JP4371154B2 - メモリカード用ソケット - Google Patents

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Description

本発明は、SDメモリカード(登録商標)やマルチメディアカード(MMC)のようなメモリカードやSDメモリカード(登録商標)と同様の大きさおよび端子配列を有するSDIOカードを挿抜自在に接続するためのメモリカード用ソケットに関するものである。
従来、前部にカード挿入口を有する箱状であって、カード挿入口からメモリカードがスライドして挿抜されるソケット本体と、ソケット本体の後部に配置される樹脂製の基体に圧入により一体に保持されてメモリカードの複数のI/O接触面にそれぞれ接触する複数のコンタクトと、ソケット本体の内部に前後方向に移動自在に配置され、カード挿入口からのメモリカードの挿抜操作に伴ってメモリカードとともに前後方向に移動するスライダーと、このスライダーを前方方向へ常時付勢するコイルばねと、一端がソケット本体に保持されるとともに他端がスライダーに設けたハートカム溝部に係入されるカムピンと、スライダーに取着されメモリカードの装着時にメモリカードの側面に設けたロック用凹部に係入するロック体とを備えたメモリカード用ソケットが提供されている(例えば特許文献1参照)。
この種のメモリカード用ソケットでは、ソケット本体の内部に挿入されるメモリカードに押されて撓められることによって、基体に保持された固定接点に接離自在に接触する可動接点を備えた可動接点板の固定端側を基体に圧入固定し、可動接点と固定接点とでメモリカードの挿入状態を検知する検知スイッチや、メモリカードのライトプロテクト状態を検知するための検知スイッチを構成したものが提供されている。
特開2003−217713号公報
上述した従来のメモリカード用ソケットでは、上述のコンタクトや可動接点板に実装基板に対して表面実装するための表面実装用端子が設けられているが、可動接点板に設けられて、基体に設けた圧入溝に圧入するための圧入片は、表面実装用端子の幅方向における中心軸に対して非対称な形状に形成されていた。ここで、ソケット本体へのメモリカードの挿抜等によって表面実装用端子の実装位置を中心にして可動接点板を回転させるような外力が圧入片に加わる場合があるが、圧入片の形状が非対称な形状であるために、圧入片を回転させるような外力に対して圧入片の保持力が弱いという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、可動接点板の基体に対する保持力を向上させたメモリカード用ソケットを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、前面にカード挿入口が開口した箱状に形成され、カード挿入口を通してメモリカードがスライドして挿抜されるソケット本体と、メモリカードの一面に設けた複数のI/O接触面にそれぞれ接触する複数のコンタクトを保持してソケット本体の後部に配置される第1側部と当該第1側部の一端部から前方に突出しソケット本体の側片に沿って配置される第2側部とが一体に形成され、複数のコンタクトをカード挿入口側に向けた状態でソケット本体の内部に配置される樹脂製の基体と、基体の第2側部に設けた圧入溝に幅方向の両側縁が圧入される圧入片を一体に有し、当該圧入片を固定端として、固定接点に接離自在に接触する可動接点が自由端側に設けられ、ソケット本体の内部に挿入されるメモリカードに押されて撓められることによって可動接点を固定接点に接触させる金属製の可動接点板とを備え、当該可動接点板の圧入片には、ソケット本体の厚み方向における一方の側縁から、実装基板に表面実装される表面実装用端子が延設されており、圧入片の形状、表面実装用端子の幅方向における中心軸に対して左右対称な形状に形成されるとともに、可動接点板は、圧入片の幅方向における一端側から延長形成されて、先端側に可動接点が設けられた接触ばね部を備え、接触ばね部における圧入方向の先端側の部位と当接する第1の当接部と、圧入片の幅方向における他端側の部位と当接する第2の当接部とが基体の第2側部に設けられたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項の発明において、第1及び第2の当接部は、圧入溝に圧入片を圧入する際に圧入片が通過する部位以外の第2側部の部位に設けられたことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1又は2の何れかの発明において、圧入片の一部を切り起こすことによって厚み方向に突出する突出片を設けるとともに、当該突出片が嵌るガイド溝を基体に設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、表面実装用端子の幅方向における中心軸に対して左右対称な形状に形成された圧入片の左右両側縁を、基体の第2側部に設けた圧入溝に圧入しているので、表面実装用端子の実装位置を中心にして可動接点板を回転させるような外力が圧入片に加わったとしても、圧入片の左右両側縁が均等に力を受けることで、基体に対する保持強度を高めることができるという効果がある。
