JP4389420B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、情報媒体の再生または記録を行う記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来の光ディスク記録再生装置に適用する光ピックアップの要部分解斜視図、図6は光ピックアップの要部正面図である。101は対物レンズ、102は対物レンズ101を保持するレンズホルダー、103はレンズホルダー102を不図示の光ディスクをラジアル方向、タンジェンシャル方向、及び対物レンズ101の光軸中心方向に駆動する駆動手段、104は対物レンズ101、レンズホルダー102及び駆動手段103を含む可動部とアクチュエータベース105とを弾性支持する弾性支持部材(図では金属ワイヤ)、106は光学基台である。
【0003】
アクチュエータベース105は板バネ107の変形部と係合し、固定部材108により板バネ107を光学基台106に固定することでアクチュエータベース105は光学基台106に対し弾性押圧される。また、光学基台106は、主軸109及び副軸110と各々係合する主軸受111及び副軸受112を備え、主軸109及び副軸110を不図示の記録再生部に固定することで、光ピックアップは記録再生装置に装着される。
【0004】
光ディスクの情報層に情報信号を記録、または、光ディスクの情報層に予め記録された情報を再生(以下、録再と称す)するためには、光ディスクの所定の情報層に光ビームを集光するように、光源120から放射した光ビームの光軸中心と対物レンズの光軸中心とを一致させる光軸角度調整(以下、スキュー調整とも言う)を行うことが必須である。スキュー調整には、光ディスクのラジアル方向とタンジェンシャル方向とを調整すれば良く、光学基台106に備えた貫通孔113を介してアクチュエータベース105に備えたネジ孔114に係合し、主にラジアル方向の光軸を調整するスキューネジ115、及び、光学基台106に備えた貫通孔116を介してアクチュエータベース105に備えたネジ孔117に係合し、主にタンジェンシャル方向の光軸を調整するスキューネジ118によってスキュー調整を行う。
【0005】
スキュー調整後、図6に示したように、アクチュエータベース105と光学基台106とを複数箇所接着剤を塗布硬化した接着部119(図では4ヶ所)により、振動及び/または衝撃等の影響で光軸ずれを抑制する。
このように接着剤で接着した後、主軸109及び副軸110にそれぞれ主軸受111及び副軸受112に組み込み、主軸109及び副軸110に組み込んだ光ピックアップを記録再生部に装着した後、主軸109及び副軸110とディスクを載置保持するターンテーブルとの相対的な角度調整を補正する。
【0006】
従って、予め光ピックアップを組み込んだ主軸109及び副軸110を記録再生部に装着した後、スキューネジ115及び/または118でスキュー調整すると、対物レンズ101の光軸中心と光源120から出射する光ビームの光軸中心との光軸角度調整と、主軸109・副軸110・ターンテーブルとの間の相対的な角度調整とが一度にできるため、調整工程が簡略化できる。
【0007】
一方、光ディスクを用いる記録再生装置は、コンパクトディスクプレーヤに始まり、最近ではDVD記録再生装置と普及がめざましく、使用対象年齢も拡大してきている。このような記録再生装置では光ピックアップは光ディスクと対向配置するため、使用者が光ピックアップに直接触れることが可能であり、例えば、光ピックアップに触れることにより対物レンズ101を駆動する駆動手段103の駆動特性を損ねる、駆動手段103または不図示の記録再生部の回路等の電流が流れる部分に触れることで感電する可能性があり、図5に示したように、対物レンズ101がディスクのラジアル方向に移動する長さと、対物レンズから出射する光ビームを遮らない幅との開口部121を備えた蓋体122で、光ピックアップ、ディスク駆動モータ及び記録再生回路等の記録再生装置の構成要素の殆どを凹側内部に覆い、蓋体122の凸面にディスクを載置保持するターンテーブル123を備える安全な構成の記録再生装置も提案されだしている。
【0008】
