JP4375074B2 - 自動販売機の転倒防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動販売機に重りを取り付けることにより、自動販売機の転倒を防止する自動販売機の転倒防止装置に関する。
従来、この種の自動販売機の転倒防止装置として、特許文献1および2に記載のものが知られている。まず、特許文献1の転倒防止装置は、自動販売機の背面に重りを取り付けるものであり、重りと、これを自動販売機の背面に取り付ける4本のねじとを備えている。この重りは、矩形状の鋼板からなり、自動販売機の背面とほぼ同じ形状およびサイズに形成されている。また、重りには、その上端部に、前方に若干突出するように直角に屈曲したフック部が形成されるとともに、四隅に、自動販売機の背面の四隅に形成されたねじ孔に対応する取付け孔が形成されている。
なお、自動販売機の背面の四隅に形成されたねじ孔のうち、上側2つのねじ孔は、一般的な自動販売機において、通常、形成されているものである。これらのねじ孔が形成されているのは、自動販売機を壁などに寄せて設置する場合に、自動販売機の転倒防止や盗難防止用として、自動販売機と壁とを連結するためのチェーンなどを、ねじ付きの取付具を介して自動販売機に取付け可能とするためであり、したがって、上側2つのねじ孔は、自動販売機の製造時に形成される。
上記のように形成された重りを自動販売機に取り付ける場合には、まず、重りのフック部を自動販売機の上面後端部に引っ掛けるようにして、重りを自動販売機の背面側に配置する。そして、重りの後方から、ねじを各取付け孔に挿入し、自動販売機の4つのねじ孔にそれぞれねじ込む。このように、特許文献1の転倒防止装置では、自動販売機の背面に重りを取り付けることにより、重りを取り付けない場合に比べて、自動販売機の重心を後方にずらし、これによって、自動販売機の前方への転倒を防止している。
一方、特許文献2の転倒防止装置は、自動販売機の内部に重りを設置するとともに、自動販売機の底面に転倒防止板を取り付けたものである。この転倒防止装置は、自動販売機内の底面に載置されたブロック状の重りと、自動販売機を載置した状態で、自動販売機の前方に延びるように、自動販売機の底面に取り付けられた転倒防止板とで構成されている。なお、自動販売機内に設置すべき重りの数は、自動販売機自体の重心位置や自動販売機の設置場所などに応じて設定されている。
このような重りを自動販売機内に設置することにより、重りを設置しない場合に比べて自動販売機の重心位置を低くし、自動販売機を転倒しにくくしている。その結果、自動販売機の前方に比較的長く延びていた転倒防止板を、重りを設置しない場合に比べて短くすることが可能になり、それにより、自動販売機の利用者が転倒防止板につまづくのを防止するとともに、自動販売機の底部前方の美観を向上させている。
しかし、上記の各転倒防止装置には、以下のような問題がある。すなわち、特許文献1の転倒防止装置では、重りが自動販売機の背面とほぼ同じサイズであるため、重りのサイズが非常に大きく、その取扱いが煩雑である。また、この重りのサイズおよび重量は、自動販売機のサイズ、重量および重心位置などに応じて決定されるため、自動販売機ごとに専用の重りが必要になる。さらに、前述したように、自動販売機には通常、背面の四隅のうちの上側に、2つのねじ孔があらかじめ形成されているものの、下側にねじ孔が形成されている自動販売機はほとんどない。そのため、既設の自動販売機に、四隅をねじ止めして重りを取り付けるためには、自動販売機の背面の下側に、新たに2つのねじ孔を形成しなければならず、重りの取り付けが非常に煩雑である。
一方、特許文献2の転倒防止装置では、自動販売機の内部に重りを設置するため、自動販売機内に重りの設置スペースを確保する必要があり、その場合には、自動販売機内の各種機器のレイアウトの自由度が低下してしまう。また、既設の自動販売機に重りの設置スペースがない場合には、重りを設置することができず、したがって、そのような既設の自動販売機に上記転倒防止装置を適用しようとした場合には、転倒防止板しか取り付けることができず、転倒防止装置を十分に適用することができない。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、新設される自動販売機に加えて、既設の自動販売機にも重りを容易に取り付けることができる自動販売機の転倒防止装置を提供することを目的とする。