しかも、請求項の発明によれば、可動接点が設けられた接触ばね部における圧入方向の先端側の部位と第1の当接部を当接させるとともに、圧入片の幅方向における他端側の部位と第2の当接部を当接させることで、接触ばね部の位置を位置決めすることができ、可動接点の位置が圧入片から離れている場合でも接触ばね部の倒れを防止して、可動接点の位置精度を高めることができるという効果がある。
請求項の発明によれば、圧入溝に圧入片を圧入する際に、圧入片が第1及び第2の当接部に当接することによって、第1及び第2の当接部が削れるのを防止でき、可動接点の位置精度を向上させることができる。
請求項の発明によれば、圧入片を圧入溝に仮圧入する際に、突出片がガイド溝に嵌ることによって、圧入片をガイドすることができ、また圧入後に可動接点板を回転させるような外力が圧入片に加わった場合は、突出片がガイド溝の端面と当接することで、圧入片の倒れを防止できるという効果がある。
以下に本発明の実施の形態を図1〜図16に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りが無いかぎり、図2中の矢印a−bを上下方向、矢印c−dを左右方向、矢印e−fを前後方向として説明を行う。
図1及び図2はSDメモリカード(登録商標)のようなメモリカードMCに対応した本実施形態の全体の分解斜視図及び全体斜視図を示しており、本実施形態のメモリカード用ソケットは、図示するように厚さが極薄いステンレス金属板に打ち抜き加工且つ曲げ加工を施すことにより形成されたベースシェル1と、このベースシェル1と同様に厚さが極薄いステンレス金属板に打ち抜き加工且つ曲げ加工を施すことによって形成され、ベースシェル1上に被着することで前面にカード挿入口3aが開口する扁平な箱状のソケット本体3をベースシェル1とで構成するカバーシェル2と、ソケット本体3の後部内に装着されるコンタクトブロック4と、コンタクトブロック4の前方側のソケット本体3内に前後方向に移動自在に配置されるL字型の樹脂成形品からなるスライダー5とを主要な構成要素としたものである。
ベースシェル1は、図6(a)(b)に示すように矩形板状の金属板の左右両側に上面(ソケット本体3の内側に対応)側方向に折り曲げて形成した側片6a,6bを設けたもので、前後端が開放されている。ベースシェル1の後端には上面側方向に突出する突出片9が所定間隔で左右方向に4つ折り曲げ形成され、ベースシェル1の左端には上面側方向に突出する突出片9が所定間隔で前後方向に3つ折り曲げ形成されており、これらの突出片9を、コンタクトブロック4の樹脂製の基体7の下面に開口した圧入溝8(図8(b)参照)に下方から圧入することで、ベースシェル1の上面にコンタクトブロック4が圧入固定されるようになっている。
またベースシェル1の後端よりやや前方には、コンタクトブロック4に保持される後述の各コンタクト10…を逃がすための孔11…を複数形成してある。
またベースシェル1の前側縁の右端には、メモリカードMCの通過位置よりも外側位置から上側方向に突出し、さらにその先端側が後側方向に突出する側面視L字形の支持片12が折り曲げ形成されており、支持片12の上面に設けた係合孔12aに後述するカムピン16の一端側の軸部16bが係入され、支持片12に対してカムピン16が回動自在に軸支されている。また、ベースシェル1の右側縁には、後述するスライダー5の凹溝27に嵌ってスライダー5をガイドする突条部13,13が前後方向に並べて切り起こしによって形成されている。また、ベースシェル1の前側縁の左側には、後述する基体7の側部7b前端部と係合する係合片1aが折り曲げ形成されている。
コンタクトブロック4は、図8に示すようにベースシェル1およびカバーシェル2の後側辺に沿って配置されて、ソケット本体3の後面を閉塞する側部7a(第1側部)と、該側部7aの左端部から前方に突出し、ベースシェル1の側片6bに沿って配置される側部7b(第2側部)とが一体に形成されたL字形の樹脂成型品からなる基体7を有し、側部7aの前面右端にはスライダー5を前方に付勢するコイルばね14の一端側を保持する丸棒状のばね受け突起7cが突設されるとともに、側部7aの上面右端には矩形状の嵌合突起7eが突設されている。また側部7bには、側部7aとの連結部位からメモリカードMCのスライド方向に沿って延び、メモリカードMCの裏面に対向する段部7dを一体に備えている。また側部7a前面の上側(カバーシェル2側)の角部には、後述するカバーシェル2の突出片20と係合する係合凹部17が左右方向に間隔を開けて3箇所設けられている。また側部7a後面の上側の角部には、後述するカバーシェル2の曲げ片19と係合する係合凹部18が左右方向の略全体に亘って形成されている。
