JP4389602B2 - 物体検出装置、物体検出方法、プログラム - Google Patents
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Description
本実施形態は、図1に示すように、着目する空間の各部位までの距離を計測する測距手段1を備え、着目する1つの空間について測距手段1で異なる時刻に計測した距離を用いて物体を検出するものである。
以下では信頼性算出手段4の動作を説明する。
本例は、距離画像において着目する画素の近傍領域では画素値の差が少ない(距離の差が小さい)と推定し、近傍領域において画素値が他の画素とは大きく異なる場合に当該画素の画素値の信頼度が小さくなるように信頼度を算出するものである。具体的には、距離画像において着目する画素を中心として、N×M画素(N,Mは自然数)の大きさの近傍領域を設定し、近傍領域の画素値の分散を求め、分散が大きいほど着目する画素の信頼度を小さくするように、数1を用いて信頼度を求めるものである。なお、数1においてVarは分散、Rは信頼度、D(u,v)は背景距離画像と対象距離画像とのそれぞれの画素値、AはN×M画素の近傍領域を表す。
信頼度(1)の方法で求める信頼度Rは、背景距離画像および対象距離画像において距離がほぼ一定である物体に対してはよい結果を得ることができるが、検出対象と背景との境界や物体内に存在する段差の部位などでは分散が比較的大きくなるから、測距の精度が高い場合でも数1によって求められる信頼度Rが小さい値になる。そこで、本例では、境界や段差の周辺での測距の精度が高ければ、境界や段差の部位でも同程度の精度で距離が測定されているとみなして信頼度を求めている。
以下では、物体抽出手段5において差分距離画像の各画素を分類する技術について説明する。
物体抽出手段5では、検出対象の候補となる部位が抽出されるが、ノイズ成分が含まれている場合やグループ化すべき部位が分離されている場合があるから、ノイズ成分の除去やグループ化が必要である。
本実施形態は、図12に示すように、実施形態1と同様に、測距手段1、背景記憶手段2、差分手段3、信頼性算出手段4、物体抽出手段5、物体判定手段6を備える。ただし、背景記憶手段2では、背景距離画像だけを記憶するのではなく測距手段1において背景距離画像を生成する際に用いる情報を背景情報として記憶し、また信頼性算出手段4では、背景距離画像の各画素値の信頼度を算出するにあたって背景情報を用い、対象距離画像に代えて測距手段1において対象距離画像を生成する際に用いる情報を対象情報として信頼度の算出に用いる。背景情報および対象情報の具体例は後述する。背景情報および対象情報は、測距手段1の出力目的である距離情報ではない付随情報になる。
信頼度(3)
本例は、本実施形態における信頼性算出手段4の動作例であって、測距手段1においてステレオ画像法を採用していることを利用する。ステレオ画像法は一般的には複数枚の画像を使用するが、ここでは簡単のために左右2枚の画像を使うものとする。ステレオ画像法において得られる2枚の画像のうちの一方を背景情報および対象情報として用いるものである。ステレオ画像法では、左右2枚の画像に含まれる各画素を対応付ける必要があり、画素を対応付けることによって2枚の画像の視差を求め、2台のTVカメラの距離と視差とを用いることによって画像内の各画素の距離を求めている。したがって、濃度の変化が少ない領域では、画素間を一対一に対応付けることが難しく、対応付けが不正確であると距離の計測値に誤りが生じる。
本例は、信頼度(3)と同様に、ステレオ画像法における2枚の画像の対応付けの良否が測距の精度に影響するという知見に基づいて、対応付けの良否に関する評価値(正規化相関値)を数9により求め、背景距離画像および対象距離画像に対する背景情報および対象情報として用いるものである。なお、数9において、Il(ul,vl),Ir(ur,vr)はそれぞれ左画像の濃度と右画像の濃度、Al,Arは左右の各画像において互いに対応付ける領域、Avel,Averはそれぞれ領域Al,Ar内の濃度の平均値である。数9で求める評価値Cは、0≦C≦1の値であって、2枚の画像の対応付けが良好であるほど大きい値になる。
数9における正規化相関値Cを求める際に、輝度を用いる代わりに数10で示す微分値Ampあるいは濃度勾配方向Dirを用いてもよい。着目する画素の微分値を求めるには、図13に示すようなソーベルフィルタ(Sobel)を適用すればよい。図13(a)は水平微分値Hを求める際のソーベルフィルタであり、図13(b)は垂直微分値Vを求める際のソーベルフィルタである。
2 背景記憶手段
3 差分手段
4 信頼性算出手段
5 物体抽出手段
6 物体判定手段
Claims (10)
