JP4382308B2 - 製本装置、および製本方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数枚の中紙を集積してその集積方向両端に表紙を付け、表紙の外側にカバーを付けて製本する製本装置、および製本方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製本の方法として、情報を印刷した複数枚の用紙(中紙)を集積して揃え、揃えた一端辺に接着剤を塗布し、この一端辺に表紙の中央部が接着されるように表紙を貼り合わせて装丁する簡易製本方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この方法によると、集積する中紙の枚数に応じて本の厚さが変化したときにも対応可能なように、予め表紙の長さに余裕を持たせてある。このため、製本の仕上げとして、装丁した表紙の中央部から離間した両端辺を切断する工程が必要となる。
【0004】
例えば、図12に示すように、表紙の中央部を張り合わせて製本した冊子の綴じていない3つの端辺を図中線分a−a、b−b、c−cのように切断して揃える工程が必要となる。
【0005】
このため、従来の製本装置は、装置が大掛りとなり、例えば複写機に組み合わせることは困難であった。
【0006】
また、上記のように製本した冊子に自動的にカバーを付ける装置は開発されておらず、手作業によってカバーを付ける必要があった。
【0007】
この発明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、集積した複数枚の中紙に表紙を貼り合わせた後、端辺を揃えるための切断工程が不要となり、且つ表紙を覆うカバーを自動的に付けることができる製本装置、および製本方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の製本装置は、複数枚の中紙を集積してその一端辺を揃える集積機構と、この集積機構で一端辺を揃えて集積した複数枚の中紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、上記一端辺側から他端辺側に向かう第1の方向、および第1の方向とは逆の第2の方向にスライド移動させるスライド機構と、このスライド機構によって挟持拘束された複数枚の中紙が上記第1の方向にスライドされて接着位置に設定された状態で、集積方向一端にある第1の中紙の他端辺に一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ集積方向他端にある第2の中紙の他端辺に一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給する表紙供給機構と、上記接着位置に設定された複数枚の中紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給し、複数枚の中紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールするシール機構と、上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給するカバー供給機構と、上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、上記カバー供給機構で供給されたカバーの両端を折り畳むカバー折り畳み機構と、を備えている。
【0009】
上記発明によると、複数枚の中紙の集積方向一端にある第1の中紙の他端辺にその一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ集積方向他端にある第2の中紙の他端辺にその一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給し、シール部材によって複数枚の中紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールする。このため、集積される中紙の枚数、すなわち中紙の集積方向の厚さによらず、第1および第2の表紙の一端辺を中紙の他端辺に揃えてシールでき、製本後に端部を揃えるための切断工程が不要となる。これにより、大掛りな切断機構が不要となり装置を小型化でき、且つ切断工程が不要となることから製本工程を簡略化できる。
【0010】
また、上記発明によると、製本後の冊子の第1および第2の表紙にカバーを自動的に付けることができ、且つカバーの両端を表紙に合わせて折り畳むことができ、従来のように手作業によってカバーを付ける必要がなく、作業負担を軽減できる。
【0011】
また、上述した発明によると、上記スライド機構は、上記第1の中紙に面接する第1の挟圧面を有する第1の挟圧部材と、上記第2の中紙に面接する第2の挟圧面を有するとともに上記第1の挟圧部材に対して離接可能な第2の挟圧部材と、を有し、上記表紙供給機構は、上記第1の表紙の一端辺が上記第1の挟圧面と面一になる上記第1の位置に上記第1の表紙を保持する第1の保持機構と、上記第2の表紙の一端辺が上記第2の挟圧面と面一になる上記第2の位置に上記第2の表紙を保持する第2の保持機構と、を有し、上記第2の保持機構が、上記第2の挟圧部材に連動して、上記第1の保持機構に対して離接可能なように、上記第2の保持機構と上記第2の挟圧部材を一体的に支持した支持部材をさらに有する。
【0012】
上記発明によると、第1の表紙の一端辺を第1の挟圧部材の第1の挟圧面と面一にした上で、第2の挟圧部材を第1の挟圧部材に対して離接させて複数枚の中紙を挟持拘束することで、第2の表紙の一端辺を第2の挟圧部材に従動させて第2の挟圧面と自動的に面一にできる。このため、集積した中紙の厚さに合わせて表紙の供給位置を調整する必要がなく、第1および第2の表紙の一端辺を中紙の他端辺に確実且つ容易に揃えることができる。
【0013】
また、本発明の製本装置は、用紙の少なくとも1面に画像を形成する画像形成装置に組み合わされたものであって、上記画像形成装置で少なくとも1面に画像形成された複数枚の用紙を集積してその一端辺を揃える集積機構と、この集積機構で一端辺を揃えて集積した複数枚の用紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、上記一端辺側から他端辺側に向かう第1の方向、および第1の方向とは逆の第2の方向にスライド移動させるスライド機構と、このスライド機構によって挟持拘束された複数枚の用紙が上記第1の方向にスライドされて接着位置に設定された状態で、集積方向一端にある第1の用紙の他端辺に一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ集積方向他端にある第2の用紙の他端辺に一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給する表紙供給機構と、上記接着位置に設定された複数枚の用紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給し、複数枚の用紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールするシール機構と、上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給するカバー供給機構と、上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、上記カバー供給機構で供給されたカバーの両端を折り畳むカバー折り畳み機構と、を備えている。
