JP4384799B2

JP4384799B2 - magnet catch

Info

Publication number: JP4384799B2
Application number: JP2000339360A
Authority: JP
Inventors: 章赤田; 善久藤田
Original assignee: Shimonishi Seisakusho Co Ltd
Current assignee: Shimonishi Seisakusho Co Ltd
Priority date: 2000-11-07
Filing date: 2000-11-07
Publication date: 2009-12-16
Anticipated expiration: 2020-11-07
Also published as: JP2002147094A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、家具類やキャビネット等の開き戸その他のウィング、或いは、そのウィングが取り付けられる開口部に装着して、ウィングを磁力によって閉塞状態に保持するためのマグネットキャッチに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
この種のマグネットキャッチは、通常、止めねじでキャビネット等のボックス本体に固定されているが、これでは、そのキャビネット等をリサイクル処理する際に各部品を分別する必要がある場合、そのマグネットキャッチの止めねじをいちいち取り外す必要がある。また、マグネットキャッチのハウジング全体が取付対象であるプレートの表面側に露出していると、当該キャッチによってボックス本体内の収納空間が侵されることになる。
【０００３】
そこで、止めねじを使用しなくてもハウジングを取付孔に挿通するだけでワンタッチでプレートに固定することができ、しかも、その取付後においてはハウジングの大部分がプレートの裏面側に収納される隠しタイプのマグネットキャッチが既に開発されており（例えば、実公平３−１５７３５号公報参照）、この従来のマグネットキャッチは、前端に鍔部を有するハウジングと、鍔部の後方側においてハウジングの幅方向外側に付勢された状態で同方向に出退自在となるように当該ハウジングに設けられた左右一対の係止片と、ハウジングの前面から露出するように当該ハウジング内に収納されたマグネット部材と、を備えている。
【０００４】
そして、かかるマグネットキャッチによれば、取付対象であるプレートに形成した取付孔にハウジングを強制的に挿入すると、ハウジングの鍔部がそのプレートの表面に当接したときに係止片が当該プレートの裏面に係合する。このため、鍔部と係止片との間でプレートの取付孔側の縁部が表裏から挟持されることで、鍔部よりも後方の大部分がプレートの裏面側に隠れた状態となるように、ハウジングをプレートに対してワンタッチで固定できるようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前記した通り、キャビネット等をリサイクル処理するには、金属部品（マグネット部材のヨーク）を含むマグネットキャッチや金属製の蝶番等はボックス本体から取り外す必要がある。
しかるに、上記した従来の隠しタイプのマグネットキャッチでは、取付対象であるプレートの裏面に係合する係止片がハウジングとともに同プレートの裏面側に隠れているため、そのプレートの裏面側からでないと係止片を同プレートの裏面から解除することができない。
【０００６】
従って、従来の隠しタイプのマグネットキャッチでは、リサイクル処理の際にマグネットキャッチを取り外す場合には、取付対象であるプレートで構成されるボックス本体や開き戸を取り壊さないと当該キャッチを取り外すことができず、そのキャッチの取り外し作業が非常に困難であるという欠点がある。
本発明は、このような実情に鑑み、鍔部よりも後方の大部分がプレートの裏面側に隠れた状態でハウジングがプレートに固定される隠しタイプのマグネットキャッチにおいて、そのハウジングをプレートの表面側から取り外すことができるようにして、当該キャッチの取り外し作業を容易にすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、前端に鍔部と開口部とを有するハウジングと、このハウジングの幅方向両側壁の後端部に基端部分が一体に連結されかつ先端部分が取付対象であるプレートの表面側に露出するように前方に延設された前記ハウジングの幅方向に弾性変形自在な左右一対の係止アームと、この各係止アームのアーム長手方向中途部の外面側に突設されかつ前記鍔部の後方側において前記ハウジングの幅方向外側に付勢された状態で同方向に出退自在となる左右一対の係止片と、前記ハウジングの前面から露出するように当該ハウジングの開口部から内部に収納されたマグネット部材と、を備えており、取付対象であるプレートに形成した取付孔に挿入された前記ハウジングの鍔部が同プレートの表面に当接したときに前記係止片が当該プレートの裏面に係合することにより、前記鍔部よりも後方の大部分が前記プレートの裏面側に隠れた状態で前記ハウジングが前記プレートに固定されるマグネットキャッチであって、前記係止片の前記プレートの裏面に対する係合を解除するために前記プレートの表面側に露出する解除部が前記各係止アームの先端部分によって構成され、前記解除部の先端縁が前記ハウジングの前面とほぼ面一又は前面から若干後方に位置するように、前記係止アームの延設長さが設定されていることを特徴とする。
【０００８】
また、鍔部よりも後方の大部分が取付対象であるプレートの裏面側に隠れた状態でハウジングがプレートに固定される隠しタイプのマグネットキャッチにおいて、係止片の前記プレートの裏面に対する係合を解除するための解除部が前記プレートの表面側に露出するように前記ハウジングに設けられていることを特徴とする。
【０００９】
この場合、係止片のプレートの裏面に対する係合を解除するための解除部がプレートの表面側に露出しているので、この解除部をプレートの表面側から操作して係止片のプレートの裏面に対する係合を解除してからハウジングを表面側に抜き取ることにより、鍔部よりも後方のハウジングの大部分がプレートの裏面側に隠れているにも拘らず、そのハウジングをプレートの表面側から簡単に取り外すことができる。
【００１０】
上記の本発明において、解除部はハウジングと別体の部材で構成することもできるが、部品点数を減少させて製造コストを低減するには、できるだけハウジングと一体化することが好ましい。
そこで、本発明は、基端部分がハウジングの幅方向両側面に一体に連結されかつ先端部分が取付対象であるプレートの表面側に露出するように前方に延設された前記ハウジングの幅方向に弾性変形自在な左右一対の係止アームを設けることを推奨する。
【００１１】
かかる係止アームを採用した場合、この各係止アームのアーム長手方向中途部の外面側に係止片を突設し、その各係止アームの先端部分によって解除部を構成することにより、係止片と解除部を当該係止アームを介してハウジングと一体化することができるので、解除部を別部品とすることに伴う部品点数の増加を防止することができる。
【００１２】
また、上記解除部として、取付対象であるプレートの表面側において係止片と同じ向きに突出する解除片を備えたものを採用すれば、この解除片の裏側に爪の先やマイナスドライバーの先端等を引っ掛けることができるので、係止アームの先端部分を解除方向に弾性変形し易くなり、当該解除片のない場合（図６参照）と比べて、ハウジングの取り外し作業がより簡単になる。
【００１３】
上記解除片は前記係止アームの先端縁の中央部分に配置され、前記係止片は前記係止アームの幅方向両端部に分断された状態で配置されていることが好ましい。
また、解除片は、その裏面とプレートの表面との間に間隙が形成されるように、前記鍔部よりも薄肉としておくことが好ましい。
【００１４】
一方、この種のマグネットキャッチは、相手方の鋼製板をハウジングの前面から露出しているマグネット部材で吸着するものであるから、そのハウジングの前面よりも前方に邪魔な部材が突出していると、そのマグネット部材による吸着が阻害される恐れある。そこで、上記解除部を設けたことによって却ってマグネット部材による吸着が阻害されることのないように、当該解除部は、ハウジングの前面よりは前方に突出しない形状に形成しておくことが好ましい。
【００１５】
また、本発明において、ハウジングの幅方向両側壁の前端に、ハウジングの前面よりは前方に突出しないように取付対象であるプレートの表面側において係止アームの解除部を取り囲む枠状に形成されたバンパー部を突設するようにすれば、このバンパー部によって係止アームの解除部に物品が当たって自然に外れるのを防止できるようになるし、同バンパー部をプレートの表面に当接させることで、ハウジングのプレートに対する装着状態を安定化することができる。
【００１６】
なお、このバンパー部を設けたことによって却ってマグネット部材による吸着が阻害されることのないように、当該バンパー部についても、ハウジングの前面よりは前方に突出しない形状に形成しておくことが好ましい。
また、バンパー部は裏面が前記鍔部の裏面と面一になるように配置されていることが好ましい。
【００１７】
更に、上記の本発明において、取付対象であるプレートの裏面に係合する各係止片の引っ掛け面を、ハウジングの前方側に向かうに従って同ハウジングの幅方向内側に傾斜する形状に形成しておけば、その取付対象であるプレートの厚さが変化しても、係止アームの弾性変形の度合いに応じて係止片をプレートの裏面に適切に係合させることができ、種々の厚さのプレートに対してハウジングを固定できるようになる。
【００１８】
そして、かかる引っ掛け面を採用する場合において、各係止片の引っ掛け面に、凹凸条又はシボ加工を形成しておけば、その凹凸条等の滑り止め作用によって係止片の引っ掛かり度合いを増大でき、マグネットキャッチの固定強度を高めることができる。
