JP4383426B2 - 車両用パワーユニット支持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン等の動力源の一端に減速機が結合された構成の、パワーユニットを車体にマウントするためのパワーユニット支持装置に関する。
一般的な車両のパワーユニットとしては、縦置き型パワーユニットと横置き型パワーユニットとがある。縦置き型パワーユニットは、動力源と減速機とを車体前後方向に並べて互いに結合した構成である。
一方、横置き型パワーユニットは、動力源と減速機とを車幅方向に並べて互いに結合した構成である。このような横置き型パワーユニットは、例えば、エンジンのクランク軸を車幅方向に延ばし、その先端に減速機たるトランスミッションの入力軸を連結したものである。横置き型パワーユニットを車両のパワーユニット収容室(エンジンルーム)に収容するので、パワーユニット収容室の前後方向の長さを小さくすることができる。
このような横置き型パワーユニットを車体にマウントするための、パワーユニット支持装置が各種知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−148843公報
特許文献1に示す従来の車両用パワーユニット支持装置を、次の図9に基づいて説明する。図9(a),(b)は従来の車両用パワーユニット支持装置の説明図である。(a)は車両のパワーユニット及びパワーユニット支持装置の平面構成を示し、(b)は車両のパワーユニット及びパワーユニット支持装置の背面構成を示す。
従来の車両用パワーユニット支持装置200は、エンジン201とトランスミッション202とを車幅方向に並べて互いに結合することで構成された横置き型パワーユニット203を、サブフレーム204を介して車体205にマウントしたというものである。
詳しくは、エンジン201の重心211よりも下方でサブフレーム204に取り付けられたフロントマウント212、リヤマウント213並びにトランスロアマウント(図示せず)により、パワーユニット203の静荷重を受けることができる。
さらに、エンジン201の重心211よりも上方で車体205に取り付けられた左右のマウント(サイドエンジンマウント214並びにトランスアッパマウント215)により、パワーユニット203を支持することができる。
ところで、車両200の操縦安定性を高めるとともに乗り心地を良くするには、パワーユニット203の振動が車体205に伝達されることを抑制するだけではなく、走行中にパワーユニット203の挙動が車体205に影響を与えないことが求められる。
例えば、車両200を左又は右へ旋回させたときには、旋回中の車両200に遠心力がかかる。このときに、パワーユニット203にも遠心力がかかる。車両200の操縦安定性や乗り心地を十分に高めるには、重量物であるパワーユニット203の挙動が車体205に及ぼす影響を、抑制することが好ましい。
本発明は、車両用パワーユニット支持装置において、車両の操縦安定性を高めるとともに乗り心地を良くすることができる技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、動力源と減速機とを車幅方向に並べて互いに結合した構成のパワーユニツトを、車両のパワーユニット収容室に収容し、パワーユニットの静荷重を、パワーユニットの重心よりも下方に配置された静荷重支持マウントで支持した車両のパワーユニット支持装置において、車両のパワーユニット支持装置は、動力源のうち減速機とは反対側の端部に配置される動力源側マウントと、減速機のうち動力源とは反対側の端部に配置される減速機側マウントとを有し、動力源側マウント及び減速機側マウントは、パワーユニットの重心よりも上方で、パワーユニットの静荷重を支持しない又はほぼ支持しないように配置され、パワーユニット支持装置全体の複合的な弾性中心が、パワーユニットの重心の位置よりも下方に位置するように、車両を正面から見たときに、動力源側マウントのばね軸線と減速機側マウントのばね軸線とが、パワーユニットの重心の位置よりも上方で交差するように、動力源側マウン卜と減速機側マウントとをそれぞれ傾斜させたことを特徴とする。
