JP4386910B2 - 膝保護用エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両衝突時に運転者の膝を膨張したエアバッグで保護する膝保護用エアバッグ装置に関し、特に、ステアリングコラムを覆うように配設されるコラムカバー内に、折り畳んだエアバッグを収納するステアリングコラム付けの膝保護用エアバッグ装置に関する。
従来、ステアリングコラム付けの膝保護用エアバッグ装置は、折り畳まれたエアバッグが、コラムカバー内の下部側に収納され、作動時、エアバッグに膨張用ガスが供給されて、エアバッグが、展開膨張しつつ、運転者の膝の前方側に配置されるように、コラムカバーから突出する構成としていた(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4参照)。
特開平08−301054号公報 特開平09−104317号公報 特開平10−071911号公報 独国特許出願公開第10250405号公報
しかし、コラムカバーは、ステアリングコラムを覆う筒形状としてステアリングコラムに取り付けられ、インストルメントパネルの収納用開口から後方側へ突出するように、着座した運転者の前方に配設されていた。
そして、ステアリングコラムが、ステアリングホイールの配置位置を前後や上下に調整可能なテレスコピック機構やチルト機構等からなる調整機構を装着している場合には、その調整機構の操作により、ステアリングコラムとともにコラムカバーが、前後や上下に移動する。そして、移動させても、インストルメントパネルとの干渉を防止できるように、コラムカバーの周囲におけるインストルメントパネルの後面側における収納用開口の周縁には、所定の移動用隙間が設けられていた。
そのため、コラムカバー内に折り畳まれたエアバッグを収納する膝保護用エアバッグ装置では、チルト機構やテレスコピック機構等の調整によってコラムカバーが移動して、その周囲のインストルメントパネルとの間の移動用隙間が大きくなっても、その移動用隙間に膨張時のエアバッグを侵入させず、円滑に、運転者の膝の前方側に、膨張を完了させたエアバッグを配置させることに課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、コラムカバーが配置位置を調整されても、コラムカバー内に収納したエアバッグを円滑に展開膨張させることができる膝保護用エアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置は、コラムカバーが、ステアリングコラムを覆う筒形状としてステアリングコラムに取り付けられ、インストルメントパネルの収納用開口から後方側へ突出するように、着座した運転者の前方に配設されるとともに、ステアリングコラムに装着されてステアリングホイールの配置位置を少なくとも上下に調整可能な調整機構の操作により、ステアリングコラムとともに移動された際のインストルメントパネルとの干渉を防止可能に、インストルメントパネルの後面側における収納用開口の周縁との間に、移動用隙間を設けて配設され、
折り畳まれたエアバッグが、コラムカバー内の下部側に収納され、
作動時、エアバッグに膨張用ガスが供給されて、エアバッグが、展開膨張しつつ、運転者の膝の前方側に配置されるように、コラムカバーから突出する構成の膝保護用エアバッグ装置であって、
エアバッグが、展開膨張完了時に、運転者の膝に対して、少なくとも、インストルメントパネルから後方へ突出したコラムカバーの下面側と、インストルメントパネルにおけるコラムカバーの下方と左右両側との後面側と、を覆い可能な形状に構成され、
コラムカバーの下面側から左右両側面にわたるエリアに、エアバッグの突出時における一つの突出用開口を形成可能に、エアバッグに押されて開く扉部が配設され、
扉部が、コラムカバーの下面側に配置される下ドア部と、コラムカバーの左右の側面側に配置される左ドア部・右ドア部と、を備えて構成され、
下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部の内の少なくとも下ドア部が、
後縁側をコラムカバーから離れて前方側に向かうように開く構成とするとともに、
調整機構の操作によって移動されたコラムカバーの外周面とインストルメントパネルの収納用開口の周縁における下縁との間の移動用隙間への展開膨張時におけるエアバッグの侵入を防止可能に、開き前の後縁側を、開き時にインストルメントパネルの後面若しくは後面側の収納用開口の周縁における下縁に当接させて、移動用隙間の後方側を塞ぐように、配設されていることを特徴とする。
本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、作動時、膨張用ガスを供給されてエアバッグが膨張すれば、扉部の下ドア部、左ドア部、右ドア部が、エアバッグに押されて開き、コラムカバーにエアバッグの突出用開口を形成する。そして、エアバッグは、突出用開口から突出して、前方移動する運転者の膝を保護可能に、運転者の膝に対して、少なくとも、インストルメントパネルから後方へ突出したコラムカバーの下面側と、インストルメントパネルにおけるコラムカバーの下方と左右両側との後面側と、を覆うように、展開膨張しようとする。
その際、調整機講の操作によるコラムカバーの移動によって、最も移動用隙間が大きくなるように変動し易い収納用開口の周縁の下縁付近では、扉部の下ドア部、左ドア部、右ドア部の内の少なくとも下ドア部が、開き前の後縁側を、調整機構の操作によって移動されたコラムカバーの外周面とインストルメントパネルの収納用開口の周縁における下縁との間の移動用隙間への展開膨張時におけるエアバッグの侵入を防止可能に、インストルメントパネルの後面若しくは後面側の収納用開口の周縁における下縁に当接させるように開かせて、移動用隙間の後方側を塞ぐ。
そのため、エアバッグは、調整機構の操作によって移動されたコラムカバーの外周面とインストルメントパネルの収納用開口の周縁における下縁との間の移動用隙間へ侵入することなく、円滑に展開膨張して、運転者の膝の前方側に配置される。
ちなみに、移動用隙間が大きく変動する操作は、チルト機構の操作によるコラムカバーを最も上方位置に配置させるものであり、収納用開口の周縁の左縁や右縁とコラムカバーの外周面との間の移動用隙間は、コラムカバーを前後や上下に移動させても、大きく変動しない。そのため、収納用開口の周縁の左縁や右縁とコラムカバーの外周面との間の移動用隙間を極力少なくするように、コラムカバーや収納用開口の形状を設定して(例えば、収納用開口を長方形の開口形状とし、コラムカバーを収納用開口に対応する長方形断面の筒状に設定して)、収納用開口の周縁の下縁とコラムカバーの外周面との移動用隙間を塞ぐ構成とすれば、左ドア部や右ドア部の開き時における左右の狭い移動用隙間を塞ぐ構成を考慮しなくとも、的確に、エアバッグの突出を阻害するような収容用開口の周縁における下縁部位の移動用隙間への侵入を防ぐことができる。そして、収納用開口の周縁の左縁や右縁とコラムカバーの外周面との間の移動用隙間を、エアバッグの侵入の虞れが無いように、極力少なくして、コラムカバーや収納用開口の形状を設定する場合には、扉部の左ドア部や右ドア部は、エアバッグに押されて開く際に、開いた下ドア部とともに、エアバッグを突出可能な一つの突出用開口を形成できれば、例えば、インストルメントパネルから後方側に突出している部位の下縁側を上側に開き可能な構成としたり、インストルメントパネルから後方側に突出している部位の前縁側を後縁側に開き可能な構成としてもよい。
