JP4389782B2 - 捺染用インクジェットプリンタ、及び捺染印刷物の製造方法 - Google Patents

捺染用インクジェットプリンタ、及び捺染印刷物の製造方法 Download PDF

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリンタ、前記インクジェットプリンタを用いた捺染印刷物の製造方法及び前記インクジェットプリンタを用いて作成された捺染印刷物に関する。特に、布帛へのインクジェット捺染に適したインクジェットプリンタ、前記捺染用インクジェットプリンタを用いた捺染印刷物の製造方法及び前記捺染用インクジェットプリンタを用いて作成された捺染印刷物に関する。
【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式は、記録ヘッドから微小なインク液滴を出射し、紙などの記録媒体に付着させることによりドットを形成し、画像・文字等の記録を行うものである。騒音が少なく、現像や定着等のプロセスを必要とせず、且つ容易にフルカラー記録が行えることから、各種プリンタ、ファクシミリ、コンピュータ端末等さまざまな分野に利用されており、布帛への捺染にも利用されている。
【0003】
布帛への捺染を行う場合、駆動ローラと従動ローラで布帛を狭持して搬送しつつ記録ヘッドからインクを出射して画像を形成しようとすると、布帛は、紙やフィルムシートなどに比べて、いわゆる腰(剛性)がないために、このような駆動ローラ及び従動ローラ等による搬送を行うと、しわが生じやすく、したがって、形成した画像に歪みや変形が生じる場合があった。
【0004】
さらに、このしわの発生を抑えるために記録ヘッドに対向する位置で布帛の裏側に布帛を空気により吸着するガイド版を設けた方式が提案されている。しかし、特に伸縮しやすい布帛を用いた場合には、吸着されることにより伸縮が発生して均一に搬送することができず、従って布帛上に形成される画像に歪みや変形が生じる場合があった。なお、これらのしわや伸縮は、布帛の広幅化に伴い発生しやすくなる。
【0005】
一方、インクジェット記録方式においては、記録材料を無端ベルトで搬送しながらインクを射出することで画像を記録する方法が提案されている。この場合、均一な画像を得る為には、無端ベルトに記録材料を密着させる必要がある。
【0006】
その為の一つの方法として、無端ベルトに糊を塗布し記録材料を密着させるようにしたものがある。
【0007】
しかしながら、糊の粘着力が低下すれば再度糊を塗布することが必要となる。また塗布の回数が多くなれば、ベルトの厚みが変化し記録ヘッドと記録材料の距離が不均一となり安定した画像が得られなくなるので、糊を落とすことが必要となるなど余分な時間や労力が費やされる。また、糊を落とすためには有機溶剤が使用されることもあり、環境問題を生じる場合もある。
【0008】
別の方法として、特開平7−330185及び特開2001−240267には、記録材料を無端ベルトで搬送しながら、記録ヘッドと対向する部位の無端ベルトの内周側に静電吸着力を発生する装置を設けることにより、記録材料を無端ベルトに密着させた状態でインクを出射する技術が提案されている。しかしながら、これらの公報に開示されている装置は、布帛への印字を十分に考慮した装置ではなく、前記公報では搬送ベルトとして0.1〜0.2mm程度の合成樹脂若しくは合成ゴムからなる無端ベルトを記載しているが、これらの素材でできた無端ベルトを用いた場合、駆動時に搬送ベルトが伸縮することで搬送される記録材料にも歪みが生じ、安定した画像が形成できないという問題があった。具体的に説明する。印字する際、記録材料は、記録材料搬送方向(副走査方向)に対し直角方向(主走査方向)の1ラインを印字するときに停止され、1ライン分の印字が終了すると、前記ラインの幅だけ副走査方向に搬送される。その際は、常に同じ幅だけ搬送、停止を繰り返すことが必要である。しかしながら、無端ベルトが伸縮すると、その移動量にばらつきが発生し、いわゆるインク的の着弾位置ずれが生じ、横方向に筋が入る現象が生じてしまう。