請求項2に係る発明では、車両を正面から見たときに、パワーユニットの重心の位置よりも上方で互いに交差するように、それぞれ傾斜している、動力源側マウントのばね軸線と減速機側マウントのばね軸線のことを、それぞれ上下軸方向の減衰軸線というときに、動力源側マウント及び減速機側マウントが、それぞれの上下軸方向の減衰軸線に対する軸直角方向の減衰軸線を有し、これら各軸直角方向の減衰軸線は、車両を上から見たときに、車両の前後方向及び車幅方向に対してそれぞれ傾斜していることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、車両を上から見たときに、各軸直角方向の減衰軸線が、互いに直角に交差するように傾斜していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、動力源側マウント及び減速機側マウントは、それぞれ、パワーユニット又は車体に取付ける第1取付部材と、車体又はパワーユニットに取付ける筒状の第2取付部材と、これらの第1・第2取付部材間を連結した弾性部材と、弾性部材の側部と第2取付部材の内周部との間に設けた左右2つの側部液室と、この2つの側部液室の間を連通する連通路と、を備えており、2つの側部液室は、弾性部材を挟んで互いに対向し、内部に作動液を封入しており、動力源側マウント及び減速機側マウントを車体に取り付けた状態において、動力源側マウントの2つの側部液室は、動力源側マウントにおける軸直角方向の減衰軸線の方向に整列しており、また、減速機側マウントの2つの側部液室は、減速機側マウントにおける軸直角方向の減衰軸線の方向に整列している、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、パワーユニットの静荷重を、パワーユニットの重心よりも下方に配置された静荷重支持マウントで支持し、動力源側サイドマウント及び減速機側サイドマウントを、パワーユニットの重心よりも上方で、パワーユニットの静荷重を支持しない又はほぼ支持しないように配置し、動力源側サイドマウントのばね軸線と減速機側サイドマウントのばね軸線とを、パワーユニットの重心の位置よりも上方で交差するように、それぞれ傾斜させるだけの簡単な構成によって、パワーユニット支持装置全体の複合的な弾性中心を最適な高さに自由に設定することができる。従って、パワーユニット支持装置全体の複合的な弾性中心を下方に移動させて、パワーユニットの重心の位置よりも下方に設定することができる。
このため、例えば、車両を旋回させたときに、パワーユニット60にかかる遠心力によるモーメントの方向を、車体のローリング方向(車体の前後軸周りの回転運動の方向)に合わせることができる。この結果、パワーユニットのローリング方向を、車体のローリング方向に合わせることができる。従って、車体のローリングをパワーユニットのローリングによって打ち消す作用がない。このように、走行中に重量物であるパワーユニットの挙動が車体に及ぼす影響を、抑制することができる。このため、車両の操縦安定性を一層高めるとともに、乗り心地を一層良くすることができる。
さらに、請求項に係る発明では、動力源と減速機とを車幅方向に並べて互いに結合した、いわゆる横置き型パワーユニットを車体にマウントするものである。
一般に、車両に横置き型パワーユニットを搭載した場合には、縦置き型パワーユニットを搭載する場合に比べて、前後の車軸のうち、パワーユニットが配置された方の車軸に加わる荷重は大きくなる(荷重が集中する)。パワーユニットの挙動が車体に及ぼす影響は、サスペンションを介して車軸にも及ぼすので、荷重が集中することは、車両の操縦安定性に影響を及ぼすことになる。
これに対して、請求項に係る発明によれば、車両に横置き型パワーユニットを搭載した場合であっても、パワーユニットのローリング方向を車体のローリング方向と同じにすることができる。このため、車両の操縦安定性を、より一層高めることができる。
本発明を実施するための最良の形態を、添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側、Upは上側、Dwは下側、CLは車幅中心(車体中心、車幅中心線)を示す。
図1は本発明に係る車両の前部及びパワーユニット支持装置の正面図である。図2は本発明に係る車両の前部及びパワーユニット支持装置の平面図である。図3は本発明に係る車両の前部及びパワーユニット支持装置の斜視図である。
図1及び図2に示すように、車両10は車体20の前部に備えたパワーユニット収容室31(図1に示すエンジンルーム31)にパワーユニット50を収容し、このパワーユニット50のエンジン51で図示せぬ前輪を駆動する駆動方式の、フロントエンジン・フロントドライブ車と称する自動車である。
