JP4381753B2 - ゲートバルブ - Google Patents

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Description

本発明は、ゲートバルブに係り、特に被処理基板用の搬入出口を開閉するためのゲートバルブに関する。
ゲートバルブは、閉じたときに真空室を気密状態で遮断し、開いたときに真空室間で被処理基板の移送を可能とする真空バルブであり、半導体製造装置やFPD(Flat Panel Display)製造装置等では反応容器、搬送室、ロードロック室等の基板搬入出口を開閉したり、隣接する真空容器または真空室間を仕切るのによく用いられている。
図11に、FPD製造装置に用いられている従来のゲートバルブの構成を示す。このゲートバルブ100は、特許文献1でも開示されているもので、たとえば真空可能な反応容器102と真空予備室またはロードロック室104との間に配置され、反応容器102の側壁102aに設けられた基板搬入出口106をロードロック室104側から開閉するようになっている。
このゲートバルブ100は、被処理基板(図示せず)を水平姿勢で出入りさせるための基板搬入出口106を閉塞できるように横長に形成された長尺状の弁体108と、この弁体108を平行クランク110を介して支持する昇降移動可能な長尺状のバルブ本体112とを有している。バルブ本体112は、真下に配置されている1つまたは複数のエアシリンダ114のピストンロッド114aに結合されるとともに、左右両側に配置されている垂直のガイドレール116に摺動可能に接続されている。エアシリンダ114がピストンロッド114aを前進または後退させると、バルブ本体112がガイドレール116の案内で垂直方向に昇降移動するようになっている。平行クランク110は、バルブ本体112の左側面と弁体108の左側面との間、およびバルブ本体112の右側面と弁体108の右側面との間にそれぞれ架け渡されている。弁体108の上面にはローラ118が取り付けられている。
このゲートバルブ100が開いているときは、図11の(A)に示すように、弁体108は基板搬入出口106よりも低い原位置または復動位置で待機し、バルブ本体112は弁体108よりもさらに低い原位置で待機している。このゲートバルブ100を閉じるときは、エアシリンダ114を作動させてピストンロッド114aを所定のストロークだけ前進させる。そうすると、図11の(B)に示すように、バルブ本体112と弁体108とがそれぞれの原位置から互いに平行かつ同一の高さ位置関係で垂直上方に移動(上昇)して、先に弁体108のローラ118が天井面120に当接し、次いでバルブ本体112が上限または往動ストッパ122に当接する。この時、平行クランク110が働いて、弁体108を前方つまり基板搬入出口106側に押し出して、基板搬入出口106の縁部(容器側壁102a)に押圧する。その際、ローラ118が天井面120で水平方向に転動することにより、弁体108は基板搬入出口106の縁部に水平に押し付けられる。なお、基板搬入出口106の縁部(容器側壁102a)にはOリング等のシール部材(図示せず)が取り付けられている。このゲートバルブ100を開けるときは、閉状態からエアシリンダ114を作動させてピストンロッド114aを往動時と同一のストロークだけ後退させる。そうすると、上記の往動動作を時間的に巻き戻すような逆方向の動作つまり復動動作が行なわれてバルブ本体112および弁体108がそれぞれの原位置へ戻る。
特開平5−196150
上記のような従来のゲートバルブ100においては、弁体108とバルブ本体112とが基板搬送方向E(バルブ厚み方向)と平行な垂直面内で延在ないし運動するリンクまたは平行クランク110を介して連結されるため、機構的にバルブ厚み方向サイズの大きい構造となっている。さらに、バルブ本体112が弁体108を左右両端でのみ平行クランク110で支持する構造であるため、弁体108の中間部に対して十分な支持力ないし押圧力を与えるのが難しいという問題がある。たとえば、ロードロック室104側を真空状態に維持したまま処理容器102内をメンテナンスのために大気開放する場合は、弁体108に対して処理容器102側から相当大きな圧力(逆圧)が加わる。この大きな逆圧に耐えてバルブ閉状態を維持するには、特に弁体108の中間部を撓まらせずに基板搬入出口106の縁部に密着させた状態を維持するには、弁体108を厚くして剛性を上げなければならない。しかし、このことによって、弁体108の厚みひいてはゲートバルブ100全体の厚みサイズがさらに増し、重量やコストの増大も伴なう。加えて、ゲートバルブ100の厚みサイズが大きいと、基板搬入出口106を基板搬送方向Eで出入りする搬送ロボット(図示せず)のアームストロークもそのぶん大きなものにしなければならず、搬送ロボットの重量やコストが増すだけでなく、搬送ロボットを設置するロードロック室104のスペースやフットプリントが増大する等の問題も派生する。