JP4383644B2 - 油圧緩衝器を利用した懸架装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、油圧緩衝器の外周にコイルスプリングを介装する油圧緩衝器を利用した懸架装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車両におけるサスペンション部材となるストラット型油圧緩衝器は、図4に示すようにコイルスプリング1が油圧緩衝器2の外周に介装され、このコイルスプリング1の付勢力でピストンロッド2bが伸長方向に付勢されている。
【0003】
このとき、コイルスプリング1は、下端が油圧緩衝器2の外殻をなす外筒2a側に連設された下方のばね受3に担持されながら、上端が油圧緩衝器2を構成するピストンロッド2b側に連設された上方のばね受4に係止され、上下のばね受3,4間に挟持された状態になる。このようにして、コイルスプリング1が油圧緩衝器2の外周に介装され、サスペンション部材となるストラット型油圧緩衝器が構成される。
【0004】
ところで、油圧緩衝器2に取付ける前のコイルスプリング1は、伸びきった状態では、上記のばね受3,4間の寸法よりもかなり長い自由長を有しており、これを上記のばね受3,4間に介装する際には、外力をかけて短縮しなければならない。
【0005】
そして、コイルスプリング1を所定の短縮状態に収縮させるについては、例えば、図5に示すように、コイルスプリング1の中間部1a,1bを治具(図示せず)を利用して収縮させ、この状態のまま、コイルスプリング1の下端を下方のばね受3に載置する。
【0006】
コイルスプリング1の下端を下方のばね受3に載置した状態で、ピストンロッド2b側に上方のばね受4を連設し、その後、ピストンロッド2bを徐々に押し下げながら、コイルスプリング1の上端をピストンロッド2b側に連設された上方のばね受4の座面に当接させる。
【0007】
その後、コイルスプリング1の上端を上方のばね受4に当接させたまま、コイルスプリング1を収縮させている治具を緩めてコイルスプリング1を徐々に伸長させ、コイルスプリング1を油圧緩衝器2の外周に介装する。
【0008】
最伸長状態の油圧緩衝器の上下のばね受4,3間にコイルスプリング1を組み込んだストラット型油圧緩衝器を車体に装着した場合、油圧緩衝器の外筒の下端に装着された車輪に負荷される車体重量によって発生する曲げモーメントを小さくするため、車体に装着する前のコイルスプリング1を組み込んだ状態の油圧緩衝器には、油圧緩衝器2の外周に傾斜した状態で介装されたコイルスプリング1により、上記曲げモーメントをキャンセルする逆向きの曲げモーメントを付与するのが一般的である。
【0009】
このため、コイルスプリング1の軸線Cを油圧緩衝器2の軸線Csに対して傾斜した状態に取付けるので、上記のばね受3,4は油圧緩衝器2の軸線Csに対して傾斜した状態で連設されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
コイルスプリング1の下端を下方のばね受3に載置した状態で、ピストンロッド2b側に連設された上方のばね受4を徐々に押し下げながら、コイルスプリング1の上端をばね受4の座面に当接させる際には、上記逆向きの曲げモーメントを付与するため、図5に示すように、コイルスプリング1の上端が上方のばね受4の座面に対してずれ、その一部が座面の外側にはみ出している。
【0011】
このため、コイルスプリング1の上端を上方のばね受4の座面に当接させる際に両者を位置合わせするためには、コイルスプリング1の中間部1a,1bを一様に収縮したときの軸線Caを、軸線Cの如く修正しコイルスプリング1の上端を上方のばね受4の座面側に移動させる必要がある。
【0012】
コイルスプリング1の傾斜を軸線Cの如く修正するには、コイルスプリング1を収縮する際に、座面の外側にはみ出している図5に示す右側の中間部1aの収縮量よりも、はみ出し側より180度ずれた左側の中間部1bの収縮量を大きくする方法がある。
【0013】
しかし、この方法では、螺旋状に巻かれ車種毎に異なるコイルスプリング1の線間距離によって、コイルスプリング1の左右の収縮量の差を調整する必要がある。この煩わしさを避けるため、通常は一様に圧縮して左右の収縮量を同じにすることが多い。
【0014】