なお、車両10は、エンジン51で後輪を駆動する駆動方式のフロントエンジン・リヤドライブ車や、エンジン51で前輪並びに後輪を駆動する駆動方式の4輪駆動車と称するものであってもよい。
車体20の前部は、前後に延びる左右のフロントサイドフレーム21L,21Rと、これらのフロントサイドフレーム21L,21Rの上方で前後に延びる左右のアッパフレーム22L,22Rと、左右のフロントサイドフレーム21L,21Rの後端部から後方へ延びる左右のフロアフレーム23L,23Rとを、主要な構成メンバとした車体フレームである。左右のフロントサイドフレーム21L,21Rは後端部の内側面に、それぞれブラケット24L,24R(図2参照)を備える。25L,25Rはサイドアウトリガーである。
このような車体20は、図1〜図3に示すように、左右のフロントサイドフレーム21L,21Rの前部と、左右のブラケット24L,24Rとに、前後左右4個の防振用弾性ブッシュ32・・・を介して、フロントサブフレーム40を吊り下げた構成である。
フロントサブフレーム40は、前後に延びる平面視略矩形状を呈し、車体20の前後方向に延びる左右の縦メンバ41L,41Rと、これらの縦メンバ41L,41Rの前端間に掛け渡すべく車体20の左右方向に延びる前部横メンバ42と、左右の縦メンバ41L,41Rの後端間に掛け渡すべく車体の左右方向に延びる後部横メンバ43とからなる。
このフロントサブフレーム40には、図示せぬフロントサスペンション及びステアリングギヤボックスを取付けることができる。このようなフロントサブフレーム40は、車体20の一部であるので、特に説明をしない場合には車体20にフロントサブフレーム40を含むものとする。
図1及び図2に示すように、パワーユニット50は、右側のエンジン51と左側のトランスミッション52とを車幅方向に並べて互いに結合した構成、つまり、エンジン51の一端にトランスミッション52が結合された構成の、いわゆる横置き型のパワーユニットである。エンジン51は、出力軸を車幅方向に向けた動力源である。トランスミッション52は、入力軸をクラッチ等を介してエンジン51の出力軸に連結した減速機兼変速機である。
車体20に横置き型パワーユニット50をパワーユニット支持装置60によってマウントすることができる。
図1〜図3に示すように、パワーユニット支持装置60は、動力源前下部側マウント61、動力源後下部側マウント62、減速機サイド下側マウント63、動力源側マウント64及び減速機側マウント65を設けた構成である。
動力源前下部側マウント61、動力源後下部側マウント62及び減速機サイド下側マウント63は、パワーユニット50の重心Gc(図1参照)の位置よりも下方に配置されて、パワーユニット50の静荷重を支持する、すなわち、重量を支える静荷重支持マウントである。
一方、動力源側マウント64及び減速機側マウント65は、パワーユニット50の重心Gc(図1参照)の位置よりも上方に配置された支持部材であり、パワーユニット50の静荷重を支持しない又はほぼ支持しない。つまり、動力源側マウント64は、エンジン51(つまり、動力源)のうち、トランスミッション52とは反対側の端部51aに配置された支持部材である。減速機側マウント65は、トランスミッション52(つまり、減速機)のうち、エンジン51とは反対側の端部52aに配置された支持部材である。
動力源前下部側マウント61は、車幅中心CLの近傍で下端部をフロントサブフレーム40の前部横メンバ42に取り付けて、エンジンブラケット71を介してエンジン51の前下部を支持する部材である。この動力源前下部側マウント61は、例えば上下軸方向の減衰軸線を有する1方向液封エンジンマウントからなる。
動力源後下部側マウント62は、車幅中心CLの近傍で下端部をフロントサブフレーム40の後部横メンバ43に取り付けて、エンジンブラケット72を介してエンジン51の後下部を支持する部材である。この動力源後下部側マウント62は、例えばラバーマウントからなる。
減速機サイド下側マウント63は、下端部をフロントサブフレーム40の左の縦メンバ41Lに取り付けて、減速機ブラケット(図示せず)を介してトランスミッション52の左下部を支持する部材である。この減速機サイド下側マウント63は、例えばラバーマウントからなる。
動力源側マウント64は、下端部を右のアッパフレーム22Rに取り付けて、エンジンブラケット74を介してエンジン51の右上部51a(すなわち、エンジン51のうち、トランスミッション52とは反対側の端部51a)を支持する、右のサイドマウントである。