また、取付対象であるプレートの裏面に係合しない各係止片の背面側には、ハウジングの前方側に向かうに従って同ハウジングの幅方向外側に傾斜するガイド面を形成することが好ましい。この場合、係止アームがハウジングとともに取付孔に強制的に押し込まれるとガイド面のガイド機能によってハウジングの幅方向内側に自動的に弾性変形するようになるので、ハウジングを取付孔に強制的に押し込むだけでマグネットキャッチをプレートに取り付けることができ、その取り付け作業が容易になる。
【００１９】
更に、本発明において、各係止アームの基端部を強化しかつその弾性復帰力を向上させるために、各係止アームの基端部に補強リブを設けておくことが好ましい。もっとも、かかる補強リブを係止アームの表側又は裏側だけに設けると、係止アーム付きのハウジングを合成樹脂で一体成形する場合において、その樹脂の引けによって係止アームがハウジング側又はその反対側に曲がって不良品が発生することがある。
【００２０】
そこで、本発明は、各係止アームの基端部の補強リブを、その表側又は裏側若しくは表裏双方に突出させることにより、上記の樹脂の引けに伴う係止アームの曲がりを防止することを推奨する。
また、本発明のマグネットキャッチにおいて、マグネット部材を挟持する相対向する一対の対向壁を備えたハウジングを採用する場合には、この両対向壁の内側面にマグネット部材を係止する嵌合突起を設けることにより、マグネット部材をハウジングに対して離脱しないように取り付けることができる。
【００２１】
そして、かかる嵌合突起を設ける場合において、その両対向壁又はいずれか一方の対向壁における嵌合突起の周囲の一部分を切り欠いて形成した切欠部を当該対向壁に形成しておけば、その対向壁の厚さを過度に薄くしなくても、その切欠部で囲まれた部分が対向壁の表裏方向に撓み易くなる。
従って、ハウジングの開口部からマグネット部材を組み入れる際に、そのマグネット部材によって嵌合突起を外方へ撓ませ易くなるので、マグネット部材のハウジングに対する挿入作業が容易になる。また、マグネット部材を強制的に押し込む際に同部材によってハウジング内の嵌合突起が削り取られるのが防止されるので、マグネット部材の固定が確実になりハウジングから不意に脱落するのを未然に防止することができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図１〜図５は、本発明に係るマグネットキャッチ１の第一の実施形態を示している。図１に示すように、このマグネットキャッチ１は、キャビネットや機器ケースのボックス本体を構成する取付対象となるプレート２にその表面側から着脱自在に取り付けられるもので、そのボックス本体の開口部に開閉自在に設けた開閉扉（図示省略）側の被吸着板を磁力で吸着して、当該開閉扉を閉鎖位置に保持するものである。
【００２３】
本実施形態のマグネットキャッチ１は、大部分がプレート２の裏面側に隠れた状態で同プレート２に装着される合成樹脂よりなるハウジング３と、このハウジング３の内部に収納されたマグネット部材４と、を備えている。このハウジング３は、長辺側を構成する相対向する一対の対向壁３Ａ，３Ａと、短辺側を構成する幅方向両側の側壁３Ｂ，３Ｂとから、幅方向に長いボックス枠状に形成されている。対向壁３Ａ，３Ａの前端には、その対向方向外側に突出する鍔部３Ｃが形成されており、ハウジング３の前方部分（図１の上方部分）には、マグネット部材４を挿入するための開口部３Ｄが形成されている。
【００２４】
なお、図例の鍔部３Ｃは、ハウジング３の幅方向に沿って連続した形状に形成されているが、この鍔部３Ｃは途中で分断されていてもよく、小片をハウジング３の幅方向に沿って間隔をおいて並設したものであってもよい。
ハウジング３の幅方向両側壁３Ｂ，３Ｂの各外側面には、当該ハウジング３の幅方向に弾性変形自在な左右一対の係止アーム５，５が一体に突設されている。この各係止アーム５，５は基端部分がハウジング３側に向かって湾曲しかつ先端部分が真っ直ぐなアーム部材よりなり、その基端部分はハウジング３の両側壁３Ｂ，３Ｂの後端部に一体に連結され、その先端部分はハウジング３の前方側に向けて延設されている。
【００２５】
各係止アーム５，５のアーム長手方向中途部の外面側には、ハウジング３の幅方向外側に突出する三角形状の係止片６，６が一体に形成されている。この各係止片６，６は、ハウジング３の鍔部３Ｃがプレート２の表面に当接したときにプレート２の裏面に引っ掛かり、これによって当該ハウジング３をプレート２に固定するためのものである。
【００２６】
図２に示すように、各係止アーム５，５の先端部分は、ハウジング３をプレート２を取り付けた状態において、その取付対象であるプレート２の表面側に露出する程度に前方に延設されており、これにより、プレート２の表面側から係止アーム５の先端部分に爪の先や工具の先端等を引っ掛けてその先端部分をハウジング３の幅方向中央側に移動させることにより、係止片６のプレート２の裏面に対する係合を解除できるようになっている。従って、プレート２の表面側に露出している当該係止アーム５の先端部分により、係止片６のプレート２の裏面に対する係合を解除するための解除部７が構成されている。
【００２７】
本実施形態の解除部７は、取付対象であるプレート２の表面側において係止片６と同じ向きに突出する小さな四角片形状に形成された解除片８を備えている。この解除片８は、爪の先や工具の先端等の引っ掛かりを容易にするためのものであり、図１に示すように、係止アーム５の先端縁の中央部分に配置され、ハウジング３の幅方向外側に向けて突設されている。なお、この解除片８を設けたことによって成形金型からの脱型ができなくなるのを防止するために、係止片６は、解除片８が配置されている部分を避けて、係止アーム５の幅方向両端部に分断された状態で配置されている。
【００２８】
ところで、本実施形態のマグネットキャッチ１は相手方の鋼製板をハウジング３の前面３Ｅから露出しているマグネット部材４で吸着するものであるから、そのハウジング３の前面３Ｅよりも前方に邪魔な部材が突出していると、そのマグネット部材４による吸着が阻害される恐れある。
そこで、本実施形態では、係止アーム５の先端部分より構成される前記解除部７（解除片８を含む。）を設けたことによって却ってマグネット部材４による吸着が阻害されることのないように、解除部７の先端縁がハウジング３の前面３Ｅとほぼ面一か又はこの前面３Ｅよりも若干後方に来るように、当該係止アーム５の延設長さを設定してある。
【００２９】
なお、図２及び図５に示すように、本実施形態の解除片８は、その裏面とプレート２の表面との間に僅かな間隙ｅが形成されるように、前記鍔部３Ｃよりもやや薄肉に形成されており、これにより、当該解除片８の裏側に爪の先や工具の先端が引っ掛け易くなるようにしている。
ハウジング３の幅方向両側壁３Ｂ，３Ｂの前端には、ハウジング３の幅方向外方に延びるとともに係止アーム５の先端部分（解除部７）を外側から取り囲むようにコ字形枠状に形成されたバンパー部９が突設されており、このバンパー部９はその裏面が鍔部３Ｃの裏面と面一となるように配置されている。従って、このバンパー部９は、これをプレート２の表面に当接させることで、ハウジング３のプレート２に対する装着状態を安定化させる機能を有し、また、係止アーム５の解除部７にボックス本体内の物品が当たって自然に外れるのを防止するバンパー機能を有する。
【００３０】
なお、このバンパー部９を設けたことによって却ってマグネット部材４による吸着が阻害されることのないように、当該バンパー部９は、ハウジング３の前面３Ｅよりは前方に突出しない厚さに形成されている。
図２に示すように、マグネット部材４を挟持する相対向する前記一対の対向壁３Ａ，３Ａの内面には、そのマグネット部材４の挿入方向（図２の上下方向）に沿うそれぞれ２本のガイドレール１１が互いに所定間隔をおいて平行に突設されており、これにより、マグネット部材４を当該ガイドレール１１に沿って円滑に挿入できるようにしてある。
【００３１】
一方、ハウジング３内のマグネット部材４は、異方性フェライト、等方性フェライト又はゴム磁石などからなる横長矩形ブロック状の磁石１４と、この磁石１４の表裏両側面に吸着された一対のヨーク１５，１５とからなり、この各ヨーク１５，１５の中央部には、後述する嵌合突起１２が嵌合する嵌合孔１６が形成されている。
【００３２】
図２及び図３に示すように、ハウジング３を構成する一対の対向壁３Ａ，３Ａの内面中央部には、上記マグネット部材４に対して表裏から係止する嵌合突起１２，１２が設けられている。この嵌合突起１２，１２を有する両対向壁３Ａ，３Ａ（なお、片方の対向壁３Ａでもよい。）には、その対向壁３Ａにおける嵌合突起１２の周囲の部分を切り欠いて形成したＵ字状の切欠部１３が貫通状に設けられている。
【００３３】
従って、ハウジング３の開口部３Ｄからマグネット部材４を強制的に挿入すると、そのマグネット部材４を構成する各ヨーク１５，１５の嵌合孔１６にハウジング３内の各嵌合突起１２が嵌合し、これによってマグネット部材４がハウジング３から抜け止めされる。
この場合、本実施形態では、上記切欠部１３によって双方の嵌合突起１２（片方でもよい。）を対向壁３Ａの表裏に撓み易くしているので、マグネット部材４の挿入が容易であり、かつ、ヨーク１５によって嵌合突起１２を削り取ることがなくなり、嵌合突起１２によるマグネット部材４の固定が確実になり、ハウジング３内でマグネット部材４がガタついたり、不意に抜け出したりするのを防止することができる。
【００３４】
そして、かかる切欠部１３で囲まれた部分が対向壁３Ａの表裏方向に撓み易くなっているので、その対向壁３Ａの厚さを過度に薄くしなくても、マグネット部材４を容易にハウジング３内に嵌め入れることができる。