上記のような問題は、被処理基板のサイズが大きくなるにつれて益々深刻化してくる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、厚みサイズを大幅に縮小し、重量およびコストの低減や搬送アームストロークの低減を実現するゲートバルブを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のゲートバルブは、チャンバの一側壁に設けられた被処理基板の搬入出用の基板搬入出口を開閉するためのゲートバルブにおいて、相対向する内側面と外側面とを有し、前記内側面を前記チャンバ側壁に当てた状態で前記搬入出口を閉塞できるように形成された長尺形の板状の弁体と、前記弁体を一定の面内で前記基板搬入出口を閉塞するための第1の弁***置と前記基板搬入出口より退避した第2の弁***置との間で旋回移動可能に支持する弁体支持部と、前記弁体支持部を介して前記弁体を前記一定の面内でその長手方向の向きを一定に保ったまま前記第1の弁***置と前記第2の弁***置との間で旋回移動させる弁体移動機構と、前記第1の弁***置に位置する前記弁体の外側面に接触または接続して前記弁体を前記チャンバ側壁に押し付ける弁体押圧部とを有し、前記弁体支持部が、一端部が前記弁体の外側面に第1の回転軸を介して回転可能に接続されたレバー体と、前記レバー体の他端部を第2の回転軸を介して回転可能に支持するベース部とを有し、前記レバー体、前記第1の回転軸および前記第2の回転軸が前記弁体の長手方向に所望の間隔を置いて複数組設けられている
本発明のゲートバルブにおいては、弁体支持部および弁体移動機構の構成および働きにより、弁体が、一定の面内でその長手方向の向きを一定に保ったまま基板搬入出口を閉塞するための第1の弁***置と基板搬入出口より退避した第2の弁***置との間で旋回移動するようになっている。そして、基板搬入出口を閉塞するために第1の弁***置に位置する弁体に対して弁体押圧部が基板搬入出口とは反対側の弁体外側面に接触または接続して弁体をチャンバ側壁に押し付けるので、弁体支持部、弁体移動機構、弁体押圧部のバルブ厚み方向サイズを機構的に小さくできるだけでなく、弁体を軽量薄型に構成しても、チャンバ側からの逆圧に対して弁体を撓まらせずに安定な密着または密閉状態を維持して、信頼性の高いバルブ機能を得ることができる。さらに、弁体支持部のレバー体、第1の回転軸および第2の回転軸が弁体の長手方向に所望の間隔を置いて複数組設けられ、これによって、長尺型の弁体を一定の向き(通常は水平姿勢)を保ったまま安定かつ円滑に旋回移動させることができるとともに、第2の弁***置における弁体の外側面と弁体押圧部との干渉を防止できる。
本発明の好ましい一態様によれば、弁体支持部が、弁体を弁体押圧部の押圧方向と逆の方向に弾性的に付勢する第1のバネ部材を有する。かかる構成によれば、弁体押圧部が押圧力を解除した際に、第1のバネ部材のバネ力により弁体を基板搬入出口より速やかに離し、基板搬入出口を開けるための復動動作を迅速に行うことができる。
また、好ましい一態様においては、弁体移動機構が、レバー体を第2の回転軸を中心として旋回運動させるためのレバー旋回駆動部を有する。バルブ厚み方向におけるレバーないし平行クランクの占有面積を小さくするために、好ましくはレバー体がチャンバ側壁とほぼ平行な面内で旋回運動するように構成してよい。
好ましい一形態によれば、レバー旋回駆動部が、チャンバ側壁とほぼ平行な面内に設定された第1の直線方向で移動可能な第1の直進移動体と、原節が第1の直進移動体に接続され、従節がレバー体に接続されたリンクとを有する。かかる構成では、第1の直進移動体を第1の直線方向で原位置から往動位置へ移動させると、リンクを介してレバー体がその往動位置へ向って回転運動し、レバー体の回転運動に伴なって弁体もその往動位置へ向って移動する。そして、第1の直進移動体を第1の直線方向で往動位置から原位置へ移動させると、リンクを介してレバー体がその原位置へ向って回転運動し、レバー体の回転運動に伴なって弁体もその原位置へ向って移動する。この場合、好ましは、レバー旋回駆動部が、弁体を第2の弁***置から第1の弁***置まで移動させるために第1の直進移動体を第1の直線方向で原位置から往動位置まで直進駆動する第1の直進駆動部を有してよく、あるいは弁体を第1の弁***置から第2の弁***置まで移動させるために第1の直進移動体を第1の直線方向で往動位置から原位置まで直進駆動する第2の直進駆動部を有してよい。
本発明の好ましい一態様によれば、弁体の外側面に鋭角に突出する傾斜面を有する傾斜突部が形成される。この場合、弁体押圧部が、弁体の傾斜突部の傾斜面に接触するための接触部を有し、かつチャンバ側壁とほぼ平行な面内に設定された第2の直線方向で移動可能な第2の直進移動体と、第2の直線方向で第2の直進移動体を原位置と往動位置との間で直進駆動する第3の直進駆動部とを有する。そして、第1の弁***置に位置する弁体に対して弁体押圧部の第3の直進駆動部が第2の直進移動体を往動位置へ直進駆動するときに、第2の直進移動体が往動位置に近づくにつれて接触部が弁体の傾斜突部の傾斜面に案内されながら弁体に対する押圧力を次第に増大させるようにする。
かかる構成によれば、弁体に押圧力を加える第2の直進移動体のバルブ厚み方向のサイズを小さなもので済ますことができる。この構成においては、弁体の傾斜突部に対して押圧力を加える際の摩擦を小さくするために、第2の直進移動体の接触部が弁体の傾斜突部の傾斜面上で転動する第1の転動体を有するのが好ましい。また、弁体の長手方向において押圧力を分散化または均一化するために、第2の直進移動体の接触部が弁体の長手方向に所望の間隔を置いて複数個設けられるのが好ましい。さらに、弁体側からの反作用を安定強固に受け止められるように、弁体押圧部が、第2の直進移動体からみてチャンバ側壁と反対側で第2の直進移動体を案内し、かつ支持する案内支持部を有するのが好ましい。この場合、弁体押圧部が、案内支持部の案内面上で転動するように第2の直進移動体に取り付けられた第2の転動体を有してよく、これによって押圧力を増大させながら第2の直進移動体の往動運動を促進することができる。
