JP4389951B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像データに所定の補正処理を施して出力する技術に関する。
コンピュータ関連技術の進歩により、今日では、カラー画像データを手軽に取り扱うことが可能になっている。例えばデジタルカメラを用いて画像を撮影した場合、撮影した画像を画像データとして記憶しておき、必要なときに画像データを選択して印刷装置に供給することで、直ちに画像を印刷することが可能となっている。
また、このようにして画像データから画像を印刷する場合、印刷装置では、より好適な画像を出力するために、画像データに対して様々な補正処理や調整処理を行ってから画像を印刷する技術が取り入れられている。こうした技術には、例えば、画像データの明度やコントラスト、カラーバランスなどを適切に補正してから出力する技術(特許文献1)や、画像の撮影対象に応じて画像をぼかしたり輪郭を際立たせたりすることで画像の印象を調整する技術(特許文献2)などがある。
また、最近では、ユーザーの画像の好みが多様化してきていることに対応して、予め記憶しておいた複数の補正の中から、感覚的に理解できるようなキーワードを用いて補正内容をユーザーに選択させることによって、多様化するユーザーの好みに対応可能とした技術も提案されている(特許文献3)
特開平8−32827号公報 特許3319727号公報 特開2003−234916号公報
しかし、予め記憶しておく補正の種類にも限界があるため、全てのユーザーの好みに対応することは難しいという問題がある。また、キーワードなどを用いた大雑把な選択では、微妙な補正の違いを区別して、より適切な補正内容を選択しようとするには限界がある。更に、予め補正内容を記憶しておく必要があることから、記憶のためのメモリ容量だけでなく、補正内容を用意するためにも多大な労力が必要になるという問題も生じる。
本発明は、従来技術が有する上述した課題を解決するためになされたものであり、画像をユーザーの好みの絵作りに簡便に補正して出力可能とする技術の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の画像処理装置は次の構成を採用した。すなわち、
画像データを読み込んで、該画像データに対して補正を加える画像処理装置であって、
前記画像データに加える補正内容が記述された画像たる補正内容記述画像を読み込む補正内容記述画像読込手段と、
前記補正内容記述画像に記述された補正内容に従って、前記読み込んだ画像データに対して補正を加える画像データ補正手段と
を備え、
前記補正内容記述画像読込手段は、予め画像と共に出力され、該画像に施されている補正内容が記述された前記補正内容記述画像を読み込む手段であることを要旨とする。
また、上記の画像処理装置に対応する本発明の画像処理方法は、
画像データを読み込んで、該画像データに対して補正を加える画像処理方法であって、
前記画像データに加える補正内容が記述された画像たる補正内容記述画像を読み込む第1の工程と、
前記補正内容記述画像に記述された補正内容に従って、前記読み込んだ画像データに対して補正を加える第2の工程と
を備え、
前記第1の工程は、予め画像と共に出力され、該画像に施されている補正内容が記述された前記補正内容記述画像を読み込む工程であることを要旨とする。
かかる本発明の画像処理装置および画像処理方法では、画像データに補正を加えるに際して、補正内容記述画像と共に出力された画像を予め選択しておく。選択する画像は補正内容記述画像が対応付けられた画像であれば、どのような画像であってもよく、例えば、予めサンプル画像として用意されている複数の画像の中から気に入った画像を選択してもよいし、あるいは、たまたま気に入った画像に補正内容記述画像が対応付けられていた場合には、その画像を選択してもよい。また、画像が補正内容記述画像と共に出力される態様とは、画像と補正内容記述画像とが何らかの方法によって対応付けられた状態で出力されていれば足り、例えば、画像の欄外に補正内容記述画像が出力されていたり、あるいは、印刷された画像の場合であれば、画像の裏面に補正内容記述画像が出力されているものであってもよい。更には、雑誌などで、画像が印刷されているページとは別のページに補正内容記述画像が印刷されていてもよい。この様な場合でも、画像と補正内容記述画像とが何らかの方法(例えば、画像と補正内容記述画像とに同じ通し番号を付しておく)で対応付けられていれば、「画像と補正内容記述画像とが共に出力されている」ことに該当する。
補正内容記述画像と共に出力された画像を選択したら、その補正内容記述画像を読み込む。補正内容記述画像は、共に出力された画像に施されている補正内容が記述されている画像である。補正内容記述画像は、共に出力された画像に施されている補正内容が記述されていればどのような態様あってもよく、例えば、バーコードの様な符号図形とすることができる。この補正内容記述画像を読み込んだら、そこに記述されている補正内容に従って画像データに補正を加えて出力する。
こうすると、補正内容記述画像に記述されている補正内容は、対応付けられた画像に施されている補正内容であることから、画像データには対応付けられた画像と同じ内容の補正が加えられる。そこで、ユーザーに好みの絵作りの画像を選択させておき、その画像と対応付けられた補正内容記述画像を読み込めば、ユーザーの好みの画像と同じ補正が画像データに加えられることによって、画像データをユーザーの好みの絵作りの画像に補正して出力することが可能となる。そして、このとき、ユーザーは単に好みの画像を選ぶだけでよく、画像補正に関する知識は何ら要求されることがないので、専門知識を持たない一般的なユーザーであっても極めて簡便に画像データを好みの絵作りの画像に補正することが可能となる。
また、画像の補正内容は補正内容記述画像に記述されているので、補正内容記述画像があれば、補正の内容を別途記憶しておく必要がない。この為、予め多数の補正内容を用意しておく場合であっても、大量の記憶領域を確保する必要がないので、多様化するユーザーの好みに対応して予め多種多様な補正内容を用意しておくことが可能である。これにより、ユーザーの好みにより合致した絵作りの画像を出力することが可能となる。
また、上述した本発明の画像処理装置では、補正内容が直接読み取れない状態にコード化された補正内容記述画像を読み込むものとしてもよい。
この様にコード化された状態の補正内容記述画像には、直接読み取れる状態で補正内容を記述した補正内容記述画像よりも多くの情報を記述しておくことが可能であるから、画像の補正内容をより詳細に記述しておくことで、画像により適切な補正を加えて好適な画像を出力することが可能となる。