図２〜図４に示すように、ハウジング３の幅方向両側壁３Ｂ，３Ｂの内面後端部には、ハウジング３の内部に向かって上向きに傾斜する左右一対の弾性受止片１７，１７が相対向状に突設されている。従って、ハウジング３内に前記マグネット部材４を嵌入させると、この各弾性受止片１７，１７が各ヨーク１５の後端縁部により押し下げられ、それによって生じる弾性力によりマグネット部材４が上方に付勢されるようになっている。
【００３５】
この弾性受止片１７により、開閉扉を繰り返し開閉するときにマグネット部材４にかかる衝撃力を緩衝することができ、また、マグネット部材４の姿勢を適正な方向に修正させることができる。
前記各係止アーム５，５は、ほぼＬ字形のアーム状に形成され、その基端部分がハウジング３の側壁３Ｂの後端部に一体的に突設され、その先端部分が前記バンパー部９の内部に位置するようにハウジング３の前方に延出され、そのアーム長手方向中途部の外面側に前記係止片６が突設されている。
【００３６】
図２及び図５に示すように、この係止片６のプレート２の裏面に対する引っ掛け面６Ａは、ハウジング３の前方側（図５の上側）に向かうに従って同ハウジング３の幅方向内側に傾斜する形状に形成されていて、これにより、取付対象であるプレート２の厚さｔが変化しても、係止アーム５の弾性変形の度合いに応じて係止片６をプレート２の裏面に適切に係合させることができ、種々の厚さｔのプレート２に対してハウジング３を固定できるようになっている。
【００３７】
また、本実施形態では、上記のように傾斜状した引っ掛け面６Ａに、凹凸条又はシボ加工（図示せず）が設けられており、この凹凸条等の滑り止め作用によって係止片６の引っ掛かり度合いを増大させ、マグネットキャッチ１の固定強度を高めるようにしている。
図２及び図５に示すように、取付対象であるプレート２の裏面に係合しない各係止片６，６の背面側には、ハウジング３の前方側（図５の上方側）に向かうに従って同ハウジング３の幅方向外側に傾斜するガイド面６Ｂが形成されており、このガイド面６Ｂによって係止アーム５をハウジング３の幅方向内側に自動的に弾性変形させ、両係止アーム５，５を取付孔１０に強制的に押し込むだけでマグネットキャッチ１をプレート２に取り付けられるようにしてある。
【００３８】
図５において仮想線で示すように、各係止アーム５，５の基端部に、その表側と裏側の両方に補強リブ１８，１９を設けることにしてもよく、かかる補強リブ１８，１９を係止アーム５の表裏両側に設けることにより、係止アーム５付きのハウジング３を一体成形する際に樹脂の引け（即ち収縮）によって係止アーム５が内股状又は外股状に変形するのが防止されるとともに、補強リブ１８，１９により十分な弾性力を確保し、耐久性の向上を図っている。なお、表側の補強リブ１８又は裏側の補強リブ１９のうちのいずれか一方のみを設けてもよい。
【００３９】
次に、上記構成に係るマグネットキャッチ１の作用を説明する。
まず、本実施形態のマグネットキャッチ１を取付対象であるプレート２に取り付けるには、ハウジング３の後端側（各係止アーム５，５の基端側）をプレート２の取付孔１０に臨ませ、同ハウジング３を各係止アーム５，５と一緒に当該取付孔１０に強制的に押し込めばよい。
【００４０】
すると、前記ガイド面６Ｂにより係止アーム５が互いに対向内方に撓み、係止片６がプレート２の取付孔１０を通過した時点で係止アーム５がその弾性で元の対向外方に復帰し、ハウジング３の鍔部３Ｃがプレート２の裏面に当接した状態で係止片６の引っ掛け面６Ａがプレート２の裏面に当接し、これによってハウジング３がプレート２に対して固定されることになる。
【００４１】
このようにして、係止片６がプレート２の裏面に引っ掛かると、ハウジング３はプレート２に対して確実かつ安定的に固定され、その後は人為的に係止アーム５を弾性変形させない限り、係止片６をプレート２から外すことができない。
そこで、リサイクルなどのためにマグネットキャッチ１をプレート２から取り外す場合には、プレート２の表面側に露出している解除部７の解除片８に爪の先又は工具の先端等を引っ掛けて係止アーム５の先端部分をハウジング３の幅方向中央側に強制的に弾性変形させ、これによって係止片６のプレート２の裏面に対する係合を解除してからハウジング３を手前に抜き取るようにすればよい。
【００４２】
一方、本実施形態では、係止片６が各係止アーム５，５の外面側（弾性変形の復帰側）に向けられており、しかも、その係止片６の引っ掛け面６Ａがハウジング３の前方側に向かうに従って同ハウジング３の幅方向内側に傾斜しているので、プレート２の板厚ｔが多少変化しても弾性変形している係止アーム５の各係止片６，６の引っ掛け面６Ａがプレート２の裏面に対して確実に引っ掛かり、ハウジング３をプレート２に対して確実かつ強固に固定することができる。
【００４３】
すなわち、図５に示すように、プレート２の板厚ｔが例えばｔ１，ｔ２，ｔ３と変化した場合でも、薄い板厚ｔ１のとき（図５の破線）には、係止アーム５が若干内側に倒れた状態で引っ掛け面６Ａが取付孔１０の端縁に引っ掛かり、やや厚い板厚ｔ２のとき（図５の一点鎖線）には、係止アーム５がそれよりやや大きく内側に倒れた状態で引っ掛け面６Ａが取付孔１０の端縁に引っ掛かり、厚い板厚ｔ３のとき（図５の二点鎖線）には、係止アーム５が更に大きく内側に倒れた状態で引っ掛け面６Ａが取付孔１０の端縁に引っ掛かり、いずれの場合においても、係止アーム５の弾性変形の度合いに応じて係止片６をプレート２の裏面に適切に係合させることができ、種々の厚さｔのプレート２に対してハウジング３を確実に固定できるようになる。
【００４４】
なお、本実施形態では、プレート２の板厚ｔがｔ１＝１．０ｍｍ、ｔ２＝１．２ｍｍ、ｔ３＝１．６ｍｍのいずれにも対応できるように（従って、板厚ｔがｔ１〜ｔ３の中間寸法であっても対応できる）、係止片６の引っ掛け面６Ａの傾斜度合いを設定してある。
図６は、本発明を採用したマグネットキャッチ１の第二の実施形態を示している。
【００４５】
本実施形態のマグネットキャッチ１が第一実施形態のものと異なる点は、係止アーム５の解除片８、ハウジング３のバンパー部９、ハウジング３の切欠部１３をそれぞれ省略した点にあり、その他の構成は、第一実施形態の場合と同じである。
従って、本実施形態においても、プレート２の表面側に露出している係止アーム５の先端部分に形成された解除部７をハウジング３の幅方向中央側に強制的に弾性変形させることにより、係止片６のプレート２の裏面に対する係合をプレート２の表面側から行うことができ、隠しタイプのマグネットキャッチ１であるにも拘らず、リサイクル処理等に際する当該キャッチ１の取り外し作業を容易にすることができる。
【００４６】
なお、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではない。
例えば、係止片６の引っ掛け面６Ａは、凹状又は凸状の湾曲面で構成することもできるし、アーム長手方向（図５の上下方向）に対して垂直な段差面で構成することもできる。さらには、当該引っ掛け面６Ａを先端側に向かって低くなる階段状段部とすることもできる。
【００４７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鍔部よりも後方の大部分がプレートの裏面側に隠れた状態で同プレートに固定されているハウジングをプレートの表面側から取り外すことができるので、隠しタイプのマグネットキャッチであるにも拘らず、リサイクル処理等に際する当該キャッチの取り外し作業を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第一実施形態に係るマグネットキャッチの全体斜視図である。
【図２】同マグネットキャッチの取り付け状態を示す正面断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線断面図である。
【図４】（ａ）はハウジングの正面図、（ｂ）はハウジングの平面図、（ｃ）はハウジングの底面図である。
【図５】プレートの板厚変化に対する係止アームの曲がり度合いを示す拡大正面図である。
【図６】第二実施形態に係るマグネットキャッチの分解斜視図である。
【符号の説明】
１マグネットキャッチ
２プレート
３ハウジング
３Ａ対向壁
３Ｃ鍔部
３Ｅ前面
４マグネット部材
５係止アーム
６係止片
６Ａ引っ掛け面
６Ｂガイド面
７解除部
８解除片
９バンパー部
１０取付孔
１２嵌合突起
１３切欠部
１８補強リブ
１９補強リブ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
 The present invention relates to a magnet catch that is attached to, for example, hinged doors such as furniture and cabinets, or an opening to which the wing is attached, and holds the wing in a closed state by magnetic force.
[0002]
[Prior art]
 This type of magnet catch is usually fixed to a box body such as a cabinet with a set screw. However, if it is necessary to separate each part when recycling the cabinet, this magnet catch It is necessary to remove the set screw one by one. Further, if the entire housing of the magnet catch is exposed on the surface side of the plate to be attached, the storage space in the box body is affected by the catch.
[0003]