したがって、本発明に係る膝保護用エアバッグ装置では、コラムカバーが配置位置を前後や上下に調整されても、コラムカバー内に収納したエアバッグが、移動用隙間に侵入することなく、円滑に展開膨張し、運転者の膝に対して、少なくとも、インストルメントパネルから後方へ突出したコラムカバーの下面側と、インストルメントパネルにおけるコラムカバーの下方と左右両側との後面側と、を覆って、前進してくる運転者の膝を、これらのコラムカバーの下面やインストルメントパネルの後面から、保護することができる。
勿論、左ドア部と右ドア部とを、それぞれ、下ドア部と同様に、
後縁側をコラムカバーから離れて前方側に向かうように開く構成とするとともに、
調整機構の操作によって移動されたコラムカバーの外周面とインストルメントパネルの収納用開口の周縁における左縁と右縁との間のそれぞれの移動用隙間への展開膨張時におけるエアバッグの侵入を防止可能に、開き前の後縁側を、開き時にインストルメントパネルの後面若しくは後面側の収納用開口の周縁における左縁と右縁とにそれぞれ当接させて、移動用隙間の後方側を塞ぐように、配設させてもよい。
このような構成では、収納用開口の周縁の左縁や右縁とコラムカバーの外周面との間の移動用隙間を、予め、大きく設定しておくことができて、前後や上下のコラムカバーの移動時、収納用開口の周縁における左縁や右縁とのコラムカバーの干渉を考慮しなくとも済み、コラムカバーの外形形状等の設計自由度を向上させることができる。
そしてこの場合、下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部は、それぞれ、
可撓性を有して構成するとともに、
各後縁の配置位置を、
下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部におけるコラムカバーの外周面から突出するように撓んで開いた開き部位が、調整機構の調整時におけるコラムカバーの最前進位置でのコラムカバーの外周面からの最大の移動用隙間を発生させた際における収納用開口の周縁における下縁、左縁、及び、右縁(収納用開口の下縁側周縁)に対して、当接可能とするように、
設定し、かつ、
各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前端までの長さ寸法を、
下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部におけるコラムカバーの外周面から突出するように撓んで開いた開き部位が、調整機構の調整時におけるコラムカバーの最後退位置でのコラムカバーの外周面からの最大の移動用隙間を発生させた際における収納用開口の周縁における下縁、左縁、及び、右縁(収納用開口の下縁側周縁)に対して、当接可能とするように、
設定して、
配設することが望ましい。
このような構成では、各ドア部が、可撓性を有して構成されているため、開き時、開き前の後縁側は、インストルメントパネルの後面付近から後方側の部位がコラムカバーの外周面から突出するように撓んで開き、その開き部位が、収納用開口の下縁側周縁(収納用開口の周縁における下縁、左縁、及び、右縁)に当接する。この時、各ドア部の後縁が、調整機構の調整時におけるコラムカバーの最前進位置でのコラムカバーの外周面からの最大の移動用隙間を発生させた際における収納用開口の下縁側周縁に対して、当接可能とするように、配置されており、かつ、各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前端までの長さ寸法が、調整機構の調整時におけるコラムカバーの最後退位置でのコラムカバーの外周面からの最大の移動用隙間を発生させた際における収納用開口の下縁側周縁に対しても、開き部位を当接可能とするように、設定されている。すなわち、コラムカバーが前後に移動され、かつ、その際の収納用隙間が最も大きくとも、開き前の後縁側が開く際には、各ドア部は、それぞれ、各後縁から後方へ延びる一部若しくは全部となるインストルメントパネルから後方へ突出している部位が、撓む状態となって、収納用開口の下縁側周縁に対し、コラムカバーの外周面から撓んで開いた開き部位が、当接することとなって、円滑に、移動用隙間を塞ぐことができる。
そして逆に、各ドア部が可撓性を有して構成されれば、各ドア部の後縁の配置位置と、各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前後方向の長さ寸法と、の二種類を設定することによって、コラムカバーの前後や上下の配置位置が調整されても、各ドア部は、開き時、円滑に移動用隙間の後方側を塞ぐことができることとなる。
この場合、各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前後方向の長さ寸法がある程度長くなって、各ドア部におけるコラムカバーの外周面から突出するように撓んで開く開き部位が、収納用開口の下縁側周縁と当接するとともに、さらに、インストルメントパネルの後面に沿うように配置されれば、展開膨張を完了させたエアバッグは、開いた開き部位におけるインストルメントパネルに沿った部位(面沿い部)の後面の領域を越えて、インストルメントパネルの後面に沿い、かつ、インストルメントパネルの後面に接近して配置可能となり、運転者の膝を受け止める際に、インストルメントパネルの後面からの反力を確保し易く、迅速に、運転者の膝をクッション性を確保して保護することができる。
そして特に、各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前端が、コラムカバーの最後退位置の収納用開口の周縁付近に配置されるように、構成されていれば、コラムカバーが最後退位置に配置されても、各ドア部が、十分な前後方向の長さ寸法を確保して、収納用開口の下縁側周縁に当接しつつ、上記の面沿い部をインストルメントパネルの後面に沿って配置可能となる。その結果、コラムカバーは、最前進位置から最後退位置までの前後の任意の位置に配置されても、展開膨張時のエアバッグを、インストルメントパネルの後面に沿わせるように、配置可能となって、インストルメントパネルからの反力を容易に確保できる。
なお、扉部における下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部は、それぞれの周囲に、エアバッグに押されて破断可能な破断予定部を配置させて、開き時、破断予定部を破断させて突出用開口を形成するように、構成すれば、各ドア部の周囲の見切りがコラムカバーの外表面側に表われることを防止でき、コラムカバーの外観意匠を良好にすることができる。勿論、この点を考慮しなければ、扉部における下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部としては、開き時のヒンジ部を除く周縁を、予め、周囲と分離されている構成として、膨張するエアバッグに押されて開くように配設してもよい。
