JP4388825B2 - 長柄かみそり - Google Patents

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Description

本発明は、長柄かみそり、特に替刃を取替え可能としたレザータイプの長柄かみそりに関するものである。
一般に、人が他人のひげを剃る場合、T型かみそりを用いると、その柄を握った手が邪魔になって、剃刃の刃先位置を視認することができないため、長柄かみそりを使用する。しかし、このような長柄かみそりを素人が使用したときには、人の皮膚を傷つける危険性が非常に高い。そこで、安全なかみそりとしてT型かみそりで使用されているような安全なカートリッジ式替刃を使用できる長柄かみそりが望まれている。特に床屋では、新人に通常の長柄かみそり・レーザーを使用させる代わりにこのカートリッジ式替刃を使用し得る長柄かみそりの刃として、刃台に対して剃刃を一体的に固着したいわゆるカートリッジ式替刃を使用した技術がある(特許文献1)。
実公平2−2277号公報
特許文献1では、長柄の先端にホルダが設けられ、同ホルダには、ホルダ先端側に固定挟着部材が設けられている。又、ホルダの基端側(すなわち、長柄側)には固定挟着部材に対して接近自在に可動挟着部材が設けられている。可動挟着部材は、固定挟着部材と協働して替刃を挟着するように挟着方向にバネにより付勢されている。そして、可動挟着部材と、固定挟着部材との間にカートリッジ式替刃の配置して、同替刃の両端をそれぞれ前記可動挟着部材と固定挟着部材とにて、挟着するようにしている。なお、前記替刃の両端面には、それぞれ係入凹部が設けられ、各係入凹部には、可動挟着部材と固定挟着部材にそれぞれ設けられた係合突部が係合可能にされている。
特許文献1では、替刃ケースに収納されたカートリッジ式替刃をホルダに取着する際に、下記のように行っていた。なお、カートリッジ式替刃の各端部と、替刃ケースの側壁との間には、固定挟着部材、及び可動挟着部材がそれぞれ係入可能な狭い間隙が設けられている。まず、第1段階として、長柄からは遠位である固定挟着部材の係合突部を替刃ケース内にあるカートリッジ式替刃の一端側の係入凹部に係入させる。次に、第2段階として、長柄からは近位である可動挟着部材の係合突部を前記バネの付勢力に抗してカートリッジ式替刃の他端側の係入凹部に係入させる。
なお、長柄から遠位である固定挟着部材を可動挟着部材よりも先にカートリッジ式替刃に係合する理由は、固定挟着部材側を先にカートリッジ式替刃に係合した方が、可動挟着部材を先に替刃に整合するよりも、確実に係合できるとともに、替刃に対して係合しやすいためである。
しかし、従来は、替刃ケースに収納されたカートリッジ式替刃を取着する際には、カートリッジ式替刃の各端部に設けられた係入凹部に対して各挟着部材の係合突部を合わせるように2段階で行う必要があるため、面倒であった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、カートリッジ式替刃の取着を簡単に行うことができる長柄かみそりを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、刃台に剃刃を固定し、その刃台の長手方向の裏面中央に、刃台の表裏方向に延びる一対の被挟着面を備えた係合部を形成するとともに、前記被挟着面の少なくとも一方には、同被挟着面と交差する方向に延びる被係入部を形成したカートリッジ式替刃を形成する一方、同カートリッジ式替刃を取替え可能に支持固定するための一対の支持部材をホルダに設け、両支持部材のうち少なくとも一方を可動挟着部材にして、該可動挟着部材を前記カートリッジ式替刃を支持する方向へ付勢する付勢部材を設け、前記付勢部材にて付勢された可動挟着部材には前記被係入部に対して係入する係入部を形成したことを特徴とする長柄かみそりを要旨とするものである。