この問題は、布帛を搬送する場合に特に大きな問題となる。また、これらの無端ベルトは耐久性が十分ではなく、耐久性を得るために厚みを増やすと、静電吸着力が記録材料に十分に伝わらず、記録材料を無端ベルトに密着させることが困難であった。更に、これらの技術を布帛に対するインクジェット捺染方法に利用すると、特に薄い布帛や編み目の粗い布帛を記録材料として用いた場合には、布帛を通過したインクが搬送ベルトに付着し、搬送ベルト自体を劣化させたり、布帛に再付着したりすることで布帛の裏面を汚すという問題があった。
【0009】
本発明者は鋭意検討の結果、布帛に対する捺染用インクジェットプリンタにおいて、布帛を搬送する場合、搬送用無端ベルトとしてガラス繊維を織り込んで作成したガラスクロスを用いることで、搬送ベルトとして十分な耐久性と伸縮防止性が達成でき、安定した画像を得ることができることを見出した。更に、薄くても十分な強度を維持できるため、静電吸着力を発生する装置により布帛を効率よく無端ベルトに密着させることができることがわかった。
【0010】
しかしながら、特に比較的薄い布帛または編み目の粗い布帛が記録材料として用いられた場合、布帛を通過したインクが、ガラスクロスでできた無端ベルトに染み込むことで、インクに含まれている物質により無端ベルトに導電性が生じ、布帛に対する静電吸着力が低下し、静電吸着力にばらつきが発生してしまい安定した画像が得られないという問題が発生することがわかった。また、無端ベルトの表面上にインクが付着して堆積されると、記録ヘッドと布帛との距離が不均一となり、安定した画像を得られないこともわかった。更に、無端ベルトに付着したインクが、再度布帛に付着することで布帛の裏面を汚す場合もあった。
【発明の開示】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、静電吸着力により布帛を無端ベルトに十分に密着させることを可能とし、且つ、搬送ベルトが十分な強度、伸縮防止性及び耐久性を満足することにより、布帛搬送時のしわや伸縮の発生を抑制し、歪みや変形の無い高品質な画像を形成することが可能であると同時に、布帛を通過したインクが再付着することがない、布帛へのインクジェット捺染に適したインクジェットプリンタ及び捺染印刷物の製造方法を提供することである。
【0011】
本発明の上記目的は、以下の構成により達成される。
【0012】
本発明の構成の一つは、元巻きから供給された布帛に対して画像を記録する捺染用インクジェットプリンタにおいて、布帛を供給する布帛供給装置;少なくとも一つの駆動ローラを含む複数のローラに懸架された無端ベルトを、前記駆動ローラの駆動により回転させることで、前記布帛供給部から供給される布帛を搬送する搬送装置;前記搬送装置により搬送される布帛に対してインクを出射する記録ヘッド;前記無端ベルトを介して前記記録ヘッドに対向し、前記無端ベルトの内周面側に当接する位置に配置され、静電吸着力を発生することで前記布帛を前記無端ベルトに吸着させる第1の静電吸着力発生装置;及び、布帛の搬送方向の前記記録ヘッドより下流側に位置し、前記無端ベルトを洗浄するクリーニング装置、を有し、前記無端ベルトは、厚みが1mm以下で、表面抵抗値が10 Ω以上であり、少なくとも布帛と接する側の面を撥水処理されたガラスクロスからなることを特徴とする捺染用インクジェットプリンタ、である。
【0013】
この構成によれば、搬送装置に撥水処理を施されたガラスクロスからなる無端ベルトを用いることにより、薄肉の無端ベルトであっても、優れた耐久性及び伸縮防止性を有する搬送装置を得ることができると同時に、布帛を通過したインクが無端ベルトに染み込むことを防止することで布帛に対する静電吸着力にばらつきが発生せず、安定した画像を得ることができる。更に、搬送方向の、インクが噴射される部位よりも下流側にクリーニング装置を設けることで、布帛を通過したインクが再度布帛に付着して布帛の裏面を汚すことを効果的に防止することができる。