そして、コラムカバーは、上記の扉部を前側扉部として配設させて、この前側扉部の下ドア部と左ドア部・右ドア部との後方側に隣接して、前側扉部とともに、開き時にエアバッグの突出用開口を構成するように、後側扉部を配設させてもよい。
このような構成では、前側扉部によって、移動用隙間を塞ぎ、そして、後側扉部によって、容易に、突出用開口の開口面積を広くすることができて、エアバッグは、インストルメントパネルの収納用開口の内周側に侵入せずに、かつ、コラムカバーにおける突出用開口の周縁に引っ掛かることなく、円滑に、コラムカバーから突出して、展開膨張することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置M1は、図5に示すように、折り畳んだエアバッグ61をコラムカバー16内の下部16a側に収納させて、構成されている。この膝保護用エアバッグ装置M1は、折り畳まれたエアバッグ61と、エアバッグ61に膨張用ガスを供給するインフレーター66と、エアバッグ61とインフレーター66とを収納するケース71と、を備えて構成され、膨張時のエアバッグ61が、コラムカバー16に設けた扉部(前側扉部)34と後側扉部56とを押し開いて、着座した運転者Dの両膝K(KL,KR)の前方側に配置されるように、構成されている(図4参照)。
コラムカバー16は、図1、図4,5に示すように、ステアリングコラム3を覆うような略四角筒形状の合成樹脂製として、図示しない部位でステアリングコラム3のコラムチューブ5に取り付けられ、インストルメントパネル(以下、インパネとする)7の収納用開口10から後方側へ突出するように、着座した運転者Dの前方に配設されている。インパネ7は、上部側のアッパパネル8と下部側のロアパネル9とから構成されている。また、ステアリングコラム3には、ステアリングホイール1の配置位置を前後上下に調整可能なテレスコピック機構やチルト機構からなる図示しない調整機構が、装着されている。そして、調整機構の操作により、コラムカバー16は、ステアリングコラム3とともに移動される。さらに、インパネ7には、コラムカバー16がステアリングコラム3とともに移動された際のコラムカバー16のインパネ7との干渉を防止可能に、後面7a側における収納用開口10の周縁において、コラムカバー16の外周面18との間に、移動用隙間H(HL,HV)が設けられている(図4参照)。
なお、図示しない調整機構の調整時、調整機構におけるテレスコピック機構を操作してステアリングホイール1を最後退位置に配置させ、さらに、調整機構のチルト機構を操作して、ステアリングホイール1を最上方位置に配置させた場合には、ステアリングホイール1とコラムカバー16とは図2の実線に示す状態となり、チルト機構を操作して、ステアリングホイール1の最後退位置で、ステアリングホイール1を最下方位置に配置させた場合には、図2の一点鎖線に示す状態となる。また、調整機構のテレスコピック機構を操作してステアリングホイール1を最前進位置に配置させ、さらに、調整機構のチルト機構を操作して、ステアリングホイール1を最上方位置に配置させた場合には、ステアリングホイール1とコラムカバー16とは図3の実線に示す状態となり、チルト機構を操作して、ステアリングホイール1の最前進位置で、ステアリングホイール1を最下方位置に配置させた場合には、図3の一点鎖線に示す状態となる。
この時のテレスコピック機構によるコラムカバー16の前後の移動距離LDは、約40mmであり、チルト機構によるコラムカバー16の上下の移動距離VDは、インパネ7の後面7a付近で、約20mmとしている。
エアバッグ61は、図1,4の二点鎖線と図7,10に示すように、膨張完了時の形状を、左右方向を長くした横長の長方形板状とするように構成され、膨張完了時に運転者D側に配置される運転者側壁部62と、コラムカバー16側に配置されるコラム側壁部63とを備えて構成されている。これらの運転者側壁部62とコラム側壁部63とは、ポリエステルやポリアミド等の織布から外形を同形状として裁断され、外周縁相互を縫合してエアバッグ61を形成している。また、コラム側壁部63には、エアバッグ61内に収納したインフレーター66の各ボルト68b(図5参照)を突出させるための取付孔64が複数箇所(実施形態では二箇所)に形成されている。
そして、エアバッグ61は、展開膨張完了時、運転者Dの膝KL,KRに対して、インパネ7から後方へ突出したコラムカバー16の下面18a側と、インパネ7におけるコラムカバー16の下方と左右両側との後面12,13,14側と、を覆い可能な形状に構成されている(図4参照)。
なお、エアバッグ61は、運転者側壁部62とコラム側壁部63とが周縁の一部で連結された一枚の布材を、二つ折りして、外周縁を縫合して形成してもよい。また、エアバッグ61は、内部に、膨張完了時の板形状を維持可能に、運転者側壁部62とコラム側壁部63とを連結して厚さを規制する図示しないテザーを、配設させている。
インフレーター66は、図5,6に示すように、複数のガス吐出口67aから膨張用ガスを吐出させるシリンダタイプの本体67と、本体67を保持する略円筒状のディフューザー68と、から構成されている。ディフューザー68は、膨張用ガスを流出させる開口68aを備えるとともに、エアバッグ61やケース71とともに、インフレーター66をエアバッグ61とともにコラムチューブ5に取り付けるための2本のボルト68bを備えている。各ボルト68bは、コラムチューブ5のブラケット5aにナット69止めされている。
ケース71は、断面逆U字形とした板金製として、天井壁72と、天井壁72の前後の縁から下方に延びる側壁73,74とを備えて構成されており、各側壁73,74には、コラムカバー16の取付壁19,20に設けた各係止孔19a,20aに挿入されて、取付壁19,20と連結される複数の係止脚73a,74aが形成されている。天井壁72には、インフレーター66の各ボルト68bを貫通させる貫通孔72aが形成されている。
そして、コラムカバー16には、図8,9に示すように、外周面18の下面18a側から左側面18bと右側面18cとにわたるエリアに、エアバッグ61の突出時における一つの突出用開口22を形成可能に、エアバッグ61に押されて開く前側扉部34と後側扉部56との二つが配設されている。前側扉部34は、それぞれ、エアバッグ61に押されて破断可能な破断予定部24の部位を周囲に配設させて、後縁36,43,50側をコラムカバー16から離れて前方側に向かうように開く構成として、コラムカバー16の下面18a側に配置される下ドア部35と、コラムカバー16の左側面18b側に配置される左ドア部42と、右側面18c側に配置される右ドア部49と、を備えて構成されている。後側扉部56は、前側扉部34の下ドア部35,左ドア部42,右ドア部49の後方側に、それぞれ、破断予定部24の部位を介在させて隣接する下ドア部57、左ドア部58、右ドア部59を配設させて、構成されている。