【0014】
また、本発明の製本方法によると、複数枚の中紙を集積してその一端辺を揃え、一端辺を揃えて集積した複数枚の中紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、挟持拘束した複数枚の中紙を上記他端辺側にスライドさせて接着位置に設定し、この接着位置に設定された複数枚の中紙の集積方向一端にある第1の中紙の他端辺にその一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給するとともに、上記集積方向他端にある第2の中紙の他端辺にその一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給し、上記接着位置に設定された複数枚の中紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給して、複数枚の中紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールし、上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給し、上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、供給されたカバーの両端を折り畳むことを特徴とする。
【0015】
更に、本発明の製本方法によると、画像形成装置で少なくとも1面に画像形成された用紙を複数枚集積してその一端辺を揃え、一端辺を揃えて集積した複数枚の用紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、挟持拘束した複数枚の用紙を上記他端辺側にスライドさせて接着位置に設定し、この接着位置に設定された複数枚の用紙の集積方向一端にある第1の用紙の他端辺にその一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給するとともに、上記集積方向他端にある第2の用紙の他端辺にその一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給し、上記接着位置に設定された複数枚の用紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給して、複数枚の用紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールし、上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給し、上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、供給されたカバーの両端を折り畳むことを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながらこの発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0017】
図1には、この発明の実施の形態に係る製本装置30を組み合わせた電子写真方式のデジタル複写機100(画像形成装置)の概略構成を示してある。ここでは、まず、デジタル複写機100について説明し、製本装置30については後で説明する。
【0018】
デジタル複写機100は、その外殻をなす筐体1を有する。筐体1の上面には、透明なガラスからなる原稿台3が設けられ、その上に原稿供給部2が設けられている。原稿供給部2は、原稿台3上の所定位置に、複数枚の原稿を1枚ずつ送り込む。原稿台3の下方には、図中左右に移動するスキャナ4が設けられている。スキャナ4を介して原稿から読み取られたイメージデータは、筐体1の下端近くに配置された大容量のデータファイル装置5に蓄積される。
【0019】
スキャナ4の下方には、用紙を収容する2つのカセット6a、6bが筐体1に対して脱着自在に設けられている。各カセット6a、6bには、用紙Pの有無を検知する透過型光センサ7a、7b、および用紙Pを1枚ずつ分離して繰り出す繰り出しローラ8a、8bが設けられている。尚、本実施の形態では、下段のカセット6aにA4サイズの用紙Pをセットし、上段のカセット6bにA3サイズの用紙Pをセットした。各カセット6a、6bから繰り出された用紙Pは、複数組のローラ対9を備えた搬送路10を介して第1の画像形成部11へ送り込まれる。
【0020】
第1の画像形成部11は、その略中央に感光体ドラム12を備え、その周りに、レーザ光学系13、チャージャ14、現像器15、転写チャージャ15aなどを備えている。データファイル装置5から適宜読み出されたイメージデータに基づいてレーザ光学系13の露光走査により感光体ドラム12上に潜像が形成され、この潜像が現像器15から供給されるトナーにより現像され、転写チャージャ15aにより搬送路10を介して送り込まれた用紙P上にトナー像が転写される。
【0021】
トナー像が転写された用紙Pは、第1の画像形成部11から送り出されて、第1の定着装置16へ送り込まれる。ここで、ヒートローラ16aにより用紙Pが加熱および加圧され、トナー像が用紙P上に定着される。トナー像が定着されて画像形成された用紙Pは、図示しないアクチュエータにより回動するゲート17を通過される。
【0022】
ゲート17により切換えられる一方の搬送路上には、上述した第1の画像形成部11と同じ構造の第2の画像形成部19が逆さに設けられている。すなわち、第1の画像形成部11で一方の面に画像形成した用紙Pの他方の面にも画像形成可能となっている。この場合も、データファイル装置5から適宜読み出されたイメージデータに基づいて用紙Pの裏面に画像が形成される。また、第2の画像形成部19の下流側には、ヒートローラ20aを有する第2の定着装置20が配設されている。
【0023】
第2の定着装置20の下流側の搬送路は、ゲート17により切換えられる他方の搬送路18に接続される。つまり、第2の画像形成部19および第2の定着装置20を迂回した搬送路18を介して片面のみに画像形成した用紙Pが搬送されるようになっている。
【0024】
この合流した搬送路18上には、図示しないアクチュエータにより回動するゲート21がさらに設けられている。ゲート21により切換えられる一方の搬送路上には、後述する製本装置30へ用紙Pを排出するための一対の排出ローラ22が設けられている。また、ゲート21により切換えられる他方の搬送路上には、製本しない用紙Pを用紙スタッカ25へ排紙するための一対の排紙ローラ26が設けられている。
【0025】