また、上述した本発明の画像処理装置では、画像データの補正を行うと共に画像データの表色系を第1の表色系から第2の表色系へと変換するものとしてもよく、また、このとき、補正内容記述画像は、画像の補正内容および第1の表色系から第2の表色系への変換を行うための情報を記述しているものとしてもよい。
こうすれば、第1の表色系の画像データに対して補正処理を行うだけで、第2の表色系の画像データが得られる。従って、補正を行った後に、第2の表色系へと表色系を変換する処理が不要となるので、迅速に画像を処理することが可能となる。加えて、表色系変換によって画像の絵作りが微妙に影響を受けてしまう可能性を低減することも可能となる。
また、上述した本発明の画像処理装置では、補正後の画像データに基づいて画像を印刷するものとしてもよい。
画像を確認あるいは鑑賞などする方法としては、例えばモニターに表示させる等の種々の方法をとり得るが、画像を印刷出力すれば、印刷画像を手軽に持ち運んで鑑賞したり、あるいは、他人に配布することも容易である。従って、補正後の画像データに基づいて画像を印刷することで、好適な画像を簡便に利用することが可能となる。
また、上述した本発明の画像処理装置では、補正内容記述画像と共に印刷媒体の情報を読み込み、読み込んだ印刷媒体の情報を考慮して画像データに補正を加えるものとしてもよい。印刷媒体の情報を読み込む際には、補正内容記述画像に印刷媒体の情報を記述しておくことで補正内容記述画像と一緒に読み込むものとしてもよいし、あるいは、補正内容記述画像が印刷媒体に印刷されている場合には、補正内容記述画像を読み込む際に印刷媒体から直接印刷媒体の情報を取得するものとしてもよい。尚、印刷媒体の情報は、補正内容記述画像と必ずしも同時に読み込む必要はなく、補正内容記述画像を読み込んだ後に印刷媒体の情報を読み込むものとしてもよいし、逆に、印刷媒体の情報を読み込んだ後に補正内容記述画像を読み込むものとしてもよい。
印刷媒体に画像を印刷した場合、画像の色合いや画像の印象などが、印刷媒体の地色や光沢などによって影響を受ける場合がある。そこで、補正内容記述画像と共に印刷媒体の情報を読み込めば、印刷媒体の影響を考慮した補正を画像データに加えることができるので、画像をより好適に補正して出力することが可能となる。
更に本発明は、上述した画像処理方法を実現するためのプログラムをコンピュータに読み込ませ、所定の機能を実行させることにより、コンピュータを用いて実現することも可能である。従って、本発明は次のようなプログラムとしての態様も含んでいる。すなわち、上述した画像処理方法に対応する本発明のプログラムは、
画像データを読み込んで、該画像データに対して補正を加える方法を、コンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
前記画像データに加える補正内容が記述された画像たる補正内容記述画像を読み込む第1の機能と、
前記補正内容記述画像に記述された補正内容に従って、前記読み込んだ画像データに対して補正を加える第2の機能と
をコンピュータを用いて実現するとともに、
前記第1の機能は、予め画像と共に出力され、該画像に施されている補正内容が記述された前記補正内容記述画像を読み込む機能であることを要旨とする。
このプログラムをコンピュータに読み込んで、上記の各機能を実現させれば、画像をユーザーの好みの絵作りに簡便に補正して出力することが可能となる。
以下では、上述した本願発明の内容を明確にするために、次のような順序に従って実施例を説明する。
A.装置構成:
A−1.全体構成:
A−2.内部構成:
A−2−1.スキャナ部の内部構成:
A−2−2.プリンタ部の内部構成:
B.画像印刷処理:
C.絵作り処理:
D.第1の変形例:
E.第2の変形例:
F.第3の変形例:
A.装置構成 :
A−1.全体構成 :
図1は、本実施例の印刷装置10の外観形状を示す斜視図である。図示されるように、本実施例の印刷装置10は、スキャナ部100と、プリンタ部200と、スキャナ部100およびプリンタ部200の動作を設定するための操作パネル300などから構成されている。スキャナ部100は、印刷された画像を読み込んで画像データを生成するスキャナ機能を有しており、プリンタ部200は、画像データを受け取って印刷媒体上に画像を印刷するプリンタ機能を有している。また、スキャナ部100で読み取った画像(原稿画像)をプリンタ部200から出力すれば、コピー機能を実現することも可能である。すなわち、本実施例の印刷装置10は、単独でスキャナ機能、プリンタ機能、コピー機能を実現可能な、いわゆるスキャナ・プリンタ・コピー複合装置(以下、SPC複合装置という)となっている。
図2は、印刷装置10のスキャナ部100の原稿台カバー102を開いた様子を示す説明図である。図示されているように、原稿台カバー102を開くと、透明な原稿台ガラス104が設けられており、その内部には、スキャナ機能を実現するための後述する各種機能が設けられている。原稿画像を読み込む際には、図示されているように原稿台カバー102を閉じてから操作パネル300上のボタンを操作する。こうすれば、原稿画像を直ちに画像データに変換することが可能である。
図3は、印刷装置10のスキャナ部100の手前側を持ち上げて回転させた様子を示した斜視図である。図示されているように、スキャナ部100を持ち上げると、プリンタ部200の上面を露出させることが可能となっている。プリンタ部200の内部には、プリンタ機能を実現するための後述する各種機構や、後述する制御回路260、電源回路(図示は省略)なども設けられている。また、図示されているように、プリンタ部200の上面には、開口部202が設けられており、インクカートリッジなどの消耗品の交換や、紙詰まりの処理、その他の軽微な修理などを簡便に行うことが可能となっている。
A−2.内部構成 :
図4は、本実施例の印刷装置10の内部構成を概念的に示した説明図である。前述したように、印刷装置10にはスキャナ部100とプリンタ部200とが設けられており、スキャナ部100の内部にはスキャナ機能を実現するための各種構成が搭載され、プリンタ部200の内部にはプリンタ機能を実現するための各種構成が搭載されている。また、これら各種構成は制御回路260に接続されており、制御回路260によって適切に制御されることでスキャナ機能およびプリンタ機能が実現される。
制御回路260は、CPUを中心として、ROMや、RAM、デジタルデータをアナログ信号に変換するD/A変換器、更には、周辺機器との間でデータのやり取りを行うための周辺機器インターフェースPIFなどから構成されている。また、制御回路260は、操作パネル300ともデータをやり取り可能に接続されており、操作パネル300上に設けられた各種のボタンを操作することにより、スキャナ機能や、プリンタ機能の詳細な動作モードを設定することが可能となっている。更には、コンピュータ30から、周辺機器インターフェースPIFを介して詳細な動作モードを設定することも可能となっている。