さらに基体7の側部7aには、メモリカードMCの後部裏面に複数(SDメモリ(登録商標)では9つ)並行形成したI/O接触面(図示せず)に夫々対応接触する9本のコンタクト10…が圧入固定され、各コンタクト10…の接触側を側部7aの前面(カード挿入口3a)側に突出させている。また側部7bの上面に設けた圧入溝33、34、35には、それぞれ、固定接点41a,42aを有する共通端子板30と、共通端子板30に設けた固定接点41aとともにメモリカードMCの装着検出用接点を構成する可動接点を具備した可動接点板31Aと、共通端子板30に設けた固定接点42aとともにメモリカードMCのライトプロテクトスイッチ100の位置検出用接点を構成する可動接点を具備した可動接点板31Bとが上面側より圧入固定されている。なお各コンタクト10…の半田付け端子10aは側部7aの後面から上方(実装基板側)に突出し、後述する共通端子板30の半田付け端子30a、および、可動接点板31A,31Bの半田付け端子(表面実装用端子)31d,31dは側部7bの外側面から上方に突出している。
共通端子板30は、弾性を有する帯板状の板金に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことにより形成されており、長手方向の一端側の上側縁からは上方に向かって側面視L字形の半田付け片30aが突設されている。また長手方向の中間部および他端側の上側縁には、長手方向の一端側にはダボ形状を有する固定接点41a,42aが設けられると共に長手方向の中間部が外側方向に屈曲させられた固定接点板41,42の長手方向他端側が連結されている。この共通端子板30を基体7の圧入溝33に圧入固定すると、固定接点板41,42において固定接点41a,42aが形成された側の端部が側部7bに設けた凹欠部36,36内に配置される(図10〜図12参照)。
次に可動接点板31A,31Bについて説明する。尚、可動接点板31A,31Bは同一の形状に形成されているので、可動接点板31Aについて図14(a)〜(c)を参照して説明し、可動接点板31Bについては説明を省略する。可動接点板31Aは弾性を有する金属板に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことにより形成され、左右両側縁の下側部に側方に突出する突出部31g,31gが設けられて基体7に設けた圧入溝34内に圧入固定される矩形板状の圧入片31aと、圧入片31aの幅方向一端側(図14(a)中の右側縁)の上側部より側方に突出し先端側を略U形に湾曲させた帯板状の接触ばね部31bと、ソケット本体3の厚み方向における圧入片31aの一方の側縁から延長形成された側面視略L形の半田付け端子31dと、圧入片31aの幅方向他端側の上側部より側方に突出する当接片31eと、圧入片31aの中央部を切り起こして形成され上端側がソケット本体3の内側に向かって突出する突出片31fとを備えている。接触ばね部31bには、先端側に設けた湾曲部分の手前寄りの部位に固定接点41aと接触するVノッチ31cが形成されており、このVノッチ31cが形成された部位から固定接点41a,42aが接離する可動接点が構成されている。なお、各可動接点板31A,31Bを基体5の上面に開口する圧入溝34,35に圧入すると、各可動接点板31A,31Bの接触ばね部31bの先端側に設けた湾曲部が、側部7bの凹欠部36を通してソケット本体3の内側方向(メモリカードMCの収容空間側)に突出する(図10〜図12参照)。
ここで、各可動接点板31A,31Bの半田付け端子31dは、ソケット本体3の厚み方向における圧入片31aの一方の側縁から延設されており、圧入片31aの幅方向両側縁の下側部に側方に突出する突出部31g,31gを設け、圧入片31aの形状を、半田付け端子31dの幅方向における中心軸に対して左右対称な形状に形成している。したがって、各可動接点板31A,31Bは、半田付け端子31dの幅方向における中心軸に対して左右対称な形状に形成された圧入片31aの左右両側縁を、基体7の圧入溝34,35に圧入しているので、半田付け端子31dの実装位置を中心にして可動接点板31A,31Bを回転させるような外力が圧入片31aに加わったとしても、圧入片31aの左右両側縁が均等に力を受けることで、基体7に対する可動接点板31A,31Bの保持強度を高めることができる。
また各可動接点板31A,31Bは、圧入片31aの幅方向における一端側から延長形成されて、先端側に可動接点が設けられた接触ばね部31bを備えており、接触ばね部31bの下側縁(圧入方向の先端側の部位)と当接するリブ(第1の当接部)37と、圧入片31aの幅方向における他端側の部位と当接するリブ(第2の当接部)38とを基体7に設けているので、各可動接点板31A,31Bを圧入溝34,35に圧入固定した際に、接触ばね部31bの下側縁にリブ37が当接するとともに、圧入片31aにおいて接触ばね部31bが突出する側と反対側の端部にリブ38が当接することで、接触ばね部31bの位置を位置決めすることができ、可動接点の位置が圧入片31aから離れている場合でも接触ばね部31bの倒れを防止して、可動接点の位置精度を高めることができる。しかも、リブ37,38は、圧入溝34,35に圧入片31aを圧入する際に圧入片31aが通過する部位以外の基体7の部位に設けられているので、圧入片31aを圧入する際にリブ37,38が削られるのを防止でき、接触ばね部31bを確実に位置決めして、可動接点の位置精度を向上させることができる。