請求項2の発明は、請求項1において、前記ホルダには、前記カートリッジ式替刃の裏面に当接する当接面を形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2において、前記当接面は、平面にて形成し、前記ホルダには柄部を設け、前記柄部は、前記ホルダの当接面に対して、柄部の断面形状が、当接面側に傾くように配置したことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3において、前記カートリッジ式替刃には、前記刃台に固着したキャップ部材の皮膚に接触する表面と、刃先前方に設けた保護部材の皮膚に接触する表面とを結ぶ想像線により、ひげそり接線Xを形成し、前記当接面を前記カートリッジ式替刃のひげそり接線に対して平行となるように合わせたことを特徴とする。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、カートリッジ式替刃をホルダに取着する際、刃台の長手方向の裏面中央に設けた係合部に沿ってホルダの一方の支持部材を配置する。このとき、ホルダの他方の支持部材である可動挟着部材は、付勢部材の付勢力に抗して、前記一方の支持部材から離間する方向へ移動させる。この可動挟着部材の移動の仕方は、手で直接操作してもよく、或いは、前記係合部に可動挟着部材を当てることにより、同係合部を介して前記一方の支持部材から可動挟着部材を離間する方向へ移動させるようにしてもよい。
少なくとも一方に設けた被挟着面の被係入部に対して、可動挟着部材の係入部が対応して、被係入部に係入すると、カートリッジ式替刃はホルダに取着される。この場合、ホルダへのカートリッジ式替刃の取着は、可動挟着部材を係合部に沿って移動するだけで、ワンタッチで行うことができ、従来と異なり、カートリッジ式替刃の両端に対してそれぞれ支持部材を2段階で係合させる必要がない。
請求項2の発明によれば、ホルダに形成した当接面にてカートリッジ式替刃をその裏面側から当接することにより、一対の支持部材と協働して、同カートリッジ式替刃を、ガタ無く保持できる。
請求項3の発明によれば、ホルダの当接面に対して、柄部の断面形状が、当接面側に傾いて配置されていることにより、柄部がホルダの当接面に対して傾けられた分、使用者が人の髭を剃る際に、柄部を持った手の傾き操作が軽減される。すなわち、仮に、ホルダの当接面に対して、柄部の断面形状が、当接面側に傾いていない場合には、人の髭を剃る際に、柄部を持った手を手前に傾き操作する必要があるが、請求項3の発明によれば、そのような傾き操作が軽減できる。
請求項4の発明によれば、当接面がカートリッジ式替刃のひげそり接線Xに対して平行となっているため、使用者は、髭剃り時において、ひげそり接線の皮膚に対する当たり具合を知る際に、当接面を見ることによっても確認することができる。
本発明によれば、従来と異なり、ホルダに対してカートリッジ式替刃の取着をワンタッチで簡単に行うことができる効果を奏する。又、被挟着面の被係入部に対して、可動挟着部材の係入部が対応して、被係入部に係入すると、カートリッジ式替刃はホルダに取着されるため、ホルダへのカートリッジ式替刃の取着は、可動挟着部材を係合部に沿って移動するだけで、ワンタッチで行うことができ、従来と異なり、カートリッジ式替刃の両端に対してそれぞれ支持部材を2段階で係合させる必要がない。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図14を参照して説明する。図1は長柄かみそりの斜視図、図2は同じく底面図、図3は同じく正面図、図4は同じく平面図である。図5(a)は可動体を省略したホルダの要部拡大図、図5(b)はホルダ及び可動体の要部拡大図である。図7はホルダにカートリッジ式替刃を取着した状態を示す説明図である。図8(a)は長柄かみそりの拡大側面図、図8(b)は図2のB−B線断面図である。なお、本実施形態では、図3の正面図を基準にして、図に示すように上下という。
長柄かみそりKはホルダ100及び把手部200を備えている。ホルダ100は基端部が正四角柱状に形成されている。図3に示すようにホルダ100の中央部から先端部は、基端部よりも厚みが略半分となるように略下半分が切り落とし形成されて、平板状の取付部101が形成されている。
図5(a)、図5(b)及び図13に示すように、取付部101の下面101aは平面に形成されている。取付部101の下面101aは、本発明の当接面に相当する。取付部101の下面101aには、断面略四角形状をなすガイド凹部102が形成され、取付部101の中央部から基端側にかけて延出されている。スライド孔103は、取付部101の上面において、ガイド凹部102に連通するように形成されている。図5(a)に示すように、スライド孔103は、ガイド凹部102よりも両側間が幅狭く、かつ、ガイド凹部102の長さよりも短く形成されている。
