JP4380058B2 - 電磁石駆動装置及び電磁リレー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石を用いた電磁石駆動装置及び電磁リレーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来双安定の電磁リレーに用いる電磁石駆動装置には、図31(a)に示すような構成のものがある。この図31(a)に示すものは、コ型の鉄心1の中央片1cの中心に永久磁石2を垂立させ、鉄心1の両側の側片からなる磁極片1a、1bの磁極面に接極子3の両端部を対向させ、永久磁石2の上端面に、接極子3の中央下面に設けた突起5からなる支点を配置して接極子3をシーソー動自在としたもので、接極子3には両端方向に夫々の自由端を延ばした接点ばね4a、4bを接極子3に保持させ、夫々の接点ばね4a,4bの先部下面の可動接点6a、6bを固定接点7a、7bに対向させ、接極子3のシーソー動作により一方の接点部をオン、他方の接点部をオフさせる2a,2b型の電磁リレーを構成している。この場合励磁するためのコイルは例えば鉄心1の中央片1cの中央部に装着される。
【0003】
そして接極子3の動作状態はコイルに対する励磁電流をオフさせても永久磁石2の磁極により保持され、反転動作させる場合には吸着側の永久磁石2の吸引力を打ち消す方向に励磁し、ヒンジばねの復帰力と接極子3の反対側端部で働く吸引力により、接極子3を支点を中心として反転動作させ、オンしていた接点部をオフさせ、オフしていた接点部をオンさせるようになっている。
【0004】
この電磁リレーでは、図31(b)に示すようにばね負荷(X)は対称的であり、また無励磁時の永久磁石2による吸引力特性(I)も対称的であり、動作吸引特性(II)と反転動作吸引特性(III)とが対称的となる。
【0005】
ところで同じ電磁石駆動装置を用いて2a(1a)型の電磁リレーを構成する場合、図32(a)に示すように片側のみ接点ばね4aが設けられることになる。
【0006】
従ってばね負荷特性(X)は図32(b)に示すように非対称となる。この場合コイルに励磁電流を流してオン動作状態を保持する場合には感動電圧が、また永久磁石2の磁力による自己保持型とした場合にはセット電圧(オン動作させる電圧)が高くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図14の例の課題を解決するために、図33(a)に示すように接点ばね4b側の磁極片1bにコイル8を装着すると、図33(b)に示すようにコイル装着側での励磁吸引力が大きくなり、無励磁時の吸引力に対して吸引力の幅が広がるが、無励磁時の吸引力特性は対称的のままであるため、非対称のばね負荷との整合が取りにくいという課題は解決しない。
【0008】
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは無励磁及び励磁時の吸引力を非対称化して、励磁吸引力と無励磁吸引力との間の幅を広くすることができ、非対称ばね負荷を持つ機器の駆動装置として用いてもばね負荷特性と整合が取りやすい電磁石駆動装置を提供することと、2a(1a)型のリレーを構成する際に非対称ばね負荷との整合が取れて安定した性能を発揮できる電磁リレーを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1の発明では、両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とを備え、コイルに永久磁石の磁力をうち消す方向に励磁電流を流すことで、接極子を反転可能とする電磁石駆動装置において、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に上記永久磁石及び接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする。
【0010】
求項の発明では、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が異なる磁極に着磁された永久磁石を用い、両端方向が上記鉄心の磁極片と並行するようにして一端を上記鉄心の両側の磁極片間の中心より偏倚した位置の上記鉄心の横片上に配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の配置位置と、該配置位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする。
【0011】
求項の発明では、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が同じ極性に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石の両端を上記鉄心の両側の磁極片の先部の内側面に面接するように橋絡配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の中間部の着磁位置と、該着磁位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする。
【0012】
求項の発明では、請求項1の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする。
【0013】
求項の発明では、請求項の発明において、上記永久磁石の中心位置が上記鉄心の両側の磁極片間の中心を通る線よりも偏倚するように上記永久磁石を上記接極子に取着するとともに、上記接極子の支点を、永久磁石の中心位置とこの中心位置から近い方の上記鉄心の磁極片との間に対応する位置に配置したことを特徴とする。
【0014】
求項の発明では、両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とで電磁石ブロックを構成して該電磁石ブロックをボディ上に配設し、上記接極子には接極子に並行するように配置されて一端が接極子に取着され、接極子の端部方向に延設された他端に設けた可動接点をボディに配設された固定接点に対置し、上記接極子のシーソー動作に応じて上記可動接点を上記固定接点に対して接触開離させる接点ばねとを備え、上記コイルに永久磁石の磁力を打ち消す方向に励磁電流を流すことで、上記接極子を反転可能とする電磁リレーにおいて、上記鉄心の両側の磁極片間の中心より、上記接点ばねの端方向とは反対方向に偏倚した位置に上記永久磁石及び上記接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする。
