JP4382924B2 - 手術支援システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光学式受信装置を有する位置検出表示装置と、複数の信号部材が取り付けられた手術機器とで構成される手術支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の画像診断技術の発展に伴って、画像診断による断層画像を用いて手術前の手術計画を作成したり、さらには手術中にもそれら画像情報を有効利用することで、より安全な手術を目指して手術用顕微鏡などの手術機器の改良が進められている。
【0003】
例えば脳外科分野では、術中の手術用顕微鏡の観察位置を三次元空間において特定し、その位置を術前の診断画像に重像するといった画像情報との統合が図られており、手術中に観察位置に対する断層画像情報が得られるようになってきている。
【0004】
通常、手術機器の位置検出は位置検出表示装置を用いて行われており、その一例として光学式による位置検出方法が特開平5−305073号公報に開示されている。術者が手術機器を所望の位置及び姿勢で使用した時、手術機器の位置及び姿勢が検出されるが、これには検出したい手術機器に取付けられた少なくとも2つ以上の信号部材が複数の(位置検出のために最低限必要な数の)受信部材によって撮像される。
【0005】
また、焦点距離が可変可能な、例えば手術用顕微鏡の観察点の位置検出を行うために、焦点距離のデータを手術用顕微鏡からRS−232C等の有線による通信手段により位置検出表示装置に通知する例がGB2288249に開示されている。
【0006】
さらに、手術機器の位置検出をおこなっている時に、位置検出表示装置に前記手術機器の操作信号や設定情報を通知する際にも、有線による通信手段で行っていた。
【0007】
特開平5−305073号公報及びDE19639615は上記した手術機器の位置検出の一例を開示している。また、特願平10−319190号は手術用顕微鏡において手術機器の3次元位置を検出する方法を提案している。さらに、GB2288249は手術用顕微鏡と位置検出表示装置などの周辺機器との接続に関する技術を開示している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特開平5−305073号公報、DE19639615、特願平10−319190、GB2288249を含む従来技術は以下のような欠点を有する。
【0009】
すなわち、手術室内には患者の生命を維持させるための機器があり、それら機器に影響を与えないようにするために各手術機器間のデータの授受には電波は使用せず、RS−232C等に代表される有線による通信で行っていた。
【0010】
しかし手術室には多くの機器が設置され、すでに手術室床には多くの配線が存在している。手術機器の位置検出を行うためには位置検出表示装置と接続しなければならないのは従来技術で述べられた通りであるが、そのために新たなケーブルが手術室床を往来し手術室の足場環境の悪化を招いていた。
【0011】
よって、術者及び手術スタッフは手術室の移動時に足場に気を使わなければならず、スムーズな手術の進行を妨げる要因及び精神的疲労となっていた。また、セットアップの時には配線を行わなければならず、セットアップ時間の長時間化とそれに伴う手術スタッフの疲労増加を招いていた。
【0012】
さらには、手術機器と位置検出表示装置を接続するケーブルには長さに制限があり、ケーブルの長さによっては手術室における機器の配置に制限がもたらされ、限られた手術室における手術空間の有効利用を妨げる要因にもなっていた。
【0013】
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、位置検出表示装置を用いた手術機器の位置検出において、位置検出表示装置と手術機器のデータ通信のケーブル配線を不要とし、かつ手術機器の位置及び姿勢によらず、手術機器の位置検出が可能な状態において確実にデータ通信が行える手術支援システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明に係る手術支援システムは、手術機器と、前記手術機器に取り付けられる複数の信号部材と、前記複数の信号部材の少なくとも位置を検出する光学式受信装置を有し、前記光学式受信装置により検出された前記信号部材の位置に基づいて前記手術機器の少なくとも位置を検出して表示する位置検出表示装置と、を具備し、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための送受信部を、前記光学式受信装置と、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板とに設け、前記送受信部のうち送信部は、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータに基づいて、所定の発光パターンで点灯制御され、前記送受信部のうち受信部は、前記送信部での発光パターン信号を検出し、処理する。
【0015】