スライダ104は、スライド孔103内に対してその長さ方向に移動自在に下部が嵌入されている。スライダ104の上部は、スライド孔103から上方に突出されている。スライダ104の上部の把手部側端部及び反把手部側端部は、図6に示すように取付部101の上面に摺接可能に張り出し形成されている。スライダ104の上面は、指当て面105とされ、把手部側端部へいくほど高くなるように形成されるとともに、多数の滑り止め突条106が形成されている。
可動体110は、スライダ104の下面に対してビス107にて締め付け固定されており、図5(b)、及び図6に示すようにガイド凹部102内において、ガイド凹部102の長手方向に沿って往復移動自在に嵌合されている。可動体110は直方体状に形成されている。可動体110の上面は、ガイド凹部102の内頂面に摺接自在に当接されている。可動体110は、スライダ104上部の把手部側端部及び反把手部側端部が取付部101の上面に係合され、かつ、可動体110の上面が、ガイド凹部102の内頂面に係合することにより、ガイド凹部102からの脱落が防止されている。又、可動体110の下面は、図6に示すように取付部101の下面101aと面一となるように形成されている。可動体110は、その先端がガイド凹部102の反把手部側内側面に当接する位置まで、移動可能である。そして、可動体110はビス107にて取付けされることにより、スライダ104と一体にガイド凹部102と一体に移動可能である。
可動体110の基端面には、バネ収納凹部120が穿設されている。バネ収納凹部120内には、付勢部材としてのコイルスプリング121の一部が収納されている。コイルスプリング121は、その基端がガイド凹部102の把手部側内側面に当接されており、可動体110を反把手部側内側面へ押圧付勢している。
可動体110の下面には、支持部材としての可動挟着部材130が下方へ突設されている。可動挟着部材130の先端(下端)には、係入部としての係入突起135が反把手部側へ突出されている。又、取付部101の下面101aにおいて、ガイド凹部102に近接した位置には、支持部材としての固定挟着部材140が下方へ突設されている。固定挟着部材140は、図8(a)に示すように、取付部101の幅方向において、先細り形状となるように一対のテーパ面144を備えた山形状に形成されている。固定挟着部材140の先端(下端)において、把手部側及び反把手部側には、テーパ面145がそれぞれ形成されている。可動体110が、ガイド凹部102の反把手部側内側面に当接する位置(以下、当接位置という)に位置したときに、可動挟着部材130の係入突起135と、固定挟着部材140との間には挿入空間Sが形成されるようにされている(図6参照)。
把手部200は、ホルダ100の基端から延出された柄部210と、同柄部210を被覆する合成樹脂製のカバー部材220とを備えている。
柄部210は、図8(b)に示すように横断面が略長方形状に形成され、緩いカーブを描くように湾曲形成されている。なお、図8(b)の断面図では、柄部210の軸心O1は、ホルダ100の軸心O2と一致する位置で断面としている。本実施形態では、ホルダ100の軸心O2は基端部が正四角柱状とされており、軸心O2をこの正四角形の中心と一致させている。又、柄部210は、基端側が湾曲されているため、図8(a)に示すように全体として側面視した場合には、同図に示すように、ホルダ100の軸心O2と交差しているように見える。
本実施形態では、図8(b)に示すように、柄部210の断面形状である長方形の短手方向の長さの2分割線Pを想定したとき、この2分割線Pが、取付部101の下面101aに対して所定角度θをなすように柄部210が傾いている。所定角度θとしては、本実施形態では、25度としているが、この値に限定するものではない。例えば、所定角度θとして15度〜35度の範囲、好ましくは、20度〜30度の範囲がよい。
次に、長柄かみそりKに取着されるカートリッジ式替刃(以下、単に替刃という)の概略構成を説明する。図9は替刃の斜視図、図10は同じく替刃の横断面図、図11は、替刃の底面図、図12は同じく替刃の縦断面図である。
