はそれらより得られる搾汁若しくは水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する、抗胃悪性リンパ腫作用を有する組成物、
１１．１〜１０のいずれかの組成物を含有する食品、
１２．１〜１０のいずれかの組成物を含有する医薬、
に関する。
【００１４】
【発明の実施の形態】
本発明で使用される植物は、エノキグサ（Acalypha australis）、キダチアミガサ（Acalypha indica）、タイチャノキ（Acalypha siamensis）、キンミズヒキ（Agrimonia japonica）、アオキ（Aucuba japonica）、ヤブツバキ（Camellia japonica L.）、ツバキ（Camellia japonica L. var. hortensis(Makino)Makino）、サザンカ（Camellia sasanqua）、クサボケ（Chaenomeles japonica）、カリン（Chaenomeles sinensis）、ボケ（Chaenomeles speciosa）、Cornus baileyi、クマノミズキ（Cornus brachypoda）、ミズキ（Cornus controversa）、チョウセンミズキ（Cornus coreana）、アメリカヤマボウシ（Cornus florida）、ヤマボウシ（Cornus kousa）、サンシュユ（Cornus officinalis）、アカクキミズキ（Cornus stolonifera）、サンザシ（Crataegus cuneata）、セイヨウサンザシ（Crataegus laebigata）、オオグミモドキ（Croton argyratus）、グミモドキ（Croton cascarilloides）、Croton hutchinsonianus、Croton longissimus、Croton oblongifolius、Croton robustus、Croton sublylatus、ハズ（Croton tiglium）、Euphorbia altissima、ホルトソウ（Euphorbia lathyris）、オオニシキソウ（Euphorbia maculata）、タカトウダイ（Euphorbia pekinensis）、ポインセチア（Euphorbia pulcherrima）、コニシキソウ（Euphorbia supina）、Euphorbia terracina、Euphorbia trigona、シマシラキ（Excoecaria agallocha）、エゾヘビイチゴ（Fragaria vesca）、Geranium fremontii、Geranium molle、アカバナフウロ（Geranium sanguineum）、ゲンノショウコ（Geranium thunbergii）、Geum canadense、ダイコンソウ（Geum japonicum）、アカメガシワ（Mallotus japonicus）、クスノハガシワ（Mallotus philippinensis）、Mallotus stewardii、メマツヨイグサ（Oenothera biennis）、オオマツヨイグサ（Oenothera erythrosepala）、ナガバナツキミソウ（Oenothera longiflora）、マツヨイグサ（Oenothera odorata）、ユウゲショウ（Oenothera rosea）、モンテンジクアオイ（Pelargonium zonale）、ユカン（Phyllanthus emblica）、コバンノキ（Phyllanthus flexosus）、ヒメミカンソウ（Phyllanthus matsumurae）、キダチミカンソウ（Phyllanthus niruri）、オオミカンソウ（Phyllanthus pulcher）、タイワンコバンノキ（Phyllanthus reticulatus）、コミカンソウ（Phyllanthus urinaria）、イワンコミカンソウ（Phyllanthus virgatus）、ヨウシュノツルキンバイ（Potentilla anserina）、ミツバツチグリ（Potentilla freyniana）、オヘビイチゴ（Potentilla kleiniana）、ニワザクラ（Prunus glandulosa）、ウワミズザクラ（Prunus grayana）、ヤマザクラ（Prunus jamasakura）、サトザクラ（Prunus lannesiana）、ヤエザクラ（Prunus lannesiana Wils. f. albo-rosea Hara）、ウメ（Prunus mume）、ゲンペイモモ（Prunus persica）、リンボク（Prunus spinulosa）、ユスラウメ（Prunus tomentosa）、カスミザクラ（Prunus verecunda）、テリハバンジロウ（Psidium cattleianum）、ザクロ（Psidium guajava）、ムラサキリュウキュウツツジ（Rhododendron hortense）、ヤマツツジ（Rhododendron kaempferi）、ヒカゲツツジ（Rhododendron keiskei）、モチツツジ（Rhododendron macrosepalum）、ホンシャクナゲ（Rhododendron metternichii）、コバノミツバツツジ（Rhododendron reticulatum）、ケラマツツジ（Rhododendron scabrum）、バイカツツジ（Rhododendron semibarbatum）、ダマスクバラ（Rosa damascena）、サンショウバラ（Rosa hirtula）、ノイバラ（Rosa multiflora）、ハマナス（Rosa rugosa）、マイカイ（Rosa rugosa Thunb. var. plena Regel）、ナナカマド（Sorbus commixta）、ナンキンナナカマド（Sorbus gracilis）、ウラジロノキ（Sorbus japonica）、Terminalia alata、Terminalia australis、セイタカミロバラン（Terminalia bellirica）、ハネミロバラン（Terminalia calamansanai）、モモタマナ（Terminalia catappa）、ミロバラン（Terminalia chebula）、Terminalia glaucifolia、Terminalia nigrovenulosa、Terminalia pierrii、ヒシ（Trapa japonica）、メビシ（Trapa japonica Flerov. var. rubeola Ohwi）、マチコ（Piper angustifolium Ruiz et Pav.）が使用可能である。
【００１５】
エノキグサ（Acalypha australis）は、トウダイクサ科の双子葉植物であり、中国では全草を止血、利尿、打ち身などに用いられている。
キダチアミガサ（Acalypha indica）は、トウダイクサ科の双子葉植物であり、熱帯地域の雑草として広く分布しているが、ジャワでは若い部分を野菜として食用に、マレーでは薬用に用いられている。
【００１６】
タイチャノキ（Acalypha siamensis）は、トウダイクサ科の双子葉植物である。キンミズヒキ（Agrimonia japonica）は、バラ科の双子葉植物で、中国では竜芽草、竜牙草、仙鶴草とも呼ばれ、利尿、強壮の薬用として利用されている。
アオキ（Aucuba japonica）は、ミズキ科の双子葉植物で、関東以西の本州、四国に分布しており、火傷や切傷の治療薬として、民間的に用いられている。
【００１７】
ヤブツバキ（Camellia japonica L.）は、ツバキ科の双子葉植物であり、ヤマツバキとも呼ばれ、ツバキの野生種に相当する。
ツバキ（Camellia japonica L. var. hortensis(Makino)Makino）は、ツバキ科の双子葉植物であり、中国では山茶、海石榴とも呼ばれ、種子から得られる油はツバキ油として、頭髪用、灯用、食用、機械油として利用されている。
【００１８】
サザンカ（Camellia sasanqua）は、ツバキ科の双子葉植物で、中国では茶梅とも呼ばれ、本州西端（山口県）、四国南西部、九州及び沖縄諸島に自生しており、古くから庭木や生垣として、種子から得られる油はツバキ油と同様食用として利用されている。
クサボケ（Chaenomeles japonica）は、バラ科の双子葉植物で、中国では草中瓜とも呼ばれ、日本にも広く分布している落葉小低木である。
カリン（Chaenomeles sinensis）は、バラ科の双子葉植物でカラナシ、キボケ、中国では木瓜とも呼ばれ、乾果を去痰、下痢などの民間治療薬として利用されている。
【００１９】
ボケ（Chaenomeles speciosa）は、バラ科の双子葉植物で、中国では秋木瓜、木瓜海棠とも呼ばれ、筋骨疼痛に使用されているものであり、酒石酸やリンゴ酸を含み、香りも良いので砂糖煮や果実酒としても利用されてきたものである。
Cornus baileyiは、バラ科の双子葉植物である。
クマノミズキ（Cornus brachypoda）とは、ミズキ科の双子葉植物で、中国では椋子木とも呼ばれ、心材を骨折、鎮痛などに用いられている。
【００２０】
ミズキ（Cornus controversa）は、ミズキ科の双子葉植物で、日本全域、朝鮮、中国大陸からヒマラヤに広く分布している。また時として食用として用いられているが、味に問題を有している。
チョウセンミズキ（Cornus coreana）は、ミズキ科の双子葉植物である。アメリカヤマボウシ（Cornus florida）は、ミズキ科の双子葉植物で、ハナミズキ、中国では多花狗木とも呼ばれている。
【００２１】
ヤマボウシ（Cornus kousa）は、ミズキ科の双子葉植物で、中国では四照花とも呼ばれているものであり、北海道を除く日本各地、朝鮮、中国に分布しているが、とくに済州島（韓国）、雲仙、箱根に多い。
サンシュユ（Cornus officinalis）は、ミズキ科の双子葉植物であり、ハルコガネバナとも呼ばれ、果実の核を取り去って乾燥させたものを煎用して、腰痛、めまい、耳鳴り、頻尿、強壮などに用いられてきたものである。
【００２２】
アカクキミズキ（Cornus stolonifera）は、 ミズキ科の双子葉植物である。サンザシ（Crataegus cuneata）は、バラ科の双子葉植物であり、漢方で健胃消化、解毒に効き目があるとされる。また、血管を拡張して血圧を降下させる作用があるともされている。
セイヨウサンザシ（Crataegus laebigata）は、ヨーロッパからアフリカ北部に分布するバラ科の双子葉植物であり、日本での栽培はまだ一般的ではない。
オオグミモドキ（Croton argyratus）は、バラ科の双子葉植物である。
【００２３】
グミモドキ（Croton cascarilloides）とは、バラ科の双子葉植物であり、中国では青刺尖とも呼ばれており、果実を食用ともされている。
Croton hutchinsonianus、Croton longissimus、Croton oblongifolius、Croton robustus、及びCroton sublylatusは、バラ科の双子葉植物である。
【００２４】
ハズ（Croton tiglium）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では巴豆とも呼ばれ、種子からとれるハズ油は工業用として重用されるが、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸などを含む。また葉は殺虫剤あるいは湿疹などの治療薬として用いられている。
【００２５】
Euphorbia altissimaは、トウダイグサ科の双子葉植物である。
ホルトソウ（Euphorbia lathyris）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、漢方では解毒、緩下、利尿剤、また月経閉止に対して用いられている。
オオニシキソウ（Euphorbia maculata）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では地錦草とも呼ばれ、全草を細菌性の下痢、腸炎、喀血、吐血、外傷性の出血や乳汁の出がよくないときに用いられている。
【００２６】
タカトウダイ（Euphorbia pekinensis）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では乾燥した根を大戟と呼び、利尿剤として利用されているものである。
ポインセチア（Euphorbia pulcherrima）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、ショウジョウボク（猩々木）とも呼ばれ、年の暮れに鉢物や切り花として広く利用されている。
コニシキソウ（Euphorbia supina）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では斑地錦とも呼ばれ、全草を各種の止血や乳汁の不足に対して用いられている。
【００２７】
Euphorbia terracina、Euphorbia trigonaは、トウダイグサ科の双子葉植物である。
シマシラキ（Excoecaria agallocha）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、種子は炒って食用となり、油が得られる。また、中国では根皮を利尿薬として用いられている。