この安全性を重視した蓋体122を有する記録再生装置で上述した調整工程を簡略化するため、主軸109及び副軸110と組み込んだ光ピックアップを蓋体122に内包した記録再生部に予め装着し、その後スキューネジ115及び118でスキュー調整することで、安全性と製造効率向上とを両立する構成が検討されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5に示した開口部121を備えた蓋体122に予め光ピックアップを組み込んだ主軸109及び副軸110を装着した記録再生装置では、ターンテーブル123に載置するディスクと主軸及び副軸との平行度は機械加工で調整は可能であるが、光源120から出射する光ビームの光軸中心と対物レンズ101の光軸中心とのスキュー調整は、微細な光ビームをディスクの情報層上に正確に照射する必要があるため、機械加工精度だけでは達成できない。そこで蓋体122の凹側内部に存在する不図示の記録再生部の裏側からスキューネジ115及び118を回動することでスキュー調整自体は可能であるが、スキュー調整の後光軸角度変化を抑制する接着部119を、図6に示したようにレンズホルダー102、駆動手段103等を含む可動部及び弾性支持部材104(以下、これらを総合してアクチュエータ手段と称す)から離隔した位置に複数箇所設けることは、アクチュエータベース105、光学基台106及びドライブ本体の立体構造上不可能である。
【0010】
接着部119を設けなければ、光学基台106に対するアクチュエータ手段の位置規制は、板バネ107の弾性押圧力、スキューネジ115とネジ孔114との締め付け力、及びスキューネジ118とネジ孔117との締め付け力の3者の力のみである。しかしながら、スキューネジ115及び118とネジ孔114及び117との締め付け力は、本来スキュー調整用に締め付ける力であるため極めて脆弱であり、僅かな衝撃でもスキュー調整を損ね、事実上光ピックアップとしての機能がないという課題が発生する。
【0011】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、振動、落下衝撃等に耐性を有し、しかも安全性を加味した記録再装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の記録再生装置は、情報媒体の中心孔に係合し前記情報媒体を回転するターンテーブルと、前記情報媒体のラジアル方向に対しそれぞれ平行に配置された主軸と副軸とが係合する光学基台にアクチュエータベースを介して押圧され、前記情報媒体の情報層に光ビームを集光する対物レンズ及び前記対物レンズを前記情報媒体のラジアル方向、タンジェンシャル方向及び前記対物レンズの光軸中心方向に駆動する駆動手段を備えるアクチュエータ手段と、前記対物レンズが前記ラジアル方向に前記情報層上を移動し、少なくとも前記光ビームが照射する範囲の開口を有する開口部と、凸面には前記ターンテーブルとを備え、凹側内部に前記開口部の前記タンジェンシャル方向の長さ以上の間隔で前記主軸及び前記副軸が固定された蓋体と、前記アクチュエータベースに備え、前記開口部に対向する位置であって、前記対物レンズの光軸中心と略直行し前記ラジアル方向に前記アクチュエータ手段よりも延在する延在部と、前記延在部と前記光学基台との境界部に接着部とを有する。
【0013】
また、上記記録再生装置における延在部が接着部を介して係合すると共にアクチュエータ手段側に突出する壁部を光学基台に備える。
【0014】
また、上記何れかの記録再生装置における延在部に、壁部が貫通する貫通部を備える。
【0015】
