JP4375108B2 - 光ヘッド装置 - Google Patents

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本発明は、光ディスクに情報を書き込むまたは光ディスクから情報を読み出す(以下、光ディスクに情報を書き込むまたは光ディスクから情報を読み出すことを、「光ディスクの記録・再生」という。)ための対物レンズおよび光ヘッド装置に関し、特に、少なくても2つの異なる使用波長の光束を用いて光ディスクの記録・再生を行うための対物レンズおよび光ヘッド装置に関する。
従来、CD、DVD等で知られる光ディスクは、音楽情報、映像情報等の保存、または、コンピュータから出力されるデータの記録等に広く使われている。そして、近年の高度情報化の進展にともない、光ディスクの大容量化、高密度化の要求が益々強まっている。
光ディスクへの記録の高密度化を達成するためには、対物レンズを介して集光される光線のスポットの径(以下、スポット径という。)を小さくする必要がある。一般に、このスポット径は、使用する光束の波長(以下、使用波長という。)に比例し、光学系の開口数(NA)に反比例することが知られており、上記の高密度化のためには、使用波長を短くするか、光学系の開口数を大きくすればよい。
CDからDVDへの高密度化は、使用波長を、約780nmから約650nmに短くすると共に、光学系の開口数を、0.45から0.60または0.65に増大することで実現されている。そして、今後の更なる高密度化のために、光源として440nmより短い波長の光束を用いた光ヘッド装置が検討されている。
これらの光ヘッド装置には、従来の光ディスクの記録・再生ができることが求められる。上記の要請、すなわち、複数の使用波長の光束を用いて光ディスクの記録・再生を行うという要請に応えるべく、2つの使用波長のうちの一方の使用波長の光束に対して収差の最小化がなされた対物レンズ以外に、残りの使用波長の光束に対して位相補正を行い収差等を補正する位相補正素子等の別素子(以下、収差補正素子という。)を設けるという方法がとられていた(特許文献1参照)。
特開2003−177226号公報
しかし、このような従来の光ディスクの記録・再生を行うための技術では、上記の対物レンズと収差補正素子との間で生じる偏心により新たに収差が発生するという問題があった。これを回避すべく対物レンズと収差補正素子との偏心調整を行って一体保持したとしても、一体保持されたことによりトラッキングサーボまたはフォーカスサーボの対象となる素子の重量が増し、上記のサーボへの負荷が増大し問題となる。これは、光ディスクの記録・再生のために、1つの使用波長に対して、対物レンズの光学特性を最適化して光軸外の収差までも最小化するという設計思想によるものである。
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに、1つまたは2つの使用波長を用いて光ディスクの記録・再生を可能とする対物レンズおよび光ヘッド装置を提供するものである。
以上の点を考慮して、請求項1に係る発明は、波長が390nmから430nmの第1の使用波長λ の光束を用いて第1の光ディスクに対して記録・再生が可能であり、波長が630nmから680nmの第2の使用波長λ の光束を用いて第2の光ディスクに対して記録・再生が可能な光ヘッド装置であって、前記第1の使用波長λ の光束を出射する第1の光源と、前記第2の使用波長λ の光束を出射する第2の光源と、前記光源から出射された光束を前記使用波長に応じて予め決められた前記光ディスクに集光させる対物レンズと、前記光ディスクから反射された光束を受光する受光素子と、を備え、前記対物レンズは、その光軸と交わる2つの面前記第1の使用波長λの光束を用いて前記第1の光ディスクに対する記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、像高0.05mmの位置における3次の軸外コマ収差がRMS値で0.5λ 以上となるとともに前記光軸上の波面収差がRMS値で0.03λ 以下となり、かつ、前記第2の使用波長λ の光束を用いて前記第2の光ディスクに対する記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、像高0.05mmの位置における3次の軸外コマ収差がRMS値で0.5λ 以上となるとともに前記光軸上の波面収差がRMS値で0.03λ 以下となる非球面の形状を有する構成を有している。
この構成により、対物レンズの光軸と交わる2つの面の形状を、光ディスクの記録・再生を行う場合に、像高0.05mmの位置における軸外コマ収差がRMS値で0.5波長以上となるようにしたため、対物レンズの設計の自由度を向上できると共に、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに光ディスクの記録・再生を可能とする光ヘッド装置を実現できる。
また、第1の使用波長および第2の使用波長に対して対物レンズの光軸と交わる2つの面の形状を、光ディスクの記録・再生を行う場合に、像高0.05mmの位置における軸外コマ収差がRMS値で0.5波長以上となるようにしたため、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに、2つの使用波長を用いて光ディスクの記録・再生を可能とする光ヘッド装置を実現できる。