エゾヘビイチゴ（Fragaria vesca）は、トウダイグサ科の双子葉植物である。
【００２８】
Geranium fremontii、アカバナフウロ（Geranium sanguineum）、Geranium molleは、トウダイグサ科の双子葉植物である。
ゲンノショウコ（Geranium thunbergii）は、フウロソウ科の双子葉植物であり、山野の道端などに普通にみられる多年草で、下痢止めの薬草として古くから使われている。Geum canadenseは、バラ科の双子葉植物である。
ダイコンソウ（Geum japonicum）は、バラ科の双子葉植物であり、中国では水楊梅とも呼ばれており、全草を利尿、細菌性下痢、歯痛、湿疹などの民間薬として利用されている。
【００２９】
アカメガシワ（Mallotus japonicus）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では野梧桐とも呼ばれ、古来から樹皮を、胆石症に用い、葉の煎汁を痔に外用し、また新鮮な葉汁を、はれものの吸出しや痛み止めなどに用いられてきたものである。
クスノハガシワ（Mallotus philippinensis）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では粗糠柴とも呼ばれ、南西諸島では月経不順や皮膚病に対して用いられているものである。Mallotus stewardiiとは、トウダイグサ科の双子葉植物である。
【００３０】
メマツヨイグサ（Oenothera biennis）は、アカバナ科の双子葉植物であり、中国では月見草とも呼ばれている。
オオマツヨイグサ（Oenothera erythrosepala）は、アカバナ科の双子葉植物であり、紅萼月見草と呼ばれている。ナガバナツキミソウ（Oenothera longiflora）は、アカバナ科の双子葉植物である。
マツヨイグサ（Oenothera odorata）、ユウゲショウ（Oenothera rosea）は、アカバナ科の双子葉植物である。
【００３１】
モンテンジクアオイ（Pelargonium zonale）は、フウロソウ科の双子葉植物であり、南アフリカ原産の植物である。
ユカン（Phyllanthus emblica）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、アンマロクとも呼ばれ、インドからマレーシア地域（チモール）及び中国南部にかけて分布し、根、葉、樹皮、虫こぶなども、それぞれ薬用に用いられているものである。
コバンノキ（Phyllanthus flexosus）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、本州の近畿地方以西、四国、九州の山地から台湾にかけて自生する落葉低木である。
【００３２】
ヒメミカンソウ（Phyllanthus matsumurae）は、トウダイグサ科の双子葉植物である。
キダチミカンソウ（Phyllanthus niruri）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、インドネシアで止瀉、鎮痛、淋病などの利尿剤として用いられているものである。
オオミカンソウ（Phyllanthus pulcher）、タイワンコバンノキ（Phyllanthus reticulatus）は、トウダイグサ科の双子葉植物である。
コミカンソウ（Phyllanthus urinaria）は、トウダイグサ科の双子葉植物であり、中国では葉下珠とも呼ばれており、全草を珍珠草と称し、解毒剤として腸炎、各種の伝染病、***などに用いられているものである。
【００３３】
イワンコミカンソウ（Phyllanthus virgatus）は、トウダイグサ科の双子葉植物である。
ヨウシュノツルキンバイ（Potentilla anserina）は、バラ科の双子葉植物である。
ミツバツチグリ（Potentilla freyniana）は、バラ科の双子葉植物であり、中国では三葉委陵菜とも呼ばれ、薬用として解毒、結核、打ち身、外傷出血などに用いられているものである。
オヘビイチゴ（Potentilla kleiniana）は、バラ科の双子葉植物である。
【００３４】
ニワザクラ（Prunus glandulosa）は、別名をニワウメと言い、中国では郁李とも呼ばれ、漢方では核を郁李仁と呼び利尿薬として用いられているものである。
ウワミズザクラ（Prunus grayana）は、バラ科の双子葉植物であり、落葉の小高木で、北海道南西部から九州までの山地に分布しているサクラである。
ヤマザクラ（Prunus jamasakura）は、バラ科の双子葉植物であり、中国では福島桜とも呼ばれ、本州の宮城県以西、四国、九州の山野に生え、韓国の済州島にも分布している。
【００３５】
サトザクラ（Prunus lannesiana）は、バラ科の双子葉植物であり、ヤマザクラやソメイヨシノよりも遅く、４月の中旬から下旬になると花が咲き始めるサクラの総称である。
ヤエザクラ（Prunus lannesiana Wils. f. albo-rosea Hara）は、バラ科の双子葉植物のことであり、サトザクラの近縁種である。
ウメ（Prunus mume）は、バラ科の双子葉植物であり、果実を梅干し、煮梅、砂糖漬け、梅酒などに利用されている。また、烏梅は未熟果を煙りでいぶした後天日で乾燥したもので、漢方薬として駆虫、咳、下痢、血便、血尿に用いる。梅肉エキスも民間薬とされている。
【００３６】
ゲンペイモモ（Prunus persica）は、バラ科の双子葉植物であり、一般的に果実をモモとして食されている。
リンボク（Prunus spinulosa）は、バラ科の双子葉植物であり、暖地に分布する常緑高木で、秋に穂状の花を開く。
ユスラウメ（Prunus tomentosa）は、バラ科の双子葉植物であり、中国では山桜桃と呼ばれており、盆栽や庭木、または小型庭園果樹として用いられている。カスミザクラ（Prunus verecunda）は、バラ科の双子葉植物であり、ケヤマザクラとも呼ばれ、北海道から九州の山地に生え、朝鮮半島、中国東北部まで分布している。
【００３７】
テリハバンジロウ（Psidium cattleianum）は、バラ科の双子葉植物であり、ブラジル原産で、果実は小さく、庭園樹とされている。
ザクロ（Psidium guajava）は、ザクロ科の双子葉植物であり、中国では石榴とも呼ばれ、果実酒や清涼飲料水の製造に用いられている。また、果皮は下痢止めとしても用いられている。
ムラサキリュウキュウツツジ（Rhododendron hortense）は、ツツジ科の双子葉植物であり、中国では白花杜鵑とも呼ばれ、花、茎葉、根を出血性の病気に用いられているものである。
【００３８】
ヤマツツジ（Rhododendron kaempferi）は、ツツジ科の双子葉植物であり、日本（北海道から九州）に分布するツツジの一種である。
ヒカゲツツジ（Rhododendron keiskei）は、ツツジ科の双子葉植物であり、日本では本州の関東以西、四国、九州に分布しており、鑑賞用に栽培されているものが多い。モチツツジ（Rhododendron macrosepalum）は、ツツジ科の双子葉植物であり、静岡県以西から四国に分布しており、少数の園芸品種が分化したものである。
【００３９】
ホンシャクナゲ（Rhododendron metternichii）とは、ツツジ科の双子葉植物であり、四国北部、中国地方から中部地方に分布している。
コバノミツバツツジ（Rhododendron reticulatum）は、ツツジ科の双子葉植物であり、花は淡紅紫色で、中部地方西部から西、四国、九州の低山地に分布している。
ケラマツツジ（Rhododendron scabrum）とは、ツツジ科の双子葉植物であり、花や葉は大きく、花は紫紅色をしており、奄美大島から沖縄本島に分布している。耐寒性はあまりないが、西南日本の暖地でも栽培されている。
【００４０】
バイカツツジ（Rhododendron semibarbatum）は、ツツジ科の双子葉植物であり、花芽は一個の花を持ち、果実は球形をしたツツジの一種である。
ダマスクバラ（Rosa damascena）は、バラ科の双子葉植物であり、花は散房状に多数つき、花弁も多い。花色は赤、ピンク、白、絞り。芳香が極めて強烈で、香油成分に富み、香水の原料となる。
サンショウバラ（Rosa hirtula）は、バラ科の双子葉植物であり、名のごとくサンショウに似ており、淡紅色の花を開く。野生のバラとしては分布範囲が狭く、神奈川、山梨および静岡県に生じ、箱根あたりではよく目につく。
【００４１】
ノイバラ（Rosa multiflora）は、バラ科の双子葉植物であり、中国では多花薔薇とも呼ばれ、北海道から九州までの野原、川原、山すそなどに見られるつる性の落葉低木で、果実は日本の民間薬として、瀉下薬として用いられている。
ハマナス（Rosa rugosa）は、バラ科の双子葉植物であり、海岸砂地に生え、美しい花の咲く落葉低木である。花弁を乾燥させたものは、胃痛、下痢止めや月経過多に用いられる。また、果実にはビタミンCが多く含まれており、食用としても利用されているものである。
【００４２】
マイカイ（Rosa rugosa Thunb. var. plena Regel）は、バラ科の双子葉植物である。
ナナカマド（Sorbus commixta）は、バラ科の双子葉植物であり、北海道から九州まで広く分布し、山地に生え、紅葉の美しいことで知られる落葉小高木。材は黄褐色で、硬いことから、細工用の木材として利用されているものである。
ナンキンナナカマド（Sorbus gracilis）は、バラ科の双子葉植物であり、小型の落葉低木で、本州中部以西に分布する。切り花に利用されるほか、果実は食べられる。
【００４３】
ウラジロノキ（Sorbus japonica）は、バラ科の双子葉植物であり、山地に生育する落葉の高木。本州、四国、九州に分布し、若芽が美しいことから生け花などに利用されている。
Terminalia alata、Terminalia australis、セイタカミロバラン（Terminalia bellirica）、ハネミロバラン（Terminalia calamansanai）は、シクンシ科の双子葉植物である。
モモタマナ（Terminalia catappa）は、シクンシ科の双子葉植物であり、アジアからポリネシアの熱帯ないし亜熱帯の海岸に広く分布し、沖縄諸島、小笠原諸島にまで達する。果実は、タンニンを含有し黒色染料に用い、マレーシア地域ではお歯黒のように歯を染めるように使われているものである。
【００４４】
ミロバラン（Terminalia chebula）は、落葉の高木で、中国では訶子とも呼ばれ、タンニンの原料として有名である。中国では薬用として、しわがれ声、下痢、血便などの治療に用いられているものである。
【００４５】
Terminalia glaucifolia、Terminalia nigrovenulosa、Terminalia pierriiは、シクンシ科の双子葉植物である。
ヒシ（Trapa japonica）は、ヒシ科の双子葉植物であり、中国では野菱とも呼ばれ、東アジアからインドにかけての温帯から亜熱帯に分布し、北海道、本州、四国、九州、朝鮮、台湾、中国にみられる。種子は茹でたり焼いたりして食用とされている。
メビシ（Trapa japonica Flerov. var. rubeola Ohwi）は、ヒシ科の双子葉植物であり、ヒシよりも果実、植物体ともに小さい。本州、四国、九州に分布する。果実は小さいが、食用とされている。
マチコ（Piper angustifolium Ruiz et Pav.）は、コショウ科の双子葉植物で、主として中南米に分布し、葉は、出血、虫さされ、皮膚の炎症などの治療に用いられている。
【００４６】
本発明において、植物は、葉、茎、芽、花、木質部、木皮部（樹皮）などの地上部および根、塊茎などの地下部、種子、果実、樹脂など全ての部位が使用可能である。また、植物自身を乾燥させた乾燥物、その粉砕物、それら自身を圧搾抽出することにより得られる搾汁、水あるいはエチルアルコール、メチルアルコール、ジエチルエーテル、アセトンなどの溶媒による粗抽出物、および粗抽出物を分配、カラムクロマトなどの各種クロマトグラフィーなどで段階的に精製して得られた抽出物画分などを用いることもできる。得られた抽出物画分は、適切な方法で濃縮したり、噴霧乾燥や凍結乾燥しても良い。これらは単独で用いても良く、また２種以上混合して用いても良い。
【００４７】
例えば、クサボケ（Chaenomeles japonica）の植物体乾燥物１kgに99.5％エタノール３Ｌを加え、室温で一晩浸漬することにより得た抽出液を、そのまま抗ヘリコバクター・ピロリ、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌及び胃悪性リンパ腫の予防・症状改善の目的に使用しても良いし、各種クロマトグラフィーを組み合わせて、精製したものを使用しても良い。
【００４８】
これらの本発明による特定の植物の乾燥物または抽出物に、抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有することは、従来から全く知られておらず、本発明により得られた新知見である。本発明による植物は、抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有しており、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌及び胃悪性リンパ腫の予防・症状改善作用を有する食品、医薬として使用可能である。