また、第2の発明に係る手術支援システムは、手術機器と、前記手術機器に取り付けられる複数の信号部材と、前記複数の信号部材の少なくとも位置を検出する光学受信装置を有し、前記光学式受信装置により検出された前記信号部材の位置に基づいて前記手術機器の少なくとも位置を検出して表示する位置検出表示装置と、を具備し、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための受信部を前記光学式受信装置に設け、前記光通信のための送信部を、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板に設け、前記送信部は、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータに基づいて、所定の発光パターンで点灯制御され、前記受信部は、前記送信部での発光パターン信号を検出し、処理する。
また、第3の発明に係る手術支援システムは、第1の発明又は第2の発明において、前記信号部材の少なくとも1つが前記手術機器の送信部を兼ねている。
また、第4の発明に係る手術支援システムは、第1の発明又は第2の発明において、前記光学式受信装置の位置検出部が前記位置検出表示装置の受信部を兼ねている。
また、第5の発明に係る手術支援システムは、第1の発明において、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータは、前記手術機器のフォーカス距離値、ズーム倍率値及び前記手術機器への焦点距離自動調整命令を含んでいる。
また、第6の発明に係る手術支援システムは、第2の発明において、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータは、前記手術機器のフォーカス距離値及びズーム倍率値を含んでいる。
【0016】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。本実施形態の手術支援システムは、手術用顕微鏡などの手術機器と、この手術機器の位置及び姿勢を検出するための光学式受信装置を有する位置検出表示装置と、前記手術機器に取り付けられて、前記光学式受信装置によって検出される複数の信号部材とからなり、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための送受信部を、前記光学式受信装置と、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板とに設けている。
【0017】
このような構成により手術機器の位置及び姿勢を検出する場合には、手術機器に取付けられた複数の信号部材からの光信号を光学式受信装置によって受信し、位置検出表示装置において手術機器の位置及び姿勢を演算する。
【0018】
また、手術機器から位置検出表示装置へのデータ通信は次のようにして行われる。手術機器の送信部では、信号部材の近傍に設けられた発光部材が手術機器のデータに基づき発光される。位置検出表示装置の受信部では、光学式受信装置に設けられた受信部材によって送信部からの発光信号を検出して処理する。前記発光信号が位置検出に関連するデータであれば、位置検出可能な時に確実に通信を行うことが可能となる。
【0019】
一方、位置検出表示装置から手術機器へのデータ通信は、次のようにして行われる。位置検出表示装置は光学式受信装置に設けられた発光部材をデータに応じて発光させる。手術機器では信号部材の近傍に設けられた受信部材によって発光部材からの光信号を受信して、手術機器内の制御装置でデータに応じた処理を行う。この場合もデータが位置検出されていることが前提となるものであれば、位置検出可能な時に確実に通信を行うことが可能となり、位置検出表示装置で術前の診断画像上に重像して表示する。
ここで手術機器に取付けられた信号部材の近傍とは、複数の信号部材が一体に形成された信号板上、及び複数の信号部材によって形成される(複数の信号部材により囲まれる)面の領域となる。尚、実際には複数の信号部材によって形成される面は複数となることが多い。信号部材が環状に形成される場合には、データ受信部によって受信可能となるように、データ送信部を一定の間隔で信号部材の環状線状に設ければよい。
【0020】
なお、発光部材による発光の指向性は弱い(広い)方が本実施形態に適していることは言うまでもない。また、位置検出表示装置のデータ受信部は位置検出のための受信部材そのものであってもよい。
【0021】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0022】
(第1実施形態)
(構成)
図1は手術用顕微鏡全体の概略構成を示す図、図2は鏡体部分の拡大図、図3は鏡体部の内部構成を示す図、図4は手術支援システムの機能ブロック図、図5はワークステーションのモニタ上に表示される画像の例を示す図である。
【0023】
まず、図1を参照して手術用顕微鏡1の概略構成を説明する。床面を移動自在なベース4と、該ベース4上に支柱5が立設され、その支柱5の上体部には、図示しない照明用光源が内蔵された第1アーム6の一端が軸O1を中心に回動自在に取り付けられている。
【0024】
さらに、前記第1アーム6の他端には、軸O2を中心に回動自在に第2アーム7の一端が取り付けられている。この第2アーム7は上下移動操作を行うべく、リンク機構とバランス調整用のスプリング部材からなるパンタグラフアームであり、その他端には、軸O3を中心に回動自在に第3アーム8が取り付けられている。第3アーム8の他端には鏡体3が設けられている。第3アーム8は、軸O4を中心とした鏡体3の術者の観察方向に対する前後方向の俯仰、軸O5を中心とした術者の左右方向の俯仰を可能としたアームである。
【0025】