特開平6−295379号公報(図1) 特開平10−261159号公報(図1〜3)
本発明の請求項1に係る自動販売機の転倒防止装置は、背面上部の左右両側にそれぞれねじ孔を有する自動販売機の転倒を防止するための自動販売機の転倒防止装置であって、自動販売機の上面に掛け止めされるフック部と、このフック部を介して掛け止めされた状態でねじ孔に対向する孔とを有し、自動販売機の背面側において、自動販売機の上端と下端の間にわたって上下方向に延びるとともに互いに左右方向に間隔を隔てた状態で配置された左右一対の重り取付け金具と、孔を介してねじ孔にねじ込まれることにより、一対の重り取付け金具の各々を自動販売機に固定する金具固定ねじと、一対の重り取付け金具に、それらの間にわたって左右方向に延びるように取り付けられた重りと、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、自動販売機に重りを取り付ける場合にはまず、自動販売機の背面側の左右両側に、自動販売機の上端と下端の間にわたって上下方向に延びる重り取付け金具をそれぞれ配置する。この場合、各重り取付け金具のフック部を自動販売機の上面に掛け止めするとともに、重り取付け金具の孔を自動販売機のねじ孔に合致させる。次いで、重り取付け金具の孔を介して、金具固定ねじを自動販売機のねじ孔にねじ込むことにより、両重り取付け金具をそれぞれ、互いに左右方向に間隔を隔てた状態で、自動販売機の背面に固定する。そして、両重り取付け金具に、それらの間にわたって左右方向に延びるように、重りを取り付ける。
前述したように、一般的な自動販売機には通常、背面上部の左右両側にねじ孔が形成されているので、これらのねじ孔を利用して、新設される自動販売機に加えて、既設の自動販売機にも、左右一対の重り取付け金具を自動販売機の背面に簡単に取り付けることができる。加えて、各重り取付け金具は、フック部を介して、自動販売機に掛け止めされた状態で、自動販売機に取り付けられるので、両重り取付け金具に取り付けられた重りの荷重を、金具固定ねじとフック部とで分担させることができ、金具固定ねじに重りの荷重が過大に作用することがない。また、重りは、両重り取付け金具に取り付けられるように、左右方向に延びていればよいので、従来と異なり、重りを自動販売機の背面と同じサイズに形成したり、自動販売機内に重りの設置スペースを確保したりする必要がない。以上のように、上記構成の転倒防止装置によれば、新設される自動販売機に加えて、既設の自動販売機にも、転倒防止用の重りを容易に取り付けることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1の自動販売機の転倒防止装置において、各重り取付け金具は、その下部において、両面テープを介して自動販売機に接着されていることを特徴とする。
この構成によれば、各重り取付け金具は、上記金具固定ねじによる固定に加えて、下部において、両面テープを介して自動販売機に接着されているので、自動販売機が地震などで揺れた場合でも、両重り取付け金具の下部が自動販売機の背面から浮いてしまうのを防止することができる。これにより、両重り取付け金具を介して自動販売機の背面側に取り付けられた重りを、自動販売機が揺れた場合にも安定した状態に保つことができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2の自動販売機の転倒防止装置において、重りは、複数の重り板で構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、重り板の枚数を増減させるだけで、自動販売機に取り付けるべき重りの重量を、容易に調整することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1ないし3の自動販売機の転倒防止装置において、一対の重り取付け金具はそれぞれ、後方に突出した重り掛止め部を有し、重りは、重り掛止め部にそれぞれ係合する左右の第1取付け孔を有していることを特徴とする。