本発明の好適な一態様によれば、弁体移動機構の第1の直進駆動部と弁体押圧部の第3の直進駆動部とが第1の駆動源を共有し、第1の駆動源の駆動力に基づいた第1の直進駆動部による第1の直進移動体の原位置から往動位置までの移動と第1の駆動源の駆動力に基づいた第3の直進駆動部による第3の直進移動体の原位置から往動位置までの移動とが連動して行なわれる。この場合、第1の駆動源の共用化により駆動源の簡略化および小スペース化をはかることができる。もっとも、独立駆動方式も可能である。すなわち、別の態様として、弁体移動機構の第1の直進駆動部と弁体押圧部の第3の直進駆動部とが互いに独立した第2および第3の駆動源をそれぞれ有し、第2の駆動源の駆動力に基づいた第1の直進駆動部による第1の直進移動体の原位置から往動位置までの移動と第3の駆動源の駆動力に基づいた第3の直進駆動部による第3の直進移動体の原位置から往動位置までの移動とが連動して行なわれるようにしてもよい。
別の好適な一態様によれば、第2の駆動源が第1の直進移動体を往動位置に向けて付勢する第2のバネ部材を有し、第1の直進駆動部が、第2のバネ部材をそのバネ力に抗して弾性変形した状態に保持するために第3の直進移動体に連結されたバネ保持部材を有する。あるいは第2のバネ部材を備えずに、弁体移動機構の第1の直進駆動部が第1の直進移動体を重力を利用して原位置から往動位置まで移動させる構成も可能である。
本発明の好適な一態様によれば、弁体移動機構の第2の直進駆動部と弁体押圧部の第3の直進駆動部とが第4の駆動源を共有し、第4の駆動源の駆動力に基づいた第2の直進駆動部による第1の直進移動体の往動位置から原位置までの移動と第4の駆動源の駆動力に基づいた第3の直進駆動部による第3の直進移動体の往動位置から原位置までの移動とが連動して行なわれる。この場合、第4の駆動源の共用化により駆動源の簡略化および小スペース化をはかることができる。もっとも、独立駆動方式も可能である。すなわち、別の態様として、弁体移動機構の第2の直進駆動部と弁体押圧部の第3の直進駆動部とが互いに独立した第5および第6の駆動源をそれぞれ有し、第5の駆動源の駆動力に基づいた第2の直進駆動部による第1の直進移動体の往動位置から原位置までの移動と第6の駆動源の駆動力に基づいた第3の直進駆動部による第3の直進移動体の往動位置から原位置までの移動とが連動して行なわれるようにしてもよい。
本発明のゲートバルブによれば、上記のような構成および作用を有することにより、厚みサイズを大幅に縮小し、重量およびコストの低減や搬送アームストロークの低減を実現することができる。
以下、図1〜図10を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
図1〜図6に、本発明の第1の実施例によるゲートバルブの構成を示す。この実施例では、チャンバ10の側壁10aに水平方向に延びるように形成された上下一対の基板搬入出口12U,12Lを個別または同時に開閉するための上下一対のゲートバルブ14U,14Lを併設する形態について説明する。ここで、チャンバ10は、大気から独立した圧力またはガス雰囲気を形成できる密閉可能な任意の容器または室でよく、たとえばFPD製造装置における反応容器、搬送室、ロードロック室等であってよい。この実施例は、真空可能な反応容器をチャンバ10とし、このチャンバ10と隣接する真空室たとえばロードロック室16側にゲートバルブ14U,14Lを配置する構成としている。チャンバ10内には、上下一対の基板搬入出口12U,12Lに対応して室内を上下に二分するための水平な仕切り板(図示せず)が設けられてもよい。
先ず、下部ゲートバルブ14Lの構成を説明する。下部ゲートバルブ14Lは、横長の基板搬入出口12Lを閉塞できるサイズに形成された長尺状の弁体18Lと、この弁体18Lを基板搬入出口12Lを閉塞するための第1の弁***置または往動位置(図2に示す位置)と下部基板搬入出口12Lより下方に退避した第2の弁***置または原位置(図1に示す位置)との間で移動可能に支持する弁体支持部20と、この弁体支持部20を介して弁体18Lを往動位置と原位置との間で移動させる弁体移動機構22と、往動位置に位置する弁体18Lの外側面に接触または接続して弁体18Lをチャンバ側壁10aに押し付ける弁体押圧部24とを有する。
図1および図2に示すように、弁体支持部20、弁体移動機構22および弁体押圧部24は、両基板搬入出口12U,12Lを取り囲むようにチャンバ側壁10aに接続された枠状フランジ19の水平な下辺部分19Lの上に水平支持板21を介してそれぞれ上向きに取り付けられている。この実施例では、基板搬入出口12Lの長手方向と平行な方向(水平方向)に3基の弁体押圧部24が一定の間隔を置いて配置され、相隣接する2基の弁体押圧部24の間に(真中の弁体押圧部24の両側に)弁体支持部20および弁体移動機構22を一体化した組立体が配置されている。
弁体押圧部24は、図1、図2および図4に示すように、水平支持板21に固定された垂直上方に延びる左右両側のサイドガイド26および背面側のリアガイド28と、これらのサイドガイド26およびリアガイド28の内側で昇降移動可能に配置された上向きコ字状のロックベース30とを有している。両サイドガイド26の対向面または内側面には垂直方向に延びるガイドレール32がそれぞれ取り付けられており、ロックベース30の左右外側面に取り付けられたガイドブロック34がガイドレール32に上下方向に摺動可能にそれぞれ接続されている。ロックベース30の左右両側で垂直上方に延びるアーム部には、リアガイド28、特にその上端ガイド部28a(図4)の主面上で垂直方向に転動可能な背部のガイドローラ36と、後述する下部弁体18Lの傾斜突部80の主面上で垂直方向に転動可能な頂上部のロック用ローラ38とが取り付けられている。ロックベース30の下面には、下部ベース19Lの下で垂直上向きに配設されたエアシリンダ40から下部ベース19Lの貫通孔を通って上方に延びているピストンロッド40aの先端部が結合されている。エアシリンダ40がピストンロッド40aを前進または後退させると、ロックベース30が左右両側のガイドレール32に案内されて垂直方向の直進移動つまり昇降運動を行うようになっている。