また、上記何れかの記録再生装置を製造する方法は、情報媒体の中心孔に係合し前記情報媒体を回転するターンテーブルと、前記情報媒体のラジアル方向に対しそれぞれ平行に配置された主軸と副軸とが係合する光学基台にアクチュエータベースを介して押圧され、前記情報媒体の情報層に光ビームを集光する対物レンズ及び前記対物レンズを前記情報媒体のラジアル方向、タンジェンシャル方向及び前記対物レンズの光軸中心方向に駆動する駆動手段を備えるアクチュエータ手段と、前記対物レンズが前記ラジアル方向に前記情報層上を移動し、少なくとも前記光ビームが透過する範囲の開口を有する開口部を備えた蓋体と、前記アクチュエータベースに備え、前記開口部に対向する位置であって、前記対物レンズの光軸中心と略直行し前記ラジアル方向に前記アクチュエータ手段よりも延在する延在部と、前記対物レンズの光軸中心を主に前記ラジアル方向に光軸角度調整するスキュー手段Aと、前記対物レンズの光軸中心を主に前記タンジェンシャル方向に光軸角度調整するスキュー手段Bとに係合し、前記光学基台に備えた貫通孔A及び貫通孔Bと、前記貫通孔A及び前記貫通孔Bに対応する位置で、前記アクチュエータベースに備えた前記スキュー手段A及び前記スキュー手段Bを係止する係止部A及び係止部Bとを備え、前記蓋体の凸面に前記ターンテーブルを配し、前記アクチュエータベースを介して前記アクチュエータ手段を前記光学基台に押圧係合し、前記主軸及び前記副軸を前記光学基台に係合し、前記蓋体の凹側内部に前記開口部の前記タンジェンシャル方向の長さ以上の間隔で前記主軸及び前記副軸を固定し、前記スキュー手段A及び前記スキュー手段Bで前記対物レンズの光軸中心を前記ラジアル方向及び前記タンジェンシャル方向に調整し、前記延在部と前記光学基台との境界部に、接着剤を前記開口部から滴下する。
【0016】
【実施の形態】
請求項1記載の本発明の記録再生装置は、アクチュエータ手段より延在する延在部をアクチュエータベースに備え、当該延在部と光学基台との境界部に接着部を備えた構成により、機械加工精度によりターンテーブルに載置する情報媒体と光学基台が係合する主軸及び副軸との平行度を保ち、光軸角度調整を施した光ピックアップを光学基台に対し接着することができ、その結果、振動や落下衝撃等に対する耐性を有し、しかも蓋体を備えることで安全性を加味した記録再生装置を提供できる。
【0017】
請求項2記載の本発明の記録再生装置は、延在部が接着部を介して係合する壁部を光学基台に備えた構成により、接着剤が光学基台の側面を伝わり流出し、当該壁面及び/または記録再生部で固着することで光ピックアップ及び/または記録再生部の動作信頼性が劣る可能性を抑制でき、延在部と光学基台との界面の接着剤の流出量を抑制することで接着剤の量を最小に制御できるとともに、接着部が延在部・光学基台・壁部に亘り存在することで接着面積を増加でき接着強度を向上できる。
【0018】
請求項3記載の本発明の記録再生装置は、延在部に壁部を貫通する貫通部を備えた構成により、接着部とアクチュエータ手段との間に壁部を備える構成が成し得、アクチュエータ手段と光学基台との境界に接着剤が流入することにより、アクチュエータ特性が損なわれることを抑制できるとともに、貫通部から突出した壁部・延在部・光学基台に亘り接着部が存在することで接着面積を増大でき接着強度を向上できる。
【0019】
請求項4記載の本発明の記録再生装置の製造方法は、スキュー手段A及びBでスキュー調整した後、延在部と光学基台との境界部に、開口部から接着剤を滴下する構成を備えているため、光学基台が係合する主軸及び副軸が開口部を介してターンテーブルに載置する情報媒体と平行に配置した状態で光ピックアップの光軸角度調整を行うことで、当該情報媒体の情報層に対し信号の授受が正確に行える状態にアクチュエータ手段を調整した後、当該アクチュエータ手段を光学基台にのみ接着固定することができ、光軸角度調整工程を一度に行うとともに、情報媒体に対しアクチュエータ手段の光軸角度を調整した状態を、振動や落下衝撃等によるズレから保護できる。
【0020】
【実施例】
本発明の記録再生装置の一実施例について図面を参照し詳細に説明する。図1は本発明の一実施例における記録再生装置の要部を示す分解斜視図、図2は同実施例の装置に組み込んだ光ピックアップの要部斜視図である。1は対物レンズ、2は対物レンズ1を保持するレンズホルダー、3はレンズホルダー2に固定され、対物レンズ1を不図示のディスクの半径方向(いわゆるラジアル方向)、情報媒体の接線方向(いわゆるタンジェンシャル方向)及び対物レンズ1の光軸中心方向(いわゆるフォーカシング方向)に駆動する駆動手段である。4は対物レンズ1、レンズホルダー2、及び駆動手段3を含むアクチュエータ手段である。なお、アクチュエータ手段4には、対物レンズ1の光軸中心方向の内情報媒体側の位置を規制するアクチュエータカバー5を備える。また、アクチュエータ手段4は、アクチュエータベース6と金属ワイヤー等の不図示の弾性体を介して係合する。