 Therefore, even if the set screw is not used, the housing can be fixed to the plate with a single touch by simply inserting it into the mounting hole, and after the mounting, a large portion of the housing is hidden on the back side of the plate. A type of magnet catch has already been developed (see, for example, Japanese Utility Model Publication No. 3-15735). This conventional magnet catch includes a housing having a flange at the front end and an outer side in the width direction of the housing on the rear side of the flange. A pair of left and right locking pieces provided in the housing so as to be able to move in and out in the same direction in a state of being biased by, a magnet member housed in the housing so as to be exposed from the front surface of the housing, It has.
[0004]
 According to the magnet catch, when the housing is forcibly inserted into the mounting hole formed in the plate to be mounted, the locking piece is fixed to the plate when the flange portion of the housing comes into contact with the surface of the plate. Engage with the back. For this reason, the edge on the mounting hole side of the plate is sandwiched from the front and back between the collar and the locking piece, so that most of the rear of the collar is hidden behind the plate. In addition, the housing can be fixed to the plate with a single touch.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
 As described above, in order to recycle the cabinet or the like, it is necessary to remove the magnet catch including the metal part (magnet member yoke), the metal hinge, and the like from the box body.
 However, in the conventional hidden magnet catch described above, the engaging piece that engages with the back surface of the plate to be attached is hidden with the housing on the back surface side of the plate, so that it is not from the back surface side of the plate. The stopper cannot be released from the back of the plate.
[0006]
 Therefore, in the conventional hidden type magnet catch, when removing the magnet catch during recycling processing, the catch cannot be removed unless the box body and the hinged door composed of the plate to be attached are torn down, There is a drawback that the work of removing the catch is very difficult.
 In view of such circumstances, the present invention provides a hidden type magnetic catch in which the housing is fixed to the plate in a state where the rearmost part of the plate is hidden from the back side of the plate. An object of the present invention is to facilitate removal of the catch.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
 In order to achieve the above object, the present invention takes the following technical means.
 That is, the present inventionA housing having a flange and an opening at the front end, and a base end portion integrally connected to a rear end portion of both side walls in the width direction of the housing, and a tip end portion exposed on the surface side of the plate to be mounted A pair of left and right latching arms that are elastically deformable in the width direction of the housing extending forward, and projecting on the outer surface side of the middle part in the longitudinal direction of each latching arm and on the rear side of the flange A pair of left and right locking pieces that can be moved in and out in the same direction while being biased outward in the width direction of the housing, and a magnet housed inside the housing so as to be exposed from the front surface of the housing And the locking piece engages with the back surface of the plate when the flange portion of the housing inserted into the mounting hole formed in the mounting target plate contacts the surface of the plate. You Accordingly, the housing is a magnet catch that is fixed to the plate in a state in which most of the rear side of the flange portion is hidden behind the plate, and the engagement of the locking piece to the back surface of the plate The release portion exposed to the front surface side of the plate is configured by the distal end portion of each locking arm, and the distal end edge of the release portion is substantially flush with the front surface of the housing or slightly rearward from the front surface. As described above, the extension length of the locking arm is set..