図3に示すように、相隣接する2つのロックベース30の間には水平に延びる押し下げプレート39が所定の高さ位置(ロックベース30の下端部の位置)で架け渡されており、この押し下げプレート39の所定の部位に設定された連結部39aが後述する弁体移動機構22の弁体駆動ベース68の上面に当接または連結可能となっている。
各々の弁体支持部20は、図1、図2、図5および図6に示すように、弁体18Lと平行な垂直面内で延在し、その先端部が弁体18Lの外側面に回転軸42を介して回転可能に接続されたほぼ真っ直ぐなレバー44と、このレバー44の基端部を回転軸46を介して回転可能に支持するために水平支持板21上に固定された弁体支持ベース48とを有している。
図6に明示するように、レバー44の先端側において、回転軸42は、滑り軸受50を介してレバー44の先端部に接続されるとともに、チャンバ側壁10aと対向する一方の端部にて転がり軸受52を介して弁体18Lに接続されている。これにより、レバー44に対して回転軸42と弁体18Lとが回転軸42の軸方向に摺動可能であり、弁体18Lに対して回転軸42とレバー44とが回転軸42の中心軸の回りに回転可能となっている。回転軸42の他方の端面より軸方向に延びる細径部42aにコイルばね54が伸縮自在に嵌められ、コイルばね54の一端は細径部42aの先端に固定された太径のばね受け部56に受けられ、コイルばね54の他端は細径部42aの基端側でレバー44に固定されたリング状のばね受け部58に受けられている。回転軸42の細径部42aとコイルばね54は、レバー44に固定されたカバー60の中に収められている。
弁体18Lに外力が加わっていないときは、図6の(B)に示すように、コイルばね54のバネ力で先端側のばね受け部56がカバー60に当接する位置まで弁体18Lがレバー44側に引き寄せられ、この状態では弁体18Lがチャンバ側壁10aから一定の距離だけ離間するようになっている。しかし、チャンバ10の基板搬入出口12Lを閉塞するためのバルブ往動動作に際しては、図6の(A)に示すように、弁体18Lが基板搬入出口12Lと対向する位置で弁体押圧部24からの押圧力が弁体18Lに加えられることにより、弁体18Lがコイルばね54に抗してチャンバ側壁10aに押し付けられるようになっている。なお、弁体18Lが当たるチャンバ側壁10aの部分つまり基板搬入出口12Lの周縁部付近にはたとえばOリングからなるシール部材62が取り付けられている。
レバー44の基端側では、図5の(A)に示すように、回転軸46がレバー44に固着され、弁体支持ベース48側の転がり軸受に回転可能に支持されている。
弁体移動機構22は、図1、図2および図5に示すように、フレーム19Lに固着された下部ストッパ部材64と弁体支持ベース48に固着された上部ストッパ部材66との間で昇降可能に構成された弁体駆動ベース68と、この弁体駆動ベース68を垂直上方に付勢するコイルばね70と、弁体駆動ベース68と弁体支持部20のレバー44とを連結するリンク72とを有している。より詳細には、下部ストッパ部材64と上部ストッパ部材66との間に垂直に立設された一対のガイド棒74に、弁体駆動ベース68側の一対の筒状ガイドブロック76がそれぞれ摺動可能に遊嵌している。そして、各ガイド棒74を軸として下部ストッパ部材64の上面と弁体駆動ベース68の下面との間にコイルばね70が設けられている。弁体駆動ベース68の上面中心部には垂直上方に延びる弁体駆動ロッド75が立設され、この弁体駆動ロッド75の先端部とレバー44の基端部との間にリンク72が取り付けられている。このリンク72は、弁体駆動ロッド75およびレバー44にそれぞれ固定された回転支持軸と、両端部がそれらの回転支持軸に回転可能に取り付けらたレバー77とによって構成されている。
この実施例では、上記したように、弁体移動機構22の弁体駆動ベース68が押し下げプレート39(図3)を介して弁体押圧部24のロックベース30ひいてはエアシリンダ40に連結可能となっている。より詳細には、エアシリンダ40がピストンロッド40aを後退させてロックベース30を原位置(図1および図4の(C)に示す位置)に保持しているときは、押し下げプレート39の連結部39aが弁体移動機構22の弁体駆動ベース68の上面に当接または連結しており、コイルバネ70に抗して弁体駆動ベース68を原位置(図1および図5の(C)に示す位置)に保持している。しかし、エアシリンダ40がピストンロッド40aを前進させてロックベース30を往動位置(図2および図4の(A)に示す位置)へ上昇させると、弁体駆動ベース68が押し下げプレート39から開放されてコイルバネ70のバネ力により往動位置(図2および図5の(A),(B)に示す位置)まで垂直上方に直進移動または上昇運動するようになっている。弁体駆動ベース68が上昇すると、リンク72を介して弁体支持部20のレバー44が弁体支持ベース48側の回転支持軸46を回転中心として図1において反時計方向に回転し、レバー44の先端部に取り付けられている弁体18Lが水平姿勢を維持したまま図1に示す原位置から図2に示す往動位置まで矢印Fの方向に移動するようになっている。ここで、弁体18Lには弁体長手方向に所定の間隔を置いて2本のレバー44が接続されており、これら2本のレバー44によって平行クランクが構成されている。
