JP4381520B2

JP4381520B2 - Offset type flexible grindstone with a transparent hole for grinding surface observation

Info

Publication number: JP4381520B2
Application number: JP25937199A
Authority: JP
Inventors: 洲明夫中
Original assignee: クレトイシ株式会社; サンーゴバンアブレイシブズ，インコーポレイティド
Priority date: 1999-09-13
Filing date: 1999-09-13
Publication date: 2009-12-09
Anticipated expiration: 2019-09-13
Also published as: JP2001079771A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクグラインダーに用いる円盤型回転砥石に関し、特に、適度な撓み度と強度を有する研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ディスクグラインダーに用いる円盤型回転砥石にて研削しようとすると、研削面は回転砥石に隠れているので見えないままで研削しなければならなかった。それ故、限られた場所を研削する際には研削焼けを生じ易かった。
従って、熟練作業者の長年の経験による研削感覚に頼って研削作業が行われている為、限られた作業者しか研削作業を行うことが出来なかった。
それ故、砥石に研削面を観察するための透視孔や切り欠きを設けた円盤型回転砥石については、実開昭４１−１３６６７号、実開昭４８−７６５９４号、実開昭５１−２２１９０号、実開昭５３−１２８９９５号、実開昭５８−８０１６４号、及び、実開昭５２−６７６９６号等の各公報が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、オフセット砥石の使用面の一部に透視孔や外周部に切り欠きを設けると、被研削物を引っ掛け易くなり、強度も低下する。
それ故、設けた位置によっては使用途中で被研削物に透視孔が引っ掛かり、グラインダーの高速回転による強い衝撃力によって、作業者に危険を与えたり、場合によっては、砥石の破壊が生じることもあり、作業者だけでなく周囲の人達にも重大な事故の発生となる。
砥石の使用時の周速度は、最高使用周速度（ＪＩＳＲ６２４１にて規定される）４，３００ｍ／分であり、高速度で回転しているために、外周部での引っ掛けによる事故発生の防止と、それから発展する偏磨耗や破壊等についての対策技術が未解決のままの状態である。
特に、研削面を観察するために設けられた外周部の切り欠きについては、研削の初期においては問題が生じ難いが、研削が進むと切り欠き部分が被研削物に引っ掛かり易くなるとの問題点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題に鑑みて鋭意研究を重ねた結果、砥石に特定な素材を使用し、特定な構造にすると共に、研削面観察用の透視孔を特定な範囲内のものにすることにより、上記課題を解決することが出来るとの知見に基づき本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石は、オフセット型フレキシブル砥石において、取り付け面側をガラスクロスで補強し、砥石半径の６０％以上外側乃至最外周部から２ｍｍ以上内側の範囲内に、直径７〜１０ｍｍの研削面観察用透視孔を穿設し、その面積が砥石回転時に透視可能な面積に対して５〜２０％の範囲内とすると共に、砥石の撓み度を１．０〜１．５ｍｍとしたこと、を特徴とするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】
[I] オフセット型フレキシブル砥石
(1) 構造
(a) 砥石
本発明の研削面観察用透視孔２が開けられたオフセット型フレキシブル砥石１は、図１の（ａ）及び（ｂ）に示すように、研削面側１ａに一般的にアルミナ質又は炭化珪素質研削材の砥粒番手Ｆ２４〜Ｆ１５０を用いて、フェノール樹脂に代表される熱硬化性樹脂を結合剤として固めた砥石層３を形成し、研削面側よりも細目番手の砥粒を研削面側と同種の結合剤で固めたものを、平織又は綾織りガラスクロス４ａ，４ｂにフェノール樹脂を含浸し、半硬化状態にしたガラスクロス４ａ，４ｂで挟むことにより積層した補強層４より形成されるものである。
