JP4387834B2 - 点回折干渉計、並びに、それを利用した露光装置及び方法 - Google Patents

点回折干渉計、並びに、それを利用した露光装置及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、点回折干渉計(Point Diffraction Interferometer:PDI)、及び当該点回折干渉計を利用した露光装置及び方法並びにデバイス製造方法に関する
フォトリソグラフィー技術を用いて半導体メモリや論理回路などの微細な半導体素子を製造する際に、マスク(レチクル)に形成された回路パターンをウェハ等に転写する縮小投影露光装置が従来から使用されている。投影露光装置で転写できる最小の寸法(解像度)は、露光に用いる光の波長に比例し、波長を短くすればするほど解像度は高くなる。このため、近年では露光に用いられる露光光の波長が短くなってきている。具体的には、超高圧水銀ランプ(i線(波長約365nm))からKrFエキシマレーザー(波長約248nm)、ArFエキシマレーザー(波長約193nm)、更には、波長10nm乃至15nm程度のEUV光と短波長化が進んでいる。
EUV光の波長領域では、物質による光の吸収が非常に大きいので、EUV光を用いた露光装置(「EUV露光装置」という。)は反射型光学系を典型的に使用する。また、反射型光学素子としては、光学定数の異なる2種類の物質を交互に積層した多層膜反射鏡が典型的に使用されるが、投影光学系の多層膜反射鏡の面形状は、非常に高い精度であることが要求される。例えば、投影光学系を構成する多層膜反射鏡の枚数をn、EUV光の波長をλとすると、許容される形状誤差σ(rms値)は式1に示すマレシャルの式で与えられる。
例えば、投影光学系を構成する多層膜反射鏡を6枚、EUV光の波長を13nmとした場合、面加工精度を0.2nmRMS程度にする必要がある。また、分解能30nmのパターン転写を行う場合、投影光学系全系に許容される波面収差量は0.4nm程度である。このような高精度の面形状を測定するためには、従来の面精度測定器では精度が十分でない。そのため、測定精度の高いPDIを適用することが検討されている。
投影光学系の波面収差を高精度に測定する装置としては、従来からPDIが知られている(例えば、特許文献1、2及び非特許文献1参照をこと。)。PDIでは、参照球面波としてピンホールからの射出光を使用し、ピンホールには真円を使用していた。これは、真円形状のピンホールが理想球面波を生成しやすいという認識及び経験に基づくものである。ピンホールは光の入射方向から見て真円であればよいので、ピンホールが入射方向に対して傾斜している場合には楕円形状にされる場合もある(例えば、特許文献3を参照のこと)。光の偏光状態によって生じる波面誤差を防止するために、ピンホールに入射する光に直線偏光ではなく円偏光を利用することも提案されている(例えば、特許文献4を参照のこと。)
特開昭57年第64139公報 米国特許第5835217号公報 特開平2−228505号公報 特開2001−227909号公報 Daniel Malacara、"Optical Shop Testing"、John Wiley & Sons、 Inc. 231(1978)
特許文献4で指摘されているように、ピンホールから射出する波面は、ピンホールへの入射光の偏光方向によって変動することによって、理想球面波からずれ、所与の測定精度を維持することができなくなる。この点、特許文献4のように、ピンホールへの入射光を円偏光に近づけることによって偏光に起因するピンホールからの射出波面誤差は低減する。しかし、ピンホール以外の光学素子では、反射や屈折などの偏光依存性により、一定の偏光状態を維持することが困難となり、高精度な測定を行うことができない。換言すれば、特許文献4に指摘する方法では、0.1RMS程度の高精度な測定が必ずしも得られない。
そこで、本発明は、ピンホールからの射出波面の理想球面波に対する誤差を低減して、被検光学系の光学性能を高精度に測定することが可能な点回折干渉計、それを利用した露光装置及び方法、並びに、デバイス製造方法を提供することを例示的目的とする。