また、筐体1の底部近くには、所定の動作プログラムに従って上述したデジタル複写機100の動作を制御するとともに後述する製本装置30の動作を制御する制御部ユニット23、およびデジタル複写機100および製本装置30に電力を供給するための電源ユニット24が配設されている。さらに、筐体1の上部には、オペレータによる各種操作入力を受け付けるとともにオペレータに対して各種操作案内等を表示するタッチパネル式の操作表示パネル27が設けられている。つまり、デジタル複写機100および製本装置30は、操作表示パネル27を介してなされる入力操作に基づいて動作される。
【0026】
次に、図2を参照して、製本装置30の詳細な構成について説明する。尚、製本装置30のより詳細な構成については、適宜他の図面も参照しつつ説明する。
【0027】
図2に示すように、製本装置30は、装置の外殻をなす筐体30aを有し、デジタル複写機100の排出ローラ対22を介して図中矢印T1方向に筐体30a内に送り込まれた少なくとも片面に画像形成された用紙P(中紙)を、そのニップで挟持拘束して回転することで取り込む一対の取込ローラ31を有する。取込ローラ対31の搬送方向下流側には、用紙Pの上面および下面をガイドする一対のガイド板32a、32bを介して、集積機構40が設けられている。
【0028】
集積機構40は、ステッピングモータM1によって一定方向に回転される駆動ローラ41、駆動ローラ41から図中左方向に離間して設けられベルト42を介して駆動ローラ41に従動回転可能なように連結された従動ローラ43、図示しない駆動機構によって揺動および昇降移動可能に設けられ、駆動ローラ41および従動ローラ43の回転軸をそれぞれ離間した位置で回動自在に支持した図示しない一対の支持部材、2つのローラ41、43の上端近くを通って延設され、送り込まれる用紙Pの下面側をガイドするとともにローラ41、43の送り速度と同じ速度で移動するガイド板44を有する。2つのローラ41、43は、ガイド板44を介して上方に部分的に露出され、ガイド板44上に集積された用紙Pをローラの回転によりガイド板44に沿って図中左方向へ送ることができるようになっている。
【0029】
集積機構40は、デジタル複写機100から送り込まれる用紙Pを集積する集積動作時には、図中実線で示す状態に傾斜されている。つまり、用紙Pの搬送方向後端側の一端辺が搬送方向先端側の他端辺より下がる姿勢に集積されるように傾斜され、用紙Pの一端辺がガイド板44から突設されたストッパ45に当接されて揃えられるようになっている。そして、製本する冊子B(図11参照)に綴じ込まれる枚数の全ての用紙Pが集積された後、集積機構40が図中一点鎖線で示す水平位置まで揺動および上昇される。
【0030】
このとき、上昇位置に待機している2つの送りローラ33、34との間で用紙Pがその集積方向に沿って挟持されて拘束される。2つの送りローラ33、34は、水平位置に設定された集積機構40の2つのローラ41、43にそれぞれ対向する位置に配置され、後述する上部ユニットの筐体から一体的に延設された支持部35に回転可能に取付けられており、上部ユニットとともに図中矢印A方向(上下方向)に移動可能となっている。
【0031】
水平位置に設定された用紙Pの搬送方向下流側、すなわち図中左側には、後に詳述する製本部300が設けられている。また、製本部300の図中下方には、表紙Sを製本部300内の所定位置に供給するための表紙供給機構50に含まれる一部の構成部材、およびカバーKを後述する製本テープの裏面側の所定位置に供給するためのカバー供給機構60に含まれる一部の構成部材が配設されている。
【0032】
表紙供給機構50は、複数枚の表紙Sを集積状態で収容した表紙スタッカ51を有する。本実施の形態では、表紙Sは、冊子Bとして製本される用紙Pと同じサイズのものが表紙スタッカ51に収容されている。表紙スタッカ51の図中左上近くには、図示しないモータによって回転される一対の取出しローラ52a、52bが設けられている。一方の取出しローラ52aは表紙Sの上面に転接され、このローラ52aの下流側の他方の取出しローラ52bには従動ローラ53が転接されている。つまり、一方の取出しローラ52aを回転することにより表紙スタッカ51から取出された表紙Sが、他方の取出しローラ52bと従動ローラ53との間のニップに受け渡されて送り出されるようになっている。さらに、ローラ52b、53間のニップを介して給紙される表紙Sの搬送方向下流側には、表紙Sをニップで挟持して回転することで製本部300へ送る一対の送りローラ54が設けられている。
【0033】
カバー供給機構60は、複数枚のカバーKを集積状態で収容したカバースタッカ61を有する。本実施の形態では、カバーKは、2枚の表紙Sをその短手方向に繋げて用紙Pの厚さを考慮した長さを少なくとも超える長手方向長さを有し、表紙Sの長手方向の長さと略同じ長さの短手方向長さを有するものがカバースタッカ61に収容されている。
【0034】
カバースタッカ61の図中左上近くには、図示しないモータによって回転される一対の取出しローラ62a、62bが設けられている。一方の取出しローラ62aはカバーKの上面に転接され、このローラ62aの下流側の他方の取出しローラ62bには従動ローラ63が転接されている。つまり、一方の取出しローラ62aを回転することによりカバースタッカ61から取出されたカバーKが、他方の取出しローラ62bと従動ローラ63との間のニップに受け渡されて送り出されるようになっている。さらに、ローラ62b、63間のニップを介して給紙されるカバーKの搬送方向下流側には、カバーKをニップで挟持して回転することで製本部300へ送る2組の送りローラ対64、65が設けられている。
【0035】
ここで、製本部300を拡大して示す図3を主に参照して製本部300について説明する。
【0036】
製本部300は、上述した集積機構40を含む側の下部ユニット36と、この下部ユニット36の上方に設けられた上部ユニット37と、を有する。下部ユニット36は固定的に設けられ、上部ユニット37は図示しないモータによって下部ユニット36に対して離接する方向、すなわち図中矢印A方向に移動可能に設けられている。また、上部ユニット37の筐体37aから図中右方には、上述した支持部35が一体的に延設されている。尚、上部ユニット37の筐体37aは、後述するように、本発明の支持部材として機能する。
【0037】
上部ユニット37には、下部ユニット36に対向する下端に沿って、5つの送りローラ33、34、71、72、73が並設されている。これら5つの送りローラ33、34、71、72、73は、ベルト74を介してステッピングモータM2に接続されており、同じ周速で同じ方向に回転されるようになっている。また、下部ユニット36が上部ユニット37に対向する側の上端近くにも、上記3つの送りローラ71、72、73にそれぞれ対向して供動する3つの送りローラ75、76、77が設けられている。3つの送りローラ75、76、77には、ステッピングモータM3に接続されたベルト78が巻回されて張設されており、各ローラが同じ周速で同じ方向に回転されるようになっている。
【0038】
つまり、上述した集積機構40から送り込まれた複数枚の用紙Pを、下部ユニット36と上部ユニット37との間の水平方向に延びた隙間70を通して図中左右方向へ一定速度で送ることができるようになっている。尚、隙間70の間隔は、上部ユニット37を下部ユニット36に対して矢印A方向に離接させることにより変更可能となっており、複数枚の用紙Pの集積方向に沿った厚さに応じて変更される。
【0039】