また各圧入溝34,35の端面には、圧入片31aの一部を切り起こすことによって形成された突出片31fが嵌るガイド溝34a,35aを形成してあるので、圧入片31aを圧入溝34,35に仮圧入する際に、突出片31fがガイド溝34a,35aに嵌ることによって、圧入片31aをガイドすることができ、また圧入後に可動接点板31A,31Bを回転させるような外力が圧入片31aに加わった場合は、突出片31fがガイド溝34a,35aの端面と当接することで、圧入片31a(すなわち可動接点板31A,31B)の倒れを防止できるという効果がある。
一方、カバーシェル2は、図7に示すように矩形板状の金属板の後縁を主表面に対して略垂直な方向、すなわち下面(ソケット本体3の内側に対応)側方向に折り曲げて曲げ片19(第2の当接片)を形成したもので、曲げ片19よりもやや前端寄りには主表面に対して略垂直な方向、すなわち下面側方向に突出する3つの突出片20(第1の当接片)を折り曲げ形成してある。またカバーシェル2の後部右側には、基体7の嵌合突起7eが嵌合する嵌合孔2bが貫設されており、カバーシェル2の右端縁の前面部には、下向きに突出するL字形の溶接片2aが折り曲げ形成されている。
さらに、カバーシェル2の前面側には、メモリカードMCの表面に弾性接触させてメモリカードMCを押さえるとともに、SDIOタイプのカードに対してはSDIOカードの上面に設けられたグランド端子に弾接する弾接ばね片21,21が打ち抜き加工および曲げ加工を行うことにより形成されるとともに、前面側の右端部には、ベースシェル1の支持片12に対向する部位にカムピン16の一端側の軸部16bを押さえて、軸部16bの脱落を防止する押さえ片22が切り起こしによって形成され、さらにカムピン16の他端側の軸部16aを押さえて、軸部16aの先端を後述するガイド溝15bの凹凸面15cに当接させるT字形の弾接ばね片23が打ち抜き加工および曲げ加工を行うことにより形成されている。また、カバーシェル2の右端部の後部寄りには、メモリカードMCの装着時にメモリカードMCのロック用凹所101に係合して抜けを防止するロック体24が打ち抜き加工および曲げ加工を行うことにより形成されている。ロック体24は細長い帯板状であって、ベースシェル1の側片6aと略並行し後端部がカバーシェル2に連結されるとともに前端部が内側方向に屈曲されたレバー片24aと、レバー片24aの前端部から前方に向かって延長形成され、先端側が内側方向に向かって円弧状に湾曲した係合片24bとで構成される(図7(b)参照)。
スライダー5は合成樹脂成型品であって、図9に示すようにメモリカードMCの右側縁に当接する側部5aと、側部5aの後端部から側方に突出してメモリカードMCの前側縁に当接する側部5bとでL字形に形成されており、側部5aと側部5bとで囲まれる入り隅には、メモリカードMCの前部右側の角部を落として形成された傾斜カット部102と当接する傾斜面を前面に備える当接部5cが形成されている。また側部5aの内側面(図5(a)中の左側面)には、当接部5cからメモリカードMCのスライド方向に沿って延び、メモリカードMCの裏面に対向する段部5dを一体に備えている。
一方、側部5aの下面には、後端部から中央部にかけて外側と下側と後側とが開口した断面略円弧状の細溝26を形成してあり、この細溝26には上述したコイルばね14の他端部が収められ、細溝26の前端内面がコイルばね14の弾発力を受ける面となっている。また側部5aの下面には、前後両側および下側が開口し、ベースシェル1の突条部13,13が係入される凹溝27が前後方向に沿って形成されている。すなわち、組立完了時にはスライダー5は、ベースシェル1の主平面と側片6aと突条部13,13とカバーシェル2の主平面によって移動方向が規制され、ベースシェル1の支持片12に側部5aの前端部が当接することで前方方向へのそれ以上の移動が規制されている。そして、スライダー5はコイルばね14によって前方方向へ付勢されており、メモリカードMCがソケット本体3内に挿入されてメモリカードMCのI/O接触面がコンタクト10に接触する位置とメモリカードMCがソケット本体3から取り外し可能になる位置との間でスライダー5はスライドする。
また側部5aの前側部の上面には、カムピン16の軸部16aが移動自在に係入されるハートカム溝部15が形成され、ハートカム溝部15よりも後側にはカバーシェル2に設けたロック体24が挿入される凹溝25が形成されている。ハートカム溝部15は、図9(a)(d)に示すようにハートカム15aと、ハートカム15aの周部に形成されたガイド溝15bとで構成され、カムピン16の軸部16aをガイド溝15bに係入し、スライダー5の前後移動に伴い、ガイド溝15bとガイド溝15bの底面に形成した凹凸面15cとで、カムピン16の軸部16aのガイド溝15b内での相対的な移動がガイドされるようなっている。なおハートカム15aの前部には、前側に開放された凹部15dが形成されており、スライダー5の最後部位置への移動後のメモリカードMCの押し込み力の解除時にカムピン16の軸部16aが凹部15dに嵌り込むことで、スライダー5の前方方向への移動を規制し、スライダー5を所定位置に保持している。また側部5aの上面に設けた凹溝25の右側端面には、ソケット本体3の内側方向に突出する張出部29が前側部に形成してあり、スライダー5が上記所定位置まで移動すると、張出部29がロック体24のレバー片24aを押圧して、ロック体24の先部(係合片24b)をメモリカードMCのロック用凹所101内に係入させるとともに、メモリカードMCの取出位置までスライダー5が移動した状態では張出部29がロック体24から離れることによって、ロック体24が初期位置に戻り、係合片24bの先部がロック用凹所101から退出するようになっている。