本発明の一側面としての点回折干渉計は、被検光学系を通過した波面と、楕円形状のピンホールから発生する参照波面とを干渉させ、干渉縞の光強度分布より前記被検光学系の光学性能を測定する点回折干渉計であって、入射偏光方向又は被検光学系を回転させる機構と、前記ピンホールの径が短い方向と前記入射偏光方向とを同一方向に維持する機構とを有することを特徴とする点回折干渉計を提供する。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、ピンホールからの射出波面の理想球面波に対する誤差を低減して、被検光学系の光学性能を高精度に測定することが可能な点回折干渉計、それを利用した露光装置及び方法、並びに、デバイス製造方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態としての点回折干渉計の一例としての位相シフトPDI100とその動作原理について説明する。ここで、図1は、位相シフトPDI100の光路図である。同図において、102は照明光学系、104は照明光学系からの射出光である。110は第1のマスク、120グレーティング、130被検光学系、140は第2のマスクである。150はグレーティングによる回折光内の一つの回折光であり、被検光学系を透過後、マスク140における窓146を透過する。152はグレーティングによる回折光内の一つの回折光であり、150とは別の回折次数であり、マスク140のピンホール部分に照射され、ピンホールから発生する光である。160はCCDなどの検出部、162は検出部160に接続された制御部、164はメモリである。
図2(a)乃至図2(a)は、それぞれ、マスク110、グレーティング120、及び、マスク140の平面図である。マスク110は、開口部としてのピンホール112と遮光部114とを有する。グレーティング120は、開口部122と遮光部124とを有する。マスク140は、開口部としてのピンホール142及び窓146と、遮光部148とを有する。
照明光学系102は光源そのものと光学素子を組み合わせた構成となっており、被検光学系130よりも大きな波面収差を持っていることが多い。そのため、マスク110に形成されているピンホール112へ射出光104を照射し、ピンホール112によって収差を低減した球面波を発生させる。この球面波がグレーティング120を透過することにより、幾つかの次数の回折光が発生する。それら回折光は、投影光学系130を透過又は反射する。ある回折光(例えば、1次光又は−1次光)がマスク140の窓146を透過し、別の回折光(例えば、0次光)がピンホール142を透過する。窓146を透過した光150は、被検光学系130の面精度誤差や調整誤差に起因する波面収差を持っている。一方、ピンホール142により発生した光152は、ピンホール142により回折されることで、理想球面波に近い波面を持っている。この光152を参照光として、光150と重ね合わせて生じる強度パターンを検出部160で検出する。制御部162は、検出された強度パターンを解析することにより、投影光学系130の面精度誤差を後述するように取得する。
PDI100では、参照球面波としてピンホール142からの射出光の波面が理想球面波波面との間に誤差を生じていれば計測精度が低下する。図3は、ピンホール142の拡大平面図である。入射偏光方向を、図3において、x方向とする。
まず、本発明者は、PDI100に用いられる光学素子(102など)の偏光依存性の影響を一定にするために,偏光方向を直線偏光へ近づけることを検討した。この場合、図3に示すx方向のピンホール直径13とy方向のピンホール直径14が等しい45nmとなる形状を有する真円ピンホールを用いた。マスク140の厚みは、ピンホール径外に照射される入射光が十分減衰されるように、マスク140の材質をNi、マスク厚を150nmとした。ピンホール142からの射出波面は、理想球面波に対して、光源波長13.5nmで光学系NA0.26とした場合には図4に示すように偏光方向に起因する非点収差に似た誤差を有することを発見した。ここで、図4は、真円ピンホールからの射出波面を示す図である。波面誤差のPeak to Valleyの値(以下、波面P−V値)は約13mλである。λはピンホールに入射される光源の波長であり、図4のx軸とy軸はNAで規格化した座標である。入射偏光方向とは、電気ベクトル先端の軌跡を表す楕円における主軸の長軸方向である。以下では、ピンホール142からの射出波面の理想球面波からの誤差を単に射出波面収差と呼ぶ。同図から、真円ピンホールからの射出波面は本来の球面形状から歪んでいることが理解される。図4の波面形状の非対称性は、ピンホール142への入射光とマスク140との相互作用により生じる、マスク140表層近傍の誘起電流分布が入射偏光方向によって異なることに起因する。かかる波面誤差は、PDI100の測定誤差を招き、測定精度を劣化するために好ましくない。
そこで、本発明者は、ピンホール142から射出波面形状の偏光依存性を低減するために、ピンホール142を図3のx方向のピンホール直径143がy方向のピンホール直径144より短い形状を有する楕円形状にすることを検討した。ここでは、x方向のピンホール径143が45nm、y方向のピンホール径144が50nmとした。すると、図5に示すように、ピンホール142からの射出波面は、図4よりもより理想球面波に近づいた。具体的には、波面P−V値は約7mλとなり,射出波面収差は半分近くに低減した。ここで、入射偏光方向はx方向である。これにより、入射偏光方向の径が入射偏光方向と垂直な方向の径より短い楕円形状のピンホールを用いると射出波面形状の偏光依存性を低減し得ることが理解できる。