A−2−1.スキャナ部の内部構成 :
スキャナ部100は、原稿画像をセットする透明な原稿台ガラス104と、光源112や集光レンズ114などの光学系が搭載された読取キャリッジ110と、読取キャリッジ110を原稿画像に沿って移動させるための駆動モータ122などから構成されている。原稿画像を読み取る際には、読取キャリッジ110を原稿画像に沿って移動させながら光源112の光を原稿画像に照射し、原稿画像からの反射光の強度をCCD118によって計測することで、原稿画像に対応する画像データを得ることができる。また、光源112は、RGBの3色の発光ダイオードによって構成されており、CCD118では、R色、G色、B色の各色毎に反射光を検出することで、RGBカラー画像データを読み込むことが可能となっている。
A−2−2.プリンタ部の内部構成 :
プリンタ部200は、Cインク、Mインク、Yインク、Kインクの各インクが搭載された印刷キャリッジ240と、印刷キャリッジ240を印刷媒体に沿って移動させるキャリッジモータ230と、印刷媒体の紙送りを行うための紙送りモータ235などから構成されている。印刷キャリッジ240の底面側には、インク適を吐出するためのインク吐出ヘッドが各色のインク毎に設けられており(インク吐出ヘッド244ないし247)、制御回路260からの制御信号に従ってインク適が吐出されるようになっている。画像を印刷する際には、印刷キャリッジ240を移動させながら各インク吐出ヘッドからインク滴を吐出することによって、印刷媒体上にインクドットを形成して画像を印刷する。
このように、印刷装置10のプリンタ部200は、各色のインク吐出ヘッドを駆動して各色のインクドットを印刷媒体上に形成することによって画像を印刷している。ここで、インク吐出ヘッドを駆動するための制御データは、画像の印刷に先立って、画像データに所定の画像処理を施すことによって生成している。以下では、画像データに画像処理を施して制御データを生成し、得られた制御データに基づいてインクドットを形成することにより画像を印刷する処理について説明する。
B.画像印刷処理 :
図5は、プリンタドライバが印刷を実行する処理(画像印刷処理)の流れを示すフローチャートである。かかる処理は、印刷装置10に搭載された制御回路260が、内蔵したCPUやRAM、ROMなどの機能を用いて実行する処理である。以下、図5に示すフローチャートに従って説明する。
図5に示されている様に、画像印刷処理を開始すると、先ずはじめに、ユーザーの好みに応じた絵作りを行う「絵作り処理」を実行する(ステップS100)。ここで、「絵作り」とは、画像の出力に際して画像データに対して行われる様々な補正処理や調整処理全般を意味するものとする。例えば、画像が適切な明るさを有するように補正する明度補正処理や、R、G、Bの各色の割合を調整してより適切な色合いの画像とするホワイトバランス調整処理なども「絵作り」に含まれるものとする。もちろん、こうした一般的な補正処理だけでなく、いわゆる感性に訴えかけるために行われる画像の微妙な調整も、ここで言う「絵作り」に含まれる。
こうした絵作りについて、一般的な印刷装置では、できるだけ多くのユーザーに好まれる画像を印刷する為に、いわば万人向けの標準的な絵作りが予め設定されており、その設定に従った絵作りを行って画像を印刷している。しかし、絵作りの好みはユーザーによって多岐に渡る為、ユーザーによっては、より自己の趣向に合致した絵作りで画像を印刷したい場合もある。こうした場合、ユーザーは、PCを起動してフォトレタッチソフトを立ち上げ、画像データに修正を加えた後に画像を印刷するといった煩雑な作業を行わなければならい。また、フォトレタッチソフトを用いる場合でも、絵作りには画像補正や色彩学の高度な知識が要求されるため、一般のユーザーが絵作りを行うことは実際にはそう簡単ではない。更には、いわゆる感性に訴えかける絵作りとなると、半ば芸術の領域に近く、如何に多機能なフォトレタッチソフトを用いたとしても、所望の絵作りが実現できるわけではない。こうした点に鑑みて、本実施例では特別な「絵作り処理」を行うことにより、ユーザーの所望の絵作りを簡便に実現可能とし、延いては、煩雑な作業をせずとも、好みの絵作りの印刷画像を簡便に得ることを可能としている。かかる絵作り処理の詳細については、後で詳しく説明する。
次いで、絵作り処理が施された画像データの解像度を、プリンタ部200が印刷するための解像度(印刷解像度)に変換する処理を行う(ステップS102)。読み込んだ画像データの解像度が印刷解像度よりも低い場合は、隣接する画素の間に補間演算を行って新たな画像データを設定することで、より高い解像度に変換する。逆に、読み込んだ画像データの解像度が印刷解像度よりも高い場合は、隣接する画素の間から一定の割合で画像データを間引くことによって、より低い解像度に変換する。解像度変換処理では、読み込んだ画像データに対して適切な割合で画像データを生成あるいは間引くことによって、読み込んだ解像度を印刷解像度に変換する処理を行う。
続いて、印刷装置10の制御回路260は、画像データに対して色変換処理を行う(ステップS104)。ここで色変換処理とは、R,G,Bの各色で表現された画像データ(RGB画像データ)を、C,M,Y,K各色の階調値によって表現された画像データ(CMYK画像データ)に変換する処理である。色変換処理は、色変換テーブル(LUT)と呼ばれる3次元の数表を参照することによって行う。色変換テーブルには、RGB画像データとCMYK画像データとが対応付けて記憶されており、色変換テーブルを参照することで、RGB画像データをCMYK画像データに迅速に変換することができる。
制御回路260は、色変換処理を終了すると、ハーフトーン処理を開始する(図5のステップS106)。前述したように、プリンタ部200はドットを形成することによって画像を印刷するが、色変換処理によって得られたCMYK画像データは、C,M,Y,Kの各色について階調値0〜階調値255の範囲で表現された画像データである。そこで、制御回路260は、ハーフトーン処理を行うことにより、256階調によって表現されたCMYK画像データを、ドットの形成有無によって表現された画像データ(ドットデータ)に変換する。
ハーフトーン処理を行ってCMYK各色についてのドットデータを生成したら、今度は、印字ヘッド241がドットを形成する順序にドットデータを並び替える処理(インターレース処理)を行う(ステップS108)。そして、並び替えたドットデータに従って実際に印刷媒体上にドットを形成する処理(ドット形成処理)を開始する(ステップS110)。すなわち、キャリッジモータ230を駆動して印刷キャリッジ240を主走査させながら、順番を並び替えておいたドットデータをインク吐出ヘッド244ないし247に供給する。その結果、インク吐出ヘッド244ないし247からは、ドットデータに従ってインク滴が吐出されて、各画素に適切にドットが形成される。
