JP4378164B2 - 非接触式icカード用インレットの製造方法、製造装置及び非接触式icカード用インレット - Google Patents

非接触式icカード用インレットの製造方法、製造装置及び非接触式icカード用インレット Download PDF

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Description

本発明は、少なくともICチップと非接触伝送用コイルとから構成される非接触式ICカード用の通信部材が所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定されてなる非接触式ICカード用インレット、その製造方法及び製造装置に関する。
非接触式ICカード等の非接触式情報担体は、定期券、運転免許証、テレホンカード、キャッシュカード等の代替品としての使用が検討されており、大量の使用が見込まれるところから、情報担体の生産性を高め、単価を下げるかが最も重要な技術的課題の1つになっている。
本願出願人は、特許文献1において情報担体の生産性を高めることが可能なフレキシブルICモジュールについて提案した。特許文献1に開示されたフレキシブルICモジュールは、ICチップとコイルとの接続体を自己圧着性を有する2枚の不織布の間に挟み込んで一体化したので、接続体の保護効果が高められると共に、破壊されやすいICチップの取り扱いや低剛性のコイルの取り扱いが容易になり、情報担体の生産性を高めることができる。また、基体を不織布をもって構成したのでフレキシビリティに富んでおり、平板状の情報担体の構成部品として利用できるだけでなく、湾曲した部分や繰り返し変形を受ける部分に付設される情報担体としても適用することができる。
さらに、本願出願人は、特許文献2において一定間隔の線間を有する間隔巻きコイルを形成でき、コイルの巻き乱れや変形を防止することが可能なコイルの巻線装置について提案した。特許文献2に開示された巻線装置では、ニードル保持板の片面に突出量が異なる複数組のニードルを異なる半径位置に植設したのでニードル保持板等を駆動し、各ニードル群ごとにワイヤを順次巻回することによって、一定間隔の線間を有する間隔巻きコイルを形成することができる。
また、ワイヤの末端をワイヤチャックに固定することによって、巻回されたコイルの形状をそのままの形状に維持できるので、この状態でICチップの入出力端子とコイルの両端部とを接合することによって、チップ接合時におけるコイルの巻き乱れを防止することができる。さらに、ニードル保持板にニードルを植設し、当該ニードルにコイルを巻回するようにしたので、不織布にニードルを差し込むことができ、ニードルに巻回されたコイルを直接フレキシブル基体に転写することができて、搬送時のコイルの変形も防止できる。
特開2001−325579号公報 特開2002−342730号公報
しかしながら、上述の特許文献1及び特許文献2においては、製造過程で、非接触式ICカード用インレットの動作確認のテストの結果、動作不良が見つかった場合にどのように処理すればよいかについては、提案されていない。
本発明は、ICチップと非接触伝送用コイルとから構成される、1つの非接触式ICカード用の通信部材が所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定されてなる非接触式ICカード用インレットに対して、動作不良が見つかった場合に最適な処理を行う製造方法及び製造装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる非接触式ICカード用インレットの製造方法は、少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材を所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定する工程と、前記フレキシブルシートに固定された通信部材の動作をテストする工程と、テストの結果、通信部材の動作に異常があると判断した場合に、異常があると判断された通信部材のICチップを打ち抜く工程とを備えたものである。このような方法によれば、ICチップはインレットから除去されることになるから、インレットのICチップを画像認識し、樹脂封止する工程においてICチップを画像認識できないため、無駄な樹脂封止工程を行なうことがない。これにより低コスト化を実現できるとともに、不良ICチップを回収することによりセキュリティ対策とすることができる。
また、本発明にかかる他の非接触式ICカード用インレットの製造方法は、少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材を所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定する工程と、前記フレキシブルシートに固定された通信部材の動作をテストする工程と、テストの結果、通信部材の動作に異常があると判断した場合に、異常があると判断された通信部材の非接触伝送用コイルの一部を打ち抜く工程とを備えたものである。このような方法によれば、非接触伝送用コイルはアンテナとして機能しなくなるため、その後のリーダライタ等を用いた検査やテスト工程において確実に不良品として扱われる。
