JP4377621B2 - 合成樹脂製ヤリトリ型接合部材 - Google Patents

合成樹脂製ヤリトリ型接合部材 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂製ヤリトリ型接合部材、特に、排水設備用合成樹脂製ヤリトリ型接合部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的には、排水設備に用いる合成樹脂製(塩ビ製)ヤリトリ型接合部材(スライド継手、ヤリトリソケットともいう)とは、上流側および下流側の各設備が固定状態にあるとき、両設備を水平管で接続するのに用いられる、とされている(例えば、実開昭60−36469号公報、実開昭61−152886号公報、特開平4−107390号公報、実開平6−18790号公報参照、特開2001−146994号公報、特開2002−181260号公報等参照)。
【0003】
これについて、本出願人の提案した前掲の特開2002−181260号公報で示された1例で説明する。
【0004】
この種のヤリトリ型接合部材は、同公報でも詳述しているように、布設されている合成樹脂製排水管の一部が損傷した場合、この損傷箇所を修理するときに、2つ(または1つ)のヤリトリ型接合部材を用いてこれを修理するものである。
【0005】
このヤリトリ型接合部材は、一般にゴム輪受口カラ−として下水道用硬質塩化ビニル管の規格中に規定されているものを用い、封水性や地震時の抜止め安全性を確保すると共に、市場に提供されている他のゴム輪受口カラ−との互換性に支障のないようにしている。
【0006】
さて、本出願人が前記提案したヤリトリ型接合部材1は、図3に示すように同一寸法(勿論、同 一形状)または軸長のみ若干異なる寸法の2つのゴム輪受口カラ−2,2を、1つの挿入用管本体(接続用短管をいう)3に対称的にスライド自在に外嵌している。
【0007】
すなわち、このゴム輪受口カラ−2の1つには当然、両端部内面、つまり1対のゴム輪4,5を設けているが、これらの2つのゴム輪受口カラ−2,2は対称的に挿入用管本体3に外嵌されて、互に近接・離反するようスライドする。このスライド自在に外嵌された2つのゴム輪受口カラ−2,2における各ゴム輪4,5のうち互に隣設する側のゴム輪5,5の各内側には、縮径傾向の弾性を有するストッパ−Cリング(抜止め用ストッパ−ともいう)6,6を設けている。
【0008】
この挿入用管本体3の両端部外面には、これらのストッパ−Cリング6が係止するガイド用傾斜面13とストッパ−段部とのあるストッパ−凹溝7,7を周設している。したがって、ストッパ−Cリング6が弾性により縮径してストッパ−凹溝7に落込み嵌合すると、ゴム輪受口カラ−2は挿入用管本体3から外方向に抜けないようになる。
【0009】
したがって、この2つのゴム輪受口カラ−2,2が互に離反してスライドしたとき挿入管用本体3から外れないようにストップさせ、そのとき、ゴム輪受口カラ−2を外方向にいっぱいに引張ったとき、離反した状態のゴム輪受口カラ−2の、既設の排水管8との接合長さLが規格値(ゴム輪受口における接合長さに相当)を満足するようにしている。
【0010】
したがって、排水管8に挿入用管本体3を当接させた状態で、両方のゴム輪受口カラ−2を排水管8へストップする迄太矢印b方向に単に機械的に引張って離反スライドさせることができる。
【0011】
そのため、このヤリトリ型接合部材1を用いると、例えば既設の排水管8との封水性や地震による抜止め性や互換・汎用性については保証される。
【0012】
なお、このとき、このゴム輪受口カラ−2と挿入用管本体3との接合長さaは、ストッパ−Cリング6を設けているので、規格値より小であってもよい。したがって、通常のゴム輪受口カラ−2を2つ用いた場合より挿入用管本体3の軸長を短くすることができる。
【0013】