一様に収縮したコイルスプリング1の上端を上方のばね受4の座面側に移動した状態で、上方のばね受4を押し下げ、コイルスプリング1の上端を上方のばね受4の座面に当接させると、当接部以外のコイルスプリング1の上端及び下端は、上方のばね受4及び下方のばね受3から浮き上がってしまうので、コイルスプリング1を上方のばね受4及び下方のばね受3の座面の所定位置に安定させつつ収容するのは容易ではない。
【0015】
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、油圧緩衝器の外周にコイルスプリングを介装する際の作業性を良くしてコストの低減を諮り、特に、ストラット型油圧緩衝器に最適となるコイルスプリングの取付け構造を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための第一の手段は、油圧緩衝器の外殻をなす外筒とピストンロッドとに下方のばね受と上方のばね受とをそれぞれ設け、上記各ばね受は螺旋状の座面と座面の外端又は内端に沿って起立する案内部とを有し、油圧緩衝器に対してオフセットしたコイルスプリングを収縮状態に維持しながら当該コイルスプリングの下端部を下方のばね受の座面上に載置するとともに、コイルスプリングの上端部を上方のばね受に対向するように傾斜状態を修正し、次いでピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下げながらコイルスプリングの上端部を上方のばね受の座面に当接させている油圧緩衝器を利用した懸架装置において、コイルスプリングの傾斜状態を修正したとき浮き上がる上下端部の任意巾の部位に対応する案内部をコイルスプリングの下端及び上端が当接している部分の案内部を基準にしてコイルスプリングの座面からの浮き上がり高さに応じて徐々に連続的に高くし、コイルスプリングの組み付け時に浮き上った上記部位が各々の座面からはみ出すのを防止することである。
【0017】
上記の課題を解決するため第二の手段は、油圧緩衝器の外殻をなす外筒とピストンロッドとに下方のばね受と上方のばね受とをそれぞれ設け、上記各ばね受は螺旋状の座面と座面の外端又は内端に沿って起立する案内部とを有し、油圧緩衝器に対してオフセットしたコイルスプリングを収縮状態に維持しながら当該コイルスプリングの下端部を下方のばね受の座面上に載置するとともに、コイルスプリングの上端部を上方のばね受に対向するように傾斜状態を修正し、次いでピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下げながらコイルスプリングの上端部を上方のばね受の座面に当接させている油圧緩衝器を利用した懸架装置において、コイルスプリングの傾斜状態を修正したとき浮き上がる上下端部の任意巾の部位に対応する案内部をコイルスプリングの座面への当接部を基準にして上記座面から浮き上がり高さに応じて部分的に高くし、コイルスプリングの組み付け時に浮き上った上記部位が各々の座面からはみ出すのを防止することである。
【0018】
このとき、コイルスプリングの当接部を基準にした座面の案内部は、コイルスプリングの浮き上がり高さに応じて連続的に高くしてもよいし、コイルスプリングの当接部を基準に座面を少なくともほぼ3等分した位置の座面の案内部を、コイルスプリングの浮き上がり高さに応じて当接部の案内部よりも部分的に高くしてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、油圧緩衝器2の外周にコイルスプリングを介装してストラット型油圧緩衝器とする際に、コイルスプリングの上端を上方のばね受の座面に合致させる手段に関するものである。
【0020】
まず、本発明に係わる油圧緩衝器の第1実施形態を図1に基づいて説明するが、従来技術と同一部分には同一の符号を用い、特に必要のない部分については説明を省略する。
【0021】
この発明によるストラット型油圧緩衝器にあっても、コイルスプリング1は、前記した図4に示す従来例と同じである。また、油圧緩衝器2は、前記従来技術と同様に車両におけるサスペンション部材となるとともに、上下のばね受14,13の間には、コイルスプリング1が油圧緩衝器2の軸線に対して傾斜した状態に介装されている。
【0022】