また、対物レンズは、その光軸と交わる2つの面が、第1の使用波長の光束を用いて第1の種類の光ディスクの記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、光軸上の波面収差がRMS値で0.03波長以下となる非球面の形状を有しているため、第1の使用波長に対して光ディスクの記録・再生を行う光軸での収差の最適化を図ることができる光ヘッド装置を実現できる。
また、対物レンズは、その光軸と交わる2つの面が、第2の使用波長の光束を用いて第2の種類の光ディスクの記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、光軸上の波面収差がRMS値で0.03波長以下となる非球面の形状を有しているため、第2の使用波長に対して光ディスクの記録・再生を行う光軸での収差の最適化を図ることができる光ヘッド装置を実現できる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1において、前記第1の使用波長λ が405nmであり、前記第2の使用波長λ が660nmである構成を有していてもよい
本発明は、対物レンズの光軸と交わる2つの面の形状を、光ディスクの記録・再生を行う場合に、像高0.05mmの位置における軸外コマ収差がRMS値で0.5波長以上となるようにしたため、対物レンズの設計の自由度を向上できると共に、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに光ディスクの記録・再生を可能とする対物レンズおよび光ヘッド装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置の概念的な構成を示す図である。図1において、光ヘッド装置100は、使用波長λの光束を発する第1の光源1、使用波長λの光束を発する第2の光源2、第1のビームスプリッタ3、第2のビームスプリッタ4、コリメータ5、反射板6、対物レンズ7、および、受光素子10を備える。
第1の光源1によって発せられた光束は、第1のビームスプリッタ3、第2のビームスプリッタ4およびコリメータ5を順に透過し、反射板6で反射し、対物レンズ7を透過して第1の光ディスク8の情報記録面に集光する。同様に、第2の光源2によって発せられた光束は、第2の光ディスク9の情報記録面に集光させられる。第1の光ディスク8または第2の光ディスク9の情報記録面に集光させられた光束は、それぞれ、各情報記録面で反射され、対物レンズ7を透過し、反射板6で反射され、コリメータ5を透過し、第2のビームスプリッタ4で反射されて受光素子10に入る。
受光素子10からの出力信号を用いて、第1の光ディスク8の情報記録面、または、第2の光ディスク9の情報記録面に記録された情報の読み取り信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号が得られるようになっている。なお、光ヘッド装置100には、上記フォーカスエラー信号に基づいて、レンズを光軸方向に移動する機構(フォーカスサーボ)、及び上記トラッキングエラー信号に基づいて、レンズを光軸にほぼ垂直の方向に移動する機構(トラッキングサーボ)が含まれるが、図1に示す構成では省略されている。
第1の光源1は、例えば、半導体レーザで構成され、405nm近傍の波長で発散光束を直線偏光で出射するようになっている。同様に、第2の光源2は、例えば、半導体レーザで構成され、655nm近傍の波長で発散光束を直線偏光で出射するようになっている。ここで、第1の光源1からの光束の偏光方向と、第2の光源2からの光束の偏光方向とは、互いに直交するように第1の光源1と第2の光源2とが配置されている。
第1のビームスプリッタ3は、第1の光源1からの光束を透過させ、第2の光源2からの光束を反射させ、それぞれを同一の光軸上に導く役割を持つ。第2のビームスプリッタ4は、第1の光源1および第2の光源2からの光束を透過させると共に、第1の光ディスク8の情報記録面および第2の光ディスク9の情報記録面からの反射光束を反射させ、受光素子10に導く役割を有する。
コリメータ5は、第1の光源1および第2の光源2からの光束をほぼ平行光に変換する役割を持つ。なお、対物レンズ7の詳細については、後述する。受光素子10は、光ディスク8、9の情報記録面からの反射光を受光し、受光した反射光に基づき、光ディスク8、9の情報記録面に記録された情報に応じた、読み取り信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号の各信号を生成し、外部に出力するようになっている。
図2は、本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置100を構成する対物レンズ7の断面構造を示す断面図である。図2において、対物レンズ7は、レンズの両面が非球面の形状となっており、第1の光源からの光束の波長(以下、第1の使用波長といい、405nmとする。)、および、第2の光源からの光束の波長(以下、第2の使用波長といい、660nmとする。)の両方に対して、軸外コマ収差が発生するように設計されている。以下に説明するように、軸外コマ収差を発生させることで、第1の使用波長および第2の使用波長の両方に対して軸上での波面収差を良好に補正できる。