【0015】
求項の発明では、請求項の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする。
【0016】
求項の発明では、請求項6又は7の発明において、上記接点ばねの他端方向とは逆方向から一端が上記接極子に固持され他端が上記ボディ上で固持されるヒンジばねを備えていることを特徴とする。
【0017】
請求項の発明では、請求項の発明において、上記ヒンジばねが略コ型であって、少なくとも両側片の板面を接点ばねの板面と同一方向とし、一方の側片先端が上記接極子に固持され、他方の側片が上記接極子に側方に並行配置されて当該側片の先端がボディ上で固持されることを特徴とする。
【0018】
請求項10の発明では、請求項の発明において、上記ヒンジばねの中央片を両側片の板面に対して板面が垂直となるように折り曲げ形成したことを特徴とする。
【0019】
請求項11の発明では、請求項8乃至請求項10の発明において、上記ヒンジばねの上記ボディ上で固持される位置が上記接極子の支点位置の近傍であることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明を実施形態及び参考例により説明する。
【0021】
参考例1)
参考例は電磁石駆動装置は、図1(a)に示すようにコ型の鉄心20の中央片20cの中心位置より片方側(磁極片20a側)に偏倚した位置に、例えば下端をS極(或いはN極)に、上端をN極(S極)に着磁した永久磁石24を垂立させ、永久磁石24の上端面に対応させて中心位置より偏倚させた位置に接極子50のシーソー動作の支点となる突起54を設け、例えば中心位置に近い方の鉄心20の磁極片20bにコイル41を装着して構成される。
【0022】
次に本参考例の吸引力特性について次に説明する。
【0023】
まず図2(a)において接極子50を図中a部分でF1の吸引力があるとした場合、部分aで鉄心20の磁極片20bから離す方向に動かす力Fαは、次の式(1)で求まる。
【0024】
Fα=F1 …(1)
次に図2(b)に示すように磁極片20aに接極子50の端部が吸着されている状態で、反対側の端部が磁極片20bに近付ける方向に動かす力Fβは次のようになる。
【0025】
ここで接極子50の支点位置から磁極片20b側の端部までの距離をl1とし、磁極片20a側の端部までの距離をl2とし、吸着側の吸引力をF2とすると、Fβは次式(2)により求まる。
【0026】
Fβ×l1=F2×l2
Fβ=F2×l2/l1 …(2)
ここで鉄心20,接極子50内の磁気抵抗を空隙での磁気抵抗に比べ、無視できるものと考えた場合、左右の吸引力F1,F2は同等と考えられる。
【0027】
従って(1)、(2)式より、l1<l2のときFα>Fβとなり、無励磁時には図3に示すような左右非対称の吸引力が得られる。
【0028】
一方上述したように図15(a)に示すように中心位置に永久磁石24を配置した状態でコイル41を一方の鉄心20の磁極片20bに装着した場合には無励磁時の吸引力(永久磁石24の吸引力)の特性は図15(b)の(I)で示すようにコイル装着側、非装着側においても、対称的であるが、コイル41の励磁による動作吸引時と、復帰吸引時の夫々の吸引力は(II),(III)の曲線で示すようにコイル装着側でその幅が広がる。
【0029】
従って本参考例のように永久磁石24の位置も偏倚させた場合、図3で示したように永久磁石24による吸引力特性も非対称となり、結果図1(b)のような吸引力特性が得られる。尚(I)は無励磁時を、(II),(III)は動作吸引時と、復帰吸引時の夫々の吸引力の特性を示す。
【0030】
而して本参考例の構成によれば無励磁時及び励磁時共に、吸引力特性が非対称とあり、そのためアンバランスな負荷が加わる場合に有効な電磁石駆動装置を実現できることになる。
参考例2)
参考例参考例1のような垂立させた永久磁石24を用いずに、図4に示すように上記永久磁石24として両端が同じ磁極に着磁され、中央より偏倚した位置が異なる磁極に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石24の両端を鉄心20の両側磁極片20a、20bの先部の内側面に面接するように橋絡配置し、中央より偏倚した磁極位置に接極子50の支点を構成する突起54を配置したものである。
【0031】
参考例の場合も参考例1と同様な吸引力特性が得られる。
参考例3)
参考例は図5に示すように例えば両端が異成る極性に着磁された永久磁石24を接極子50側に設けたもので、中央位置Yを支点の位置に合わせて偏倚させている。
参考例4)
参考例参考例1に示すような電磁石駆動装置を用いて構成された2a型の電磁リレーを構成するもので、図6(a)に示すように接極子10の支点位置から端部までの距離が長い方向の接極子10の部位に並行するように接点ばね52を接極子50に保持させ、この接点ばね52の先端下面に設けた可動接点52aに対向するように固定接点21を設けて構成され、ばね負荷が非対称となっている。図6(b)は本参考例の吸引力特性を示しており、原理的には参考例1で説明した通りであって、図において(I)は無励磁時の吸引力特性、(II)は吸引動作時の吸引力特性、(III)は復帰動作時の吸引力特性を示している。従って非対称の吸引力特性により、非対称ばね負荷との整合が取り易くなっている。
【0032】
更に詳しく図7〜図9により本参考例を説明する。
【0033】
参考例の電磁リレーは図7,図8に示すように鉄心20及び固定接点21を設けた端子板22及び接触子ブロックBbに設けたヒンジばね26の一端が固着される接合面27aを設けた端子板27をインサートして成形した合成樹脂成形品からなるボディ23より構成されるボディブロックBaに、接極子ブロックBbと、コイルブロックBcと、永久磁石24とを組み付けて合成樹脂製の下面開口の箱状ケース25をボディブロックBaに被着することで構成される。
【0034】
鉄心20は磁性鉄板をコ型に打ち抜き形成したもので、ボディ23の成形時にインサートされてボディ23に固定されるとともに両側の磁極片20a、20bをボディ23上に突出させている。この鉄心20のインサート位置はボディ23の短手方向の中心を通る線上で且つ長手方向の中心点よりも片側に偏倚する位置となっており、一方の磁極片20aはボディ23の一端縁側に寄り、他方の磁極片20bはボディ23の他端縁より離れるように中央側に寄っている。そして一方の磁極片20aの内側部に沿ってボディ23上には角筒部28を一体に突出形成してある。この角筒部28は中央に、下端部がインサートされている鉄心20の中央片20cの上面で且つ両側の磁極片20a、20b間の中心位置よりも一方の磁極片20a側に偏倚している位置に至る断面四角の穴29を上下方向に設けている。