この構成によれば、両重り取付け金具の重り掛止め部が重りの左右の第1取付け孔にそれぞれ挿入するように、重りを両重り取付け金具の掛止め部に掛け止めするだけで、重りの取付けを簡単に行うことができる。
請求項5に係る発明は、請求項4の自動販売機の転倒防止装置において、各重り取付け金具の所定位置には、第1ねじ孔が形成されており、重り掛止め部は、第1ねじ孔にねじ込まれたボルトで構成されていることを特徴とする。
この構成によれば、各重り取付け金具の所定位置に形成された第1ねじ孔にねじ込まれたボルトに重りを掛け止めした後、そのボルトを締め付けることによって、重りを両重り取付け金具にしっかりと固定することができる。また、重りをボルトに掛け止めした状態で、ボルトを締め付けるので、その締付け作業の際に、作業者自身が重りを支える必要がなく、ボルトの締付けを容易に行うことができる。
請求項6に係る発明は、請求項5の自動販売機の転倒防止装置において、各重り取付け金具は、第1ねじ孔と異なる所定の高さ位置に形成された第2ねじ孔を有し、重りは、ボルトに掛け止めされた状態で第2ねじ孔にそれぞれ対応する位置に、左右の第2取付け孔を有しており、左右の第2取付け孔を介して、第2ねじ孔にねじ込まれることにより、重りを一対の重り取付け金具に固定する重り固定ねじを、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、各重り取付け金具には、第1ねじ孔と異なる所定の高さ位置に第2ねじ孔が形成される一方、重りには、これを上記ボルトに掛止めした状態で第2ねじ孔にそれぞれ対応する位置に、左右の第2取付け孔が形成されているので、上記ボルトの締付けに加えて、重り固定ねじを、左右の第2取付け孔を介して両重り取付け金具の第2ねじ孔にそれぞれねじ込むことにより、重りを両取付け金具に、よりしっかりと固定することができる。
請求項7に係る発明は、請求項1ないし6の自動販売機の転倒防止装置において、自動販売機の底面に、自動販売機の前方に延びるように取り付けられた転倒防止板を、さらに備えていることを特徴とする。
この構成によれば、自動販売機の背面側に重りを取り付けるのに加えて、自動販売機の底面に、自動販売機の前方に延びるように転倒防止板を取り付けるので、自動販売機の転倒防止の実効性を高めることができる。また、重りを自動販売機に取り付けない場合に比べて、転倒防止板の自動販売機の前方への突出長さを短くすることができ、それにより、自動販売機の底部前方の美観を向上させることができる。
本発明の一実施形態による転倒防止装置を適用した自動販売機を背面側から示す斜視図である。 図1の自動販売機の平面図である。 図1の自動販売機の左上端部および左下端部を拡大して示す斜視図である。 図3の分解斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による転倒防止装置を適用した自動販売機を、背面側から示しており、図2はその平面図である。両図に示すように、この自動販売機1は、縦長ボックス状に形成されており、底面に、左右一対の転倒防止板2、2が取り付けられるとともに、背面側に、左右一対の重り取付け金具3、3を介して、重り4が取り付けられている。また、自動販売機1の背面1aには、前述した一般的な自動販売機と同様の理由から、上側の左右両隅にそれぞれねじ孔5、5が形成されている(図4参照、同図では左側のねじ孔のみ図示)。なお、図1、2に示すように、左右の重り取付け金具3、3による自動販売機1への重り4の取付け構造は、左右対称であるので、以下の説明において参照する図3および図4では、自動販売機1を背面側から見たときの左側の取付け構造のみを示すものとする。
