JP4380458B2 - 警告灯制御装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の車両間で狭域通信を行い、自車両に設けられた警告灯の動作を制御する警告灯制御装置及び方法に関する。
従来より、渋滞時にハザードランプを点滅させている他車両の後方に接近した場合に、ハザードランプを自動的に点滅させる技術が下記の特許文献1などで知られている。
具体的には、この特許文献1に記載された技術では、自車両と、当該自車両の前方を走行する他車両との距離が所定値以下、且つ自車両の走行速度が所定値以下となり、前方の他車両がハザードランプを点滅させていることを検出した場合に、自車両が渋滞列の後方に位置していることを判定して、ハザードランプを自動的に点滅させている。その後、自車両の速度が所定値以上となったら、自動的にハザードランプの点滅を停止させている。このような技術によれば、自車両が渋滞列に近づくと、自動的にハザードランプを点滅させて、自車両の後方を走行する他車両の運転者に通知することができる。
特開2003−200782号公報
ところで、渋滞時におけるハザードランプの点滅は、後方から接近する他車両の運転者に渋滞の最後尾位置を知らせるために行われているが、上述した特許文献1をはじめとする従来の技術では、所定の速度以下での走行を一定時間継続した場合に、ハザードランプを点滅させ、当該ハザードランプの点滅を行ってから所定速度以上での走行を一定時間継続した場合に、当該ハザードランプの点滅を停止させるものであった。
そのため、所定速度以下で継続して走行する渋滞列に車両が次々と後続した場合には、ハザードランプの点滅を停止させる条件が成立せず、運転者が自発的にハザードランプの点滅を停止しなければ、ハザードランプの点滅が継続する状態となってしまう。したがって、上述した特許文献1に記載された技術を適用した車両が複数台で渋滞列を形成した場合、後方から接近する車両の運転者にとって、渋滞列の最後尾位置を目視判断しにくいという問題があった。特に、夜間走行時や緩やかな登坂走行時においては、渋滞を形成する車両群がハザードランプの点滅を継続すると、後方から接近する車両の運転者にとって、渋滞列の最後尾位置を極めて判断しにくい状況を生み出していた。
また、上述した特許文献1に記載された技術では、前方車両の警告表示を認知する手段として、画像処理装置を利用したシステムを用いているので、高価なカメラ機器や高度な画像処理を行う機能を必要とし、高コスト化を招来しているという問題があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、渋滞の最後尾近傍に位置する車両のみがハザードランプを点滅させている状況を容易に作り出すことができる警告灯制御装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明は、周囲の他車両に警告を提示する自車両の警告灯の点滅開始及び点滅停止を制御する警告灯制御装置及び方法であって、周囲に存在する他車両との間で狭域通信を行うことによって、自車両の警告灯の点滅の有無を示す点滅状態情報を含む電波を送出させると共に、他車両から点滅状態情報を受信し、自車両の警告灯を点滅開始させた後に、警告灯の点滅を開始した他車両の台数を計数する。そして、計測した台数に基づいて自車両の警告灯の点滅を停止させることにより、上述の課題を解決する。
本発明に係る警告灯制御装置及び方法によれば、自車両の警告灯を点滅開始させた後に、警告灯の点滅を開始した他車両の台数を計数して、計測した台数に基づいて自車両の警告灯の点滅を停止させるので、自車両に後続する他車両のうち、警告灯を点滅させた他車両の台数によって自動的に自車両の警告灯の点滅を停止させることができ、自車両を含む多数の後続車両の警告灯の点滅を自動的に停止させて、渋滞の最後尾近傍に位置する車両のみがハザードランプを点滅させている状況を容易に作り出すことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明を適用した警告灯制御装置は、例えば数メートルオーダーの近距離範囲にのみに電波が到達する狭域通信システムを利用して周囲に存在する他車両との間で車車間通信を行い、警告灯であるハザードランプを自動的に点滅開始させ、他車両におけるハザードランプの点滅状態に基づいて自動的にハザードランプの点滅を停止させ、渋滞の最後尾近傍の車両のみがハザードランプを点滅させている状況を作り出すものである。