上記補強層４は、上記単層のガラスクロス４ａと砥粒／結合剤混合物とを用いた補強層４であっても良いが、研削面側よりも細目番手の砥粒と研削面側と同種の結合剤で固めたものを、ガラスクロス４ａ，４ｂにフェノール樹脂を含浸して半硬化状態にした複数のガラスクロス層４ａ，４ｂで挟むことにより積層した積層体５よりなる補強層４とすることが好ましい。
該砥石１は一般に外径寸法１００〜１８０ｍｍ、厚み２〜４ｍｍの円盤状のもので、中央部付近５が裏面の取り付け面側１ｂに突出しているものである。
【０００６】
補強層
本発明の研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石においては、上記研削面側１ａに形成した砥石層３に引き続いて、砥石１の取り付け面側１ｂに研削面側よりも細目番手の砥粒と研削面側と同種の結合剤との混合物をガラスクロス４ａ，４ｂにフェノール樹脂を含浸して半硬化状態にしたガラスクロス４ａ，４ｂで補強した補強層４を形成することが重要である。
ガラスクロス４ａ，４ｂで補強した補強層４は、砥石１の肉厚の１／４〜１／２の範囲内であることが好ましい。
ディスクグラインダーに用いる円盤型回転砥石１においては、研削時の砥石１が被研削物と接触して研削する為には、円盤状砥石１の回転軸に掛けられた押圧力を受けて、湾曲しながら回転しなければならないので、砥石１には曲げ応力が常に与えられていることから、割れや欠け等が生じ易い。
特に、本発明の研削面観察用透視孔２が開けられたオフセット型フレキシブル砥石１においては、砥石１に研削面観察用の複数個の透視孔２を設けていることから、通常の透視孔が開けられていないオフセット型フレキシブル砥石に比較して透視孔２が開けられているだけ強度的に弱められていることから、その補強を行う必要がある。
【０００７】
(b) 研削面観察用透視孔
本発明の研削面観察用透視孔２が開けられたオフセット型フレキシブル砥石１に開けられている研削面観察用の透視孔２は、複数個開けられており、通常、直径が７〜１０ｍｍ、好ましくは８〜９ｍｍのものを４〜１２個、好ましくは６〜１０個設けられている。
該透視孔２は、砥石１の複数の同心円上に設けられていることが好ましく、それらは一般に二つ以上の同心円上に等間隔に設けられているのが良い。
この透視孔２は、砥石１の最外周部から２ｍｍ以上、好ましくは３ｍｍ以上内側に設けることにより研削初期の引っ掛けによる欠けが発生し難くなる。
また、この透視孔２は、該砥石１の半径の６０％以上外側に設けられており、６０％より内側では、高速使用時に破壊する可能性がある。
更に、透視孔２の合計面積は、砥石回転時に透視可能な領域２ａの面積の５〜２０％、好ましくは１０〜１５％の範囲内とすることが重要である。
透視孔の大きさ、数、面積が小さ過ぎると、研削面を透視するには不十分であり、大き過ぎると、強度、研削比が低下する。
【０００８】
(2) 撓み度
本発明の研削面観察用透視孔２が開けられたオフセット型フレキシブル砥石１においては、砥石１の取り付け面１ｂをガラスクロス４ａ，４ｂで補強することで、そうでない場合と比較して撓み度は小さくなるが、透視孔２を設けることで、撓み度を１．０〜１．５ｍｍに制御することが重要である。
上記範囲の撓み度は、被研削物の研削したくない（傷を入れたくない）周辺部を研削することなく、限られた場所を研削するのに適当な柔軟性を示す。
この砥石の撓み度の測定は、砥石を半径１５ｍｍのフランジに取り付け、砥石の静止状態で砥石の中心部から４７ｍｍのところを半径５ｍｍの圧子で２０Ｎの荷重を与えた時の撓み（ｍｍ）を撓み度とする。請求項中の「砥石の撓み度」は、これによるものである。
【０００９】
[II] バックプレート
(1) バックプレートの使用
本発明の研削面観察用透視孔２が開けられたオフセット型フレキシブル砥石１は、そのままディスクグラインダー等にセットして使用することもできるが、更に、砥石１の透視孔２と同じ位置に貫通孔７を開けた合成樹脂製のバックプレート６を添えて使用することが好ましい。
【００１０】
(2) 構造
上記バックプレート６は、図２に示す様に、上記研削面観察用透視孔２が開けられたオフセット型フレキシブル砥石１の透視孔２と同じ位置に貫通孔７を有する合成樹脂製のプレートである。
該バックプレート６の形状は、オフセット型フレキシブル砥石１と一体となって回転し研削するためのものであることから、オフセット型フレキシブル砥石１の取り付け面側１ｂの形状と相似の形状をしたものである。
