JP4370865B2 - 燃料電池の水回収システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池の水回収システムに関する。特に、既反応ガスの含有する水分を未反応ガスに移動させることにより未反応ガスの加湿を行う水回収システムに関する。
従来の燃料電池の水回収システムとして、温湿度交換手段の既反応ガス流路に、入口と出口を結ぶバイパス通路を設けたものが知られている。これには、また、燃料電池の酸化剤極から温湿度交換器の既反応ガス流路へ至るライン上に、バイパス通路へ切り替える切り替え弁と、既反応ガス温度センサを設け、温湿度交換手段の未反応ガス流路から燃料電池の酸化剤極へ至るライン上に、未反応ガス温度センサを設けている。さらに、両温度センサの検出結果に基づいて、切り替え弁の切り替え動作を制御するコントロールユニットを設け、バイパス通路に流れる既反応ガスの量を制御することにより、温湿度交換手段に流れる既反応ガスの量、すなわち水蒸気量を制御して未反応ガスの加湿量の制御を行っている(例えば、特許文献1、参照)。
特開2000−164231号公報
上記従来の燃料電池の水回収システムにおいては、未反応ガス流路出口部の温度と、既反応ガス流路入口部の温度を持って、加湿に用いる既反応ガス流量を制御している。そのため、未反応ガス流路出口部の正確な水分量を特定できないため、燃料電池への供給量の過不足が発生する可能性があった。また、過渡条件において、未反応ガス流路出口部の状態が所定値に対して位相差を持つので、燃料電池への水供給量の過不足が発生する可能性があった。その結果、燃料電池内のフラッディング、膜性能の低下等の問題を引き起こす可能性があった。
そこで本発明は、上記問題を鑑みて、燃料電池に供給される水の過不足を抑制することができる燃料電池の水回収システムを提供することを目的とする。
本発明は、反応ガスを用いて発電反応を生じる燃料電池と、前記燃料電池に供給される以前の未反応ガスと、前記燃料電池から排出された既反応ガスとの間で水分の移動を行う水回収装置と、未反応ガスの質量流量を検出する質量流量検出手段を備える。また、前記水回収装置を流通する以前の未反応ガスの温度を検出する入口温度検出手段と、前記水回収装置を流通する以前の未反応ガスの湿度を検出する入口湿度検出手段を備える。さらに、前記水回収装置の未反応ガスの迂回路であるバイパス流路と、前記バイパス流路を流通する未反応ガスの流量割合を未反応ガスの質量流量と、入口温度と、入口湿度に基づいて調整する流量割合調整手段と、を備え、前記流量割合調整手段は、入口温度及び入口湿度が一定のとき、質量流量が大きいほど流量割合を大きくし、質量流量及び入口温度が一定のとき、入口湿度が高いほど流量割合を大きくし、質量流量及び入口湿度が一定のとき、入口温度が高いほど流量割合を大きくする、ことを特徴とする流量割合調整手段を備える。
未反応ガスの質量流量、入口温度、入口湿度から、水回収装置において加湿されることにより未反応ガスが含有する水分の量を推定することができるので、未反応ガスの入口側の温度・湿度に応じて流量割合を設定することで、位相差が生じるのを抑制することができる。これにより、水回収装置に流通させる反応ガス割合を適切に設定することができ、その結果、導入された反応ガスに適切な水分量を含有させることができるので、燃料電池に供給される水の過不足を抑制することができる。
第1の実施形態に用いる水回収システムの概略構成を図1に示す。
反応ガスを用いて発電を行うCSA(Cell Stack Assembly)2を備える。ここでは反応ガスとして、空気と水素ガスを用いる。ただし、この限りではなく、空気の替わりに酸素等の酸化剤ガスを、水素ガスの換わりに改質ガス等の水素含有ガスを用いてもよい。
また、CSA2に供給する反応ガスを加湿するWRD(Water Recovery Device)1を備える。WRD1には、CSA2に供給する以前の未反応ガスを流通する未反応ガス流路1aと、CSA2から排出された既反応ガスを流通する既反応ガス流路1bを備える。未反応ガスとしては、CSA2に供給する以前の空気を用いる。既反応ガスとしては、カソード極から排出される排空気およびアノード極から排出される排燃料を用いる。ただし、この限りではなく、未反応ガスとして水素を用いてもよい。また、既反応ガスとしてどちらか一方、例えば水分を多く含む排空気のみを用いてもよい。
さらに、未反応ガス流路1aを迂回するバイパス流路4を備える。ここでは、未反応ガス流路1aの上流側と下流側を結ぶバイパス流路4を備える。また、バイパス流路4の分岐部にはバルブ5を備える。ここでは、バルブ5を、未反応ガス流路1aの上流側の分岐部に配置する。バルブ5の開度を調整することにより、未反応ガス流路1aに流れる空気の割合を調整可能とし、ひいては、CSA2に供給する未反応ガスの含有する水分量を調整可能とする。