そして、一回の主走査が終了したら、今度は、紙送りモータ235を駆動して印刷媒体を副走査方向に紙送りした後、再びキャリッジモータ230を駆動して印刷キャリッジ240を主走査させつつ、順番を並べ替えておいたドットデータをインク吐出ヘッド244ないし247に供給してドットを形成する。このような操作を繰り返し行うことにより、印刷媒体上には、C,M,Y,Kの各色のドットが画像データの階調値に応じて適切な分布で形成され、その結果として画像が印刷される。
以上に説明した様に、画像印刷処理では、受け取った画像データに所定の処理を順次施し、得られたドットデータに基づいて印刷媒体上にインクドットを形成することにより、印刷画像を出力する。そして、この画像印刷処理の中で行われる「絵作り処理」の為、ユーザーの好みの絵作りで印刷画像を出力することが可能となっている。
C.絵作り処理 :
以下では、上述した画像印刷処理の中で行う本実施例の絵作り処理について説明する。本実施例の絵作り処理では、一般的なユーザーでも好みの絵作り処理を容易に行えるようにするため、予め用意されている多数のサンプル画像の中から好みの画像を選択することで、簡単に絵作りを行えるようになっている。
図6は、予め用意されているサンプル画像を例示した説明図である。図示されているように、サンプル画像には、画像と一緒に二次元バーコードが印刷されており、この二次元バーコードには、そのサンプル画像に施された絵作り処理の内容が、コード化された状態(すなわち、人間が直接には解読できない状態)で記録されている。尚、以下では、絵作り処理の内容がコード化されて記録されている図形を、「絵作りコード」と呼ぶこととする。本実施例では、ユーザーは画像を印刷するにあたって、こうしたサンプル画像の中から、好みの画像を予め選んでおく。そして、以下のようにして絵作り処理を行う。
図7は、本実施例の画像印刷処理中で行われる絵作り処理の流れを示すフローチャートである。絵作り処理を開始すると、まずはじめに、ユーザーが選択しておいたサンプル画像の絵作りコードを本実施例の印刷装置10のスキャナ部100にセットする(ステップS200)。
図8は、ユーザーが絵作りコードをスキャナ部100にセットする様子を例示した説明図である。図示されているように、スキャナ部100の原稿台カバー102を持ち上げて、原稿台ガラス104にサンプル画像の絵作りコードの部分を載せて原稿台カバー102を閉じれば、絵作りコードをスキャナ部100にセットすることができる。次いで、ユーザーは操作パネル300を操作してスキャナ部100に読み取り動作を行わせる(図7のステップS202)。前述した様に、スキャナ部100は、R、G、Bの各色の光源を原稿に照射し、反射光をCCD118で検出することによって、原稿をRGB画像データとして取得する。
スキャナ部100の読み取り動作が終わると、制御回路260は、スキャナ部100が取得した画像データから絵作りコードを検出して、そこに記録されている絵作りの内容(絵作り情報)を読み出す処理を行う(ステップS204)。これは、スキャナ部100が画像データを取得した段階では、絵作りコードも単なる画像として取得されるだけなので、絵作り情報を読み出すためには、まず、取得した画像データの中から絵作りコードを検出する必要があるためである。絵作りコードに限らず、通常の二次元コードには位置合わせ用の図形が組み込まれているので、この図形を検出することで、画像中の絵作りコードの部分を検出して、絵作り情報を読み出すことができる。
図9は、絵作りコードに記録されている絵作り情報の内容を例示した説明図である。前述した様に、絵作り情報は、サンプル画像に施された絵作りに関する情報であり、施された絵作りに応じて、様々な態様で記録されている。例えば、絵作り情報は、図9(a)に示すトーンカーブの態様で記録しておくことができる。トーンカーブには、横軸で表される入力値(R、G、Bの各階調値)に対して縦軸で表される出力値(R、G、Bの各階調値)が対応づけられており、トーンカーブに従って画像データを変換することで、所定の絵作りを行うことが可能である。
また、絵作り情報としては、図9(b)の様に、色相(S)、彩度(H)、明度(B)で表されるHSB表色系を用いて、色相、彩度、明度のそれぞれの補正量を記録しておく態様をとることもできる。こうした態様で記録された絵作り情報を用いても、所定の絵作りを行うことが可能である。例えば、図9(b)の例では、色相値が−20°から+20°の範囲の色彩(赤色)に対して、中央の色相値を10°増加させることにより、やや黄色味がかかった赤色(朱色)へと変換することができる。同様に、彩度および明度も上げることで、明るく鮮やかな朱色を有する絵作りが可能である。
更には、図9(c)の様に、R、G、Bの各色の階調値(RGB値)で表された画像を別のRGB値へと変換する変換テーブルの態様で、絵作り情報を記憶しておくこともできる。例えば、やや青みがかかった絵作りであれば、RGB値を、青色の階調値が少し高い別のRGB値へと変換する変換テーブルを設定しておけばよい。この変換テーブルに従って画像データを変換すれば、青色の階調値が増加することにより、青みをもった絵作りが可能となる。
もちろん、絵作り情報は、図9に例示したものに限られず、絵作りに関連する様々な情報を絵作り情報として記録しておくことが可能である。例えば、画像のシャープネスを調整する場合であれば、ガウシアンフィルタなどの種々のフィルタを設定しておくことも可能である。また、明度補正の際の目標輝度値などの補正用の各種のパラメータを設定しておいてもよい。更には、撮影対象を判定してから画像を補正するといった高度な補正処理(例えば、人物の顔を検出してから、顔の肌色を適切な色彩に補正する処理など)を行う場合には、撮影対象を判定する際に用いる各種のパラメータや、補正の際に用いる目標色彩値などの各種の値を絵作り情報として設定しておくことも可能である。
以上の様に、絵作り情報は、種々の態様で記録しておくことが可能である。図7のステップS204では、ステップS202で読み出した絵作りコードの中から、こうした種々の態様で記録されている絵作り情報を読み出す。
絵作り情報を読み出したら、次いで、印刷する画像データを選択する処理を行う(ステップS206)。画像データは、コンピュータ30や、外部記憶装置32などに記憶されていてもよいし、印刷装置10に接続されたデジタルカメラ20に記憶されているものとしてもよい。ユーザーは、操作パネル300あるいはコンピュータ30を操作することで、こうした画像データの中から印刷する画像データを選択する。