各転倒防止板2は、鉄板などの金属板からなり、平面形状が前後方向に延びる矩形状に形成されている。自動販売機1の底面の四隅にはそれぞれ、高さ調整可能なレベリングスクリュー6が下方に突出するようにねじ込まれている。左右の転倒防止板2、2はそれぞれ、左右の対応する前後2つのレベリングスクリュー6、6、あるいはこれらに加えて、図示しないボルトを介して、自動販売機1の前方に所定長さ(例えば70cm)突出するように、自動販売機1の底面に固定されている。
各重り取付け金具3は、細長い鉄板などの金属板を曲げ加工することなどによって形成されており、上下方向に延びるとともに横断面がほぼコ字状に形成され、左右両側にフランジ部11a、11aを有する金具本体部11と、この金具本体部11の上端部において直角に屈曲し、前方に所定長さ延びるフック部12とを有している。図4に示すように、金具本体部11には、その上端部に金具取付け孔13(孔)が形成される一方、下部に上下2つのねじ孔14a、14b(第1ねじ孔、第2ねじ孔)が形成されている。具体的には、金具取付け孔13は、重り取付け金具3が、フック部12を介して自動販売機1の上面1bに掛け止めされた状態で、自動販売機1の背面側に配置されたときに、自動販売機1の上記ねじ孔5に対向する位置に形成されている。一方、2つのねじ孔14a、14bは、互いに上下方向に所定間隔を隔てて形成されており、上側のねじ孔14aに、重り4を掛止めするための掛止めボルト15(重り掛止め部)が、後方に突出した状態でねじ込まれている。また、フック部12は、金具本体部11の前後方向の寸法のほぼ2倍の長さを有するように、前後方向に延びている。
このように構成された重り取付け金具3は、自動販売機1の背面1aの左右両端部においてそれぞれ、フック部12を介して自動販売機1の上面1bに掛け止めされ、かつ、左右のフランジ部11a、11aが自動販売機1の背面1aに接触するように配置されている。そして、各重り取付け金具3は、自動販売機1の背面に、上端部がワッシャ16および金具固定ボルト17(金具固定ねじ)を介してねじ止めされるとともに、下端部が左右のフランジ部11a、11aにそれぞれ貼着された両面テープ18(図4参照、同図では左側のフランジ部の両面テープのみ図示)を介して接着されている。
図1〜3に示すように、重り4は、互いに同一の形状およびサイズで、複数枚(例えば10枚)の横長矩形状の重り板21で構成されている。具体的には、各重り板21は、比較的厚い(例えば2mm)鋼板などの金属板からなり、縦寸法が自動販売機1の上下方向の寸法の1/5〜1/6に、横寸法が自動販売機1の左右方向の寸法とほぼ同じに形成されていて、所定の重量(例えば5kg)を有している。また、重り板21には、上側の左右両隅にそれぞれ、上記掛止めボルト15の頭部15aよりも一回り大きな掛止め孔22、22(左右の第1取付け孔)が形成され、下側の左右両隅にそれぞれ、重り取付け孔23、23(左右の第2取付け孔)が形成されている(図4参照、同図では左側の掛止め孔および重り取付け孔のみ図示)。そして、各重り板21は、上側の左右の掛止め孔22、22を介して、左右の重り取付け金具3、3の掛止めボルト15、15に掛け止めされるとともに、下側の左右の重り取付け孔23、23を介して、重り固定ボルト24、24(重り固定ねじ)によって、両重り取付け金具3、3にねじ止めされている。
次に、自動販売機1への重り4の取付方法について、図4を参照して説明する。まず、自動販売機1への左右の重り取付け金具3、3の取付けに先立ち、各重り取付け金具3の下部において、上側のねじ孔14aに掛止めボルト15をねじ込むとともに、左右のフランジ部11a、11aの前面下部にそれぞれ両面テープ18、18を貼着する。この場合、掛止めボルト15については、金具本体部11から所定長さ(例えば23〜24mm)突出するように、先端部のみをねじ込む。