[0008]
 Also,In a hidden type magnet catch in which the housing is fixed to the plate in a state where most of the rear side of the flange is hidden behind the plate to be attached, the engagement of the locking piece to the back surface of the plate is released. The release part for this is provided in the said housing so that it may be exposed to the surface side of the said plate.
[0009]
 In this case, since the release portion for releasing the engagement of the locking piece with respect to the back surface of the plate is exposed on the surface side of the plate, the release portion is operated from the surface side of the plate to By releasing the engagement to the back surface after releasing the engagement to the back surface, the housing is removed from the front surface side of the plate even though most of the housing behind the collar is hidden behind the back surface of the plate. Easy to remove.
[0010]
 In the present invention described above, the release portion can be formed of a separate member from the housing. However, in order to reduce the number of parts and reduce the manufacturing cost, it is preferable that the release portion be integrated with the housing as much as possible.
 Accordingly, the present invention provides a base end portion that is integrally connected to both side surfaces of the housing in the width direction, and that the front end portion extends in the width direction of the housing so as to be exposed on the surface side of the plate to be attached. It is recommended to provide a pair of left and right locking arms that are elastically deformable.
[0011]
 When such a locking arm is employed, a locking piece projects from the outer surface of the locking arm in the longitudinal direction of the locking arm, and a release portion is formed by the tip of each locking arm. Since the stop piece and the release portion can be integrated with the housing via the locking arm, an increase in the number of parts associated with the release portion being a separate part can be prevented.
[0012]
 Further, if the release portion is provided with a release piece that protrudes in the same direction as the locking piece on the surface side of the plate to be mounted, the tip of a nail or the tip of a minus driver is provided on the back side of the release piece. Since the front end of the locking arm is easily elastically deformed in the release direction, the housing can be removed more easily than when the release piece is not provided (see FIG. 6).
[0013]
 It is preferable that the release piece is disposed at a central portion of the front end edge of the locking arm, and the locking piece is disposed in a state of being divided at both ends in the width direction of the locking arm.
 The release piece is preferably thinner than the flange so that a gap is formed between the back surface of the release piece and the surface of the plate.
[0014]
 On the other hand, since this type of magnet catch is to attract the other steel plate with a magnet member exposed from the front surface of the housing, when a disturbing member projects forward from the front surface of the housing, There is a possibility that the adsorption by the magnet member is hindered. Therefore, it is preferable that the release portion is formed in a shape that does not protrude forward from the front surface of the housing so that the adsorption by the magnet member is not hindered by providing the release portion.
[0015]
 Further, in the present invention, at the front end of both side walls in the width direction of the housing, it is formed in a frame shape surrounding the release portion of the locking arm on the surface side of the plate to be attached so as not to protrude forward from the front surface of the housing. If the bumper part is protruded, the bumper part can prevent the article from hitting the release part of the locking arm and naturally coming off, and the bumper part is brought into contact with the surface of the plate. Thus, the mounting state of the housing with respect to the plate can be stabilized.
[0016]
 Note that it is preferable that the bumper portion is also formed in a shape that does not protrude forward from the front surface of the housing so that the adsorption by the magnet member is not hindered by providing the bumper portion.
 Moreover, it is preferable that a bumper part is arrange | positioned so that a back surface may become flush with the back surface of the said collar part.
[0017]
 Further, in the present invention described above, the hooking surface of each locking piece that engages with the back surface of the plate to be attached may be formed so as to be inclined inward in the width direction of the housing toward the front side of the housing. For example, even if the thickness of the plate to be attached changes, the locking piece can be appropriately engaged with the back surface of the plate according to the degree of elastic deformation of the locking arm, The housing can be fixed to the plate.
[0018]
 When such a hooking surface is employed, if the hooking surface of each locking piece is formed with a concavo-convex line or texture, the degree of hooking of the locking piece can be increased due to the anti-slip action of the concavo-convex line or the like. The fixing strength of the magnet catch can be increased.
 Moreover, it is preferable to form the guide surface which inclines outside the width direction of the housing toward the front side of the housing on the back side of each locking piece that does not engage with the back surface of the plate to be attached. In this case, if the locking arm is forcibly pushed into the mounting hole together with the housing, the guide surface is automatically elastically deformed inward in the width direction of the housing, so the housing is forcibly pushed into the mounting hole. The magnet catch can be attached to the plate simply, and the attachment work becomes easy.
[0019]
 Furthermore, in the present invention, in order to reinforce the base end portion of each locking arm and improve its elastic return force, it is preferable to provide a reinforcing rib at the base end portion of each locking arm. However, if such a reinforcing rib is provided only on the front side or the back side of the locking arm, when the housing with the locking arm is integrally formed of synthetic resin, the locking arm is moved to the housing side or the opposite side by the resin pulling. Bending may cause defective products.
[0020]
 Therefore, in the present invention, it is recommended to prevent the bending of the locking arm due to the above-mentioned resin shrinkage by projecting the reinforcing rib at the base end portion of each locking arm to the front side, back side or both sides. To do.
 In addition, in the magnet catch of the present invention, when adopting a housing having a pair of opposing walls facing each other to sandwich the magnet member, a fitting projection for locking the magnet member is provided on the inner side surfaces of the opposing walls. By providing, the magnet member can be attached so as not to be detached from the housing.
[0021]
 And in the case of providing such a fitting protrusion, if a notch part formed by notching a part of the periphery of the fitting protrusion in the both opposing walls or one of the opposing walls is formed on the opposing wall, Even if the thickness of the facing wall is not excessively thinned, the portion surrounded by the notch is easily bent in the front and back direction of the facing wall.
 Therefore, when the magnet member is incorporated from the opening of the housing, the fitting projection is easily bent outward by the magnet member, and therefore, the insertion operation of the magnet member into the housing is facilitated. Further, when the magnet member is forcibly pushed in, the fitting protrusion in the housing is prevented from being scraped off by the same member, so that the magnet member can be securely fixed and prevented from unexpectedly falling out of the housing. be able to.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
 1 to 5 show a first embodiment of a magnet catch 1 according to the present invention. As shown in FIG. 1, the magnet catch 1 is detachably attached from the surface side to a plate 2 to be attached constituting a box body of a cabinet or equipment case, and opens and closes at an opening of the box body. A freely adsorbed plate on the side of the open / close door (not shown) is adsorbed by a magnetic force to hold the open / close door in a closed position.
[0023]
 The magnet catch 1 of the present embodiment includes a housing 3 made of a synthetic resin that is mounted on the plate 2 in a state where most of the magnet catch 1 is hidden behind the plate 2, and a magnet member 4 housed in the housing 3. It is equipped with. The housing 3 is formed in a box frame shape that is long in the width direction from a pair of opposing walls 3A, 3A that constitute the long side and side walls 3B, 3B on both sides in the width direction that constitute the short side. ing. At the front ends of the facing walls 3A, 3A, a flange 3C is formed protruding outward in the facing direction, and an opening for inserting the magnet member 4 in the front part of the housing 3 (upper part in FIG. 1). Part 3D is formed.