また、下部ユニット36には、上記隙間70に挟圧面81a(第1の挟圧面)を露出させた挟圧ブロック81(第1の挟圧部材)が設けられており、上部ユニット37には、上記挟圧ブロック81に隙間70を介して対向した位置で隙間70に挟圧面82a(第2の挟圧面)を露出させた挟圧ブロック82(第2の挟圧部材)が設けられている。上部ユニット37に設けられた挟圧ブロック82も、上部ユニット37とともに図中上下方向(矢印A方向)に移動可能となっており、図3に示すように、下部ユニット36の挟圧ブロック81との間で複数枚の用紙Pをその他端近くで集積方向に沿って挟持拘束可能となっている。このとき、複数枚の用紙Pの集積方向下端にある用紙Pに挟圧ブロック81の挟圧面81aが面接し、集積方向上端にある用紙Pに挟圧ブロック82の挟圧面82aが面接する。言い換えると、2つの挟圧ブロック81、82間で複数枚の用紙Pを挟持拘束した状態で、2つの挟圧面81a、82a間の距離が用紙Pの集積方向の厚さtに等しくなるようになっている。
【0040】
尚、2つの挟圧ブロック81、82は、下部ユニット36側に配設されたスライダ83に取付けられており、ステッピングモータM4を回転することにより、図中左右方向にスライド可能となっている。つまり、2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束された状態の複数枚の用紙Pは、ステッピングモータM4を所定方向に回転することで、複数の送りローラ対と供動して、隙間70に沿って図中左右方向にスライド可能となっている。尚、上述した2つの挟圧ブロック81、82、スライダ83、およびステッピングモータM4は、本発明のスライド機構として機能する。
【0041】
また、下部ユニット36および上部ユニット37には、上述した表紙供給機構50の表紙スタッカ51から送り込まれる表紙Sを受け入れるとともに、上述したカバー供給機構60のカバースタッカ61から送り込まれるカバーKを受け入れるための図中上下方向に延びた縦搬送路90が形成されている。縦搬送路90は、複数のガイド板90aによって規定されており、表紙S或いはカバーKの両面が複数のガイド板90aによって案内されるようになっている。
【0042】
下部ユニット36内には、縦搬送路90の図中左側で上下に離間して並設された2つの駆動ローラ91、92、およびこれらローラ91、92に対して縦搬送路90を介してそれぞれ転接して配置された2つの従動ローラ93、94が設けられている。下方に配設された駆動ローラ91および従動ローラ93は、カバーKの折り畳み位置に応じて位置決めされている。2つの駆動ローラ91、92には、ステッピングモータM5の回転軸に巻き回された無端状のベルト95が巻回されて張設されている。また、各従動ローラ93、94は、それぞれ、ソレノイド96、97に接続されており、対向する駆動ローラ91、92に対して離接可能となっている。尚、2つの従動ローラ93、94は、通常、対向する駆動ローラ91、92に転接されている。
【0043】
上部ユニット37内には、縦搬送路90の図中左側で上下に離間して並設された2つの駆動ローラ101、102、およびこれらローラ101、102に対して縦搬送路90を介してそれぞれ転接して配置された2つの従動ローラ103、104が設けられている。上方に配設された駆動ローラ102および従動ローラ104は、カバーKの折り畳み位置に応じて位置決めされている。2つの駆動ローラ101、102には、ステッピングモータM6の回転軸に巻き回された無端状のベルト105が巻回されて張設されている。また、各従動ローラ103、104は、それぞれ、ソレノイド106、107に接続されており、対向する駆動ローラ101、102に対して離接可能となっている。尚、2つの従動ローラ103、104は、通常、対向する駆動ローラ101、102に転接されている。
【0044】
また、下部ユニット36内であって、縦搬送路90の最下端近くには、後述する2枚目の表紙S2(第1の表紙)の搬送方向後端を検知することで表紙S2を第1の位置に設定するためのセンサ98が設けられている。また、上部ユニット37内であって、縦搬送路90の最上端近くには、後述する1枚目の表紙S1(第2の表紙)の搬送方向先端を検知することで表紙S1を第2の位置に設定するためのセンサ108、およびカバーKの搬送方向先端を検知するためのセンサ109が配設されている。
【0045】
表紙S2の後端を検知するセンサ98は、センサ98で後端を検知して停止した表紙S2の先端(一端辺)が挟圧ブロック81の挟圧面81aと面一になる位置に位置決めされて配置されている。また、表紙S1の先端を検知するセンサ108は、センサ108で先端を検知して停止した表紙S1の後端(一端辺)が挟圧ブロック82の挟圧面82aと面一になる位置に位置決めされて配置されている。つまり、製本の対象となる用紙Pの枚数が変化して厚さtが変化した場合でも、用紙Pの集積方向下端にある用紙Pに挟圧ブロック81の挟圧面81aが面接するとともにこの挟圧面81aと面一になる位置に表紙S2の先端が配置され、且つ、用紙Pの集積方向上端にある用紙Pに挟圧ブロック82の挟圧面82aが面接するとともにこの挟圧面82aと面一になる位置に表紙S1の後端が配置されることになり、常に、2枚の表紙の一端辺を用紙Pの集積方向両端にある用紙の他端辺とそれぞれ接合させることができる。言い換えると、2枚の表紙P1、P2の向かい合う端辺間の距離が、常に、用紙Pの厚さと等しくなるようになっている。
【0046】
尚、上述した4つの駆動ローラ91、92、101、102、および4つの従動ローラ93、94、103、104は、上述した2つのセンサ98、108、上述した表紙スタッカ51、および複数のローラ52a、52b、53、54とともに表紙供給機構50を構成し、且つ上述したセンサ109、上述したカバースタッカ61、および複数のローラローラ62a、62b、63、64、65とともにカバー供給機構60を構成している。
【0047】
また、下部ユニット36内の2つの駆動ローラ91、92、および2つの従動ローラ93、94は、第1の位置に設定された2枚目の表紙S2を保持する第1の保持機構として機能し、上部ユニット37内の2つの駆動ローラ101、102、および2つの従動ローラ103、104は、第2の位置に設定された1枚目の表紙S1を保持する第2の保持機構として機能する。特に、第2の保持機構は、1枚目の表紙S1の搬送方向後端が挟圧ブロック82の挟圧面82aと面一になる第2の位置に1枚目の表紙S1を保持するように機能し、上記挟圧ブロック82とともに筐体37a(支持部材)に一体的に支持されている。
【0048】
また、上部ユニット37内には、上述したスライド機構の2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束された状態の複数枚の用紙Pの他端辺に複数本の切り込みを入れるための切り込み機構110が設けられている。切り込み機構110は、移動の途中で用紙Pの他端辺に作用する複数本のカッタ111を有し、各カッタ111の基端部は、モータM7によって回転されるピニオンギア112に連結されたラック113に取付けられている。しかして、モータM7を所定方向に回転すると、カッタ111が図中矢印C方向に移動され、挟圧ブロック81、82で挟持拘束された状態の複数枚の用紙Pの他端辺に複数本の切り込みが入れられるようになっている。