次いで、両重り取付け金具3、3をそれぞれ、フック部12を介して、自動販売機1の上面1bに掛け止めするとともに、上端部の金具取付け孔13を自動販売機1のねじ孔5に合致させるように、自動販売機1の背面1a側に配置する。これにより、各重り取付け金具3の下部は、両面テープ18、18によって、自動販売機1の背面1aに接着する。次いで、ワッシャ16を介して、金具固定ボルト17を重り取付け金具3の金具取付け孔13に挿入し、自動販売機1のねじ孔5にねじ込んで締め付ける。以上により、両重り取付け金具3、3は、自動販売機1の背面1aに、上端部がねじ止めされるとともに、下端部が接着される。
次いで、両重り取付け金具3、3の掛止めボルト15、15を、重り板21の上側の左右の掛止め孔22、22にそれぞれ通すようにして、各重り板21を、掛止めボルト15、15に順に掛け止めしながら、互いに重ね合わせる。この場合、掛け止めすべき重り板21の枚数は、自動販売機1の重量や重心位置などに応じて決定される。次いで、ワッシャ25を介して、重り固定ボルト24を各重り板21の下側の左右の重り取付け孔23、23にそれぞれ挿入し、両重り取付け金具3、3の下端部のねじ孔14b、14bにそれぞれねじ込む。そして、これら左右の重り固定ボルト24、24を締め付け、これに前後して、左右の掛止めボルト15、15も締め付ける。以上により、自動販売機1への重り4の取り付けが完了する。
以上のようにして、複数の重り板21からなる重り4を自動販売機1の背面1a側に取り付けることにより、重り4を取り付けない場合に比べて、自動販売機1の重心を後方斜め下にずらすことができる。その結果、自動販売機1は、格段に転倒しにくくなる。
以上詳述したように、本実施形態によれば、一般的な自動販売機にあらかじめ形成されているねじ孔5、5を利用して、一対の重り取付け金具3、3を自動販売機1の背面1aに取り付け、これらの重り取付け金具3、3に、重り4を取り付けるので、新設される自動販売機に加えて、既設の自動販売機にも、重り4を容易に取り付けることができる。また、各重り取付け金具3は、上端部のフック部12を介して、自動販売機1の上面1bに掛け止めされた状態で、自動販売機1に取り付けられるので、重り取付け金具3、3に取り付けられた重り4の荷重を、金具固定ボルト17、17とフック部12、12とで分担させることができ、金具固定ボルト17、17に重り4の荷重が過大に作用するのを防止することができる。
また、重り4は、自動販売機の背面とほぼ同じサイズに形成された、従来の転倒防止装置の重りと異なり、複数枚の比較的コンパクトな重り板21で構成されているので、重り4の取扱性を向上させることができるとともに、重り4を取り付けるべき自動販売機の重量や重心位置などに応じて、重り板21の枚数を増減させるだけで、重り4の重量を容易に調整することができる。加えて、重り4の取付けの際には、左右の重り取付け金具3、3の掛止めボルト15、15に重り4を掛け止めした状態で、掛止めボルト15の締付け作業ならびに重り固定ボルト24のねじ込みおよび締付け作業を行うので、作業者自身が重り4を支えながら作業する必要がなく、重り4を両重り取付け金具3、3に容易にかつ強固に取り付けることができる。
さらに、両重り取付け金具3、3はそれぞれ、自動販売機1の背面1aに、上端部が金具固定ボルト17、17によってねじ止めされる一方、下部が両面テープ18、18によって接着されるので、自動販売機1が地震などで揺れた場合でも、両重り取付け金具3、3の下部が自動販売機1の背面1aから浮いてしまうのを防止することができる。これにより、両重り取付け金具3、3を介して自動販売機1に取り付けられた重り4を、自動販売機1が揺れた場合にも安定した状態に保つことができる。
さらにまた、自動販売機1の背面側に重り4を取り付けるのに加えて、自動販売機1の底面に、左右一対の転倒防止板2、2を取り付けているので、自動販売機1の転倒防止の実効性を高めることができる。また、重り4を自動販売機1に取り付けない場合に比べて、転倒防止板2、2の自動販売機1の前方への突出長さを短くすることができ、それにより、自動販売機1の底部前方の美観を向上させることができる。