【００４９】
本発明の植物を、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌及び胃悪性リンパ腫の予防・症状改善作用を有する組成物及びこれらを含有する食品、医薬として製造することができる。本発明の抗ヘリコバクター・ピロリ剤、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌及び胃悪性リンパ腫の予防・症状改善作用を有する組成物及びこれらを含有する医薬は、経口投与又は非経口投与のいずれも採用することができる。投与に際しては、有効成分を経口投与、経皮投与、直腸内投与、注射などの投与方法に適した固体又は液体の医薬用無毒性担体と混合して、慣用の医薬製剤の形態で投与することができる。このような製剤としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などの固形剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤などの液剤、凍結乾燥製剤などが挙げられ、これらの製剤は製剤上の常套手段により調製することができる。上記の医薬用無毒性担体としては、例えば、グルコース、乳糖、ショ糖、澱粉、マンニトール、デキストリン、脂肪酸グリセリド、ポリエチレングルコール、ヒドロキシエチルデンプン、エチレングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アミノ酸、ゼラチン、アルブミン、水、生理食塩水などが挙げられる。また、必要に応じて、安定化剤、湿潤剤、乳化剤、結合剤、等張化剤などの慣用の添加剤を適宜添加することもできる。
【００５０】
食品としては、そのまま、又は種々の栄養成分を加えて、若しくは飲食品中に含有せしめて、ヘリコバクター・ピロリの除菌、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌及び胃悪性リンパ腫の予防・症状改善に有用な保健用食品又は食品素材として食される。例えば、上述した適当な助剤を添加した後、慣用の手段を用いて、食用に適した形態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル、ペーストなどに成形して食用に供してもよく、また種々の食品、例えば、ハム、ソーセージなどの食肉加工食品、かまぼこ、ちくわなどの水産加工食品、パン、菓子、バター、粉乳、発酵乳製品に添加して使用したり、水、果汁、牛乳、清涼飲料、茶などの飲料に添加して使用してもよい。
【００５１】
本発明において、植物の溶媒抽出物としての有効投与量は、患者の年齢、体重、症状、患者の程度、投与経路、投与スケジュール、製剤形態、素材の阻害活性の強さなどにより、適宜選択・決定される。例えば、経口投与の場合、一般に１日当たり0.001〜1000ｍg/kg体重程度で、数回に分けて投与してもよい。
【００５２】
本発明の植物は、毒性は低く、例えばダイコンソウ（Geum japonicum）の熱水抽出物を毎日1000mg/kg、100日間という長期間に亘ってラットに経口投与しても、死亡例は認められず、体重変化も観察されなかった。
【００５３】
【実施例】
以下に実施例を挙げて、具体的に説明するが、これに限定されるものではない。
【００５４】
製造例
［植物の抽出］
エノキグサ（Acalypha australis）の全草20gに99.5％エタノール100mＬを加え、常温で30分抽出し、減圧濃縮して、エタノールを除去し、抽出物1400ｍｇを得た。
【００５５】
キダチアミガサ（Acalypha indica）の全草、タイチャノキ（Acalypha siamensis）の枝葉、キンミズヒキ（Agrimonia japonica）の全草、アオキ（Aucuba japonica）の枝葉、ヤブツバキ（Camellia japonica L.）の種子、ツバキ（Camellia japonica L. var. hortensis(Makino)Makino）の花、サザンカ（Camellia sasanqua）の枝葉、クサボケ（Chaenomeles japonica）の枝葉、カリン（Chaenomeles sinensis）の果実、ボケ（Chaenomeles speciosa）の枝葉、Cornus baileyiの枝葉、クマノミズキ（Cornus brachypoda）の枝葉、ミズキ（Cornus controversa）の枝葉、チョウセンミズキ（Cornus coreana）の枝葉、アメリカヤマボウシ（Cornus florida）の枝葉、ヤマボウシ（Cornus kousa）の枝葉、サンシュユ（Cornus officinalis）の果実を含む枝葉、アカクキミズキ（Cornus stolonifera）の枝葉、サンザシ（Crataegus cuneata）の枝葉、セイヨウサンザシ（Crataegus laebigata）の枝葉、オオグミモドキ（Croton argyratus）の枝葉、グミモドキ（Croton cascarilloides）の地上部、Croton hutchinsonianusの枝、Croton longissimusの葉、Croton oblongifoliusの地上部、Croton robustusの地上部、Croton sublylatusの枝、ハズ（Croton tiglium）の全草、Euphorbia altissimaの地上部、ホルトソウ（Euphorbia lathyris）の全草、オオニシキソウ（Euphorbia maculata）の全草、タカトウダイ（Euphorbia pekinensis）の地上部、ポインセチア（Euphorbia pulcherrima）の枝葉、コニシキソウ（Euphorbia supina）の全草、Euphorbia terracinaの全草、Euphorbia trigonaの材、シマシラキ（Excoecaria agallocha）の葉、エゾヘビイチゴ（Fragaria vesca）の全葉、Geranium fremontiiの地上部、Geranium molleの全草、アカバナフウロ（Geranium sanguineum）の地上部、ゲンノショウコ（Geranium thunbergii）の地上部、Geum canadenseの全草、ダイコンソウ（Geum japonicum）の全草、アカメガシワ（Mallotus japonicus）の樹皮、クスノハガシワ（Mallotus philippinensis）の枝葉、Mallotus stewardiiの全草、メマツヨイグサ（Oenothera biennis）の全草、オオマツヨイグサ（Oenothera erythrosepala）の全草、ナガバナツキミソウ（Oenothera longiflora）の全草、マツヨイグサ（Oenothera odorata）の全草、ユウゲショウ（Oenothera rosea）の全草、モンテンジクアオイ（Pelargonium zonale）の地上部、ユカン（Phyllanthus emblica）の果実を含む枝葉、コバンノキ（Phyllanthus flexosus）の葉、ヒメミカンソウ（Phyllanthus matsumurae）の全草、キダチミカンソウ（Phyllanthus niruri）の全草、オオミカンソウ（Phyllanthus pulcher）の枝葉、タイワンコバンノキ（Phyllanthus reticulatus）の枝、コミカンソウ（Phyllanthus urinaria）の全草、イワンコミカンソウ（Phyllanthus virgatus）の全草、ヨウシュノツルキンバイ（Potentilla anserina）の地上部、ミツバツチグリ（Potentilla freyniana）の全草、オヘビイチゴ（Potentilla kleiniana）の全草、ニワザクラ（Prunus glandulosa）の枝葉、ウワミズザクラ（Prunus grayana）の枝葉、ヤマザクラ（Prunus jamasakura）の枝葉、サトザクラ（Prunus lannesiana）の枝葉、ヤエザクラ（Prunus lannesiana Wils. f. albo-rosea Hara）の材、ウメ（Prunus mume）の枝葉、ゲンペイモモ（Prunus persica）の枝葉、リンボク（Prunus spinulosa）の枝葉、ユスラウメ（Prunus tomentosa）の枝葉、カスミザクラ（Prunus verecunda）の枝葉、テリハバンジロウ（Psidium cattleianum）の果実を含む枝葉、ザクロ（Psidium guajava）の枝葉、ムラサキリュウキュウツツジ（Rhododendron hortense）の枝葉と花、ヤマツツジ（Rhododendron kaempferi）の枝葉、ヒカゲツツジ（Rhododendron keiskei）の枝葉、モチツツジ（Rhododendron macrosepalum）の枝葉、ホンシャクナゲ（Rhododendron metternichii）の枝葉、コバノミツバツツジ（Rhododendron reticulatum）の枝葉、ケラマツツジ（Rhododendron scabrum）の枝葉、バイカツツジ（Rhododendron semibarbatum）の枝葉、ダマスクバラ（Rosa damascena）の枝葉、サンショウバラ（Rosa hirtula）の枝葉、ノイバラ（Rosa multiflora）の枝葉、ハマナス（Rosa rugosa）の地上部、マイカイ（Rosa rugosa Thunb. var. plena Regel）の地上部、ナナカマド（Sorbus commixta）の枝葉、ナンキンナナカマド（Sorbus gracilis）の枝葉、ウラジロノキ（Sorbus japonica）の果実を含む枝葉、Terminalia alataの樹皮、Terminalia australisの枝葉、セイタカミロバラン（Terminalia bellirica）の果実を含む枝葉、ハネミロバラン（Terminalia calamansanai）の樹皮、モモタマナ（Terminalia catappa）の枝葉、ミロバラン（Terminalia chebula）の果実、Terminalia glaucifoliaの枝、Terminalia nigrovenulosaの枝葉、Terminalia pierriiの樹皮、ヒシ（Trapa japonica）の全草、メビシ（Trapa japonica Flerov. var. rubeola Ohwi）の全草、マチコ（Piper angustifolium Ruiz et Pay）の葉についても、同様の条件でエタノール抽出後、減圧濃縮して溶媒を除去し、抽出物を、それぞれ前記記載順に、1860、1330、1580、990、1040、2514、2320、4950、3210、2354、782、1423、2653、4521、2562、3265、1473、1023、2105、2538、4521、2486、1256、4789、5896、2563、1287、1453、4523、1056、4231、2231、1735、4231、2215、2658、1179、1986、2156、3265、5632、4236、5563、2234、2769、3365、3120、4123、2278、2146、2536、3218、2354、1532、1789、2196、2493、1145、1028、1546、2163、3356、2896、2437、2236、6987、2364、5479、4234、2289、4523、2378、5564、4236、1179、2345、1256、4623、3325、2198、2465、3365、3870、4203、2036、3526、2486、4126、4158、3570、5423、4126、2573、1982、3901、4100、2097、2569、3129、4109、1489、2873、4263、1520mg得た。
【００５６】
薬理試験（１）
［抗ヘリコバクター・ピロリ活性の測定］
ヘリコバクター・ピロリに対する植物抽出物の抗菌作用の測定は、NCCLS（米国臨床検査標準委員会）ガイドラインM100-S9に従って行った。試験菌はATCC43504を用いた。
製造例で得られた植物抽出物のDMSO（ジメチルスルフォキシド）溶液を30mg/mlの濃度となるように調製し、これらの試料溶液50μlをペーパーディスク上に吸着させた後、寒天平板培地に添加し、微好気培養装置を用いて35℃、72時間培養後、寒天平板培地上で発育が抑制された阻止円の径を測定した。
【００５７】
比較例として、すでに抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有することが報告されているチョージ（Syzygiumaromaticum MERR.）の花蕾、カンゾウ（Glyeyrrhiza glabra L.）の根茎（根）、ヨモギ（Artemisia princeps PAMPAN.）の茎と葉、プロポリス（Propolis）から、製造例と同条件でエタノール抽出物を調製し、同様に試験した。また、同じく、抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有するラクトフェリン（Lactoferrin）市販品（商品名：「森永ラクトフェリンＭＬＦ−１」）についても同様に試験した。
これらの試験結果を表１〜表４に示す。
【００５８】
【表１】