減速機側マウント65は、下端部を左のアッパフレーム22Lに取り付けて、減速機ブラケット75を介してトランスミッション52の左上部52a(すなわち、トランスミッション52のうち、エンジン51とは反対側の端部52a)を支持する、左のサイドマウントである。
次に、動力源側マウント64の詳細な構成を説明する。図4は本発明に係る動力源側マウントの断面図である。図5は図4の5−5線断面図である。
図4及び図5に示すように、動力源側マウント64は、車体20とエンジン51(図1参照)との間に配置され、エンジン51を、振動を防止しつつ支持する防振支持機構であり、2方向液封マウントの機能を有する。従って、動力源側マウント64は、所定の上下軸方向の減衰軸線Vr1(ばね軸線Vr1)及びこの上下軸方向の減衰軸線Vr1に対する軸直角方向の減衰軸線Ho1を有する。
ここで、減衰軸線Vr1に対する軸直角方向の減衰軸線Ho1とは、減衰軸線Vr1に対して直角な方向に延びる軸線のことである。
詳しく述べると、動力源側マウント64は、エンジン51に取付ける第1取付部材101と、車体20に取付ける筒状の第2取付部材102と、これらの第1・第2取付部材101,102間を連結した弾性部材103と、この弾性部材103から距離を隔てて第2取付部材102に固定したダイヤフラム104と、少なくとも弾性部材103及びダイヤフラム104により区画した第1液室105と、この第1液室105を弾性部材103側の主液室106及びダイヤフラム104側の副液室107に仕切るように第2取付部材102に固定した仕切部材108とを備える。
これらの第1・第2取付部材101,102、弾性部材103、ダイヤフラム104、第1液室105及び仕切部材108は、動力源側マウント64における上下軸方向の減衰軸線Vr1上に配列したものである。主液室106及び副液室107は作動液Lqを封入する空間である。
第1取付部材101は、エンジンブラケット74を介してエンジン51に取付ける金属製部材である。
第2取付部材102は、弾性部材103を連結した金属製筒部材111と、この金属製筒部材111を圧入した金属製ブラケット112と、この金属製ブラケット112を支持するとともに車体20に取付けるように構成した樹脂製ブラケット113とからなる。
弾性部材103は、第1取付部材101と第2取付部材102との間で伝達される振動を、弾性変形することにより吸収するゴムブロックである。
この弾性部材103は、第1取付部材101を一体化した上端部から下端部にかけて概ね円柱状を呈した部材であって、下端部から下方へ大きく開放した下部空洞部121と、側部から側方へ大きく開放した前後一対又は左右一対の側部空洞部(第1側部空洞部122及び第2側部空洞部123)とを有する。
図5に示すように、弾性部材103を上下方向から見たときに、弾性部材103の軸心Vr1(すなわち、上下軸方向の減衰軸線Vr1)を通る一方の直線を第1線L1とし、軸心Vr1を通り第1線L1に直交する直線を第2線L2とする。第1・第2側部空洞部122,123は、第1線L1に対して、互いに線対称形である。
第2線L2は、上下軸方向の減衰軸線Vr1に対する軸直角方向の減衰軸線である。以下、第2線L2のことを、適宜「上下軸方向の減衰軸線Vr1に対する軸直角方向の減衰軸線Ho1」と言い換えることにする。
図4に示すように、ダイヤフラム104は、金属製筒部材111の下端(車体20側)を塞ぐとともに、仕切部材108側へ凸となるように湾曲した、薄膜状ゴム材等の弾性材からなり、動力源側マウント64の軸方向に変位可能である。
仕切部材108は、外周面に連通路109を形成した円盤状の部材である。連通路109は、主液室106と副液室107との間を連通するオリフィスの機能を有する。以下、連通路109のことを「第1オリフィス109」と言い換えることにする。
図4及び図5に示すように、金属製筒部材111は、内部に弾性部材103、ダイヤフラム104、仕切部材108、側部仕切り部材130を組付けた部材である。
側部仕切り部材130は、弾性部材103に液封性を確保しつつ嵌合することによって取付けたものである。側部仕切り部材130と第1側部空洞部122とによって第1側部液室131を構成し、側部仕切り部材130と第2側部空洞部123とによって第2側部液室132を構成した。第1側部液室131及び第2側部液室132の組合せ構造は第2液室133をなす。第2液室133は、作動液Lqを封入する空間である。