弁体18Lの外側面には、所定の箇所つまり図2の往動位置にて弁体押圧部24の頂上ローラ38と対応する箇所(計6箇所)に鋭角に突出する下向きの傾斜面を有する傾斜突部80が固着されている。弁体18Lがチャンバ10の基板搬入出口12Lを塞ぐときは、図1および図5の(A)に示すように、弁体押圧部24の頂上ローラ38が傾斜突部80の傾斜面に加圧接触するようになっている。
次に、下部ゲートバルブ14Lの動作を説明する。チャンバ10の基板搬入出口12Lを開いた状態とするときは、図1に示すように、各エアシリンダ40のピストンロッド40aを原位置に後退させておく。この状態では、弁体18L、弁体支持部20、弁体移動機構22および弁体押圧部24がそれぞれの原位置に位置している。より詳細には、弁体押圧部24においては、図1および図4の(C)に示すように、ピストンロッド40aに結合されているロックベース30が最下位置の原位置に在り、頂上ローラ38は基板搬入出口12Lよりも低い位置に在る。弁体移動機構22においては、図1および図5の(C)に示すように、ロックベース30に結合されている押し下げプレート39の連結部39aが弁体駆動ベース68の上面に連結しており、コイルばね70に抗して弁体駆動ベース68が最下位置の原位置に保持されている。したがって、弁体駆動ベース68にリンク72を介して接続されている弁体支持部20のレバー44はほぼ水平に臥せた姿勢に保持され、レバー44の先端部に接続されている弁体18Lは基板搬入出口12Lよりも低い原位置に置かれる。
ゲートバルブ14Lによりチャンバ10の基板搬入出口12Lを閉めるときは、図1の状態から各エアシリンダ40が同時に作動して各々のピストンロッド40aを往動位置まで所定のストロークだけ前進させる。そうすると、ピストンロッド40aに結合されている弁体押圧部24のロックベース30が最下位置の原位置から最上位置の往動位置まで一気に上昇する。このロックベース30の上昇運動と連動して弁体移動機構22の弁体駆動ベース68がコイルばね70のバネ力によって最下位置の原位置から最上位置の往動位置へ向って上昇する。もっとも、弁体駆動ベース68の上昇ストロークはロックベース30の上昇ストロークよりも短いため、往動位置に達した弁体駆動ベース68から押し下げプレート39は上方へ離れていく(図5の(B)→(A))。
上記のようにして弁体移動機構22の弁体駆動ベース68が最下位置の原位置から垂直上方に上昇すると、リンク72を介して弁体支持部20のレバー44が基端側の回転軸46を回転中心として起立するように図1において反時計回りに回転運動し、このレバー44の回転運動に伴なって弁体18Lが水平姿勢を維持したまま原位置から図1において矢印Fの方向に一定の面内で移動する。そして、弁体駆動ベース68が最上位置の往動位置まで上昇すると、弁体18Lは往動位置に到達して基板搬入出口12Lの正面に付ける。上記したように、基板搬入出口12Lの長手方向に間隔を置いて配置された2基の弁体支持部20のレバー44によって平行クランクが構成されている。
弁体押圧部24においては、押し下げプレート39が弁体駆動ベース68から離れた後もロックベース30がさらに上昇し、最上位置の往動位置付近に近づくとロック用ローラ38が一足先に往動位置つまり基板搬入出口12Lの正面位置に着いている弁体18Lの傾斜突部80の傾斜面に下から乗り上げ、その傾斜面上で転動しながら往動位置まで上昇する(図4の(B)→(A))。この際、ロックベース30側から弁体18Lに対して次第に増大する押圧力が加えられ、弁体18Lの内側面はチャンバ側壁10aのシール部材62に押し付けられる。同時に、ロックベース30の背面側では背面ローラ36がリアガイド28の上端ガイド部28aの主面上を転動しながら上昇することにより、弁体18L側からの反作用を円滑かつ強固に受け止めて、弁体18Lに対するアーム部ないしロック用ローラ38の押圧を背後から後押しする。上端ガイド部28aは、たとえばステンレス鋼等の硬度の高い材質からなり、弁体18Lに対する後押しの押圧力を高めるために適度に突出した主面を有するのが好ましい。
こうして弁体押圧部24より弁体18Lに押圧力が加えられる時は、図6につき上述したように、弁体支持部20の先端部側では、弁体18Lがレバー44側のコイルばね54に抗してチャンバ側壁10aに押し付けられる(図6の(B)→(A))。
上記のようにしてゲートバルブ14Lの往動動作が完了すると、図2、図4の(A)、図5の(A)および図6の(A)に示すように、弁体18Lがチャンバ10aの側壁(シール部62)に加圧接触して基板搬入出口12Lを気密に閉塞する状態となる。エアシリンダ40のピストンロッド位置をロックしておくことで、このままバルブ閉状態を安定に保つことができる。
バルブ閉状態からバルブ開状態に切り替えるときは、上記のバルブ往動動作を時間的に巻き戻すような逆方向の動作つまり復動動作が行なわれる。すなわち、同一のタイミングで各エアシリンダ40のピストンロッド40aを往動時と同じストロークだけ後退させる。そうすると、最初にピストンロッド40aに結合されているロックベース30が往動位置からの下降運動を開始し、ロック用ローラ38が弁体18Lの傾斜突部80から下方に降りて弁体18Lから離間する(図4の(A)→(B))。そうすると、弁体支持部20の先端部側では弁体18Lに対する外部押圧力が解除されることにより、弁体18Lがコイルばね54のバネ力でレバー44側に引き付けられ基板搬入出口12Lから離される(図5の(A)→(B),図6の(A)→(B))。