ここで、前記非接触伝送用コイルを打ち抜く工程は、フレキシブルシートの幅方向の中央部近傍において当該非接触伝送用コイルを打ち抜くことが好ましい。これにより、打ち抜き穴は、両端部との距離が略均一の位置に生じるため、長尺方向の引張応力に対するインレットの耐久性が向上する。このとき、非接触伝送用コイルを打ち抜く工程が当該非接触伝送用コイルのうち、前記フレキシブルシートの幅方向と垂直な部分を打ち抜くようにしても同様の効果を奏する。
本発明にかかる非接触式ICカード用インレットの製造装置は、少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材を所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定する手段と、前記フレキシブルシートに固定された通信部材の動作をテストする手段と、テストの結果、通信部材の動作に異常があると判断した場合に、異常があると判断された通信部材のICチップを打ち抜く手段とを備えたものである。このような装置により製造すれば、ICチップはインレットから除去されることになるから、インレットのICチップを画像認識し、樹脂封止する工程においてICチップを画像認識できないため、無駄な樹脂封止工程を行なうことがない。これにより低コスト化を実現できるとともに、不良ICチップを回収することによりセキュリティ対策とすることができる。
本発明にかかる他の非接触式ICカード用インレットの製造装置は、少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材を所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定する手段と、前記フレキシブルシートに固定された通信部材の動作をテストする手段と、テストの結果、通信部材の動作に異常があると判断した場合に、異常があると判断された通信部材の非接触伝送用コイルの一部を打ち抜く手段とを備えたものである。このような方法によれば、非接触伝送用コイルはアンテナとして機能しなくなるため、その後のリーダライタ等を用いた検査やテスト工程において確実に不良品として扱われる。
ここで、前記非接触伝送用コイルを打ち抜く手段は、フレキシブルシートの幅方向の中央部近傍において当該非接触伝送用コイルを打ち抜くことが好ましい。これにより、打ち抜き穴は、両端部との距離が略均一の位置に生じるため、長尺方向の引張応力に対するインレットの耐久性が向上する。このとき、非接触伝送用コイルを打ち抜く手段が当該非接触伝送用コイルのうち、前記フレキシブルシートの幅方向と垂直な部分を打ち抜くようにしても同様の効果を奏する。
本発明にかかる非接触式ICカード用インレットは、少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材が所定間隔ごとに複数連続して固定されたフレキシブルシートよりなる非接触式ICカード用インレットであって、テストにより動作に異常があると判断された通信部材のICチップが打ち抜かれたものである。
本発明にかかる他の非接触式ICカード用インレットは、少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材が所定間隔ごとに複数連続して固定されたフレキシブルシートよりなる非接触式ICカード用インレットであって、テストにより動作に異常があると判断された通信部材の非接触伝送用コイルの一部が打ち抜かれたものである。
ここで、テストにより動作に異常があると判断された通信部材の非接触伝送用コイルは、フレキシブルシートの幅方向の中央部近傍において打ち抜かれていることが好ましい。これにより、打ち抜き穴は、両端部との距離が略均一の位置にあるため、長尺方向の引張応力に対するインレットの耐久性が高い。このとき、テストにより動作に異常があると判断された通信部材の非接触伝送用コイルは、当該非接触伝送用コイルのうち、前記フレキシブルシートの幅方向と垂直な部分が打ち抜かれていても同様の効果を奏する。
本発明によれば、少なくともICチップと非接触伝送用コイルとから構成される非接触式ICカード用の通信部材が所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定されてなる非接触式ICカード用インレットに対して、動作不良が見つかった場合に最適な処理を行う製造方法及び製造装置を提供することができる。