【0035】
穴29には断面形状が略同一の角柱状の永久磁石24が上方から圧入或いは挿入により挿着される。この永久磁石24は上下端が異なる磁極に着磁されたもので、下端面の磁極面は鉄心20の中央片20cの上面に吸着され、上端の磁極面は角筒部28の上端面より上方に突出して鉄心20の磁極片20a、20bの磁極面と略同一の高さに位置する。この永久磁石24としては予め着磁されているものを用いても良いが、ボディ23に組み込む際には未着磁で組み込み後着磁されて永久磁石となるものでも良い。
【0036】
鉄心20と並行するようにボディ23の両側には側壁30,30が一体に突出形成されており、夫々の側壁30の外側面には、一部が側壁30にインサートされている端子板22.27を導出配置して夫々の端子板26,27の先部に設けた端子33,34をボディ23の下面側に導き出すための溝部31,32を形成している。そして磁極片20bに並行する側壁30の部位の上面には端子板22の一端部に設けてある固定接点21を露呈させ、また側壁30の中央部付近の上面には端子板27の一端部に設けてある接合面27aを露呈させている。
【0037】
また磁極片20b側のボディ23の端部には側壁30、30の端面に一端が至るように形成した低背の立壁35を一体立設しており、この立壁35の中央部には後述するコイルブロックBbのコイルボビン37の鍔部38の端部38aを嵌めるための切欠部36を形成してある。
【0038】
コイルブロックBbは図9に示すように中央に磁極片20bの横断面と略同じで磁極片20bを貫挿させるための中心透孔39を形成した上記コイルボビン37と、コイルボビン37の両端の鍔部38,40の間の胴部に巻装したコイル41とで構成されるもので、下側の鍔部38の上記端部38a寄りの両側面にはコイル41が接続されているコイル端子42,42を突出している。このコイル端子42,42は逆L字状に折り曲げられて下方に延びている。また鍔部38の両側面にはコイルブロックBcに被着する絶縁ケース44を固定するための係止突起43,43を一体突出形成してある。
【0039】
更に上側の鍔部40の中心透孔39の開口は、後述する接極子ブロックBbの接極子50の端部が臨む部位以外の3方がリブ48により囲まれている。このリブ48は中心透孔39の開口から上方に向けて突出する磁極片20bの先端位置よりも高くなるように形成してある。
【0040】
絶縁ケース44は合成樹脂成形品からなり、下面開口の箱状で、天井面に上記コイルボビン37の中心透孔39から突出する磁極片20bの先端部及び上記リブ48を外部に突出させる開口窓45を設け、対向する一対の両側壁の下端縁に、コイルブロックBcに被着する際に、コイルボビン37の鍔部38の両側面に形成した係止突起43のテーパ面に下端が乗り上げて内側から係止突起43を係止する係止孔46を設けた弾性突片47を一体突設しており、これら係止突起43と係止孔46により絶縁ケース44はワンタッチでコイルブロックBbに被着固定できるようになっている。
【0041】
さて図7に示すように絶縁ケース44を被着したコイルブロックBbをベースブロックBaに組み付ける場合にはコイルボビン37の中心透孔39の下面開口より磁極片20bの先端を挿入すると同時にコイル端子42の先端を側壁30,30の端部近傍のボディ23の両側上面に開口しているコイル端子孔49に上方から貫挿させてコイルボビン37の鍔部38をボディ23上に載置するとともに鍔部38の端部38aを立壁35の切欠部36に嵌め込む。このとき端部38aの端面は立壁35の外面と略同一面となる。
【0042】
接極子ブロックBbは、磁性材からなる接極子50と、この接極子50の中央部をインサートして接極子50の中心位置よりも一端側に偏倚した位置において、接極子50の両側方向に腕体51、51を突出させたT状の合成樹脂成形体53と、合成樹脂成形体53の各腕体51にインサートされ、接極子50の中央側に向いた各腕体51の面より前方へ突出された接点ばね52,52と、各接点ばね52,52の後端より延長され、接点ばね52の突出する面と反対側の腕体51の面より後方へ突出したコ型のヒンジばね26,26とから構成される。
【0043】
ヒンジばね26は腕体51より突出せる一方の側片の長さを、合成樹脂成形体53より突出して並行する接極子50の部位の長さよりもやや短くし、中央片より折り返して接極子50に並行する他方の側片の長さを、その先端が接極子50の長手方向の中心に略対応する長さとしてある。
【0044】
各接点ばね52の先部は二股に分かれ、夫々の下面に可動接点を設け、所謂ツイン接点としている。
【0045】
接極子50は鉄心20上方に配置したときに接極子50の両端部下面を磁極片20a,20bの磁極面に対向させることができるように長手方向の寸法を鉄心20の長手方向の寸法よりやや長く形成し、また磁極片50a、50b間に装着される永久磁石24の上端面に対向する、中心位置よりも偏倚した下面位置に突起54を突出形成しており、この突起54が永久磁石24の上端面にシーソー動自在に載置され、シーソー動作の支点を構成する。
【0046】
以上のように構成された接極子ブロックBbのベースブロックBaへの組み付けはコイルブロックBcを上述のように組み付けた後行い、突起54を永久磁石24の上端面上に載置するとともに、両側のヒンジばね26,26の外側側片の先端部を、ベースブロックBaの側壁30,30の略中央上面に露呈している端子板27の接合面27aに対して溶接により固着する。
【0047】
これによって両側の接点ばね52,52の先端下面の可動接点が夫々固定接点21に対向配置され、また接極子50の両端部下面が鉄心20の磁極片20a、20bの磁極面に対向配置される。
【0048】
このようにしてボディブロックBaにコイルブロックBc、接極子ブロックBbを組み付けた後、ケース25をボディブロックBaに被着すれば、図8(d)に示す2a型の電磁リレーが得られることになる。尚ケース25を被着すると、コイルブロックBc側の内壁面に設けた突起たる下向き段部25aがコイルボビン37の鍔部38の端部38aをボディ23とで図8(c)に示すように挟み込み、コイルボビン37を含むコイルブロックBcをボディブロックBaに確実に固定する。また磁極片20a側のケース25の内壁面にも下向き段部25bを設けており、この下向き段部25bは磁極片20aの露出基部付近のボディ23上面に乗ることになる。
【0049】