【0021】
アクチュエータベース6は、光学基台7に板バネ8の変形部及び固定部材9と係合することにより弾性係合する。また、光学基台7の貫通孔A10とアクチュエータ手段4の係止部A11(図1では隠れているため不図示、図2を参照)とに係合し、対物レンズ1の光軸中心を不図示の情報媒体のラジアル方向の角度を主に調整するスキュー手段A12、及び、光学基台7の貫通孔B13とアクチュエータ手段4の係止部B14とに係合し、対物レンズ1の光軸中心を情報媒体のタンジェンシャル方向の角度を主に調整するスキュー手段B15を介して、アクチュエータベース6と光学基台7とが係合している。
【0022】
光学基台7の主軸受16に主軸17が、副軸受18に副軸19がそれぞれ貫通することで、光学基台7がラジアル方向に移動でき、情報媒体に予め記録された情報を再生、または情報媒体に所定の情報信号を記録する。また、主軸受16及び副軸受18に貫通した主軸17及び副軸19は、蓋体20の凹側内部に装着する。また、蓋体20の凸面には不図示の情報媒体を載置保持するターンテーブル21を備える。なお、蓋体20の凹側内部には、図示は省略したが、ターンテーブル21に駆動力を伝達する駆動モータ、情報媒体に対し情報信号の授受を行う各種制御部等の記録再生部も装着している。
【0023】
次に、光源から放射された光ビームの光路の調整について説明する。光ピックアップの光源としては、公知のように半導体レーザ(以下、レーザと称す)22が適用される。レーザ22で放射された光ビームは、対物レンズ1を介して不図示の情報媒体の情報層を照射し、情報層で反射された反射光は対物レンズ1を通り不図示の光電変換素子に入射し、情報層の情報信号、フォーカシング制御、トラッキング制御等の元になる電気信号に変換される。
【0024】
従って、レーザ22から対物レンズ1・情報層・対物レンズ1・光電変換素子に至る光路を正確に調整することが、光ピックアップの生命線となる。特に、情報媒体の高密度記録に伴い、上記光路の調整(以下、スキュー調整と称す)は益々高精度が要請される。
【0025】
スキュー調整は、いわゆる情報層の面に対する光ビームの傾き調整のことであり、情報媒体のタンジェンシャル方向とラジアル方向の傾きを是正することでスキュー調整を行う。つまり、スキュー手段A12により情報層に対する主にラジアル方向の傾きを調整し、スキュー手段B15により情報層に対する主にタンジェンシャル方向の傾きを調整することでスキュー調整は終了する。すなわち、スキュー手段A12は光学基台7に備える貫通孔A10を介してアクチュエータベース6に備える係止部A11に係止し、スキュー手段B15は光学基台7に備える貫通孔B13を介してアクチュエータベース6に備える係止部B14に係止することで行う。なお、一般にスキュー手段A12及びB15はネジが適応され、スキューネジとも称され、係止部A11及びB14は当該スキューネジを締め付けるメスネジが適用されるため、本実施例でもこの場合を例に採った説明をしたが、貫通孔A10及びB13にネジ孔が切られ、係止部A11及びB14がスキューネジが当接係合する平板であっても良く、その他各種の方法が適用できる。
【0026】
本実施例におけるスキュー調整は、前述したように主軸受16及び副軸受18それぞれに係合した主軸17及び副軸19を蓋体20の凹部内に固定することにより、記録再生装置に予め光ピックアップを組み込んだ後に行うことになるが、スキュー調整自体はスキュー手段A12及びB15に記録再生装置の裏面(図1の下側)から例えばドライバーを係合させ回転することで容易に行える。
【0027】