該バックプレート６は曲げ強さ（ＪＩＳＫ７２０３）５０ＭＰａ以上、好ましくは６０〜１００ＭＰａ、耐熱温度（ＪＩＳＫ７２０６）８０℃以上、好ましくは１２０℃以上の熱可塑性樹脂製のプレートが用いられることが好ましい。
具体的には、例えば、ポリカーボネート樹脂、ＡＢＳ樹脂等を挙げることが出来る。
このバックプレート６を使用することにより、円盤状砥石１の回転軸に掛けられた押圧力を砥石１の前記補強層４だけでなくバックプレート６でも受け止めて、湾曲しながら回転することができるので、割れや欠け等が生じ難い。更に、このバックプレート６は砥石１が欠けて飛散したとしても、砥石１と一体となって回転してはいるが、別の素材として形成されていることから、破損しないでそのままの形状を保つことができるので、防御板としての作用を果たすことができるので、作業者に砥石１の破片が当たることがない。
【００１１】
[III] 用途
この様な本発明の研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石は、ディスクグラインダーにセットして使用することにより、一般鋼材から難研削材のステンレス鋼材の研削・研磨を行うことができる。特に、研削焼けが発生し易いステンレス等の薄板で、溶接点等の限られた範囲のみを研削したい場合に向いている。
【００１２】
【実施例】
以下に示す実施例及び比較例によって、本発明を更に具体的に説明する。
実施例１〜５及び比較例１〜２
(1) 砥粒とフェノール樹脂との混合物の製造
研削面側砥石層用の混合物
アルミナ質研削材に区分される人造研削材（種類はＪＩＳＲ６１１１にて規定される白色アルミナ質研削材ＷＡとし、粒度はＪＩＳＲ６００１にて規定されるＦ６０）の砥粒１００重量部に対して、砥石用液状フェノール樹脂（ＪＩＳＫ６９０９にて規定される）５重量部を攪拌して湿らせた後、研削砥石用粉末フェノール樹脂（ＪＩＳＫ６９０９にて規定される）２０重量部、ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム１５重量部を攪拌し、砥粒の表面に均一に付着させた混合物を得た。
【００１３】
取り付け面側補強層用の混合物
アルミナ質研削材に区分される人造研削材（種類はＪＩＳＲ６１１１にて規定される褐色アルミナ質研削材Ａとし、粒度はＪＩＳＲ６００１にて規定されるＦ１００）の砥粒１００重量部に対して、砥石用液状フェノール樹脂（ＪＩＳＫ６９０９にて規定される）４重量部を攪拌して湿らせた後、研削砥石用粉末フェノール樹脂（ＪＩＳＫ６９０９にて規定される）２４重量部、ヘキサフルオロアルミン酸ナトリウム７重量部を攪拌し、砥粒の表面に均一に付着させた混合物を得た。
【００１４】
(2) 砥石の製造
取り付け面側を補強するガラスクロス（ＪＩＳＲ３４１４にて規定されるＥＰ１９）にフェノール樹脂を含浸して半硬化状態にしたガラスクロスを４０〜８０℃の金型に馴染ませた上に補強層用の混合物を充填して表面を均し、更にガラスクロス（ＪＩＳＲ３４１４にて規定されるＥＰ４０Ｂ）にフェノール樹脂を含浸して半硬化状態にしたガラスクロスを馴染ませ、砥石層用の混合物を充填して表面を均して、加熱成形機により成形し、１５０〜２００℃の硬化炉で硬化したもの。
【００１５】
(3) 研削面観察用透視孔の形成
上記砥石の中心部から４４ｍｍの位置（外周部）に直径８ｍｍと、３８ｍｍの位置（内周部）に直径９ｍｍの研削面観察用透視孔を表１に示す個数をコアドリルで開け、図１に示すような、外径寸法１０２ｍｍ、厚み２．８ｍｍの円盤状の研削面観察用透視孔を開けた砥石を製作した。
【００１６】
(4) 評価
研削テストは、電気ディスクグラインダー（日立工機（株）製７２０Ｗ）を使用し、砥石寸法外径１０２ｍｍ×厚さ２．８ｍｍ×孔径１５ｍｍで、被研削材はＳＵＳ３０４（ＨＲＢで８６／９０）、寸法肉厚９×横５０×縦３００ｍｍの上を、手動で往復させて研削を行った。研削条件は砥石回転数１２，０００ｒｐｍ、送り速度０．５ｍ／ｓｅｃ、研削幅９ｍｍ、傾斜角１０〜１５度、研削時間は２０分間として、被研削材除去体積及び砥石磨耗体積を測定し、その結果を表１に示す。
更に、被研削材をＳＵＳ３０４で研削焼けが生じ易い厚さ１．５ｍｍの薄板に直径３ｍｍの溶接点を作り、その凸部をグラインダーで平坦になるまで１２，０００ｒｐｍ、傾斜角５〜１０度の条件で手動研削を行い、研削焼けの発生のし易さを比較し、その結果を表１に示す。
実施例６〜８及び比較例３〜５
砥石の仕様をＷＡ４６ＳＢＦ２７（実施例６）、ＷＡ８０ＳＢＦ２７（実施例７）、ＷＡ１２０ＳＢＦ２７（実施例８）とした以外は実施例１の砥石と同じ寸法１０２×２．８×１５ｍｍを測定した。
【００１７】