【0049】
さらに、上部ユニット37内には、上述したスライド機構によって隙間70を通して所定の接着位置へスライドされた用紙Pの他端辺に面接するシール位置へ製本テープを供給して2枚の表紙S1、S2の一端辺とともに複数枚の用紙Pの他端辺をシールするためのシール機構120が設けられている。
【0050】
シール機構120は、その接着面にホットメルト接着剤が塗布された製本テープF(シール部材)をその裏面側から保持する保持ブロック121と、保持ブロック121が図3で示す待機位置に設定された状態で保持ブロック121を加熱するヒータ122と、ヒータ122の熱によりホットメルト接着剤が溶融された状態の製本テープFを保持した保持ブロック121を隙間70に介在される位置へ移動することで、2枚の表紙S1、S2の一端辺と接着位置に設定された複数枚の用紙Pの他端辺とをシールするシール位置に製本テープFを移動させるためのモータM8と、を有する。
【0051】
保持ブロック121は、スライド機構の2つの挟圧ブロック81、82と連動され、スライド機構によって図4で示す接着位置へ複数枚の用紙Pが設定されるとともに、製本テープFがシール位置へ移動される。これにより、シール位置へ設定された製本テープFに、表紙S1の一端辺および表紙S2の一端辺が接着されるとともに、複数枚の用紙Pの他端辺が数秒間押し付けられて接着される。このとき、複数枚の用紙Pが接着位置へ設定される前に、その他端辺に上述した切り込み機構によって予め切り込みが入れられているため、複数枚の用紙Pの他端辺が製本テープFに良好に接着される。
【0052】
また、下部ユニット36および上部ユニット37内には、上述したスライド機構および第1、第2の保持機構に連動してカバーKの両端を折り畳むためのカバー折り畳み機構130が設けられている。
【0053】
下部ユニット36側には、縦搬送路90の図中右側、すなわち従動ローラ93側に配置されたレバー131を動作させるためのソレノイド132、および縦搬送路90の図中左側で駆動ローラ91に圧接された折り畳みローラ133が配設されている。レバー131は、その折り曲げられた先端131aが縦搬送路90から退避する退避位置と、駆動ローラ91および折り畳みローラ133間のニップに近接した作動位置と、の間で移動可能に設けられている。折り畳みローラ133は、アーム133aの先端に回動自在に取付けられ、アーム133aの基端部に接続されたソレノイド134を動作させることにより、駆動ローラ91の周面に沿って移動され、縦搬送路90に介在して従動ローラ93に近づく方向に揺動されるようになっている。
【0054】
また、上部ユニット37側には、縦搬送路90の図中右側、すなわち従動ローラ104側に配置されたレバー135を動作させるためのソレノイド136、および縦搬送路90の図中左側で駆動ローラ102に圧接された折り畳みローラ137が配設されている。レバー135は、その折り曲げられた先端135aが縦搬送路90から退避する退避位置と、駆動ローラ102および折り畳みローラ137間のニップに近接した作動位置と、の間で移動可能に設けられている。折り畳みローラ137は、アーム137aの先端に回動自在に取付けられ、アーム137aの基端部に接続されたソレノイド138を動作させることにより、駆動ローラ102の周面に沿って移動され、縦搬送路90に介在して従動ローラ104に近づく方向に揺動されるようになっている。
【0055】
次に、上記のように構成された製本装置30を組み合わせたデジタル複写機100による動作について説明する。尚、ここでは、デジタル複写機100で原稿画像を片面或いは両面にコピーした複数枚の用紙Pに2枚の表紙S1、S2を付けて冊子状に装丁し、さらに表紙S1、S2を覆うカバーKを付けて製本する動作について説明する。図11には、参考のため、本動作によって製本されたカバー付き冊子Bの斜視図を示してある。
【0056】
原稿供給部2を介して複写対象となる複数枚の原稿がセットされて操作表示パネル27を介して図示しないスタートボタンがONにされると、原稿供給部2にセットされた原稿が原稿台3へ順次送り込まれる。そして、スキャナ4を介して各原稿の画像が順次読み取られる。スキャナ4で読み取られたイメージデータは、順次、データファイル装置5に蓄積される。
【0057】
原稿画像の読取動作に平行して、データファイル装置5からイメージデータが適宜読み出されて、カセット6から用紙Pが取出され、第1の画像形成部11および第1の定着装置16を介して、用紙Pの片面に画像が形成される。このとき、両面印刷が選択されている場合には、片面に画像形成された用紙Pがゲート17を介して第2の画像形成部19および第2の定着装置20を通過され、もう一方の面にも画像が形成される。
【0058】
このようにして、少なくとも1面に画像形成された用紙Pは、排出ローラ対22を介してデジタル複写機100の筐体1から排出されて製本装置30へ送り込まれる。
【0059】
以下、主に、図10に示すフローチャートを参照して製本装置30による動作について説明する。
【0060】
デジタル複写機100から製本装置30へ送り込まれた用紙、すなわち中紙Pは、集積機構40の傾斜したガイド板44に沿って集積され、その自重によりその下端辺(一端辺)がストッパ45に突き当てられて整位される(図10;ステップ1)。このとき、当然のことながら、集積機構40は、予め図2に実線で示す集積位置に傾斜されている。
【0061】
データファイル装置5に蓄積されている全てのイメージデータに基づく画像形成動作が終了され、製本対象となる全ての中紙Pが集積機構40に集積されると、集積機構40が図2で一点鎖線で示す水平位置まで上昇され、上部ユニット37側の2つのローラ33、34との間で挟持拘束される。そして、集積機構40の2つのローラ41、43、および上部ユニット37側の2つのローラ33、34が所定方向に回転され、挟持拘束状態の複数枚の中紙Pが製本部300へ送り込まれる。このとき、ガイド板44から上方に突設されたストッパ45も中紙Pの一端辺に当接したまま移動され、複数の中紙Pがその一端辺を揃えた状態のまま製本部300へ送り込まれる。
【0062】
一方、表紙供給機構50によって2枚の表紙S1、S2が製本部300内の所定位置に供給されてセットされる(ステップ2)。まず、表紙供給機構50の取出しローラ52a、52bが所定方向に回転されて表紙スタッカ51に収容されている最上端の表紙Sが取出され、送りローラ対54を介して製本部300の縦搬送路90へ送り込まれる。縦搬送路90へ送り込まれた1枚目の表紙S1は、複数のローラ91、92、93、94を介して上部ユニット37へ送り込まれ、その搬送方向先端がセンサ108で検出されたことをもって停止される。この状態で、表紙S1は、図3に示すように、2組のローラ101、103、および102、104のニップで挟持拘束されており、その搬送方向後端(一端辺)が挟圧ブロック82の挟圧面82aと面一になる位置(第2の位置)に設定されている。
【0063】