さらに、前記鏡体3が空間的に自在に位置調整を行い、位置固定を行うために、これらの回転軸O1〜O5における回転部には図示しない電磁ブレーキが各々設けられている。前記電磁ブレーキは支柱5に内蔵された図示しない電磁ブレーキ電源回路に接続され、前記電磁ブレーキ電源回路は顕微鏡制御部22(図4)に接続されている。
【0026】
次に光学式受信装置30について説明する。光学式受信装置30は後述する信号板の3つのLEDの3次元座標における位置を検出するためのものであり、受信部材兼データ受信部として2台の赤外線半導体カメラ31a、31bと前記赤外線半導体カメラ31a、31bの位置を固定させているカメラ支持部材32とスタンド34により構成され、手術室床に設置されている。前記赤外線半導体カメラ31a、31bはカメラ支持部材32により−定距離で2つの光軸が直交するように固定されている。また、赤外線半導体カメラ31a、31bは夫々計測装置20に接続され、計測装置20はA/D変換器33を介してワークステーション29に接続されている。
【0027】
ワークステーション29はモニタ43に接続され、その内部の図示しない記録部には、術前においてあらかじめCTやMRIといった図示しない画像診断装置による断層画像データ、及び前記断層画像データを加工し、3次元に再構築されたデータが記録されている。
【0028】
図2は鏡体3部分を拡大して示す図であり、鏡体3に一体に固定されたグリップ9に設けられたスイッチ10は前記顕微鏡制御部22(図4)に接続されている。
【0029】
図2において、17は光学式受信装置30が鏡体3の3次元座標を検出するための信号板である。信号板17には信号部材兼データ送信部として3個の赤外線発光ダイオード(LED)18a、18b、18cが一体に固定されている。LED18a、18b、18cはそれぞれ支柱5に内蔵されたLED制御装置27(図4)と各々接続されている。15は鏡体3の焦点位置である。また、35a、35b、35cは治療対象となる患者37に張り付けられたマーク部材である。Ob−XbYbZbは前記マーク部材35a、35b、35cを基準に定義される生体座標系である。
【0030】
また、図3に示すように、鏡体3は対物レンズ11、変倍光学系12、一対の結像レンズ13a、13b、一対の接眼レンズ14a、14bを有しており、各々術部からの観察光軸上に順に配置されて立体観察光学系を構成している。結像レンズ13a、13bによる結像面は、夫々接眼レンズ14a、14bの焦点位置となるように配置されている。対物レンズ11は図示しないモータと連結し、光軸方向に移動可能に構成され、位置センサ16によりレンズ位置が検出できるよう構成されている。また、変倍光学系12も図示しないモータと連結し、光軸方向に移動可能に構成され、位置センサ21によりレンズ位置が検出できるように構成されている。
【0031】
図4は手術支援システムの機能ブロック図である。上記した位置センサ16、21はそれぞれ顕微鏡制御部22に接続されている。顕微鏡制御部22はデータ変換部19とLED制御装置27とを介して上記したLED18a、18b、18cに接続されている。
【0032】
また、上記した光学式受信装置30の赤外線半導体カメラ31a、31bは各々計測装置20、A/D変換器33、ワークステーション29を介してモニタ43に接続されている。
【0033】
図5はモニタ画面上に表示される画像の一例を示す図である。患者37の術前断層画像に基づく3次元に再構築された画像とともに、手術用顕微鏡1の焦点位置15が重像されている。45は術部である。
【0034】
(作用)
以下に上記した構成の作用を説明する。手術前に患者37の頭部にマーク部材35a、35b、35cを装着し、その三点が同一断面に入る断層像が基準となるように、あらかじめ撮影したCT、MRI装置などの断層画像を3次元画像データに再構築し、ワークステーション29に記録する。手術を始めるにあってはワークステーション29内の断層画像データと実際の術部における座標の相関をとるべくマーク部材35a、35b、35cを用いてキャリブレーション(生体座標系Ob−XbYbZbの記憶)を行う。以上の作業によりワークステーション29には生体座標系が記憶され、モニタ43の3次元画像データはモニタ43上で画像における生体座標系に表示される。
【0035】
手術においては術者44はグリップ9を握り、スイッチ10を押すことにより軸O1〜O5に内蔵された電磁ブレーキによるロックを解除し、鏡体3を移動して術部45の観察部位に焦点位置15を位置決めする。
【0036】
46は主にワークステーションの操作を行う為の手術スタッフの一人である。術部45から発せられた光束は鏡体3に入射する。対物レンズ11から鏡体3へ入射した光束は、変倍光学系12、結像レンズ13a、13b、接眼レンズ14a、14bを透過して観察され、術者44は術部45を所望の倍率で観察する。観察像の焦点位置が合わないときは、対物レンズ11を前記図示しないモータにより駆動し、焦準を行う。
【0037】
また、位置センサ16、21により対物レンズ11および変倍光学系12のレンズ位置情報がそれぞれ顕微鏡制御部22に伝送される。前記レンズ位置情報はデータ変換部19に伝送され、観察点15のフォーカス距離値、及びズーム倍率値に変換される。さらにデータ変換部19は前記フォーカス距離値、ズーム倍率値に応じて、赤外線半導体カメラ31a、31bの撮像周期に対してサンプリング可能な周期の発光パターン信号を作成して、LED制御装置27に出力する。
【0038】