以上のように品質が保証されたヤリトリ型接合部材1は、管途中の破損箇所の修理に用いたり、また、既設の排水ますと公共ますとの接続に用いることができる。
【0014】
特に、このヤリトリ型接合部材1で、同一寸法のゴム輪受口カラ−2を2つ用いたタイプでは、挿入用管本体3上で両者を突き合せてると、すなわち不使用時には両者は挿入用管本体3と略等しくなり、したがって、1つのゴム輪受口カラ−2は挿入用管本体3の略半分の軸長となり、コンパクトになって出荷され、現場に持込むことができる、という特長をもっており、また、既設の排水管8の不良箇所の修理の場合には、その不良箇所の切取った排水管部の軸長を挿入用管本体3の軸長に等しくする、という切断箇所の作業標準にもなる特長をもっている。
【0015】
また、このゴム輪受口カラ−2における一方のゴム輪4は、断面C(Uパッキン)(図1参照)またはV字状(リップ付パッキン)のシ−ルリングで構成し、C字状の場合、C字連結部が摺動面になっている。そのため、このゴム輪4が嵌挿するシ−ル溝(ゴム輪受口)9は若干大きくなり、カラ−本体を膨出して形成している。
【0016】
他方のゴム輪5は、いわゆるOリングで構成し、このゴム輪5が嵌挿するシ−ル溝(ゴム輪受口)は小さいため、カラ−本体の内面を穿設して形成している。
【0017】
このシ−ル溝に隣設して内側に、ストッパ−Cリング6が嵌合するリング溝を形成している。
【0018】
このリング溝はシ−ル溝より大のため、前記シ−ル溝9と同様、カラ−本体を膨出して形成している。
【0019】
また、このストッパ−Cリング6は、バネ鋼またはエンプラ(変性PPO等)からなる断面4mm略角のCリングで構成し、その自然体の内径は挿入用管本体3の外径より小にし、この挿入用管本体3に外嵌すれば常時縮径力が作用するようになっている。
【0020】
このストッパ−Cリング6が係止する、挿入用管本体3のストッパ−凹溝7は内側にガイド用傾斜面を形成し、ストッパ−Cリング6が挿入用管本体3の内方向には容易にスライドするようになっている。
【0021】
更にまた、このヤリトリ型接合部材1では、次のような軸芯合せ部20を、ゴム輪受口カラ−2の外端に、呼び径100mmφであれば製品長さより5〜10mm程度、はみ出すように軸方向に突出させている。
【0022】
したがって、この軸芯合せ部20は、製品長さ、すなわち切取り排水管部の管長より突出しているので、挿入用管本体3を既設の排水管8,(8)間に介在させると、この排水管8の切断箇所を若干越えて跨ぐようにのせることができる。
【0023】
すなわち、このヤリトリ型接合部材1を持下げて介在させると、この軸芯合せ部20が既設の排水管8の管端上面に載置するので、このヤリトリ型接合部材1を特に作業者の手や取下げ機で支持しながら調整することなく、機械的に挿入用管本体3と排水管8との同一直線上の軸芯合せができる。
【0024】
勿論、小片の軸芯合せ部(軸芯合せ小片)20に構成したので、射出成形用金型の若干の手直しで従来の生産費どおりにすることができる。
【0025】
この軸芯合せ部20は円弧状庇型に構成され、シ−ル溝9の外側で突出している。このゴム輪受口カラ−2が挿入用管本体3や同径の既設の排水管8の外周面に外嵌されてスライドすることから、この円弧状庇型軸芯合せ部20は、このカラ−本体と同じ内外径(同じ肉厚)で構成し、その先端内面を若干傾斜のラッパ状に面トリ21を施して、ゴム輪受口カラ−2のスライドに支障のないようにしている。
【0026】
勿論、この円弧は、既設の排水管8に載置されることから、カラ−本体の少なくとも最大上半分(管軸を通る水平面の上半分つまり円周1/2)から上方1/4円周に形成する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような改善されたヤリトリ型接合部材1であるので、他のものに比べ、機械的な作業ができ、視認確認不可の施工に信頼性を得ることができるものの、更に、試験をしたところ、次のような新たな問題が判明した。
