JP4373872B2 - 撮像装置及びそれを用いた顕微鏡装置 - Google Patents

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Description

本発明は、CCDイメージセンサなどの撮像装置、及びそれを用いた顕微鏡装置に関するものである。
1次元または2次元の画像を取得する撮像装置であるCCDイメージセンサは、複数の画素がアレイ状に配列された光検出部と、光検出部を構成する複数の垂直シフトレジスタからの電荷が並列に入力される水平シフトレジスタとを有して構成される。このような構成において、光検出部のそれぞれの画素において生成された電荷は、垂直シフトレジスタによって垂直方向に転送されて水平シフトレジスタの対応するセルへと入力される。水平シフトレジスタは、垂直シフトレジスタから入力された電荷を出力方向となる水平方向に転送して、その出力端から電荷が読み出される。
また、光検出部において生成された電荷の読み出しを高速化するため、水平シフトレジスタを複数の部分シフトレジスタに分割し、それぞれの部分シフトレジスタに対して電荷の出力端を設けるマルチタップ構造が用いられている。このように複数の出力端を設ける構成は、特に、光検出部での画素数が多くなり、通常の構成では全画素からの電荷の読み出しに要する時間が長くなるような場合に有用である(例えば特許文献1、2参照)。
特開2001−119010号公報 特開2003−198954号公報 特開平8−18779号公報
上記したマルチタップ構造を有する撮像装置では、それぞれの出力端から最初に出力されるデータ信号(各タップの先頭データ)において出力の落ち込みなどの出力異常が発生する場合がある。このような出力異常は、複数の出力端からそれぞれ出力されるデータ信号の信号列を合わせて得られる全体の画像データの画質が低下する要因となる。
このようなデータ信号の出力異常の影響を低減する方法として、撮像装置から出力されるデータ信号からなる画像データを取得した後、画像データを取り込んだコンピュータ等においてソフトウェアによってデータ補正を行う方法がある。しかしながら、このような方法では、撮像装置から画像データを出力した後に補正処理を行うため、データ補正された最終的な画像データを取得するのに時間がかかるなどの問題がある。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、データ信号に発生する出力異常の影響を好適に低減することが可能な撮像装置、及びそれを用いた顕微鏡装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明による撮像装置は、(1)アレイ状に配列された複数の画素を有し、画素において光入射量に応じて生成された電荷を出力する光検出手段と、(2)光検出手段に対して複数の画素の一方の配列方向に沿って設けられ、配列方向について分割されたN個(Nは2以上の整数)の部分電荷転送部を有する電荷転送手段と、(3)光検出手段から電荷転送手段を介して出力される電荷による信号をデジタルのデータ信号へと変換するA/D変換手段と、(4)A/D変換手段から出力されるデータ信号に対して信号処理を行うデジタル信号処理手段と、を備え、(5)部分電荷転送部は、光検出手段のうちの所定の光検出領域内にある画素からの電荷を出力方向に転送して出力端から出力するとともに、デジタル信号処理手段は、部分電荷転送部からの信号列のうちで最初に出力されるデータ信号を補正対象とし、その信号列に含まれる他の所定のデータ信号を第1の補正用データ信号、その部分電荷転送部の出力端側に隣接する部分電荷転送部からの他の信号列に含まれる所定のデータ信号を第2の補正用データ信号とし、第1の補正用データ信号及び第2の補正用データ信号の少なくとも一方を含む複数の補正用データ信号を用いてデータ補正を行うことを特徴とする。
上記した撮像装置においては、光検出手段の複数の画素、または光検出手段を構成する複数の垂直シフトレジスタからの電荷が並列に入力される電荷転送手段を、それぞれが出力端を有する複数の部分電荷転送部に分割したマルチタップ構造を採用している。これにより、光検出手段の各画素において生成された電荷の読み出しが高速化される。
また、このようなマルチタップ構造において、複数の部分電荷転送部のそれぞれの出力端からの先頭のデータ信号に発生する出力異常に対し、デジタル信号処理回路(DSP:Digital Signal Processor)を用いたデジタル信号処理手段を設け、このデジタル信号処理手段においてデータ信号の出力異常に対するデータ補正を行っている。これにより、データ補正された最終的な画像データを容易かつ高速に取得することが可能となる。また、上記した第1の補正用データ信号及び第2の補正用データ信号の少なくとも一方を含む複数の補正用データ信号を用いることにより、データ信号に発生する出力異常の影響を好適に低減して、良好な画質の画像データを得ることができる。
ここで、デジタル信号処理手段は、それぞれ1または複数の部分電荷転送部からの信号列が入力されるM個(Mは2以上の整数)のデジタル信号処理回路を有する構成を用いることができる。
この場合、デジタル信号処理回路に対し、処理対象となる1または複数の部分電荷転送部からの信号列に加えて、その出力端側に隣接して異なるデジタル信号処理回路の処理対象となっている部分電荷転送部からの他の信号列に含まれる第2の補正用データ信号が入力されることが好ましい。これにより、データ信号に対するデータ補正に複数のデジタル信号処理回路を用いた場合においても、そのそれぞれにおいてデータ信号の出力異常に対するデータ補正を好適に実行することが可能となる。
あるいは、デジタル信号処理手段は、N個の部分電荷転送部からの信号列が入力される1個のデジタル信号処理回路を有する構成を用いることができる。
また、A/D変換手段及びデジタル信号処理手段の間に、A/D変換手段から出力されるデータ信号を一時的に記憶するためのデータ記憶手段が設けられていることとしても良い。この場合、デジタル信号処理手段の具体的な構成に応じて、A/D変換手段からデジタル信号処理手段を構成する1または複数のデジタル信号処理回路のそれぞれへと、必要なデータ信号を好適に入力することができる。