以下、対物レンズ7について具体的な実施例を用いて説明する。
第1の使用波長の光束用の光源として、波長405nmのレーザ光源を、第2の使用波長の光束用の光源として、波長660nmのレーザ光源を用いる。ここで、第1の光ディスク8の透明基板を厚さ0.6mmのポリカーボネート、第2の光ディスク9の透明基板の厚さを0.6mmのポリカーボネートとし、対物レンズの形状の決定を行った。なお、開口数は第1の使用波長、第2の使用波長共に0.65とした。
表1は、対物レンズ7の焦点距離fと、対物レンズ7のレンズ材料の屈折率nを示す表である。ここで、λは使用波長の中心波長(第1の使用波長405nm、第2の使用波長660nm)であり、焦点距離fは、第1の使用波長および第2の使用波長に対して、それぞれ、3.00mm、3.09mmであり、屈折率nは、第1の使用波長および第2の使用波長に対して、それぞれ、1.5208、1.5057である。また、レンズ中心厚は1.87mmである。
Figure 0004375108
コリメータ5の非球面形状は、以下の式(1)基づいて決定されるものとした。
Figure 0004375108
ここで、記号iは非球面次数であり、2、4、6、8、10のいずれかをとる。また、記号jは面番号であり、光源側の面(図2に示す符号71の面)を面番号1、光ディスク側の面(図2に示す符号72の面)を面番号2とした。さらに、記号hは光軸73からの距離(以下、高さという。)であり、記号zは第j面非球面の頂点の接平面(一般に、光軸近傍で非球面に接し、光軸に垂直な面。)からその非球面上の高さhの点までの光軸方向の距離であり、r、k、ai,j、およびjは第j面の決定に係る各係数である。
表2に上記の式(1)で用いる各係数の値を示す。
Figure 0004375108
表2において、「E−p(pは整数)」は、「×10−p」を意味する。
次に、この対物レンズの軸外特性について説明する。図3は、対物レンズ7の第1の使用波長(405nm)に対する軸外特性を示すグラフである。図3に示すグラフの横軸は、光軸からの距離を示す像高(mm単位)であり、縦軸は、波面収差を波長λ単位かつRMS値で表したものである。図3において、実線はすべての種類の収差を含む波面収差(以下トータル波面収差と称する)を示し、破線は3次のコマ収差を示す。以下、特に断る場合を除き、図4〜図6についても同様とする。図3に示す横軸(像高)が0mmのところでは、トータル波面収差の値は、RMS値で0.008λであり、記録・再生を行うのに充分小さい収差となっている。
第2の使用波長(660nm)に対する軸上の収差値を低減させるため、像高0.05mmにおける3次のコマ収差の値を、RMS値で0.907λとした。
図4は、対物レンズ7の第2の使用波長(660nm)に対する軸外特性を示すグラフである。図4に示す横軸(像高)が0mmのところでは、トータル波面収差の値は、RMS値で0.013λであり、記録・再生を行うのに充分小さい収差となっている。また、例えば、像高0.05mmの軸外におけるトータル波面収差は、そのほとんどが3次のコマ収差であり、その値はRMS値で0.660λであった。
表1に示すパラメータと、上記の式(1)に示す数式および表2で特定される形状とによって特定される上記の対物レンズ(以下、実施例対物レンズという。)との比較のために、この対物レンズと同一の開口数および同一の焦点距離を有し、第1の使用波長(405nm)に対して軸外コマ収差がほぼ0となるような対物レンズ(以下、比較対物レンズという。)を設計し、第2の使用波長(660nm)での収差を算出した。表3に比較のために設計した比較対物レンズの非球面形状を表す各係数を示す。
Figure 0004375108
図5は、比較対物レンズの第1の使用波長(405nm)に対する軸外特性を示すグラフである。図5に示す横軸(像高)が0mmのところでは、トータル波面収差の値は、RMS値で0.0009λであり、記録・再生を行うのに充分小さい収差となっている。また、像高0.05mmにおける3次コマ収差は、RMS値で0.0003λであり、上記の実施例より小さな値である。
図6は、比較対物レンズの第2の使用波長(660nm)に対する軸外特性を示すグラフである。第1の使用波長(405nm)で、軸外のコマ収差が小さくなるよう設計した比較対物レンズでは、第1の使用波長と異なる第2の使用波長での軸上の収差のRMS値が大きくなり、第2の使用波長の光束を用いた記録・再生は困難となることが示された。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る対物レンズおよび光ヘッド装置は、対物レンズの光軸と交わる2つの面の形状を、光ディスクの記録・再生を行う場合に、像高0.05mmの位置における軸外コマ収差がRMS値で0.5波長以上となるようにしたため、対物レンズの設計の自由度を向上できると共に、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに光ディスクの記録・再生を行うことができる。
また、第1の使用波長および第2の使用波長に対して対物レンズの光軸と交わる2つの面の形状を、光ディスクの記録・再生を行う場合に、像高0.05mmの位置における軸外コマ収差がRMS値で0.5波長以上となるようにしたため、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに、2つの使用波長を用いて光ディスクの記録・再生を行うことができる。