【0014】
また、本発明においては、前記捺染用インクジェットプリンタが、前記布帛供給装置を前記無端ベルトに当接するように前記無端ベルト方向に移動可能に保持する保持装置、前記無端ベルトを介して前記記録ヘッドに対向し、前記無端ベルトの内周面側に当接する第1の静電吸着力発生装置、及び前記布帛供給部と前記無端ベルトの当接部及びその近傍に位置すると共に、前記無端ベルトの内周面に当接して前記無端ベルトを前記布帛供給部との間に挟むように配置された第2の静電吸着力発生装置を備えることが好ましい。
【0015】
この構成により、前記布帛供給部から前記搬送部に布帛を供給する際に発生するしわや伸縮を効果的に防止することができる。
【0016】
本発明においては、前記第1の静電吸着力発生装置と前記第2の静電吸着力発生装置とが一体で構成されることが好ましい
【0017】
発明においては、前記無端ベルトが、少なくとも布帛と接する側の面にフッ素樹脂を塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトであることが好ましい。
【0018】
更に、前記無端ベルトは、両面にフッ素樹脂を塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトであることが好ましい。
【0019】
また、前記無端ベルトは、ディップ塗布により両面にフッ素樹脂を塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトであることが好ましい。
【0020】
本発明においては、前記無端ベルトの厚さが1mm以下であることが好ましく、0.2mm以下であることが更に好ましい。
【0021】
本発明における、布帛供給部は、ロール状の布帛が回転可能に保持された形態であることが好ましい。
【0022】
本発明の別の構成としては、前記捺染用インクジェットプリンタを用いた捺染印刷物の製造方法であり、布帛を前記布帛供給装置から供給する工程、前記布帛を前記搬送装置により搬送する工程、前記静電吸着力発生装置によって前記無端ベルトに吸着させた状態の布帛に対して、前記記録ヘッドからインクを射出することで捺染印刷物を作成する工程、及び、前記クリーニング装置により前記無端ベルトを洗浄する工程を有することを特徴とする捺染印刷物の製造方法である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】 本発明の実施形態に係る布帛捺染用インクジェットプリンタの機構的構成例を示す概略構成断面図である。
【図2】 第2(a)図は本発明に係る静電吸着力発生装置の構成を示す上面図である。
【0025】
第2(b)図は本発明に係る静電吸着力発生装置の示す、第2(a)図に示したA−A切断線での断面図である。
【図3】 静電吸着力発生装置と布帛との間に発生する静電吸着力について説明するための図である。
【図4】 第1図とは異なる機構的構成の布帛捺染用インクジェットプリンタの一実施形態を示す概略構成断面図である。
【図5】 第1図及び第4図とは異なる機構的構成の布帛捺染用インクジェットプリンタの一実施形態を示す概略構成断面図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明について詳しく説明する。
【0027】
本発明の搬送部に用いられる無端ベルトは、少なくとも布帛を搬送する側の面を撥水処理されたガラスクロスからなる無端ベルトであることを特徴とする。
【0028】
本発明で用いられるガラスクロスは、ガラス繊維を織り込んで作成したガラスクロスであれば特に限定はなく用いることができる。前記ガラス繊維としては、マーブルメルト法、ダイレクトメルト法及びステープル法等任意の製造法により作成されたガラス繊維を用いることができる。前記、ガラスクロスとしては、例えば、数本の無アルカリガラス製の長繊維(単繊維)を撚り合わせた合撚糸を平織りに製織したものが挙げられる。
【0029】