しかる後、ロックベース30に結合されている押し下げプレート39の連結部39aが弁体移動機構22の弁体駆動ベース68の上面に上方から舞い降りるようにして当接または連結し、そのまま弁体駆動ベース68を押し下げながら最下位置の原位置まで下降する。こうして、弁体移動機構22の駆動ベース68が下降するのに伴ない、リンク72を介して弁体支持部20のレバー44が基端側の回転軸46を回転中心として臥せるように図2において時計回りに回転運動し、このレバー44の回転運動に伴なって弁体18Lが水平姿勢を維持したまま往動位置から図2において矢印Bの方向に一定の垂直面内で移動する。そして、弁体駆動ベース68が最下位置の原位置まで下降すると、弁体18Lは基板搬入出口12Lよりも低い原位置(図1)に戻る。
上部ゲートバルブ14Uは、2つの相違点を除いて上記した下部ゲートバルブ14Lと同一の構成を有しており、下部ゲートバルブ14Lとほぼ同様な往動動作および復動動作を行って上部基板搬入出口12Uを開閉する。第1の相違点は、弁体移動機構22において、コイルばね(70)を省いている点である。すなわち、弁体駆動ベース68を重力で往動(下降)させられるため、往動駆動用のコイルばね(70)が不要となっている。第2の相違点は、図4および図5に示すように、上部ゲートバルブ14Uを下から包囲するように断面L形のカバー82を上部弁体18Uの下面に取付固定している点である。上部ゲートバルブ14Uの駆動系または運動系の各部から塵や埃等のゴミ類が発生してもカバー82の底に落ちて周囲へ拡散しないようになっている。カバー82の左右両端面は閉塞されてよい。
上記のように、この実施例のゲートバルブ14(14L,14U)は、弁体18(18L,18U)を支持するための弁体支持部20のレバー44を弁体18の外側面に接続して、弁体18と平行な垂直面内で回転運動させる。弁体18の長手方向に適当な間隔を置いて複数の弁体支持部20を配置し、それぞれのレバー44を弁体18の外側面に接続することで、弁体18と平行な垂直面内で回転運動する平行クランクが構成される。バルブ厚み方向においてレバー44ないし平行クランクの占める空間は僅かである。チャンバ10の基板搬入出口12を弁体18で塞ぐときは、弁体押圧部24が弁体18の外側面に複数箇所(上記の例では6箇所)で接触または接続して長手方向で分散化または均一化された圧力で弁体18をチャンバ側壁10aに押し付けるようにし、垂直方向で安定かつ強固な直進移動を行うロックベース30のロック用ローラ38を弁体18側の傾斜突部80に加圧接触させて弁体18への押圧力を得るようにしている。これにより、バルブ本体側(弁体支持部20、弁体移動機構22、弁体押圧部24)のバルブ厚み方向サイズが機構的に小さいだけでなく、弁体18を軽量薄型に構成しても、チャンバ10側からの逆圧、特に大気開放時の強い逆圧に対して弁体18を撓まらせずに密閉状態を安定に維持し、信頼性の高いバルブ機能を得ることができる。実際、FPD製造装置用のゲートバルブとして安定した機能を保証するうえで、図11の従来のゲートバルブは約400mmの厚みを必要としたのに対して、この実施例のゲートバルブは厚みサイズを約150mm以内に抑えることができる。もちろん、ゲートバルブ全体の重量およびコストも大幅に低減できる。
また、上記実施例では、弁体押圧部24のロックベース30と弁体移動機構22の弁体駆動ベース68とを押し下げ(または押し上げ)プレート39を介して連結可能とし、共通のエアシリンダ40により弁体押圧部24と弁体移動機構22とを一緒に駆動できるようになっており、機構の効率化と簡素化も実現している。
なお、上記実施例はチャンバ10の側壁に設けた上下一対の基板搬入出口12U,12Lに上下一対のゲートバルブ14U,14Lをそれぞれ充てる形態に係るものであったが、かかる形態は一例であり、1つの基板搬入出口12について上部ゲートバルブ14Uもしくは下部ゲートバルブ14Lのいずれか一方を設ける形態も可能であることはいうまでもない。また、チャンバ側壁10aと平行な面内で弁体18L,18Uが往動位置と復動位置との間で回転運動する向きを上記実施例と反対にすることも可能である。たとえば下部弁体18Lの場合、上記実施例では、復動位置(図1)から往動位置(図2)へ移動するときは反時計回りに回転運動し、往動位置(図2)から復動位置(図1)へ移動するときは時計回りに回転運動した。しかし、反対に、復動位置から往動位置へ移動するときは時計回りに回転運動し、往動位置から復動位置へ移動するときは反時計回りに回転運動するように構成することも可能である。
図7に、この実施例によるゲートバルブ14を適用したFPD製造装置のマルチチャンバシステムを示す。図示の例では、搬送ロボット(図示せず)を収容するトランスファチャンバ86がシステム中心部に設置され、その周りに複数台のプロセスチャンバ88,90,92と一台のロードロックチャンバ94とが設置されている。トランスファチャンバ86と周りの各チャンバ88,90,92,94とはこの実施例によるゲートバルブ14を介して接続されており、カセットチャンバ94のカセット出入口にも同様のゲートバルブ14が設けられてよい。上記したように、この実施例によるゲートバルブ14は薄型に構成できるため、トランスファチャンバ86内の搬送ロボットから周囲の各チャンバ88,90へアクセスするために搬送アームを伸ばす距離つまり搬送アームストロークを短くすることができる。これにより、軽量小型の搬送ロボットを使用できるとともに、トランスファチャンバ86の平面サイズも縮小できる。さらに、ゲートバルブ14の薄型化が重なることで、システム全体のフットプリントも縮小できる。