而して本参考例の電磁リレーは通常時にはヒンジばね26,26のばね付勢力と永久磁石24の磁力とで接極子50の支点位置に近い方の端部が磁極片20aの磁極面に吸着保持され、接点ばね52,52の可動接点は固定接点21より開離した状態にある。この場合永久磁石24,接極子50,磁極片20aを含む鉄心20で閉磁路が構成されて接極子50の動作状態が保持される。
【0050】
この状態で鉄心20の磁極片20a側で永久磁石24の磁力を打ち消す方向に、且つヒンジばね26,26のばね負荷よりも大きな吸引力が永久磁石24の磁力と合わさって磁極片20b側に発生するようにコイル端子42,42を介してコイル41に励磁電流を流すと、接極子50は突起54を支点として図8(c)において反時計方向にシーソー動作して、接点ばね52,52側の端部が磁極片20bの磁極面に吸着される。この時接点ばね52,52は先端の可動接点を固定接点21,21に弾接させて端子板22,27の端子33,34間をオンさせる。この状態は励磁電流を流し続けることで保持される。尚図8(b)(c)は動作途中を示す。
【0051】
そして励磁電流をオフさせるとヒンジばね26,26及び接点ばね52,52の復帰力が永久磁石24による磁極片20b側での吸引力よりも大きいため、接極子50は時計方向に突起54を支点として回動し、更に磁極片20a側に発生する永久磁石24の磁力による吸引力も加わり上述の通常状態に戻ることなる。これにより接点ばね52,52の可動接点が固定接点21,21より開離してオフ状態となる。ここでばね付勢による復帰力を永久磁石24の磁力による吸引力よりも小さくしている場合には、励磁電流をオフしても永久磁石24の磁力により接極子50の動作状態を保持することができる。従って接点オフ状態に復帰させる場合には、永久磁石24の磁力を打ち消す方向にコイル41に励磁電流を流しして復帰させる。
【0052】
参考例の電磁リレーは自己保持型或いは励磁電流を流してオン状態を保持する型にするのはばね負荷を適宜設定することで選択することができる。
【0053】
ところで、上記のような接点開閉時には接点部位に接点材料の消耗粉が発生したり、接極子40が吸着される鉄心20の磁極片20a、20bから摩耗粉が発生するが、コイルボビン37のリブ48は上記摩耗粉の飛散を防止し、また消耗粉が磁極片20a,20bの磁極面へ移動するのを防止する。更にコイル41と鉄心20の磁極片20b間の絶縁距離を長くして絶縁を確実なものとしている。
【0054】
上記本参考例では永久磁石24は角筒部28の穴29に挿着する構成であったが、鉄心20と同様にインサート成形によりボディ23と一体化しても良い。この場合永久磁石24をボディブロックBaに組み込む工程を省くことができ、しかも磁極片20a,20bの磁極面と固定接点21間の基準寸法だけでなく、これらと永久磁石24の磁極面間の基準寸法が高精度で得られ、その結果接極子50のストロークの安定化にもつながる。
【0055】
また本参考例ではばね調整を行う場合にはヒンジばね26の中央片を治具等により偏倚させて調整することができるようになっている。
参考例5)
参考例は、図10に示すようにヒンジばね26の中央片を側片の板面に対して垂直となるように折り曲げ、調整時に中央片を上方から治具でつまみ、中央片をその板面に対して前後方向に偏倚させることでばね調整を行うことができようにした点で参考例4と相違する。尚その他の構成は図7の他の構成と同じであるから同じ符号を付して説明は省略する。
参考例6)
上記参考例4又はは永久磁石24を垂立させたものであったが、本参考例は図11に示すように永久磁石24として両端が同じ磁極に着磁され、中央より偏倚した位置が異なる磁極に着磁された永久磁石24を用いて該永久磁石24の両端を鉄心20の両側磁極片20a、20bの先部の内側面に面接するように橋絡配置し、中央より偏倚した磁極位置に接極子50の支点を配置したものである。
【0056】
参考例7)
参考例は図12の場合には永久磁石24を接極子50側に設け、中央の着磁位置を支点の位置に合わせて偏倚させてある。
【0057】
尚上記各参考例では電磁石駆動装置及び電磁リレーは共に一つのコイル41を設けたものであるが、鉄心20の両磁極片20a,20bに夫々コイルを装着しても良い。この場合接極子50の支点両側の吸引力の幅を広げることができる。
参考例8)
上記参考例1では永久磁石24の位置と接極子50の支点54の位置を一致させているが、本参考例では、図13に示すように接極子50の支点54を鉄心20の両磁極片20a、20a間の中心線X上に配置したのである。尚一つのコイルを鉄心20に装着する場合には、図示するようにコイル41の位置はスペースに余裕がある磁極片20bまたは磁極片20bと永久磁石24の配置位置との間の横片20cに装着すれば良い。
【0058】
参考例の構成では、吸引力曲線が図14で実線で示すように得られ、図13において磁極片20b(コイル装着)側の吸引力は参考例1の場合と同じであるが、磁極片20a側の吸引力を参考例1の場合(破線で示す)に比べて大きくすることができる。つまり図6に示すような電磁リレーを本参考例を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力がそのままで、常閉(磁極片20a)側が大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備え、非対称ばね負荷の整合が取り易い電磁リレーを実現できる。
【0059】
参考例9)
参考例参考例2と同様な永久磁石24の配置構造を持つものにおいて、参考例8と同様な吸引力の増大化を図ったものである。
【0060】
つまり図15に示すように、両端が同じ極性(図ではS極)に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性(N極)に着磁された永久磁石50を用い、該永久磁石50の両端を上記鉄心20の両側の磁極片20a,20bの先部の内側面に面接するように橋絡配置し、接極子50の支点54を、鉄心20の両側の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置したものである。尚一つのコイルを鉄心20に装着する場合には、磁極片20b又は横片20cに装着すれば良い。
【0061】
而して本参考例の場合も参考例8と同様な吸引曲線が得られる。電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力がそのままで、常閉(磁極片20a)側が大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた、非対称ばね負荷の整合が取り易い磁気回路を持つ電磁リレーを実現できる。
【0062】