続いて、取出しローラ52a、52bが回転されて表紙スタッカ51に収容されている最上端の表紙Sが取出され、送りローラ対54を介して製本部300の縦搬送路90へ送り込まれる。縦搬送路90へ送り込まれた2枚目の表紙S2は、その搬送方向後端がセンサ98で検出されたことをもって停止される。この状態で、表紙S2は、図3に示すように、2組のローラ91、93、および92、94のニップで挟持拘束されており、その搬送方向先端(一端辺)が挟圧ブロック81の挟圧面81aと面一になる位置(第1の位置)に設定されている。
【0064】
上記のように集積機構40から製本部300へ送り込まれた複数枚の中紙Pは、図3に示すように、スライド機構の2つの挟圧ブロック81、82によってその集積方向に沿って挟持されて拘束される(ステップ3)。このとき、一端辺が集積機構40のストッパ45で揃えられた状態の複数枚の中紙Pが、その他端辺近くで挟持拘束されるため、一端辺側がばらつくことが防止される。尚、中紙Pの挟持動作は、上部ユニット37を下部ユニット36に向けて下降させることによりなされる。
【0065】
そして、切り込み機構のモータM7が駆動されて、図3に矢印Cで示すように、カッタ111が動作され、2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束された複数枚の中紙Pの他端辺に複数本の切り込みが入れられる(ステップ4)。このようにして、他端辺に切り込みが入れられた複数枚の中紙Pは、挟圧ブロック81、82で挟持拘束された状態のまま、スライド機構のステッピングモータM4を所定方向に回転することにより、隙間70を通して所定の接着位置までスライドされる。
【0066】
この接着位置とは、2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束された複数枚の中紙Pの集積方向最下端にある中紙Pの他端辺が2枚目の表紙S2の一端辺に接合し、且つ複数枚の中紙Pの集積方向最上端にある中紙Pの他端辺が1枚目の表紙S1の一端辺に接合する位置である。言い換えると、接着位置に設定された複数枚の中紙Pの他端辺と2枚の表紙S1、S2それぞれの一端辺は、図4に示すようにシール位置で一直線に揃うことになる。
【0067】
また、スライド機構による動作に連動して、シール機構120の保持ブロック121が図4に矢印Dで示す方向に移動され、予めヒータ122によってホットメルト接着剤が加熱溶融された製本テープFが、上記のように一直線に並んだ中紙Pの他端辺、および2枚の表紙S1、S2の一端辺に面接するシール位置へ供給される(ステップ5)。このとき、スライド機構によってスライドされる中紙Pの他端辺が、図4に示すように、シール位置に供給された製本テープFに数秒間押し付けられて接着される(ステップ6)。
【0068】
この後、図5に示すように、スライド機構の挟圧ブロック81、82で挟持拘束されている複数枚の中紙Pが逆方向に僅かに後退されて(ステップ7)、シール機構120の保持ブロック121が矢印E方向に退避され、下部ユニット36および上部ユニット37に設けられた第1および第2の保持機構の4つのソレノイド96、97、106、107が動作されて、4つの従動ローラ93、94、103、104が縦搬送路90から退避する位置に設定される。つまり、この一連の動作により、カバーKを縦搬送路90に送り込むためのスペースが確保される。
【0069】
そして、カバー供給機構60の取出しローラ62a、62bが所定方向に回転されてカバースタッカ61に収容されている最上端のカバーKが取出され、2組の送りローラ対64、65を介してカバーKが製本部300の縦搬送路90へ送り込まれる(ステップ8)。このとき、図5に示すように、縦搬送路90に送り込まれるカバーKの搬送方向先端が、ステップ2で既に供給されている2枚目の表紙S2に突き当たるようにして導かれるようになっており、カバーKが確実に表紙S2の裏面側に送り込まれるようになっている。
【0070】
このようにして縦搬送路90へ導かれたカバーKは、下部ユニット36にある送りローラ対65によって上方へ送り込まれ、その搬送方向先端がセンサ109で検出されたことをもって停止される。センサ109の配置位置は、後述するように折り畳むカバーKの折り畳み長さに応じて設定され、センサ108より折り畳み長さだけ上方に設定されている。このようにして、カバーKが所定位置に設定されると、上述した4つのソレノイド96、97、106、107が再び動作され、カバーKが2枚の表紙S1、S2とともに拘束される。
【0071】
続いて、上述したように中紙P、表紙S1、S2、およびカバーKが拘束された状態で、下部ユニット36と上部ユニット37との間の隙間70に介在された複数のローラ、および縦搬送路90に介在された複数のローラがそれぞれ所定方向に同じ周速で回転され、スライド機構の2つの挟圧ブロック81、82で挟持拘束された複数枚の中紙Pが、以下に説明するように、隙間70に沿って図中左右方向に移動され、且つ、図3に示す下部ユニット36のカバー折り畳み機構130および上部ユニット37のカバー折り畳み機構130が以下に説明するように動作され、表紙S1、S2の綴じ位置から離間した他端辺をカバーKの両端でそれぞれくるむように、カバーKの両端が折り畳まれる(ステップ9)。
【0072】
表紙S1、S2の他端辺をくるむようにカバーKの両端が折り畳まれて製本されたカバー付き冊子B(図11参照)は、下部ユニット36と上部ユニット37との間の隙間70に介在された複数個のローラ71、72、73、75、76、77を回転することにより、製本装置300から図2に矢印T2で示す方向に送り出される。
【0073】
以下、カバーKの両端を折り畳む動作について、図6乃至図9を参照して、詳細に説明する。
【0074】
まず、図6に示すように、隙間70に沿って配置された送りローラ71、72、75、76が図中矢印方向に回転されて、中紙Pが隙間70に沿って図中左方向へ移動され、その送り方向先端側が、2枚の表紙S1、S2、およびカバーKを伴って2つの送りローラ72、76間に送り込まれる。同時に、縦搬送路90に沿って設けられた4つの駆動ローラ91、92、101、102が図中矢印方向に回転されて、それぞれ対応する従動ローラとの間に挟持された表紙S1、S2、およびカバーKが隙間70に向けて送られる。このとき、各ローラの送り量は、表紙S1の他端辺が駆動ローラ102と折り畳みローラ137との間のニップに位置し、且つ表紙S2の他端辺が駆動ローラ91と折り畳みローラ133との間のニップに位置する程度に設定されている。尚、各ローラの送り量は、ステッピングモータM2、M3、M5、M6のステップ数を制御することにより調整できる。
【0075】
さらに、下部ユニット36にあるソレノイド132によってレバー131が動作されて、カバーKの中途部が駆動ローラ91と折り畳みローラ133との間のニップに押し込まれ、上部ユニット37にあるソレノイド136によってレバー135が動作されて、カバーKの中途部が駆動ローラ102と折り畳みローラ137との間のニップに押し込まれる。このとき、2枚の表紙S1、S2それぞれの他端辺がローラ間のニップに位置するため、表紙がカバーとともに折り畳まれることはない。
【0076】