図8〜図10に、第2の実施例によるゲートバルブの要部の構成を示す。図中、上記した第1の実施例と同様の構成または機能を有する部分には同一の符号を附してある。
この実施例では、弁体支持部20、弁体移動機構22および弁体押圧部24を同一の固定ベース96上に設ける構造としている。固定ベース96は、上記第1の実施例における弁体支持部20の弁体支持ベース48の機能と、ガイドレール32を図示省略しているが弁体押圧部24のサイドガイド26の機能と、弁体移動機構22の下部ストッパ部材64の機能とを兼ねている。弁体移動機構22においては、弁体駆動ベース68が省かれており、コイルばね70の下端が固定ベース96の上面に固定され、コイルばね70の上端が弁体駆動ロッド74の下端部に固定されている。弁体押圧部24のロックベース30は上記第1の実施例における押し下げプレート39を兼ねている。弁体駆動ロッド74の往動位置を規定するための適当なストッパ部材(図示せず)が設けられている。この実施例でも、弁体支持部20、弁体移動機構22および弁体押圧部24が上記第1の実施例と同様に動作する。このことによって、バルブ厚みサイズの縮小、重量およびコストの低減、搬送アームストロークの低減を実現することができる。
本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。たとえば、上記実施例において、ロックベース30に設ける頂上ローラ38を、弁体18の傾斜突部80に対して滑性の高い材質からなる棒状体で代用することも可能である。同様に、ロックベース30に背面に設ける背面ローラ36を、リアガイド28ないし上端ガイド部28に対して滑性の高い材質からなるブロック体で代用することも可能である。上記実施例では弁体押圧部24と弁体移動機構22とを連結可能にして駆動源に共通のエアシリンダ40を用いたが、別々のエアシリンダその他の駆動源を用いて弁体押圧部24と弁体移動機構22とを非連結で連動させる構成も可能である。
上記した実施例はFPD製造装置用のゲートバルブに係るものであったが、本発明のゲートバルブは半導体製造装置その他の各種加工装置、計測装置等にも適用可能である。
本発明の一実施例によるゲートバルブの構成(バルブ開状態)を示す略正面図である。 実施例によるゲートバルブの構成(バルブ閉状態)を示す略正面図である。 実施例のゲートバルブにおける押し下げプレートの取付構造を示す略正面図である。 実施例のゲートバルブにおける弁体押圧部の構成および作用を示す略側面図である。 実施例のゲートバルブにおける弁体移動機構の構成および作用を示す略側面図である。 実施例のゲートバルブにおける弁体支持部の先端部の構成を示す側面図である。 実施例のゲートバルブを適用したマルチチャンバシステムの構成例を模式的に示す平面図である。 本発明の別の実施例によるゲートバルブの構成(バルブ開状態)を示す略斜視図である。 実施例によるゲートバルブの構成(バルブ開閉動作の途中の状態)を示す略斜視図である。 実施例におけるゲートバルブの構成(バルブ閉状態)を示す略斜視図である。 従来のゲートバルブの構成を示す側面図である。
符号の説明
10 チャンバ
10a チャンバ側壁
12,12L,12U 基板搬入出口
14,14L,14U ゲートバルブ
16 ロードロック室
18,18L,18U 弁体
20 弁体支持部
22 弁体移動機構
24 弁体押圧部
26 サイドガイド
28 リアガイド
30 ロックベース
32 ガイドレール
34 カイドブロック
36 背面ローラ
38 頂上ローラ
40 エアシリンダ
42 回転軸
44 レバー
46 回転軸
48 弁体支持ベース
54 コイルばね
68 弁体駆動ベース
70 コイルばね
72 リンク
80 傾斜突部

Claims (19)

  1. チャンバの一側壁に設けられた被処理基板の搬入出用の基板搬入出口を開閉するためのゲートバルブにおいて、
    相対向する内側面と外側面とを有し、前記内側面を前記チャンバ側壁に当てた状態で前記搬入出口を閉塞できるように形成された長尺形の板状の弁体と、
    前記弁体を一定の面内で前記基板搬入出口を閉塞するための第1の弁***置と前記基板搬入出口より退避した第2の弁***置との間で旋回移動可能に支持する弁体支持部と、
    前記弁体支持部を介して前記弁体を前記一定の面内でその長手方向の向きを一定に保ったまま前記第1の弁***置と前記第2の弁***置との間で旋回移動させる弁体移動機構と、
    前記第1の弁***置に位置する前記弁体の外側面に接触または接続して前記弁体を前記チャンバ側壁に押し付ける弁体押圧部と
    を有し、
    前記弁体支持部が、一端部が前記弁体の外側面に第1の回転軸を介して回転可能に接続されたレバー体と、前記レバー体の他端部を第2の回転軸を介して回転可能に支持するベース部とを有し、
    前記レバー体、前記第1の回転軸および前記第2の回転軸が前記弁体の長手方向に所望の間隔を置いて複数組設けられている、ゲートバルブ。
  2. 前記弁体支持部が、前記弁体を前記弁体押圧部の押圧方向と逆の方向に弾性的に付勢する第1のバネ部材を有する請求項1に記載のゲートバルブ。
  3. 前記弁体移動機構が、前記レバー体を前記第2の回転軸を中心として旋回運動させるためのレバー旋回駆動部を有する請求項1または請求項2に記載のゲートバルブ。
  4. 前記レバー体が、前記チャンバ側壁とほぼ平行な面内で旋回運動する請求項または請求項に記載のゲートバルブ。