また、デジタル信号処理手段は、上記データ補正に加えて、部分電荷転送部からの信号列に含まれる全てのデータ信号を補正対象としたシェーディング補正を行うことが好ましい。これにより、得られる画像データの画質がさらに向上される。
データ信号に対する具体的なデータ補正方法については、例えば、デジタル信号処理手段が、補正対象のデータ信号に対して、信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号を第1の補正用データ信号、他の信号列のうちで最後に出力されるデータ信号を第2の補正用データ信号とし、第1の補正用データ信号及び第2の補正用データ信号の平均によって補正対象のデータ信号を置き換えるデータ補正を行う方法を用いることができる。
また、デジタル信号処理手段は、補正対象のデータ信号を出力する部分電荷転送部の出力端側に隣接する部分電荷転送部がない場合に、信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号を補正用データ信号とし、補正用データ信号によって補正対象のデータ信号を置き換えるデータ補正を行うことが好ましい。あるいは、データ信号に対するデータ補正方法としては、これら以外にも様々な方法を用いることができる。
本発明による顕微鏡装置は、観察対象となる試料の光像による画像を取得する上記した撮像装置と、試料からの光が入射する対物レンズを含み、試料の光像を撮像装置へと導く導光光学系と、撮像装置による試料の画像の取得を制御する画像取得制御手段とを備えることを特徴とする。
上記した顕微鏡装置においては、複数の部分電荷転送部のそれぞれの出力端から出力される先頭のデータ信号について、デジタル信号処理手段においてデータ信号の出力異常に対するデータ補正を行う上記した撮像装置を用いて顕微鏡装置を構成している。これにより、試料の観察において、良好な画質の画像データを取得することが可能となる。
本発明の撮像装置及びそれを用いた顕微鏡装置によれば、電荷転送手段を複数の部分電荷転送部に分割したマルチタップ構造を採用するとともに、複数の部分電荷転送部のそれぞれの出力端からの信号列のうちで最初に出力されるデータ信号について、デジタル信号処理手段において所定の補正方法で出力異常に対するデータ補正を行うことにより、データ信号に発生する出力異常の影響を好適に低減することが可能となる。
以下、図面とともに本発明による撮像装置及びそれを用いた顕微鏡装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1は、本発明による撮像装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置1Aは、光検出部10と、電荷転送部12と、A/D変換部15と、デジタル信号処理部20とを備えている。
光検出部10は、2次元アレイ状に配列され、それぞれ光電変換機能を有する複数の画素を有し、画素において光入射量に応じて生成された電荷を出力する光検出手段である。ここで、以下においては説明の便宜のため、光検出部10での画素の配列方向のうち、左から右へと向かう方向をx軸方向、下から上へと向かう方向をy軸方向とする。また、光検出部10における2次元アレイ状の複数の画素は、垂直方向(図1においてはy軸の負の方向)を電荷転送方向とした複数の垂直シフトレジスタを構成している。
光検出部10に対し、その図中の下方に複数の画素の一方の配列方向であるx軸方向に沿って、電荷転送部12が設けられている。この電荷転送部12は、光検出部10を構成する複数の垂直シフトレジスタから出力されて並列に入力された電荷を、所定の出力方向(水平方向、図1においてはx軸の負の方向)に転送して出力端から出力する水平シフトレジスタである。
本実施形態においては、電荷転送部12は、x軸方向について複数に分割された16個の部分電荷転送部T01〜T16を有している。部分電荷転送部T01〜T16は、それぞれ複数かつ同数のセルを有して構成され、図中の左側から右側に向けて順に配置されている。また、部分電荷転送部T01〜T16のそれぞれでの電荷転送方向は上記したようにx軸の負の方向であり、その左端部が電荷の出力端となっている。
また、この電荷転送部12での部分電荷転送部T01〜T16に対し、光検出部10を対応する16個の光検出領域R01〜R16に区分することができる。このような構成において、電荷転送部12の第1部分電荷転送部T01は、光検出部10の第1光検出領域R01内にある画素から垂直シフトレジスタによって出力された電荷を出力方向に転送して、その出力端から出力する。このとき、部分電荷転送部T01の出力端から出力される信号は、光検出領域R01内の複数の垂直シフトレジスタから部分電荷転送部T01の複数のセルに並列に入力された電荷による信号が順次出力される信号列となる。電荷転送部12の第2〜第16部分電荷転送部T02〜T16、及び光検出部10の第2〜第16光検出領域R02〜R16についても、その構成は第1部分電荷転送部T01、及び第1光検出領域R01と同様である。
これらの部分電荷転送部T01〜T16に対応して、A/D変換部15には、16個のA/D変換器C01〜C16が設けられている。部分電荷転送部T01〜T16の出力端から出力された光検出部10からの電荷によるアナログ信号は、A/D変換器C01〜C16のうちの対応するA/D変換器においてデジタルのデータ信号へと変換される。
A/D変換器C01〜C16から出力されたデータ信号は、データ信号に対して所定の信号処理を行うためのデジタル信号処理部20へと入力される。本実施形態においては、デジタル信号処理部20は、4個のデジタル信号処理回路(DSP)21〜24によって構成されている。