このメモリカード用ソケットを組み立てるに当たっては、先ず各コンタクト10…を基体7の後面に開口する圧入用孔に圧入するとともに、基体7の側部7bに設けた圧入溝33に共通端子板30を圧入した後、側部7bに設けた圧入溝34,35にそれぞれ可動接点板31A,31Bを圧入固定する。この時、側部7bに設けた後側の凹欠部36には、固定接点板41および可動接点板31Aの接触ばね部31bが接触ばね部31bを内側にして対向配置されるとともに、側部7bに設けた前側の凹欠部36には、固定接点板42および可動接点板31Aの接触ばね部31bが接触ばね部31bを内側にして対向配置されている。
そして、各コンタクト10…、共通端子板30および可動接点板31A,31Bを基体7に保持させてコンタクトブロック4を組み立てた後、このコンタクトブロック4の基体7をベースシェル1の上面に載置し、ベースシェル1の突出片9を基体7の下面に開口する圧入溝8に圧入することによって、基体7をベースシェル1に固定する(図5(b)参照)。このとき、基体7の側部7bの前端部がベースシェル1の係合片1aと係合し、側部7bの前端部の位置ずれを規制している。そして、基体7のばね受け突起7cにコイルばね14の一端側を挿入保持させた状態で、コイルばね14の他端側を細溝26に挿入させるとともに、ベースシェル1の突条部13を凹溝27内に嵌入させるようにしてスライダー5をベースシェル1上に載置した後、カムピン16の一端側の軸部16bをベースシェルの支持片12に設けた係合孔12aに係入させるとともに、カムピン16の他端側の軸部16aをスライダー5のハートカム溝部15内に係入させる。その後、基体7の嵌合突起7eをカバーシェル2の嵌合孔2b内に嵌合させた状態で、ベースシェル1の両側片6a,6bの先端部間にカバーシェル2を橋架する形で載置し、ベースシェル1とカバーシェル2との接合部位(カバーシェル2の左右の側縁とベースシェル1の両側片6a,6bの先端部との突き合わせ部)をレーザ溶接により接合することで、前部にカード挿入口3aが開口した箱状のソケット本体3が形成され、メモリカード用ソケットの組立が完了する(図2および図5(a)参照)。なお、ベースシェル1の前側縁から折り曲げ形成された支持片12の上面には側方に向かって突出する幅狭の溶接片12bが突設されており、この溶接片12bにカバーシェル2の溶接片2aの下向き段部を衝合させて、レーザ溶接により接合することで、支持片12がカバーシェル2に連結されるから、支持片12の強度を高めることができる。この組立状態ではスライダー5はコイルばね14により付勢されて前方(カード挿入口3a側)へ押し動かされ、側部5aの前端部がベースシェル1の支持片12に衝合することによって、スライダー5のそれ以上の前方への移動が規制されている。また、この状態ではカムピン16の一端がガイド溝15bの後端の位置A(図9(a)参照)に移動している。
ここで、ベースシェル1の支持片12と、基体7の側部7bとの間がカード挿入口3aに対応し、スライダー5の側部5aと側部7bとの段部5d,7dよりも上側の内側縁間の寸法をメモリカードMCの両側の最大幅寸法よりやや大きく設定し、またベースシェル1の上面と段部5d,7dの上向き面との間の寸法を、ベースシェル1の上面に裏面側を乗せた状態のメモリカードMCの裏面両側縁に前後方向の全長に亘って形成している下向き段部103(図3及び図4参照)の下向き面の高さ寸法よりやや小さい寸法に設定し、且つ、側部5a,7bの段部5d,7dより下側の内側縁間の寸法をメモリカードMCの下向き段部103より下方の両側幅の寸法よりやや大きく設定してある。
これによりメモリカードMCの裏面(I/O接触面が形成された面)側をベースシェル1の上面側に載せる状態ではメモリカードMCの下向き段部103が側部5a,7bの段部5d,7d上を通過することができて上記カード挿入口3aからのメモリカードMCの挿入を可能とし、逆にメモリカードMCの表面(I/O接触面が形成された面と反対側の面)をベースシェル1の上面側に向けた場合にはメモリカードMCのベースシェル1側となった両側部が両段部5d,7dの内側縁間を通過できず、メモリカードMCの表裏方向の間違いによる誤挿入を防止するようなっている。