この状態から、図7に示すように、今度は、上述した8つのローラ71、72、75、76、91、92、101、102がそれぞれ逆方向に回転される。これにより、下部ユニット36のレバー131の先端131aによってニップに押し込まれたカバーKの部分が表紙S2の他端辺を伴ってローラ91、133間のニップを通過されて折り畳まれるとともに、上部ユニット37のレバー135の先端135aによってニップに押し込まれたカバーKの部分が表紙S1の他端辺を伴ってローラ102、137間のニップを通過されて折り畳まれる。
【0077】
このとき、カバーKの上端部がローラ102、137間のニップ近くに位置するように、ニップからセンサ108までの距離L1およびセンサ108、109間の距離L2が設定されている。また、センサ108、109間の距離L2を変更することで、カバーKの上端側の折り畳み長さを変更できる。尚、カバーKの下端側の折り畳み長さは、中紙Pの厚さ、すなわち隙間70の幅に応じて僅かに変化するが、この変化量は以下の構成により吸収できる。
【0078】
上記のようにカバーKの両端が折り畳まれた後、図8に示すように、下部ユニット36にあるソレノイド134によって折り畳みローラ133が図中矢印方向に揺動され、且つ上部ユニット37にあるソレノイド138によって折り畳みローラ137が図中矢印方向に揺動され、上述した8つのローラが再び逆転される。このように、折り畳みローラ133を従動ローラ131に近づけるように移動させ、且つ折り畳みローラ137を従動ローラ135に近づけるように移動させることで、カバーKの下端がローラ91、93間のニップに導かれるとともに、カバーKの上端がローラ102、104間のニップに導かれ、折り畳んだカバーKの両端が捲りかえることがない。また、カバーKの折り畳み長さの僅かな変化も、折り畳みローラ133、137を上記のように揺動させることにより吸収できる。
【0079】
さらに、図9に示すように、隙間70に介在された送りローラ73、77も図中矢印方向に回転され、カバーKの両端が表紙S1、S2の他端辺をくるむように折り畳まれたカバー付き冊子Bとして、製本装置30から矢印T2方向へ送り出される。製本装置30から送り出されたカバー付き冊子Bは、図示しない排出トレイ上に排出される。
【0080】
以上のように、本実施の形態によると、複数枚の中紙Pの一端辺を揃え、その他端辺と表紙の一端辺を揃え、中紙の他端辺と表紙の一端辺を製本テープで接着し、さらに表紙を被覆するカバーを供給し、カバーの両端を表紙の他端辺をくるむように折り畳み、カバー付きの冊子として製本している。
【0081】
このため、本実施の形態によると、従来の製本装置のように、製本後に、糊付けしていない3辺を揃えるための切断工程が不要となる。これにより、従来の製本装置と比較して、製本の工数を削減でき、より簡単な製本が可能となる。また、本実施の形態によると、端辺を切断するための切断機構も不要となるため、製本装置のサイズを小型化でき、本実施の形態のようにデジタル複写機に組み合わせることも可能となる。これにより、原稿画像を複写した用紙Pを直ぐに製本することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
【0082】
また、本実施の形態によると、製本した冊子の表紙にカバーを自動的に付けることができ、且つカバーの両端を表紙に合わせて折り畳むことができ、従来のように手作業によってカバーを付ける必要がなく、カバー付きの冊子を自動的に製本でき、作業負担を軽減できる。
【0083】
さらに、本実施の形態によると、複数枚の中紙を挟圧する一方の挟圧ブロックを一方の表紙を保持する保持機構と一体化して連動させることにより、中紙の厚さによらず表紙をきれいに揃えて貼り合せることができる。このため、集積した中紙の厚さに合わせて表紙の供給位置を調整する必要がなく、表紙の一端辺を中紙の他端辺に確実且つ容易に揃えることができる。
【0084】
尚、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態では、デジタル複写機に製本装置を組み合わせた場合について説明したが、これに限らず、プリンタに製本装置を組み合わせるようにしても良い。
【0085】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の製本装置は、上記のような構成および作用を有しているので、集積した複数枚の中紙に表紙を貼り合わせた後、端辺を揃えるための切断工程が不要となり、且つ表紙を覆うカバーを自動的に付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る製本装置を組み合わせたデジタル複写機を示す概略図。
【図2】図1の製本装置の構成を示す概略図。
【図3】図2の製本装置の要部の構成を部分的に拡大して示す部分拡大図。
【図4】接着位置に設定した中紙の他端辺と表紙の一端辺を製本テープで接着した状態を示す図。
【図5】縦搬送路へカバーを供給するための準備動作を説明するための図。
【図6】カバー両端の折り畳み動作を説明するための動作説明図。
【図7】カバー両端の折り畳み動作を説明するための動作説明図。
【図8】カバー両端の折り畳み動作を説明するための動作説明図。
【図9】カバー両端の折り畳み動作を説明するための動作説明図。
【図10】図2の製本装置による動作を説明するためのフローチャート。
【図11】図2の製本装置によって製本されたカバー付き冊子を示す斜視図。
【図12】従来の製本装置による不具合を説明するための図。
【符号の説明】
2…原稿供給部、3…原稿台、4…スキャナ、6…カセット、11…第1の画像形成部、16…第1の定着装置、19…第2の画像形成部、20…第2の定着装置、27…操作表示パネル、30…製本装置、36…下部ユニット、37…上部ユニット、40…集積機構、50…表紙供給機構、60…カバー供給機構、70…隙間、81、82…挟圧ブロック、81a、82a…挟圧面、90…縦搬送路、100…デジタル複写機、110…切り込み機構、120…シール機構、130…カバー折り畳み機構、300…製本部、F…製本テープ、K…カバー、P…用紙(中紙)、S1、S2…表紙。

Claims (8)

  1. 複数枚の中紙を集積してその一端辺を揃える集積機構と、
    この集積機構で一端辺を揃えて集積した複数枚の中紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、上記一端辺側から他端辺側に向かう第1の方向、および第1の方向とは逆の第2の方向にスライド移動させるスライド機構と、
    このスライド機構によって挟持拘束された複数枚の中紙が上記第1の方向にスライドされて接着位置に設定された状態で、集積方向一端にある第1の中紙の他端辺に一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ集積方向他端にある第2の中紙の他端辺に一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給する表紙供給機構と、
    上記接着位置に設定された複数枚の中紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給し、複数枚の中紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールするシール機構と、