[警告灯制御装置の動作原理]
警告灯制御装置は図1に示すような自車両10及び前方他車両群20を構成する各他車両に搭載され、後述の車両検知部による最大検知距離LR内の領域に存在する周囲の車両を検知し、所定の狭域通信半径LD(一般にLD>LR)内の領域を電波到達範囲とする放送型の狭域通信を行う機能を搭載する。
自車両10は、図2に示すように、渋滞列を形成する前方他車両群20に後方から狭域通信半径LD内まで接近すると、前方他車両群20との間で狭域通信を行い、ハザードランプの点滅の有無を示す情報及びハザードランプの点滅開始時刻を示す情報のような点滅状態情報を交換することが可能とされる。これにより、渋滞の最後尾に到達した自車両10は、自己の通信可能領域内にハザードランプを点滅させている他車両が何台存在するかを計数し、所定値以上の台数からなる前方他車両群20の存在を確認した場合には、ハザードランプを点滅させる。そして、自車両10は、ハザードランプの点滅開始時刻を記録すると共に、自己の通信可能領域内に存在する他車両に、自己の点滅状態情報を放送型で送信する。
また、図3に示すように、自車両10の後方に他車両群が後続した場合には、当該自車両10がハザードランプを点滅開始した時刻以降に、ハザードランプを点滅させる後方他車両群30が形成されることになる。自車両10は、このような狭域通信半径LD内に存在する後方他車両群30との間でも狭域通信を行い、自己がハザードランプの点滅を開始した時刻以降に、ハザードランプを点滅させた後方他車両の台数を計数し、所定値以上の台数からなる後方他車両群30の存在を確認した場合には、既に自己が渋滞の最後尾近傍を走行していないものと判定し、ハザードランプの点滅を停止させる。
このように、警告灯制御装置は、ハザードランプの点滅有無情報及び点滅開始時刻である点滅状態情報を示す情報を自車両10の周囲に存在する他車両に送信すると共に、他車両によるハザードランプの点滅状態情報を受信し、自車両10と他車両とのハザードランプの点滅開始時刻の差分に基づいて、当該自車両10に後続した後方他車両の台数とハザードランプを点滅させている他車両の台数とを予測する。そして、警告灯制御装置は、自動的に点滅を開始した自車両10のハザードランプを、他車両のハザードランプの点滅状態に基づいて自動的に停止させることにより、渋滞の最後尾近傍の車両のみがハザードランプを点滅させている状況を作り出すことができる。
[警告灯制御装置の構成]
このような警告灯制御装置は、具体的には図4に示すように構成される。すなわち、警告灯制御装置は、制御手段である制御部51に、加速度センサ52と、速度検出手段である車速センサ53と、キーレスユニット制御部54と、イグニッションスイッチ部55と、表示部56と、インストルメントパネルスイッチ部57と、ブレーキ59及びスロットル60の動作状態を検知する走行制御部58と、制御対象となるハザードランプ61及びブレーキランプ62と、車両検知部63と、時刻取得部64と、狭域通信手段である狭域無線通信部65と、走行道路規模推測手段である走行道路規模推測部66とが接続されて構成されている。
制御部51は、例えば処理内容を記述したプログラムを記憶するROM、RAM及びROMに記憶されたプログラムを実行するCPU等からなる。この制御部51は、プログラムを実行することによって、入力された各種信号に基づいて、接続された各部の制御を統括的に行う。これにより、制御部51は、車両のハザードランプ61の点滅開始及び点滅停止の制御や、キーレスユニット制御部54又はイグニッションスイッチ部55からの信号に基づいた図示しないエンジン、車両検知部63及び車両に設けられている各種電子回路の起動及び停止の制御等を行う。
加速度センサ52は、車両の車速変化から正加速度と負加速度(減速度)とを検知し、この検知結果を加速度データとして制御部51に供給する。この加速度センサ52としては、例えば、容量型半導体加速度センサ又はシリコン加速度センサ等を用いて、静電容量変化を差動出力として取り出すことによって加速度を検知するものや、感熱抵抗式加速度センサ等を用いて、発熱抵抗体を作動させ、電流変化分が加速度によって変位した量に基づいて加速度を検知するものとすることができる。