このような本実施例におけるスキュー調整は、記録再生装置に組み込んだ状態でレーザ22から放射する光ビームの光軸の情報層に対する傾きを調整できるため、記録再生装置に光ピックアップを装着する前に例えばスキュー調整治具にて対物レンズ1の光軸中心と光学基台7との取付角度を決め、その後アクチュエータベース6と光学基台7とを接着固定していた従来技術と比較すると、実際の記録再生装置で生じる主軸17及び副軸19とターンテーブル21との相対的な角度誤差も含めて補正できるため、格段に精度の高いスキュー調整が可能である。また、例えばDVDディスク等の記録密度の高い情報媒体を用いる記録再生装置では、上述のスキュー治具を用いた調整の後、記録再生装置に組み込んだ状態でターンテーブル21に対する主軸17及び副軸19の角度調整を行うという2段構えのスキュー調整を行っていたが、本実施例のスキュー調整の採用でスキュー調整は1回で完結できるため、高精度かつ調整工数の削減効果がある。
【0028】
以上のようにしてスキュー調整を施した光ピックアップは、情報媒体の情報層に対し情報信号の授受を正確に行うことが可能であるが、実際的には、駆動モータ及び/またはアクチュエータの駆動や光学基台7を主軸17及び副軸19に沿って情報媒体のラジアル方向の往復移動等に起因する装置内振動、及び/または衝撃や落下等に起因する装置に外部から加えられるいわゆる外乱により、前述したように極めて簡単にスキュー調整に狂いが生じ、記録再生装置としての機能が完全に損なわれる。
【0029】
そこで、スキュー調整した後、アクチュエータベース6と光学基台7とを接着固定し、アクチュエータベース6の光学基台7に対するずれを防止することが要請される。接着固定場所は従来技術と同様に、対物レンズ1の動作に直接関わる例えばアクチュエータ手段4や板バネ8等の構成部品から離隔した位置に備えることが安全であるが、前述したように蓋体20の凹部内に組み込まれた光ピックアップでは、スキュー調整を実施した記録再生装置の裏面方向からはドライバー等の剛性物は挿入可能であるが、液状の接着剤を塗布することは不可能であり、蓋体20に備えた開口部23から視認できる範囲にしか設けることができない。
【0030】
そこで、本実施例では、開口部23から視認できる範囲(開口部23直下が好ましい)にあり、アクチュエータベース6にアクチュエータ手段4からラジアル方向に延在する延在部24及び25と、当該延在部24及び25に接する光学基台7との境界部に接着部26及び27を備える。このようにスキュー調整後アクチュエータベース6と光学基台7との境界部を接着することにより、内部振動及び/または外乱によりスキュー調整にずれが生じる課題を抑制することができ、上述のように調整工数を削減しかつ高精度に調整したスキューを維持できる。
【0031】
なお、接着部26及び27に供される接着剤としては、液体または流動体から固化する接着性を備える物質であれば溶剤蒸発型接着剤及び硬化型接着剤の如何は問わないが、経時変化、環境性、光ピックアップ等の構成部品への影響を鑑みると硬化型が好ましい。また、記録再生装置に組み込んだ後接着を行うため、硬化型接着剤の中でもエネルギー線照射硬化型、またはエネルギー線照射硬化型と加熱硬化型との併用が望ましい。また、接着剤の粘度を適正化することで、延在部24及び25と光学基台7とにのみ選択的に接着剤を備えることも可能であるし、延在部24及び25と光学基台7との係合面に接着剤を流入させることも可能である。係合面に流入させる場合の接着剤としては、エネルギー線照射硬化型と加熱硬化型との併用が望ましい。
【0032】
また、接着方法としては、例えば液状の接着剤をノズル等により接着部26及び27に所定量を滴下または注入(両者を総称して滴下と称する)し、しかる後例えば紫外線照射または加熱等を施すことにより接着剤を硬化することにより容易に達成できる。また、接着部26で接着する際に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部27側に移動し、開口部23から接着部26を視認しやすくした後滴下、接着部27の場合には逆に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部26側に移動し、開口部23から接着部27を視認しやすくした後滴下すると、接着工程を容易化できるため好ましい。なお、上記例では接着は2カ所備える例を示したが、接着部26または27の何れか一方でも本発明の効果は奏するが、上記例のように2カ所設ける方が信頼性が高く好ましい。
【0033】