参考例10)
参考例参考例3と同様に接極子50に永久磁石24を取着した構造を持つものにおいて、参考例8と同様な吸引力の増大化を図ったものである。
【0063】
つまり永久磁石24として両端が例えば異極に着磁された永久磁石を用い、該永久磁石24の両端方向が接極子の両端方向と並行し且つ上記永久磁石24の中心位置Yが鉄心20の両側の磁極片20a,20b間の中心線Xの位置よりも偏倚するように上記永久磁石24を接極子50に取着するとももに、接極子50の支点54を鉄心20の両側の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置したものである。尚一つのコイルを鉄心20に装着する場合には、磁極片20b又は横片20cに装着すれば良い。
【0064】
而して本参考例の場合も参考例9と同様な吸引曲線が得られる。電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力がそのままで、常閉(磁極片20a)側の吸引力が大きくなった、アンバランスな吸引力特性を有する磁気回路を備え、非対称ばね負荷の整合が取り易い磁気回路を持つ電磁リレーを実現できる。
【0065】
参考例11)
上記参考例8は接極子50の支点54を鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置しているが、本参考例は図17に示すように支点54の位置を中心線Xより永久磁石24側で永久磁石24の位置よりも中心線X寄りとした点で相違するものである。
【0066】
つまり参考例8では磁極片20a側の吸引力を参考例1に比べて大きくなるように磁気回路を構成しているが、本参考例では、図18において実線で示すように参考例1(破線で示す)に比べて磁極片20b(コイル装着)側の吸引力が小さくなり、且つ磁極片20a側の吸引力が更に大きくなるようにしたものである。
【0067】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力が大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0068】
参考例12)
上記参考例9は接極子50の支点54を鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置しているが、本参考例は図19に示すように支点54の位置を中心線Xより永久磁石24の中間部の着磁位置(N極)側で、且つ着磁位置よりも中心線X寄りとした点で相違するものである。
【0069】
つまり参考例9では磁極片20a側の吸引力を参考例1に比べて大きくなるように磁気回路を構成しているが、本参考例では、参考例11と同様に参考例1に比べて磁極片20b側の吸引力が小さくなり、且つ磁極片20a側の吸引力が更に大きくなるようにしたものである。
【0070】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0071】
参考例13)
上記参考例10は接極子50の支点54を鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線X上に配置しているが、本参考例は図20に示すように支点54の位置を中心線Xより永久磁石24の中心位置Y側で、且つ中心位置Yよりも中心線X寄りとした点で相違するものである。
【0072】
つまり参考例10では磁極片20a側の吸引力を参考例1に比べて大きくなるように磁気回路を構成しているが、本参考例では、参考例11と同様に参考例1に比べて磁極片20b側の吸引力が小さくなり、且つ磁極片20a側の吸引力が更に大きくなるようにしたものである。
【0073】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0074】
参考例14)
上記参考例11は接極子50の支点54を永久磁石24の位置方向に偏倚させて配置しているが、本参考例は図21に示すように鉄心20の磁極片20a,20b間の中心線Xに対して永久磁石24の位置とは反対方向に偏倚させた位置に支点54を配置した点で相違するものである。
【0075】
つまり本参考例は図22で実線に示すように参考例1(破線で示す)に比べて大きな吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0076】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が更に小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も更にも大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0077】
参考例15)
上記参考例12は接極子50の支点54を永久磁石24の中間部位の磁極(N極)側に偏倚させているが、本参考例は図23に示すように鉄心20の磁極20b間の中心線Xに対して永久磁石24の中間部位の着磁位置とは反対方向に偏倚させた位置に配置した点で相違するものである。
【0078】
つまり本参考例参考例12に比べて磁極片20a側の吸引力を更に大きくするようにしたものであるのに対して本参考例参考例14と同様に参考例12に比べて更に吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0079】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が更に小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も更にも大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0080】
参考例16)
上記参考例13は接極子50の支点54を永久磁石24の中心位置Y側に偏倚させているが、本参考例は図24に示すように鉄心20の磁極20b間の中心線Xに対して永久磁石24の中心位置Yとは反対方向に偏倚させた位置に配置した点で相違するものである。
【0081】
つまり本参考例参考例14と同様に参考例12に比べて更に吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0082】
尚電磁リレーを本参考例と図6のような接点構造を用いて構成する場合、常開(磁極片20b)側の吸引力が更に小さくなるとともに常閉(磁極片20a)側の吸引力も更にも大きくなった、アンバランスな吸引特性を有する磁気回路を備えた電磁リレーを実現でき、特にシングルタイプ(電流保持型)の電磁リレーの設計において、非対称ばね負荷の整合が取り易くなる。