車速センサ53は、車両の車速を検知し、この検知結果を車速データとして制御部51に供給する。この車速センサ53としては、例えば、エンジンの出力軸から車速を検知するものや、車両の駆動輪及び従動輪とともに回転する部材の回転数に応じたパルス信号を出力し、当該パルス信号に基づいて車両の車速を検出するものとすることができる。
キーレスユニット制御部54は、車両に専用のリモートキーを介して遠方から送信されたID(Identification)コードを含む電波信号を、キーレスアンテナ54aを介して受信すると、このIDコードを解析する。そして、キーレスユニット制御部54は、解析結果に応じて、車両に設けられている各種電子回路を始動するための制御信号やドアロックの開閉を制御するための制御信号を、制御部51に供給する。
イグニッションスイッチ部55は、車両に専用のイグニッションキーが挿入され、特定の位置まで回転されると、各部を始動させるための制御信号を、制御部51に供給する。
表示部56は、制御部51の制御に従って、車両に関する各種情報を表示して運転者に提示する。例えば、表示部56は、ナビゲーション情報や車両走行状態を表す情報の他に、ハザードランプ61の点滅を運転者に促すハザードランプ警告等の警告情報を表示する。
インストルメントパネルスイッチ部57は、インストルメントパネルに設けられ、車両内の各種機器を手動で操作するためのものであり、ハザードランプ61を手動で点滅開始及び点滅停止させるためのハザードスイッチ57aを有する。
走行制御部58は、ブレーキ59及びスロットル60の動作状態を検知し、この検知結果を信号として制御部51に供給する。具体的には、走行制御部58は、ブレーキ59が運転者によって踏まれることによってブレーキ信号が出力されると、ブレーキ検知信号を制御部51に供給する。また、走行制御部58は、スロットル60におけるバルブの開閉度を検知し、検知した開閉度に対応したスロットル状態信号を制御部51に供給する。ブレーキ59は、特に図示しないブレーキペダル及びブレーキペダルスイッチを有し、運転者によってブレーキペダルが踏まれると、ブレーキペダルスイッチが導通し、走行制御部58にブレーキ信号を供給する。スロットル60は、図示しない車両のアクセルペダルと連動し、運転者によって当該アクセルペダルが踏まれると、バルブを開放し、エンジン回転数を増加させる。このスロットル60におけるバルブの開閉度は、走行制御部58によって監視される。
ハザードランプ61は、車両の前方及び後方に設けられ、制御部51から供給されたハザードランプ点滅信号に基づいて点滅することにより、主に車両の後方に対して警告表示を行う。ブレーキランプ62は、車両の後方に設けられ、制御部51から供給されたブレーキランプ点灯信号に基づいて点灯し、車両が減速中又は停車中であることを後方に対して報知する。
車両検知部63は、例えばパッシブ型センサから構成される。車両検知部63は、車両前方に設けられ、自車両の前方に存在する他車両の位置や、当該車両のハザードランプ61及びブレーキランプ62の点滅の有無といった、自車両の前方の状況を検知し、この検知結果を前方状況情報として制御部51に供給する。
時刻取得部64は、制御部51の制御に従って動作するタイマからなり、ハザードランプ61の点滅開始時刻等の時刻情報を取得し、この時刻情報を制御部51に供給する。
狭域無線通信部65は、制御部51の制御に従って、他車両との間で狭域通信を行う通信機器からなる。この狭域無線通信部65は、狭域通信アンテナ65aを介して他車両との間で上述した狭域通信を行うことによって、ハザードランプ61の点滅状態を示す点滅状態情報を送受信する。これにより、狭域無線通信部65は、ハザードランプ61を点滅させているか否かを示す点滅有無情報と、ハザードランプ61の点滅開始時刻を示す点滅開始時刻情報とを、当該他車両との間で送受信する。
走行道路規模推測部66は、いわゆるナビゲーションシステムとして構成され、制御部51の制御に従って、自車両が現在走行している道路規模を推測する。具体的には、走行道路規模推測部66は、道路規模として、車線数、高速道路や市街地路等の道路種別を取得する。
[警告灯制御装置の点滅動作制御処理]
つぎに、上述したように構成された警告灯制御装置によって、ハザードランプ61の点滅動作を制御する処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。