接着固定に際して適用する接着剤が低粘度であると塗布しやすいが、接着剤の流動性が高いため接着したい位置から接着剤が流出し、流出した接着剤がアクチュエータ手段4、板バネ8等のアクチュエータ特性上重要な部材を不要に接着することにより光ピックアップの特性を損ねる危惧がある。そこで接着剤の流出を抑制する抑制部を接着箇所近傍に備えることで、光ピックアップの特性が維持保証できる。
【0034】
その一例を図3及び図4を参照して説明する。図3は本発明の他の実施例における記録再生装置の要部分解斜視図、図4は同実施例の装置に組み込んだ光ピックアップの要部斜視図である。但し、図1及び2と同様の機能を発揮する要素については同一符号を付与すると共に説明を割愛する。前述の実施例と異なる構成は、延在部24及び25と光学基台7との境界部近傍の光学基台7に壁部28及び29を備えた点である。壁部28及び29を備えたことで、接着剤が接着部26及び27から外側に流出し、例えば板バネ8に達することでアクチュエータベース6と光学基台7との付勢力に変動の発生、または光学基台7の側面を伝わり不図示の記録再生部等を汚染することにより動作不良の原因等を抑制しながら、延在部24及び25・アクチュエータベース6の光学基台7との境界側面(すなわち、延在部24及び25の壁部28及び29に対向する側面)・光学基台7・壁部28及び29とで接着することで接着面積が増大でき、その結果接着強度も向上できる効果があり、光ピックアップの経時安定性等の動作信頼性が向上できる。
【0035】
なお、図4に示した接着部26及び27は、上述したように、開口部23から視認できる範囲から接着剤を滴下することで極めて容易に形成できる。また、接着部26で接着する際に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部27側に移動し、開口部23から接着部26を視認しやすくした後滴下、接着部27の場合には逆に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部26側に移動し、開口部23から接着部27を視認しやすくした後滴下すると、接着工程を容易化できるため好ましい点は同様である。さらに、上記例では接着は2カ所備える例を示したが、接着部26または27の何れか一方でも本発明の効果は奏するが、上記例のように2カ所設ける方が信頼性が高く好ましい点も同様である。
【0036】
別の例を図5を参照して説明する。図5は本発明の別の実施例における記録再生装置に組み込んだ光ピックアップの要部斜視図である。図5においても、図1〜図4と同様の機能を発揮する要素については同一符号を付与すると共に説明は割愛する。図4と異なる構成は、延在部24及び25に備えた貫通部30及び31を光学基台7に備えた壁部32及び33が突き抜け、接着部26及び27は壁部32及び33に対しアクチュエータベース6の外側に設けた構成である。この構成を採用すると、接着剤が接着部26及び27からアクチュエータベース6側に流出し、例えば不図示の金属ワイヤ等の弾性体、レンズホルダー2等のアクチュエータ手段4等を汚染することにより光ピックアップのアクチュエータ特性不良の原因を抑制すると共に、図3及び4で説明した構成と同様に、延在部24及び25・アクチュエータベース6の光学基台7との境界側面(すなわち、延在部24及び25の壁部28及び29に対向する側面)・光学基台7・壁部32及び33十で接着することで増大でき、その結果接着強度も向上できる効果があり、光ピックアップの経時安定性等の動作信頼性が向上できる。なお、本例における接着部26及び27は共に壁部32及び33に対しアクチュエータベース6の外側に備えた場合を示したが、貫通部30及び31の場所によっては壁部32及び33とアクチュエータベース6との間に備えても良く、何れか一方をアクチュエータベース6と壁部32または33との間に備え他方は外側に備えても良く、あるいは壁部32及び33のアクチュエータベース6側とアクチュエータベース6の外側の両方に備えても良いこと勿論である。
【0037】