因みに、コイルスプリング1を油圧緩衝器2の外周に介装する際には、前記従来例の場合と同様に、図示しない治具を利用してコイルスプリング1の中間部1a,1bを収縮させ所定の短縮状態に維持されたコイルスプリング1を、油圧緩衝器2の外殻をなす外筒2a側に連設された下方のばね受13に載置した後に、コイルスプリング1の上端が、車体側への取り付け部材5と共にピストンロッド2b側に連設される上方のばね受14に係止される。
【0023】
上記下方のばね受13は、外筒2a側に固定される筒状取り付け部13Dと、筒状取り付け部13Dの上方に一体に連設した接続部13Eと、接続部13Eの上端に一体に設けた螺旋状の座面13Cと、座面13Cの外端に沿って起立する案内部13A,13Bとを備えた漏斗状に形成されている。筒状取り付け部13Dには、その一部が切欠かれ図示を省略した水抜き部が形成されている。
【0024】
同様に上方のばね受14は、取付け部材5の下側に配設された軸受け5Bの下側に結合され、取付け部材5に対して回動自在に支持されるとともに、軸受け5Bの下側に結合される基端部14Dと、基端部14Dの下方に一体に設けた接続部14Eと、接続部14Eの下端に一体に設けた螺旋状の座面14Cと、座面14Cの外端に沿って起立する連設した案内部14Bとを備えた逆漏斗状に形成されている。上記取付け部材5は、取付けボルト5Aを介して車体に取り付けられる。
【0025】
コイルスプリング1の短縮状態の全長は、油圧緩衝器2が最伸長状態の上下のばね受14,13間の寸法より小さくされ、この短縮状態のままコイルスプリング1の下端が下方のばね受13に載置される。
【0026】
コイルスプリング1の上端は、前記従来技術でも説明したように上方のばね受14の座面14Cからずれているので、このままでは、コイルスプリング1の上端を上方のばね受14の座面14C側に収容することはできない。
【0027】
上述した組み付け順とは逆に、コイルスプリング1を上方のばね受14に載置し、下方のばね受13の座面13Cに収容する場合を考えれば分かるように、下方のばね受13及び上方のばね受14は、ともに上記の問題は共通であるので、以下、この問題を解決する手段を、図1に示す本発明の第1実施形態に基づき、下方のばね受13(上方のばね受14)の形式でまとめて説明する。
【0028】
短縮状態のコイルスプリング1の下端(上端)が下方のばね受13(上方のばね受14)に載置され、コイルスプリング1の上端(下端)をばね受14(13)の座面14C(13C)側の所定位置に収容するには、まず、ばね受14(13)の座面14C(13C)から外側にはみ出しているコイルスプリング1の上端(下端)を、ばね受14(13)の座面14C(13C)側に引き戻し、この状態のままピストンロッド2bを押し下げて、ばね受14(13)の座面14C(13C)にコイルスプリング1の上端(下端)を合致させて当接させる。
【0029】
この状態では、ばね受13(14)の座面13C(14C)に対してコイルスプリング1の一部は着座しているが、これ以外の部分は座面から浮き上がっている。
【0030】
この状態で、コイルスプリング1がばね受13(14)の座面13C(14C)から再はみ出しするのを防止するには、ばね受13(14)の座面13C(14C)の外周側に設けられコイルスプリング1の脱落を防止する案内部の高さを、コイルスプリング1の下端及び上端が当接している部分の案内部13A(14A)を基準にして、当接していない部分の案内部13B(14B)を、コイルスプリング1の座面13C(14C)からの浮き上り高さに応じて徐々に連続的に高くして、コイルスプリング1の上端及び下端を、ばね受13(14)の座面13C(14C)からずれないように案内すればよい。
【0031】
上記第1実施形態では案内部の高さを連続的に変化させているが、案内部の高さは、下方のばね受23の座面23Cを上方からみた図2(B)に示す第2実施形態の様に、コイルスプリング1の座面への当接部Rを基準にして、例えば座面23Cをほぼ3等分した基準部以外の2点S,Tに対応する案内部23Bを、座面23Cからの浮き上り高さに応じて部分的に高くしてもよい。
【0032】
コイルスプリング1は案内部23Bにより外側から3点で座面23C側に拘束されるため、コイルスプリング1の下端及び上端をばね受23(24)の座面からずれないように案内することができる。
【0033】