【0028】
(1)本来、この種のゴム輪受口カラ−2のゴム輪(5)そのものは、前記規格では規定されていないので、このゴム輪(5)は固定用としてシ−ルを完全に行うものであることから、例えば前記Oリング(5)の場合、適当な固さで且つ十分なつぶし代(例えば20%)を与えている。
【0029】
そのため、作業現場において、挿入用管本体3上で2つのゴム輪受口カラ−2,2を突き合せた不使用時の状態から、既設の排水管8上へスライドさせるとき、滑材を塗布していても、その始動摩擦力が大きく、特に、Oリング(5)のスライド量が大で、その上、他のゴム輪(4)やストッパ−Cリング6の摩擦力も加わり、ひいては、作業性に難点のあることが判明した。勿論、運動用として、Oリング(5)のつぶし代を小とするとシ−ル性を損なう。
【0030】
(2)挿入用管本体3上では、ゴム輪受口カラ−2はスライド自由の状態にあるので、不使用時に折角、突出している一方の軸芯合せ部20が挿入用管本体3上に引込んでいて芯合せにならなくなり、また、他方の軸芯合せ部20が出過ぎると、ゴム輪4がシ−ル溝9から外れるおそれがある。
【0031】
(3)ゴム輪受口カラ−2、2を挿入用管本体3に外嵌したとき、互に隣接するゴム輪5,5が正姿勢にセットされているか否かの確認に手間がかかるし、またそのセット不良時の再装着が困難となる。
【0032】
そこで本発明は、その後判明した、これらの問題を解決することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明の要旨とするところは、1)ゴム輪受口カラ−を接続用短管にスライド可能に外嵌し、該ゴム輪受口カラ−の両端部内面にそれぞれシ−ル溝を設け、これらのシ−ル溝の一方にゴム輪を、他方に固定用で且つシ−ルを完全に行う固定用ゴム輪をそれぞれ装着し、その不使用時に、該ゴム輪受口カラ−は前記接続用短管上に引込んでおり、その使用時に、前記一方のゴム輪が既設の排水管上を、また、前記他方の固定用ゴム輪が前記接続用短管上を、それぞれスライドするようにした合成樹脂製ヤリトリ型接合部材において、前記接続用短管の外面に、前記使用時に、前記他方の固定用ゴム輪がシ−ルする部位のみを***したシ−ル面を形成すると共に、該他方の固定用ゴム輪が前記シ−ル面に乗り上げるまでは前記接続用短管の外面に接触しないようにして、そのスライド量を大きくしながら、そのスライドをスム−ズにしたことを特徴とする合成樹脂製ヤリトリ型接合部材にあり、また、2)前記ゴム輪受口カラ−を対称的に2つとし、前記接続用短管の略中央に、これらのゴム輪受口カラ−の前記不使用時の当接リングを設けた請求項1に記載の合成樹脂製ヤリトリ型接合部材にあり、また、3)前記接続用短管とゴム輪受口カラ−との間の、前記不使用時のスキマにより、前記固定用ゴム輪をチェックできるようにした請求項1または2に記載の合成樹脂製ヤリトリ型接合部材にある。
【0034】
したがって、本発明には、次の実施態様が含まれている。
【0035】
(1)挿入用管本体の略中央には円周方向に断続的に、ゴム輪受口カラ−の中央方向への移動を規制するための当接リング、すなわち、ストッパ−が設けられており、管端近傍には中央側から管端側に向かって、シ−ル面、ストッパ−Cリングが嵌合するリング溝、更に、ゴム輪収納部位がそれぞれ形成されている。
【0036】
(2)シ−ル面は挿入用管本体の中央部より***しており、管中央部よりシ−ル面に向けて徐々に高くなるすそ野部を有している。
【0037】
(3)ゴム輪受口カラ−には、一端にゴム輪受口(溝)、他端には管端より中央に向けて固定用ゴム輪の受口(溝)、ストッパ−Cリング受口(溝)が設けられ、一方の管端には軸芯合せ部が設けられ、ゴム輪受口(溝)には固定用ゴム輪が、ストッパ−Cリング受口(溝)にはストッパ−Cリングが、ゴム輪受口(溝)にはゴム輪が、それぞれ装着されている。