本発明に用いられるガラスクロスにおける、縦及び横方向の糸密度は、強度、耐久性の観点から、20本/25mm以上、より好ましくは30本/25mm以上であることが好ましい。
【0030】
撥水処理としては、無端ベルト表面の撥水性を向上させる限り特に限定はないが、フッ素樹脂又はシリコーン樹脂を塗布することが好ましい。特にフッ素樹脂は、撥水性を向上するだけではなく、ガラスクロスの耐久性及び耐湿性が更に向上し、高い体積抵抗率、表面抵抗率を得ることで静電吸着部からの静電吸着力を安定して布帛に伝えることができるため好ましい。フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、パーフルオロエチレンプロペンコポリマー(PFEP)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−テトラフルオロエチレンコポリマー(ETFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレンコポリマー(ECTFE)及びポリビニリデンフルオライド(PVDF)が好ましく、特にPTFEが好ましい。
【0031】
更に本発明の無端ベルトとしては、フッ素樹脂が両面に塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトが好ましい。両面にフッ素樹脂を塗布することにより、更に耐久性、耐湿性を向上させるだけではなく、無端ベルトの裏面が接触している静電吸着部と無端ベルトの裏面との間の摩擦力を低減し、駆動ローラにおける駆動トルクを低下させることで装置の大型化や製造コストの上昇を抑えることができる。
【0032】
前記ガラスクロスにフッ素樹脂を塗布する方法については、特に限定はなく、ディップ塗布、ビード塗布、カーテン塗布、スプレー塗布等従来公知の方法を用いることができるが、均一塗布、コストの観点からディップ塗布が好ましい。具体的には、フッ素樹脂、水、及び少量の界面活性剤を含むディスパージョンにガラスクロスを含浸した後、乾燥及び焼成を施す。これらの工程を所定の回数繰り返すことによって所望の特性を有するベルト素材を得ることができる。
【0033】
以下では、本発明の実施の形態について図を参照しつつ説明するが、本発明はこれらの形態に限定されない。
【0034】
第1図は、本発明の静電吸着力発生装置と無端ベルトによる搬送機構を備えた布帛捺染用インクジェットプリンタを示す概略構成断面図である。
【0035】
第1図によれば、布帛捺染用インクジェットプリンタは、布帛1を密着させて(密着させる方法は後述する)搬送方向に搬送するための後述の各ローラに懸架され回転する例えば表面抵抗値10Ω以上を有するガラスクロスからなる無端ベルト5(非導電性材料である理由は後述する)と、回転自在に保持され記録媒体としての布帛1を巻いて形成した布帛供給装置(元巻き)1aと、その元巻き1aから布帛1の搬送方向下流に位置し、図示しない複数のノズルからインクを出射し布帛1に画像を形成する記録ヘッド2と、その記録ヘッド2を保持するキャリッジ3と、このキャリッジ3を図示しない移動手段で主走査方向(第1図紙面に垂直方向)に沿って移動させる際に移動案内するキャリッジレール4と、図示しない駆動手段により時計方向に回転して無端ベルト5を回転させる駆動ローラ6と、無端ベルト5を懸架して回動自在に設けられたガイドローラ7と、図示しない付勢手段により加圧されて無端ベルト5に適当な張力を与え、回動自在に軸支されるテンションローラ9と、布帛1と無端ベルト5を駆動ローラ6との間に挟みこんで図示しない付勢手段により所定の押圧を加えられ回動自在に設けられた押さえローラ10と、記録ヘッド2と無端ベルト5を介して対向するように位置し、無端ベルト5の内周面に当接するように配置された静電吸着板12(第1の静電吸着力発生装置)と、無端ベルト5の表面に付着したインク等の汚れを落とすためのクリーニング装置13とによって主に構成される。
【0036】