また、ベースシェル1において右端のコンタクト10に対応して設けた右端の孔11の前側(カード挿入口3a側)の内側縁には、切り起こしによってストッパ片11aが形成されている(図6(b)参照)。つまりメモリカードMCの前後方向が正規の方向でカード挿入口3aに挿入される場合には、メモリカードMCの裏面に設けたI/O接触面へ誘い込む溝(図示せず)の開口を介して各コンタクト10が接触位置へ移動することができるが、前後方向を逆にしてメモリカードMCが挿入されようとした場合には挿入方向の前面部にストッパ片11aが衝合してそれ以上の移動を規制し、各コンタクト10の先部がメモリカードMCの挿入側の前面に当たって破損されるのを防ぐようになっている。
次に本実施形態のメモリカード用ソケットにメモリカードMCを挿抜する動作について説明する。メモリカードMCを装着していない状態では、コイルばね14の弾発力を受けて、側部5aの前端部がベースシェル1の支持片12と衝合する位置までスライダー5が前方方向に移動している。この状態では、ロック体24の係合片24bが凹溝25内に退避しており、係合片24bの先端部が側部5aの内側面よりも内側へ突出しないようになっている。
この状態からメモリカードMCを前後方向及び表裏方向を正規の方向に向けてソケット本体3のカード挿入口3a内に挿入すると、メモリカードMCがスライダー5の側部5aと基体7の側部7bとの間に挿入されて、メモリカードMCの下面両側部の下向き段部103,103が、両側部5a,7bに設けた段部5d,7dの上側に乗ることになる。そして、メモリカードMCをソケット本体3内に更に挿入すると、メモリカードMCの前端部の右側に設けた傾斜カット部102がスライダー5の当接部5cに衝合してスライダー5を後方へ押すことになる。その後、スライダー5に加わるコイルばね14の弾発力に抗してメモリカードMCを更に内側へ押し入れると、メモリカードMCの移動に共動してスライダー5が後退することになる。このスライダー5の後退によりカムピン16の軸部16aはハートカム溝部15のガイド溝15b底部の凹凸面15cによってガイドされながら、ガイド溝15b内を図9(a)中の下側へ移動し、図9(a)中の位置Bに移動することになる(実際にはスライダー5が後方へ移動することによって、カムピン16の軸部16aがガイド溝15b内を前方(図9(a)中の下方)へ移動することになる)。そして、スライダー5の側部5bの後面がコンタクトブロック4の基体7の前面に当たる位置に近い位置までメモリカードMCを押し込むと、カムピン16の軸部16aがガイド溝15bの前端部に当たる位置Cに至ることになり、それ以上の押し込みができなくなる。またこの時、スライダー5の後方移動に伴って、凹溝25の内側端面に設けた張出部29がロック体24のレバー片24aと当接し、レバー片24aをソケット本体3の内側方向へ撓ませるので、ロック体24の係合片24bが側部5aの内側面よりも内側方向に突出し、メモリカードMCのロック用凹所101に係入することで、メモリカードMCをロックし、メモリカードMCの脱落が防止される。
そして、この位置でメモリカードMCに加えていた押し込み力を解除すると、コイルばね14の弾発力を受けてスライダー5がメモリカードMCと共に前方へ戻りかけるが、カムピン16の軸部16aがガイド溝15bに案内されながらハートカム15aの凹部15dに嵌り込む位置Dまで移動することになる。従ってカムピン16の軸部16aがハートカム15aの凹部15dに当接することで、これ以上のスライダー5の前方移動が規制され、ロック体24によりロックされたメモリカードMCもその位置でソケット本体3内に留まることになる。
さて、メモリカードMCが、押し込みにより所定位置へ移動すると、スライダー5の側部7aから前方に突出する各コンタクト10…の先部がメモリカードMCの裏面に形成した対応するI/O接触面に順次接触することになる。またスライダー5の側部7bの内側面から内側方向に突出する可動接点板31AがメモリカードMCの先端部によって押されて、共通端子板30と接触することにより、可動接点板31Aと共通端子板30との間(つまり装着検出用接点)が導通するので、このスイッチ信号を利用して外部の検出回路(図示せず)によりメモリカードMCが正規の位置に挿入されたことを検出することができる。
また、可動接点板31Bに対応するメモリカードMCの一側面にはライトプロテクトスイッチ100の摘み104が露出する凹部105を設けてあり、摘み104の凹部105内の移動位置により、可動接点板31Bの先部が摘み104に乗り上げるか、又は、凹部105内に落ち込むことになり、それに応じて可動接点板31Bと共通端子板30との間(つまりライトプロテクトスイッチ100の位置検出用接点)がオン/オフするから、このスイッチ信号を利用して外部の検出回路(図示せず)によりメモリカードMCがライトプロテクト状態にあるか否かを検出することができる。なお本実施形態では、固定接点板41,42に設けたダボ形状を有する固定接点41a,41bと、接触ばね部31bに設けたVノッチ31cとが接触しているので、図16に示すように2点接触となるので接触安定性を向上させることができる。また接触ばね部31bにおいてVノッチ31cを形成した部位は、カード挿抜方向に対して斜めに傾斜しているので、カード挿入時にVノッチ31cが形成された部位の変位量を大きくとることができ、ワイピングの効果を高めることができる。またメモリカードMCの規格では、厚み方向の寸法公差に対して幅方向の寸法公差が小さくなっており、可動接点板31A,31Bの接触ばね部31bは、メモリカードMCの幅方向からカード表面或いはライトプロテクトスイッチに当接しているので、寸法のばらつきが大きい厚み方向からカード表面或いはライトプロテクトスイッチに当接させる場合に比べて、接触安定性を向上させることができる。