次に、本発明者は、以下に定義する楕円率を変更しながら、その波面収差の真円ピンホールから発生する波面収差との比を調べた。
図3においては、(入射偏光方向に垂直方向のピンホールの径)は144であり、(入射偏光方向のピンホールの径)は143である。
更に、楕円ピンホールの楕円率を変化させ、射出波面収差を計算し,真円ピンホールの射出波面収差で規格化した。楕円率はピンホールの面積が一定となるように変化させた。この結果を図6に示す。楕円率=1はピンホールが真円であることを示す。真円ピンホールよりも波面収差を改善する必要があるので、同図から、まず、以下の数式3の条件が満足されなければならない。
数式3は、図6から、以下の数式4と等価であることが理解される。換言すれば、数式4を満足する楕円率に対して図5に示すような改善が見られることになる。
数式4を満足する楕円率に対して図5に示すような改善が見られるが、所与の測定精度をもたらす楕円率を求める必要がある。そこで、本発明者は、次に、被検光学系130の異なる開口数(NA)(NA=0.20、0.26、0.30)に対して、楕円率とピンホール142からの射出光の波面収差の関係を調べた。かかる結果を図7に示す。図6及び図7に示すように、楕円率が1.1付近で全てのNAに対する波面収差が極小値を取っていることが理解される。また、図7は、かかる極小値がNAの影響を殆ど受けないことを示している。この結果、本発明者は、楕円率をかかる極小値に設定すれば、図7に示すように、波面収差が最小になるために所与の測定精度を満足することが出来ることを発見した。但し、図7に示すグラフを作成する際の誤差を考慮すると、極小値の位置は、約1.1±0.05となる。この結果、本発明者は、極小値は、図7において2本の点線間の範囲を満足する範囲(即ち、以下の数式5を満足する範囲)に存在することを発見した。
(数5)
1.05≦楕円率≦1.16
被検光学系がEUV露光装置に適用される投影光学系であると仮定すると、現時点で考えられる最高のNA=0.3に対して、数式4を満足する境界は、図7の実線で示すように、0.00185RMS(λ)となる。このことから、ピンホール142からの射出波面と理想球面波の誤差を十分低減することができることが理解される。換言すれば、本実施形態のPDI100は、0.1nmRMS程度の高い測定精度を有する。
また、ピンホール142の直径をλ/NAで規格化すると、以下の数式6を満足することで、投影光学系の収差の影響を受けにくく,かつピンホール射出波面が理想球面波に近づくため,投影光学系によらず,高い測定精度のPDIを実現することが可能となる。
なお、マスク140を垂直方向から見たピンホール142の形状は、マスク140の上下面で異なる場合があり、ピンホール径もマスク140の上下面で異なる場合がある。本実施形態では、マスク140における上下面までのピンホール径の最小値をピンホール径と定義している。
以下、図8を参照して、測定装置100を搭載した露光装置200について説明する。ここで、図8は、EUV光を露光光として使用する露光装置200の概略ブロック図である。もっとも、本発明の露光装置はEUV光に限定されるものではない。露光装置200は、測定装置100を利用して被検光学系としての投影光学系130の光学特性を測定し、調整し、被露光体172を調整された投影光学系130を介して被露光体172を露光する。図8において、図1と同様の部材については、同一の参照符号を付して説明を省略する。なお、露光装置200は、後述する点回折干渉計100A及び100Bを適用してもよい。
図8において、110Aはマスクであり、図2に示すピンホール112を反射型ピンホールとして含んでおり、マスクステージ116に載置、支持されている。また、マスクステージ116には、マスク110Aと一体で、あるいは、別体で転写されるべき回路パターンが形成されたマスクも搭載されている。本実施形態では、マスク110Aは、回路パターンとピンホール112の両方が形成されている。
130は、被検光学系である投影光学系であり、4乃至6枚の多層膜ミラーから構成されている。なお、グレーティング120は、図1と同様にマスクステージ116側にあるが、ウェハステージ170側にあってもよい。140Aはピンホール142と窓146が配置されているパターン面であり、172は被露光体(本実施形態ではウェハ)である。パターン面140Aと検出部160は本実施形態では一体構造となっていて、ウェハステージ170上に配されている。