本発明にかかる非接触ICカード用インレットについて説明する。かかるインレットは、ICチップ及び非接触伝送用コイルから構成される通信部材が所定間隔毎に複数連続して不織布等の長尺フレキシブルシートに一列に固定されたものである。このインレットを通信部材毎に切断することにより、ICモジュールが形成される。かかるICモジュールが樹脂封止等されて非接触式ICカードが形成される。
図1は、ICモジュールの構造を示す上面図であり、図2はICモジュールの構造を示す断面図である。図1では不織布の一方を除去した状態のICモジュールを示す。尚、インレットは、図1、図2で示すICモジュールが複数連結された長尺状の部材である。
図1に示されるように、かかるICモジュールにおいては、ICチップ1が不織布3の中央領域に配置されている。そして、当該ICチップ1の入出力端子(パッド)に非接触伝送用コイル2が直接接続されている。この非接触伝送用コイル2は、図示しないリーダライタからICチップ1への電源の供給を非接触で受けると共に当該リーダライタとの間でデータの伝送を非接触で行うものである。
そして、これらのICチップ1と非接触伝送用コイル2は、図2に示されるように、2枚の不織布3a、3bにより挟持され、固定されている。
ICチップ1としては、従来より非接触式ICカードに搭載されている任意のICチップを用いることができるが、非接触式ICカードの薄形化を図るため、全厚が300μm以下、好ましくは200μm以下に薄形化されたものを用いることが望ましい。また、特に薄形のカードに適用するためには、ICチップ1として全厚が50μm〜150μm程度に薄形化されたものを用いることが好ましく、必要に応じて外力によるICチップ割れを防止するための金属薄板等の補強板を接着剤でICチップ裏面に形成する。
一方、非接触伝送用コイル2に関しては、銅やアルミニウムなどの良導電性金属材料からなる心線の周囲を樹脂などの絶縁層で被覆された線材から成るものを用いるほか、ICチップ1への直接接続を容易にするため、心線の周囲に金やハンダなどの接合用金属層が被覆され、かつ当該接合用金属層の周囲に絶縁層が被覆された線材から成るものを用いることもできる。
非接触伝送用コイル2を構成する線材の直径は、20μm〜200μmであり、ICチップ1と非接触伝送用コイル2との接続を確実にするため、ICチップ1に設けられた入出力端子1aの一辺の長さよりも小さいものが選択的に用いられる。非接触伝送用コイル2は、所要の被覆が設けられ、かつ所要の直径を有する線材をICチップの特性に合わせて数回〜数十回ターンさせることにより形成される。
ICチップ1と非接触伝送用コイル2の直接接続方式としては、ウェッジボンディング、ハンダ付け又は溶接が特に好適である。
不織布3は、いわゆるフレキシブルシートの一例であり、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂シートによって代用することも可能である。不織布3としては、公知に属する任意の不織布を用いることができるが、ICチップ1及び非接触伝送用コイル2との熱圧着性が良好であることから、単体で自己圧着性を有するもの又は適量の合成樹脂を含浸させることによって自己圧着性が付与されたものが好適であり、特に、取り扱いが容易で熱圧着性にも優れることから、ポリエチレンテレフタレート(PET)の心材の周囲が非晶質のポリエチレンテレフタレート(PET−G)にてコーティングされた繊維からなるものを用いることが好ましい。また、画像処理装置によって、不織布3の間に挟持されたICチップ1の位置が判別できるためには、ICチップ1を判別できる程度の透明性を有している必要がある。透明性を高めるために不織布3の厚さを薄くしすぎると、強度が弱くなるため、所定の強度を保持した範囲内で透明性を実現する必要がある。尚、強度の高い不織布3を用いる場合には、ICチップ1及び非接触伝送用コイル2を一面に固定するようにしてもよい。
図3に最終製品である非接触ICカードの外観模式図を示す。この例では、非接触ICカード100を社員証として活用している。そのため、非接触ICカード100の表面には、写真領域101と文字領域102とが形成される。写真領域101と文字領域102の双方は、非接触ICカードとして製造された後に印刷されるため、一定の厚さを有するICチップ1上にこれらの領域101、102が位置しない方がよい。ICチップ1上に印刷した場合には、印刷不良が生じやすく、またICチップ1自体を破損する可能性が高くなる。そのため、非接触ICカード100においてICチップ1を正確に位置決めしなければならない。
ここで、非接触ICカード用インレットにおける非接触伝送用コイルの巻回工程について簡単に説明する。当該巻回工程については、特許文献2に開示された巻線装置と同等の構成を有する巻線装置を用いて実行することが可能である。
図4及び図5に示される巻線装置は、ニードル保持板200と、ニードル保持板200の中央部近傍に備えられたIC保持部204を備えている。さらに、コイル2とIC保持部204に保持されたICチップ1とを接合する接合部(不図示)、給線ノズル(不図示)、コイル整形部材(不図示)を備えている。