【００５９】
【表２】

【００６０】
【表３】

【００６１】
【表４】

【００６２】
表１〜表４で示したように、本発明の植物であるエノキグサ（Acalypha australis）、キダチアミガサ（Acalypha indica）、タイチャノキ（Acalypha siamensis）、アオキ（Aucuba japonica）、ヤブツバキ（Camellia japonica L.）、ツバキ（Camellia japonica L. var. hortensis(Makino)Makino）、サザンカ（Camellia sasanqua）、クサボケ（Chaenomeles japonica）、カリン（Chaenomeles sinensis）、ボケ（Chaenomeles speciosa）、Cornus baileyi、クマノミズキ（Cornus brachypoda）、ミズキ（Cornus controversa）、チョウセンミズキ（Cornus coreana）、アメリカヤマボウシ（Cornus florida）、ヤマボウシ（Cornus kousa）、サンシュユ（Cornus officinalis）、アカクキミズキ（Cornus stolonifera）、サンザシ（Crataegus cuneata）、セイヨウサンザシ（Crataegus laebigata）、オオグミモドキ（Croton argyratus）、グミモドキ（Croton cascarilloides）、Croton hutchinsonianus、Croton longissimus、Croton oblongifolius、Croton robustus、Croton sublylatus、ハズ（Croton tiglium）、Euphorbia altissima、ホルトソウ（Euphorbia lathyris）、オオニシキソウ（Euphorbia maculata）、タカトウダイ（Euphorbia pekinensis）、ポインセチア（Euphorbia pulcherrima）、コニシキソウ（Euphorbia supina）、Euphorbia terracina、Euphorbia trigona、シマシラキ（Excoecaria agallocha）、エゾヘビイチゴ（Fragaria vesca）、Geranium fremontii、Geranium molle、アカバナフウロ（Geranium sanguineum）、ゲンノショウコ（Geranium thunbergii）、Geum canadense、ダイコンソウ（Geum japonicum）、アカメガシワ（Mallotus japonicus）、クスノハガシワ（Mallotus philippinensis）、Mallotus stewardii、メマツヨイグサ（Oenothera biennis）、オオマツヨイグサ（Oenothera erythrosepala）、ナガバナツキミソウ（Oenothera longiflora）、マツヨイグサ（Oenothera odorata）、ユウゲショウ（Oenothera rosea）、モンテンジクアオイ（Pelargonium zonale）、ユカン（Phyllanthus emblica）、コバンノキ（Phyllanthus flexosus）、ヒメミカンソウ（Phyllanthus matsumurae）、キダチミカンソウ（Phyllanthus niruri）、タイワンコバンノキ（Phyllanthus reticulatus）、コミカンソウ（Phyllanthus urinaria）、イワンコミカンソウ（Phyllanthus virgatus）、ヨウシュノツルキンバイ（Potentilla anserina）、ミツバツチグリ（Potentilla freyniana）、オヘビイチゴ（Potentilla kleiniana）、ニワザクラ（Prunus glandulosa）、ウワミズザクラ（Prunus grayana）、ヤマザクラ（Prunus jamasakura）、サトザクラ（Prunus lannesiana）、ヤエザクラ（Prunus lannesiana Wils. f. albo-rosea Hara）、ウメ（Prunus mume）、ゲンペイモモ（Prunus persica）、リンボク（Prunus spinulosa）、ユスラウメ（Prunus tomentosa）、カスミザクラ（Prunus verecunda）、テリハバンジロウ（Psidium cattleianum）、ザクロ（Psidium guajava）、ムラサキリュウキュウツツジ（Rhododendron hortense）、ヤマツツジ（Rhododendron kaempferi）、ヒカゲツツジ（Rhododendron keiskei）、モチツツジ（Rhododendron macrosepalum）、ホンシャクナゲ（Rhododendron metternichii）、コバノミツバツツジ（Rhododendron reticulatum）、ケラマツツジ（Rhododendron scabrum）、バイカツツジ（Rhododendron semibarbatum）、ダマスクバラ（Rosa damascena）、サンショウバラ（Rosa hirtula）、ノイバラ（Rosa multiflora）、ハマナス（Rosa rugosa）、マイカイ（Rosa rugosa Thunb. var. plena Regel）、ナナカマド（Sorbus commixta）、ナンキンナナカマド（Sorbus gracilis）、ウラジロノキ（Sorbus japonica）、Terminalia alata、Terminalia australis、セイタカミロバラン（Terminalia bellirica）、ハネミロバラン（Terminalia calamansanai）、モモタマナ（Terminalia catappa）、ミロバラン（Terminalia chebula）、Terminalia glaucifolia、Terminalia nigrovenulosa、Terminalia pierrii、ヒシ（Trapa japonica）、メビシ（Trapa japonica Flerov. var. rubeola Ohwi）は、従来から報告されている比較例の植物や食品素材よりも強い抗ヘリコバクター・ピロリ活性を示すことがわかる。
【００６３】
薬理試験（２）
［抗ヘリコバクター・ピロリ活性の測定］
薬理試験（１）と同様の方法で、抗ヘリコバクター・ピロリ活性を測定した。植物抽出物、及び比較例としてのプロポリス（Propolis）抽出物のペーパーディスクへの吸着量は、２００〜３００μｇとした。
試験結果を表５に示す。
【００６４】
【表５】

【００６５】
表５で示したように、本発明であるキンミズヒキ（Agrimonia japonica）、オオミカンソウ（Phyllanthus pulcher）、マチコ（Piper angustifolium Ruiz et Pav.）は、従来から報告されているプロポリス（Propolis）と同等又はそれ以上の抗ヘリコバクター・ピロリ活性を示すことがわかる。
【００６６】
処方例１
［錠剤の製造］
製造例で得られたカリン（Chaenomeles sinensis）のエタノール抽出物を用いて、常法に従い、下記組成の錠剤を得る。

【００６７】
処方例２
［ジュースの製造］
製造例で得られたサザンカ（Camellia sasanqua）のエタノール抽出物を用いて、常法に従い、下記組成のジュースを得る。