このような構成により、本実施形態における布帛捺染用インクジェットプリンタでは、次のような作用が実現される。元巻き1aから繰り出された布帛1が、図中矢印搬送方向へ搬送され、無端ベルト5と共に駆動ローラ6及び押さえローラ10により挟まれ、さらに搬送される(搬送についての詳細は後述する)。そして、この搬送の進行に応じて、適切に制御されたキャリッジ3の走査及び記録ヘッド2からのインク出射が実施されることにより、該布帛3にインクジェット捺染が行われる。
【0037】
次に、本発明の特徴である無端ベルト5と静電吸着板12を用いた布帛1の搬送について説明する。まず、第2図には静電吸着板12の構成を示した。第2(a)図は、静電吸着板12の上面図で、第2(b)図は第2(a)図に示した切断線A―Aでの断面図である。第2(a)図及び第2(b)図に示すように、静電吸着板12は、絶縁基板103上に櫛歯状の電極板101と櫛歯状のアース板102が互いに間隔をもって入れ子状態で固定され、さらに電極板101およびアース板102の上部には高誘電物質からなる表面吸着層104が形成されている。この表面吸着層104が無端ベルト5の内周面に接するように静電吸着板12は上記第1図に示したように配置される。
【0038】
ここで、第3図を用いて静電吸着板12と布帛1との間に発生する静電吸着力について説明する。電極板101およびアース板102に直流電圧を与えると、表面吸着層104で誘電分極現象がおこり異極性の電荷が励起され、第3図に示すように電極板101上部ではマイナス(第3図には「−」と示した)に、アース板102上部ではプラス(第3図には「+」と示した)の状態になる。本実施形態の無端ベルト5は非導電性材料でできているので、無端ベルト5上の布帛1には表面吸着層104の電荷とは逆の電荷が第3図に示すように発生する。したがって、静電吸着板12と布帛1との間に静電気力が発生し吸着する(静電吸着力)ことになる。ここで無端ベルト5が非導電性ではない場合には、表面吸着層104で発生した電荷が無端ベルト5で流れてしまい上述のような静電吸着力は発生しない。したがって無端ベルト5は非導電性であり続けなければならない。具体的には、非導電性として表面抵抗値は10Ω以上であり、さらに好ましくは1013Ω以上である。このような表面抵抗値を実現するために本実施形態では、例えばガラス繊維を織り込んだ繊維で織られたガラスクロスに表面の撥水性を高めるための処理を施した材料を使用している。ここで言う表面の撥水性を高めるための処理は、本実施形態では具体的な1例としてフッ素コーティングを施している。
【0039】
本発明で用いられる無端ベルトに用いられるベルト素材の一例を具体的に説明する。
【0040】
無アルカリガラス製の長繊維を撚り合わせて合撚糸とした後、更に平織りに製織し、糸密度が縦42本/25mm、横32本/25mm、厚み175μm、質量200g/mのガラスクロスを得た。このガラスクロスを基材としてフッ素樹脂(ポリテトラフルオロエチレン PTFE)ディスパージョンを含浸、乾燥、焼成を繰返し行うことで樹脂コーティングすることで、ベルト素材を得た。得られたベルト素材は、厚み240±20μm、質量500±65g/m、縦方向の引張強度320N/cm以上、横方向の引張強度260N/cm以上、縦方向の引裂強度16N以上、横方向の引裂強度14N以上、破壊電圧値3.5kV以上であった。
【0041】
このように静電吸着板12と布帛1との間に発生した静電吸着力により、布帛1は無端ベルト5に密着せしめられ、駆動ローラ6を駆動し、無端ベルト5を搬送方向に回転させると、布帛1は静電吸着力によって無端ベルト5方向への力が与えられているので布帛1と無端ベルト5との間では摩擦力が発生し、布帛1は無端ベルト5と共に移動する。このように、布帛1は無端ベルト5に一様に密着したまま搬送されるので、しわや伸縮の発生が抑えられる。したがって、布帛1上に形成される画像には歪みや変形が生じることがなく、良好な画像を得ることが可能となる。また、この静電吸着力による布帛1の搬送は、布帛1の幅に影響されないので布帛1の広幅化には一層の効果があるといえる。