ニードル保持板200の上面には、上面からの突出量が最も小さな5本のニードル201a〜201eからなる第1のニードル群201と、前記上面からの突出量が2番目に小さな4本のニードル202a〜202dからなる第2のニードル群202と、前記上面からの突出量が3番目に小さな5本のニードル203a〜203eからなる第3のニードル群203が植設されている。
給線ノズルは、コイル2の元になるワイヤを繰り出す装置であって、ニードル保持板200に対して3次元方向に移動できるように構成されており、ワイヤに一定のテンションを負荷しつつ、所定量のワイヤを繰り出して、ニードル保持板200に植設された各ニードルに所定の順番でワイヤを巻回する。コイル整形部材は、各ニードルに巻回された立体形状のコイルを平面形状に整形するものである。
巻線装置の動作を簡単に説明する。コイル2の巻回開始時点において、給線ノズルはニードル保持板200に最も接近した位置まで下降されており、コイル整形部材はニードル保持板200から最も離隔した位置まで上昇されている。また、コイル2とICチップ1の接合部はニードル保持板200のニードル植設面を対向しない位置に退避されている。さらに、IC保持部204のチップホルダには、図示しないIC搬送部より供給されたICチップ1が所定の向きで設定されている。
コイル2の巻回に際しては、まず、給線ノズルより所定量のワイヤを繰り出して、その先端部を所定のワイヤチャックにチャッキングする。次に、給線ノズルをニードル保持板200のニードル植設面と平行な面内で駆動し、ワイヤをニードル201aに巻回する。しかる後に、給線ノズルをニードル保持板200と対向しない部分まで移動する。次いで、ニードル保持板200を回転し、第1のニードル群201を構成する他のニードル201b〜201eに順次ワイヤを巻回する。
その後、給線ノズルを第1のニードル群201と第2のニードル群202との間の高さまで上昇し、第2のニードル群202を構成するニードル202a〜202dにワイヤを巻回する。以下同様にして、所定のニードルへのワイヤの巻回が終了した後、給線ノズルを第2のニードル群202と第3のニードル群203との間の高さまで順次上昇し、ニードル203eに巻回する。次にコイル整形部材をニードル保持板200のニードル植設面に最も接近する位置まで下降し、立体形状に巻回されたコイル2を平面形状のコイル2に整形する。最後に、コイル2の巻き終端を所定のワイヤチャックにチャッキングし、余剰部分を切断することによって、所望の間隔巻きコイル2の巻回を終了する。次いで、コイル2とIC保持部204に保持されたICチップ1とを直接接続する。
このような工程により、図6に示されるように2枚の長尺状の不織布の間にICチップ1及び非接触伝送用コイル2が固定されたフレキシブルシート400が形成される。フレキシブルシート400上においてICモジュールの長辺がフレキシブルシート400の長手方向になるように配置されている。このフレキシブルシート400は、幅が例えば70mmであり、通常ロール状に巻かれて、図7に示す製造装置300に取り付けられる。より具体的には、ロール状に巻かれたフレキシブルシート400は、ロール体301として図7に示す製造装置300に回動可能に取り付けられる。
図7は、製造装置300の模式図である。この図に示す製造装置300は、主としてトリミングを行なうトリミング装置である、製造装置300においてフレキシブルシート400等の被製造物は図示しない搬送機構によって間欠的に搬送される。尚、製造装置300は、さらに、通信モジュールを製造する装置やICカードの樹脂封止装置等と一体化されて連続して製造するよう構成してもよい。
ロール体301より排出した長尺状のフレキシブルシートは、図示しないローラやモータ等の搬送機構によって図上右側に搬送される。貼合せ台302は、フレキシブルシート400が途切れた場合に継ぎ合わせる際に用いられるヒートシーラである。通常、貼合せ台302による継ぎ合わせ処理は、ユーザの手により実行される。
画像処理装置303は、フレキシブルシート400におけるICチップ1の位置を画像認識技術により検出する装置である。画像処理装置303は、例えば、CCDカメラを備え、フレキシブルシート400を撮像し、画像データを取得する。そして、画像処理装置303は、画像データよりICチップ1及び/又は非接触伝送用コイル2の位置を抽出し、抽出結果である位置情報を制御装置313に伝達する。位置情報は、制御装置313において図示しない記憶手段に格納される。
レーザ装置304は、フレキシブルシート400から両端の不要部分を除去するレーザカッターである。特に不要部分を除去することをトリミングという。この例では、フレキシブルシート400の側端を切断するため、特にサイドトリミングという。サイドトリミングによって、例えば、70mmの幅を有するフレキシブルシート400は、46mmの幅に切断される。