【0038】
(4)ストッパ−Cリングは挿入用管本体の外面を抱きかかえるような付勢力を有している。
【0039】
(5)ゴム輪受口カラ−の他端を挿入用管本体のストッパ−に当てた状態では、ゴム輪受口に装着した固定用ゴム輪は挿入用管本体の外周に当たっていない。
【0040】
(6)ゴム輪受口カラ−を外側へスライドさせ、固定用ゴム輪をシ−ル面のすそ野部に到達させると挿入用管本体外周部(外面)へ当たり、シ−ル面に乗り上げる。同時にストッパ−Cリングがストッパ−凹溝に落ち込み嵌合して、ゴム輪受口カラ−が挿入用管本体に固定される。
【0041】
(7)固定用ゴム輪はシ−ル面に乗り上げる比較的直前まで挿入用管本体には接触しないのでスライドがスム−ズにできる。
【0042】
【発明の実施の形態】
本発明を図面に示す実施例により詳細に述べる。
【0043】
図1は本発明の第1の実施例の両口ソケットタイプの一部切断側面図、図2は 同第2の実施例の片口ソケットタイプの一部切断側面図であって、従来例を示す図3のものと同一部分には同一符号を付し、その説明を省略ないし簡略化したので、そのまま記載があるものとする。
【0044】
第1の実施例の両口ソケットたるヤリトリ型接合部材1は、VU管たる排水管8に用いるものであって、その口径は、例えば75mmφや100mmφになっており、かかる口径の場合、ヤリトリ型接合部材1の製品全長、すなわち、挿入用管本体3の管長は、それぞれ約200mm、約230mm、離反時のスライド可能ストロ−ク量(いわゆるスライド受口飲込み代ともいい、最大スライド突出量をいう)は、それぞれ約61mm、約70mmになっている。
【0045】
さて、このヤリトリ型接合部材1の挿入用管本体3は、射出成形して構成しており、前記課題解決のため、VU管用肉厚を基本に若干薄肉として、ゴム輪受口カラ−2の使用時には、ゴム輪(5)(本明細書では、固定用ゴム輪とも称している)がシ−ルする部位のみに厚肉***部、すなわち、シ−ル面22を形成している。
【0046】
したがって、このシ−ル面22以外の挿入用管本体3の外面にはゴム輪受口カラ−2との間にスキマ23を形成し、固定用ゴム輪(5)を用いながら、その外面に対し浮き上がり、接触せず、そのスライドを軽快にできるようにし、かつ、このシ−ル面22ではゴム輪(5)のつぶし代を充分にとりシ−ルを完全にしている。
【0047】
そして、このシ−ル面22は、側断面視ですそ野部をもつゆるやかな低い山形 状にふくらみで形成し、ゴム輪(5)のつぶし代を徐々に行うようにしている。
【0048】
また、この挿入用管本体3には、前記課題解決のため、その管軸方向略中央に、リング状のゴム輪受口カラ−ストッパ−、すなわち当接リング24を一体突出・周設している。
【0049】
したがって、工場出荷の物流時等の不使用時には、ゴム輪受口カラ−2の内端をこれに当接し、その軸芯合せ部20の突出量を適正になるようにしている。勿論、使用時に当接させて正姿勢にしてもよい。
【0050】
この当接リング24には上下左右の4方(複数方)に切欠き25,25…を形成し、その切欠き25の底部を挿入用管本体3の管外面と一致させている。
【0051】
これらの切欠き25により、へら状のチェックゲ−ジ(不図示であるが、例えば、鋼製で巾10mm、長さ150mm、厚さ3mm程度のもの)をゴム輪(5)に当る迄挿入し、ゴム輪(5)が、挿入用管本体3に滑材を塗ってゴム輪受口カラ−2を外嵌したとき、捩じれているか否かを確認できるようにしている。
【0052】
特に、この挿入用管本体3には、前記のようにシ−ル面22以外の管外面にはゴム輪受口カラ−2との間に、スキマ23を形成しているので、チェックゲ−ジの挿入が可能となり、したがって、このゴム輪(5)のセット状態のチェックする確認が可能となり、更に、ゴム輪(5)が装着不良の場合、切欠き25よりゴム輪受口カラ−2内にチェックゲ−ジを挿入し、ストッパ−Cリング6を強制的に押し上げ、ストッパ−凹溝7に嵌合しないようにして、挿入用管本体3からゴム輪受口カラ−2を抜き取り、ゴム輪(5)を修復後、再挿入することができることから、ひいては、シ−ル性に信頼を与えることができる。その上、射出成形用金型の若干の手直しにつき生産費を上げない。