図9に示すように、替刃300は、キャップ部材301、刃台303、剃刃305を備えている。刃台303の上には剃刃305が載置され、剃刃305は刃台303とキャップ部材301に挟着されている。なお、本実施形態では、剃刃305は3枚であるが1枚以上であればよく、又、剃刃305が複数の場合は剃刃305と剃刃305との間にはスペーサ306が配置されている。替刃300は、剃刃305の刃先309の前方に回転可能なローラ307を備えており、本実施形態では、ローラ307はキャップ部材301の表面側の前部に配設されている。
剃刃305の刃先309とローラ307との間には保護部材310が配設されている。保護部材310は少なくとも皮膚に接する表面に上方へ伸びるリブ状の突起311が形成されている。保護部材310は可塑性樹脂(好ましくはエラストマ樹脂)などで形成されて可撓性を備え、ひげそり時に皮膚と接触して適宜に変形するようにされている。替刃300には、ひげそり時にはキャップ部材301の皮膚に接触する表面302a(キャップ部材301の表面)とローラ307周面の皮膚に接触する上面部307a(「ローラ周面の上面部」)を結ぶ想像線によりひげそり接線Xが形成されている(図10参照)。本実施形態では、この場合、ローラ307と剃刃305の刃先309との間に配設された保護部材310の皮膚と接触する表面の少なくとも一部がひげそり接線Xに一致している。
刃台303の裏面において、その長手方向の中央部位(リブ320)を挟んで、同長手方向の両側には、一対の係合凹部321、322が前記中央部位を対称軸として線対称に形成されている。係合凹部321,322の長手方向の長さは、固定挟着部材140の長手方向の長さと略同一とされ、係合凹部321,322の短手方向の長さは固定挟着部材140の短手方向の長さと略同一とされることにより、固定挟着部材140が嵌脱可能にされている。両係合凹部321,322に挟まれた刃台303の裏面側部位は、係合部としてのリブ320とされている。リブ320は、図12に示すように、刃台303の表裏方向に延びるように形成されている。リブ320の図12に示すように断面形状は矢印形状とされており、先端(刃台303の裏面側の端部)の両側には、テーパ状のガイド面320aが形成されている。
リブ320の両側面は、それぞれ被挟着面320bとされている。挿入空間Sの幅(係入突起135と固定挟着部材140との離間距離)は、両被挟着面320b間の距離(リブ320の最大幅)よりも短くされている。又、両被挟着面320bには、同被挟着面320bとは交差する方向に、被係入部としての係合穴320cが延出されている。両係合穴320cには、可動挟着部材130の係入突起135が係入可能にされている。
可動体110がコイルスプリング121にて付勢されて当接位置に位置したときには、可動挟着部材130が、一方の被挟着面320bに当接するとともに、固定挟着部材140が他方の被挟着面320bに当接して、両部材によりリブ320が挟着される。すなわち、替刃300が両部材にて支持された支持状態となる。
又、本実施形態では、替刃300を、長柄かみそりKのホルダ100に取着した際に、刃台303の裏面303aが、図14に示すように当接面である取付部101の下面101aに当接し得るように、係入突起135の下面101aからの高さHが設定されている(図13参照)。すなわち、図14に示すように係入突起135が、係合穴320cに係入してリブ320を拘束することにより、替刃300が、ホルダ100から離脱不能となる。又、この支持状態で、ひげそり接線Xが、図5(b)に示すように取付部101の下面101a(当接面)と平行に配置されるように、刃台303の裏面303aが形成されている。
さて、上記のように構成された長柄かみそりKの作用を説明する。なお、説明の便宜上、替刃300は、図示しない替刃ケース内に収納されているとともに、裏面側が替刃ケースから露出配置されているものとする。
図6に示すように、替刃300を取着していない状態では、可動体110は当接位置に位置し、可動挟着部材130の係入突起135と、固定挟着部材140との間には挿入空間Sが形成されている。この状態で、長柄かみそりKに替刃300を取着する際には、挿入空間Sを、替刃300のリブ320に対して対向位置する。そして、ホルダ100を替刃300に対して押圧する。挿入空間Sの幅(係入突起135と固定挟着部材140との離間距離)が、両被挟着面320b間の距離(リブ320の最大幅)よりも短くされているため、固定挟着部材140は、リブ320のガイド面320aに、テーパ面145が当接してガイドされて、係合凹部321内に係入される。一方、可動挟着部材130は、リブ320のガイド面320aに、係入突起135が当接してガイドされて、コイルスプリング121の付勢力に抗して固定挟着部材140から離間する。