先ずステップS1において、イグニッションスイッチ部55によってイグニッションキーが挿入され、特定の位置まで回転されたことを示す信号を制御部51で検出すると、ステップS2において、制御部51は、図示しないセルモータが導通され、車両のエンジンが始動されたことを検出する。
次に制御部51は、ステップS3において、車両検知部63を始めとする各部を始動させる。なお、制御部51は、キーレスユニット制御部54により検出した電波をトリガとして、エンジンを始動させるようにしてもよい。具体的には、キーレスユニット制御部54は、リモートキーから送信されたエンジン始動を指示する無線信号を受信すると、エンジン始動信号を制御部51に供給する。これに応じて、制御部51は、エンジン及び車両検知部63を始動させる。これ以降、車両検知部63は、車両前方の状況を撮像し、得られた画像について画像処理を行うことによって車両前方状況を認識し、前方状況情報として制御部51に供給する。
このようにしてエンジンが始動されると、制御部51は、加速度センサ52から供給される加速度データ、車速センサ53から供給される車速データ、及び走行制御部58から供給されるスロットル状態信号に基づいて、車両の加速度、車速及びスロットル60におけるバルブの開閉制御状態を検知し、車両の走行状態を認知する。すなわち、制御部51は、車速データに基づく車両の現在速度、加速度データ及びスロットル状態信号に基づく加速中であるか否かを検出して、これらの検出結果に基づいて、車両の走行状態を認知する。そして、制御部51は、ステップS4において、各信号に基づいて、例えば、車速が50km/h以上などの高速走行をしていると判定できる所定速度以上である状態が、5分間といった所定時間以上継続しているか否かを判定する。なお、50km/hは、高速道路における法定上の最低速度であって、他の値を設定しても良い。ここで、所定速度を高速走行をしている速度と設定したのは、自車両が高速走行をしていた状態で、渋滞列の最後尾に達した場合にハザードランプ61を点滅させる必要性が発生するためである。
ここで、制御部51は、車速が所定速度以上である状態が所定時間以上継続していないと判定した場合、すなわち、車速が所定速度以下である場合、又は所定速度以上であっても所定時間以上継続していない場合には、ハザードランプ61の点滅制御の必要がないので、ステップS3へと処理を戻し、引き続き車両の走行状態の検出を行う。
一方、制御部51は、車速が所定速度以上である状態が所定時間以上継続していると判定した場合には、車両が高速走行中であると認識する。そして、制御部51は、ステップS5において、車両検知部63から供給される前方状況情報に基づいて、自車両と前方他車両との位置を確認し、ステップS6において、さらに詳しく前方他車両を認識する。具体的には、制御部51は、前方状況情報に基づいて、ステップS5において前方に存在する他車両と自車両との位置関係を認識し、さらにステップS6において自車両と同じ走行車線を走行する前方他車両を認識する。
続いて、制御部51は、自車両と同じ走行車線を走行する前方他車両を認識すると、ステップS7において、車両検知部63から供給される前方状況情報に基づいて、前方他車両のブレーキランプの点灯及びハザードランプの点滅の有無を検出する。ここで、このステップS7においては、前方他車両との間で狭域通信を行うことによって、当該前方他車両の点滅状態情報を取得して、ハザードランプの点滅の有無を判定しても良い。そして、制御部51は、前方他車両のブレーキランプの点灯及びハザードランプの点滅が検出されなかった場合には、ステップS3へと処理を戻し、再度車両の走行状態の認知を行う。
一方、制御部51は、前方他車両のブレーキランプの点灯及びハザードランプの点滅が検出された場合には、ステップS8において、自車両の運転者が手動でインストルメントパネルスイッチ部57のハザードスイッチ57aをオン状態としたか否かを判定する。ここで、制御部51は、ハザードスイッチ57aがオン状態とされたことを検出していると判定した場合には、ハザードスイッチ57aが現在点滅状態であると判定して、ステップS11へと処理を移行させる。
一方、制御部51は、ハザードスイッチ57aが操作されておらず、オフ状態であると判定した場合には、ステップS9へと処理を移行し、表示部56を制御して、ハザードスイッチ57aをオン状態とするように促す旨の警告告知の表示を行わせる。また、制御部51は、この警告告知の表示開始と同時に、ステップS10において、図示しない内蔵タイマを起動させて警告告知の表示からの経過時間を計測し、所定時間経過後に自動的にハザードランプ61の点滅を開始させる指示を与えるものとし、ステップS11へと処理を移行して、ハザードランプ61を点滅させる制御を行う。