【0053】
その結果、この当接リング24により、2つのゴム輪受口カラ−2を機械的に 近接スライドでき、ストッパ−Cリング6の機械的な離反スライド操作と相俟って、そのスライド作業が単純化され、作業標準が確立でき、極狭小地等の環境苛酷の場所でも、また、非熟練者でも容易に作業ができる。
【0054】
次に、本発明の第2の実施例の片口ソケットたるヤリトリ接合部材1Aについて述べる。
【0055】
このヤリトリ接合部材1Aには1つのゴム輪受口カラ−2を設けており、前記第1の実施例のヤリトリ接合部材1における他のゴム輪受口カラ−2の外嵌部分を通常の差口部26で形成している。
【0056】
すなわち、これは円筒形の挿入用管本体3と、スライド自在に外嵌されている1つのゴム輪受口カラ−2とから構成されている。
【0057】
したがって、この差口部26以外は第1の実施例と同じ構造につき省略するが、同様の記載があるものとする。
【0058】
この差口部26は通常塩ビ製円形管と同様、呼び径75mmφの場合、内径83mmφ、外径89mmφとなっているので、当接リング24との間に谷部を形成して差口長さを確保している。
【0059】
【発明の効果】
本発明によると、ヤリトリ型接合部材のヤリトリスライド操作等作業が機械的で、かつ、軽快にでき、その上、施工の品質が確保でき、ひいては施工上の信頼性を得ることができ、しかも、生産費を上げない。
【0060】
殊に、ヤリトリ型接合部材としてゴム輪受口カラ−を軽快なスライド運動させることが必要としながら、ゴム輪チェックずみで、使用時にはシ−ルを完全にするという、ゴム輪がつぶし代大の固定用に構成しながら、前記スライドが軽快にでき、ひいてはヤリトリ型接合部材として好個のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である。
【図2】 第2の実施例である。
【図3】 従来例である。
【符号の説明】
1…ヤリトリ型接合部材、2…ゴム輪受口カラ−、3…挿入用管本体、4,5…ゴム輪、6…ストッパ−Cリング、22…シ−ル面、24…当接リング

Claims (3)

  1. ゴム輪受口カラ−を接続用短管にスライド可能に外嵌し、該ゴム輪受口カラ−の両端部内面にそれぞれシ−ル溝を設け、これらのシ−ル溝の一方にゴム輪を、他方に固定用で且つシ−ルを完全に行う固定用ゴム輪をそれぞれ装着し、その不使用時に、該ゴム輪受口カラ−は前記接続用短管上に引込んでおり、その使用時に、前記一方のゴム輪が既設の排水管上を、また、前記他方の固定用ゴム輪が前記接続用短管上を、それぞれスライドするようにした合成樹脂製ヤリトリ型接合部材において、
    前記接続用短管の外面に、前記使用時に、前記他方の固定用ゴム輪がシ−ルする部位のみを***したシ−ル面を形成すると共に、該他方の固定用ゴム輪が前記シ−ル面に乗り上げるまでは前記接続用短管の外面に接触しないようにして、そのスライド量を大きくしながら、そのスライドをスム−ズにしたことを特徴とする合成樹脂製ヤリトリ型接合部材。
  2. 前記ゴム輪受口カラ−を対称的に2つとし、前記接続用短管の略中央に、これらのゴム輪受口カラ−の前記不使用時の当接リングを設けた請求項1に記載の合成樹脂製ヤリトリ型接合部材。
  3. 前記接続用短管とゴム輪受口カラ−との間の、前記不使用時のスキマにより、前記固定用ゴム輪をチェックできるようにした請求項1または2に記載の合成樹脂製ヤリトリ型接合部材。
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