第1DSP21は、第1〜第4部分電荷転送部T01〜T04に対応して設けられたものであり、A/D変換器C01〜C04からのデータ信号が入力されている。第2DSP22は、第5〜第8部分電荷転送部T05〜T08に対応して設けられたものであり、A/D変換器C05〜C08からのデータ信号が入力されている。第3DSP23は、第9〜第12部分電荷転送部T09〜T12に対応して設けられたものであり、A/D変換器C09〜C12からのデータ信号が入力されている。第4DSP24は、第13〜第16部分電荷転送部T13〜T16に対応して設けられたものであり、A/D変換器C13〜C16からのデータ信号が入力されている。また、これらのDSP21〜24における信号処理動作は、CPUを含む制御部19によって制御されている。
また、図1においては、A/D変換部15及びデジタル信号処理部20の間に、3個のデータ選択(DS:Data Selector)回路16a〜16cが設けられている。第1DS回路16aは、A/D変換器C04、C05と、第1、第2DSP21、22との間に設置されている。第2DS回路16bは、A/D変換器C08、C09と、第2、第3DSP22、23との間に設置されている。第3DS回路16cは、A/D変換器C12、C13と、第3、第4DSP23、24との間に設置されている。
第1DSP21の入力FIFO21aの第1〜第4ポートには、それぞれA/D変換器C01、C02、C03、DS回路16aからのデータ信号が入力されている。第2DSP22の入力FIFO22aの第1〜第4ポートには、それぞれDS回路16a、A/D変換器C06、C07、DS回路16bからのデータ信号が入力されている。
第3DSP23の入力FIFO23aの第1〜第4ポートには、それぞれDS回路16b、A/D変換器C10、C11、DS回路16cからのデータ信号が入力されている。第4DSP24の入力FIFO24aの第1〜第4ポートには、それぞれDS回路16c、A/D変換器C14、C15、C16からのデータ信号が入力されている。
ここで、DS回路16a〜16cのそれぞれは、部分電荷転送部からA/D変換器を介して入力されたデータ信号を対応するDSPへと送出する。また、後述するように、所定のデータ信号を保持しておき、保持されたデータ信号をDSPにおいて実行されるデータ補正のための補正用データ信号として他のDSPへと送出する。
DSP21〜24は、それぞれ対応するA/D変換器C01〜C16及びDS回路16a〜16cから入力されたデータ信号に対して、データ補正等の必要な信号処理を行う。そして、信号処理後のデータ信号は、本撮像装置1Aにおいて取得された最終的な画像データとして、DSP21〜24の出力FIFO21b〜24bから出力される。
次に、図1に示した構成の撮像装置1Aにおいて画像データに対して実行されるデータ補正について説明する。
図2は、第1〜第4DSP21〜24の入力FIFO21a〜24aへと入力されるデータ信号の一例について示す図である。ここで、以下においては、部分電荷転送部T01〜T16のそれぞれでのセル数をn(nは2以上の整数)とする。また、部分電荷転送部T01から出力されるn個のデータ信号の信号列について、最初に出力されるデータ信号を01−1、2番目に出力されるデータ信号を01−2、・・・、最後に出力されるデータ信号を01−nと表記することとする。他の部分電荷転送部T02〜T16から出力される信号列についても同様である。
なお、部分電荷転送部から出力されるデータ信号数nは、光検出部10での対応する光検出領域における垂直シフトレジスタの数に相当している。例えば、部分電荷転送部T01から最初に出力されるデータ信号01−1は、光検出領域R01の左端の垂直シフトレジスタから出力される電荷に対応している。また、最後に出力されるデータ信号01−nは、右端の垂直シフトレジスタから出力される電荷に対応している。また、部分電荷転送部T01〜T16から出力された信号列は、上記したように対応するA/D変換器C01〜C16を介して、デジタルのデータ信号としてDSP21〜24へと入力される。
本実施形態においては、第2DSP22に対し、処理対象となる部分電荷転送部T05〜T08からの信号列に加えて、その出力端側に隣接して異なるDSP21の処理対象となっている部分電荷転送部T04からの他の信号列に含まれる所定のデータ信号が補正用データ信号として入力されている。同様に、第3、第4DSP23、24に対し、処理対象となる部分電荷転送部T09〜T12、T13〜T16からの信号列に加えて、部分電荷転送部T08、T12からの他の信号列に含まれる所定のデータ信号が補正用データ信号として入力されている。
具体的には、第1DSP21の第1ポートには、部分電荷転送部T01からの信号列01−1〜01−nが入力される。また、第2ポートには、部分電荷転送部T02からの信号列02−1〜02−nが入力される。また、第3ポートには、部分電荷転送部T03からの信号列03−1〜03−nが入力される。また、第4ポートには、DS回路16aを介して、部分電荷転送部T04からの信号列04−1〜04−nが入力される。ここで、第1DSP21においては、その出力端側に隣接するDSPが存在しない。このため、異なるDSPの処理対象となっている補正用データ信号の入力は行われない。
第2DSP22の第1ポートには、DS回路16aを介して、部分電荷転送部T05からの信号列05−1〜05−nが入力され、さらに、部分電荷転送部T04からの信号列のうちで最後に出力されるデータ信号04−nが補正用データ信号として入力される。また、第2ポートには、部分電荷転送部T06からの信号列06−1〜06−nが入力される。また、第3ポートには、部分電荷転送部T07からの信号列07−1〜07−nが入力される。また、第4ポートには、DS回路16bを介して、部分電荷転送部T08からの信号列08−1〜08−nが入力される。
第3DSP23の第1ポートには、DS回路16bを介して、部分電荷転送部T09からの信号列09−1〜09−nが入力され、さらに、部分電荷転送部T08からの信号列のうちで最後に出力されるデータ信号08−nが補正用データ信号として入力される。また、第2ポートには、部分電荷転送部T10からの信号列10−1〜10−nが入力される。また、第3ポートには、部分電荷転送部T11からの信号列11−1〜11−nが入力される。また、第4ポートには、DS回路16cを介して、部分電荷転送部T12からの信号列12−1〜12−nが入力される。