【0083】
参考例17)
参考例11では接極子50の支点54を偏倚配置した永久磁石24の位置と、鉄心20の両側の磁極片20a、20b間の中心線Xとの間に配置しているが、本参考例は、図25(a)(b)のように永久磁石24の位置を中心線Xに近い位置に偏倚させ、この永久磁石24の位置と、永久磁石24に近い位置の鉄心20の磁極片20aとの間に位置に接極子5の支点54を配置した点に特徴があり、吸引力特性のアンバランス化が図れるという点では参考例11と同じである。尚コイル41の装着スペースは、永久磁石24を偏倚させることで、大きく確保でき、図25(a)のように鉄心20の磁極片20b又は磁極片20bと永久磁石24の配置位置との間の横片20cにコイル41を装着すればよい。また図25(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0084】
参考例18)
参考例12では接極子50の支点54を、中心より偏倚した中間部の着磁位置と、鉄心20の両側の磁極片20a、20b間の中心線Xとの間に配置しているが、本参考例は、図26(a)のように中間部の着磁位置を中心線Xが通る中心とし、中心線Xと磁極片20aとの間に位置するように支点54を配置した点に特徴があり、吸引力特性のアンバランス化が図れるという点では参考例12と同じである。この場合コイル41は鉄心20の横片20cに装着する。
【0085】
尚永久磁石24の中間部の着磁位置を図26(b)に示すようにやや支点54側に偏倚させた場合にはコイル41を鉄心20の磁極片20aに装着すればと良い。また図26(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
参考例19)
参考例13では、接極子50に一体に取着した永久磁石24の中心位置Yを鉄心20の両側の磁極片20a、20b間を通る中心線Xよりも磁極片20a側に偏倚させるとともに、中心線Xと上記中心位置Yとの間に接極子50の支点54を偏倚させているが、本参考例では図27(a)(b)に示すように接極子50の支点54の位置を、上記中心位置Yと磁極片20aとの間に偏倚させることで、吸引力特性のアンバランス化を図っている。尚コイル41は図27(a)に示すように鉄心20の横片20c或いは図27(b)に示すように磁極片20aに装着すればよい。また図27(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0086】
(実施形態
永久磁石24を鉄心20の横片20c上に立てる構造の電磁石駆動装置において、鉄心20の両側の磁極片20a,20bに、同じ特性のコイルを夫々に装着する場合、本実施形態では、図28(a)に示すように鉄心20の横片20cの中心位置、つまり中心線Y上に永久磁石24を立て、接極子50の支点54を中心線Yと磁極片20aとの間に偏倚させて配置している。つまり配置スペースを有効に活用しながら支点54を中心より偏倚させることで吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0087】
尚永久磁石24の位置を図25(a)と同様に偏倚させる場合には、図28(b)に示すように磁極片20aに装着するコイル41を巻数の少ないコイルとし、磁極片20bに装着するコイル41を巻数の多いコイルとして左右のコイル41、41の特性自体に非対称性を持たせることで吸引力特性のアンバランス化が図れる。
【0088】
また図28(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0089】
(実施形態
本実施形態は、図26(a)(b)に示す構成において、各磁極片20a,20bにコイルを装着したもので、中間部の着磁位置を中心位置とし永久磁石24を用いる図26(a)の場合には、図29(a)に示すように両磁極片20a,20bに装着するコイル41,41として同じ特性のものを用いる。
【0090】
また中間部の着磁位置を中心位置より偏倚させた永久磁石24を用いる図26(b)の場合には、図29(b)に示すように磁極片20aに装着するコイル41を巻数の少ないコイルとし、磁極片20bに装着するコイル41を巻数の多いコイルとして左右のコイル41、41の特性自体に非対称性を持たせることで吸引力特性のアンバランス化が図れる。
【0091】
また図29(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0092】
(実施形態
永久磁石24を接極子50に一体に取着した構造の電磁石駆動装置において、鉄心20の両側の磁極片20a,20bに、同じ特性のコイルを夫々に装着する場合、本実施形態では、図30(a)に示すように鉄心20の両側の磁極片20b、20bの間を通る中心線Xを永久磁石24の中心位置Yを一致させ、接極子50の支点54を中心位置Yと磁極片20aとの間に偏倚させて配置している。つまり支点54を中心より偏倚させることで吸引力特性のアンバランス化を図っている。
【0093】
尚永久磁石24の中心も磁極片20a側に図27のように偏倚させる場合には、図30(b)に示すように磁極片20aに装着するコイル41を巻数の少ないコイルとし、磁極片20bに装着するコイル41を巻数の多いコイルとして左右のコイル41、41の特性自体に非対称性を持たせることで吸引力特性のアンバランス化が図れる。
【0094】
また図30(a)(b)に示す何れの例でも図6のような接点構造を採用することで電磁リレーを構成することができる。
【0095】
【発明の効果】
請求項1の発明では、上述のように構成した電磁石駆動装置において、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に上記永久磁石及び接極子の支点を設けたので、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に永久磁石及び接極子の支点を設けたので、無励磁時の吸引力の非対称化を図って励磁吸引力の無励磁時の吸引力との間の幅をより広くした電磁石駆動装置を実現できるという効果がある。また、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着したので、支点両側の吸引力を広げることができるという効果がある
【0096】