部分的に高くする位置は、座面23Cを少なくともほぼ3等分する2点とすればよいが、座面23Cの形状によっては、n=4,5…等分する(n−1)点とすればよい。
【0034】
上述した第1及び第2実施形態は、いずれもコイルスプリング1の脱落を防止する案内部がばね受13,23(14,24)の座面13C,23C(14C,24C)の外周側に設けられているが、図3に示す本発明の第3実施形態のように、案内部をばね受33(34)の座面33C(34C)の内周側に設けても同様な効果を得ることができる。
【0035】
上記第3実施形態の下方のばね受33は、外筒2a側に固定される筒状取り付け部33Dと、筒状取り付け部33Dの下方に一体に連設した接続部33Eと、接続部33Eの下側に連続的に設けられた案内部33A,33Bと、案内部33A,33Bの下端に一体に設けた螺旋状の座面33Cとを備えた逆漏斗状に形成されている。
【0036】
同様に上方のばね受34は、取付け部材5の下側に配設された軸受け5Bの下側に結合され、取付け部材5に対して回動自在に支持されるとともに、軸受け5Bの下側に結合される基端部34Dと、基端部34Dの下方に一体に設けた接続部34Eと、接続部34Eの下端から連続的に起立する案内部34A,34Bと、案内部34A,34Bの上端に一体に設けた螺旋状の座面34Cとを備えた逆漏斗状に形成されている。
【0037】
上記のように形成された下方のばね受33(上方のばね受34)を、コイルスプリング1の下端及び上端が当接している部分の案内部33A(34A)を基準にして、当接していない部分の案内部33B(34B)を、コイルスプリング1の座面33C(34C)からの浮き上り高さに応じて徐々に連続的に高くして、コイルスプリング1の上端及び下端を、ばね受33(34)の座面33C(34C)からずれないように案内すればよい。
【0038】
案内部の高さは、上記第3実施形態のように座面33C(34C)からの浮き上り高さに応じて連続的に高くしなくても、前記第2実施形態と同様に、コイルスプリング1の座面への当接部Rを基準にして、例えば座面33C(34C)をほぼ3等分した基準部以外の2点S,Tに対応する案内部を、座面33C(34C)からの浮き上り高さに応じて部分的に高くしてもよい。
【0039】
上記第3実施形態の上方のばね受34は、前記第1,第2実施形態の上方のばね受14,24に置き替えることもできる。この場合、下方のばね受33は、筒状取り付け部33Dの外筒2a側への固定位置を、コイルスプリング1のセット長に合わせて調整する。
【0040】
同様に前記第1,第2実施形態の上方のばね受14,24は、上記第3実施形態の上方のばね受34に置き替えることもできる。この場合、下方のばね受13は、筒状取り付け部13Dの外筒2a側への固定位置を、コイルスプリング1のセット長に合わせて調整する。
【0041】
いずれの実施形態においても、上記状態からコイルスプリング1の短縮状態を緩やかに解除すれば、コイルスプリング1は、ばね受13,23,33(14,24,34)の案内部により、座面13C,23C,33C(14C,24C,34C)側に拘束されているため、コイルスプリング1をばね受の座面13C,23C,33C(14C,24C,34C)の所定位置に着座させ、コイルスプリング1を油圧緩衝器2の外周に介装することができる。
【0042】
因みにコイルスプリング1を介装後、ばね受13,23,33(14,24,34)には、車体重量を支持するコイルスプリング1の大きな反発力が加わるので、油圧緩衝器2は最伸長状態になる。
【0043】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の第1,第2及び第3実施形態は効果が類似しているので、以下、発明の効果を、第1及び第3(第2)実施形態の形式でまとめて説明する。いずれの実施形態においても、コイルスプリングを緩衝器本体の外周に介装するに際して、治具により短縮した状態のコイルスプリングを下方のばね受に載置したときに、上方のばね受の座面から外側にはみ出しているコイルスプリングの上端を座面側に引き戻したまま、ピストンロッドを押し下げ上方のばね受の座面にコイルスプリングの上端を合致させて当接させる。
【0044】