また、CSA2に外部から空気を導入するコンプレッサ3を備える。コンプレッサ3の替わりに、ブロア等を用いてもよい。さらに、既反応ガス流路1bの上流側には、ヒータ6を備える。既反応ガス流路1bに供給される既反応ガスの温度が低い場合には、既反応ガス流路1b内で凝縮が生じることによりフラッディングが生じ、WRD1の水透過性能が低下する可能性がある。そこでヒータ6を備えることで、既反応ガス流路1b内でフラッディングが生じるのを防ぎ、適切な水透過を維持することができる。
また、コンプレッサ3により導入され未反応ガス流路1aに供給される空気の質量流量を検出する質量流量センサ11、温度を検出する温度センサ12、湿度を検出する湿度センサ13を備える。また、未反応ガス流路1aから排出され、CSA2に供給される空気の湿度を検出する湿度センサ14を備える。また、CSA2から排出され、既反応ガス流路1bに供給される既反応ガスの湿度を検出する湿度センサ15を備える。また、既反応ガス流路1bから排出された既反応ガスの温度を検出する温度センサ16、湿度を検出する湿度センサ17を備える。さらに、コントロールユニット20を備え、これらのセンサ11〜17の出力を読み込み、燃料電池システムの制御を行う。ここでは、コントロールユニット20では、バルブ5の開度とヒータ6のON/OFFの切り替えを制御する。
このような燃料電池システムにおいて、外部から導入された空気は、WRD1の未反応ガス流路1aを流通する際に既反応ガス流路1bを流通する既反応ガスにより加湿される。この加湿量は、バルブ4の開度により未反応ガス流路1aを流通する未反応ガス流量を調整することにより制御される。加湿された未反応ガスをCSA2に供給して発電を行う。CSA2では発電反応に伴って生成水が生じ、既反応ガスが排出される際に一緒に排出される。このように水分を含んだ既反応ガスをWRD1の既反応ガス流路1bに流通させることにより、未反応ガス流路1aを流れる未反応ガスの加湿を行う。
このような燃料電池システムにおいて、WRD1を流通する未反応ガス流量の制御方法について説明する。
まず、バルブ5の開度の初期値を設定する。未反応ガスの質量流量Qに応じて、CSA2における反応に必要な水分量を求める。これと未反応ガスの温度T1から、CSA2に供給される時点で望まれる未反応ガスの湿度(目標湿度Ht)を設定する。次に、WRD1に供給される未反応ガスの温度T1、湿度H1から、WRD1を流通する未反応ガスの流量割合を算出する。ここでは、図2に示すようなマップを、予め実験等により質量流量Q毎に求めて記憶しておき、温度センサ12、湿度センサ13の出力T1、H1に応じてバルブ5の開度を設定する。図2に示すように、未反応ガスの温度T1が高いほど同じ湿度でも含有される水分量が多くなるので、バルブ5をバイパス流路4側に大きく開く。また、供給される未反応ガスの湿度H1が高いほど、含有する水分量が多くなるので、バルブ5をバイパス流路4側に大きく開く。
つまり、ここでは、質量流量センサ11、温度センサ12、湿度センサ13の出力Q、T1、H1を読み込み、これらから、未反応ガスがWRD1を流通することにより含有する水分量を特定し、これに応じてバルブ5の開度の初期値を決定する。このとき、WRD1の入口側の検出値を用いることにより位相差を抑制することができる。
上述したようにバルブ5の開度の初期値を設定したら、未反応ガス流路1aの出口側の湿度を検出してフィードバック制御する。ここでは、所定時間毎に図3に示すフローに従ってバルブ5の開度を調整する。
ステップS1において、質量流量センサ11の出力Qを読み込む。次に、ステップS2において、湿度センサ14の出力H2を読み込む。次に、ステップS3において、検出した湿度H2と目標湿度Htとを比較する。ここで、目標湿度Htは、反応ガスの質量流量Qに応じて図4に示すように設定される。
目標湿度Htは、CSA2において十分に発電を行い、かつ、フラッディングを避けることができる反応ガスの湿度とする。反応ガスの質量流量Qが大きくなるに従って、反応ガスの圧力が増大するので、同じ湿度であっても含有できる水分量が低減する。そこで、図4に示すように、反応ガスの質量が大きくなるに従って、目標湿度Htも大きくなるように設定する。これは、予め実験や計算等により求めておき、目標湿度Htとして図4に示すようなマップとして記憶しておく。なお、図4に示すマップは、未反応ガスの温度T1毎に設定しておき、バルブ5の開度初期値を設定した際の温度T1に応じて選択する。