さらに側部仕切り部材130は、外周面に迷路状の連通路134を形成した平面視略C形状の部材である。この連通路134は、第1側部液室131と第2側部液室132との間を連通するオリフィスの機能を有する。以下、連通路134のことを「第2オリフィス134」と言い換えることにする。
第2オリフィス134の一端134aは、C形の一方の切欠き端135の近傍に且つ上部で、内外貫通した貫通孔である。また、第2オリフィス134の他端134bは、側部仕切り部材130において一端134aの斜め下方で、内外貫通した貫通孔である。
このような第2オリフィス134は、一端134aから側部仕切り部材130の外周面に沿って平面視時計回りに回り、他方の切欠き端136の近傍で下方へ降りた後に、元の一方の切欠き端135側へ平面視反時計回りに回り、その途中で若干上に延びた後に、他端134bに連なる。一端134aは第1側部空洞部122に連通し、他端134bは第2側部空洞部123に連通する。
次に、上記構成の動力源側マウント64による振動減衰作用について説明する。
図4に示すように、エンジン51(図1参照)から動力源側マウント64に軸方向(軸心Vr1の方向)の振動が作用した場合には、作動液Lqが第1オリフィス109を通って主・副液室106,107間を流れるとともに、弾性部材103が弾性変形することによって、振動を減衰させることができる。
また、エンジン51から動力源側マウント64に、軸直角方向の減衰軸線Ho1の振動や荷重が作用した場合には、作動液Lqが第2オリフィス134を通って第1・第2側部液室101,102間を流れるとともに、弾性部材103が弾性変形することによって、振動や荷重を吸収することができる。
次に、上記構成の動力源側マウント64及び減速機側マウント65の配置関係について説明する。
図1〜図3に示すように、減速機側マウント65は、動力源側マウント64と実質的に同じ構成であり、動力源側マウント64とは上下逆向きにして配置したものである。すなわち、減速機側マウント65は、第1取付部材101(図4参照)を車体20の左のアッパフレーム22Lに取付けるとともに、第2取付部材102(図4参照)を減速機ブラケット75を介してトランスミッション52に取付けた構成である。
図6は本発明に係る車両用パワーユニット支持装置の正面模式図であり、図1に対応させて模式的に表した。図7は本発明に係る車両用パワーユニット支持装置の平面模式図であり、図2に対応させて模式的に表した。
既に述べたことであるが、図6及び図7に示すように、動力源側マウント64は、所定の上下軸方向の減衰軸線Vr1(ばね軸線Vr1、弾性軸線Vr1)及びこの上下軸方向の減衰軸線Vr1に対する軸直角方向の減衰軸線Ho1を有する。
また、図6及び図7に示すように、減速機側マウント65も、所定の上下軸方向の減衰軸線Vr2(ばね軸線Vr2、弾性軸線Vr2)及びこの上下軸方向の減衰軸線Vr2に対する軸直角方向の減衰軸線Ho2を有する。
減速機側マウント65の上下軸方向の減衰軸線Vr2は、動力源側マウント64の上下軸方向の減衰軸線Vr1と同じ軸線である。減速機側マウント65の軸直角方向の減衰軸線Ho2も、動力源側マウント64の軸直角方向の減衰軸線Ho1と同じ軸線である。
ここで、減衰軸線Vr1,Vr2,Ho1,Ho2とは、各マウント64,65における減衰方向の軸線のことであり、ばね軸線又は弾性軸線とも言う。ばね軸線や弾性軸線とは、各マウント64,65における弾性方向の軸線(中心線)のことであり、いわゆる、荷重の方向と弾性変位の方向とが一致して、角変位を生じない軸のことを言う。
図6に示すように、車両10を正面から見たときに、動力源側マウント64の上下軸方向の減衰軸線Vr1と、減速機側マウント65の上下軸方向の減衰軸線Vr2とは、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも上方で交差するように、それぞれ傾斜している。
詳しくは、動力源側マウント64の上下軸方向の減衰軸線Vr1は、鉛直線VLに対して車幅中心線CL側に且つ車体上方に傾斜角θ1だけ傾斜している。減速機側マウント65の上下軸方向の減衰軸線Vr2は、鉛直線VLに対して車幅中心線CL側に且つ車体上方に傾斜角θ2だけ傾斜している。例えば、傾斜角θ1に対して傾斜角θ2は同一である。上下軸方向の減衰軸線Vr1,Vr2同士の交点Pvは、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも上方にある。