次に制御部51は、ステップS11において、実際にハザードランプ61の点滅を開始させると、時刻取得部64によってハザードランプ61の点滅開始時刻を記録すると共に、狭域無線通信部65により、ハザードランプ61が点滅中である旨を示す点滅有無情報とハザードランプ61の点滅開始時刻を示す点滅開始時刻情報を周囲に送出し、ステップS12以降におけるハザードランプ61の点滅を停止させるための処理へと移行する。
なお、制御部51は、自車両が走行している道路の規模、すなわち車線数によって狭域無線通信部65の出力を調整する。すなわち、制御部51は、走行道路規模推測部66によって自車両が走行している道路の規模が推測され、車線数が多い道路を走行している場合には狭域無線通信部65の出力を増加させて狭域通信半径LDを広くし、より多数の他車両に電波を受信可能とし、車線数が少ない道路を走行している場合には狭域無線通信部65の出力を減少させて狭域通信半径LDを狭くし、電波が受信可能な他車両の台数を制限するように制御を行う。
また、警告灯制御装置は、ステップS11において周囲に電波を送信した後には、当該送出電波に対する応答電波を受信する状態となる。そして、狭域無線通信部65は、狭域通信半径LDに存在する他車両からの応答電波を受信すると、当該応答電波に含まれるハザードランプの点滅状態情報を取り出して、制御部51に供給することになる。このとき、自車両が渋滞列の最後尾に位置する場合であって、警告灯制御装置を搭載した他車両が後続する状態では、次第に後続他車両の台数が増える。そして、自車両の警告灯制御装置は、複数の応答電波を狭域無線通信部65で受信することになり、制御部51にて複数の点滅有無情報を蓄積する。
次に制御部51は、ステップS12において、自車両の運転者が手動でインストルメントパネルスイッチ部57のハザードスイッチ57aをオフ状態としたか否かを判定する。ここで、制御部51は、ハザードスイッチ57aがオフ状態とされていると判定した場合には、ステップS16へと処理を移行し、ハザードランプ61の点滅を停止させる。そして、制御部51は、記録していたハザードランプ61の点滅開始時刻をクリアすると共に、狭域無線通信部65により、ハザードランプ61を点滅を停止した旨を示す点滅有無情報を周囲に送出させて、一連の処理を終了する。
一方、制御部51は、ハザードスイッチ57aがオン状態のままであると判定した場合には、ステップS13へと処理を移行し、ステップS11で電波を送出した後に狭域無線通信部65によって他車両から受信した情報に基づいて、自車両がハザードランプ61の点滅を開始した後に、ハザードランプの点滅を開始した他車両の台数を計数し、当該他車両の台数が所定台数以上か否かを判定する。
このとき、他車両及び自車両が、ハザードランプ61の点滅開始時のみに点滅有無情報を送出する構成となっている場合には、当該送出した以降に他車両から点滅有無情報を受信した回数を計数して、自車両がハザードランプ61の点滅を開始した後に、ハザードランプの点滅を開始した他車両の台数を計数しても良い。また、他車両及び自車両が、点滅開始時刻を送信する構成となっている場合には、他車両から受信した情報に含まれる点滅開始時刻情報と、自車両が送信した点滅開始時刻情報とを比較して、他車両の点滅開始時刻が自車両よりも遅れている場合に、自車両がハザードランプ61の点滅を開始した後に、ハザードランプの点滅を開始した他車両の台数を計数しても良い。
そして制御部51は、ハザードランプの点滅を開始した周囲に存在する他車両が所定台数以上存在すると判定した場合には、ステップS16へと処理を移行し、ハザードランプ61の点滅を停止させ、記録していたハザードランプ61の点滅開始時刻をクリアすると共に、狭域無線通信部65により、ハザードランプ61を点滅していない旨を示す点滅有無情報を周囲に送出させて一連の処理を終了する。
一方、制御部51は、ハザードランプの点滅を開始した周囲に存在する他車両が所定台数未満しか存在していないと判定した場合には、ステップS14へと処理を移行し、加速度センサ52から供給される加速度データ、車速センサ53から供給される車速データ、及び走行制御部58から供給されるスロットル状態信号に基づいて、車両の加速度、車速及びスロットル60におけるバルブの開閉制御状態を検知し、車両の走行状態を検出する。そして、制御部51は、ステップS15において、ステップS14で検出した各信号に基づいて、例えば、車速が20km/h以上の所定速度以上である状態が所定時間以上継続しているか否かを判定する。