ユーザーが印刷する画像データを選択したら、次いで、選択された画像データに対し、先に読み出した絵作り情報に従って、実際に変換処理を行う(ステップS208)。例えば、読み出した絵作り情報が図9(a)に示したトーンカーブであれば、先に説明した様に、画像データのR、G、Bの各階調値を、トーンカーブに従って変換する。また、絵作り情報が、図9(b)の様に、HSB表色系における補正量で表されている場合であれば、画像データをRGB表色系からHSB表色系へと変換し、HSB表色系で色相、彩度、明度をそれぞれ補正した後、HSB表色系からRGB表色系へと再び変換すればよい。あるいは、絵作り情報が図9(c)に示された変換テーブルであれば、画像データのRGB値を変換テーブルに従って別のRGB値へと変換すればよい。
この様に絵作り情報に従って画像データを変換してやれば、絵作り情報はサンプル画像に施された絵作りの内容であることから、ユーザーの画像に対してもサンプル画像と同じ絵作りを施すことが可能となる。この点について、図10を参照しながら補足して説明する。
一般に、写真家やデザイナーなどは、画像を自分の作品として仕上げる際には、画像の明るさや色合いを調節するなどの様々な絵作り処理を通常行っている。こうした絵作り処理によって、その写真家やデザイナーの独自の印象を持った画像に仕上げられて、最終的な作品として完成される。本実施例の印刷装置10では、こうした写真家やデザイナーなどの特徴的な作品をサンプル画像として用いることにより、一般的なユーザーでも、写真家やデザイナーのような絵作り処理を行って、画像を出力することが可能となっている。尚、ここでは、サンプル画像には、写真家やデザイナーの作品が用いられているものとして説明するが、ユーザーが選び易いように特徴的な印象に絵作りされた画像であれば、どのような画像であっても用いることが可能である。
図10は、サンプル画像を利用して絵作り処理を行うことで、写真家やデザイナーのように絵作りされた画像が得られる理由を、概念的に示した説明図である。図10の左上には、写真家が撮影したオリジナルの(絵作り処理前の)写真が示されている。写真家は、この写真の画像データに対して独自の絵作りを行うことで、独特な印象を持った作品としての画像を完成させる。本実施例では、このように絵作りが施された画像をサンプル画像として使用し、サンプル画像には、その画像に施された絵作りの内容を記録した絵作りコードが併せて印刷されている。図10の右上には、このようにして絵作り後の画像と絵作りコードとが併せて印刷されたサンプル画像が例示されている。
絵作りコードに記録されている内容(絵作り情報)は、例えば階調変換を行うためのトーンカーブや、色変換を行うためのパラメータなど、いわゆるレタッチソフトを用いて実現可能なパラメータもあるが、専門的な知識や経験を持たない一般のユーザーにとっては、これらパラメータを用いて画像データを変換すると、どのような印象の画像が得られるのかを想像することは困難である。これに対してサンプル画像であれば、一見しただけで、画像の印象を認識することができる。そして、サンプル画像には絵作りコードも印刷されているので、好ましい印象のサンプル画像を選べば、その画像を得るために施された絵作りの内容(絵作り情報)を取得することができる。すなわち、絵作り情報を直接選択させるのではなく、サンプル画像を介して間接的に絵作り情報を選択させることで、専門的な知識や経験を持たないユーザーであっても、微妙な違いも含めて適切な絵作り情報を選択することが可能となっている。
このようにしてサンプル画像を選択し、そのサンプル画像の絵作り情報を取得したら、取得した絵作り情報に従って絵作り処理を行うことで、一般的なユーザーであっても、写真家やデザイナーと同じような印象の画像を出力することが可能となる。例えば、図10の左下に示すユーザーが撮影した画像に対して、サンプル画像から取得した絵作り情報に従って絵作り処理を行う。図10の右下には、こうして得られた印刷画像が示されている。この印刷画像を得る為に行われた絵作り処理は、写真家がサンプル画像の作品を得る為に行った絵作りと同じ処理であるから、得られた印刷画像も当然、写真家の作品と同じ印象の(すなわち、同じ絵作りがされた)画像となっている。
尚、図6あるいは図10に例示したサンプル画像では、絵作りコードとサンプル画像とが同じ一枚の印刷用紙上に印刷されているが、サンプル画像と絵作りコードとが対応付けられていればよく、一枚の印刷用紙上に印刷されている必要はない。例えば、写真雑誌などがサンプル画像を提供する際には、掲載された作品の絵作りコードを、雑誌の巻末にまとめて掲載することとしてもよい。こうした場合であっても、作品と絵作りコードとが対応付けられていれば、作品と同じ絵作り処理をユーザーの画像に施すことが可能である。
また、サンプル画像と対応付けておく絵作りコードは一つに限られず、複数の絵作りコードを対応付けておいてもよい。例えば、絵作り情報のデータ量が大きく一つの絵作りコードでは記憶しきれない場合などには、複数の絵作りコードに絵作り情報を分けて記述することで、データ量の大きい絵作り情報であっても絵作りコードに記憶させておくことが可能となる。そして、複数の絵作りコードを順次スキャナ部100で読み取らせて絵作り情報を取得すれば、サンプル画像と同じ絵作りをユーザーの画像に施すことが可能である。
尚、このように複数の絵作りコードをサンプル画像に対応付けておく場合、全ての絵作りコードを使わずに一部の絵作りコードのみをユーザーの画像の絵作りに使うものとしてもよい。例えば、明度補正に関する情報を記憶した絵作りコードと、コントラスト補正に関する情報を記録した絵作りコードとの2つの絵作りコードを対応付けておき、ユーザーがそのサンプル画像のコントラストが好ましいと感じた場合には、コントラストに関する絵作りコードのみを使うこととする。こうすれば、ユーザーはサンプル画像と同じコントラストの画像を得ることが可能となる。もちろん、サンプル画像のコントラストだけでなく明度も好ましいと感じる場合には、明度補正の絵作りコードとコントラスト補正の絵作りコードとを組み合わせて用いることで、サンプル画像と同じ明度およびコントラストを有する画像を得ることが可能である。更には、サンプル画像の絵作りコードと、別のサンプル画像の絵作りコードとを組み合わせて使うことで、複数のサンプル画像の絵作りを組み合わせた絵作りを画像データに施すことも可能である。
図7に示した本実施例の絵作り処理では、サンプル画像の絵作りコードから絵作り情報を読み出した後(ステップS204)、印刷しようとする画像データを選択し(ステップS206)、選択した画像データを絵作り情報に基づいて変換する処理を行う(ステップS208)。こうすることにより、写真家やデザイナーと同じ絵作りを簡単に実行することが可能となる。そして、画像データを変換したら、図7の絵作り処理を終了して、図5に示した画像印刷処理に復帰した後、前述した解像度変換処理(ステップS102)、色変換処理(ステップS104)、ハーフトーン処理(ステップS106)、インターレース処理(ステップS108)を行った後、ドットを形成することによって(ステップS110)印刷画像を出力する。