- 着目する空間の各部位の距離を計測する測距手段と、着目する1つの空間について測距手段で異なる時刻に計測した各部位ごとの距離の差分を求める差分手段と、差分手段で得られた距離の差分を用いて空間内での検出対象となる物体の候補の存在部位を抽出する物体抽出手段と、物体抽出手段により抽出した検出対象の候補から検出対象を抽出し検出対象の特徴量を抽出する物体判定手段と、測距手段による空間の各部位の距離の計測結果について信頼度を求める信頼性算出手段とを有し、物体抽出手段は、各部位ごとに異なる時刻の距離の計測結果の信頼度の組合せによって各部位ごとの距離の差分を分類する機能を有し、物体判定手段は、物体抽出手段での各部位ごとの分類結果および距離の評価により検出対象の候補を検出対象ごとにグループ化して抽出する機能を有することを特徴とする物体検出装置。
- 前記信頼性算出手段は、前記測距手段で距離を計測する各部位について近傍領域を設定し、着目部位の近傍領域での距離の計測結果の分散の関数として当該部位の信頼度を算出することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
- 前記信頼性算出手段は、前記測距手段で距離を計測する各部位について近傍領域を設定するとともに、着目部位の近傍領域である第1の領域に含まれる各部位についてさらに近傍領域である第2の領域を設定し、第2の領域での距離の計測結果の分散を第1の領域内で合計した総和の関数として当該部位の信頼度を算出することを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
- 前記測距手段は、空間の各部位の距離について計測結果の信頼度の目安となる付随情報を出力し、前記信頼性算出手段は、空間の各部位の計測結果について付随情報を用いて信頼度を求めることを特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
- 前記測距手段は、複数台のTVカメラを用いて撮像した複数枚の画像に含まれる画素を互いに対応付けることにより空間の各部位の距離を各画素の画素値とした距離画像を生成するものであって付随情報として各TVカメラで撮像した複数枚の画像のうちのいずれかの各画素の濃度を出力し、前記信頼性算出手段は、当該画像の各画素について近傍領域を設定し、距離画像において着目する画素の近傍領域での濃度の分散の関数として当該画素の信頼度を算出することを特徴とする請求項4記載の物体検出装置。
- 前記測距手段は、複数台のTVカメラを用いて撮像した複数枚の画像に含まれる画素を互いに対応付けることにより空間の各部位の距離を各画素の画素値とした距離画像を生成するものであって付随情報として各TVカメラで撮像した複数枚の画像において画素を対応付けた領域および複数枚の画像の各画素の濃度を出力し、前記信頼性算出手段は、対応付けた領域における画素の濃度の相関値として当該領域に含まれる画素の信頼度を算出することを特徴とする請求項4記載の物体検出装置。
- 前記物体抽出手段は、距離の計測結果の信頼度を複数段階に区分するとともに、各部位ごとに異なる時刻の計測結果の信頼度の段階を組み合わせ、各部位ごとの距離の差分を信頼度の段階の組合せで3種類以上に分類し、分類ごとに検出対象の候補か否かを評価することを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の物体検出装置。
- 前記物体判定手段は、前記物体抽出手段で抽出した検出対象の候補について、着目する空間内での候補間の3次元の距離が規定した第1の閾値以下である検出対象の候補をグループとして抽出し、さらに測距手段への投影面内で前記グループとの距離が規定した第2の閾値以下である検出対象を前記グループと連結するグループとして抽出し、連結されたグループを1つの検出対象とすることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の物体検出装置。
- 着目する空間の各部位の距離を測距手段により計測し、着目する1つの空間について測距手段で異なる時刻に計測した各部位ごとの距離の差分を求め、求めた距離の差分を用いて空間内での検出対象となる物体の候補の存在部位を抽出し、抽出した検出対象の候補から検出対象を抽出し検出対象の特徴量を抽出する物体検出方法であって、測距手段による空間の各部位の距離の計測結果について信頼度を求め、各部位ごとに異なる時刻の距離の計測結果の信頼度の組合せによって各部位ごとの距離の差分を分類し、各部位ごとの分類結果および距離の評価により検出対象の候補を検出対象ごとにグループ化して抽出することを特徴とする物体検出方法。
- 請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の物体検出装置における差分手段と物体抽出手段と物体判定手段と信頼性算出手段とを実現するコンピュータ読取可能なプログラム。
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