レーザ装置304によるフレキシブルシート400の切断位置は、制御装置313によってICチップ1及び/又は非接触伝送用コイル2の位置情報に基づいて決定される。より具体的には、レーザ装置304によって両側端の不要部分を切断した後のインレット5においてICチップ1や非接触伝送用コイル2からインレットの両側端までの距離が一定となるように、フレキシブルシート400の切断位置を制御装置313が決定し、レーザ装置304に伝達する。レーザ装置304は当該切断位置情報に基づいてフレキシブルシート400を切断する。
ロール体305a及びロール体305bは、レーザ装置304によってフレキシブルシート400より切断された不要部分を巻き取るローラである。当該切断動作により切り取られた長尺状の不要部分のうち、一方の不要部分はロール体305aに巻き取られ、他方の不要部分はロール体305bに巻き取られる。
リーダライタ306は、インレット5内のICチップ1及び非接触伝送用コイル2の動作を確認するための動作確認装置である。具体的には、リーダライタ306は、当該非接触伝送用コイル2を介してICチップ1に対して電源を供給するとともに、所定の信号を伝送する。さらにリーダライタ306は、ICチップ1に対して供給した信号に応じて当該ICチップ1より非接触伝送用コイル2を介して出力される信号を受信する。そしてリーダライタ306は受信した信号に対して所定の処理を行った後制御装置313に出力する。制御装置313は、動作確認を行なったICチップ1及び非接触伝送用コイル2が正常動作を行うかどうかをリーダライタ306からの信号に応じて判定する。
打抜装置307は、制御装置313が動作確認を行なったICチップ1及び非接触伝送用コイル2が正常動作しない、即ち不良品であると判定した場合に、判定対象のICチップ1又は非接触伝送用コイル2の一部をプレス加工により打抜く。これにより、不良品を完全に動作しないように加工できる。打抜装置307については後に詳述する。
リード貼合せ台308は、インレット5に対してリード6を貼り合せるための台である。図8に当該リード6が貼り合せられた後のインレット5を示す。リード6は、例えばm=約500mからなるインレット5の前後に貼り合せられ、それぞれ長さm=約1.5m、m=約1.5mを有する。尚、リード6はロール体309に巻回されており、随時取り出されてインレット5に対して固定される。
リーダライタ311は、リーダライタ306と同様にインレット5内のICチップ1及び非接触伝送用コイル2の動作を確認するための動作確認装置である。
ロール体312は、最終的にインレット5が巻回されて、取り外された後、出荷される。出荷された後、周知の樹脂封止工程、印刷工程等が行なわれて最終的に非接触ICカードが製造される。
続いて、図9乃至図12を用いてトリミング工程について詳述する。図9は、トリミング工程における切断位置の例を示す。図9においては、白抜きの矢印方向にフレキシブルシート400が移動し、ICチップ1aが固定された部分が先に処理され、ICチップ1bが固定された部分がそれよりも後に処理される。
図9(a)のように、ICチップ1は長尺状のフレキシブルシート400に対して相対的な位置が一定ではなく、ばらつきを有する場合がある。この例では、連続する二つのICチップ1aと1bが幅方向(フレキシブルシート400の短手方向)にxだけずれている。この場合においてレーザ装置による切断位置は、それぞれのICチップ1a、1bの位置に基づいて決定される。具体的には、ICチップから切断線までの距離が一定となるようにその切断位置が決定される。
図9(b)に示す例では、ICチップ1aと切断線41a間の距離と、同じ側のICチップ1bと切断線43a間の距離が等しい。また、ICチップ1aと切断線41b間の距離と、同じ側のICチップ1bと切断線43b間の距離が等しい。
図9(b)に示す切断線上を切断する場合は、まず、最初にICチップ1aの両側に位置する切断線41a及び41bをレーザ装置により切断する。切断線41a及び41bは、フレキシブルシート400の長尺方向とほぼ平行である。また、切断線41a及び41bの長さは、ともに、非接触ICカード内に収容される、切断後のICモジュールの長辺方向の長さよりも長い。尚、切断工程においては、例えば、同じ位置に複数回レーザ光を照射することにより切断を確実にすることが望ましい。
次にフレキシブルシート400の長尺方向とほぼ垂直な切断線42a及び切断線42bをレーザ装置により切断する。切断線42a及び切断線42bの長さは、ICチップ1がフレキシブルシート400上に固定される位置に関し、当該フレキシブルシート400の幅方向にどの程度ずれることが許容されるかを示す幅方向の許容範囲に応じて決定される。具体的には、切断線42a及び切断線42bの長さは、当該幅方向の許容範囲よりも長く設定される。