破断予定部24は、コラムカバー16の略四角筒状の周壁17を内周側から凹ませる凹溝を設けた薄肉部位として構成され、中央線部25、上左線部26、下左線部27、上右線部28、下右線部29、後左線部31、及び、後右線部32を備えて構成されている。中央線部25は、前側扉部34と後側扉部56とを前後に区画するように配設されて、コラムカバー16の下壁17aで左右方向に延びる横線部25aと、横線部25aの左右から左側壁17bと右側壁17cとにかけて、インパネ7のロアパネル9側における収納用開口10の下縁側周縁11付近の後面12,13,14に略沿うように(図2〜4参照)、上方に延びる左縦線部25bと右縦線部25dと、から構成されている。左右の左縦線部25bと右縦線部25dの先端となる左端部25cと右端部25eとは、ともに、ケース71の天井壁72の側方位置に配置されている。なお、収納用開口10の下縁側周縁11は、収納用開口10の周縁における下側の部位であり、下縁11a、左縁11b、及び、、右縁11cから構成されている。
上左線部26は、中央線部25の左端部25cから前方に延びるように配設されている。下左線部27は、中央線部25における横線部25aと左縦線部25bとの境界部位(周壁17の下壁17aと左側壁17bとの交差部位)付近から、下壁17aと左側壁17bとの交差部位の稜線に略沿って前方側に延びるように配設されている。上右線部28は、中央線部25の右端部25eから前方に延びるように配設されている。下右線部29は、中央線部25における横線部25aと右縦線部25dとの境界部位(周壁17の下壁17aと右側壁17cとの交差部位)付近から、下壁17aと右側壁17cとの交差部位の稜線に略沿って前方側に延びるように配設されている。後左線部31は、中央線部25の左端部25cから斜め後下方の下壁17aまで延びるように配設され、後右線部32は、中央線部25の右端部25eから斜め後下方の下壁17aまで延びるように配設されている。
そして、下ドア部35は、下左線部27と下右線部29との間における中央線部25の横線部25aより前方側の部位によって、形成され、左ドア部42は、上左線部26と下左線部27との間における中央線部25の左縦線部25bより前方側の部位によって、形成され、右ドア部49は、上右線部28と下右線部29との間における中央線部25の右縦線部25dより前方側の部位によって、形成されている。なお、上左線部26と上右線部28の前端には、下方に屈曲する折曲部26a,28aが形成されている。下左線部27と下右線部29とのそれぞれの前端には、二又状に周壁17の周方向に沿って分岐する折曲部27a,27b,29a,29bが形成されている。そして、これらの折曲部26a,28a,27a,27b,29a,29bにより、ヒンジ部側となる前縁39,46,53側の厚肉部位(折曲部27b,29b間、折曲部26a,27a間、折曲部28a,29a間)の長さを狭めて、中央線部25、上左線部26、下左線部27、上右線部28、及び、下右線部29の全域を破断させて全開する際に、下ドア部35、左ドア部42、及び、右ドア部49が、容易に撓んで開くように、構成されている。
また、後側扉部56は、中央線部25の後方側の後左線部31と後右線部32とで囲まれた部位で構成され、実施形態の場合、下壁17aに位置する下ドア部57から左右の上方へ左ドア部58と右ドア部59とを連ならせた一枚状の形状に、形成されている。
さらに、これらの前側扉部34と後側扉部56とは、各下ドア部35,57、左ドア部42,58、右ドア部49,59が、可撓性を有するように設定されている。実施形態の場合、破断予定部24よりは肉厚が厚いものの、各下ドア部35,57、左ドア部42,58、右ドア部49,59は、全域で肉厚を薄くさせて、可撓性を備えるように、構成されている。
さらにまた、各下ドア部35、左ドア部42、及び、右ドア部49は、それぞれ、調整機構の操作によって移動されたコラムカバー16の外周面18とロアパネル9における収納用開口10の下縁側周縁11との間の移動用隙間HL,HVへの展開膨張時におけるエアバッグ61の侵入を防止可能に、開き前の後縁36,43,50側を、開き時にインパネ7のロアパネル9における後面12,13,14、若しくは後面7a側の下縁側周縁11に当接させて、移動用隙間HL,HVの後方側を塞ぐように、配設されている(図10,11,13〜16参照)。
すなわち、具体的には、実施形態の場合、図15,16に示すように、下ドア部35、左ドア部42、及び、右ドア部49におけるロアパネル9の後面12,13,14より後方側としてコラムカバー16の外周面18から突出するように撓んで開いた開き部位40,47,54が、図示しない調整機構の調整時におけるコラムカバー16の最前進位置PFでのコラムカバー16の外周面18からの最大の移動用隙間HL、HV(HVM)を発生させた際(テレスコピック機構を操作してコラムカバー16を最も前方側に押し込み、かつ、チルト機構を操作してコラムカバー16を最も上方位置に配置させた際)における収納用開口10の下縁側周縁11に対して、当接可能とするように、各後縁36,43,50の配置位置が、設定されている。
また、図13,14に示すように、下ドア部35、左ドア部42、及び、右ドア部49におけるロアパネル9の後面12,13,14より後方側としてコラムカバー16の外周面18から突出するように撓んで開いた開き部位40,47,54が、図示しない調整機構の調整時におけるコラムカバー16の最後退位置PBでのコラムカバー16の外周面18からの最大の移動用隙間HL、HV(HVM)を発生させた際(テレスコピック機構を操作してコラムカバー16を最も後方側に引き出し、かつ、チルト機構を操作してコラムカバー16を最も上方位置に配置させた際)に収納用開口10の下縁側周縁11に対して、当接可能とするように、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位(上左線部26、下左線部27、上右線部28、下右線部29)の前端(折曲部)26a,27a,28b,29a,29bまでの長さ寸法UL,DL(図2参照)が、設定されている。
特に、実施形態の場合、下ドア部35、左ドア部42、及び、右ドア部49は、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位の前端(折曲部26a,27a,28b,29a,29bの位置であり、各ドア部の前縁39,46,53側となるヒンジ部側の端部)を、車両の左右方向の側方から見て、コラムカバー16の最後退位置PBの収納用開口10の下縁側周縁11付近に配置させている(図2参照)。