以上のような構成により、照明光学系102でマスク110Aを照明し、ピンホール112から射出する球面波をグレーティング120で分割し、投影光学系130を介して、0次光をパターン140Aのピンホール142へ、1次光を窓146へ入射させる。そして、検出部160で干渉縞を得る。干渉縞は0次光と1次光の分離角に相当するTLT縞を有しているので、検出部160で取得した干渉縞を不図示の計算手段を用いてモアレ法により干渉縞の位相を得る。もしくは、回折光学素子を不図示の走査手段で投影光学系130の光軸に垂直に走査することで位相シフト法により干渉縞の位相を得ることも可能である。更に、測定する画角を変えながら測定を繰り返すことで、投影光学系130の全画角における波面収差情報を得ることができる。制御部162は、各画角における波面収差から、回転非対称性分を抜き取ることで、投影光学系130の歪曲成分も求めることが可能である。また、制御部162は、波面収差の回転対称成分から投影光学系130の像面湾曲を求めることも可能である。
PDI100の測定においては、入射偏光方向や光学系を回転させて2回以上の測定を行うことによって、PDI100自体のシステム誤差や光学系の偏光依存性が測定に与える影響を除去又は低減することができる。この場合には、入射偏光方向と楕円ピンホールの短径方向を同一にしておくことで、ピンホールからの射出波面の変動をなくすことができ、測定精度が向上する。
PDI100自体のシステム誤差を低減する方法を図9を参照して説明する。ここで、図9は、PDI100のシステム誤差を低減する方法を説明するためのフローである。図9では、偏光方向依存性の少ない光学系を回転させて2回の測定を行い、初期状態において取得した干渉縞信号1(ステップ1002)から算出した波面(ステップ1006)と、90°回転した状態で取得した干渉縞信号2(ステップ1004)から算出した波面(ステップ1008)とを比較する。また、その差よりシステム誤差を算出する(ステップ1010)。このシステム誤差を波面より差し引くことにより(ステップ1012)、測定結果がシステム誤差を含まない波面に近づく。かかる波面を使用して被検光学系130の光学性能を算出することによって測定精度は向上する。
また,光学系特性の偏光依存性の測定精度への影響を除去又は低減する方法を図10を参照して説明する。ここで、図10は、かかる方法を実現するための点回折干渉計100Aのブロック図である。図10に示す点回折干渉計100Aが図1に示す点回折干渉計100と異なる点は、点回折干渉計100Aが被検光学系130の回転機構132を有する点である。かかる回転機構をもつPDI100Aを用いて、更に、偏光依存性の少ない光学系を用いて算出したシステム誤差を考慮することで高精度な測定が可能となる。図10では、射出光104の偏光方向は固定で投影光学系130のみ回転させるため、楕円ピンホール142の短径方向は、光学系とは独立して入射偏光方向に固定しておく。しかし、光学系が回転対称ではない場合では,光軸方向に光学系を回転させることが困難となる。
この場合、図11に示すような、射出光104の入射偏光方向を回転させる機構を有していればよい。同図において、102Aは、偏光方向を変更可能な照明光学系である。111はマスク110を回転駆動可能なステージ、121はグレーティング120を回転可能なステージ、141はマスク140を回転駆動可能なステージである。
図11において,射出光104の偏光方向を変化させた場合、楕円ピンホール形状の短径方向と偏光方向が同一方向になるように、ステージ141上のマスク140を回転又は移動させる。ここで、ピンホールマスク上のピンホールは1つである必要はなく、図12に示すように、楕円形状の短径方向の異なる複数のピンホール(112A、112B、142A、142B)を配置しておき,偏光方向に応じて使用するピンホールを切り替えてもよい。ここで、図12は、点回折干渉計100Bに適用可能なマスク110A(図12(a))とマスク140A(図12(b))の平面図である。ピンホール112Aと112Bは互いに90°回転しており、ピンホール142Aと142Bは互いに90°回転している。このように、本発明の楕円率の制御はピンホール112に適用されてもよい。

このように、被検光学系を光軸を中心として90°回転するか入射光の偏光方向を90°回転させて2回以上の測定を行い、その測定の平均値を用いることによって測定精度を高めることができる。これらの場合においても,楕円形状ピンホールの短径方向を入射偏光方向と同じ方向に保つような機構を有することにより、偏光方向によるピンホール射出波面の変動はなくなり、高精度なPDIを実現することができる。
ピンホールの形状誤差は,走査型電子線顕微鏡(Scanning Electron Microscope,以下SEM)等で測定することができるが、射出波面を測定することは不可能である。この場合、厳密数値計算を用いてピンホール形状に対応したピンホールから射出する波面形状を計算し、その計算した波面形状と理想球面波との誤差をメモリ164等に記憶しておく。干渉計の波面算出の際にその誤差分を考慮することで測定精度を高めた構成をもつPDI100が実現することができる。