  5. 前記レバー旋回駆動部が、前記チャンバ側壁とほぼ平行な面内に設定された第1の直線方向で移動可能な第1の直進移動体と、原節が前記第1の直進移動体に接続され、従節が前記レバー体に接続されたリンクとを有する、請求項3または請求項4に記載のゲートバルブ。
  6. 前記レバー旋回駆動部が、前記弁体を前記第2の弁***置から前記第1の弁***置まで移動させるために前記第1の直進移動体を前記第1の直線方向で原位置から往動位置まで直進駆動する第1の直進駆動部を有する請求項に記載のゲートバルブ。
  7. 前記レバー旋回駆動部が、前記弁体を前記第1の弁***置から前記第2の弁***置まで移動させるために前記第1の直進移動体を前記第1の直線方向で往動位置から原位置まで直進駆動する第2の直進駆動部を有する請求項または請求項記載のゲートバルブ。
  8. 前記弁体の外側面に鋭角に突出する傾斜面を有する傾斜突部が形成され、
    前記弁体押圧部が、前記弁体の傾斜突部の傾斜面に接触するための接触部を有し、かつ前記チャンバ側壁とほぼ平行な面内に設定された第2の直線方向で移動可能な第2の直進移動体と、前記第2の直線方向で前記第2の直進移動体を原位置と往動位置との間で直進駆動する第3の直進駆動部とを有し、
    前記第1の弁***置に位置する前記弁体に対して前記弁体押圧部の第3の直進駆動部が前記第2の直進移動体を往動位置へ直進駆動するときに、前記第2の直進移動体が往動位置に近づくにつれて前記接触部が前記弁体の傾斜突部の傾斜面に案内されながら前記弁体に対する押圧力を次第に増大させる請求項1〜のいずれか一項記載のゲートバルブ。
  9. 前記第2の直進移動体の接触部が、前記弁体の傾斜突部の傾斜面上で転動する第1の転動体を有する請求項に記載のゲートバルブ。
  10. 前記第2の直進移動体の接触部が、前記弁体の長手方向に所望の間隔を置いて複数個設けられる請求項または請求項に記載のゲートバルブ。
  11. 前記弁体押圧部が、前記第2の直進移動体からみて前記チャンバ側壁と反対側で前記第2の直進移動体を案内し、かつ支持する案内支持部を有する請求項10のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
  12. 前記弁体押圧部が、前記案内支持部の案内面上で転動するように前記第2の直進移動体に取り付けられた第2の転動体を有する請求項11に記載のゲートバルブ。
  13. 前記弁体移動機構の第1の直進駆動部と前記弁体押圧部の第3の直進駆動部とが第1の駆動源を共有し、前記第1の駆動源の駆動力に基づいた前記第1の直進駆動部による前記第1の直進移動体の原位置から往動位置までの移動と前記第1の駆動源の駆動力に基づいた前記第3の直進駆動部による前記第3の直進移動体の原位置から往動位置までの移動とが連動して行なわれる請求項12のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
  14. 前記弁体移動機構の第1の直進駆動部と前記弁体押圧部の第3の直進駆動部とが互いに独立した第2および第3の駆動源をそれぞれ有し、前記第2の駆動源の駆動力に基づいた前記第1の直進駆動部による前記第1の直進移動体の原位置から往動位置までの移動と前記第3の駆動源の駆動力に基づいた前記第3の直進駆動部による前記第3の直進移動体の原位置から往動位置までの移動とが連動して行なわれる請求項12のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
  15. 前記第2の駆動源が前記第1の直進移動体を往動位置に向けて付勢する第2のバネ部材を有し、
    前記第1の直進駆動部が、前記第2のバネ部材をそのバネ力に抗して弾性変形した状態に保持するために前記第3の直進移動体に連結されたバネ保持部材を有する
    請求項14に記載のゲートバルブ。
  16. 前記弁体移動機構の第1の直進駆動部が前記第1の直進移動体を重力を利用して原位置から往動位置まで移動させる請求項12のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
  17. 前記弁体移動機構の第2の直進駆動部と前記弁体押圧部の第3の直進駆動部とが第4の駆動源を共有し、前記第4の駆動源の駆動力に基づいた前記第2の直進駆動部による前記第1の直進移動体の往動位置から原位置までの移動と前記第4の駆動源の駆動力に基づいた前記第3の直進駆動部による前記第3の直進移動体の往動位置から原位置までの移動とが連動して行なわれる請求項16のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
  18. 前記弁体移動機構の第2の直進駆動部と前記弁体押圧部の第3の直進駆動部とが互いに独立した第5および第6の駆動源をそれぞれ有し、前記第5の駆動源の駆動力に基づいた前記第2の直進駆動部による前記第1の直進移動体の往動位置から原位置までの移動と前記第6の駆動源の駆動力に基づいた前記第3の直進駆動部による前記第3の直進移動体の往動位置から原位置までの移動とが連動して行なわれる請求項16のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
  19. 前記チャンバ側壁に、前記弁体と気密に接触するためのシール部材が設けられる請求項1〜18のいずれか一項に記載のゲートバルブ。
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