なお、図5に示した接着部26及び27は、上述したように、開口部23から視認できる範囲から接着剤を滴下することで極めて容易に形成できる。また、接着部26で接着する際に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部27側に移動し、開口部23から接着部26を視認しやすくした後滴下、接着部27の場合には逆に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部26側に移動し、開口部23から接着部27を視認しやすくした後滴下すると、接着工程を容易化できるため好ましい点は同様である。さらに、上記例では接着は2カ所備える例を示したが、接着部26または27の何れか一方でも本発明の効果は奏するが、上記例のように2カ所設ける方が信頼性が高く好ましい点も同様である。
【0038】
他の例を図6を参照して説明する。図6は本発明の他の実施例における記録再生装置に組み込んだ光ピックアップの要部斜視図である。図6においても、図1〜図5と同様の機能を発揮する要素については同一符号を付与すると共に説明は割愛する。図4及び図5と異なる構成は、延在部24及び25と光学基台7との境界部近傍の光学基台7に壁部28及び29を備え、延在部24及び25に備えた貫通部30及び31を光学基台7に備えた壁部32及び33が突き抜け、接着部26及び27を壁部28と壁部32との間及び壁部29と壁部33との間に備えた点である。この構成を採用すると、図4と図5で説明した効果が全て実現できるばかりでなく、接着箇所も離隔した4カ所が実現できるためより強固な接着が可能となり、また接着剤の調粘を適正化することで延在部24及び25と光学基台7との重なり部分に例えば毛細管現象で接着剤を回り込ますことも可能となり、従来技術よりも高強度の接着も可能である。
【0039】
なお、図6に示した接着部26及び27は、上述したように、開口部23から視認できる範囲から接着剤を滴下することで極めて容易に形成できる。また、接着部26で接着する際に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部27側に移動し、開口部23から接着部26を視認しやすくした後滴下、接着部27の場合には逆に光ピックアップを主軸17及び副軸19に沿って接着部26側に移動し、開口部23から接着部27を視認しやすくした後滴下すると、接着工程を容易化できるため好ましい点は同様である。さらに、上記例では接着は2カ所備える例を示したが、接着部26または27の何れか一方でも本発明の効果は奏するが、上記例のように2カ所設ける方が信頼性が高く好ましい点も同様である。
【0040】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、光ピックアップを開口部を備えた蓋体の凹部内側に設置する記録再生装置に取り付けた状態で、光ピックアップと情報層との光軸の傾きを調整するため、光ピックアップを記録再生装置装着前に別途スキュー調整治具にてアクチュエータ手段と光学基台との取り付け角度を決め、対物レンズ駆動装置と対物レンズ駆動装置以外の光ピックアップ部品を接着固定する従来の場合と比較して、実際の記録再生装置で生じている光ピックアップを支え位置決めをする主軸及び副軸と情報媒体を位置決めするターンテーブルとの相対的な角度誤差、光ピックアップと情報媒体の取り付け角度関係のずれも補正した正確なスキュー調整が行うことができる。
【0041】
上述のように高いスキュー調整精度を達成したアクチュエータベースと光学基台とを延在部を介して開口部の開口範囲内にて接着剤を滴下または注入することで接着するため、スキュー調整ずれがない光ピックアップを実現できる。
【0042】
このように本発明は、簡単な構成にて調整工数が少なく、精度が高く、かつ作業性のよい記録再生装置を実現できる優れた効果を持つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における記録再生装置の要部分解斜視図
【図2】同実施例における光ピックアップの要部斜視図
【図3】本発明の他の実施例における記録再生装置の要部分解斜視図
【図4】同実施例における光ピックアップの要部斜視図
【図5】本発明の別の同実施例における光ピックアップの要部斜視図
【図6】本発明の他の同実施例における光ピックアップの要部斜視図