LED制御装置27は前記発光パターン信号にさらにLED18a、18b、18cの各々の個別発光パターン信号を付加して時分割(例えばRS−232Cの非同期式と同様の通信形式)で点灯制御する。
【0039】
光学式受信装置30はLED18a、18b、18cからの光を検出する。検出された光は計測装置20及びA/D変換器33で信号処理されて、ワークステーション29に送信される。ワークステーション29では、各々LEDの発光パターン信号からLEDの個別発光パターン信号を抽出し、あらかじめ記録されたLEDの配列との相関をとって、信号板17の生体座標系における位置及び姿勢を演算する。LED18a、18b、18cが一体に固定されている信号板17は鏡体3の所定位置に取り付けられているので、ワークステーション29での演算により鏡体3の生体座標系に対する位置及び姿勢が算出される。
【0040】
また、ワークステーション29ではLED18a、18b、18cの発光パターン信号からフォーカス距離値、ズーム倍率値に関する発光パターン信号を抽出し、フォーカス距離値、ズーム倍率値が算出される。さらに、予めワークステーション29に記録された対物レンズ11の位置情報とから、鏡体3に対する焦点位置15の相対位置が算出される。
【0041】
さらに前記鏡体3の生体座標系における位置及び姿勢と、鏡体3に対する焦点位置15の相対位置から、生体座標系における焦点位置15が演算される。モニタ43には画像上の生体座標系に3次元画像データと焦点位置15が重像されて表示される。
【0042】
以上により図5に示すように焦点位置15が3次元画像データによる画像に重像されてモニタ43に表示されるので、術者44は3次元画像データによる画像上において、顕微鏡の観察位置を容易に認識することができる。
なお、三次元位置検出に関する方法は上記した特開平05−305073号公報に詳細に開示されている。
【0043】
(効果)
本実施形態によれば、新たな送受信部材を設ける必要がないので、特に手術機器においては信号板が大型化せず手術機器本来の操作性を損ねずに本実施形態の効果が得られる。
【0044】
また本実施形態において、例えばフォーカス距離値とズーム倍率値を異なる信号部材に載せることで、より短い時間でのデータの通信が可能になり、通信におけるタイムラグを軽減できる効果がある。この場合には、手術機器が取りうる位置及び姿勢によって、位置検出によって最低限撮像されなければならない受信部材に、異なるデータを載せるように配置することとなる。
【0045】
(第2実施形態)
(構成)
図6は鏡体部分の拡大図、図7は信号板部分の拡大図、図8は光学式受信装置部分の拡大図、図9は手術支援システムの機能ブロック図である。
【0046】
ここでは上記した第1実施形態と異なる部分のみ説明する。図6に示すように信号板17´は球に支柱を付け、信号部材として外装を赤外光を反射可能な塗料で覆われた反射部材18a’、18b’、18c’が所定の形を形成して一体に固定されている。前記反射部材18a’、18b’、18c’が形成する所定の形は、形状データとしてワークステーション29に予め記録されている。
【0047】
データ送信部としては赤外光発光部材であるLED23が信号板17’の中心部分に一体に固定されている。前記LED23はLED制御装置27に接続されている。
【0048】
また、図8に示すように光学式受信装置30’には前記反射部材18a’、18b’、18c’により反射させるための赤外光を照射する赤外光照射装置28が、赤外線半導体カメラ31a、31bの共通する撮像空間に向けられ、カメラ支持部材32に一体に設けられている。さらに、前記赤外光照射装置28は赤外光発光装置36に接続されている。
【0049】
また、赤外光受光部材24が、赤外線半導体カメラ31a、31bの共通する撮像空間に向けられて、カメラ支持部材32に一体に設けられている。赤外光受光部材24は赤外光受光処理装置25に接続され、赤外光受光処理装置25はワークステーション29に接続されている。
【0050】
(作用)
第2実施形態の作用については第1実施形態と異なる部分のみ説明する。赤外光発光装置36により赤外光発光部材28が点灯し、赤外光を照射する。赤外光発光部材28から照射された赤外光は反射部材18a、18b、18cで反射され、前記反射光は赤外線半導体カメラ31a、31bにてそれぞれ撮像され、ワークステーション29に位置データとして伝達される。ワークステーション29では予め記録されている形状データとの相関を取り、信号板17’の生体座標系における位置及び姿勢が算出され、さらに鏡体3の生体座標系における位置及び姿勢が算出される。
【0051】
また、観察点15のフォーカス距離値、ズーム倍率値に応じてデータ変換部19で変換された信号に基づき、LED制御装置27がLED23を所定の発光パターンで点灯させる。
【0052】
LED23から照射された赤外光は、赤外光受光部材24で受信され、赤外光受光処理装置25で発光パターンに応じたフォーカス距離値、ズーム倍率値に変換され、ワークステーション29に伝送される。ワークステーション29では、前記鏡体3の生体座標系における位置及び姿勢と、前記フォーカス距離値、ズーム倍率値から第1実施形態同様にモニタ43上の3次元画像データに重像されて、手術用顕微鏡1の観察点15の位置が表示される。
【0053】
(効果)
本実施形態によれば、既存の手術支援システムでの通信機能部分を、有線による方法から光通信に対応させ、送受信部を位置検出表示装置と手術機器に容易に追加することが可能となる。
【0054】