さらに、ICチップ1bの両側に位置する切断線43a及び43bをレーザ装置により切断する。図9(b)に示すような切断位置において当該フレキシブルシート400を切断することにより、ICチップ1から両端までの距離が等しいインレットを製造することができる。かかるインレットを使って非接触ICカードを製造することにより、ICチップが正確な位置に配置された非接触ICカードを得ることができる。特に、表面に印刷が行なわれる非接触ICカードにおいては、ICチップの位置ずれに伴う印刷不良を防止できる。
尚、図9(b)においては、ICチップ1を基準に切断線の位置を決定したが、ICチップ1と非接触伝送用コイル2の両方を基準としてもよく、また、非接触伝送用コイル2のみを基準としてもよい。非接触伝送用コイル2を正確に位置決めすることによって、製造工程時の断線を防止できる。
図9(c)に示す切断位置を切断することも可能である。この場合にも上述の効果を相することができる。
但し、図9(b)に示す切断線上及び図9(c)に示す切断線上において切断する場合には、インレットの一部に切り込みが残るという問題がある。図9(b)の領域A、図9(c)の領域Bに切り込みが残っている。かかる切り込みは、単にインレットを出荷する際に見栄えが悪いというだけではなく、インレットに対して引張応力が加えられた場合に当該切り込み部分から切断領域が広がり、インレット自身が切断されてしまうこともある。
このような問題点を解決するために、図10及び図11に示すような切断線上を切断することとした。図10は、フレキシブルシート400の一部の切断線を示す上面図であり、図11は、図10に示す領域Cを拡大した拡大上面図である。
図10に示されるように、ICチップ1aに対応する切断線41a、41bは、ICチップ1bに対応する切断線42a、42bとの接続領域において、内側に屈曲し、さらに外側に折り返している。
図11を用いてさらに詳細に説明する。切断線41は、直線状にフレキシブルシート400の両端に位置する。かかる切断位置は、ICチップ1aからの距離が予め定められた距離となるように決定される。そして隣接するICチップ1bに対応する切断線との接続領域にある屈曲点411において、フレキシブルシート400の内側方向に屈曲する。切断線41は、屈曲点411よりフレキシブルシート400の内側方向に進み、予め定められた距離L1だけ当該屈曲点411より内側の頂点412においてフレキシブルシート400の外側方向に折り返す。そして、頂点412において折り返した切断線41は、さらに屈曲点411のある位置よりも外側の端点413まで延びる。ここでは、端点413は、屈曲点411よりも距離L2だけ内側にある。距離L1と距離L2は、フレキシブルシート400におけるICチップ1の位置決め精度に応じて定められる。通常、ICチップ1の、基準に対するフレキシブルシート400の幅方向への位置ずれの許容範囲は、等しく定められるため、距離L1と距離L2は等しい。例えば、ICチップ1の位置ずれの許容範囲が内側に0.5mm、外側に0.5mmである場合、距離L1と距離L2は、2〜3mmである。
ICチップ1aに隣接し、続いて切断されるICチップ1bに対応する切断線42の端点421は、屈曲点411よりもICチップ1b側であるが端点413よりはICチップ1a側に位置している。即ち、頂点412と端点413とを結ぶ線分よりもICチップ1a側に当該端点421が位置している。従って、切断線41と切断線42とは、切断線41の頂点412と端点413とを結ぶ線分上の交差点422で交差する。この交差点422において、切断線41と切断線42は連結され、連続的に切断される。
図11に示す例では、切断線42の端点421と交差点422を結ぶ切断線及び切断線41の端点413と交差点422を結ぶ切断線によって、切り欠きが生じる。しかしながら、これらの切り欠きは、フレキシブルシート400より切り取られる不要部分に生じるものであり、切り取られた後のインレットには生じない。従って、インレットの強度を弱めるという問題点の発生を防止できる。
図12に別の切断線の例を示す。この例では、屈曲点411と頂点412、頂点412と端点413とを略直線状に繋ぐ切断線を有する。ICチップ1aに隣接し、続いて切断されるICチップ1bに対応する切断線42の端点421は、屈曲点411よりもICチップ1b側であるが端点413よりはICチップ1a側に位置している。即ち、頂点412と端点413とを結ぶ線分よりもICチップ1a側に当該端点421が位置している。従って、切断線41と切断線42とは、切断線41の頂点412と端点413とを結ぶ線分上の交差点422で交差する。この交差点422において、切断線41と切断線42は連結され、連続的に切断される。
図12に示す例においても図11に示す例と同様に切り欠きは、フレキシブルシート400より切り取られる不要部分に生じるものであり、切り取られた後のインレットには生じない。従って、インレットの強度を弱めるという問題点の発生を防止できる。また、この例では、直線的に切断していることから、レーザ光ではなく、刃物を使った切断を行なう場合に特に適している。