第4DSP24の第1ポートには、DS回路16cを介して、部分電荷転送部T13からの信号列13−1〜13−nが入力され、さらに、部分電荷転送部T12からの信号列のうちで最後に出力されるデータ信号12−nが補正用データ信号として入力される。また、第2ポートには、部分電荷転送部T14からの信号列14−1〜14−nが入力される。また、第3ポートには、部分電荷転送部T15からの信号列15−1〜15−nが入力される。また、第4ポートには、部分電荷転送部T16からの信号列16−1〜16−nが入力される。
DSP21〜24にそれぞれ入力される部分電荷転送部T01〜T16からのデータ信号のうち、図2中に斜線を付して示した各部分電荷転送部から最初に出力されるデータ信号01−1〜16−1において、出力の落ち込みなどの出力異常が発生する場合がある。このような出力異常は、例えば、素子自体の構造に起因するピクセルドループ、あるいはアンプの周波数帯域の不足などによって発生する。これに対して、図1に示した撮像装置1Aでは、DSP21〜24においてこれらの先頭のデータ信号01−1〜16−1を補正対象としてデータ補正を実行する。
図3は、第1〜第4DSP21〜24の出力FIFO21b〜24bから出力される信号処理後のデータ信号について示す図である。まず、第1DSP21においては、部分電荷転送部T01からのデータ信号01−1について、出力端側に隣接する部分電荷転送部がないため、信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号01−2を補正用データ信号とする。そして、補正対象のデータ信号01−1を補正用データ信号01−2で置き換える(01−1=01−2)データ補正を行う。
また、部分電荷転送部T02からのデータ信号02−1について、信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号02−2を第1の補正用データ信号、出力端側に隣接する部分電荷転送部T01からの信号列のうちで最後に出力されるデータ信号01−nを第2の補正用データ信号とする。そして、補正対象のデータ信号02−1を第1の補正用データ信号02−2及び第2の補正用データ信号01−nの平均で置き換える(02−1=(01−n+02−2)/2)データ補正を行う。
第1DSP21でのデータ信号03−1、04−1に対するデータ補正、第2DSP22でのデータ信号05−1〜08−1に対するデータ補正、第3DSP23でのデータ信号09−1〜12−1に対するデータ補正、及び第4DSP24でのデータ信号13−1〜16−1に対するデータ補正についても、第1DSP21でのデータ信号02−1に対するデータ補正と同様に行われる。以上のデータ補正により、図3に示すデータ信号が、本撮像装置1Aで取得された最終的な画像データとしてDSP21〜24の出力FIFO21b〜24bから出力される。
上記実施形態による撮像装置の効果について説明する。
図1に示した撮像装置1Aにおいては、光検出部10を構成する複数の垂直シフトレジスタからの電荷が並列に入力される電荷転送部12を複数の部分電荷転送部T01〜T16に分割し、それぞれの出力端から電荷を出力するマルチタップ構造を採用している。これにより、光検出部10の光検出領域R01〜R16内の各画素において生成された電荷の読み出しが高速化される。
また、このようなマルチタップ構造において、複数の部分電荷転送部T01〜T16のそれぞれの左端にある出力端から出力される先頭のデータ信号01−1〜16−1に発生する出力異常に対し、DSPを用いたデジタル信号処理部20を設け、このデジタル信号処理部20のDSP21〜24においてデータ信号の出力異常に対するデータ補正を行っている。このように、取得された画像データに対して撮像装置から出力された後にソフトウェアでデータ補正を行うのではなく、撮像装置1A内に設けられたDSP21〜24においてデータ補正を実行することにより、データ補正された最終的な画像データを容易かつ高速に取得することが可能となる。
ここで、入射光像の検出に用いられる光検出部10の構成については、一般には、アレイ状に配列された複数の画素を有していれば良い。すなわち、水平シフトレジスタである電荷転送部12が複数の部分電荷転送部(部分シフトレジスタ)に分割されたマルチタップ構造を用いたものであれば、光検出部10の構成については、2次元アレイ状に画素が配列されたイメージセンサ、または1次元アレイ状に画素が配列されたラインセンサのいずれに対しても、DSPによる上記したデータ補正方法を適用可能である。また、TDIラインセンサ動作をするイメージセンサであっても良い。また、光検出部10における電荷転送方式については、FT方式、FFT方式、IT方式、FIT方式のいずれを用いても良い。
また、電荷転送部12における部分電荷転送部については、上記した16個の部分電荷転送部T01〜T16を有する構造に限られない。一般には、電荷転送部は、配列方向についてN個(Nは2以上の整数)の部分電荷転送部に分割されていれば良い。また、個々の部分電荷転送部でのセル数については、適宜設定して良い。
デジタル信号処理部20において実行されるデータ信号に対するデータ補正方法については、部分電荷転送部からの信号列のうちで最初に出力されてDSPでの補正対象となるデータ信号に対し、その信号列に含まれる他の所定のデータ信号を第1の補正用データ信号、その部分電荷転送部の出力端側(図1においては左側)に隣接する部分電荷転送部からの信号列(他の信号列)に含まれる所定のデータ信号を第2の補正用データ信号とし、第1の補正用データ信号及び第2の補正用データ信号を用いてデータ補正を行うことが好ましい。このようなデータ補正方法によれば、データ信号に発生する出力異常の影響を好適に低減して、良好な画質の画像データを得ることができる。
この場合、補正対象のデータ信号と同一の部分電荷転送部からの信号列において選択される第1の補正用データ信号、及び隣接する他の部分電荷転送部からの信号列において選択される第2の補正用データ信号については、具体的なデータ補正方法に応じてそれぞれ1または複数のデータ信号を選択して良い。また、より一般には、第1の補正用データ信号及び第2の補正用データ信号の少なくとも一方を含む複数の補正用データ信号を用いてデータ補正を行っても良い。このようなデータ補正方法によっても、データ信号に発生する出力異常の影響を好適に低減することができる。