尚、本実施形態においては信号部材として反射部材を用いたが、特開平5−305073号公報に示されるように色マーカーを用い、光学式受信部材としてCCDカメラを用いてもよい。色マーカーを用いた場合には、信号部材の配置による形状認識のほかに、色による識別も可能であるのでより多くの手術機器が同時に検出でき、しかも本実施形態と同様の効果がある。
【0055】
(第3実施形態)
(構成)
図10は鏡体部分の拡大図、図11は光学式受信装置の拡大図、図12はモニタ上の表示画像、図13は手術支援システムの機能ブロック図である。
【0056】
第1実施形態が手術機器から位置検出表示装置に対する通信であったのに対して、本実施形態は第1実施形態の構成に位置検出表示装置から手術機器への通信手段を追加した例を示す。
【0057】
以下に第1実施形態と異なる部分のみ説明する。信号板17の中心部分にデータ受信部として赤外光受光部材26が一体に固定された構成を信号板17”(図10)とする。赤外光受光部材26は赤外光受光処理装置40に接続され、この赤外光受光処理装置40はデータ変換部19に接続されている。
【0058】
また図11に示すように、光学式受信装置30”にはデータ送信部としてLED28がその発光部を赤外線半導体カメラ31a、31bと共通する撮像範囲に向けられて設けられている。LED28はLED制御装置24に接続され、LED制御装置24はワークステーション29に接続されている。
【0059】
図12に示すモニタ43上の表示画像において、41は対物レンズ11から観察点15までの光軸であり、光軸41を観察点15から対物レンズ11の反対の向きに一定の長さだけ延長した線を光軸補助線41’とする。また38はマウスポインタであり、39はマウスポインタ38にて入力されるターゲット39である。
【0060】
(作用)
本実施形態では、特に手術用顕微鏡のフォーカス距離を位置検出表示装置からの指示に基づき自動で設定する手段について説明する。手術用顕微鏡による現在の観察点15は第1実施形態と同様にして、生体座標系における鏡体3の位置及び姿勢と、フォーカス距離値、ズーム倍率値から3次元画像データに重像されて顕微鏡観察点の位置が表示される。
【0061】
手術スタッフ(オペレーター)46がモニタ43上のマウスポインタ38で光軸41または光軸補助線41’上の任意の位置を指定すると、その点がターゲット39としてワークステーション29に記録される。さらにオペレーター46が図示しないワークステーション29の所定のキーを操作すると、ワークステーション29は現在の観察点15とターゲット39との生体座標系における距離を演算し、ターゲット39でのフォーカス距離値として算出する。さらにワークステーション29は前記フォーカス距離値を所定の発光パターンの信号に変換し、LED制御装置24に出力する。LED制御装置24は前記発光パターンの信号に基づきLED28を点灯制御する。
【0062】
手術用顕微鏡1では赤外光受光部材26で、前記LED28による発光を受光する。受光した発光パターンは赤外光受光処理装置40で信号化され、データ変換部19に送信される。
【0063】
データ変換部19ではその発光パターンから所定のフォーマットに従いフォーカス距離値の値に変換し、さらに位置センサ16に対する位置情報値に変換される。前記位置情報値は顕微鏡制御部22に送信される。顕微鏡制御部22は図示しないフォーカス駆動モータを駆動すると同時に位置センサ16でのフィードバックにより前記位置情報値と一致したらフォーカス駆動モータを停止させる。
【0064】
以上のようにしてモニタ43上の構築された3次元画像データで指定された位置に、観察点15を合わせることが可能となる。
【0065】
(効果)
本実施形態によれば第1実施形態の効果に加えて、位置検出表示装置から手術用顕微鏡へデータを送信するにあたって、位置検出表示装置から手術用顕微鏡への通信のための新たなケーブルを設ける必要がない。よって術者及び手術スタッフは手術前の準備に新たに時間をかける必要がなく、疲労軽減に効果がある。
【0066】
以上の実施形態においては手術用顕微鏡から位置検出表示装置に通知するデータとして、光学系のデータを用いたが、他に手術用顕微鏡の操作信号などを前記データと同様にして通知してもよい。
【0067】
具体的には本実施形態に示されるように、位置検出表示装置からデータに基づいて手術用顕微鏡の焦点距離を自動で動かす場合、手術用顕微鏡にそのためのスイッチを設け、前記スイッチの操作を本発明によるデータ通信で行うことで、そのための配線が不要となる。
【0068】
また、手術機器のとりうる位置及び姿勢を可能な限り検出できるようにするために、信号部材は複数の平面をなして配置されることが多い。こうした場合には手術機器に取付けられるデータ送受信部も複数設けることで、位置検出可能な時に確実に位置検出表示装置とのデータ通信を行うことができる。
【0069】
以下にその例を簡単に示す。図14は信号板が取付けられた鏡体部の拡大図であり、図15は手術支援システムの機能ブロック図である。
【0070】
信号板117は互いに垂直な面を構成する2つの平面117aと平面117bで構成される。平面117aにはLED118a、118b、118c、118dがそれぞれ平面117aの4隅に一体に固定されており、LED制御装置27とそれぞれ接続されている。平面117aの中心部分には赤外光受光部材26aが一体に固定されており、前記赤外光受光部材26aは赤外光受光処理装置40に接続されている。
【0071】