また、ピンホール142を作製する場合に、測定精度に影響する設計値からの誤差が発生する場合がある。この場合、ピンホール142の短径方向を入射偏光方向と同一方向にする機構をPDI100が有することによって入射偏光方向によるピンホール射出波面収差を低減し、測定精度を向上することができる。この機構は、ピンホール142形状が熱により変形した場合やコンタミネーション付着等により変形した場合にも効果を有する。
図13に、ピンホール形状誤差に依存しない干渉縞解析方法のフローチャートを示す。予めピンホール112及び142の形状、及び、材質をSEMや分析装置などによる測定16を行う(ステップ1102)。この測定結果をパラメータとして,厳密電磁場解析等の手法によりピンホール射出波面と理想球面波波面からの誤差計算を行う(ステップ1104)。この計算結果である射出波面をメモリ164などに記録しておく(ステップ1106)。一方,PDI100の光学系102は干渉縞強度分布を、検出部160を介して、電気信号である干渉縞信号へ変換する(ステップ1108)。その後、干渉縞信号と射出波面を用いて、制御部162は干渉縞解析を行い(ステップ1110)、被検光学系130の波面を求める(ステップ1112)。
本解析手法により、ピンホール112及び142の射出波面がピンホール形状や材質などが原因である理想球面波からの誤差を生じた場合においても、精度よく被検光学系130の面精度を測定することが可能な測定システムを実現することができる。もちろんセンサ等を用いてマスク140をPDI100本体に設置状態でピンホール形状や材質の光学特性変化などを測定し、その結果を用いて射出波面の計算を行ってもよい。この場合、制御部162は、予め想定しうるパラメータで計算しておいたピンホール射出波面をテーブル状にメモリ164に記憶しておき、干渉縞信号を取得すると同時に、前記テーブルを参照し、両者のデータを用いて干渉縞解析を行うことも可能である。その結果、測定精度と同時に、高速に測定を行うことができる。
以下、本発明の一実施形態の収差補正方法について説明する。露光装置200は投影光学系130を構成する図示しない複数の光学素子が光軸方向及び/又は光軸直交方向へ移動可能になっている。また、不図示の収差調節用の駆動系により、本実施形態により得られる収差情報にもとづいて、一又は複数の光学素子を駆動することにより、投影光学系の一又は複数値の収差(特に、ザイデルの5収差)を補正したり、最適化したりすることができる。また、投影光学系130の収差を調整する手段としては、可動レンズ以外に、可動ミラー(光学系がカタディオプトリック系やミラー系のとき)や、傾動できる平行平面板や、圧力制御可能な空間、アクチュエータによる面補正などが適用できる。
このように、露光装置200は、PDI100を使用して、投影光学系130の面精度や光学系調整などの較正を行い、収差の少ない投影光学系130を形成することができる。更に、PDI100を露光装置200に搭載することによって、投影光学系130を取り外すことなく(オンマシンで)その光学性能を測定することができる。
次に、図14及び図15を参照して、露光装置100等を利用したデバイス製造方法の実施例を説明する。図14は,半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ステップ1(回路設計)では、半導体デバイスの回路設計を行う。ステップ2(マスク製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。一方、ステップ3(ウェハ製造)では、シリコン等の材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、上記用意したマスクとウェハを用いて、リソグラフィ技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり,アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では,ステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図15は、図14のステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハ表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着等によって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)ではウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウェハに感光材を塗布する。