以上のようにして挿着されたメモリカードMCをソケットから取り出す際は、まずソケット本体3のカード挿入口3aより外部に露出するメモリカードMCの後部を挿入方向に押し、メモリカードMCと共にスライダー5を挿入方向へ移動させる。この移動によってカムピン16の軸部16aがハートカム15aの凹部15dから離脱するとともに、ガイド溝15bにガイドされて凹部15dより右側前方に出て、ガイド溝15b内の位置Eに移動する。
その後、メモリカードMCの押し込み力を解除すると、スライダー5はコイルばね14の弾発力により前方へ移動することなる。スライダー5が前方へ移動すると、スライダー5の移動に伴ってカムピン16の軸部16aはガイド溝15bにガイドされながら、ハートカム15aの右側のガイド溝15b内の位置Fを通って、ガイド溝15bの後端部の位置Aまで移動する。またスライダー5の前方方向への移動に伴い、スライダー5の張出部29がロック体24のレバー片24aから離れるため、レバー片24aを撓める力がなくなってレバー片24aが初期位置に戻り、係合片24bの先端部が側部5aの凹溝25内に退避するため、係合片24bとロック用凹所101との係合状態が解除され、メモリカードMCのロックが解除される。また、メモリカードMCの後部がソケット本体3のカード挿入口3aから外部へ大きく露出するので、メモリカードMCをソケット本体3から取り出すことが可能になる。
本実施形態のメモリカード用ソケットは、上下の金属シェル(ベースシェル1およびカバーシェル2)のうち、一方のベースシェル1のみをコンタクトブロック4の基体7に圧入固定し、他方のカバーシェル2はベースシェル1との接合部位をレーザ溶接により接合しており、ベースシェル1が圧入固定された基体7にカバーシェル2を圧入固定する場合のように、カバーシェル2を基体7に圧入する力がベースシェル1に加わらないから、ベースシェル1の変形を防止することができる。またカバーシェル2は基体7に対して圧入固定されていないので、圧入固定した場合のように圧入箇所の位置ずれによって発生する捩り力がカバーシェル2に加わることがなく、カバーシェル2の変形を防止することができ、結果、ソケット本体3の変形が抑制されて、ソケット本体3の平坦度を向上させることができる。
またカバーシェル2は、コンタクトブロック4の基体7に直接は固定されていないが、カバーシェル2の後端に設けた曲げ片19が基体7の後面側に設けた係合凹部18に後方から当接するとともに、曲げ片19よりもやや前端側に設けた突出片20が基体7の前面側に設けた係合凹部17に前方から当接している。したがって、メモリカードMCの取り出し時にメモリカードMCのI/O接触面とコンタクト10との間に発生する摩擦力によって基体7を前方に押す力が発生した場合には、基体7の上部を前方に押す力をカバーシェル2の突出片20で受けることで、基体7の前方への倒れを抑制することができる。また、メモリカードMCの挿入時にもメモリカードMCのI/O接触面とコンタクト10との間に発生する摩擦力によって基体7を後方に押す力が発生するが、基体7の上部を後方に押す力をカバーシェル2の曲げ片19で受けることで、基体7の後方への倒れを抑制することができる。またカバーシェル2は左右両側部のみでベースシェル1に溶接されているため、中央部分の強度が弱くなるが、カバーシェル2の後端縁に下向きに突出する曲げ片19を折り曲げ形成しているので、曲げ片19によりカバーシェル2の強度を高めることができる。
また本実施形態では金属製のベースシェル1とカバーシェル2との接合部位をレーザ溶接により接合しているので、ベースシェル1とカバーシェル2とを完全に同電位とすることができ、ベースシェル1を接地することで、ソケット本体3の全体が確実に接地されるから、静電気や外部ノイズに強いものとなり、EMI性能を向上させることができる。
なお本実施形態ではベースシェル1にコンタクトブロック4の基体7を圧入固定し、カバーシェル2をベースシェル1とレーザ溶接により接合しているが、メモリカードMCの表面および裏面にそれぞれ対向配置される2つの金属シェルのうちの一方を基体7に圧入固定し、他方を一方の金属シェルとレーザ溶接により接合すれば良く、カバーシェル2を基体7に圧入固定して、このカバーシェル2とベースシェル1とをレーザ溶接により接合するようにしても良い。