【表１】

【００１８】
【表２】

【００１９】
【発明の効果】
このような本発明の研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石は、補強層が形成され研削面観察用透視孔が開けられているために、適度な撓み度と強度を有し、研削面が見えるために、研削焼けを生じ難く、熟練作業者でなくても研削作業を行うことが出来る。
また、従来の透視孔や切り欠きを設けた砥石に比べて、引っ掛かりや砥石の破壊が生じ難いので、安全性が高く、偏磨耗を抑制することができることから良好な研削を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１の（ａ）及び（ｂ）は、本発明実施例の研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石の平面図（ａ）及びＡ−Ａ線断面図（ｂ）である。
【図２】図２の（ａ）及び（ｂ）は、バックプレートの平面図（ａ）及びＢ−Ｂ線断面図（ｂ）である。
【符号の説明】
１研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石
１ａ研削面側
１ｂ取り付け面側
２研削面観察用透視孔
２ａ砥石回転時に透視可能な領域
３砥石層
４補強層
４ａ，４ｂガラスクロス
５中央部付近
６バックプレート
７貫通孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a disk-type rotary grindstone used for a disk grinder, and more particularly to an offset type flexible grindstone having a grinding surface observation perspective hole having an appropriate degree of deflection and strength.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, when trying to grind with a disk-type rotary grindstone used for a disk grinder, the ground surface must be ground without being visible because it is hidden by the grindstone. Therefore, grinding burns easily occur when grinding in a limited area.
Therefore, since the grinding work is performed by relying on a grinding sense based on many years of experience by skilled workers, only a limited number of workers can perform the grinding work.
Therefore, the disc-type rotary grindstone provided with a see-through hole and a notch for observing the grinding surface on the grindstone is disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open Nos. 41-13667, 48-76594, and 51-22190. Japanese Utility Model Laid-Open Nos. 53-128995, 58-80164, and 52-67696 have been proposed.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, if a see-through hole or a notch is formed in the outer peripheral portion of a part of the use surface of the offset grindstone, it becomes easy to catch an object to be ground and the strength is also lowered.