ステップ16(露光)では、露光装置10によってマスクパターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では,現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では,エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによって、ウェハ上に多重に回路パターンが形成される。本実施形態の製造方法を用いれば、投影光学系160の結像性能を迅速かつ簡易に取得することができるので、露光のスループットも低下せず、また、波面収差が高精度に補正された投影光学系160を使用することができる。このため、従来は製造が難しかった高解像度のデバイス(半導体素子、LCD素子、撮像素子(CCDなど)、薄膜磁気ヘッドなど)を経済性及び生産性よく製造することができる。波面収差が補正された投影光学系160は、ウェハステージのアライメントを高精度に行う。また、このように、露光装置100を使用するデバイス製造方法、並びに結果物(中間、最終生成物)としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上説明したように,入射光の偏光状態を直線偏光に近づけ、PDI100において楕円ピンホールを用いることでピンホールから発生する波面形状の偏光方向依存性を低減することができる。入射光や投影光学系を透過してくる光の波面が,光学素子の偏光依存性により変動することがないため、PDI100は高精度な面精度測定装置を提供することが可能となる.
本発明の一実施形態としての点回折干渉計の光路図である。 図1に示す点回折干渉計の2つのマスクとグレーティングの平面図である。 図2に示すマスクのピンホールの拡大図である。 図3に示すピンホールが真円の場合の射出波面図である。 図3に示すピンホールが楕円の場合の射出波面図である。 楕円率に対する射出波面収差の低減効果を示す図である。 楕円率に対するピンホール射出波面収差を被検光学系の開口数を変更しながら観察した図である。 図1に示す点回折干渉計を搭載した露光装置の光路図である。 システム誤差低減に用いる干渉縞解析のフローである。 図1に示す点回折干渉計の変形例の光路図である。 図10に示す点回折干渉計の変形例の光路図である。 図11に示す点回折干渉計に適用可能なマスクの平面図である。 ピンホール射出波面誤差低減に用いる干渉縞解析のフローである。 デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図14に示すステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
100、100A 点回折干渉計
130 被検光学系(投影光学系)
140 マスク
142 ピンホール
160 検出部
162 制御部
164 メモリ

Claims (7)

  1. 被検光学系を通過した波面と、楕円形状のピンホールから発生する参照波面とを干渉させ、干渉縞の光強度分布より前記被検光学系の光学性能を測定する点回折干渉計であって、
    入射偏光方向又は被検光学系を回転させる機構と、
    前記ピンホールの径が短い方向前記入射偏光方向と同一方向に維持する機構とを有することを特徴とする点回折干渉計。
  2. 前記被検光学系を光軸を中心として90°回転させる前と該回転させた後で得られた干渉縞に基づいて、前記被検光学系の光学性能を算出することを特徴とする請求項1に記載の点回折干渉計。
  3. 前記ピンホールの径が短い方向と前記入射偏光方向とを同一方向にして、前記入射偏光方向を90°回転させる前と該回転させた後で得られた干渉縞に基づいて、前記被検光学系の光学性能を算出することを特徴とする請求項1に記載の点回折干渉計。
  4. 請求項1乃至記載の点回折干渉計を利用して投影光学系の光学性能を算出するステップと、
    前記算出された前記投影光学系の前記光学性能に基づいて前記投影光学系を調節するステップと、
    前記調節された前記投影光学系を有する前記露光装置を使用して被露光体を露光するステップとを有することを特徴とする露光方法。
  5. 光源からの光を利用して被露光体にマスク上のパターンを転写するための投影光学系と、
    当該投影光学系の光学性能を測定するための請求項1記載の点回折干渉計とを有することを特徴とする露光装置.
  6. 前記光は、20nm以下の波長を有することを特徴とする請求項記載の露光装置。
  7. 請求項記載の露光装置を利用して被露光体を露光するステップと、
    前記露光された前記被露光体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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