上述のように、パワーユニット支持装置60は、パワーユニット50の重心Gcよりも上方に配置された、動力源側マウント64(右のサイドマウント64)のばね軸線Vr1と、減速機側マウント65(左のサイドマウント65)のばね軸線Vr2とを、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも上方で、交差させた構成である。
当然のことながら、上下軸方向のばね軸線Vr1,Vr2同士の交点Pvは、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも上方の位置となる。この結果、動力源側マウント64及び減速機側マウント65だけから定まる弾性中心は、交点Pvの位置になる。
交点Pvの高さを適宜設定することによって、全てのマウント61〜65の複合的な弾性中心Ed、つまり、パワーユニット支持装置60全体の弾性中心Edを、最適な高さに自由に設定することができる。
本発明においては、図1及び図6に示すように、パワーユニット支持装置60全体の弾性中心Edを下方に移動させて、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも下方に設定したことを特徴とする。すなわち、パワーユニット支持装置60全体の弾性中心Edの位置が、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも下方にくるように、上下軸方向の減衰軸線Vr1,Vr2同士の交点Pvの高さを設定した。
図7に示すように、各軸直角方向の減衰軸線Ho1,Ho2は、車両10を上から見たときに、車両10の前後方向及び車幅方向に対してそれぞれ傾斜している。しかも、車両10を上から見たときに、各軸直角方向の減衰軸線Ho1,Ho2は、互いに直角に交差するように傾斜している。
詳しくは、車体前後方向に延びる車幅中心線CLに対して平行な水平線をHLとしたときに、動力源側マウント64の軸直角方向の減衰軸線Ho1は、水平線HLに対して車幅中心線CL側に且つ車体後方に傾斜角α1だけ傾斜している。減速機側マウント65の軸直角方向の減衰軸線Ho2は、水平線HLに対して車幅中心線CL側に且つ車体後方に傾斜角α2だけ傾斜している。例えば、傾斜角α1は45°であり、傾斜角α1に対して傾斜角α2は同一である。軸直角方向の減衰軸線Ho1,Ho2同士の交点はPhである。
図8(a),(b)はパワーユニット支持装置を備えた車両の作用図であり、正面から見た車両を図6に対応させて模式的に表した。(a)は比較例の車両10Aを示し、(b)は実施例の車両10を示した。
図8(a)に示すように、比較例の車両10Aに備えたパワーユニット支持装置60は、全てのマウント61〜63,64A,65Aの複合的な弾性中心Edを、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも上方に設定したものである。左右のサイドマウント64A,65Aは鉛直方向を向いている。
車両10Aを左右一方へ旋回させたときには、旋回中の車両10Aに遠心力がかかるので、左右の車輪81L,81Rを懸架する各サスペンション(図示せず)のうち、旋回外側のダンパやバネは縮み、旋回内側のダンパやバネは伸びる。この結果、車体20は旋回外側が沈み込むとともに旋回内側が持ち上がるように傾く、いわゆるロール運動(ローリング。重心を通る車体20の前後方向軸周り回りの回転運動。)をする。すなわち、車両10Aの旋回走行時において、車体20は、旋回方向とは反対方向にロール運動をする。
例えば、車両10Aを進行方向左へ旋回させたときには、車体20は、図反時計回り(矢印Br方向)にロール運動をする。つまり、車体20のローリング方向(車体20の前後方向軸周り回りの回転運動の方向)はBrである。このとき、パワーユニット50には、旋回外側である、右方向への遠心力fiがかかる。
ところで、比較例の車両10Aにおいては、全てのマウント61〜63,64A,65Aの複合的な弾性中心Edが、パワーユニット50の重心Gcの位置よりも上方にある。パワーユニット50には、弾性中心Edを中心として、図時計回り(矢印Pr1方向)のモーメントが働く。このため、車体20に対して、パワーユニット50は弾性中心Edを中心とした図時計回り(矢印Pr1方向)のロール運動をする。車体20のローリング方向Brに対して、パワーユニット50のローリング方向Pr1は逆向きである。従って、パワーユニット50のロール運動は、車体20のロール運動を打ち消す作用をする。車両10Aの操縦安定性や乗り心地を十分に高めるには、重量物であるパワーユニット50の挙動(つまり、打ち消し作用)が車体20に及ぼす影響は、抑制されることが好ましい。