Therefore, depending on the position provided, the see-through hole may get caught in the workpiece during use, and the strong impact force caused by the high-speed rotation of the grinder may cause danger to the operator, and in some cases, the grinding wheel may be destroyed. Serious accidents occur not only to workers but also to the people around them.
The peripheral speed when using the grindstone is 4,300 m / min, the maximum operating peripheral speed (as defined in JIS R 6241), and because it rotates at a high speed, accidents due to hooking on the outer periphery occur. The technology to prevent and prevent undeveloped wear and destruction, etc. will be unsolved.
In particular, the notch on the outer peripheral portion provided for observing the grinding surface is unlikely to cause a problem at the beginning of grinding, but the problem is that the notched portion is easily caught on the workpiece as grinding progresses. is there.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies in view of the above-mentioned problems, the present inventor uses a specific material for the grindstone, has a specific structure, and makes the through hole for observation of the grinding surface within a specific range. Thus, the present invention has been completed based on the knowledge that the above-mentioned problems can be solved.
That is, the offset type flexible grindstone with the through hole for observation of the grinding surface according to the present invention is reinforced with a glass cloth on the mounting surface side in the offset type flexible grindstone, and is 60% or more of the grindstone radius from the outer side to the outermost part 2 mm. The grinding surface observation fluoroscopic hole having a diameter of 7 to 10 mm is formed in the inner range as described above, and the area thereof is within the range of 5 to 20% with respect to the area that can be seen through when the grinding wheel rotates. The degree is set to 1.0 to 1.5 mm.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
[I] Offset type flexible grinding wheel
(1) Structure
(a) Grindstone An offset type flexible grindstone 1 in which a grinding hole observation perspective hole 2 according to the present invention is opened is generally made of an alumina material on the grinding surface side 1a, as shown in FIGS. 1 (a) and (b). Alternatively, the grindstone layer 3 formed by hardening a thermosetting resin typified by a phenol resin with a binder of a silicon carbide-based abrasive F24 to F150 is used, and the abrasive grains are finer than the grinding surface side. Reinforced layer 4 obtained by laminating a glass cloth 4a, 4b impregnated with a binder of the same type as the grinding surface side and impregnated with a phenolic resin and sandwiched between semi-cured glass cloths 4a, 4b. It is formed more.
The reinforcing layer 4 may be the reinforcing layer 4 using the single-layer glass cloth 4a and the abrasive / binder mixture, but the same kind of abrasive grains and the grinding surface side that are finer than the grinding surface side. A reinforcing layer 4 made of a laminate 5 laminated by sandwiching a glass cloth 4a, 4b with a plurality of glass cloth layers 4a, 4b impregnated with a phenol resin into a semi-cured state. It is preferable.
The grindstone 1 is generally disk-shaped having an outer diameter of 100 to 180 mm and a thickness of 2 to 4 mm, and the vicinity of the central portion 5 protrudes from the attachment surface 1b on the back surface.
[0006]
Reinforcing layer In the offset type flexible grindstone with the through hole for observation of the grinding surface of the present invention, the grinding wheel layer 3 formed on the grinding surface side 1a is followed by grinding on the mounting surface side 1b of the grinding stone 1. Reinforcing layer 4 reinforced with glass cloth 4a, 4b in which glass cloth 4a, 4b is impregnated with phenolic resin in a semi-cured state with a mixture of finer abrasive grains than the surface side and the same kind of binder on the grinding surface side. It is important to form
The reinforcing layer 4 reinforced with the glass cloths 4a and 4b is preferably within a range of 1/4 to 1/2 of the thickness of the grindstone 1.