求項の発明は、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が異なる磁極に着磁された永久磁石を用い、両端方向が上記鉄心の磁極片と並行するようにして一端を上記鉄心の両側の磁極片間の中心より偏倚した位置の上記鉄心の横片上に配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の配置位置と、該配置位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したので、吸引力特性のアンバランス化とともに、コイルの装着(巻回)スペースをより大きく確保できるという効果がある。
【0097】
求項の発明は、請求項1の発明において、上記永久磁石として両端が同じ極性に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石の両端を上記鉄心の両側の磁極片の先部の内側面に面接するように橋絡配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の中間部の着磁位置と、該着磁位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したので、コイルの装着(巻回)のスペースを心配することなく、吸引力特性のアンバランス化が図れるという効果がある。
【0098】
求項の発明は、請求項1の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したので、鉄心側に永久磁石が配設されないため鉄心に装着するコイルが占有できる空間を大きくすることができ、結果コイルの巻数を増やすことができるという効果がある。
【0099】
求項の発明は、請求項の発明において、上記永久磁石の中心位置が上記鉄心の両側の磁極片間の中心を通る線よりも偏倚するように上記永久磁石を上記接極子に取着するとももに、上記接極子の支点を、永久磁石の中心位置とこの中心位置から近い方の上記鉄心の磁極片との間に対応する位置に配置したので、コイルの装着(巻回)のスペースを心配することなく、吸引力特性のアンバランス化が図れるという効果がある。
【0100】
求項の発明は、上述のように構成した電磁リレーにおいて、上記鉄心の両側の磁極片間の中心より、上記接点ばねの端方向とは反対方向に偏倚した位置に上記永久磁石及び上記接極子の支点を設けたので、吸引力の非対称化が図れ、片側に接点ばねを有する非対称ばね負荷との整合が取りやすい電磁リレーを実現できるという効果がある。また、コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着したので、両側の吸引力幅を確保でき、そのため更に整合の取り易い吸引力を確保できるという効果がある
【0101】
求項の発明は、請求項の発明において、上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したので、鉄心側に永久磁石が配設されないため鉄心に装着するコイルが占有できる空間を大きくすることができ、結果コイルの巻数を増やすことができるという効果がある。
【0102】
求項の発明は、請求項6又は7の発明において、上記接点ばねの他端方向とは逆方向から一端が上記接極子に固持され他端が上記ボディ上で固持されるヒンジばねを備えているので、デッドスペースを利用してヒンジばねの配置スペースを確保してスペースの有効利用を図り、小型の電磁リレーの製作を可能とするという効果がある。
【0103】
請求項の発明は、請求項の発明において、上記ヒンジばねが略コ型であって、少なくとも両側片の板面を接点ばねの板面と同一方向とし、一方の側片先端が上記接極子に固持され、他方の側片が上記接極子に側方に並行配置されて当該側片の先端がボディ上で固持されるので、中央片を偏倚させてばね調整を行うことができるという効果がある。
【0104】
請求項10の発明は、請求項の発明において、上記ヒンジばねの中央片を両側片の板面に対して板面が垂直となるように折り曲げ形成したので、中央片を上方から調整具等でつまんで偏倚させることで上記ばね調整が行えるため、調整作がし易くなるという効果がある。
【0105】
請求項11の発明は、請求項8乃至請求項10の発明において、上記ヒンジばねの上記ボディ上で固持される位置が上記接極子の支点位置の近傍であるので、支点部位の摺動を小さくでき、安定した動作が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の参考例1の電磁石駆動装置の概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性の説明図である。
【図2】 同上の原理説明図である。
【図3】 同上の原理説明に用いた吸引力特性の説明図である。
【図4】 本発明の参考例2の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図5】 本発明の参考例3の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図6】 本発明の参考例4の電磁リレーの概略構成図である。
【図7】 同上の分解斜視図である。
【図8】 (a)は同上の一部破断せる平面断面図である。
(b)は同上の側面断面図である。
(c)は同上の別の位置の側面断面図である。
(d)は同上の電気回路図である。
【図9】 同上のコイルブロックの分解斜視図である。
【図10】 本発明の参考例5の分解斜視図である。
【図11】 本発明の参考例6の電磁リレーの概略構成図である。
【図12】 本発明の参考例7の電磁リレーの概略構成図である。
【図13】 本発明の参考例8の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図14】 同上の吸引力特性の説明図である。
【図15】 本発明の参考例9の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図16】 本発明の参考例10の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図17】 本発明の参考例11の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図18】 同上の吸引力特性の説明図である。
【図19】 本発明の参考例12の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図20】 本発明の参考例13の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図21】 本発明の参考例14の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図22】 同上の吸引力特性の説明図である。