【0042】
ただし、このようにして一様に密着して搬送するためには、静電吸着板12と布帛1との間に発生する静電吸着力が十分なものでなければならない。静電吸着力は電荷が引っ張り合う力すなわちクーロン力であるから距離の二乗に反比例する、距離は無端ベルト5の厚さであるから、十分な摩擦力を得るために本実施形態では、無端ベルト5の厚さを1mm以下、さらに好ましくは0.2mm以下とした。
【0043】
また、薄い布帛や編み目の粗い布帛の場合、記録ヘッド2で出射されたインクが、布帛1を通過して無端ベルト5にインクが付着してしまう場合がある。布帛1に形成する画像の品質を保つという観点から、無端ベルト5に付着したインクが、再び布帛1に付着することを防止ためのクリーニング装置13を設けた。クリーニング装置13は具体的には、例えば第1図に示すように、スポンジ等の吸水部材が巻かれ、その一部が洗浄剤槽15に貯留させた水などの洗浄剤に浸けられ、絞りローラ16で余分な洗浄剤を絞られるように第1図では時計方向に回転するクリーニングローラ14を無端ベルト5に当接せしめ、クリーニングローラ14で無端ベルト5の表面を擦るようにして無端ベルト5に付着したインクを清掃するようにすればよい。また、本実施の形態では、上述のように無端ベルト5にフッ素コーティングがなされ撥水性が高められているので、さらに付着したインクの清掃がしやすくなっている。
【0044】
次に、第4図に布帛捺染用インクジェットプリンタの別の実施形態を示した。第4図に示した実施形態は、第1図の実施形態に加えてガイドローラ8を追加し、元巻き1aが図示しない付勢手段または自重によってその外周が無端ベルト5に当接するように図示しない保持手段によって無端ベルト5方向に移動自在に保持され、その当接部から記録媒体としての布帛1が繰り出されるようにし、この元巻き1aと無端ベルト5との当接部及びその近傍に位置すると共に、無端ベルト5の内周面に当接して、無端ベルト5を元巻き1aとの間に挟むように静電吸着板11(第2の静電吸着力発生装置)を配置したものである。第1図と同一のものには同一の符号を付して示した。また、この静電吸着板11は、第2図で説明した静電吸着板12と同様の構成であれば良い。
【0045】
このような第4図に示した構成により、元巻き1aから繰り出される布帛1と静電吸着板11との間および布帛1と静電吸着板12との間では静電吸着力が発生し、布帛1は無端ベルト5に密着せしめられ、駆動ローラ6を駆動し、無端ベルト5を搬送方向に回転させると、静電吸着力によって布帛1と無端ベルト5との間に摩擦力が発生し、布帛1は無端ベルト5により繰り出されつつ、無端ベルト5と共に移動する。このように、布帛1は無端ベルト5に一様に密着して繰り出されるので繰り出される際のしわや伸縮の発生が抑えられ、さらにしわや伸縮の発生が抑えられた状態で密着されたまま搬送されるので、記録ヘッド2によって布帛1上に形成される画像には歪みや変形が生じることがなく、さらに良好な画像を得ることが可能となる。また、この静電吸着力による布帛1の搬送は、布帛1の幅に影響されないので布帛1の広幅化には一層の効果があるといえる。
【0046】
さらに、第5図に布帛捺染用インクジェットプリンタの別の実施形態を示した。第5図に示した実施形態は、元巻き1aから記録ヘッド2の間の搬送方向を水平方向にすることで、第4図に示した実施形態の布帛1の元巻き1aと記録ヘッド2に対向する2つの静電吸着板11、12を1つの静電吸着板17で構成したものである。この静電吸着板17は、第2図で説明した静電吸着板12と同様の構成であれば良い。このように構成することにより、装置コストの低減が可能である。
【0047】
また、上述の実施形態では、記録ヘッド2を主走査方向に移動しつつインクを出射して画像を形成するいわゆる走査ヘッドを用いて説明したが、言うまでも無く主走査方向の全画像形成領域にノズルを有するいわゆるラインヘッドであっても良い。
【発明の効果】
【0048】