【００６８】
【発明の効果】
本発明の植物は、強力な抗ヘリコバクター・ピロリ活性を有することから、ヘリコバクター・ピロリを除菌し、胃・十二指腸潰瘍、胃炎、胃癌、胃悪性リンパ腫の予防、症状改善に有効である。[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a composition having an antibacterial or antibacterial effect against Helicobacter pylori, and a preventive / symptom improving action for gastric / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer and gastric malignant lymphoma.
[0002]
[Prior art]
In 1983, Warren and Marshall discovered Helicobacter pylori (hereinafter referred to as Helicobacter pylori) from the stomach of a patient with chronic active gastritis. Subsequent human ingestion experiments confirmed that H. pylori was the cause of gastritis. In addition, research on H. pylori has progressed and is not only involved in gastric and duodenal ulcers, but is also suggested to be involved in gastric cancer. In 1994, the International Cancer Research Institute designated H. pylori as a reliable carcinogenic factor. In a recent domestic survey, 80% of stomach cancer patients are reported to be infected with Helicobacter pylori, and the relationship between Helicobacter pylori and disease has been gradually elucidated (for example, see Non-Patent Document 1).
[0003]
Various studies have been conducted on the mechanism by which Helicobacter pylori damages gastric mucosal cells. That is, H. pylori, like other E. coli, for example, enters the mouth and reaches the stomach, swims the mucus layer using its flagella, reaches the gastric mucosa layer, adheres (adheres) to the gastric mucosa cells, The urease produced by itself decomposes urea to produce ammonia to neutralize gastric acid, maintain a favorable living environment, and start proliferation. When this Helicobacter pylori adheres to gastric mucosal epithelial cells, interleukin 8 (IL-8), which is a chemotactic factor for neutrophils, is released from gastric mucosal cells, and neutrophils collect at the site of infection. Next, since H. pylori produces and releases an activator of neutrophils, the activated neutrophils are likely to adhere to endothelial cells of blood vessels. In addition to causing microcirculation disorders of the mucosa, this produces proteases, free radicals (active oxygen), leukotrienes, and the like known as causative substances of the microcirculation disorders. Furthermore, ammonia produced by the action of urease produced by Helicobacter pylori produces monochloramine, which is a toxic substance that reacts with the free radicals and damages gastric mucosal cells. In this way, inflammation is induced and progresses.
[0004]
In addition to the above-mentioned inflammatory reaction, gastric mucosal damage caused by Helicobacter pylori is caused by, for example, attack of ammonia itself produced by the action of urease on the gastric mucosa, cytotoxin (vacuum toxin) produced by Helicobacter pylori itself. It is considered that the mucosal cell vacuolation is one of the factors (for example, see Patent Document 1).
[0005]
Conventionally, as a medicine for the treatment of gastric ulcer and duodenal ulcer, H ₂ Although blockers, PPIs (proton pump inhibitors) and the like are known and their effectiveness has been confirmed, these drugs are not capable of exhibiting effects such as growth inhibition against H. pylori.
[0006]
From the viewpoint of suppressing the growth of Helicobacter pylori, various attempts have been made to use antibiotics as antibacterial agents. Currently, three types of drugs are combined among aminopenicillin, tetracycline, macrolide and bismuth preparations. Combined triple therapy is the most effective means.
[0007]
However, considering that H. pylori is a very deep place between the gastric mucosa and its division time is many times longer than normal bacteria, effective antibacterial agents are acid-stable. Therefore, it should be permeable to the gastric mucosa and have a strong antibacterial action. However, to date, no drug that satisfies these conditions is known at all. Even in the case of triple therapy, since a relatively large amount of drug needs to be administered for a long period of time, its side effects, in particular, the fungal complications due to the long-term administration of antibacterial agents, are problems that cannot be ignored. Furthermore, in the use of the above-mentioned antibiotics accompanying the destruction of Helicobacter pylori itself, there is a possibility that toxins such as endotoxin possessed by Helicobacter pylori and substances causing inflammation are discharged around the gastric mucosa along with the destruction of the bacterial cells. There is a problem that they are sufficiently likely to cause new inflammation and mucosal injury, and there is a sufficient risk of gastritis, gastric ulcer relapse, and recurrence.
[0008]
In recent years, plants such as licorice, rosemary, salvia, clove, thyme, ginger, hornon, ju, sikon, rooibos, mugwort, prickly pear, tamarind, guava, yukinoshita, enmio, mukuroji, yucca, lemon (for example, patents) Document 2) and natural products such as peppermint oil, spearmint oil, and various flavor components have been found and reported (for example, see Patent Document 3), but their activity in in vitro tests has been reported. Contrary to strength, there is also a problem that it is not so effective under strong acidity in the stomach.
[0009]
In addition, lactoferrin (for example, see Non-Patent Document 2) and propolis (for example, see Non-Patent Document 3) have been reported to have an anti-Helicobacter pylori action, and are applied to foods. There is also a problem, such as 3g, that if it is not ingested in large quantities, it will not be effective.
[0010]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 8-119872 (Page 2)
[Patent Document 2]
JP-A-8-119872 (page 8-9, Table 4)
[Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-1492 (Page 5, Table 1)
[Non-Patent Document 1]
Hideyuki Kurihara, Chemistry and Biology, 2000, Vol. 38, No. 10, p. 635-636
[Non-Patent Document 2]
Yasuhiro Koga, Aseptic Biology, 1997, Vol. 27, No. 1, p44-45
[Non-Patent Document 3]
Toshio Sato, PRA QUARTERLY, 1999, Vol. 1, No. 4, p. 6-10
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an effective and highly safe Helicobacter pylori that can eliminate all of the various problems that it has instead of the conventional chemotherapeutic agents, and has no fear of side effects even when used continuously. It is to provide an agent and a food or medicine containing them.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies from the above object, the present inventor has found that a specific kind of plant has strong anti-Helicobacter pylori activity, and has completed the present invention.
[0013]
That is, the present invention
1. Acalypha australis, Acalypha indica, Acalypha siamensis, Agrimonia japonica, Aucuba japonica, Camellia japonica L., tens Makino, Camellia sasanqua, Chaenomeles japonica, Chalinomeles sinensis, Bokeh (Chaenomeles speciosa), Cornus baileyi, Anemone cormorant (Cornus brachypoda), Cornus controana (Cornus controana) Cormorant corn hutchinsonianus, C roton longissimus, Croton oblongifolius, Croton robustus, Croton sublylatus, Hazu (Croton tiglium), Euphorbia altissima, Horthos (Euphorbia lathyris), Rhinoceros (Euphorbia maculata), Takatodai hors (Euphorbia horkin) ), Euphorbia terracina, Euphorbia trigona, Excoecaria agallocha, Ezo snake strawberry (Fragaria vesca), Geranium fremontii, Geranium molle, Geranium sanguineum, Geranium thunbergense, Geum canumum, Geum canum Red lotus (Mallotus japonicus), Black lotus (Mallotus philippinensis), Mallotus stewardii, Oenothera biennis, Oenothera erythrosepala, Oenothera Oiodora other flower ), Oenothera rosea, Pelargonium zonale, Phyllanthus emblica, Phyllanthus flexosus, Phyllanthus matsumurae, Phyllanthus nirus, Phyllanthus nirus Pepperanthus (Phyllanthus reticulatus), Komikansou (Phyllanthus urinaria), Ivankoshikansou (Phyllanthus virgatus), Scots winged beetle (Potentilla freyniana), Honey bee squirrel (Potentilla freyniana), Osnake strawberry (Potentilla rushinus) ), Prunus jamasakura, Prunus lannesiana, Prunus lannesiana Wils. F. Albo-rosea Hara, Prunus mume, Prunus persica, Prunus spinulosa, Yus Prunus tomentosa, Prunus verecunda, Tsiha bunjiro (Psidium cattleianum), pomegranate (Psidium guajava), purple Ryukyu rhododendron (Rhododendron hortense), pine azalea (Rhododendron kaempferi), Rikahododho (Rhododendron kaempferi) ), Rhododendron metternichii, Rhododendron reticulatum, Rhododendron scabrum, Rhododendron semibarbatum, Rosa damascena, Rosa damascena, Rosa rtula Hermanus (Rosa rugosa), Maikai (Rosa rugosa Thunb. Var. Plena Regel), Rowan (Sorbus commixta), Rowan rowan (Sorbus gracilis), Vulva (Sorbus japonica), Terminalia alata, Terminalia australis, Seitakamiburan inalia bellirica), honey bee baran (Terminalia calamansanai), peach tamana (Terminalia catappa), miro balan (Terminalia chebula), Terminalia glaucifolia, Terminalia nigrovenulosa, Terminalia pierrii, horsetail (Trapa japonica), Mebishi (Trapa japonica) A composition selected from the group consisting of (Piper angustifolium Ruiz et Pav.), Or a composition for anti-Helicobacter pylori containing at least one of a juice or water extract or organic solvent extract obtained therefrom,
2.1 The plant body described in 2.1, or a composition having an anti-gastric / duodenal ulcer action, containing at least one of the juice, water extract or organic solvent extract obtained therefrom,
3.1. The composition having an anti-gastritis action comprising at least one of the plant bodies described in 3.1, or the juice or water extract or organic solvent extract obtained therefrom,
4.1 The plant body described in 4.1, or a composition having an anti-gastric cancer action containing at least one of the juice or water extract or organic solvent extract obtained therefrom,
A composition having an anti-gastric malignant lymphoma action, containing at least one of the plant according to 5.1, or a juice or water extract or organic solvent extract obtained therefrom,
6). A composition for anti-Helicobacter pylori comprising at least one of a plant of Kinkihizuki, Oomikansou, Machico, or a juice or water extract or an organic solvent extract obtained therefrom,
7). A composition having an anti-gastric / duodenal ulcer action, comprising at least one of a plant body of goldfish, citrus or machiko, or a juice or water extract or an organic solvent extract obtained therefrom,
8). A composition having an anti-gastritis effect, comprising at least one of a plant of Kinkihihiki, Oomikansou, Machico, or a juice or water extract or an organic solvent extract obtained therefrom,
9. A composition having an anti-gastric cancer action, comprising at least one of a plant of Kinkihihiki, Oomikansou, Machico, or a juice or water extract or an organic solvent extract obtained therefrom,
10. A composition having an anti-gastric malignant lymphoma effect, comprising at least one of a plant of Kinkihihiki, Oomikansou, Machico, or a juice or water extract or an organic solvent extract obtained therefrom,
A food containing the composition according to any one of 11.1 to 10,
12. A medicament containing the composition according to any one of 12.1 to 10,
About.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Plants used in the present invention include Acalypha australis, Acalypha indica, Acalypha siamensis, Agrimonia japonica, Aucuba japonica, Camellia japonica L. japonica L. var. hortensis (Makino) Makino), Southern camellia (Camellia sasanqua), Red-breasted (Chaenomeles japonica), Karin (Chaenomeles sinensis), Blurred (Chaenomeles speciosa), Cornus contro (Cornus bratropoda) , Cornus coreana, Cornus florida, Cornus kousa, Cornus officinalis, Cornus stolonifera, Hawthorn (Crataegus cuneata), Hawthorn (Crataegus laeus) ), Croton cascari lloides), Croton hutchinsonianus, Croton longissimus, Croton oblongifolius, Croton robustus, Croton sublylatus, Hazu (Croton tiglium), Euphorbia altissima, Horthos (Euphorbia lathyris), Eurhorbia maculata (Euphorbia maculata), Euphorbia maculata (Euphorbia maculata) ), Eupressia supina, Euphorbia terracina, Euphorbia trigona, Excoecaria agallocha, Ezosnake strawberry (Fragaria vesca), Geranium fremontii, Geranium molle, Geranium sanguineum, Geranium sanguineum, Geranium sanguineum, Geranium sanguineum Saw (Geum japonicum), Red-legged whale (Mallotus japonicus), Black-headed wrinkle (Mallotus philippinensis), Mallotus stewardii, Oenothera biennis, Oenothera erythrosepala, Long-tailed floret Oenothera odorata, Oenothera rosea, Pelargonium zonale, Phyllanthus emblica, Phyllanthus flexosus, Phyllanthus matsumurae, Purillanthus matsumurae, Purillanthus matsumurae pulcher, Phyllanthus reticulatus, Phyllanthus urinaria, Phyllanthus virgatus, Potentilla anserina, Potentilla freyniana, Pileilla ul Prunus grayana, Prunus jamasakura, Prunus lannesiana, Prunus lannesiana Wils. F. Albo-rosea Hara, Prunus mume, Prunus persica, phosphorus I (Prunus spinulosa), Prunus tomentosa, Kasumi cherry (Prunus verecunda), Teriha bunjiro (Psidium cattleianum), Pomegranate (Psidium guajava), Murasaki Ryukyu rhododendron (Rhododendron hortense), Yatsusuji (Rhodoendron kado ), Azalea (Rhododendron macrosepalum), Rhododendron metternichii, Rhododendron reticulatum, Rhododendron scabrum, Rhododendron semibarbatum, Rhododendron semibarbatum Neurose (Rosa multiflora), Hermanus (Rosa rugosa), Maikai (Rosa rugosa Thunb. Var. Plena Regel), Rowan (Sorbus commixta), Rowan rowan (Sorbus gracilis), Vorticella (Sorbus japonica), Terminalia alust, Terminalia alata, Terminalia alata is, Seitamirobaran (Terminalia bellirica), Honey-mbarran (Terminalia calamansanai), Momotamana (Terminalia catappa), Mirobaran (Terminalia chebula), Terminalia glaucifolia, Terminalia nigrovenulosa, Terminalia pierrii, Hira (Trapa japonica) rubeola Ohwi) and Machiko (Piper angustifolium Ruiz et Pav.) can be used.
[0015]
Encagus (Acalypha australis) is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family, and the whole plant is used for hemostasis, diuresis, bruise, etc. in China.