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、自動販売機1の底面に転倒防止板2、2を取り付けたが、自動販売機1の背面側への重り4の取付けのみで、自動販売機1の転倒を十分に防止可能である場合には、転倒防止板2、2を省略してもよい。また、実施形態では、重り4を両重り取付け金具3、3の下端寄りの位置に取り付けたが、重り4の取付け位置はこれに限定されるものではなく、上記の取付け位置よりも上方に取り付けるようにしてもよく、また、掛止めボルト15および2つのねじ孔14a、14bを一組として、これを各重り取付け金具3に上下方向に適宜、間隔をあけて、複数組設けることにより、重り4を複数段で取り付けることも可能である。
また、実施形態で示した転倒防止板2、重り取付け金具3および重り板21の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
符号の説明
1 自動販売機
1a 自動販売機の背面
1b 自動販売機の上面
2 転倒防止板
3 重り取付け金具
4 重り
5 自動販売機のねじ孔
12 フック部
13 金具取付け孔(孔)
14a ねじ孔(第1ねじ孔)
14b ねじ孔(第2ねじ孔)
15 掛止めボルト(重り掛止め部)
17 金具固定ボルト(金具固定ねじ)
18 両面テープ
21 重り板
22 掛止め孔(第1取付け孔)
23 重り取付け孔(第2取付け孔)
24 重り固定ボルト(重り固定ねじ)

Claims (7)

  1. 背面上部の左右両側にそれぞれねじ孔を有する自動販売機の転倒を防止するための自動販売機の転倒防止装置であって、
    前記自動販売機の上面に掛け止めされるフック部と、このフック部を介して掛け止めされた状態で前記ねじ孔に対向する孔とを有し、前記自動販売機の背面側において、当該自動販売機の上端と下端の間にわたって上下方向に延びるとともに互いに左右方向に間隔を隔てた状態で配置された左右一対の重り取付け金具と、
    前記孔を介して前記ねじ孔にねじ込まれることにより、前記一対の重り取付け金具の各々を前記自動販売機に固定する金具固定ねじと、
    前記一対の重り取付け金具に、それらの間にわたって左右方向に延びるように取り付けられた重りと、
    を備えていることを特徴とする自動販売機の転倒防止装置。
  2. 前記各重り取付け金具は、その下部において、両面テープを介して前記自動販売機に接着されていることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の転倒防止装置。
  3. 前記重りは、複数の重り板で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の自動販売機の転倒防止装置。
  4. 前記一対の重り取付け金具はそれぞれ、後方に突出した重り掛止め部を有し、
    前記重りは、前記重り掛止め部にそれぞれ係合する左右の第1取付け孔を有していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の自動販売機の転倒防止装置。
  5. 前記各重り取付け金具の所定位置には、第1ねじ孔が形成されており、
    前記重り掛止め部は、前記第1ねじ孔にねじ込まれたボルトで構成されていることを特徴とする請求項4に記載の自動販売機の転倒防止装置。
  6. 前記各重り取付け金具は、前記第1ねじ孔と異なる所定の高さ位置に形成された第2ねじ孔を有し、
    前記重りは、前記ボルトに掛け止めされた状態で前記第2ねじ孔にそれぞれ対応する位置に、左右の第2取付け孔を有しており、
    前記左右の第2取付け孔を介して、前記第2ねじ孔にねじ込まれることにより、前記重りを前記一対の重り取付け金具に固定する重り固定ねじを、さらに備えていることを特徴とする請求項5に記載の自動販売機の転倒防止装置。
  7. 前記自動販売機の底面に、当該自動販売機の前方に延びるように取り付けられた転倒防止板を、さらに備えていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の自動販売機の転倒防止装置。
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