In the disk-type rotary grindstone 1 used for the disc grinder, in order for the grindstone 1 during grinding to come into contact with an object to be ground and to be ground, it receives a pressing force applied to the rotating shaft of the disc-shaped grindstone 1 and is curved. However, since the bending force is always applied to the grindstone 1, cracks and chips are likely to occur.
In particular, in the offset type flexible grindstone 1 in which the grinding surface observation fluoroscopic hole 2 of the present invention is opened, since the grinding stone 1 is provided with a plurality of fluoroscopic holes 2 for grinding surface observation, a normal fluoroscopic hole is provided. Since the see-through hole 2 is weakened as much as it is opened compared to the offset flexible grindstone that is not opened, it is necessary to reinforce it.
[0007]
(b) Grinding Surface Observation Perspective Holes A plurality of grinding surface observation fluoroscopic holes 2 opened in the offset type flexible grindstone 1 in which the grinding surface observation fluoroscopic holes 2 of the present invention are opened, are opened. Usually, 4-12 pieces, preferably 6-10 pieces having a diameter of 7-10 mm, preferably 8-9 mm are provided.
The see-through holes 2 are preferably provided on a plurality of concentric circles of the grindstone 1, and they are generally provided at equal intervals on two or more concentric circles.
By providing the see-through hole 2 on the inner side of the outermost peripheral portion of the grindstone 1 by 2 mm or more, preferably 3 mm or more, chipping due to catching at the initial stage of grinding is less likely to occur.
Further, the see-through hole 2 is provided outside 60% or more of the radius of the grindstone 1, and there is a possibility that the inside of the see-through hole 2 may be broken during high speed use.
Furthermore, it is important that the total area of the see-through holes 2 is in the range of 5 to 20%, preferably 10 to 15% of the area of the region 2a that can be seen through when the grindstone rotates.
If the size, number and area of the fluoroscopic holes are too small, it is insufficient for seeing through the ground surface, and if too large, the strength and the grinding ratio are lowered.
[0008]
(2) Deflection degree In the offset type flexible grindstone 1 in which the through hole 2 for grinding surface observation according to the present invention is opened, the attachment surface 1b of the grindstone 1 is reinforced with glass cloths 4a and 4b, which is compared to the case where it is not. Although the degree of bending is reduced, it is important to control the degree of bending to 1.0 to 1.5 mm by providing the fluoroscopic hole 2.
The degree of deflection in the above range shows a suitable flexibility to grind a limited place without grinding a peripheral portion where the workpiece is not desired to be ground (not desired to be scratched).
The degree of bending of the grindstone is measured by attaching the grindstone to a flange with a radius of 15 mm, and bending (mm) when a load of 20 N is applied with a 5 mm radius indenter at a position 47 mm from the center of the grindstone when the grindstone is stationary. Degree of deflection. The “degree of bending of the grindstone” in the claims is based on this.
[0009]
[II] Back plate
(1) Use of back plate The offset type flexible grindstone 1 with the through hole 2 for observing the grinding surface of the present invention can be used as it is set in a disc grinder or the like. 2 is preferably used with a synthetic resin back plate 6 having through holes 7 at the same position as 2.
[0010]
(2) Structure As shown in FIG. 2, the back plate 6 is a synthetic resin having a through hole 7 at the same position as the see-through hole 2 of the offset type flexible grindstone 1 in which the see-through hole 2 for grinding surface observation is opened. Plate.
Since the shape of the back plate 6 is for rotating and grinding integrally with the offset type flexible grindstone 1, it has a shape similar to the shape of the mounting surface side 1b of the offset type flexible grindstone 1. is there.
The back plate 6 is preferably made of a thermoplastic resin plate having a bending strength (JIS K7203) of 50 MPa or more, preferably 60 to 100 MPa and a heat resistant temperature (JIS K7206) of 80 ° C. or more, preferably 120 ° C. or more.
Specifically, polycarbonate resin, ABS resin, etc. can be mentioned, for example.