特に、上記実施形態においては、図2及び図3に示したように、DSP21〜24は、補正対象のデータ信号のうちで01−1を除くデータ信号02−1〜16−1に対して、その信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号02−2〜16−2を第1の補正用データ信号、他の信号列のうちで最後に出力されるデータ信号01−n〜15−nを第2の補正用データ信号とし、第1、第2の補正用データ信号の平均によって補正対象のデータ信号02−1〜16−1を置き換える(例えば02−1=(01−n+02−2)/2)データ補正を行うこととしている。このようなデータ補正方法によれば、補正対象のデータ信号を簡単な補正処理で好適に補正することができる。
また、出力端側に隣接する部分電荷転送部がない部分電荷転送部T01から出力される補正対象のデータ信号01−1については、上記したように、信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号01−2を補正用データ信号とし、補正用データ信号によって補正対象のデータ信号を置き換える(01−1=01−2)データ補正を行うことが好ましい。あるいは、信号列のうちの複数のデータ信号を補正用データ信号としてデータ補正を行っても良い。
このようなデータ信号に対する具体的なデータ補正方法については、一般には様々な方法を用いることができる。図4は、電荷転送部から出力されるデータ信号の例を模式的に示すグラフである。このグラフにおいて、横軸はx軸方向についてのデータ信号の番号(電荷転送部12での対応するセルの位置)を示し、縦軸はデータ信号強度I(x)を示している。例えば、補正対象のデータ信号の番号をx=02−1とすると、x−1はデータ信号01−n、x+1はデータ信号02−2に対応する。
このデータ信号I(x)に対する補正方法としては、図3に関して上述した前後1点ずつのデータ信号を第1、第2の補正用データ信号とし、その加算平均をとる方法
I(x)={I(x−1)+I(x+1)}/2
がある。また、他の補正方法としては、前後2点ずつのデータ信号を第1、第2の補正用データ信号とし、係数a、bで重み付けして加算平均をとる方法
I(x)={(aI(x−2)+bI(x−1))
+(bI(x+1)+aI(x+2))}
/{2×(a+b)}
がある。また、データ補正に用いる前後それぞれのデータ点数については、例えば前後3点ずつのデータ信号を用いるなど、様々に設定して良い。
あるいは、補正対象のデータ信号I(x)と同一の信号列に含まれる複数のデータ信号I(x+1)、I(x+2)を補正用データ信号とし、その傾きからデータ信号I(x)を推定して
I(x)=I(x+1)
−{I(x+2)−I(x+1)}
によって補正する方法等を用いても良い。また、複数の補正用データ信号を用いた補正後のデータ信号の算出方法については、上記した加算平均等の他、例えば最小二乗法、スプライン補間法など、様々な方法を用いて良い。
また、デジタル信号処理部20において、上記したデータ補正に加えて、シェーディング補正(例えば特許文献3参照)を行う構成としても良い。すなわち、撮像装置1Aにおいては、光検出部10自体の感度むらや光学系による輝度むら等による画像の不均一性が発生する場合がある。このような場合には、部分電荷転送部T01〜T16を含む電荷転送部12からの信号列に含まれる全てのデータ信号を補正対象としてシェーディング補正を行うことにより、撮像装置1Aにおいて得られる画像データの画質をさらに向上することができる。
図5は、データ信号のシェーディング補正に用いられる画像データの例を示すグラフである。シェーディング補正では、光検出部10に対して一様な入射パターンで光を入射させ、図5に示すようなデータ信号強度I(x)の強度分布を取得する。そして、その強度の平均値I0を求め、補正係数CC(x)をCC(x)=I0/I(x)によって算出する。シェーディング補正後の出力データ信号OUT(x)は、入力データ信号IN(x)からOUT(x)=IN(x)×CC(x)によって求められる。
例えば、部分電荷転送部のセル数が256セルであれば、1個の部分電荷転送部に対して256個の補正係数CC(0)〜CC(255)がデジタル信号処理部20のDSPに用意される。このとき、1個の補正係数が16bitとすると、16bit×256=512Bytesのデータ量となる。なお、ここでは、光検出部10からの電荷に対してx軸方向のみについてシェーディング補正を行う例を示しているが、x軸方向及びy軸方向について2次元のシェーディング補正を行っても良い。この場合、補正係数は2次元マトリクスの係数CC(x,y)によって表される。
電荷転送部12から出力されるデータ信号に対してデータ補正等の信号処理を行うデジタル信号処理部20の構成については、図1に示した撮像装置1Aでは、それぞれ4個の部分電荷転送部に対応する4個のDSP21〜24を用いてデジタル信号処理部20を構成している。このように、複数のDSPを用いてデータ補正を実行することにより、撮像装置1Aでのデータ補正に要する時間を短縮することができる。この場合、一般には、デジタル信号処理部は、それぞれ1または複数の部分電荷転送部からの信号列が入力されるM個(Mは2以上の整数)のDSPを有して構成されていれば良い。
また、このように複数のDSPを用いる構成では、図2において第2〜第4DSP22〜24について上述したように、DSPに対し、処理対象となる部分電荷転送部からの信号列に加えて、その出力端側に隣接して異なるDSPの処理対象となっている部分電荷転送部からの他の信号列に含まれる所定のデータ信号を第2の補正用データ信号として入力することが好ましい。これにより、電荷転送部12から出力されるデータ信号に対するデータ補正に複数のDSPを用いた場合においても、そのそれぞれにおいてデータ信号の出力異常に対するデータ補正を好適に実行することが可能となる。