図10乃至図12に示す例では、最初に切断工程が行なわれるICチップ1aに対応する切断線41a及び41bにおいて内側に屈曲した後折り返し、次に切断工程が行なわれるICチップ1bに対応する切断線42a及び42bを当該切断線41a及び41bと交差する直線状とした。このような形態に限らず、ICチップ1aに対応する切断線41a及び41bを直線状とし、ICチップ1bに対応する切断線41a及び41bにおいて内側に屈曲した後折り返すようにしてもよい。また、一方の側の切断線41a、42aについては切断線41aを内側に屈曲した後折り返し、切断線42aを直線状とし、他方の側の切断線41b、42bについては切断線41bを直線状とし、切断線42bを内側に屈曲した後折り返すようにしてもよい。同様に、一方の側の切断線41a、42aについては切断線41aを直線状とし、切断線42aを内側に屈曲した後折り返し、他方の側の切断線41b、42bについては切断線41bを内側に屈曲した後折り返し、切断線42bを直線状にするようにしてもよい。
さらには、切断線41a・切断線42aの組、切断線41b・切断線42bの組のそれぞれの組において、いずれか一方が内側に屈曲した後に折り返すような切断線を有していればよいが、他方は必ずしも直線状である必要はない。内側に屈曲した後に折り返された線分上で交差する形状であれば、曲線や屈曲点を含んでも良い。例えば、図12において点線で示す切断線423のようにしてもよい。
続いて、打抜装置307について説明する。打抜装置307は、上述の通り、制御装置313が動作確認を行なったICチップ1及び非接触伝送用コイル2が正常動作しないものであると判定した場合に、判定対象のICチップ1又は非接触伝送用コイル2の一部をプレス加工により打抜くものである。これにより、不良品を完全に動作しないように加工できるとともに、不良ICチップの回収をすることができる。
図13に打抜装置307によって打抜く位置を示す。この例では、図上D1及びD2で示す2箇所の領域において打抜いている。領域D1は、ICチップ1を含む領域である。かかる領域D1を打抜くことにより、ICチップ1はインレット5から除去されることになるから、インレット5のICチップ1を画像認識し、樹脂封止する工程においてICチップ1を画像認識できないため、無駄な樹脂封止工程を行なうことがない。これにより低コスト化を実現できる。
また、領域D2は、非接触伝送用コイル2の一部を含む領域である。かかる領域D2を打抜くことにより、非接触伝送用コイル2はアンテナとして機能しなくなるため、その後のリーダライタ等を用いた検査やテスト工程において確実に不良品として扱われる。この例では、特に領域D2について、インレット5の幅方向に関し、中央部近傍に設定している。仮にインレット5の端部近傍に領域D2を設定したとすると、長尺方向の引張応力に対して領域D2において生じた打抜き穴と両端部との距離が不均一であるため、当該距離が短い側において亀裂が生じやすい。他方、この例では、打抜き穴が中央部近傍に生じ、両端部との距離が均一であるため、長尺方向の引張応力に対する耐久性が向上する。
打抜装置307による打ち抜きは、領域D1及び領域D2の双方に行なってもよく、いずれか一方であってもよい。
図14に制御装置313及び打抜装置307における処理フローについて説明する。まず、制御装置313は、連続的に流れてくるICチップ1のテストをリーダライタ306によって行なう(S101)。
テストの結果、ICチップ1の動作に関してエラーを検出した場合(S102)には、制御装置313は、打抜装置307に対して、エラーを検出したICチップ1に対して打抜き処理を命令する。打抜装置307は、かかる命令に応じて、エラーを検出したICチップ1の打抜き処理を実行する(S103)。そして、インレットの終端を検出しない場合(S104)には、さらに次のICチップ1のテスト(S101)を実行する。
他方、テストの結果、ICチップ1の動作に関してエラーを検出しない場合(S102)であって終端を検出しない場合(S104)には、さらに次のICチップ1のテスト(S101)を実行する。終端を検出した場合(S104)には処理を終了する。
尚、インレット5は、巻回されて、ロール体312として出荷されるが、出荷された後は、ICチップの位置を認識して隣接するインレット間においてさらにレーザ装置等によって切断される。図15に切断線51、52を示す。このとき、内側に湾曲した部分は、切断線51の間及び切断線52間に位置するため、切り落とされてその後の製造工程では使用されない。
尚、上述の例では、トリミングは、レーザ装置を用いたが、これに限らず、刃を用いてもよい。
また、上述の例では、フレキシブルシートである不織布にICチップと非接触伝送用コイルとの結合体である通信部材を搭載したが、これに代えてPET等の樹脂シート上に印刷技術等により予めコイルを形成しておき、これにICチップを搭載し電気的接続をおこなう構造のインレットであってもよい。