以上に説明した様に、本実施例の印刷装置10では、写真家などの作品と一緒に印刷されている絵作りコードを読み出して、ユーザーの画像に施す絵作りに用いることによって、ユーザーの好みの絵作りの画像を出力することが可能となっている。そして、画像の印刷に際しては、ユーザーは、単に、自分が好ましいと感じた作品の絵作りコードを印刷装置10のスキャナ部100にセットするだけでよいので、何ら煩雑な操作を行う必要がなく、絵作りに関する知識も要求されない。また、好みの作品を選ぶ際においても、その作品にどのような絵作りが施されているのかを意識する必要はなく、単に好ましいと感じるか否かという感覚的な判断だけをすればよいので、絵作りの知識や色彩学の知識は全く要求されない。この様に、絵作りを行うに際して、煩雑な操作も高度な知識も何ら要求されることがないので、ユーザーは極めて簡便に自分の好みの絵作りの画像を得ることが可能となっている。
更に、本実施例では、絵作り情報をコード化して記録している為に、人間が識別可能な態様(文字等)で記録するよりも多くの情報を記録しておくことができる。加えて、二次元コードの態様で記録することで、より多くの情報を記録しておくことが可能であり、これにより、詳細な絵作りの情報を記録させて、サンプル画像に施された絵作り処理をより忠実に再現することが可能となっている。
また、絵作りコードには、絵作り情報だけでなく、例えば、サンプル画像の印刷に使われたインクや印刷用紙に関する情報や印刷装置の機種名などの情報を記録させておくことも可能であるし、あるいは、写真家のプロフィールや署名などの情報を記録させておくことも可能である。こうした場合、例えば、サンプル画像に使われた印刷用紙の種類を操作パネル300の表示画面に表示するなどしてユーザーに知らせれば、ユーザーは適切な印刷用紙を使って画像を印刷することができるので、印刷用紙の紙質(色合いや光沢など)によって印刷された画像の印象が変ってしまう事態を回避して、より好適な絵作りの印刷画像を得ることが可能となる。また、写真家の署名を画像と一緒に印刷したり、あるいは、写真家のプロフィールを操作パネル300の表示画面に表示すれば、写真家にとっては自己の宣伝をすることができ、また、ユーザーにとっても好みの写真家の情報を知ることができるので好適である。
D.第1の変形例 :
図5を用いて前述した画像印刷処理では、RGB画像データをCMYK画像データに変換する色変換処理(図5ステップS104)に先立って絵作り処理(ステップS100)を行うことにより、RGB画像データを絵作りが施されたRGB画像データに一旦変換しておき、このRGB画像データに対して色変換処理を行うことで、絵作りが施されたCMYK画像データを生成していた。しかし、RGB画像データに対して絵作りを施す処理とCMYK画像データに変換する処理とを同時に行うことで、絵作りが施された状態のCMYK画像データを、RGB画像データから直接生成することも可能である。以下では、こうした方法によって絵作りを施して画像を印刷する第1の変形例について説明する。
図11は、第1の変形例の画像印刷処理の流れを示したフローチャートである。図示されている様に、第1の変形例の画像印刷処理では、まず、絵作り情報として色変換テーブルを読み込む処理を行う(ステップS300)。前述した実施例と同様に、第一の変形例においても、ユーザーは、画像を印刷するにあたってサンプル画像の中から好みの画像を予め選んでおき、画像印刷処理が開始されたら、まず、選んだサンプル画像の絵作りコードをスキャナ部100にセットする。次いで、操作パネル300を操作してスキャナ部100に読み取り動作を行わせる。スキャナ部100の読み取り動作が終わったら、印刷装置10の制御回路260は、スキャナ部100が取得した画像データから絵作りコードの部分を検出し、記録されている絵作り情報を読み出す。
前述の実施例では、絵作り情報としてRGB画像データに対する種々の変換情報が記録されていたが(図9参照)、第1の変形例では、絵作り情報として、RGB画像データからCMYK画像データへの色変換を行う色変換テーブルが記録されている。そして、第1の変形例では、絵作りコードから読み出した色変換テーブルを用いることによって、絵作り処理と色変換処理とを同時に行うことを可能としている。この点について、図12を参照しながら説明する。
図12は、第1の変形例において絵作りを行う様子を概念的に示した説明図である。図示されているように、第1の変形例では、画像に施す絵作りに応じて設定された専用の色変換テーブルを参照することによって、元のRGB画像データから直接、絵作りが施されたCMYK画像データを生成する。ここで、前述した様に、色変換テーブルは、R,G,Bの階調値の組と、C,M,Y,Kの階調値の組とが対応付けられて記憶されているテーブルである。通常の色変換処理で使用される色変換テーブルでは、変換の前後で画像の色合いや明るさが変ることがないように、原則として、互いに同じ色彩を表すRGB値とCMYK値とが対応付けられている。これによって、変換後のCMYK画像データにおいても、元の画像を忠実に再現することが可能となっている。
これに対して、第1の変形例で用いる色変換テーブルでは、画像に施したい絵作りに応じて、RGB値を、色彩が若干異なる別のCMYK値と対応付けて記憶させておく。例えば、画像がやや青みがかかった絵作りを施したい場合であれば、R,G,Bの階調値の組をそれよりもやや青みが強いC,M,Y,Kの階調値の組と対応づけて記憶させておく。すると、この色変換テーブルを使って色変換処理を行えば、RGB画像データからCMYK画像データへと変換されると同時に画像の青みが強められて、結果としてやや青みを持ったCMYK画像データが得られる。もちろん、この色変換テーブルを使って色変換処理を行った場合でも、基本的には通常の色変換テーブルと同様に元の画像のRGB値をCMYK値に置き換えるだけなので、変換後のCMYK画像データは若干青みを持つものの、基本的には元の画像と同じ内容の画像になっている。したがって、得られたCMYK画像データは、元の画像に青みを持たせる絵作りを施した画像となっている。この様に、絵作りに応じて設定した専用の色変換テーブルを使うことによっても絵作りを行うことが可能である。そこで、第1の変形例の画像印刷処理では、こうした色変換テーブルをサンプル画像の絵作りコードに記録しておき、これを読み出して使用することによって、ユーザーの好みの絵作りで画像を印刷することを可能としている。