Acalypha indica is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family and is widely distributed as a weed in the tropical region. In Java, the young part is used as an edible vegetable and in Malay as a medicinal product.
[0016]
Thai cabbage (Acalypha siamensis) is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family. Agrimonia japonica is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, also called dragon bud, dragonweed, and sanctuary in China, and is used for diuretic and tonic medicinal purposes.
Aucuba japonica is a dicotyledonous plant belonging to the family Mizukiaceae, distributed in Honshu and Shikoku west of Kanto, and is used privately as a treatment for burns and cuts.
[0017]
Camellia japonica L. is a dicotyledonous plant belonging to the family Camellia, and is also referred to as the wild camellia.
Camellia japonica L. var. Hortensis (Makino) Makino is a dicotyledon of the camellia family, also called sancha or sea stone pod in China. The oil obtained from the seeds is camellia oil for hair and light. It is used as edible and machine oil.
[0018]
Camellia sasanqua (Camellia sasanqua) is a dicotyledon of the camellia family. It is also called tea plum in China, and is native to the western end of Honshu (Yamaguchi Prefecture), southwestern Shikoku, Kyushu and Okinawa Islands. The oil obtained from the seed is used as an edible food, as is the camellia oil.
Chaenomeles japonica is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae. It is a deciduous small shrub that is also widely known in Japan.
Chaenomeles sinensis is a dicotyledon of the family Rosaceae and is also called Karanasi or Kiboke, or a wooden candy in China, and is used as a folk remedy for dry fruits, expectoration, diarrhea, etc.
[0019]
Bokeh (Chaenomeles speciosa) is a dicotyledon plant belonging to the family Rosaceae, also known as Akigi Kiso and Kiso Kaiso in China. It is used for muscular pain and contains tartaric acid and malic acid. It has also been used as a fruit wine.
Cornus baileyi is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family.
Anemonefish (Cornus brachypoda) is a dicotyledonous plant belonging to the family Mizukiaceae. It is also called a palm tree in China, and its heartwood is used for fractures and analgesia.
[0020]
The dogwood (Cornus controversa) is a dicotyledon of the dogwood family and is widely distributed throughout Japan, Korea, and the Chinese mainland to the Himalayas. Although it is sometimes used for food, it has a problem in taste.
Cornus coreana is a dicotyledonous plant belonging to the family of Dogwood. The American wild boar (Cornus florida) is a dicotyledonous plant of the dogwood family, and is also called a dogwood, a multifloral tree in China.
[0021]
Cornus kousa is a dicotyledonous plant belonging to the family Mizoaceae and is also called Shisho in China. It is distributed throughout Japan, Korea, and China, except for Hokkaido. ), Unzen and Hakone.
Sanshuyu (Cornus officinalis) is a dicotyledonous plant of the family Mizukiaceae. It is also called Harukoganebana, and it is used for rotting pain, dizziness, tinnitus, frequent urination, tonic, etc. It has been used.
[0022]
The red-footed dogwood (Cornus stolonifera) is a dicotyledonous family of the dogwood family. Hawthorn (Crataegus cuneata) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, and is said to be effective for digestion and detoxification of the stomach in Chinese medicine. It is also said to have the effect of expanding blood vessels and lowering blood pressure.
Hawthorn (Crataegus laebigata) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, distributed from Europe to northern Africa, and cultivation in Japan is not yet common.
Croton argyratus is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family.
[0023]
Croton cascarilloides is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, also called a blue stab in China, and it is also used as an edible fruit.
Croton hutchinsonianus, Croton longissimus, Croton oblongifolius, Croton robustus, and Croton sublylatus are dicotyledons of the family Rosaceae.
[0024]
Crops (Croton tiglium) is a dicotyledon family of Euphorbiaceae, also called peas in China, and the lotus oil from seeds is used for industrial purposes, but lauric acid, palmitic acid, stearic acid, oleic acid, linol Including acid. In addition, leaves are used as insecticides or therapeutic drugs for eczema.
[0025]
Euphorbia altissima is a dicotyledonous plant of the Euphorbiaceae family.
Holthos (Euphorbia lathyris) is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family, and is used for detoxification, laxation, diuretics and menopause in Kampo.
Euphorbia maculata is a dicotyledonous family of Euphorbiaceae, also known as terrestrial broth in China, where the whole plant is well known for bacterial diarrhea, enteritis, hemoptysis, vomiting, traumatic bleeding and milk. Used when not.
[0026]
Takatodai (Euphorbia pekinensis) is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family. In China, the dried root is called a potato and is used as a diuretic.
Poinsettia (Euphorbia pulcherrima) is a dicotyledonous plant of the Euphorbiaceae family, and is also called Drosophila (Sardine Tree), which is widely used as a pot and cut flowers in the end of the year.
Euphorbia supina is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family, also called mochiki Nishiki in China. The whole plant is used for various types of hemostasis and lack of milk.
[0027]
Euphorbia terracina and Euphorbia trigona are dicotyledonous plants of the Euphorbiaceae family.
The white-tailed oyster (Excoecaria agallocha) is a dicotyledonous plant of the Euphorbiaceae family, and the seeds are roasted to become edible and oil is obtained. In China, the root bark is used as a diuretic.
Ezo snake strawberry (Fragaria vesca) is a dicotyledonous plant of Euphorbiaceae.
[0028]
Geranium fremontii, Geranium sanguineum, and Geranium molle are dicotyledons of the Euphorbiaceae family.
Geranium thunbergii is a dicotyledonous plant belonging to the family Frostaceae. It is a perennial plant that is commonly found on the roadsides of Yamano and has long been used as a medicinal herb to prevent diarrhea. Geum canadense is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family.
Radish (Geum japonicum) is a dicotyledon of the family Rosaceae, also called Minamata plum in China, and the whole plant is used as a folk medicine for diuresis, bacterial diarrhea, toothache, eczema and so on.
[0029]
Akamegasiwa (Mallotus japonicus) is a dicotyledonous family of Euphorbiaceae, also known as wild paulownia paulownia in China. From ancient times, bark has been used for cholelithiasis, and leaf decoction has been used externally for strawberries and fresh leaf juice. , Have been used for sucking out swelling and pain relief.
Coxnohagashi (Mallotus philippinensis) is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family, and is also referred to as rough potato in China, and is used for menstrual irregularities and skin diseases in the Nansei Islands. Mallotus stewardii is a dicotyledonous plant of the Euphorbiaceae family.
[0030]
The evening primrose (Oenothera biennis) is a dicotyledonous plant of the family Acabanaceae and is also called evening primrose in China.
Oenothera erythrosepala is a dicotyledonous plant of the red arabaceae family and is called red evening primrose. Oenothera longiflora is a dicotyledonous plant of the family Acabanaceae.
Oenothera odorata and Oenothera rosea are dicotyledonous plants of the family Acabanaceae.
[0031]
Pelargonium zonale is a dicotyledonous plant of the family Aceraceae and is a plant native to South Africa.
Yukan (Phyllanthus emblica) is a dicotyledon family of Euphorbiaceae, also called Ammarok, distributed from India to the Malaysian region (Timor) and southern China. Roots, leaves, bark and gallbladder are also used for medicinal purposes. It is what has been.
Phyllanthus flexosus is a dicotyledonous plant of the Euphorbiaceae family, and is a deciduous shrub that grows naturally from the west of Kinki region of Honshu, Shikoku, and Kyushu to Taiwan.
[0032]
Phyllanthus matsumurae is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family.
Phyllanthus niruri is a dicotyledonous family of Euphorbiaceae and is used as a diuretic in Indonesia such as antistasis, analgesia and gonorrhea.
Phyllanthus pulcher and Phyllanthus reticulatus are dicotyledons of Euphorbiaceae.
Phyllanthus urinaria is a dicotyledonous family of Euphorbiaceae and is also called a leafy bead in China. The whole plant is called a rare beetle and used as an antidote for enteritis, various infectious diseases, urinary tract infections, etc. It is used.
[0033]
Phyllanthus virgatus is a dicotyledon of the Euphorbiaceae family.
Potentilla anserina is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family.
Potentilla freyniana is a dicotyledon of the family Rosaceae and is also called a trilobal vegetative vegetable in China. It is used for medicinal purposes such as detoxification, tuberculosis, bruise, and trauma bleeding.
Osnake strawberry (Potentilla kleiniana) is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family.
[0034]
Noodles (Prunus glandulosa), also known as Niwaume, is also called Zhao Li in China.
Prunus grayana is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, a deciduous small tree, and is a cherry tree distributed in the mountains from southwest Hokkaido to Kyushu.
Prunus jamasakura is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae and is also called Fukushima cherry tree in China. It grows in Yamanoyama, west of Miyagi Prefecture in Honshu, Shikoku and Kyushu, and is distributed on Jeju Island in Korea.
[0035]
Sato cherry (Prunus lannesiana) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, and is a generic name for cherry blossoms that begin to bloom later in the middle and late April than Yamazakura and Yoshino cherry.
Yaezakura (Prunus lannesiana Wils. F. Albo-rosea Hara) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae and is closely related to Satozakura.
Ume (Prunus mume) is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family, and is used for dried plums, boiled plums, candied sugar, plum wine and so on. In addition, ume plum is smoked with immature fruits and dried in the sun, and is used as a herbal medicine for anthelmintic, cough, diarrhea, bloody stool, hematuria. Plum meat extract is also considered a folk medicine.
[0036]
The red peach (Prunus persica) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae and is generally eaten with fruits as peaches.
Rinboku (Prunus spinulosa) is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family. It is an evergreen tree that is distributed in warm regions and opens its spikes in autumn.
Prunus tomentosa is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae and is called a mountain cherry tree in China, and is used as a bonsai, garden tree, or small garden fruit tree. Kasumi cherry (Prunus verecunda) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae and is also called Keyamazakura. It grows from Hokkaido to the mountains of Kyushu and is distributed from the Korean peninsula to the northeastern part of China.
[0037]
Terihabanjiro (Psidium cattleianum) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, native to Brazil, with small fruits and a garden tree.
Pomegranate (Psidium guajava) is a dicotyledonous family of pomegranates, also called sarcophagus in China, and is used in the production of fruit wine and soft drinks. The pericarp is also used to prevent diarrhea.
Rhododendron hortense is a dicotyledonous plant belonging to the family Azalea, and is also called a white flower bud in China and uses flowers, foliage and roots for bleeding diseases.
[0038]
Rhododendron kaempferi is a dicotyledonous plant belonging to the family Azalea and is a kind of azalea distributed in Japan (Hokkaido to Kyushu).
Rhododendron keiskei is a dicotyledonous plant belonging to the family Azalea and is distributed in the Kanto region, west of Shikoku, and Kyushu in Japan, and is often cultivated for viewing. Azalea (Rhododendron macrosepalum) is a dicotyledonous plant belonging to the family Azalea and is distributed from Shizuoka Prefecture to Shikoku. A small number of horticultural varieties are differentiated.
[0039]
Rhododendron metternichii is a dicotyledonous plant belonging to the family Azalea, and is distributed in northern Shikoku, Chugoku to Chubu.
Rhododendron reticulatum is a dicotyledonous plant belonging to the family Azalea, and its flowers are light purple. They are distributed from the western part of the Chubu region to the west, Shikoku and Kyushu.
Rhododendron scabrum is a dicotyledonous plant belonging to the azalea family. The flowers and leaves are large and the flowers are purple. They are distributed from Amami Oshima to the main island of Okinawa. Although it is not cold-tolerant, it is also cultivated in the warm regions of Southwest Japan.
[0040]
Rhododendron semibarbatum is a dicotyledonous plant of the Rhododendron family. The flower bud has a single flower and the fruit is a kind of azalea.
The damask rose (Rosa damascena) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, with many flowers in a cluster and many petals. Flower color is red, pink, white, aperture. The fragrance is extremely intense, rich in perfume oil components, and is a raw material for perfume.
Rosa hirtula is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family, and as its name suggests, it resembles a salamander and opens a light red flower. Wild rose has a narrow distribution range, occurs in Kanagawa, Yamanashi, and Shizuoka Prefectures, and is often noticeable around Hakone.
[0041]
The rose (Rosa multiflora) is a dicotyledon of the family Rosaceae and is also called a multi-flowered rose in China. It is a vine deciduous shrub found in fields, river fields, and mountain skirts from Hokkaido to Kyushu. As a folk medicine, it is used as a laxative.