図1に示した撮像装置1Aの具合的な構成例について説明する。
図6は、図1に示した撮像装置に用いられる光検出部及び電荷転送部の構成の一例を示す平面図である。本構成例においては、光検出部10は、水平方向(x軸方向)に4096セル、垂直方向(y軸方向)に70ラインで、2次元アレイ状の4096×70画素から構成されている。また、垂直方向については、上下のそれぞれ3ラインずつがダミー領域10bとされ、内側の64ラインが光検出に用いられる領域10aとなっている。
この光検出部10に対応して、電荷転送部12は、それぞれ256セルで16個の部分電荷転送部T01〜T16によって構成されている。また、個々の部分電荷転送部の出力端側には、必要に応じてダミーセルが設けられる。そのような構成としては、例えば、上記した256個のアクティブセルに加えて出力端側に4個のダミーセルを接続し、合計で260セルを部分電荷転送部とする構成がある。また、本構成例においては、光検出部10及び電荷転送部12の間に、光検出部10と同様に4096セル、70ラインの蓄積部11が設けられている。
さらに、図6の構成においては、光検出部10の上方に、下方の蓄積部11及び電荷転送部12と同様の構成の蓄積部13、及び部分電荷転送部T17〜T32を有する電荷転送部14を設けている。これにより、本構成例においては、光検出部10の垂直シフトレジスタにおける電荷転送方向を上下2つの方向のいずれにも設定可能となっている。
図7は、図1に示した撮像装置に用いられるデジタル信号処理回路(DSP)の構成の一例を示すブロック図である。このDSP80は、データ補正などの信号処理を行うDSPコア80a、プログラムキャッシュ80b、データキャッシュ80c、メモリ80d、及びEDMA(Enhanced Direct Memory Access)コントローラ80eを有している。また、EDMAコントローラ80eに対し、VP(Video Port)0、VP1、VP2、HPI(Host Port InterFace)、及びEMIF(External Memory InterFace)が接続されている。
これらのうち、VP0〜VP2のビデオポートは、図1に示したデジタル信号処理部20でのDSP21〜24において、入力FIFO、出力FIFOとして用いられるものである。このような構成としては、例えば、VP0及びVP1を入力FIFOとし、VP2を出力FIFOとする構成を用いることができる。
次に、図1に示した撮像装置を用いた本発明による顕微鏡装置について説明する。
図8は、本発明による顕微鏡装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。この顕微鏡装置3は、試料Sの1次元または2次元の画像の取得に用いられるものである。ここで、顕微鏡装置3での光軸方向となる方向をz軸方向、光軸に垂直な方向であって撮像装置1Aの光検出部における画素の配列方向となる方向をx軸方向、y軸方向とする(図1参照)。また、本顕微鏡装置3による観察対象となる試料Sは、例えば生体サンプルであり、試料ステージ30上に載置されている。
試料ステージ30は、x方向及びy方向(水平方向)に可動なXYステージからなり、このXYステージ30をxy面内で駆動することにより、試料Sに対する顕微鏡装置3での観察位置が光軸に垂直な方向について設定または変更される。また、試料ステージ30は、XYステージ駆動部35によって駆動制御されている。
試料ステージ30上の試料Sに対し、ステージ30の上方に、試料Sの光像を導光するための導光光学系40が設けられている。この導光光学系40は、試料Sからの光が入射する対物レンズ41、及び試料Sの光像の導光、集束に必要な光学要素を含んで構成されている。また、試料Sの光像が導光光学系40によって導かれる光路上の所定位置には、図1に示した構成を有する撮像装置1Aが設置されている。この撮像装置1Aは、試料Sの光像による画像を取得する撮像手段である。また、これらの導光光学系40、及び撮像装置1Aは、その光軸及び光学系40−撮像装置1A間の距離等が調整された状態で、一体に固定されている。
また、これらの導光光学系40及び撮像装置1Aに対して、光学系駆動部45が設置されている。光学系駆動部45は、例えばステッピングモータやピエゾアクチュエータなどを用いて構成され、光学系40及び光学系40に対して固定された撮像装置1Aを光軸方向であるz軸方向に移動させる。この構成において、光学系駆動部45は、撮像装置1A及び導光光学系40に対する試料Sにおける焦点位置を光軸方向について調整または変更する機能を有する。この光学系駆動部45は、試料Sの画像取得における焦点の制御に用いられる。
これらの試料ステージ30、導光光学系40、及び撮像装置1Aに対し、制御装置50が設置されている。制御装置50は、撮像装置1Aによる試料Sの画像の取得を制御する画像取得制御手段である。また、この制御装置50は、試料Sの画像取得についての合焦点位置を含む焦点情報の取得、及び試料Sの画像取得時における焦点の制御等を行う焦点制御機能を有することが好ましい。
この制御装置50は、例えば、CPU及び必要なメモリ、ハードデイスクなどの記憶装置を含むコンピュータによって構成される。また、この制御装置50に対して、入力装置51及び表示装置52が接続されている。入力装置51は、例えばコンピュータに接続されたキーボードやマウス等から構成され、本顕微鏡装置3における試料Sの画像取得動作等の実行に必要な情報、指示の入力等に用いられる。また、表示装置52は、例えばコンピュータに接続されたCRTディスプレイや液晶ディスプレイ等から構成され、本顕微鏡装置3における画像取得に関する必要な情報等の表示に用いられる。
図8に示した顕微鏡装置3においては、複数の部分電荷転送部T01〜T16のそれぞれの出力端からの信号列のうちで最初に出力されるデータ信号について、デジタル信号処理部20においてデータ信号の出力異常に対するデータ補正を行う図1に示した撮像装置1Aを用いて顕微鏡装置3を構成している。これにより、試料Sの観察において、良好な画質の画像データを取得することが可能となる。