尚、絵作りコードには、色変換テーブルそのものを記録しておくのではなく、印刷装置10に予め記憶されている色変換テーブル(図5ステップS104参照)に対する修正量を記録しておいてもよい。こうすれば、たとえ二次元コードに記録できる情報量が少なくて色変換テーブルを記録しておくことができない場合であっても、予め記憶されている色変換テーブルを修正して使用することで絵作りを行うことが可能である。例えば、黄色味を持たせる絵作りを行う場合であれば、Y成分の階調値に対する修正量を絵作り情報として記録しておき、読み出した修正量に従って色変換テーブルのY成分の階調値を修正した後に、その色変換テーブルを使用すればよい。
色変換テーブルを読み込んだら、次いで、印刷する画像データを選択する処理を行う(図11のステップS302)。画像データは、コンピュータ30や外部記憶装置32に記憶されているものとしてもよいし、印刷装置10に接続されたデジタルカメラ20に記憶されているものとしてもよい。ユーザーは、操作パネル300を操作することによって、これらの画像データの中から印刷する画像データを選択する。画像データを選択したら、その画像データに解像度変換処理(ステップS304)を施して、画像データの解像度を印刷解像度に変換する。そして、解像度変換がなされた画像データに対して、先に読み込んだ色変換テーブルを用いて、色変換処理を行う(ステップS306)。
先に説明した様に、色変換テーブル読込処理では、ユーザーが選択したサンプル画像の絵作りコードから色変換テーブルを読み込んでおり、この色変換テーブルは、サンプル画像を完成させる為に写真家やデザイナーが行った絵作りに応じて設定された色変換テーブルである。したがって、この色変換テーブルを用いて色変換処理を行えば、ユーザーの画像をそのサンプル画像と同じ絵作りの画像データ(CMYK画像データ)に変換することが可能となる。そして、得られたCMYK画像データに基づいて、ハーフトーン処理(ステップS308)、インターレース処理(ステップS310)、ドット形成処理(ステップS312)の各処理を行えば、写真家の作品と同じ絵作りでユーザーの画像を印刷することが可能となる。
この様に、第1の変形例の画像印刷処理では、サンプル画像の絵作りコードから読み出した色変換テーブルを用いて色変換処理を行うことでユーザーの画像をサンプル画像と同じ絵作りで印刷することが可能となっており、そのためには、ユーザーは、好みのサンプル画像を選んでスキャナ部100にセットするだけでよいので、簡便に好みの絵作りで画像を印刷することが可能となっている。また、サンプル画像を選ぶ際には、単に自分の好みの画像を選べばよく、絵作りに関する知識や経験は何ら要求されることがない。したがって、絵作りに関する詳しい知識のない一般的なユーザーであっても、容易に好みの絵作りで画像を印刷することが可能となっている。更に、色変換テーブルによって絵作りを行うことで絵作り処理と色変換処理とを同時に行うことが可能となっているので、より迅速に画像データを処理して印刷画像を出力することが可能となっている。
E.第2の変形例 :
前述した様に、本実施例では、サンプル画像の中から好みの画像を選んでその絵作りコードを印刷装置10に読み取らせることで、ユーザーは好ましい絵作りの画像を得ることが可能となっている。ここで、ユーザーが選ぶサンプル画像は、図6に例示されている様に、印刷用紙上に印刷された画像である。一般に、印刷用紙上に印刷された画像では、印刷用紙の色合いが画像の持つ印象に影響に多少の影響を及ぼしていることがある。例えば、アイボリー調の印刷用紙に印刷されている場合には、サンプル画像がやや黄色味がかった印象を持つ場合があるし、逆に、青白い印刷用紙に印刷されている場合には、やや青味をおびた印象となる場合がある。ユーザーが選ぶサンプル画像も印刷用紙上に印刷された画像であるから、ユーザーが好ましいと感じたサンプル画像の印象は、サンプル画像に施された絵作りによるものだけでなく、印刷用紙の色合いによる影響を受けている場合もある。
こうした場合、ユーザーは印刷されたサンプル画像(すなわち、印刷用紙の影響を受けた状態のサンプル画像)を見て好ましいと感じていることから、サンプル画像に施された絵作り処理と印刷用紙の色合いの両方によって、ユーザーの好みの絵作りのサンプル画像となっていると考えることができる。そこで、サンプル画像と同じ絵作り処理を行うだけでなく、サンプル画像の印刷用紙の色合いをユーザーの画像に反映させる処理を行うことで、ユーザーの画像をサンプル画像の印象により近づけて好ましい絵作りで印刷することが可能となる。
図13は、サンプル画像の印刷用紙の色合いをユーザーの画像に反映させる処理を概念的に示した説明図である。図13の左上に示されているのは、本実施例の絵作り処理(図7参照)において、サンプル画像の絵作りコードをスキャナ部100で読み取って得られた画像データである(図7のステップS202参照)。前述した様に、スキャナ部100は絵作りコードをRGB画像データとして取得するので、取得されたRGB画像データには、印字されていない部分のデータも含まれている(図13参照)。そこで、スキャナ部100が取得した画像データから印字されていない部分のRGB値を取得してやれば、印刷用紙の地色をRGB値として知ることが可能である。
印刷用紙の地色のRGB値を取得したら、次いで、色変換テーブルを参照して地色のRGB値をCMYK値へと変換する(図13の左側の図)。図13には、やや黄色味を持った印刷用紙が使われている場合のRGB値およびCMYK値が例示されており、この例では、図13の左下に示される様に、印刷用紙のCMYK値は(0,0,30,0)となってY成分(黄色成分)を持っている。
一方、ユーザーの画像データは、色変換処理(図5のステップS104参照)によってCMYK画像データへと変換される(図13の右側の図)。そこで、先ほど得た印刷用紙のCMYK値を使って、ユーザーの画像のCMYK値を補正する。補正の方法には種々の方法があるが、簡単には、印刷用紙のCMYK値をユーザーの画像のCMYK値へと加算してやればよい。図13の例では、ユーザーの画像のCMYK値に印刷用紙のCMYK値(0,0,30,0)を加えることによって、ユーザーの画像のY階調値を増加させている(図13の右下の図)。こうすると、このCMYK値に基づいて画像を印刷した際には、Yインクが多めに使用されることによって画像に黄色味を持たせることが可能となり、サンプル画像と同じ様に黄色味のかかった印象で画像を印刷することが可能となる。この様に、サンプル画像の印刷用紙の地色を調べてユーザーの画像に反映させてやれば、よりサンプル画像に近い絵作りでユーザーの画像を印刷することが可能となる。