同様に、平面117bにはLED118e、118f、118g、118hがそれぞれ平面117bの4隅に一体に固定されており、LED制御装置27とそれぞれ接続されている。平面117bの中心部分には赤外光受光部材26bが一体に固定されており、前記赤外光受光部材26bは赤外光受光処理装置40に接続されている。また、信号板117は鏡体3の所定の位置に一体に固定されている。
【0072】
(作用)
手術用顕微鏡1から光学式受信装置30”へのデータ送信部としては第1実施形態と同様にLED118a〜118hで行われ、光学式受信装置30”の赤外線半導体カメラ31a、31bで受信される。
【0073】
また、手術用顕微鏡1の光学式受信装置からのデータ受信としては第3実施形態に示されるのと同様の方法で、赤外光受光部材26a又は26bの両方もしくはいずれかで行われる。
【0074】
(効果)
本実施形態によれば、手術機器の位置及び姿勢による位置検出を第1実施形態よりも広い範囲で行うことができ、前記検出範囲の拡大に伴って、データ送受信部も拡大されるので、術者は手術機器の位置及び姿勢を気にすることなく手術に専念できるので、手術時間の短縮及び術者の疲労軽減に効果がある。
【0075】
(第4実施形態)
(構成)
図16は内視鏡と信号板の構成図、図17は内視鏡と信号板のブロック図、図18は本実施形態の全体図である。本実施形態では第1実施形態を基に、内視鏡として硬性内視鏡を用いた場合を例にとって説明する。
【0076】
図16に示すように硬性内視鏡としての内視鏡50は、挿入部51とカメラヘッド52と、前記挿入部51とカメラヘッド52とを接続するアダプタ−53とで構成される。
【0077】
挿入部51は像を取り込むための図示しない対物レンズが設けられた挿入部先端51aと、対物レンズから取り込まれた光束をカメラヘッド側にリレーするためのアダプター接続部51bからなっている。
【0078】
カメラヘッド52には、後述するカメラコントロールユニット63に接続するためのケーブル57が取り付けられるとともに、CCD59(図17)が内蔵されている。CCD59はケーブル57を経由してカメラ制御部61に接続されている。カメラ制御部61は制御部58に接続されている。また、アダプター53との勘合部には、接続されているアダプター53を特定するための接点66a、66b、66cが設けられている。接点66a、66b、66cはそれぞれ制御部58に接続されている。
【0079】
アダプター53はカメラヘッド52との勘合部分において位置決めされて着脱可能に構成されている。また、前記接点66a、66b、66cとそれぞれ接触する位置に接点67a、67b、67cを有しており、挿入部51との勘合部に設けられた接点68a、68b、68cとそれぞれ接続されている。
【0080】
挿入部51は、アダプター53との勘合部分において位置決めされて着脱可能に構成されている。また、前記接点68a、68b、68cとそれぞれ接触する位置に接点69a、69b、69cを有しており、接点69aと接点69bが接続されている。
【0081】
CCD59の撮像面光軸方向には図示しない結像レンズがCCD59面上で結像可能なように配置されている。さらに光軸方向には挿入部先端51aに取り付けられた図示しない対物レンズの焦点距離を変えるための図示しない焦準光学系が光軸上に順番に配置され、カメラヘッド52の外周に沿って回転可能なフォーカスツマミ54によってその焦点距離を可変可能に構成している。前記焦準光学系には光軸方向のレンズの移動に連動してレンズ位置を検出する位置センサ60が連結されており、位置センサ60はケーブル57内部を経由してカメラコントロールユニット63内の制御部58に接続されている。制御部58はデータ変換部62に接続されている。
【0082】
前記カメラヘッド52と挿入部51とは、挿入部51に取り込まれた光束をカメラヘッド52にリレー可能に構成されたアダプター53で着脱可能にそれぞれ連結されている。
【0083】
信号板55は赤外発光部材としてLED56a、56b、56c、56dが一体に固定され、LED56a、56b、56c、56dはそれぞれカメラコントロールユニット63内のLED制御装置64に接続されている。LED制御装置64はデータ変換部62に接続されている。また、信号板55はカメラヘッド52の所定の位置に位置決めされて着脱可能に固定されている。
【0084】
(作用)
ここでは第1実施形態をもとに新たに追加となる内容のみを説明する。挿入部51をアダプター53に取付けることにより接点69aと接点69bが接続されて、制御部58に通知される。制御部58では前記通知に基づいて、取付けられた挿入部51の長さを特定し、データ変換部62に出力する。
【0085】
ワークステーション29にはあらかじめ信号板55のカメラヘッド52に対する取り付け位置と、挿入部51の先端部51aの相対位置と、図示しない異なる長さの挿入部の先端部の情報が記録されている。
【0086】
先端部51aの位置は第1実施形態に示される手術用顕微鏡の場合と同様にして次のように特定される。
【0087】
LED56a〜56dの生体座標系における3次元位置から信号板55の位置が特定され、さらにカメラヘッド52の位置が特定される。また、ワークステーション29にあらかじめ記録されているカメラヘッド52の信号板55の所定の取付け位置と先端部51aとの相対位置から、生体座標系における先端部51aの位置が算出される。
【0088】
モニタ43に内視鏡による観察位置を示す場合、焦点距離の情報がワークステーション29で必要となるが、焦点距離の情報は次のようにワークステーション29に通知される。