また、本実施形態のメモリカード用ソケットは、各コンタクト10…、共通端子板30及び可動接点板31A,31Bの半田付け端子10a…,30a,31dと、ベースシェル1の両側片6a,6bの上側縁から上方に突出する載置用突部6cの段部とを、カバーシェル2の上面よりも上方に突出させたスタンドオフ型のソケットであり、基板表面から浮かせた状態で実装基板に表面実装することで、ソケット本体3の下側部位に部品実装が行えるようになっているが、端子構造を他の形態にしても良いことは言うまでもない。また本実施形態ではメモリカードとしてSDメモリカード(登録商標)を例に説明を行ったが、ソケット内に挿入される部位の大きさがSDメモリカード(登録商標)と同様の大きさに形成されるとともに、SDメモリカード(登録商標)と同様の端子配列を有し、I/OインタフェースやPHSモジュールやGPSモジュールなどの機能部を搭載したSDIOカードを装着して使用することができる。すなわち本実施形態のメモリカード用ソケットは、SDメモリカード(登録商標)およびSDIOカードの両方に対応したSDカード用のソケットである。
本実施形態のメモリカード用ソケットの分解斜視図である。 同上のカード取出時の外観斜視図である。 同上のカード装着時を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は左側面図、(d)は上面図、(e)は下面図である。 同上のカード装着時の背面図である。 (a)(b)は同上の外観斜視図である。 同上を構成するベースシェルを示し、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 同上を構成するカバーシェルを示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。 同上を構成するコンタクトブロックを示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図、(c)は背面図である。 同上を構成するスライダーを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は斜視図である。 同上のカバーシェルを外した状態の平面図である。 同上のカバーシェルを外した状態の要部拡大斜視図である。 (a)は同上のカバーシェルを外した状態の要部拡大平面図、(b)はC−C断面図である。 同上に用いる共通端子板を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は背面図である。 同上に用いる可動接点板を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は背面図である。 同上に用いる基体に可動接点板を圧入する状態の斜視図である。 同上に用いる可動接点板の接触ばね部と固定接点との接触状態を説明する要部断面図である。
符号の説明
3 ソケット本体
3a カード挿入口
7 基体
7b 側部
10 コンタクト
31A,31B 可動接点板
31a 圧入片
31b 接触ばね部(可動接点)
31c Vノッチ(可動接点)
31d 半田付け端子(表面実装用端子)
33,34,35 圧入溝
MC メモリカード

Claims (3)

  1. 前面にカード挿入口が開口した箱状に形成され、カード挿入口を通してメモリカードがスライドして挿抜されるソケット本体と、
    メモリカードの一面に設けた複数のI/O接触面にそれぞれ接触する複数のコンタクトを保持してソケット本体の後部に配置される第1側部と当該第1側部の一端部から前方に突出しソケット本体の側片に沿って配置される第2側部とが一体に形成され、複数のコンタクトをカード挿入口側に向けた状態でソケット本体の内部に配置される樹脂製の基体と、
    基体の第2側部に設けた圧入溝に幅方向の両側縁が圧入される圧入片を一体に有し、当該圧入片を固定端として、固定接点に接離自在に接触する可動接点が自由端側に設けられ、ソケット本体の内部に挿入されるメモリカードに押されて撓められることによって可動接点を固定接点に接触させる金属製の可動接点板とを備え、
    当該可動接点板の圧入片には、ソケット本体の厚み方向における一方の側縁から、実装基板に表面実装される表面実装用端子が延設されており、圧入片の形状、表面実装用端子の幅方向における中心軸に対して左右対称な形状に形成されるとともに、
    可動接点板は、圧入片の幅方向における一端側から延長形成されて、先端側に可動接点が設けられた接触ばね部を備え、接触ばね部における圧入方向の先端側の部位と当接する第1の当接部と、圧入片の幅方向における他端側の部位と当接する第2の当接部とが基体の第2側部に設けられたことを特徴とするメモリカード用ソケット。
  2. 前記第1及び第2の当接部は、前記圧入溝に前記圧入片を圧入する際に圧入片が通過する部位以外の前記第2側部の部位に設けられたことを特徴とする請求項1記載のメモリカード用ソケット。
  3. 前記圧入片の一部を切り起こすことによって厚み方向に突出する突出片を設けるとともに、当該突出片が嵌るガイド溝を前記基体に設けたことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載のメモリカード用ソケット
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