尚、印刷用紙の色のRGB値を取得する際には、スキャナ部100が取り込んだ画像データから印刷用紙のRGB値を取得するのではなく、印刷用紙の色のRGB値あるいはCMYK値を、絵作りコードに記録させておくこととしてもよい。こうすれば、サンプル画像と絵作りコードとが別々に印刷されており、サンプル画像と絵作りコードとで異なった印刷用紙が使用されている場合であっても、サンプル画像の印刷用紙の色を取得することができる。例えば、写真雑誌などにおいて、掲載された作品の絵作りコードを、雑誌の巻末にまとめて掲載する場合や、あるいは、すでに出版した写真雑誌の作品の絵作りコードを後から別個に出版する場合などであっても、作品に使われた印刷用紙の色を反映させて、作品の印象により近い絵作りでユーザーの画像を印刷することが可能となる。
また、サンプル画像が印刷された印刷用紙の地色だけでなく、ユーザーが使用する印刷用紙の地色を絵作りに反映させることも可能である。例えば、ユーザーがアイボリー調の印刷用紙を使って画像を印刷する場合、全体として黄色味がかかった印象の画像となるので、これを打ち消す為にCMYK画像データのY成分(黄色成分)の階調値を下げる補正を行う。こうすれば、補正後の画像によって地色の黄色味が打ち消されるので、サンプル画像の印象により近い印象の画像を印刷することが可能となる。
ユーザーが使用する印刷用紙の地色の情報は、予め印刷装置10に記憶されているものとしてもよいし、あるいは、印刷に際してスキャナ部100に印刷用紙を読み取らせることで地色を調べるものとしてもよい。こうした情報に基づいて絵作りを行えば、サンプル画像の印刷用紙の影響だけでなくユーザーの印刷用紙の影響も考慮した絵作りを行うことができるので、ユーザーの画像をサンプル画像の印象により近づけて印刷することが可能となる。
F.第3の変形例 :
本実施例の印刷装置10では、ユーザーの画像に絵作り処理を施すに際して、サンプル画像の絵作りをそのままユーザーの画像に適用するのではなく、サンプル画像の絵作りを適用させる度合いをユーザーに選択させるものとしてもよい。図14は、絵作りの適用度が異なる4つの画像を操作パネル300の表示画面に表示して、絵作りの適用度合いをユーザーに選択させている様子を例示した説明図である。図14中で「適用度0%(オリジナル)」と表示した画像は、絵作りをする前のオリジナルの画像を表している。また、「適用度100%」と表示された左上の画像は、サンプル画像の絵作りをそのまま適用して得られた画像である。更に、サンプル画像の絵作りに従うものの、補正量を抑制して絵作りすることで、オリジナル画像とサンプル画像との中間的な画像を得ることもできる。図14では、絵作りを適用した程度に応じて、「適用度70%」および「適用度35%」の画像が表示されている。
ユーザーの画像に絵作り処理を施す際には、こうしたいくつかの適用度の画像を操作パネル300の表示画面に表示する。そして、ユーザーは、これらの画像をみながら操作パネル300を操作することで、最も好ましい適用度の画像を選択する。
こうすれば、サンプル画像の絵作りをそのまま反映させるだけでなく、適切な度合いでユーザーの画像に反映させることができるので、ユーザーの好みにより合致した絵作りで画像を印刷することが可能となる。また、ユーザーは、表示画面に表示される複数の画像の中から最も好ましい画像を選ぶだけでよいので、簡便に、より好ましい絵作り指定することが可能である。さらに、絵作りの適用度が異なる複数の画像が表示されるので、ユーザーは、サンプル画像の絵作りが適用されることに従って画像の印象がどのように変化していくのかを認識することができる。このため、絵作りに興味のあるユーザーにとっては、サンプル画像として使われている写真家などの作品から絵作り処理の効果を学ぶことができ、好適である。
更には、図15に例示されている様に、サンプル画像の絵作りの内容を、操作パネル300の表示画面に表示することとしてもよい。こうすれば、どのような補正がされているかを知ることができるので、一般的なユーザーにとっても、サンプル画像の絵作りを安心して適用することができる。更には、絵作りに興味のあるユーザーにとっては、写真家やデザイナーなどの絵作りについてより詳しい情報を知ることが可能となり、好適である。
以上、本実施例の印刷装置について説明したが、本発明は上記すべての実施例および変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することができる。
本実施例の印刷装置の外観形状を示す斜視図である。 原稿画像を読み込むために印刷装置の上部に設けられた原稿台カバーを開いた様子を示す説明図である。 スキャナ部の手前側を持ち上げて回転させた様子を示した斜視図である。 本実施例の印刷装置の内部構成を概念的に示した説明図である。 プリンタドライバが印刷を実行する処理(画像印刷処理)の流れを示すフローチャートである。 本実施例で用いるサンプル画像を例示した説明図である。 本実施例の絵作り処理の流れを示すフローチャートである。 本実施例の絵作り処理において、ユーザーが絵作りコードをスキャナ部100にセットする様子を示した説明図である。 絵作りコードに記録されている絵作り情報を例示した説明図である。 サンプル画像を利用して絵作り処理を行うことで写真家やデザイナーのように絵作りされた画像が得られる理由を概念的に示した説明図である。 第1の変形例の画像印刷処理の流れを示すフローチャートである。 第1の変形例において絵作りを行う様子を概念的に示した説明図である。 第2の変形例において、サンプル画像が印刷されている印刷用紙の色合いを絵作り処理に反映させる様子を概念的に示した説明図。 第3の変形例において、絵作り情報の適用度が異なる4つの画像が操作パネル300の表示画面に表示されている様子を例示した説明図である。 第3の変形例において、サンプル画像の絵作りの内容が操作パネル300の表示画面に表示されている様子を例示した説明図である。
符号の説明
10…印刷装置、 12…インク吐出ヘッド、 100…スキャナ部、
200…プリンタ部、 240…印刷キャリッジ、 241…印字ヘッド、
242…インクカートリッジ、 243…インクカートリッジ、
260…制御回路、 300…操作パネル、

Claims (1)

  1. 画像処理装置であって、
    画像に対して施す補正の内容が記録された二次元バーコードを読み込む読込手段と、
    前記画像処理装置に予め記憶されている補正の内容ではなく、前記二次元バーコードに記録された補正の内容と、前記二次元バーコード描画領域中で印字されていない部分のRGB値を色変換テーブルで変換したCMYK値とに従って、前記画像に対して補正を施す補正手段と、
    を備え、
    前記二次元バーコードと、前記二次元バーコードに記録された補正の内容を反映したサンプル画像とは、同一紙面上の重ならない位置に印刷されていることを特徴する、
    画像処理装置。
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