これに対して、図8(b)に示すように、実施例のパワーユニット支持装置60は、動力源側マウント64の上下軸方向の減衰軸線Vr1と、減速機側マウント65の上下軸方向の減衰軸線Vr2とを、車幅中央側に且つ上方に傾けて重心Gcの上方で交差させることで、全てのマウント61〜65の複合的な弾性中心Edを、パワーユニット50の重心Gcよりも下方に設定したものである。
このため、パワーユニット50には、弾性中心Edを中心として、図反時計回り(矢印Pr2方向)のモーメントが働く。このため、車体20に対して、パワーユニット50は弾性中心Edを中心とした図反時計回り(矢印Pr2方向)のロール運動をする。車体20のローリング方向Brに対して、パワーユニット50のローリング方向Pr2は同じである。従って、車体20のロール運動がパワーユニット50のロール運動によって打ち消されることはない。
このように、車両10を旋回させたときに、パワーユニット60にかかる遠心力fiによるモーメントの方向を、車体のローリング方向に合わせることができる。この結果、パワーユニット50のローリング方向Pr2を、車体20のローリング方向Brに合わせることができる。従って、車体20のローリングをパワーユニット50のローリングによって打ち消す作用がない。このように、走行中に重量物であるパワーユニット50の挙動が車体20に及ぼす影響を、抑制することができる。このため、車両10の操縦安定性を一層高めるとともに、乗り心地を一層良くすることができる。
なお、本発明は実施の形態では、車両10は、車体20の前部に備えたパワーユニット収容室31にパワーユニット50を収容した構成に限定されるものではなく、例えば、車体20の中央部に備えたパワーユニット収容室31にパワーユニット50を収容した構成であってもよい。
また、パワーユニット50は、フロントサブフレーム40を介して車体20にマウントする構成に限定されるものではなく、車体20に直接マウントする構成であってもよい。
また、動力源51はエンジンに限定されるものではなく、例えば電動モータであってもよい。減速機52はトランスミッションに限定されるものではなく、単に減速機構だけの構成であってもよい。
また、パワーユニット支持装置60は、動力源51の一端に減速機52が結合された構成のパワーユニット50を、少なくともパワーユニット50の車幅方向における両側に配置された左右のサイドマウント64,65によって、車体20に支持する構成であればよい。
また、左右のサイドマウント64,65は、上下軸方向の減衰軸線Vr1,Vr2と軸直角方向の減衰軸線Ho1,Ho2とを有する2方向減衰構造であればよく、液封マウントの構成に限定されるものではなく、例えばラバーマウントの構成であってもよい。
また、左右のサイドマウント64,65において、第1取付部材101は動力源51(又は減速機52)と車体20との一方に取付けるとともに、第2取付部材102は動力源51(又は減速機52)と車体20との他方に取付ける構成であればよい。
また、上下軸方向の減衰軸線Vr1,Vr2の傾斜角θ1,θ2及び軸直角方向の減衰軸線Ho1,Ho2の傾斜角α1,α2の大きさは任意であり、例えば、交点Pv,Phが車幅中心線CLに合致、又は、重心Gcを通り車幅中心線CLに平行な直線に合致する角度に設定してもよい。
本発明のパワーユニット支持装置60は、車体20の前部や中間部において、動力源51と減速機52とを車幅方向に並べて互いに結合した構成の横置き型のパワーユニット50を配置し、このパワーユニット50の静荷重を、パワーユニット50の重心Gcよりも下方に配置された静荷重支持マウント61〜63で支持した構成に好適である。
本発明に係る車両の前部及びパワーユニット支持装置の正面図である。 本発明に係る車両の前部及びパワーユニット支持装置の平面図である。 本発明に係る車両の前部及びパワーユニット支持装置の斜視図である。 本発明に係る動力源側マウントの断面図である。 図4の5−5線断面図である。 本発明に係る車両用パワーユニット支持装置の正面模式図である。 本発明に係る車両用パワーユニット支持装置の平面模式図である。 パワーユニット支持装置を備えた車両の作用図である。 従来の車両用パワーユニット支持装置の説明図である。
符号の説明