ちなみに、チルト機構を操作してステアリングホイール1を上下に移動させても、コラムカバー16の前後方向の配置位置が同じ位置であれば、コラムカバー16の左側面18bや右側面18cからのロアパネル9の下縁側周縁11の左縁11bや右縁11cまでの左右方向の移動用隙間H(HL)は、大きく変化しない(図11,14,16参照)。実施形態の場合、左右方向の移動用隙間HLは、5〜10mm程度の範囲内で大きく変化しない。しかし、チルト機構を操作してステアリングホイール1を上下に移動させれば、コラムカバー16の下面18aからのロアパネル9の下縁側周縁11の下縁11aまでの上下方向の移動用隙間H(HV)は、大きく変化し、ステアリングホイール1を最上方位置に配置させれば、最大の移動用隙間HVMとなる。実施形態の場合、上下方向の移動用隙間HVは、5〜25mmの範囲内で変化する。そして、コラムカバー16を前後方向に移動させても、それぞれ、ステアリングホイール1を最上方位置に配置させた際に、そのコラムカバー16の前後方向の配置位置において、最大の移動用隙間HVMを発生させることとなる。
そのため、左右方向の移動用隙間HLを塞ぐ構成に関しては、左ドア部42と右ドア部49とが、ロアパネル9内に収納されて、撓んだ開き部位47,54の前後方向の長さ寸法を確保し難い位置となるコラムカバー16の最前進位置PFにおいて、左右方向の移動用隙間HLを塞ぐことができれば、コラムカバー16がその最前進位置PFより後方に配置されても、左ドア部42と右ドア部49との開き部位47,54は、その前後方向の長さ寸法を長く確保できて、確実に、左ドア部42と右ドア部49との後縁43,50側が、ロアパネル9の収納用開口10における下縁側周縁11の左縁11bの後面13と右縁11cの後面14とに当接して、移動用隙間HLを塞ぐことができる(図11,14,16参照)。
また、上下方向の移動用隙間HVを塞ぐ構成に関しては、下ドア部35が、ロアパネル9内に収納されて、撓んだ開き部位40の前後方向の長さ寸法を確保し難い位置となるコラムカバー16の最前進位置PFにおいて、後縁36側がロアパネル9の収納用開口10の下縁側周縁11の下縁11aに当接し難い状態となる最大の移動用隙間HVMの発生時に、その上下方向の移動用隙間HVMを塞ぐことができれば、コラムカバー16がその最前進位置PFより後方に配置されても、下ドア部35の開き部位40は、その前後方向の長さ寸法を長く確保できて、確実に、下ドア部35の後縁36側が、ロアパネル9の収納用開口10における下縁側周縁11の下縁11aの後面12に当接して、移動用隙間HVMを塞ぐことができる(図10,13,15参照)。
したがって、第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置M1では、作動時、図10,11,13〜16に示すように、膨張用ガスGを供給されてエアバッグ61が膨張すれば、前側扉部34の下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49が、エアバッグ61に押されて周囲の破断予定部24を破断させ、開き前の後縁36,43,50側をコラムカバー16から離れるように前方側に向かわせて開き、また、後側扉部56も後方側に開いて、コラムカバー16にエアバッグ61の突出用開口22を形成する。そして、エアバッグ61は、突出用開口22から突出して、前方移動する運転者Dの膝KL,KRを保護可能に、運転者Dの膝KL,KRに対して、インパネ7から後方へ突出したコラムカバー16の下面18a側と、インパネ7におけるコラムカバー16の下方と左右両側との後面12,13,14側と、を覆うように、展開膨張しようとする。
その際、前側扉部34の下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49は、開き前の後縁36,43,50側を、調整機構の操作によって移動されたコラムカバー16の外周面18とロアパネル9における収納用開口10の下縁側周縁11との間の移動用隙間H(HL,HV)への展開膨張時におけるエアバッグ61の侵入を防止可能に、インパネ7の後面12,13,14や収納用開口10の下縁側周縁11に当接させるように開かせて、移動用隙間HL,HVの後方側を塞ぐ。
その結果、エアバッグ61は、調整機構の操作によって移動されたコラムカバー16の外周面18とロアパネル9の収納用開口10の下縁側周縁11との間の移動用隙間HL,HVへ侵入することなく、円滑に展開膨張して、運転者Dの膝KL,KRの前方側に配置される。
そのため、第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置M1では、コラムカバー16が配置位置を前後や上下に調整されても、コラムカバー16内に収納したエアバッグ61が、移動用隙間H(HL,HV)に侵入することなく、円滑に展開膨張して、運転者Dの膝KL,KRに対して、少なくとも、インパネ7から後方へ突出したコラムカバー16の下面18a側と、インパネ7におけるコラムカバー16の下方と左右両側との後面12,13,14側と、を覆って、前進してくる運転者Dの膝KL,KRを、これらのコラムカバー16の下面18aやインパネ7の後面12,13,14から、保護することができる。
さらに、第1実施形態の場合、下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49が、可撓性を有して構成されているため、開き時、開き前の後縁36,43,50側は、ロアパネル9の後面12,13,14付近から後方側の部位がコラムカバー16の外周面18から突出するように撓んで開き、その開き部位40,47,54が、収納用開口10の下縁側周縁11に当接する。この時、各ドア部の後縁36,43,50が、調整機構の調整時におけるコラムカバー16の最前進位置PFでのコラムカバー16の外周面18からの最大の移動用隙間HL,HVMを発生させた際における収納用開口10の下縁側周縁11(収納用開口10の周縁における下縁11a、左縁11b、及び、右縁11c)に対して、当接可能とするように、配置されており(図15,16参照)、かつ、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位の前端(折曲部)26a,27a,27b,28a,29a,29bまでの長さ寸法UL,DLが、調整機構の調整時におけるコラムカバー16の最後退位置PBでのコラムカバー16の外周面18からの最大の移動用隙間HL、HVMを発生させた際における収納用開口10の下縁側周縁11(収納用開口10の周縁における下縁11a、左縁11b、及び、右縁11c)に対しても、開き部位0,47,54を当接可能とするように、設定されている(図13,14参照)。すなわち、コラムカバー16が前後に移動され、かつ、その際の移動用隙間HL,HVが最も大きくとも、開き前の後縁36,43,50側が開く際には、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の上左線部26、下左線部27、上右線部28、下右線部29の一部、あるいは、全部が破断されて、収納用開口10の下縁側周縁11に対し、コラムカバー16の外周面18から撓んで開いた開き部位40,47,54が、当接することとなって、円滑に、移動用隙間HL,HVを塞ぐことができる。