By using the back plate 6, the pressing force applied to the rotating shaft of the disc-shaped grindstone 1 can be received not only by the reinforcing layer 4 of the grindstone 1 but also by the back plate 6 and can be rotated while being curved. , Cracks and chips are difficult to occur. Furthermore, even if the grindstone 1 is chipped and scattered, the back plate 6 is rotated integrally with the grindstone 1 but is formed as a separate material, so that it maintains its shape without being damaged. Therefore, since the function as a defense plate can be achieved, fragments of the grindstone 1 do not hit the operator.
[0011]
[III] Applications The offset type flexible grindstone with such a through hole for observation of the grinding surface of the present invention is used by setting a disc grinder to grind stainless steel materials that are difficult to grind from general steel materials. Polishing can be performed. Particularly, it is suitable for a case where it is desired to grind only a limited range such as a welding point with a thin plate of stainless steel or the like which is likely to cause grinding burn.
[0012]
【Example】
The present invention will be described more specifically with reference to the following examples and comparative examples.
Examples 1-5 and Comparative Examples 1-2
(1) Production of a mixture of abrasive grains and phenolic resin
Mixture for grinding wheel side grinding wheel layer Artificial abrasives classified into alumina abrasives (type is white alumina abrasive WA defined in JIS R6111, particle size is defined in JIS R6001) After stirring 5 parts by weight of a liquid phenolic resin for grinding stones (defined in JIS K6909) with 100 parts by weight of F60) abrasive grains, a powdered phenolic resin for grinding wheels (specified in JIS K6909) is used. 20 parts by weight and 15 parts by weight of sodium hexafluoroaluminate were stirred to obtain a mixture that was uniformly adhered to the surface of the abrasive grains.
[0013]
Mixture for mounting surface side reinforcing layer Artificial abrasive classified into alumina abrasive (type is brown alumina abrasive A defined in JIS R6111, grain size defined in JIS R6001 After stirring 4 parts by weight of a liquid phenolic resin for grinding stone (defined in JIS K6909) with 100 parts by weight of abrasive grains of F100), the powdered phenolic resin for grinding wheel (specified in JIS K6909) 24) parts by weight and 7 parts by weight of sodium hexafluoroaluminate were stirred to obtain a mixture that was uniformly adhered to the surface of the abrasive grains.
[0014]
(2) Manufacture of grinding stone Glass cloth (EP19 specified in JIS R3414) that reinforces the mounting surface side was impregnated with a 40-80 ° C mold by impregnating phenolic resin into a semi-cured glass cloth. Filling the top with a mixture for reinforcing layer, leveling the surface, and further adapting a glass cloth (EP40B defined in JIS R3414) impregnated with a phenol resin into a semi-cured state, The mixture was filled with a mixture, and the surface was leveled, molded by a heat molding machine, and cured in a curing furnace at 150 to 200 ° C.
[0015]
(3) Formation of grinding hole for observation of ground surface Observation hole for observation of grinding surface with a diameter of 8 mm at the position 44 mm (outer periphery) and 9 mm diameter at the position 38 mm (inner periphery) from the center of the grinding wheel. The number shown in Fig. 1 was opened with a core drill, and a grindstone with a disk-shaped grinding surface observation hole having an outer diameter of 102 mm and a thickness of 2.8 mm as shown in Fig. 1 was produced.
[0016]
(4) The evaluation grinding test uses an electric disk grinder (720W manufactured by Hitachi Koki Co., Ltd.), the grinding wheel dimensions are 102mm outer diameter x 2.8mm thickness x 15mm hole diameter, and the material to be ground is SUS304 (HRB 86/90), the thickness of 9 × 50 × 300 mm in length was manually reciprocated for grinding. Grinding conditions were a grinding wheel rotational speed of 12,000 rpm, a feed rate of 0.5 m / sec, a grinding width of 9 mm, an inclination angle of 10 to 15 degrees, a grinding time of 20 minutes, and the grinding material removal volume and grinding wheel wear volume were measured. The results are shown in Table 1.