【0089】
まず、術者44がフォーカスツマミ54を操作し、焦点距離を所望の値にする。図示しない焦準光学系のレンズ位置はレンズ位置情報として位置センサ60によって読み取られ、カメラ制御部61を経由してデータ変換部62に伝達される。データ変換部62では、前記挿入部の長さ情報と、レンズ位置情報値に応じて、第1実施形態と同様の所定の発光パターンでLED56a〜56dを点灯制御する。
【0090】
光学式受信装置30は信号板55のLED56a〜56dの発光パターンを受光し、計測装置20及びA/D変換器33で信号処理されてワークステーション29で対応する焦点距離値に変換される。ワークステーション29は内視鏡の先端部51aの生体座標系における位置と前記レンズ位置情報値と、接続されている挿入部51の長さ情報から、内視鏡の挿入部先端部51aと観察点42の位置として演算し、モニタ43上に示すことが可能となる。
【0091】
また、異なる長さの挿入部に付け替えたときには、例えば挿入部51の接点69aと接点69cが接続されることで、取付けられた挿入部が特定可能となり、ワークステーション29に通知されて、内視鏡先端部と観察点の位置がモニタ43上に示される。
【0092】
(効果)
内視鏡の焦点距離とともに挿入部の長さも自動的に検出されて、位置検出装置に通知されるので、手術中に異なる長さの挿入部に付け替えても何ら設定をすることなく位置検出を継続して行うことが可能となる。
【0093】
本実施形態によれば手術用顕微鏡だけでなく、内視鏡などの手術機器においても、位置検出に必要とされる情報(本実施形態では挿入部の長さ)を確実に通知することが可能となる。
【0094】
また、近年手術用顕微鏡と内視鏡による併用手術が増えているが、このように位置検出を必要とする手術機器が増えた場合には本発明による効果がいっそう大きいものとなる。
【0095】
なお、上記した具体的実施形態から以下のような構成の発明が抽出される。
【0096】
1. 手術機器と、
光学式受信装置を有し、前記手術機器の少なくとも位置を検出して表示する位置検出表示装置と、
前記手術機器に取り付けられて、前記光学式受信装置によって検出される複数の信号部材と、
を具備し、
前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための送受信部を、前記光学式受信装置と、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板とに設けたことを特徴とする手術支援システム。
【0097】
2. 手術機器と、
光学式受信装置を有し、前記手術機器の少なくとも位置を検出して表示する位置検出表示装置と、
前記手術機器に取り付けられて、前記光学式受信装置によって検出される複数の信号部材と、
を具備し、
前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための受信部を前記光学式受信装置に設け、前記光通信のための送信部を、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板に設けたことを特徴とする手術支援システム。
【0098】
3. 前記信号部材の少なくとも1つが前記手術機器の送信部を兼ねていることを特徴とする構成1又は2記載の手術支援システム。
【0099】
4. 前記光学式受信装置の位置検出部が前記位置検出表示装置の受信部を兼ねていることを特徴とする構成1又は2記載の手術支援システム。
【0100】
5. 前記手術機器の送信部が赤外線発光部材からなることを特徴とする構成1、2、3のいずれか1つに記載の手術支援システム。
【0101】
6. 前記光学式受信装置の位置検出部が赤外線半導体カメラであることを特徴とする構成4記載の手術支援システム。
【0102】
7. 前記手術機器は手術用顕微鏡であることを特徴とする構成1又は2記載の手術支援システム。
【0103】
8. 前記手術機器は硬性内視鏡であることを特徴とする構成1又は2記載の手術支援システム。
【0104】
9. 前記信号部材が複数の面を構成して配置されるとともに、前記複数の面にそれぞれ送受信部を設けたことを特徴とする構成1又は2記載の手術支援システム。
【0105】
10. 前記送受信部が複数設けられ、この複数の送受信部が異なるデータを送信することを特徴とする構成1、2、3のいずれか1つに記載の手術支援システム。
【0106】
【発明の効果】
本発明によれば、手術機器の位置検出を行うにあたって、位置検出表示装置と手術機器の間の配線をなくすことができるので、手術室内の移動時に足元を気にする必要がなくなる。
【0107】
また、手術機器の位置及び姿勢によらず手術機器の位置検出が可能な状態において確実にデータ通信を行うことができるので、術者及び手術スタッフの疲労軽減、手術室の限られた空間の有効利用に効果がある。
【0108】
また、セットアップ時の配線も減るので、セットアップ時間の短縮、手術スタッフの疲労軽減に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】手術用顕微鏡全体の概略構成を示す図である。
【図2】第1実施形態の鏡体部分の拡大図である。
【図3】鏡体部の内部構成を示す図である。
【図4】手術支援システムの機能ブロック図である。
【図5】ワークステーションのモニタ上に表示される画像の一例を示す図である。
【図6】第2実施形態の鏡体部分の拡大図である。