以上説明したように、本発明によれば、搬送装置に撥水処理を施されたガラスクロスからなる無端ベルトを用いることにより、静電吸着力による布帛の優れた密着性、優れた耐久性及び伸縮防止性を有する搬送装置を得ることができると同時に、布帛を通過したインクが無端ベルトに染み込むことを防止することで布帛に対する静電吸着力にばらつきが発生せず、安定した画像を得ることができる。更に、搬送方向の、インクが噴射される部位よりも下流側にクリーニング装置を設けることで、布帛を通過したインクが再度布帛に付着して布帛の裏面を汚すことを効果的に防止することができる。

Claims (8)

  1. 元巻きから供給された布帛に対して画像を記録する捺染用インクジェットプリンタにおいて、
    布帛を供給する布帛供給装置;
    少なくとも一つの駆動ローラを含む複数のローラに懸架され、厚みが1mm以下で且つ表面抵抗値が10Ω以上である無端ベルトを、前記駆動ローラの駆動により回転させることで、前記布帛供給部から供給される布帛を搬送する搬送装置;
    前記搬送装置により搬送される布帛に対してインクを出射する記録ヘッド;
    前記無端ベルトを介して前記記録ヘッドに対向し、前記無端ベルトの内周面側に当接する位置に配置され、静電吸着力を発生することで前記布帛を前記無端ベルトに吸着させる第1の静電吸着力発生装置;及び、
    布帛の搬送方向の前記記録ヘッドより下流側に位置し、前記無端ベルトを洗浄するクリーニング装置、を有し、前記無端ベルトが少なくとも布帛と接する側の面を撥水処理されたガラスクロスからなることを特徴とする捺染用インクジェットプリンタ。
  2. 前記捺染用インクジェットプリンタが、更に、前記布帛供給装置に設けられている布帛の外周面を前記無端ベルトに当接するように、前記布帛供給装置を前記無端ベルト方向に移動可能に保持する保持装置、及び前記布帛供給装置に設けられている布帛の外周面と前記無端ベルトの当接部に対応する位置であって、且つ、前記無端ベルトの内周面に当接するように配置された第2の静電吸着力発生装置を備えることを特徴とする請求項1に記載の捺染用インクジェットプリンタ。
  3. 前記第1の静電吸着力発生装置と前記第2の静電吸着力発生装置とが一体で構成されることを特徴とする請求項2に記載の捺染用インクジェットプリンタ。
  4. 前記無端ベルトが、少なくとも前記布帛と接する側の面にフッ素樹脂を塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトであることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の捺染用インクジェットプリンタ。
  5. 前記無端ベルトが両面にフッ素樹脂を塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトであることを特徴とする請求項4に記載の捺染用インクジェットプリンタ。
  6. 前記無端ベルトが、ディップ塗布により両面にフッ素樹脂を塗布されたガラスクロスからなる無端ベルトであることを特徴とする請求項5に記載の捺染用インクジェットプリンタ。
  7. 前記無端ベルトの厚さが0.2mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の捺染用インクジェットプリンタ。
  8. 請求項1に記載の捺染用インクジェットプリンタを用いる捺染印刷物の製造方法であって、布帛を前記布帛供給装置から供給する工程;
    前記布帛を前記搬送装置により搬送する工程;
    前記静電吸着力発生装置によって前記無端ベルトに吸着させた状態の前記布帛に対して、前記記録ヘッドからインクを射出することで捺染印刷物を作成する工程;及び、
    前記クリーニング装置により前記無端ベルトを洗浄する工程を有することを特徴とする捺染印刷物の製造方法。
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