【図7】従来の記録再生装置の要部分解斜視図
【図8】同例における光ピックアップの要部正面図
【符号の説明】
1 対物レンズ
2 レンズホルダー
3 駆動手段
4 アクチュエータ手段
5 アクチュエータカバー
6 アクチュエータベース
7 光学基台
8 板バネ
9 固定部材
10 貫通孔A
11 係止部A
12 スキュー手段A
13 貫通孔B
14 係止部B
15 スキュー手段B
16 主軸受
17 主軸
18 副軸受
19 副軸
20 蓋体
21 ターンテーブル
22 レーザ
23 開口部
24、25 延在部
26、27 接着部
28、29 壁部
30、31 貫通部
32、33 壁部

Claims (4)

  1. 情報媒体の中心孔に係合し前記情報媒体を回転するターンテーブルと、
    前記情報媒体のラジアル方向に対しそれぞれ平行に配置された主軸と副軸とが係合する光学基台にアクチュエータベースを介して押圧され、前記情報媒体の情報層に光ビームを集光する対物レンズ及び前記対物レンズを前記情報媒体のラジアル方向、タンジェンシャル方向及び前記対物レンズの光軸中心方向に駆動する駆動手段を備えるアクチュエータ手段と、
    前記対物レンズが前記ラジアル方向に前記情報層上を移動し、少なくとも前記光ビームが照射する範囲の開口を有する開口部と、凸面には前記ターンテーブルとを備え、凹側内部に前記開口部の前記タンジェンシャル方向の長さ以上の間隔で前記主軸及び前記副軸が固定された蓋体と、
    前記アクチュエータベースに備え、前記開口部に対向する位置であって、前記対物レンズの光軸中心と略直行し前記ラジアル方向に前記アクチュエータ手段よりも延在する延在部と、
    前記延在部と前記光学基台との境界部に接着部とを有することを特徴とする記録再生装置。
  2. 延在部が接着部を介して係合すると共にアクチュエータ手段側に突出する壁部を光学基台に備えることを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 延在部に壁部が貫通する貫通部を備えることを特徴とする請求項1または2何れかに記載の記録再生装置。
  4. 情報媒体の中心孔に係合し前記情報媒体を回転するターンテーブルと、
    前記情報媒体のラジアル方向に対しそれぞれ平行に配置された主軸と副軸とが係合する光学基台にアクチュエータベースを介して押圧され、前記情報媒体の情報層に光ビームを集光する対物レンズ及び前記対物レンズを前記情報媒体のラジアル方向、タンジェンシャル方向及び前記対物レンズの光軸中心方向に駆動する駆動手段を備えるアクチュエータ手段と、
    前記対物レンズが前記ラジアル方向に前記情報層上を移動し、少なくとも前記光ビームが透過する範囲の開口を有する開口部を備えた蓋体と、
    前記アクチュエータベースに備え、前記開口部に対向する位置であって、前記対物レンズの光軸中心と略直行し前記ラジアル方向に前記アクチュエータ手段よりも延在する延在部と、
    前記対物レンズの光軸中心を主に前記ラジアル方向に光軸角度調整するスキュー手段Aと、前記対物レンズの光軸中心を主に前記タンジェンシャル方向に光軸角度調整するスキュー手段Bとに係合し、前記光学基台に備えた貫通孔A及び貫通孔Bと、
    前記貫通孔A及び前記貫通孔Bに対応する位置で、前記アクチュエータベースに備えた前記スキュー手段A及び前記スキュー手段Bを係止する係止部A及び係止部Bとを備え、
    前記蓋体の凸面に前記ターンテーブルを配し、
    前記アクチュエータベースを介して前記アクチュエータ手段を前記光学基台に押圧係合し、
    前記主軸及び前記副軸を前記光学基台に係合し、
    前記蓋体の凹側内部に前記開口部の前記タンジェンシャル方向の長さ以上の間隔で前記主軸及び前記副軸を固定し、
    前記スキュー手段A及び前記スキュー手段Bで前記対物レンズの光軸中心を前記ラジアル方向及び前記タンジェンシャル方向に調整し、
    前記延在部と前記光学基台との境界部に、接着剤を前記開口部から滴下することで請求項1〜3何れかに記載の記録再生装置を製造する方法。
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