【図7】信号板部分の拡大図である。
【図8】光学式受信装置部分の拡大図である。
【図9】手術支援システムの機能ブロック図である。
【図10】第3実施形態の鏡体部分の拡大図である。
【図11】光学式受信装置の拡大図である。
【図12】モニタ上の表示画像の例を示す図である。
【図13】手術支援システムの機能ブロック図である。
【図14】信号板が取付けられた鏡体部の拡大図である。
【図15】手術支援システムの機能ブロック図である。
【図16】第4実施形態の内視鏡と信号板の構成図である。
【図17】内視鏡と信号板のブロック図である。
【図18】第4実施形態の全体図である。
【符号の説明】
1…手術用顕微鏡、
2…位置検出表示装置、
3…鏡体、
4…ベース、
5…支柱、
6…第1アーム、
7…第2アーム、
8…第3アーム、
9…グリップ、
10…スイッチ、
11…対物レンズ、
12…変倍光学系、
13a,13b…結像レンズ、
14a,14b…接眼レンズ、
15…焦点位置、
16…位置センサ(対物レンズ用)、
17…信号板、
18a,18b,18c…信号部材、
19…データ変換部、
20…計測装置、
21…位置センサ(変倍光学系用)、
22…顕微鏡制御部、
27…LED制御装置、
29…ワークステーション、
30…光学式受信装置、
31a,31b…赤外線半導体カメラ、
32…カメラ支持部材、
33…A/D変換器、
34…スタンド、
35a,35b,35c…マーク部材、
37…患者、
43…モニタ、
44…術者、
45…術部、
46…手術スタッフ、
17’…信号板、
18a’,18b’,18c’…反射部材、
23…LED、
25…赤外光受光処理装置、
28…赤外光照射装置、
30’…光学式受信装置、
36…赤外光発光装置、
17”…信号板、
24……LED制御装置、
26a…赤外光受光部材、
26b…赤外光受光部材(その2)、
28…LED、
30”…光学式受信装置、
40…赤外光受光処理装置、
50…内視鏡、
51…挿入部、
51a…挿入部先端、
51b…アダプター接続部、
52…カメラヘッド、
53…アダプター、
54…フォーカスツマミ、
55…信号板、
56a,56b,56c,56d…LED、
57…ケーブル、
59…CCD、
60…位置センサ、
61…カメラ制御部、
62…データ変換部、
63…カメラコントロールユニット、
64…LED制御装置、
65…検出部、
66a,66b,66c…接点。

Claims (6)

  1. 手術機器と、
    前記手術機器に取り付けられる複数の信号部材と、
    前記複数の信号部材の少なくとも位置を検出する光学式受信装置を有し、前記光学式受信装置により検出された前記信号部材の位置に基づいて前記手術機器の少なくとも位置を検出して表示する位置検出表示装置と、
    を具備し、
    前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための送受信部を、前記光学式受信装置と、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板とに設け、
    前記送受信部のうち送信部は、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータに基づいて、所定の発光パターンで点灯制御され、
    前記送受信部のうち受信部は、前記送信部での発光パターン信号を検出し、処理することを特徴とする手術支援システム。
  2. 手術機器と、
    前記手術機器に取り付けられる複数の信号部材と、
    前記複数の信号部材の少なくとも位置を検出する光学受信装置を有し、前記光学式受信装置により検出された前記信号部材の位置に基づいて前記手術機器の少なくとも位置を検出して表示する位置検出表示装置と、
    を具備し、
    前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で光通信を行うべく、該光通信のための受信部を前記光学式受信装置に設け、前記光通信のための送信部を、前記複数の信号部材で囲まれる範囲内又は前記複数の信号部材が一体に構成された信号板に設け、
    前記送信部は、前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータに基づいて、所定の発光パターンで点灯制御され、
    前記受信部は、前記送信部での発光パターン信号を検出し、処理することを特徴とする手術支援システム。
  3. 前記信号部材の少なくとも1つが前記手術機器の送信部を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2記載の手術支援システム。
  4. 前記光学式受信装置の位置検出部が前記位置検出表示装置の受信部を兼ねていることを特徴とする請求項1又は2記載の手術支援システム。
  5. 前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータは、前記手術機器のフォーカス距離値、ズーム倍率値及び前記手術機器への焦点距離自動調整命令を含むことを特徴とする請求項1記載の手術支援システム。
  6. 前記位置検出表示装置と前記手術機器との間で通信されるデータは、前記手術機器のフォーカス距離値及びズーム倍率値を含むことを特徴とする請求項2記載の手術支援システム。
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