本発明による撮像装置の構成について、さらに説明する。
図9は、本発明による撮像装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置1Bは、光検出部10と、電荷転送部12と、A/D変換部15と、デジタル信号処理部20とを備えている。これらのうち、光検出部10、電荷転送部12、及びA/D変換部15の構成については第1実施形態と同様である。また、デジタル信号処理部20において行われる信号処理でのデータ補正方法等についても、第1実施形態について上述した通りである。
A/D変換器C01〜C16から出力されたデータ信号は、データ信号に対して所定の信号処理を行うためのデジタル信号処理部20へと入力される。本実施形態においては、デジタル信号処理部20は、4個のDSP25〜28によって構成されている。また、図9においては、A/D変換部15及びデジタル信号処理部20の間に、RAM17が設けられている。このRAM17は、A/D変換部15から出力されるデータ信号を一時的に記憶するためのデータ記憶手段である。A/D変換部15からのデータ信号は、このRAM17に一旦取り込まれる。そして、必要なデータ信号が順次、それぞれ対応するDSP25〜28へと入力される。本実施形態においては、DSP25〜28内のメモリ80dへのデータの入力、及びメモリ80dからのデータの出力は、各DSP内のEMIFを介して行われる(図7参照)。
このように、A/D変換部15及びデジタル信号処理部20の間にRAM17などのデータ記憶手段を設ける構成では、デジタル信号処理部20の具体的な構成、及びデータ信号に対する具体的なデータ補正方法に応じて、A/D変換部15からデジタル信号処理部20を構成するDSP25〜28のそれぞれへと、必要なデータ信号を好適に入力することができる。特に、このような構成では、デジタル信号処理部20のDSPへのデータ信号の入力構成についての自由度が大きいという利点がある。例えば、図9に示した構成の撮像装置1Bでは、図1に関して図2に示したデータ信号の入力構成以外にも、様々な入力構成を用いることが可能である。
図10は、第1〜第4DSP25〜28のEMIFを介してメモリへと入力されるデータ信号の他の例について示す図である。この例では、図2に示した例と同様に、DSP26、27、28に対し、処理対象となる部分電荷転送部T05〜T08、T09〜T12、T13〜T16からの信号列に加えて、それぞれ部分電荷転送部T04、T08、T12からの信号列のうちで最後に出力されるデータ信号04−n、08−n、12−nが補正用データ信号として入力されている。また、これらのDSP26〜28では、部分電荷転送部から最後に出力されるデータ信号を、次の部分電荷転送部からの信号列の最初に付加する形でデータ信号の入力を行っている。このように、図9に示した構成では、DSPに対するデータ信号の入力構成を様々に設定することが可能である。
図11は、本発明による撮像装置の第3実施形態の構成を示すブロック図である。本実施形態の撮像装置1Cは、光検出部10と、電荷転送部12と、A/D変換部15と、デジタル信号処理部20とを備えている。これらのうち、光検出部10、電荷転送部12、及びA/D変換部15の構成については第1実施形態と同様である。また、デジタル信号処理部20において行われる信号処理でのデータ補正方法等についても、第1実施形態について上述した通りである。
A/D変換器C01〜C16から出力されたデータ信号は、データ信号に対して所定の信号処理を行うためのデジタル信号処理部20へと入力される。本実施形態においては、デジタル信号処理部20は、1個のDSP29によって構成されている。また、図11においては、A/D変換部15及びデジタル信号処理部20の間に、バッファ18が設けられている。このバッファ18は、A/D変換部15から出力されるデータ信号を一時的に記憶するためのデータ記憶手段である。A/D変換部15からのデータ信号は、このバッファ18に一旦取り込まれる。そして、必要なデータ信号が順次、DSP29へと入力される。
このように、デジタル信号処理部20を1個のDSP29によって構成した場合、デジタル信号処理部20を含む撮像装置1Cの構成を簡単化することができる。また、このような構成では、A/D変換部15からデジタル信号処理部20のDSPへのデータ信号の入力構成も簡単化される。なお、デジタル信号処理部20を構成するDSPの個数については、DSPの処理能力や処理速度等を考慮して設定することが好ましい。
図12は、DSP29のEMIFを介してメモリへと入力されるデータ信号の一例について示す図である。図11に示す構成では、電荷転送部12を構成する全ての部分電荷転送部T01〜T16からのデータ信号が同一のDSP29へと入力される。このため、この例では、第1〜第16部分電荷転送部T01〜T16からの信号列が、そのままDSP29へと入力されている。
本発明による撮像装置、及びそれを用いた顕微鏡装置は、上記実施形態及び構成例に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、図8においては、顕微鏡装置3での撮像手段として図1に示した撮像装置1Aを用いているが、他の実施形態の撮像装置を用いても良いことは言うまでもない。
また、上記した実施形態では、いずれも単一の光検出部から出力されたデータ信号に対してデータ補正を行う構成を示しているが、例えば、RGBに対応する3つの光検出部からのデータ信号に対してデータ補正を行う構成とすることも可能である。この場合、3つの光検出部のうちで1つの光検出部からの全データ信号についてデータ補正を行い、続いて他の2つの光検出部についても順にデータ補正を行う構成を用いることができる。あるいは、3つの光検出部での対応する画素からの3つのデータ信号をRGBのデータ信号の組とし、それらのデータ信号の組について順次データ補正を行う構成としても良い。
本発明は、データ信号に発生する出力異常の影響を好適に低減することが可能な撮像装置、及びそれを用いた顕微鏡装置として利用可能である。