ここで、制御部51は、車速が20km/h以上である状態が所定時間以上継続していないと判定した場合、すなわち、車速が20km/h以下である場合、又は20km/h以上であっても所定時間以上継続していない場合には、ステップS12へと処理を戻す。
一方、制御部51は、車速が20km/h以上である状態が所定時間以上継続していると判定した場合には、車両が渋滞列を抜け出したものと認知し、ステップS16において、ハザードランプ61の点滅を停止させ、記録していたハザードランプ61の点滅開始時刻をクリアすると共に、狭域無線通信部65により、ハザードランプ61を点滅していない旨を示す点滅有無情報を、周囲に送出して一連の処理を終了する。
すなわち、制御部51は、運転者が自発的に手動でハザードスイッチ57aをオフ状態とした場合、車速が所定速度以上である状態が所定時間以上継続した場合、及び自車両よりも後にハザードランプの点滅を開始した周囲に存在する他車両が所定台数以上存在するものと判定した場合の3つの何れかの条件が成立した場合に、ハザードランプ61の点滅を停止させる。
なお、上述したステップS6において、車両前方の状況を認識するために、車両検知部63により、車両前方の状況を撮像し、得られた画像について画像処理を行うものとして説明したが、自車両の通信可能領域を適切に設定することにより、先に図2に示したように、狭域無線通信部65による狭域通信のみを用い、他車両からの応答電波の有無によって自車両前方の他車両を認識しても良い。これにより、高価なカメラ機器や高度な画像処理を行う機能を不要とし、低コスト化を図ることも可能である。
[実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、警告灯制御装置によれば、狭域無線通信部65によって周囲に存在する他車両との間で狭域通信を行い、ハザードランプ61の点滅の有無を示す点滅有無やハザードランプ61の点滅開始時刻を示す点滅状態情報を、当該他車両との間で送受信し、他車両から受信した情報に基づいて、自車両がハザードランプ61の点滅を開始した後に、ハザードランプの点滅を開始した他車両の台数を計数し、計数した台数に基づいて、自車両のハザードランプ61の点滅を停止させることができる。
また、この警告灯制御装置によれば、自車両が高速走行をしていると判断される速度以上である状態が所定時間以上継続し、且つ前方に存在する他車両のハザードランプの点滅を認識した場合には自車両のハザードランプ61を点滅させ、自車両が渋滞列を抜けたと判断される速度以上である状態が所定時間以上継続した場合には、点滅させている自車両のハザードランプ61の点滅を停止させる。これにより、自車両が渋滞の最後尾に接近した場合に自動的にハザードランプ61を点滅させることができるのみならず、自車両よりも後にハザードランプを点滅させた他車両の台数の他にハザードランプ61の点滅の停止条件を複数設けることができ、状況に応じて適切に選択可能な多彩な制御を行うことが可能となる。
これにより、警告灯制御装置によれば、自動的に点滅開始させたハザードランプ61を、周囲に存在する他車両のハザードランプの点滅状態に応じて、自動的に停止させることができ、渋滞の最後尾近傍に位置する車両のみがハザードランプを点滅させている状況を容易に作り出すことができる。したがって、この警告灯制御装置によれば、渋滞の最後尾に接近する後続車両の運転者に、渋滞の最後尾の位置を容易に判断する環境を提供することができる。また、この警告灯制御装置によれば、後方他車両の台数を目視にて確認しながらハザードランプ61の点滅を停止させるといった煩雑な操作を強いることがなく、車両間隔が密な状況で前方への注意を集中させることができ、渋滞列の中を走行している車両の運転者の運転負荷を低減させることができる。
また、この警告灯制御装置によれば、自車両が走行している道路の規模に基づいて、狭域無線通信部65の出力を調整することにより、通信を行う必要がある他車両の台数を道路規模に応じて可変とすることができ、状況に応じて適切な情報を取得することが可能となる。具体的には、車線数が多い高速道路などで、車間距離を大きく取って走行する場合には、より出力が高い電波を送出させることができる。