[0024]
 In addition, although the collar part 3C of the example is formed in a shape that is continuous along the width direction of the housing 3, the collar part 3C may be divided in the middle, and small pieces are arranged in the width direction of the housing 3. It may be arranged side by side along the interval.
 A pair of left and right locking arms 5, 5 that are elastically deformable in the width direction of the housing 3 are integrally projected on the outer side surfaces of both side walls 3 B, 3 B in the width direction of the housing 3. Each of the locking arms 5 and 5 is composed of an arm member whose base end portion is curved toward the housing 3 and whose tip end portion is straight, and the base end portion is formed at the rear end portion of both side walls 3B and 3B of the housing 3. The end portions of the housing 3 are integrally connected and extend toward the front side of the housing 3.
[0025]
 Triangular locking pieces 6, 6 projecting outward in the width direction of the housing 3 are integrally formed on the outer surface side of each locking arm 5, 5 in the longitudinal direction of the arm. Each of the locking pieces 6, 6 is for hooking on the back surface of the plate 2 when the flange portion 3 C of the housing 3 comes into contact with the surface of the plate 2, thereby fixing the housing 3 to the plate 2. .
[0026]
 As shown in FIG. 2, the distal ends of the locking arms 5 and 5 are extended forward so that the housing 3 is exposed to the surface side of the plate 2 to which it is attached when the plate 2 is attached. Thus, the tip of the claw or the tip of the tool is hooked from the surface side of the plate 2 to the tip of the locking arm 5, and the tip is then housing.3The engagement of the locking piece 6 with respect to the back surface of the plate 2 can be released by moving to the center in the width direction. Accordingly, the distal end portion of the locking arm 5 exposed on the front surface side of the plate 2 constitutes a release portion 7 for releasing the engagement of the locking piece 6 with respect to the back surface of the plate 2.
[0027]
 The release portion 7 of the present embodiment includes a release piece 8 formed in a small square piece shape that protrudes in the same direction as the locking piece 6 on the surface side of the plate 2 to be attached. The release piece 8 is for facilitating the catching of the tip of the nail, the tip of the tool, etc., and is disposed at the center of the tip edge of the locking arm 5 as shown in FIG. It protrudes toward the outside in the width direction. In order to prevent the release piece 8 from being removed from the molding die, the locking piece 6 avoids the portion where the release piece 8 is arranged, 5 in a state of being divided at both ends in the width direction.
[0028]
 By the way, since the magnet catch 1 of this embodiment adsorb | sucks the other party steel plate with the magnet member 4 exposed from the front surface 3E of the housing 3, it is a member which is obstructive ahead rather than the front surface 3E of the housing 3 If the protrusion protrudes, the adsorption by the magnet member 4 may be hindered.
 Therefore, in the present embodiment, by providing the release portion 7 (including the release piece 8) constituted by the tip portion of the locking arm 5, the adsorption by the magnet member 4 is not hindered. The extension length of the locking arm 5 is set so that the leading edge of the release portion 7 is substantially flush with the front surface 3E of the housing 3 or slightly behind the front surface 3E.
[0029]
 2 and 5, the release piece 8 of the present embodiment is slightly more than the flange portion 3 C so that a slight gap e is formed between the back surface and the surface of the plate 2. The tip of the nail or the tip of the tool is easily hooked on the back side of the release piece 8.
 The front end of both side walls 3B, 3B in the width direction of the housing 3 is formed in a U-shaped frame shape so as to extend outward in the width direction of the housing 3 and surround the front end portion (release portion 7) of the locking arm 5 from the outside. The bumper portion 9 is provided so as to protrude, and the bumper portion 9 is arranged so that the back surface thereof is flush with the back surface of the flange portion 3C. Accordingly, the bumper portion 9 has a function of stabilizing the mounting state of the housing 3 with respect to the plate 2 by bringing the bumper portion 9 into contact with the surface of the plate 2. It has a bumper function that prevents the article in the body from hitting and coming off naturally.
[0030]
 The bumper portion 9 has a housing so that the adsorption by the magnet member 4 is not hindered by the provision of the bumper portion 9.3The front surface 3E is formed with a thickness that does not protrude forward.
 As shown in FIG. 2, two guides along the insertion direction (vertical direction in FIG. 2) of the magnet member 4 are provided on the inner surfaces of the pair of opposing walls 3A and 3A facing each other to sandwich the magnet member 4. The rails 11 are projected in parallel with each other at a predetermined interval, so that the magnet member 4 can be smoothly inserted along the guide rail 11.
[0031]
 On the other hand, the magnet member 4 in the housing 3 includes a horizontally long rectangular block-shaped magnet 14 made of anisotropic ferrite, isotropic ferrite, rubber magnet, or the like, and a pair of yokes 15 adsorbed on both front and back sides of the magnet 14. 15, and a fitting hole 16 into which a fitting projection 12 described later is fitted is formed at the center of each yoke 15, 15.
[0032]
 As shown in FIGS. 2 and 3, fitting projections 12, 12 that are engaged with the magnet member 4 from the front and back sides are provided at the center of the inner surface of the pair of opposing walls 3 A, 3 A that constitute the housing 3. ing. The opposing walls 3A and 3A having the fitting projections 12 and 12 (which may be one opposing wall 3A) are formed by notching portions around the fitting projections 12 in the opposing wall 3A. A letter-shaped notch 13 is provided in a penetrating manner.
[0033]
 Therefore, the opening of the housing 33DWhen the magnet member 4 is forcibly inserted, the fitting protrusions 12 in the housing 3 are fitted into the fitting holes 16 of the yokes 15 and 15 constituting the magnet member 4, whereby the magnet member 4 is moved into the housing. 3 is prevented from coming off.
 In this case, in the present embodiment, both of the fitting protrusions 12 (which may be one) may be easily bent on the front and back of the facing wall 3A by the cutout portion 13, so that the magnet member 4 can be easily inserted, and The fitting protrusion 12 is not scraped off by the yoke 15, the fixing of the magnet member 4 by the fitting protrusion 12 is ensured, and the magnet member 4 is prevented from rattling or unintentionally coming out in the housing 3. be able to.
[0034]
 Since the portion surrounded by the notch 13 is easily bent in the front and back direction of the opposing wall 3A, the magnet member 4 can be easily attached to the housing 3 without reducing the thickness of the opposing wall 3A excessively. Can be fitted inside.
 As shown in FIGS. 2 to 4, a pair of left and right elastic receiving pieces 17, 17 that incline upward toward the inside of the housing 3 are provided at the rear end portions of the inner surfaces of the side walls 3 B, 3 B in the width direction of the housing 3. It protrudes in a mutually opposing manner. Therefore, when the magnet member 4 is inserted into the housing 3, the elastic receiving pieces 17 and 17 are pushed down by the rear end edges of the yokes 15, and the elastic force generated thereby causes the magnet member 4 to be attached upward. Has come to be.
[0035]
 The elastic receiving piece 17 can buffer the impact force applied to the magnet member 4 when the door is repeatedly opened and closed, and the posture of the magnet member 4 can be corrected in an appropriate direction.
 Each of the locking arms 5 and 5 is formed in a substantially L-shaped arm shape, and its base end portion projects integrally with the rear end portion of the side wall 3B of the housing 3, and its front end portion is the bumper portion.9Is extended to the front of the housing 3 so as to be located inside, and the locking piece 6 projects from the outer surface side of the middle part in the longitudinal direction of the arm.