そして逆に、下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49が可撓性を有して構成されれば、各ドア部の後縁36,43,50の配置位置と、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の上左線部26、下左線部27、上右線部28、下右線部29における前後方向の長さ寸法UL,DLと、の二種類を設定することによって、コラムカバー16の前後や上下の配置位置が調整されても、各下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49は、開き時、円滑に移動用隙間HL、HVの後方側を塞ぐことができることとなる。
この場合、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位における前後方向の長さ寸法UL,DLがある程度長くなって、各ドア部におけるコラムカバー16の外周面18から突出するように撓んで開く開き部位40,47,54が、図10,11,13〜16に示すように、収納用開口10の下縁側周縁11(収納用開口10の周縁における下縁11a、左縁11b、及び、右縁11c)と当接するとともに、さらに、ロアパネル9の後面12,13,14に沿うように配置されれば、展開膨張を完了させたエアバッグ61は、開いた開き部位40,47,54におけるロアパネル9に沿った部位(面沿い部)41,48,55の後面41a,48a,55aの領域を越えて、ロアパネル9の後面12,13,14に沿い、かつ、後面12,13,14に接近して配置可能となり、運転者Dの膝KL,KRを受け止める際に、ロアパネル9の後面12,13,14からの反力を確保し易く、迅速に、運転者Dの膝KL,KRをクッション性を確保して保護することができる。
そして特に、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位の前端(折曲部)26a,27a,27b,28a,29a,29bが、車両の左右方向から見て、コラムカバー16の最後退位置PBの収納用開口10の下縁側周縁11付近に配置されるように、構成されていれば、図13,14に示すように、コラムカバー16が最後退位置PBに配置されても、下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49が、十分な前後方向の長さ寸法を確保して、収納用開口10の下縁側周縁11に当接しつつ、上記の面沿い部41,48,55をロアパネル9の後面12,13,14に沿って配置可能となる。その結果、コラムカバー16は、最前進位置PFから最後退位置PBまでの前後の任意の位置に配置されても、展開膨張時のエアバッグ61を、インパネ7におけるロアパネル9の後面12,13,14に沿わせるように、配置可能となって、ロアパネル9からの反力を容易に確保できる。
勿論、実施形態の場合、下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49が、可撓性を有して構成されていることから、コラムカバー16が、最前進位置PFに配置されても(図15,16参照)、あるいは、最前進位置PFと最後退位置PBとの間の中間位置に配置されても(図10,11参照)、下ドア部35、左ドア部42、右ドア部49は、インパネ7のロアパネル9の収納用開口10の周縁付近の部位から撓んで、収納用開口10の下縁側周縁11に当接しつつ、上記の面沿い部41,48,55をロアパネル9の後面12,13,14に沿って配置させることから、展開膨張時のエアバッグ61は、ロアパネル9の後面12,13,14に沿うように配置されて、ロアパネル9からの反力を容易に確保できる。
なお、前側扉部34の左ドア部42や右ドア部49における下ドア部35との境界部位、すなわち、破断予定部24の下左線部27や下右線部29は、第1実施形態のように、コラムカバー16の下壁17aと左側壁17bや右側壁17cとの交差部位の稜線部位自体に配置させる他、図17,18に示すように、左側壁17bや右側壁17c側に配置させたり、下壁17aの左右方向の中央側に配置させてもよい。
また、第1実施形態の場合、コラムカバー16は、前側扉部34の下ドア部35と左ドア部42、右ドア部49との後方側に隣接して、前側扉部34とともに、開き時にエアバッグ61の突出用開口22を構成するように、後側扉部56を配設させている。そのため、このコラムカバー16では、前側扉部34によって、移動用隙間H(HL,HV)を塞ぎ、そして、後側扉部56によって、容易に、突出用開口22の開口面積を広くすることができて、エアバッグ61は、インパネ7の収納用開口10の内周側に侵入せずに、かつ、コラムカバー16における突出用開口22の周縁に引っ掛かることなく、円滑に、コラムカバー16から突出して、展開膨張することができる。
なお、第1実施形態では、後側扉部56を、一枚状に形成したものを示したが、後左線部31と後右線部32の替わりに、下左線部27と下右線部29とを後方に延長させて、左ドア部58と右ドア部59とを、開き時に下ドア部57と分離させて、後方側に開くように構成してもよい。さらに、後側扉部56を左右両側に開くように左右2枚のドア部から構成してもよい。
さらに、図19〜23に示す第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置M2のコラムカバー16Aのように、前側扉部34Aだけで、一つの突出用開口22を形成するように構成してもよい。この前側扉部34Aは、下ドア部35A、左ドア部42A、及び、右ドア部49Aが、第1実施形態の後側扉部56の領域まで、後方側に延長された構成としている。
そして、このコラムカバー16Aでも、図22,23に示すように、下ドア部35A、左ドア部42A、及び、右ドア部49Aにおけるロアパネル9の後面12,13,14より後方側としてコラムカバー16Aの外周面18から突出するように撓んで開いた開き部位40,47,54が、図示しない調整機構の調整時におけるコラムカバー16Aの最前進位置PFでのコラムカバー16Aの外周面18からの最大の移動用隙間HL、HV(HVM)を発生させた際(テレスコピック機構を操作してコラムカバー16を最も前方側に押し込み、かつ、チルト機構を操作してコラムカバー16を最も上方位置に配置させた際)における収納用開口10の下縁側周縁11に対して、当接可能とし、かつ、エアバッグ61の突出可能な突出用開口22の開口面積を確保可能に、各後縁36,43,50の配置位置が、設定されている。
また、図20,21に示すように、下ドア部35A、左ドア部42A、及び、右ドア部49Aにおけるロアパネル9の後面12,13,14より後方側としてコラムカバー16Aの外周面18から突出するように撓んで開いた開き部位40,47,54が、図示しない調整機構の調整時におけるコラムカバー16Aの最後退位置PBでのコラムカバー16Aの外周面18からの最大の移動用隙間HL、HV(HVM)を発生させた際(テレスコピック機構を操作してコラムカバー16Aを最も後方側に引き出し、かつ、チルト機構を操作してコラムカバー16Aを最も上方位置に配置させた際)に収納用開口10の下縁側周縁11に対して、当接可能とするように、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位(上左線部26、下左線部27、上右線部28、下右線部29)の前端(折曲部)26a,27a,28b,29a,29bまでの長さ寸法UL,DL(図19参照)が、設定されている。