なお、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
本発明を適用した警告灯制御装置の動作原理を説明するための図であって、最大検知距離と狭域通信半径との関係を示す図である。 本発明を適用した警告灯制御装置の動作原理を説明するための図であって、自車両が渋滞列を形成する前方他車両群に対して後方から狭域通信半径内まで接近した際に、互いに狭域通信を行う様子を示す図である。 本発明を適用した警告灯制御装置の動作原理を説明するための図であって、自車両の後方に位置する後方他車両群との間で狭域通信を行う様子を示す図である。 本発明を適用した警告灯制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した警告灯制御装置においてハザードランプの点滅動作を制御する際の一連の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 自車両
20 前方他車両群
30 後方他車両群
51 制御部
52 加速度センサ
53 車速センサ
54 キーレスユニット制御部
55 イグニッションスイッチ部
54a キーレスアンテナ
56 表示部
57 インストルメントパネルスイッチ部
57a ハザードスイッチ
58 走行制御部
59 ブレーキ
60 スロットル
61 ハザードランプ
62 ブレーキランプ
63 車両検知部
64 時刻取得部
65 狭域無線通信部
65a 狭域通信アンテナ
66 走行道路規模推測部
LD 狭域通信半径
LR 最大検知距離

Claims (5)

  1. 周囲の他車両に警告を提示する自車両の警告灯の点滅開始及び点滅停止を制御する警告灯制御装置において、
    周囲に存在する他車両との間で狭域通信を行う狭域通信手段と、
    前記自車両の警告灯の点滅の有無を示す点滅状態情報を含む電波を送出するように前記狭域通信手段を制御し、前記狭域通信手段によって前記他車両から受信した点滅状態情報を用いて、前記自車両の警告灯を点滅開始させた後に、前記警告灯の点滅を開始した前記他車両の台数を計数し、当該台数に基づいて前記自車両の警告灯の点滅を停止させる制御手段と
    を備えることを特徴とする警告灯制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記点滅状態情報を送出させた後に前記他車両から点滅状態情報を受信した回数を計数して、前記自車両の警告灯を点滅開始させた後に、前記警告灯の点滅が開始した前記他車両の台数を計数することを特徴とする請求項1に記載の警告灯制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記点滅状態情報として前記自車両の警告灯の点滅を開始した時刻を示す点滅開始時刻情報を送出すると共に前記他車両から点滅開始時刻情報を受信し、前記狭域通信手段によって受信した点滅開始時刻情報と、前記自車両の点滅開始時刻情報とを比較して、前記自車両の警告灯を点滅開始させた後に、前記警告灯の点滅が開始した前記他車両の台数を計数することを特徴とする請求項1に記載の警告灯制御装置。
  4. 前記自車両が走行している道路の規模を推測する走行道路規模推測手段を備え、
    前記制御手段は、前記走行道路規模推測手段によって推測した道路の規模に基づいて、前記狭域通信手段の出力を調整することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の警告灯制御装置。
  5. 他車両との間で狭域通信を行う通信機器を備えた自車両の警告灯制御方法において、
    前記自車両の警告灯の点滅を開始した場合に、前記自車両の警告灯の点滅の有無を示す点滅状態情報を含む電波を送出するステップと、
    前記他車両の警告灯の点滅の有無を示す点滅状態情報を受信するステップと、
    前記他車両から受信した点滅状態情報を用いて、前記自車両の警告灯を点滅開始させた後に、前記警告灯の点滅を開始した前記他車両の台数を計数し、当該台数に基づいて前記自車両の警告灯の点滅を停止させるステップと
    を有することを特徴とする警告灯制御方法。
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