そして、ホルダ100がさらに替刃300に押圧されると、固定挟着部材側の係合凹部321には固定挟着部材140の嵌合が完了される。又、可動挟着部材側の係合凹部322内では、係入突起135が、係合穴320cに対向すると、コイルスプリング121の付勢力により、可動体110が、固定挟着部材側に移動して、ガイド凹部102の反把手部側内側面に当接する当接位置に位置する。この状態では、図14に示すように係入突起135が、係合穴320cに係入してリブ320を拘束することにより、替刃300が、ホルダ100から離脱不能となる。又、可動体110がコイルスプリング121にて付勢されて当接位置に位置したときには、可動挟着部材130が、一方の被挟着面320bに当接するとともに、固定挟着部材140が他方の被挟着面320bに当接して、両部材によりリブ320が挟着される。すなわち、替刃300が両部材にて支持された支持状態となる。さらに、この支持状態では、刃台303の裏面303aが、取付部101の下面101aに当接することにより、ひげそり接線Xが、図5(b)に示すように取付部101の下面101a(当接面)と平行に配置される。
上記の替刃300のホルダ100に対する取着は、ホルダ100を替刃300のリブ320を目標にして押圧することにより、ワンタッチで行うことができる。
なお、ホルダ100取着した替刃300を交換する際には、図13に示すように、コイルスプリング121の付勢力に抗してスライダ104を操作し、可動体110を介して可動挟着部材130を固定挟着部材140から離間する方向に移動させる。すると、可動挟着部材130の係入突起135が係合穴320cから脱することにより、リブ320の拘束が解除されるため、替刃300をホルダ100から取りはずことができる。
なお、前述の説明では、ワンタッチで替刃300をホルダ100に取着することを説明したが、スライダ104を操作して、図13の状態(係合穴320cから係入突起135が離間した状態)とした上で、替刃300を取着することもできる。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、替刃300をホルダ100に取着する際、刃台303の長手方向の裏面中央に設けたリブ320(係合部)に沿ってホルダ100の固定挟着部材140(一方の支持部材)を移動する。このとき、ホルダ100の可動挟着部材130(他方の支持部材)は、コイルスプリング121(付勢部材)の付勢力に抗して、固定挟着部材140から離間する方向へ移動させる。この可動挟着部材130の移動の仕方は、手で直接操作するか、或いは、リブ320に可動挟着部材130を当てることにより、同リブ320を介して固定挟着部材140から可動挟着部材130を離間する方向へ移動させる。そして、一方に設けた被挟着面320bの係合穴320c(被係入部)に対して、可動挟着部材130の係入突起135(係入部)が対応して、係合穴320cに係入すると、替刃300はホルダ100に取着される。この場合、ホルダ100への替刃300の取着は、固定挟着部材140をリブ320に沿って移動するだけで、ワンタッチで行うことができる。
(2) 本実施形態では、ホルダ100に形成した取付部101の下面101a(当接面)にて替刃300をその裏面側から当接することにより、固定挟着部材140と可動挟着部材130と協働して、替刃300を、ガタ無く保持できる効果を奏する。
(3) 本実施形態では、ホルダ100の取付部101の下面101a(当接面)に対して、柄部210は、その断面形状が取付部101の下面101a側に傾くように配置されている。このため、柄部210(ひいては把手部200)がホルダ100の取付部101の下面101aに対して傾けられた分、使用者が人の髭を剃る際に、柄部210を持った手の傾き操作が軽減できる。