Hermanus (Rosa rugosa) is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family. It is a deciduous shrub that grows in coastal sand and blooms with beautiful flowers. The dried petals are used for stomach pain, diarrhea prevention and menorrhagia. In addition, fruits contain a lot of vitamin C and are also used as food.
[0042]
Mai kai (Rosa rugosa Thunb. Var. Plena Regel) is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family.
Rowan (Sorbus commixta) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, widely distributed from Hokkaido to Kyushu, growing in the mountains and known for its beautiful autumn leaves. Since the material is yellowish brown and hard, it is used as wood for work.
Rowan rowan (Sorbus gracilis) is a dicotyledonous plant belonging to the family Rosaceae, a small deciduous shrub that is distributed west of central Honshu. Besides being used for cut flowers, fruits can be eaten.
[0043]
Vortex (Sorbus japonica) is a dicotyledonous plant of the Rosaceae family and is a deciduous tree that grows in the mountains. It is distributed in Honshu, Shikoku and Kyushu, and is used for ikebana because of its beautiful young shoots.
Terminalia alata, Terminalia australis, Terminalia bellirica and Terminalia calamansanai are dicotyledonous plants of the family Sequimidae.
Momotamana (Terminalia catappa) is a dicotyledonous plant belonging to the ciraceae family, widely distributed from Asia to the tropical and subtropical coasts of Polynesia, reaching the Okinawa and Ogasawara Islands. The fruit contains tannin and is used as a black dye. In Malaysia, it is used to dye teeth like a black tooth.
[0044]
Milobaran (Terminalia chebula) is a deciduous tall tree, also called coconut tree in China, and is famous as a raw material for tannins. In China, it is used for the treatment of hoarseness, diarrhea, bloody stool, etc. as a medicinal product.
[0045]
Terminalia glaucifolia, Terminalia nigrovenulosa, and Terminalia pierrii are dicotyledonous plants of the family Sequimidae.
Hoshi (Trapa japonica) is a dicotyledonous plant belonging to the family Hamiaceae, also called Nohishi in China. It is distributed in the temperate and subtropical regions from East Asia to India, Hokkaido, Honshu, Shikoku, Kyushu, Korea, Taiwan, China Seen. The seeds are boiled and baked for food.
Mebishi (Trapa japonica Flerov. Var. Rubeola Ohwi) is a dicotyledonous plant belonging to the family Chinaceae, and is smaller in both fruit and plant than Hoshi. Distributed in Honshu, Shikoku and Kyushu. The fruit is small but edible.
Machiko (Piper angustifolium Ruiz et Pav.) Is a dicotyledon of the family Pepperaceae, distributed mainly in Central and South America, and its leaves are used for the treatment of bleeding, insect bites, skin inflammation and the like.
[0046]
In the present invention, the plant can use all parts such as leaves, stems, buds, flowers, woody parts, bark parts (bark) and the like, and underground parts such as roots and tubers, seeds, fruits and resins. Further, a dried product obtained by drying the plant itself, a pulverized product thereof, a juice obtained by squeezing and extracting the product itself, a crude extract using water or a solvent such as ethyl alcohol, methyl alcohol, diethyl ether, acetone, It is also possible to use an extract fraction obtained by stepwise purification by various chromatographies such as partitioning and column chromatography. The obtained extract fraction may be concentrated by an appropriate method, or spray-dried or freeze-dried. These may be used alone or in combination of two or more.
[0047]
For example, the extract obtained by adding 3 L of 99.5% ethanol to 1 kg of dried plant of Chaenomeles japonica and soaking overnight at room temperature is used as it is for anti-Helicobacter pylori, stomach / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer and It may be used for the purpose of prevention / symptom improvement of gastric malignant lymphoma, or may be used by purifying it by combining various chromatographies.
[0048]
It has not been known at all that the dry matter or extract of a specific plant according to the present invention has anti-Helicobacter pylori activity, which is a new finding obtained by the present invention. The plant according to the present invention has anti-Helicobacter pylori activity, and can be used as a food or a medicine having an effect of preventing / ameliorating symptoms of gastric / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer and gastric malignant lymphoma.
[0049]
The plant of the present invention can be produced as a composition having an effect of preventing / ameliorating symptom of gastric / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer and gastric malignant lymphoma, and a food or medicine containing them. The anti-Helicobacter pylori, gastric / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer and gastric malignant lymphoma preventive / symptom-improving composition of the present invention and medicaments containing these are used either orally or parenterally. be able to. In administration, the active ingredient should be mixed with a solid or liquid non-toxic pharmaceutical carrier suitable for administration methods such as oral administration, transdermal administration, rectal administration, and injection, and administered in the form of conventional pharmaceutical preparations. Can do. Examples of such preparations include solid preparations such as tablets, granules, powders and capsules, solutions such as solutions, suspensions and emulsions, freeze-dried preparations, and the like. It can be prepared by conventional means. Examples of the non-toxic pharmaceutical carrier include glucose, lactose, sucrose, starch, mannitol, dextrin, fatty acid glyceride, polyethylene glycol, hydroxyethyl starch, ethylene glycol, polyoxyethylene sorbitan fatty acid ester, amino acid, gelatin, Examples include albumin, water, and physiological saline. Further, if necessary, conventional additives such as a stabilizer, a wetting agent, an emulsifier, a binder, and an isotonic agent can be appropriately added.
[0050]
As food, as it is, or with various nutritional ingredients, or contained in foods and drinks, it is useful for the eradication of Helicobacter pylori, prevention of gastric / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer and gastric malignant lymphoma, and improvement of symptoms It is eaten as a healthy health food or food material. For example, after adding the above-mentioned appropriate auxiliaries, it may be used for edible by using conventional means, forming into an edible form, for example, granular, granular, tablet, capsule, paste, etc. It can also be used in various foods such as processed foods such as ham and sausage, processed fish foods such as kamaboko and chikuwa, bread, confectionery, butter, milk powder, fermented milk products, water, fruit juice, milk, You may add and use for drinks, such as a soft drink and tea.
[0051]
In the present invention, the effective dose as a plant solvent extract is appropriately selected according to the patient's age, weight, symptoms, patient grade, administration route, administration schedule, formulation form, strength of the inhibitory activity of the material, etc. It is determined. For example, in the case of oral administration, it is generally about 0.001 to 1000 mg / kg body weight per day, and may be divided into several times.
[0052]
The plant of the present invention has low toxicity. For example, even when a hot water extract of radish (Geum japonicum) is orally administered to a rat over a long period of 1000 mg / kg every day for 100 days, no death is observed. No weight change was observed.
[0053]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be specifically described with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
[0054]
Production example
[Plant extraction]
100 ml of 99.5% ethanol was added to 20 g of Acalypha australis whole plant, extracted at room temperature for 30 minutes, concentrated under reduced pressure to remove ethanol, and 1400 mg of extract was obtained.
[0055]
Whole plant of Acalypha indica, branches and leaves of Acalypha siamensis, whole plant of Agrimonia japonica, branches and leaves of Aucuba japonica, seeds of Camellia japonica L., Camellia japonica var. hortensis (Makino) Makino), leaves of Camellia sasanqua, branches and leaves of Chaenomeles japonica, berries of Chaenomeles sinensis, branches and leaves of Chaenomeles speciosa, branches and leaves of Cornus baileyi Cornus brachypoda branch, Cornus controversa branch, Cornus coreana branch, Cornus florida branch, Cornus kousa branch, Cornus officinalis fruit , Cornus stolonifera branches, hawthorn (Crataegus cuneata) branches, hawthorn (C Rataegus laebigata), Croton argyratus branch, Croton cascarilloides aerial part, Croton hutchinsonianus branch, Croton longissimus leaf, Croton oblongifolius aerial part, Croton robustus aerial part, Croton subs Whole plant of Croton tiglium, aboveground part of Euphorbia altissima, whole plant of Euphorbia lathyris, whole plant of Euphorbia maculata, aboveground part of Euphorbia pekinensis, poinsettia (Euphorbia pulcherrima) , Euphorbia supina whole plant, Euphorbia terracina whole plant, Euphorbia trigona timber, striped white leaf (Excoecaria agallocha) leaf, Ezosnake strawberry (Fragaria vesca) whole leaf, Geranium fremontii above ground, Geranium molle whole plant , Aboveground part of Geranium sanguineum, aboveground part of Geranium thunbergii, Geum canadense Whole grass, whole grass of radish (Geum japonicum), bark of red lotus (Mallotus japonicus), foliage of mallotus philippinensis, whole plant of Mallotus stewardii, whole plant of evening primrose (Oenothera biennis), large rose Whole plant, whole plant of Oenothera longiflora, whole plant of Oenothera odorata, whole plant of Oenothera rosea, aboveground part of Pelargonium zonale, fruit of Yukan (Phyllanthus emblica) Branches, leaves of Phyllanthus flexosus, whole plants of Phyllanthus matsumurae, whole plants of Phyllanthus niruri, branches of leaves of Phyllanthus pulcher, leaves of Phyllanthus reticula, Ptus The whole plant of Phyllanthus urinaria, Ivan Komikan Whole plant of Phyllanthus virgatus, aerial part of Potentilla anserina, whole plant of honeybee (Potentilla freyniana), whole plant of snake strawberry (Potentilla kleiniana), branches and leaves of Prunus glandulosa, Prunus gray (Prunus gray) Branches, leaves of Prunus jamasakura, branches and leaves of Prunus lannesiana, prunus lannesiana Wils. F. Albo-rosea Hara, leaves of Prunus mume, leaves of Prunus persica , Prunus spinulosa branches, leaves of Prunus tomentosa, branches of Prunus verecunda, branches and leaves of Psidium cattleianum, branches of Psidium guajava, leaves Rhododendron hortense branches and flowers, Rhododendron kaempferi branches and leaves, lizard Branches and leaves of Rhododendron keiskei, branches and leaves of Rhododendron macrosepalum, branches and leaves of Rhododendron metternichii, branches and leaves of Rhododendron reticulatum, branches of Rhododendron reticulatum , Branches and leaves of Rosa damascena, branches and leaves of Rosa hirtula, branches and leaves of Rosa multiflora, aerial parts of Hermanus (Rosa rugosa), ground of Mai kai (Rosa rugosa Thunb. Var. Plena Regel) Branch, leaves of Sorbus commixta, branches and leaves of Sorbus gracilis, branches and leaves of berries of Sorbus japonica, Bark of Terminalia alata, branches and leaves of Terminalia australis, fruit of Setinalia bellirica Including branches and leaves, Bark of the honey bee (Terminalia calamansanai), Momota (Terminalia catappa) branches and leaves, mirabaran (Terminalia chebula) fruits, Terminalia glaucifolia branches, Terminalia nigrovenulosa branches and leaves, Terminalia pierrii bark, whole grass of horsetail (Trapa japonica), Mebishi (Trapa japonica Flerov. Var. Rubeola Ohwi) As for the whole plants and Machiko (Piper angustifolium Ruiz et Pay) leaves, extraction with ethanol under the same conditions, concentration under reduced pressure to remove the solvent, and the extracts in the order described above, 1860, 1330, 1580, 990, respectively. , 1040, 2514, 2320, 4950, 3210, 2354, 782, 1423, 2653, 4521, 2562, 3265, 1473, 1023, 2105, 2538, 4521, 2486, 1256, 4789, 5896, 2563, 1287, 1453, 4523 , 1056, 4231, 2331, 1735, 4231, 2215, 2658, 1179, 1986, 2156, 3265, 5632, 4236, 5563, 2234, 2769, 3365, 3120, 4123, 2278, 2146, 2536, 3218, 2354, 1532 , 1789, 2196, 2493, 1145, 1028, 1546, 2163, 3356, 2896, 2437, 2236, 6987, 2364, 5479, 4234, 2289, 4523, 2378, 5564 4236, 1179, 2345, 1256, 4623, 3325, 2198, 2465, 3365, 3870, 4203, 2036, 3526, 2486, 4126, 4158, 3570, 5423, 4126, 2573, 1982, 3901, 4100, 2097, 2569, 3129, 4109, 1489, 2873, 4263, 1520 mg were obtained.
[0056]
Pharmacological test (1)
[Measurement of anti-Helicobacter pylori activity]
The antibacterial action of the plant extract against Helicobacter pylori was measured according to NCCLS (National Laboratory Standards Committee) guideline M100-S9. ATCC43504 was used as a test bacterium.
Prepare a DMSO (dimethyl sulfoxide) solution of the plant extract obtained in the production example to a concentration of 30 mg / ml, adsorb 50 μl of these sample solutions on a paper disk, and then apply them to an agar plate medium. After adding and culturing at 35 ° C. for 72 hours using a microaerobic culture apparatus, the diameter of the inhibition circle in which the growth was suppressed on the agar plate medium was measured.
[0057]
As comparative examples, the buds of chosi (Syzygiumaromaticum MERR.), Rhizomes (roots) of licorice (Glyeyrrhiza glabra L.), and the stems of mugwort (Artemisia princeps PAMPAN.), Which have already been reported to have anti-Helicobacter pylori activity, An ethanol extract was prepared from leaves and Propolis under the same conditions as in the production example and tested in the same manner. Similarly, a lactoferrin commercial product (trade name: “Morinaga lactoferrin MLF-1”) having anti-Helicobacter pylori activity was also tested in the same manner.
These test results are shown in Tables 1 to 4.
[0058]
[Table 1]