[0036]
 As shown in FIGS. 2 and 5, the hooking surface 6 A of the locking piece 6 with respect to the back surface of the plate 2 is inclined inward in the width direction of the housing 3 toward the front side of the housing 3 (upper side in FIG. 5). Even if the thickness t of the plate 2 to be attached is changed, the locking piece 6 is appropriately attached to the back surface of the plate 2 according to the degree of elastic deformation of the locking arm 5. Can be engaged, various thicknesstHousing against plate 23Can be fixed.
[0037]
 In the present embodiment, the hook surface 6A that is inclined as described above is provided with irregularities or textures (not shown), and the latching piece 6 is caught by the anti-slip action of the irregularities. The degree is increased and the fixing strength of the magnet catch 1 is increased.
 As shown in FIGS. 2 and 5, on the back side of each of the locking pieces 6, 6 that do not engage with the back surface of the plate 2 to be attached, as it goes toward the front side of the housing 3 (upper side in FIG. 5). A guide surface 6B that is inclined outward in the width direction of the housing 3 is formed, and the locking arm 5 is automatically elastically deformed inward in the width direction of the housing 3 by the guide surface 6B. The magnet catch 1 can be attached to the plate 2 simply by forcibly pushing it into the attachment hole 10.
[0038]
 As indicated by phantom lines in FIG. 5, reinforcing ribs 18 and 19 may be provided on both the front side and the back side at the base ends of the locking arms 5 and 5. By providing the front and back sides of the locking arm 5, the locking arm 5 is deformed into an inner crotch shape or an outer crotch shape due to resin shrinkage (ie, contraction) when the housing 3 with the locking arm 5 is integrally formed. In addition to being prevented, the reinforcing ribs 18 and 19 ensure sufficient elastic force to improve durability. One of the front-side reinforcing rib 18 and the back-side reinforcing rib 19ofMay be provided.
[0039]
 Next, the operation of the magnet catch 1 according to the above configuration will be described.
 First, in order to attach the magnet catch 1 of this embodiment to the plate 2 to be attached, the rear end side of the housing 3 (the base end side of each locking arm 5, 5) faces the mounting hole 10 of the plate 2. The housing 3 may be forcibly pushed into the mounting hole 10 together with the locking arms 5 and 5.
[0040]
 Then, the locking arm 5 bends inward and opposite to each other by the guide surface 6B, and when the locking piece 6 passes through the mounting hole 10 of the plate 2, the locking arm 5 returns to its original opposite outer side due to its elasticity. Then, the hooking surface 6A of the locking piece 6 comes into contact with the back surface of the plate 2 in a state in which the flange portion 3C of the housing 3 is in contact with the back surface of the plate 2, whereby the housing 3 is fixed to the plate 2. become.
[0041]
 Thus, when the locking piece 6 is caught on the back surface of the plate 2, the housing 3 is securely and stably fixed to the plate 2, and thereafter, unless the locking arm 5 is artificially deformed elastically, The stop piece 6 cannot be removed from the plate 2.
 Therefore, when the magnet catch 1 is removed from the plate 2 for recycling or the like, the tip of the nail or the tip of the tool is hooked on the release piece 8 of the release portion 7 exposed on the surface side of the plate 2 and locked. If the distal end portion of the arm 5 is forcibly elastically deformed toward the center in the width direction of the housing 3, thereby releasing the engagement of the locking piece 6 with respect to the back surface of the plate 2, the housing 3 is withdrawn to the front. Good.
[0042]
 On the other hand, in the present embodiment, the locking piece 6 is directed to the outer surface side (elastic deformation return side) of each locking arm 5, 5, and the hooking surface 6 A of the locking piece 6 is the housing 3. Since it inclines in the width direction inner side of the housing 3 toward the front side, the plate thickness of the plate 2tThe hooking surface 6A of each of the locking pieces 6 and 6 of the locking arm 5 that is elastically deformed even if there is a slight change securely hooks against the back surface of the plate 2, and the housing 3 is securely and firmly against the plate 2. Can be fixed to.
[0043]
 That is, as shown in FIG.tFor example, when the thickness is changed to t1, t2, and t3, when the thickness t1 is thin (broken line in FIG. 5), the hooking surface 6A is the edge of the mounting hole 10 with the locking arm 5 slightly tilted inward. When the plate thickness t2 is slightly thick (the one-dot chain line in FIG. 5), the hook surface 6A is caught on the edge of the mounting hole 10 with the locking arm 5 falling slightly inward, and the thick plate When the thickness is t3 (two-dot chain line in FIG. 5), the hooking surface 6A is hooked on the edge of the mounting hole 10 in a state where the locking arm 5 is further greatly tilted inward, and in any case, the locking arm The locking piece 6 can be appropriately engaged with the back surface of the plate 2 in accordance with the degree of elastic deformation of the plate 5, and has various thicknesses.tThe housing 3 can be securely fixed to the plate 2.
[0044]
 In this embodiment, the plate thickness t of the plate 2 can correspond to any of t1 = 1.0 mm, t2 = 1.2 mm, and t3 = 1.6 mm (thus, the plate thickness t is t1 to t3). The degree of inclination of the hooking surface 6A of the locking piece 6 is set.
 FIG. 6 shows a second embodiment of the magnet catch 1 employing the present invention.
[0045]
 The magnet catch 1 of this embodiment is different from that of the first embodiment in that the release piece 8 of the locking arm 5, the bumper portion 9 of the housing 3, and the cutout portion 13 of the housing 3 are omitted. The configuration of is the same as in the case of the first embodiment.
 Therefore, also in this embodiment, by forcibly elastically deforming the release portion 7 formed at the distal end portion of the locking arm 5 exposed on the surface side of the plate 2 toward the center side in the width direction of the housing 3, The engaging piece 6 can be engaged with the back surface of the plate 2 from the front surface side of the plate 2, and although it is a hidden type magnetic catch 1, the operation of removing the catch 1 during recycling processing or the like can be performed. Can be easily.
[0046]
 The present invention is not limited to the above-described embodiments.
 For example, the hooking surface 6A of the locking piece 6 can be constituted by a concave or convex curved surface, or can be constituted by a step surface perpendicular to the arm longitudinal direction (vertical direction in FIG. 5). . Furthermore, the hook surface 6A can be a stepped step portion that decreases toward the tip side.
[0047]
【The invention's effect】
 As described above, according to the present invention, the housing fixed to the plate can be removed from the front surface side of the plate in a state where most of the rear side of the collar portion is hidden behind the back surface side of the plate. In spite of the hidden type magnetic catch, it is possible to facilitate the work of removing the catch during the recycling process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall perspective view of a magnet catch according to a first embodiment.
FIG. 2 is a front cross-sectional view showing an attached state of the magnet catch.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4A is a front view of the housing, FIG. 4B is a plan view of the housing, and FIG. 4C is a bottom view of the housing.
FIG. 5 is an enlarged front view showing a degree of bending of the locking arm with respect to a change in the plate thickness.
FIG. 6 is an exploded perspective view of a magnet catch according to a second embodiment.