Further, a welding point having a diameter of 3 mm is made on a thin plate having a thickness of 1.5 mm, which is likely to be ground and burned by SUS304, and the convex portion is 12,000 rpm and an inclination angle of 5 to 10 degrees until the convex portion is flattened by a grinder. Manual grinding is performed under the conditions, and the easiness of occurrence of grinding burn is compared, and the results are shown in Table 1.
Examples 6-8 and Comparative Examples 3-5
The same dimensions as the grinding wheel of Example 1 except that the specifications of the grinding wheel are WA 46 S BF 27 (Example 6), WA 80 S BF 27 (Example 7), and WA 120 S BF 27 (Example 8). 2.8 × 15 mm was measured.
[0017]
[Table 1]

[0018]
[Table 2]

[0019]
【The invention's effect】
Such an offset type flexible grindstone having a grinding surface observation fluoroscopic hole according to the present invention has an appropriate degree of bending and strength because a reinforcing layer is formed and the grinding surface observation fluoroscopic hole is opened. Since the grinding surface can be seen, it is difficult to cause grinding burn, and the grinding work can be performed even if it is not a skilled worker.
Also, compared to a conventional grindstone provided with a see-through hole and a notch, it is difficult to cause catching and breakage of the grindstone, so that high safety is achieved and uneven wear can be suppressed, so that favorable grinding can be performed.
[Brief description of the drawings]
1 (a) and 1 (b) are a plan view (a) and a cross-sectional view taken along line AA of an offset type flexible grindstone having a grinding hole observation perspective hole according to an embodiment of the present invention; ).
2 (a) and 2 (b) are a plan view (a) and a cross-sectional view (b) taken along the line BB of the back plate.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Offset type flexible grindstone 1a in which grinding surface observation perspective hole was opened Grinding surface side 1b Mounting surface side 2 Grinding surface observation perspective hole 2a Area that can be seen through when grinding wheel 3 Grinding stone layer 4 Reinforcement layer 4a, 4b Glass cloth 5 Near the center 6 Back plate 7 Through hole

Claims

アルミナ質又は炭化珪素質研削材の砥粒番手Ｆ２４〜Ｆ１５０を用い、熱硬化性樹脂を結合剤として用い、外径寸法１００〜１８０ｍｍ、厚み２〜４ｍｍの円盤状のもので、中央部付近が裏面の取り付け面側に突出した、オフセット型フレキシブル砥石において、取り付け面側をガラスクロスで補強し、砥石半径の６０％以上外側乃至最外周部から２ｍｍ以上内側の範囲内に、直径７〜１０ｍｍの研削面観察用透視孔を穿設し、その面積が砥石回転時に透視可能な面積に対して５〜２０％の範囲内とすると共に、砥石の撓み度を１．０〜１．５ｍｍとしたことを特徴とする、研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石。 Alumina or silicon carbide abrasives with a grain number of F24 to F150, a thermosetting resin as a binder, a disk shape with an outer diameter of 100 to 180 mm and a thickness of 2 to 4 mm. In the offset type flexible grindstone that protrudes to the mounting surface side of the back surface, the mounting surface side is reinforced with a glass cloth, and the diameter is 7 to 10 mm within the range of 60% or more of the radius of the grinding wheel to 2 mm or more from the outermost periphery. A grinding hole for observation of the grinding surface was drilled, and the area was within a range of 5 to 20% of the area that could be seen through when the grinding wheel was rotated, and the degree of flexion of the grinding wheel was 1.0 to 1.5 mm. An offset type flexible grindstone having a through hole for observing a grinding surface.

砥石の透視孔と同じ位置に貫通孔を備えた合成樹脂製のバックプレートを添えた、請求項１に記載の研削面観察用透視孔が開けられたオフセット型フレキシブル砥石。 The offset type flexible grindstone provided with a through-hole for grinding surface observation according to claim 1, wherein a synthetic resin back plate having a through-hole is provided at the same position as the see-through hole of the grindstone.