[0059]
[Table 2]

[0060]
[Table 3]

[0061]
[Table 4]

[0062]
As shown in Tables 1 to 4, the plants of the present invention are Acalypha australis, Acalypha indica, Acalypha siamensis, Aucuba japonica, Camellia japonica L., Camellia. (Camellia japonica L. var. Hortensis (Makino) Makino), sasanqua (Camellia sasanqua), red-breasted (Chaenomeles japonica), quince (Chaenomeles sinensis), blurred (Chaenomeles speciosa), Cornus baileyi, cornus brachid (Cornus brachypod (a) controversa), Korean pine (Cornus coreana), American wild bovine (Cornus florida), Western wild boar (Cornus kousa), Cornus officinalis, Red-eared dogwood (Cornus stolonifera), Hawthorn (Crataegus cuneata), Great hawthorn (Crataegus lager) Croton argyratus), Croton cascarilloides, Croto n hutchinsonianus, Croton longissimus, Croton oblongifolius, Croton robustus, Croton sublylatus, Haz (Croton tiglium), Euphorbia altissima, Horthos (Euphorbia lathyris), Rhinoceros (Euphorbia maculata), Eurhoria pe (Euphorbia supina), Euphorbia terracina, Euphorbia trigona, Striped oyster (Excoecaria agallocha), Ezosnake strawberry (Fragaria vesca), Geranium fremontii, Geranium molle, Geranium sanguineum, Gensenium geum (Geranium thun canii) japonicum), red lotus (Mallotus japonicus), black lotus (Mallotus philippinensis), Mallotus stewardii, Oenothera biennis, Oenothera erythrosepala, Oflora longiflora (Oenothera erythrosepala) (Oenothera odorata), Oenothera rosea, Pelargonium zonale, Phyllanthus emblica, Phyllanthus flexosus, Phyllanthus matsumurae, Phyllanthus Phyllanthus Phyllanthus Phyllanthus Phyllanthus ), Phyllanthus urinaria, Phyllanthus virgatus, Potentilla anserina, Potentilla freyniana, Otenti strawberry (Potentilla kleiniana), Prunus grunulosa, Prunus grunulosa, Prunus grunulosa Prunus jamasakura, Prunus lannesiana, Prunus lannesiana Wils. F. Albo-rosea Hara, Plumus mume, Prunus persica, Prunus spinulosa, Prunus tomentosa , Kasumizakura (Prunus verecunda), Terihabanjiro (Psidium cattleianum), Pomegranate (Psidium guajava), Purple Ryukyu Rhododendron (Rhododendron kaempferi), Ryudoendronka Rhododendron metternichii, Rhododendron reticulatum, Rhododendron scabrum, Rhododendron semibarbatum, Rosa damascena, Rosa hirtula, rosa hirtula, ruga , Maikai (Rosa rugosa Thunb. Var. Plena Regel), Rowan (Sorbus commixta), Rowan rowan (Sorbus gracilis), Vorticella (Sorbus japonica), Terminalia alata, Terminalia australis, Setakamirobaran (Terminalia bellirica) Milobaran (Terminalia calamansanai), Momotamana (Terminalia catappa), Milobaran (Terminalia chebula), Terminalia glaucifolia, Terminalia nigrovenulosa, Terminalia pierrii, Hishi (Trapa japonica), Mebishi (Trapa japonica Flerov. Wi. It can be seen that the anti-Helicobacter pylori activity is stronger than the comparative plant and food materials.
[0063]
Pharmacological test (2)
[Measurement of anti-Helicobacter pylori activity]
Anti-Helicobacter pylori activity was measured by the same method as in pharmacological test (1). The amount of adsorption of the plant extract and the Propolis extract as a comparative example to the paper disk was 200 to 300 μg.
The test results are shown in Table 5.
[0064]
[Table 5]

[0065]
As shown in Table 5, Agrimonia japonica, Phyllanthus pulcher, and Machiko (Piper angustifolium Ruiz et Pav.), Which are the present invention, are equivalent to or have been reported in the past. It can be seen that the above anti-Helicobacter pylori activity is exhibited.
[0066]
Formulation Example 1
[Manufacture of tablets]
Using the ethanol extract of chalinomeles sinensis obtained in Production Example, tablets having the following composition are obtained according to a conventional method.

[0067]
Formulation example 2
[Manufacture of juice]
Using the ethanol extract of Camellia sasanqua obtained in the production example, a juice having the following composition is obtained according to a conventional method.

[0068]
【The invention's effect】
Since the plant of the present invention has a strong anti-Helicobacter pylori activity, it is effective in eradicating Helicobacter pylori, preventing gastric / duodenal ulcer, gastritis, gastric cancer, gastric malignant lymphoma, and improving symptoms.

Claims (1)

キンミズヒキの植物体又はそれより得られる搾汁、水抽出物若しくは有機溶媒抽出物のうち、少なくとも１種を含有する、抗ヘリコバクター・ピロリ用組成物。 A composition for anti-Helicobacter pylori comprising at least one of a plant of Kimizumi or a juice , a water extract or an organic solvent extract obtained therefrom.