撮像装置の第1実施形態の構成を示すブロック図である。 第1〜第4DSPの入力FIFOへと入力されるデータ信号について示す図である。 第1〜第4DSPの出力FIFOから出力されるデータ信号について示す図である。 電荷転送部から出力されるデータ信号の例を示すグラフである。 データ信号のシェーディング補正に用いられる画像データの例を示すグラフである。 光検出部及び電荷転送部の構成の一例を示す平面図である。 デジタル信号処理回路(DSP)の構成の一例を示すブロック図である。 顕微鏡装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。 撮像装置の第2実施形態の構成を示すブロック図である。 第1〜第4DSPのEMIFを介してメモリへと入力されるデータ信号について示す図である。 撮像装置の第3実施形態の構成を示すブロック図である。 DSPのEMIFを介してメモリへと入力されるデータ信号について示す図である。
符号の説明
1A、1B、1C…撮像装置、10…光検出部、R01〜R16…光検出領域、11…蓄積部、12…電荷転送部、T01〜T16…部分電荷転送部、13…蓄積部、14…電荷転送部、T17〜T32…部分電荷転送部、15…A/D変換部、C01〜C16…A/D変換器、16a〜16c…データ選択回路(DS回路)、17…RAM、18…バッファ、19…制御部、20…デジタル信号処理部、21〜29…デジタル信号処理回路(DSP)、3…顕微鏡装置、30…試料ステージ、35…XYステージ駆動部、40…導光光学系、41…対物レンズ、45…光学系駆動部、50…制御装置、51…入力装置、52…表示装置。

Claims (9)

  1. アレイ状に配列された複数の画素を有し、前記画素において光入射量に応じて生成された電荷を出力する光検出手段と、
    前記光検出手段に対して前記複数の画素の一方の配列方向に沿って設けられ、前記配列方向について分割されたN個(Nは2以上の整数)の部分電荷転送部を有する電荷転送手段と、
    前記光検出手段から前記電荷転送手段を介して出力される電荷による信号をデジタルのデータ信号へと変換するA/D変換手段と、
    前記A/D変換手段から出力される前記データ信号に対して信号処理を行うデジタル信号処理手段とを備え、
    前記部分電荷転送部は、前記光検出手段のうちの所定の光検出領域内にある画素からの電荷を出力方向に転送して出力端から出力するとともに、前記デジタル信号処理手段は、前記部分電荷転送部からの信号列のうちで最初に出力されるデータ信号を補正対象とし、その信号列に含まれる他の所定のデータ信号を第1の補正用データ信号、その部分電荷転送部の出力端側に隣接する部分電荷転送部からの他の信号列に含まれる所定のデータ信号を第2の補正用データ信号とし、前記第1の補正用データ信号及び前記第2の補正用データ信号の少なくとも一方を含む複数の補正用データ信号を用いてデータ補正を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記デジタル信号処理手段は、それぞれ1または複数の部分電荷転送部からの信号列が入力されるM個(Mは2以上の整数)のデジタル信号処理回路を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記デジタル信号処理回路に対し、処理対象となる前記1または複数の部分電荷転送部からの信号列に加えて、その出力端側に隣接して異なるデジタル信号処理回路の処理対象となっている部分電荷転送部からの前記他の信号列に含まれる前記第2の補正用データ信号が入力されることを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記デジタル信号処理手段は、前記N個の部分電荷転送部からの信号列が入力される1個のデジタル信号処理回路を有することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記A/D変換手段及び前記デジタル信号処理手段の間に、前記A/D変換手段から出力される前記データ信号を一時的に記憶するためのデータ記憶手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項記載の撮像装置。
  6. 前記デジタル信号処理手段は、前記データ補正に加えて、前記部分電荷転送部からの信号列に含まれる全てのデータ信号を補正対象としたシェーディング補正を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項記載の撮像装置。
  7. 前記デジタル信号処理手段は、前記補正対象のデータ信号に対して、前記信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号を前記第1の補正用データ信号、前記他の信号列のうちで最後に出力されるデータ信号を前記第2の補正用データ信号とし、前記第1の補正用データ信号及び前記第2の補正用データ信号の平均によって前記補正対象のデータ信号を置き換える前記データ補正を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項記載の撮像装置。
  8. 前記デジタル信号処理手段は、前記補正対象のデータ信号を出力する前記部分電荷転送部の出力端側に隣接する部分電荷転送部がない場合に、前記信号列のうちで2番目に出力されるデータ信号を補正用データ信号とし、前記補正用データ信号によって前記補正対象のデータ信号を置き換える前記データ補正を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項記載の撮像装置。
  9. 観察対象となる試料の光像による画像を取得する請求項1〜8のいずれか一項記載の撮像装置と、
    前記試料からの光が入射する対物レンズを含み、前記試料の光像を前記撮像装置へと導く導光光学系と、
    前記撮像装置による前記試料の画像の取得を制御する画像取得制御手段と
    を備えることを特徴とする顕微鏡装置。
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