さらに、第2実施形態の場合も、第1実施形態と同様に、下ドア部35A、左ドア部42A、及び、右ドア部49Aは、各後縁36,43,50から前方に延びるそれぞれの両縁に配置された破断予定部24の部位の前端(折曲部26a,27a,28b,29a,29bの位置)を、車両の左右方向の側方から見て、コラムカバー16Aの最後退位置PBの収納用開口10の下縁側周縁11付近に配置させている。
したがって、この第2実施形態の場合も、第1実施形態と同様な作用・効果を得ることができる。
なお、第1,2実施形態では、収納用開口10の周縁の左縁11bや右縁11cとコラムカバー16,16Aの外周面18との間の左右の移動用隙間HLにも対応させて、左ドア部42,42Aと右ドア部49,49Aとが、開き時に移動用隙間HLを塞ぐように構成したが、例えば、収納用開口10を長方形の開口形状とし、コラムカバー16,16Aをその収納用開口10に対応する長方形断面の筒状に設定する等して、左右の移動用隙間HLが、展開膨張時のエアバッグ61を侵入不能とするような寸法として、設定できれば、扉部(前側扉部)34,34Aとしては、少なくとも、下ドア部35,35Aを、開き時に収納用開口10の周縁の下縁11aとコラムカバー16,16Aの外周面18との移動用隙間HVの後方を塞ぎ可能に構成することにより、的確に、エアバッグ61の突出を阻害する移動用隙間H(HV,HL)への侵入を防ぐことができ、左ドア部42,42Aや右ドア部49,49Aの開き時における狭い移動用隙間HLを塞ぐ構成を考慮しなくともよくなり、左ドア部42,42Aや右ドア部49,49Aの設計自由度を増加させることができる。
勿論、第1,2実施形態のように、収納用開口10の周縁の左縁11bや右縁11cとコラムカバー16,16Aの外周面18との間の左右の移動用隙間HLにも対応させて、左ドア部42,42Aと右ドア部49,49Aとが、開き時に移動用隙間HLを塞ぐように構成すれば、左右の移動用隙間HLを、予め、大きく設定しておくことができて、前後や上下のコラムカバー16,16Aの移動時、収納用開口10の周縁における左縁11bや右縁11cとのコラムカバー16,16Aの干渉を考慮しなくとも済み、コラムカバー16、16A自体の外形形状等の設計自由度を向上させることができる。
また、第1,2実施形態では、前側扉部34,34Aにおける下ドア部35,35A、左ドア部42,42A、及び、右ドア部49,49Aは、それぞれの周囲に、エアバッグ61に押されて破断可能な破断予定部24を配置させて、開き時、破断予定部24を破断させて突出用開口22を形成するように、構成していることから、各ドア部の周囲の見切りがコラムカバー16,16Aの外表面側に表われることを防止でき、コラムカバー16,16Aの外観意匠を良好にすることができる。勿論、この点を考慮しなければ、前側扉部34,34Aにおける下ドア部35,35A、左ドア部42,42A、及び、右ドア部49,49Aとしては、開き時のヒンジ部側(前縁39,46,53側)を除く周縁を、予め、周囲と分離されている構成として、膨張時のエアバッグ61に押されて開くように配設してもよい。ちなみに、このような構成の場合、コラムカバー16,16Aの下部16a側に、取付用の開口を形成しておいて、その開口周縁に、下ドア部35,35A、左ドア部42,42A、及び、右ドア部49,49Aを備えた扉部用の部材(例えば、コラムカバー16,16Aと別体としたエアバッグカバー)を、組み付けるように構成してもよい。
本発明に係る第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置が搭載されたコラムカバー付近の概略側面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置が搭載されているステアリングコラムの調整機構を調整して、ステアリングホイールを、コラムカバーとともに最後退位置に配置させ、さらに、上下に移動させた状態を示す側面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置が搭載されているステアリングコラムの調整機構を調整して、ステアリングホイールを、コラムカバーとともに最前進位置に配置させ、さらに、上下に移動させた状態を示す側面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置が搭載されたコラムカバー付近を車両後方側から見た際の概略正面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略縦断面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の概略横断面図であり、図5のVI−VI部位を示す。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用するエアバッグの概略正面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用するコラムカバーの概略横断面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置に使用するコラムカバーの突出用開口を形成する状態を順に示す概略部分斜視図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時におけるコラムカバーの各ドア部の開き状態を示す概略横断面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時における車両後方側から見た際の概略正面図である。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図であり、コラムカバーを最後退位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時におけるコラムカバーの各ドア部の開き状態を示す概略横断面図であり、コラムカバーを最後退位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図であり、コラムカバーを最前進位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第1実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時におけるコラムカバーの各ドア部の開き状態を示す概略横断面図であり、コラムカバーを最前進位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第1実施形態で使用するコラムカバーの変形例を示す部分斜視図である。 第1実施形態で使用するコラムカバーの他の変形例を示す部分斜視図である。 第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置で使用するコラムカバーの突出用開口を形成する状態を順に示す概略部分斜視図である。 第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図であり、コラムカバーを最後退位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時におけるコラムカバーの各ドア部の開き状態を示す概略横断面図であり、コラムカバーを最後退位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時を示す概略縦断面図であり、コラムカバーを最前進位置として最上方位置に配置させた場合を示す。 第2実施形態の膝保護用エアバッグ装置の作動時におけるコラムカバーの各ドア部の開き状態を示す概略横断面図であり、コラムカバーを最前進位置として最上方位置に配置させた場合を示す。