【図23】 本発明の参考例15の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図24】 本発明の参考例16の電磁石駆動装置の一部省略せる概略構成図である。
【図25】 (a)は本発明の参考例17の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の他例の一部省略せる概略構成図である。
【図26】 (a)は本発明の参考例18の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の変形例の一部省略せる概略構成図である。
【図27】 (a)は本発明の参考例19の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の他例の一部省略せる概略構成図である。
【図28】 (a)は本発明の実施形態の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の変形例の一部省略せる概略構成図である。
【図29】 (a)は本発明の実施形態の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の変形例の一部省略せる概略構成図である。
【図30】 (a)は本発明の実施形態の電磁石駆動装置の一例の一部省略せる概略構成図である。
(b)は同上の他例の一部省略せる概略構成図である。
【図31】 (a)は従来の双安定型の電磁リレーの概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性及びばね負荷特性の説明図である。
【図32】 (a)は従来の電磁石駆動装置を用いた2a型の電磁リレーの概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性及びばね負荷特性の説明図である。
【図33】 (a)は図14の電磁リレーを改善した電磁リレーの概略構成図である。
(b)は同上の吸引力特性及びばね負荷特性の説明図である。
【符号の説明】
20 鉄心
20a,20b 磁極片
20c 中央片
24 永久磁石
41 コイル
50 接極子
54 突起

Claims (11)

  1. 両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とを備え、コイルに永久磁石の磁力をうち消す方向に励磁電流を流すことで、接極子を反転可能とする電磁石駆動装置において、鉄心の両側の磁極片間の中心より片方へ偏倚した位置に上記永久磁石及び接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする電磁石駆動装置。
  2. 上記永久磁石として両端が異なる磁極に着磁された永久磁石を用い、両端方向が上記鉄心の磁極片と並行するようにして一端を上記鉄心の両側の磁極片間の中心より偏倚した位置の上記鉄心の横片上に配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の配置位置と、該配置位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動装置。
  3. 上記永久磁石として両端が同じ極性に着磁され、両端方向の中心より偏倚した中間部が異なる極性に着磁された永久磁石を用いて該永久磁石の両端を上記鉄心の両側の磁極片の先部の内側面に面接するように橋絡配置し、上記接極子の支点を上記永久磁石の中間部の着磁位置と、該着磁位置に近い側の上記鉄心の磁極片との間に配置したことを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動装置。
  4. 上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする請求項1記載の電磁石駆動装置。
  5. 上記永久磁石の中心位置が上記鉄心の両側の磁極片間の中心を通る線よりも偏倚するように上記永久磁石を上記接極子に取着するとともに、上記接極子の支点を、永久磁石の中心位置とこの中心位置から近い方の上記鉄心の磁極片との間に対応する位置に配置したことを特徴とする請求項記載の電磁石駆動装置。
  6. 両側に並行する磁極片を有する略コ型の鉄心と、この鉄心に装着された二つのコイルと、両端間に設けた支点を中心としてシーソー動自在で両端を上記鉄心の両側の脚片先端の磁極面に対向させた接極子と、接極子の何れか一端とこの一端に対応する鉄心の磁極片の先端磁極面を介して鉄心とで閉磁路を構成して接極子の一端を対応する鉄心の脚片の先端磁極面に吸引する永久磁石とで電磁石ブロックを構成して該電磁石ブロックをボディ上に配設し、上記接極子には接極子に並行するように配置されて一端が接極子に取着され、接極子の端部方向に延設された他端に設けた可動接点をボディに配設された固定接点に対置し、上記接極子のシーソー動作に応じて上記可動接点を上記固定接点に対して接触開離させる接点ばねとを備え、上記コイルに永久磁石の磁力を打ち消す方向に励磁電流を流すことで、上記接極子を反転可能とする電磁リレーにおいて、上記鉄心の両側の磁極片間の中心より、上記接点ばねの端方向とは反対方向に偏倚した位置に上記永久磁石及び上記接極子の支点を設け、上記コイルを上記接極子の支点が偏倚配置されている位置から、両側の磁極片を含むまでの鉄心位置に夫々装着するとともに、各コイルを互いに異なる巻数にしたことを特徴とする電磁リレー
  7. 上記永久磁石を接極子に並行するように一体に取着したことを特徴とする請求項記載の電磁リレー
  8. 上記接点ばねの他端方向とは逆方向から一端が上記接極子に固持され他端が上記ボディ上で固持されるヒンジばねを備えていることを特徴とする請求項6又は7記載の電磁リレー
  9. 上記ヒンジばねが略コ型であって、少なくとも両側片の板面を接点ばねの板面と同一方向とし、一方の側片先端が上記接極子に固持され、他方の側片が上記接極子に側方に並行配置されて当該側片の先端がボディ上で固持されることを特徴とする請求項記載の電磁リレー
  10. 上記ヒンジばねの中央片を両側片の板面に対して板面が垂直となるように折り曲げ形成したことを特徴とする請求項記載の電磁リレー
  11. 上記ヒンジばねの上記ボディ上で固持される位置が上記接極子の支点位置の近傍であることを特徴とする請求項8乃至10の何れか記載の電磁リレー。
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