10…車両、20…車体、31…パワーユニット収容室、50…横置き型のパワーユニット、51…動力源(エンジン)、51a…動力源のうち減速機とは反対側の端部、52…減速機(トランスミッション)、52a…減速機のうち動力源とは反対側の端部、60…パワーユニット支持装置、61〜63…静荷重支持マウント、64…右のサイドマウント(動力源側マウント)、65…左のサイドマウント(減速機側マウント)、Ed…弾性中心、Gc…パワーユニットの重心、Vr1…右のサイドマウントの上下軸方向のばね軸線、Vr2…左のサイドマウントの上下軸方向のばね軸線。

Claims (4)

  1. 動力源(51)と減速機(52)とを車幅方向に並べて互いに結合した構成のパワーユニツト(50)を、車両(10)のパワーユニット収容室(31)に収容し、前記パワーユニット(50)の静荷重を、パワーユニット(50)の重心(Gc)よりも下方に配置された静荷重支持マウント(61〜63)で支持した車両のパワーユニット支持装置(60)において、
    前記車両のパワーユニット支持装置(60)は、前記動力源(51)のうち前記減速機(52)とは反対側の端部に配置される動力源側マウント(64)と、前記減速機(52)のうち前記動力源(51)とは反対側の端部に配置される減速機側マウント(65)とを有し、
    前記動力源側マウント(64)及び前記減速機側マウント(65)は、前記パワーユニット(50)の重心(Gc)よりも上方で、前記パワーユニット(50)の静荷重を支持しない又はほぼ支持しないように配置され、
    前記パワーユニット支持装置(60)全体の複合的な弾性中心(Ed)が、前記パワーユニットの重心(Gc)の位置よりも下方に位置するように、
    前記車両(10)を正面から見たときに、前記動力源側マウント(64)のばね軸線(Vr1)と前記減速機側マウント(65)のばね軸線(Vr2)とが、前記パワーユニット(50)の重心(Gc)の位置よりも上方で交差するように、前記動力源側マウン卜(64)と前記減速機側マウント(65)とをそれぞれ傾斜させたことを特徴とする車両のパワーユニット支持装置。
  2. 前記車両(10)を正面から見たときに、前記パワーユニット(50)の重心(Gc)の位置よりも上方で互いに交差するように、それぞれ傾斜している、前記動力源側マウント(64)のばね軸線(Vr1)と前記減速機側マウント(65)のばね軸線(Vr2)のことを、それぞれ上下軸方向の減衰軸線(Vr1,Vr2)というときに、
    前記動力源側マウント(64)及び前記減速機側マウント(65)は、前記それぞれの上下軸方向の減衰軸線(Vr1,Vr2)に対する軸直角方向の減衰軸線(Ho1,Ho2)を有し、
    これら各軸直角方向の減衰軸線(Ho1,Ho2)は、前記車両(10)を上から見たときに、車両(10)の前後方向及び車幅方向に対してそれぞれ傾斜していることを特徴とした請求項1記載の車両のパワーユニット支持装置。
  3. 前記車両(10)を上から見たときに、前記各軸直角方向の減衰軸線(Ho1,Ho2)は、互いに直角に交差するように傾斜していることを特徴とした請求項2記載の車両のパワーユニット支持装置。
  4. 前記動力源側マウント(64)及び前記減速機側マウント(65)は、それぞれ、
    前記パワーユニット(50)又は車体(10)に取付ける第1取付部材(101)と、
    前記車体(10)又は前記パワーユニット(50)に取付ける筒状の第2取付部材(102)と、
    これらの第1・第2取付部材(101,102)間を連結した弾性部材(103)と、
    前記弾性部材(103)の側部と前記第2取付部材(102)の内周部との間に設けた左右2つの側部液室(131,132)と、
    この2つの側部液室(131,132)の間を連通する連通路(134)と、を備えており、
    前記2つの側部液室(131,132)は、前記弾性部材(103)を挟んで互いに対向し、内部に作動液(Lq)を封入しており、
    前記動力源側マウント(64)及び前記減速機側マウント(65)を前記車体(20)に取り付けた状態において、前記動力源側マウント(64)の2つの側部液室(131,132)は、前記動力源側マウント(64)における前記軸直角方向の減衰軸線(Ho1)の方向に整列しており、また、前記減速機側マウント(65)の2つの側部液室(131,132)は、前記減速機側マウント(65)における前記軸直角方向の減衰軸線(Ho2)の方向に整列している、ことを特徴とした請求項2又は請求項3記載の車両のパワーユニット支持装置。
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