(4) 本実施形態では、ホルダ100の取付部101の下面101a(当接面)が替刃300のひげそり接線Xに対して平行となっているため、使用者は、髭剃り時において、ひげそりひげそり接線Xの皮膚に対する当たり具合を知る際に、ホルダ100の取付部101の下面101a(当接面)を見ることによっても確認することができる。
なお、前記実施形態は、以下の別の態様に変更してもよい。
・ 前記実施形態では、柄部210の断面を長方形状としたが、正方形状でもよい。又、楕円形状であってもよい。この場合、楕円の長軸が取付部101の下面101aに対して所定角度θとなるように傾けるものとする。このように、断面が長方形状や、楕円形状の場合を、本明細書では扁平形状といい、この横断面が扁平形状を有する柄部とした場合、柄部を取付部101の下面101a(当接面)に対して傾けるようにする。
・ 前記視実施形態では、被係入部として係合穴320cとしたが、貫通孔としてもよい。
・ 前記実施形態の長柄かみそりKで説明した、右ききの人が使用できるように替刃300を装着している。替刃300の向きを前記実施形態とは180度反対にして装着すれば、左ききの人が使用可能な長柄かみそりとすることができる。
・ 前記実施形態では、両支持部材のうち、一方を固定挟着部材としたが、両支持部材を可動挟着部材としてもよい。この場合には、両支持部材を互いに挟着方向にそれぞれ付勢部材で付勢するものとする。又、この場合、両支持部材に係入突起135を設けてもよい。
・ 又、前記実施形態において、固定挟着部材140と、可動挟着部材130の位置関係を互いに入れ替えたものとしてもよい。
・ 前記付勢部材としてはコイルスプリングとしたが、板バネ等の他の弾性部材にて構成するようにしてもよい。
長柄かみそりの斜視図。 同じく正面図。 同じく平面図。 同じく背面図。 (a)は可動体を省略したホルダの要部拡大図、(b)はホルダ及び可動体の要部拡大図。 ホルダの図2のA−A線断面図。 ホルダにカートリッジ式替刃を取着した状態を示す説明図。 (a)は拡大側面図、(b)は図2のB−B線断面図。 カートリッジ式替刃の斜視図。 同じく横断面図。 カートリッジ式替刃の底面図。 同じくカートリッジ式替刃の縦断面図。 カートリッジ式替刃をホルダに取着するときの説明図。 カートリッジ式替刃をホルダに取着するときの説明図。
符号の説明
K…長柄かみそり
X…ひげそり接線
100…ホルダ
101…取付部
101a…下面(当接面)
121…コイルスプリング(付勢部材)
130…可動挟着部材(支持部材)
135…係入突起(係入部)
140…固定挟着部材(支持部材)
200…把手部
210…柄部
300…替刃
301…キャップ部材
302a…表面
303…刃台
303a…裏面
305…剃刃
309…刃先
310…保護部材
320…リブ(係合部)
320b…被挟着面
320c…係合穴(被係入部)

Claims (4)

  1. 刃台に剃刃を固定し、その刃台の長手方向の裏面中央に、刃台の表裏方向に延びる一対の被挟着面を備えた係合部を形成するとともに、前記被挟着面の少なくとも一方には、同被挟着面と交差する方向に延びる被係入部を形成したカートリッジ式替刃を形成する一方、
    同カートリッジ式替刃を取替え可能に支持固定するための一対の支持部材をホルダに設け、両支持部材のうち少なくとも一方を可動挟着部材にして、該可動挟着部材を前記カートリッジ式替刃を支持する方向へ付勢する付勢部材を設け、
    前記付勢部材にて付勢された可動挟着部材には前記被係入部に対して係入する係入部を形成したことを特徴とする長柄かみそり。
  2. 前記ホルダには、前記カートリッジ式替刃の裏面に当接する当接面を形成したことを特徴とする請求項1に記載の長柄かみそり。
  3. 前記当接面は、平面にて形成し、
    前記ホルダには柄部を設け、前記柄部は、前記ホルダの当接面に対して、その断面形状が、当接面側に傾くように配置したことを特徴とする請求項2に記載の長柄かみそり。
  4. 前記カートリッジ式替刃には、前記刃台に固着したキャップ部材の皮膚に接触する表面と、刃先前方に設けた保護部材の皮膚に接触する表面とを結ぶ想像線により、ひげそり接線Xを形成し、前記当接面を前記カートリッジ式替刃のひげそり接線Xに対して平行となるように合わせたことを特徴とする請求項3に記載の長柄かみそり。
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