    上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給するカバー供給機構と、
    上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、上記カバー供給機構で供給されたカバーの両端を折り畳むカバー折り畳み機構と、
    を備えていることを特徴とする製本装置。
  2. 上記スライド機構は、上記第1の中紙に面接する第1の挟圧面を有する第1の挟圧部材と、上記第2の中紙に面接する第2の挟圧面を有するとともに上記第1の挟圧部材に対して離接可能な第2の挟圧部材と、を有し、
    上記表紙供給機構は、上記第1の表紙の一端辺が上記第1の挟圧面と面一になる上記第1の位置に上記第1の表紙を保持する第1の保持機構と、上記第2の表紙の一端辺が上記第2の挟圧面と面一になる上記第2の位置に上記第2の表紙を保持する第2の保持機構と、を有し、
    上記第2の保持機構が、上記第2の挟圧部材に連動して、上記第1の保持機構に対して離接可能なように、上記第2の保持機構と上記第2の挟圧部材を一体的に支持した支持部材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の製本装置。
  3. 上記スライド機構によって挟持拘束された複数枚の中紙が上記接着位置に設定される前に、上記複数枚の中紙の他端辺に上記シール部材に対する接着性を高めるための切り込みを入れるための切り込み機構をさらに有することを特徴とする請求項1または2に記載の製本装置。
  4. 用紙の少なくとも1面に画像を形成する画像形成装置に組み合わされた製本装置であって、
    上記画像形成装置で少なくとも1面に画像形成された複数枚の用紙を集積してその一端辺を揃える集積機構と、
    この集積機構で一端辺を揃えて集積した複数枚の用紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、上記一端辺側から他端辺側に向かう第1の方向、および第1の方向とは逆の第2の方向にスライド移動させるスライド機構と、
    このスライド機構によって挟持拘束された複数枚の用紙が上記第1の方向にスライドされて接着位置に設定された状態で、集積方向一端にある第1の用紙の他端辺に一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給し、且つ集積方向他端にある第2の用紙の他端辺に一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給する表紙供給機構と、
    上記接着位置に設定された複数枚の用紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給し、複数枚の用紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールするシール機構と、
    上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給するカバー供給機構と、
    上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、上記カバー供給機構で供給されたカバーの両端を折り畳むカバー折り畳み機構と、
    を備えていることを特徴とする製本装置。
  5. 上記スライド機構は、上記第1の用紙に面接する第1の挟圧面を有する第1の挟圧部材と、上記第2の用紙に面接する第2の挟圧面を有するとともに上記第1の挟圧部材に対して離接可能な第2の挟圧部材と、を有し、
    上記表紙供給機構は、上記第1の表紙の一端辺が上記第1の挟圧面と面一になる上記第1の位置に上記第1の表紙を保持する第1の保持機構と、上記第2の表紙の一端辺が上記第2の挟圧面と面一になる上記第2の位置に上記第2の表紙を保持する第2の保持機構と、を有し、
    上記第2の保持機構が、上記第2の挟圧部材に連動して、上記第1の保持機構に対して離接可能なように、上記第2の保持機構と上記第2の挟圧部材を一体的に支持した支持部材をさらに有することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  6. 上記スライド機構によって挟持拘束された複数枚の用紙が上記接着位置に設定される前に、上記複数枚の用紙の他端辺に上記シール部材に対する接着性を高めるための切り込みを入れるための切り込み機構をさらに有することを特徴とする請求項4または5に記載の製本装置。
  7. 複数枚の中紙を集積してその一端辺を揃え、
    一端辺を揃えて集積した複数枚の中紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、
    挟持拘束した複数枚の中紙を上記他端辺側にスライドさせて接着位置に設定し、
    この接着位置に設定された複数枚の中紙の集積方向一端にある第1の中紙の他端辺にその一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給するとともに、上記集積方向他端にある第2の中紙の他端辺にその一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給し、
    上記接着位置に設定された複数枚の中紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給して、複数枚の中紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールし、
    上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給し、
    上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、供給されたカバーの両端を折り畳むことを特徴とする製本方法。
  8. 画像形成装置で少なくとも1面に画像形成された用紙を複数枚集積してその一端辺を揃え、
    一端辺を揃えて集積した複数枚の用紙をその他端辺近くで集積方向に挟持して拘束し、
    挟持拘束した複数枚の用紙を上記他端辺側にスライドさせて接着位置に設定し、
    この接着位置に設定された複数枚の用紙の集積方向一端にある第1の用紙の他端辺にその一端辺が接合する第1の位置に第1の表紙を供給するとともに、上記集積方向他端にある第2の用紙の他端辺にその一端辺が接合する第2の位置に第2の表紙を供給し、
    上記接着位置に設定された複数枚の用紙の他端辺、上記第1の位置に供給された第1の表紙の一端辺、および上記第2の位置に供給された第2の表紙の一端辺に接するシール位置にシート状のシール部材を供給して、複数枚の用紙の他端辺と第1および第2の表紙の一端辺とをシールし、
    上記シール部材の裏面側に上記第1および第2の表紙を被覆するためのカバーを供給し、
    上記第1および第2の表紙の他端辺をそれぞれくるむように、供給されたカバーの両端を折り畳むことを特徴とする製本方法。
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