この状態でコイルスプリングの下端及び上端が当接している部分の座面の案内部を基準にして、当接していない部分の座面の案内部を、座面からの浮き上り高さに応じて徐々に連続的に高くする(座面を少なくともほぼ3等分した位置の2箇所の案内部の高さを部分的に高くする)。
【0045】
この状態からコイルスプリングの短縮状態を緩やかに解除すれば、コイルスプリングは案内部により座面側に拘束されているため、コイルスプリングをばね受の座面の所定位置に着座させ、コイルスプリングを油圧緩衝器の外周に介装することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明の第1実施形態に係わる油圧緩衝器の一部断面図である。
(B)第1実施形態に係わる下方のばね受の座面の平面図である。
【図2】(A)本発明の第2実施形態に係わる油圧緩衝器の一部断面図である。
(B)第2実施形態に係わる下方のばね受の座面の平面図である。
【図3】(A)本発明の第3実施形態に係わる油圧緩衝器の一部断面図である。
(B)第3実施形態に係わる下方のばね受の座面の平面図である。
【図4】コイルスプリングを外周に介装した従来の油圧緩衝器である。
【図5】短縮したコイルスプリングの下端を下方のばね受に載置した状態図である。
【符号の説明】
1 コイルスプリング
2 油圧緩衝器
2a 外筒
2b ピストンロッド
13,23,33 下方のばね受
14,24,34 上方のばね受
13A,23A,33A 当接部を基準にした座面の案内部(下方のばね受)
13B,23B,33B 浮き上がり高さに応じて高くした座面の案内部(下方のばね受)
13C,23C,33C 下方のばね受の座面
14A,24A,34A 当接部を基準にした座面の案内部(上方のばね受)
14B,24B,34B 浮き上がり高さに応じて高くした座面の案内部(上方のばね受)
14C,24C,34C 上方のばね受の座面
Ca,C 傾斜状態
Claims (3)
- 油圧緩衝器の外殻をなす外筒とピストンロッドとに下方のばね受と上方のばね受とをそれぞれ設け、上記各ばね受は螺旋状の座面と座面の外端又は内端に沿って起立する案内部とを有し、油圧緩衝器に対してオフセットしたコイルスプリングを収縮状態に維持しながら当該コイルスプリングの下端部を下方のばね受の座面上に載置するとともに、コイルスプリングの上端部を上方のばね受に対向するように傾斜状態を修正し、次いでピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下げながらコイルスプリングの上端部を上方のばね受の座面に当接させている油圧緩衝器を利用した懸架装置において、コイルスプリングの傾斜状態を修正したとき浮き上がる上下端部の任意巾の部位に対応する案内部をコイルスプリングの下端及び上端が当接している部分の案内部を基準にしてコイルスプリングの座面からの浮き上がり高さに応じて徐々に連続的に高くし、コイルスプリングの組み付け時に浮き上った上記部位が各々の座面からはみ出すのを防止することを特徴とする油圧緩衝器を利用した懸架装置。
- 油圧緩衝器の外殻をなす外筒とピストンロッドとに下方のばね受と上方のばね受とをそれぞれ設け、上記各ばね受は螺旋状の座面と座面の外端又は内端に沿って起立する案内部とを有し、油圧緩衝器に対してオフセットしたコイルスプリングを収縮状態に維持しながら当該コイルスプリングの下端部を下方のばね受の座面上に載置するとともに、コイルスプリングの上端部を上方のばね受に対向するように傾斜状態を修正し、次いでピストンロッドと連動して上方のばね受を押し下げながらコイルスプリングの上端部を上方のばね受の座面に当接させている油圧緩衝器を利用した懸架装置において、コイルスプリングの傾斜状態を修正したとき浮き上がる上下端部の任意巾の部位に対応する案内部をコイルスプリングの座面への当接部を基準にして上記座面から浮き上がり高さに応じて部分的に高くし、コイルスプリングの組み付け時に浮き上った上記部位が各々の座面からはみ出すのを防止することを特徴とする油圧緩衝器を利用した懸架装置。
- コイルスプリングの当接部を基準に座面を少なくともほぼ3等分した位置の座面の案内部を、コイルスプリングの浮き上がり高さに応じて当接部の案内部よりも部分的に高くしたことを特徴とする請求項2に記載の油圧緩衝器を利用した懸架装置。
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