符号の説明
3…ステアリングコラム、
7…(インストルメントパネル)インパネ、
10…収納用開口、
11…下縁側周縁、
12・13・14…後面、
16・16A…コラムカバー、
22…突出用開口、
24…破断予定部、
26a・27a・27b・28a・29a・29b…(前端)折曲部、
34・34A…(扉部)前側扉部、
35・35A…下ドア部、
36・43・50…後縁、
42・42A…左ドア部、
49・49A…右ドア部、
56…後側扉部、
H・HL・HV・HVM…移動用隙間、
M1・M2…膝保護用エアバッグ装置。

Claims (6)

  1. コラムカバーが、ステアリングコラムを覆う筒形状として前記ステアリングコラムに取り付けられ、インストルメントパネルの収納用開口から後方側へ突出するように、着座した運転者の前方に配設されるとともに、前記ステアリングコラムに装着されてステアリングホイールの配置位置を少なくとも上下に調整可能な調整機構の操作により、前記ステアリングコラムとともに移動された際の前記インストルメントパネルとの干渉を防止可能に、前記インストルメントパネルの後面側における前記収納用開口の周縁との間に、移動用隙間を設けて配設され、
    折り畳まれたエアバッグが、前記コラムカバー内の下部側に収納され、
    作動時、前記エアバッグに膨張用ガスが供給されて、前記エアバッグが、展開膨張しつつ、前記運転者の膝の前方側に配置されるように、前記コラムカバーから突出する構成の膝保護用エアバッグ装置であって、
    前記エアバッグが、展開膨張完了時に、前記運転者の膝に対して、少なくとも、前記インストルメントパネルから後方へ突出した前記コラムカバーの下面側と、前記インストルメントパネルにおける前記コラムカバーの下方と左右両側との後面側と、を覆い可能な形状に構成され、
    前記コラムカバーの下面側から左右両側面にわたるエリアに、前記エアバッグの突出時における一つの突出用開口を形成可能に、前記エアバッグに押されて開く扉部が配設され、
    前記扉部が、前記コラムカバーの下面側に配置される下ドア部と、前記コラムカバーの左右の側面側に配置される左ドア部・右ドア部と、を備えて構成され、
    前記下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部の内の少なくとも前記下ドア部が、
    後縁側を前記コラムカバーから離れて前方側に向かうように開く構成とするとともに、
    前記調整機構の操作によって移動された前記コラムカバーの外周面と前記インストルメントパネルの収納用開口の周縁における下縁との間の前記移動用隙間への展開膨張時における前記エアバッグの侵入を防止可能に、開き前の後縁側を、開き時に前記インストルメントパネルの後面若しくは後面側の前記収納用開口の周縁における下縁に当接させて、前記移動用隙間の後方側を塞ぐように、配設されていることを特徴とする膝保護用エアバッグ装置。
  2. 前記左ドア部と前記右ドア部とが、それぞれ、
    後縁側を前記コラムカバーから離れて前方側に向かうように開く構成とするとともに、
    前記調整機構の操作によって移動された前記コラムカバーの外周面と前記インストルメントパネルの収納用開口の周縁における左縁と右縁との間のそれぞれの前記移動用隙間への展開膨張時における前記エアバッグの侵入を防止可能に、開き前の後縁側を、開き時に前記インストルメントパネルの後面若しくは後面側の前記収納用開口の周縁における左縁と右縁とにそれぞれ当接させて、前記移動用隙間の後方側を塞ぐように、配設されていることを特徴とする請求項1に記載の膝保護用エアバッグ装置。
  3. 前記下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部が、それぞれ、
    可撓性を有して構成されるとともに、
    各後縁の配置位置を、
    前記下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部における前記コラムカバーの外周面から突出するように撓んで開いた開き部位が、前記調整機構の調整時における前記コラムカバーの最前進位置での前記コラムカバーの外周面からの最大の前記移動用隙間を発生させた際における前記収納用開口の周縁における下縁、左縁、及び、右縁に対して、当接可能とするように、
    設定し、かつ、
    各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前端までの長さ寸法を、
    前記下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部における前記コラムカバーの外周面から突出するように撓んで開いた開き部位が、前記調整機構の調整時における前記コラムカバーの最後退位置での前記コラムカバーの外周面からの最大の前記移動用隙間を発生させた際における前記収納用開口の周縁における下縁、左縁、及び、右縁に対して、当接可能とするように、
    設定して、
    配設されていることを特徴とする請求項2に記載の膝保護用エアバッグ装置。
  4. 前記下ドア部、左ドア部、及び、右ドア部が、
    各後縁から前方に延びるそれぞれの両縁の前端を、前記コラムカバーの最後退位置の前記収納用開口の周縁付近に配置させて、
    配設されていることを特徴とする請求項3に記載の膝保護用エアバッグ装置。
  5. 前記下ドア部、前記左ドア部、及び、右ドア部が、それぞれ、周囲に、前記エアバッグに押されて破断可能な破断予定部を配置させて、配設され、開き時、前記破断予定部を破断させて前記突出用開口を形成するように、構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の膝保護用エアバッグ装置。
  6. 前記コラムカバーが、前記扉部を前側扉部として配設させて、該前側扉部の前記下ドア部と前記左ドア部・右ドア部との後方側に隣接して、前記前側扉部とともに、開き時に前記エアバッグの突出用開口を構成する後側扉部を配設させていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の膝保護用エアバッグ装置。
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