上記構造のインレットに対してサイドトリミングを行なう場合、樹脂シートとコイルとのズレを考慮する必要はないことから、ICチップ搭載時のズレを考慮してICチップの位置を検出して樹脂シートの両端をトリミングすればよい。
尚、上述の例では、ICチップに非接触伝送用コイルを直接搭載した結合体を通信部材としたがこれに限定されるものではなく、ICチップの回路形成面とは反対の裏面にICチップより若干大きな金属薄膜等の補強板を接着剤で接続したものや、薄型基板上にICチップを搭載するとともに基板とアンテナを接続することにより、薄型基板を介してアンテナとICチップが電気的に接続される構造のモジュールにも適用可能である。
実施の形態においてサイドトリミングを行なう場合、ICチップの位置を検出し、この位置情報を基準としてトリミングの位置を決定したが、上記構造のモジュールでは補強板や薄型基板の位置を検出し、これをICチップ位置と判断してトリミングすることも可能である。
ICモジュールの構造を示す上面図である。 ICモジュールの一部の構造を示す断面図 非接触ICカードの外観模式図である。 本発明にかかるインレットを製造するための巻線装置の一部を示す上面図である。 本発明にかかるインレットを製造するための巻線装置の一部を示す断面図である。 本発明にかかるインレットを製造するためのフレキシブルシートの一部を示す上面図である。 本発明にかかるインレットを製造する製造装置の模式図である。 本発明にかかるインレットを示す図である。 本発明におけるトリミングフローの一例を示す図である。 本発明におけるトリミングフローの一例を示す図である。 本発明におけるトリミングフローの一例を示す図である。 本発明におけるトリミングフローの一例を示す図である。 本発明における打抜き処理位置を示す図である。 本発明における打抜き処理を示すフローチャートである。 本発明におけるインレットの切断位置を示す図である。
符号の説明
1 ICチップ
2 非接触伝送用コイル
3 不織布
5 インレット
6 リード
41 切断線
42 切断線
43 切断線
51 切断線
52 切断線
100 非接触式ICカード
200 ニードル保持板
300 製造装置
304 レーザ装置
305 ロール体
306 リーダライタ
307 打抜装置
310 リーダライタ
311 ロール体
312 制御装置
400 フレキシブルシート
411 屈曲点
412 頂点
413 端点
421 端点
422 交差点
423 切断線

Claims (3)

  1. 少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材を所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定する工程と、
    前記フレキシブルシートに固定された前記通信部材の動作をテストする工程と、
    テストの結果、前記通信部材の動作に異常があると判断した場合に、異常があると判断された前記通信部材の一部を打ち抜く工程とを備え、
    前記通信部材の一部を打ち抜く工程は、前記フレキシブルシートの長尺方向に発生する引張応力が、打ち抜き穴と前記フレキシブルシートの両端部との間で略均一となるように、前記フレキシブルシートの幅方向の中央部近傍を打ち抜くことを特徴とする非接触式ICカード用インレットの製造方法。
  2. 少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材を所定間隔ごとに複数連続してフレキシブルシートに固定する手段と、
    前記フレキシブルシートに固定された前記通信部材の動作をテストする手段と、
    テストの結果、前記通信部材の動作に異常があると判断した場合に、異常があると判断された前記通信部材の一部を打ち抜く手段とを備え、
    前記通信部材の一部を打ち抜く手段は、前記フレキシブルシートの長尺方向に発生する引張応力が、打ち抜き穴と前記フレキシブルシートの両端部との間で略均一となるように、前記フレキシブルシートの幅方向の中央部近傍を打ち抜くことを特徴とする非接触式ICカード用インレットの製造装置。
  3. 少なくともICチップと当該ICチップと接続された非接触伝送用コイルとから構成される通信部材が所定間隔ごとに複数連続して固定されたフレキシブルシートよりなる非接触式ICカード用インレットであって、
    テストにより動作に異常があると判断された前記通信部材の一部が打ち抜かれ、
    前記異常があると判断された前記通信部材は、前記フレキシブルシートの長尺方向に発生する引張応力が、打ち抜き穴と前記フレキシブルシートの両端部との間で略均一となるように、前記フレキシブルシートの幅方向の中央部近傍が打ち抜かれたことを特徴とする非接触式ICカード用インレット。
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