また、対物レンズの光軸と交わる2つの面が、第1の使用波長の光束を用いて第1の種類の光ディスクの記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、光軸上の波面収差がRMS値で0.03波長以下となる非球面の形状を有しているため、第1の使用波長に対して光ディスクの記録・再生を行う光軸での収差の最適化を図ることができる。
さらに、対物レンズの光軸と交わる2つの面が、第1および第2の使用波長の光束を用いて第1の種類の光ディスクの記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、光軸上の波面収差がRMS値で0.03波長以下となる非球面の形状を有しているため、2つの使用波長に対して光ディスクの記録・再生を行う光軸での収差の最適化を図ることができる。
なお、上記では、光源として波長405nmの光源を用いた例について説明したが、本発明は、この波長に限られるものではなく、390nmから430nm程度の波長の光源を用いるのでも、上記と同様の効果が得られる。
また、DVD用光学系との互換を考慮し、第2の使用波長を660nmした例について説明したが、660nmの代わりに630nmから680nmまでの間のいずれかの波長を持つ光源でもよい。さらに、CD用光学系との互換を考慮し、波長760nmから820nmまでの間のいずれかの波長を持つ光源でもよい。
また、対物レンズ7は、波長405nmと波長665nmの両方の波長用のレンズとして説明したが、波長405nmだけの光束を用いて記録・再生を行うためのレンズとするのでもよい。また、コリメータ5を用いる、いわゆる無限系の光学系をなす、構成で使用する例について説明したが、本発明は、必ずしも無限系での適用に限られるものではなく、コリメータ5を用いない、いわゆる有限系の光学系をなす、構成とするのでもよい。
また、波長405nmの光束を用いて記録・再生を行う光ディスクの保護層の厚さを0.6mmとしたが、これに限られるものではない。また、対物レンズの材料として合成樹脂を用いる場合について説明したが、本発明は、合成樹脂に限定されず、ガラスを用いるのでもよい。特に、本発明の対物レンズは、位相シフタ、回折格子等の機能を保持する必要がなく、対物レンズの形状を上記のように滑らかな形状とできるため、ガラスをプレス成形するだけで容易に形成でき、ガラスレンズにも適する。
本発明に係る対物レンズおよび光ヘッド装置は、1つの使用波長に対して、光軸外の収差までも最小化するように対物レンズの光学特性を最適化することを要せずに、1つまたは2つの使用波長を用いて光ディスクの記録・再生が可能であるという効果が有用な対物レンズおよび光ヘッド装置等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置の概念的な構成を示す図 本発明の実施の形態に係る光ヘッド装置を構成する対物レンズ7の断面構造を示す断面図 対物レンズの第1の使用波長に対する軸外特性を示すグラフ 対物レンズの第2の使用波長に対する軸外特性を示すグラフ 比較対物レンズの第1の使用波長に対する軸外特性を示すグラフ 比較対物レンズの第2の使用波長に対する軸外特性を示すグラフ
符号の説明
1、2 光源
3、4 ビームスプリッタ
5 コリメータ
6 反射板
7 対物レンズ
71 光源側の面
72 光ディスク側の面
73 光軸
8、9 光ディスク
10 受光素子
100 光ヘッド装置

Claims (2)

  1. 波長が390nmから430nmの第1の使用波長λ の光束を用いて第1の光ディスクに対して記録・再生が可能であり、波長が630nmから680nmの第2の使用波長λ の光束を用いて第2の光ディスクに対して記録・再生が可能な光ヘッド装置であって、
    前記第1の使用波長λ の光束を出射する第1の光源と、
    前記第2の使用波長λ の光束を出射する第2の光源と、
    前記光源から出射された光束を前記使用波長に応じて予め決められた前記光ディスクに集光させる対物レンズと、
    前記光ディスクから反射された光束を受光する受光素子と、を備え、
    前記対物レンズは、その光軸と交わる2つの面前記第1の使用波長λの光束を用いて前記第1の光ディスクに対する記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、像高0.05mmの位置における3次の軸外コマ収差がRMS値で0.5λ 以上となるとともに前記光軸上の波面収差がRMS値で0.03λ 以下となり、かつ、前記第2の使用波長λ の光束を用いて前記第2の光ディスクに対する記録・再生を開口数0.6以上で行う場合に、像高0.05mmの位置における3次の軸外コマ収差がRMS値で0.5λ 以上となるとともに前記光軸上の波面収差がRMS値で0.03λ 以下となる非球面の形状を有することを特徴とする光ヘッド装置
  2. 前記第1の使用波長λ は405nmであり、前記第2の使用波長λ は660nmである請求項1に記載の光ヘッド装置
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