[Explanation of symbols]
 1 Magnet catch
 2 plates
 3 Housing
 3A facing wall
 3C Isobe
 3E front
 4 Magnet members
 5 Locking arm
 6 Locking piece
 6A Hook surface
 6B Guide surface
 7 Release part
 8 Release piece
 9 Bumper
10 Mounting hole
12 Mating protrusion
13 Notch
18 Reinforcing rib
19 Reinforcement rib

Claims

前端に鍔部（３Ｃ）と開口部（３Ｄ）とを有するハウジング（３）と、このハウジング（３）の幅方向両側壁（３Ｂ、３Ｂ）の後端部に基端部分が一体に連結されかつ先端部分が取付対象であるプレート（２）の表面側に露出するように前方に延設された前記ハウジング（３）の幅方向に弾性変形自在な左右一対の係止アーム（５、５）と、この各係止アーム（５、５）のアーム長手方向中途部の外面側に突設されかつ前記鍔部（３Ｃ）の後方側において前記ハウジング（３）の幅方向外側に付勢された状態で同方向に出退自在となる左右一対の係止片（６、６）と、前記ハウジング（３）の前面（３Ｅ）から露出するように当該ハウジング（３）の開口部（３Ｄ）から内部に収納されたマグネット部材（４）と、を備えており、取付対象であるプレート（２）に形成した取付孔（１０）に挿入された前記ハウジング（３）の鍔部（３Ｃ）が同プレート（２）の表面に当接したときに前記係止片（６）が当該プレート（２）の裏面に係合することにより、前記鍔部（３Ｃ）よりも後方の大部分が前記プレート（２）の裏面側に隠れた状態で前記ハウジング（３）が前記プレート（２）に固定されるマグネットキャッチであって、
前記係止片（６）の前記プレート（２）の裏面に対する係合を解除するために前記プレート（２）の表面側に露出する解除部（７）が前記各係止アーム（５、５）の先端部分によって構成され、
前記解除部（７）の先端縁が前記ハウジング（３）の前面（３Ｅ）とほぼ面一又は前面（３Ｅ）から若干後方に位置するように、前記係止アーム（５）の延設長さが設定されていることを特徴とするマグネットキャッチ。A base portion is integrally connected to a rear end portion of the housing (3) having a flange portion (3C) and an opening portion (3D) at the front end, and both side walls (3B, 3B) in the width direction of the housing (3). A pair of left and right locking arms (5, 5) that are elastically deformable in the width direction of the housing (3) extended forward so that the front end portion is exposed on the surface side of the plate (2) to be attached. And projecting on the outer surface side of the middle part in the longitudinal direction of each locking arm (5, 5) and urged outward in the width direction of the housing (3) on the rear side of the flange (3C) . left right pair of engaging pieces in the same direction that Do freely projecting and retracting (6,6) state, opening in the front the housing so as to be exposed from the (3E) (3) of the housing (3) (3D ) and magnet member (4) that is housed inside the equipped with, in mounting object That the plate the locking piece when the flange portion (3C) is in contact with the surface of the plate (2) of the inserted said housing to a mounting hole formed in (2) (10) (3) (6) by engaging the rear surface of the plate (2), said housing (3) is the plate with hidden state on the back side of the flange portion (3C) wherein the majority of the rear plate than (2) (2 ) to be a magnet catch to be fixed,
Said plate (2) release unit (7) each locking arm exposed on the surface side of the plate (2) in order to release the engagement with the rear surface of the locking piece (6) (5,5) Composed of the tip part of
The extension length of the locking arm (5) so that the front edge of the release portion (7) is substantially flush with the front surface (3E) of the housing (3) or slightly rearward from the front surface (3E). Magnet catch characterized by that is set .

解除部（７）は、取付対象であるプレート（２）の表面側において係止片（６）と同じ向きに突出する解除片（８）を備え、この解除片（８）は前記係止アーム（５）の先端縁の中央部分に配置され、前記係止片（６）は前記係止アーム（５）の幅方向両端部に分断された状態で配置されている請求項１に記載のマグネットキャッチ。 The release portion (7) includes a release piece (8) protruding in the same direction as the locking piece (6) on the surface side of the plate (2) to be attached, and the releasing piece (8) is the locking arm. 2. The magnet according to claim 1, wherein the magnet is disposed at a central portion of a tip edge of (5), and the locking piece (6) is divided at both ends in the width direction of the locking arm (5). catch.

解除片（８）は、その裏面とプレート（２）の表面との間に間隙（ｅ）が形成されるように、前記鍔部（３Ｃ）よりも薄肉とされている請求項２に記載のマグネットキャッチ。 3. The release piece (8) according to claim 2 , wherein the release piece (8) is thinner than the flange (3 C) so that a gap (e) is formed between the back surface and the surface of the plate (2) . magnet catch.

ハウジング（３）の幅方向両側壁（３Ｂ、３Ｂ）の前端に、ハウジング（３）の前面（３Ｅ）よりは前方に突出しないように取付対象であるプレート（２）の表面側において係止アーム（５）の解除部（７）を取り囲む枠状に形成されたバンパー部（９）が突設され、
このバンパー部（９）は裏面が前記鍔部（３Ｃ）の裏面と面一になるように配置されている請求項１〜３のいずれかに記載のマグネットキャッチ。 Locking arms on the front side of the widthwise side walls (3B, 3B) of the housing (3) on the surface side of the plate (2) to be mounted so as not to protrude forward from the front surface (3E) of the housing (3) A bumper part (9) formed in a frame shape surrounding the release part (7) of (5) is projected,
The magnet catch according to any one of claims 1 to 3, wherein the bumper portion (9) is disposed so that a back surface thereof is flush with a back surface of the flange portion (3C) .

取付対象であるプレート（２）の裏面に係合する各係止片（６、６）の引っ掛け面（６Ａ）が、ハウジング（３）の前方側に向かうに従って同ハウジング（３）の幅方向内側に傾斜する形状に形成されている請求項１〜４のいずれかに記載のマグネットキャッチ。 The hook surface (6A) of each locking piece (6, 6) that engages with the back surface of the plate (2) to be attached is directed to the front side of the housing (3) in the width direction of the housing (3). magnet catch according to any one of claims 1-4, which is formed in a shape inclined.

各係止片（６、６）の引っ掛け面（６Ａ）に、凹凸条又はシボ加工が形成されている請求項５に記載のマグネットキャッチ。The magnet catch according to claim 5 , wherein the hooking surface (6 A) of each locking piece (6, 6) is formed with irregularities or textures .

取付対象であるプレート（２）の裏面に係合しない各係止片（６、６）の背面側に、ハウジング（３）の前方側に向かうに従って同ハウジング（３）の幅方向外側に傾斜するガイド面（６Ｂ）が形成されている請求項１〜６のいずれかに記載のマグネットキャッチ。 Inclined outward in the width direction of the housing (3) toward the front side of the housing (3) on the back side of each locking piece (6, 6) that does not engage with the back surface of the plate (2) to be attached. The magnet catch according to any one of claims 1 to 6, wherein a guide surface (6B) is formed.

各係止アーム（５、５）の基端部の表側又裏側若しくはその表裏双方に、補強リブ（１８、１９）が設けられている請求項１〜７のいずれかに記載のマグネットキャッチ。 On the front side on the back side or front and back both its proximal end of the locking arm (5,5), a magnet catch according to any one of claims 1-7 reinforcing ribs (18, 19) are al provided.

ハウジング（３）はマグネット部材（４）を挟持する相対向する一対の対向壁（３Ａ）を備えており、この両対向壁（３Ａ）の内側面にマグネット部材（４）を係止する嵌合突起（１２）が設けられ、その両対向壁（３Ａ）又はいずれか一方の対向壁（３Ａ）における嵌合突起（１２）の周囲の一部分を切り欠いて形成した切欠部（１３）が当該対向壁（３Ａ）に形成されている請求項１〜８のいずれかに記載のマグネットキャッチ。 The housing (3) has a pair of opposing walls (3A) facing each other to sandwich the magnet member (4), and a fitting for locking the magnet member (4) to the inner side surfaces of the opposing walls (3A). Protrusions (12) are provided, and a notch (13) formed by notching a part of the periphery of the fitting protrusion (12) on both opposing walls (3A) or one of the opposing walls (3A). magnet catch according to any one of claims 1-8, which is formed in a wall (3A).