ステップS3において、目標湿度Htと検出した湿度H2との湿度差ΔH(=Ht(Q)−H2)を求め、これが−ε以上、ε以下の所定許容範囲内に入るか否かを判断する。所定許容範囲を示すεは、CSA2において効率のよい発電を維持できる許容範囲を示す値であり、予め実験等により設定しておく。所定許容範囲内に入る場合には、適切な加湿が行われていると判断することができ、本フローを終了する。一方、所定許容範囲外の場合には、適切な加湿が行われていないと判断して、ステップS4に進む。
ステップS4においては、湿度差ΔHが0より小さいか否かを判断する。湿度差ΔHが0より小さい場合には、目標湿度Htに対して実際の湿度H2が高すぎる、つまりフラッディングが生じる可能性があると判断することができる。そこで、ステップS5に進み、バルブ5の開度をバイパス流路4側に大きくする。これにより、加湿される未反応ガスの流量割合を低減できるので、CSA2に供給される未反応ガスの含有する水分量を抑制することができる。一方、湿度差ΔHが0以上の場合には、目標湿度Htに対して実際の湿度H2が低すぎる、つまり加湿不足を生じる可能性があると判断することができる。そこで、ステップS6に進み、バルブ5の開度をWRD1側に大きくする。これにより、加湿される未反応ガスの流量割合を増大できるので、CSA2に供給される反応ガスの含有する水分量を増大することができる。なお、ステップS5、S6でバルブ5の開度を変化させる際には、予め設定した開度を変化させてもよいし、湿度差ΔHに応じて変化させる開度を設定してもよい。このようにバルブ5の開度を調整したら、本フローを終了し、所定時間毎に繰り返す。
なお、本実施形態では、未反応ガスの温度T1と湿度H1をモニタし、温度T1、湿度H1の少なくとも一方に変化があったら、バルブ5の開度初期値を設定し、その後、出口湿度H2を用いてフィードバック制御する。例えば、CSA2に供給される未反応ガスの含有水分量の変化に対する許容範囲と、入口温度T1、入口湿度H1の変化に対する未反応ガスの含有水分量の変化量と、を求めることにより、予め入口温度T1および入口湿度H1の変化の許容範囲を設定しておく。検出された入口温度T1または入口湿度H1の変化がこの許容範囲より大きいと判断されたら、バルブ5の開度初期値を再設定する。なお、質量流量Qの変化については、フィードバック制御により調整しているが、この限りではない。例えば、変化率が小さい場合にはフィードバック制御により調整し、変化率が大きい場合には、バルブ5の初期値を再設定するように制御してもよい。
次に、ヒータ6の制御方法について説明する。ここでは、図5のフローチャートに従ってヒータ6の運転を制御する。なお、この制御はバルブ5の開度とパラレルに行ってもよいし、バルブ5の開度制御が行われていないときに行ってもよい。さらには、図3、図5のフローを組み合わせてシリーズに行ってもよい。所定時間毎に図5のフローを実行することで、ヒータ6の制御を行う。
ステップS11において、ヒータ6がONであるか否かを判断する。ヒータ6がONの場合には、ステップS12に進み、図示しないタイマーのカウント値を加算する。ステップS13において、タイマー値が所定値以上であるか否かを判断する。所定値より小さい場合には、本フローを終了してヒータ6を用いた既反応ガスの加温を継続する。一方、タイマー値が所定値以上の場合には、ステップS14においてヒータ6をOFFにして本フローを終了する。
ステップS11において、ヒータ6がOFFであると判断された場合には、ステップS15に進み、湿度センサ13、14の出力H1、H2および温度センサ12の出力T1を読み込む。また、湿度センサ15、17の出力H3、H4および温度センサ16の出力T4を読み込む。さらに、質量流量センサ11の出力Qを読み込む。
ステップS16において、質量流量Q、温度T1、湿度H1から、未反応ガス流路1aに供給される以前の反応ガスの含有する水分量Qw1を求める。質量流量Q、温度T1、湿度H2から、未反応ガス流路1aから排出された反応ガスの有する水分量Qw2を求める。質量流量Q、温度T4、湿度H3から、既反応ガス流路1bに供給される以前の既反応ガスの有する水分量Qw3を求める。質量流量Q、温度T4、湿度H4から、既反応ガス流路1bから排出された既反応ガスの有する水分量Qw4を求める。なお、WRD1の入口側と出口側との温度差が大きい場合には、未反応ガス流路1a出口部分および既反応ガス流路1b入口部分にも温度センサを備え、この出力を用いて水分量Qw2、Qw3を算出するのが好ましい。
次に、ステップS17において、水分量Qw3、Qw4の差ΔQw34(=Qw3−Qw4)と、水分量Qw1、Qw2の差ΔQw21(=Qw2−Qw1)とを比較する。ここで、水分量差ΔQw34は、既反応ガスがWRD1を流通する際に失った水分量を示し、水分量差ΔQw21は、未反応ガスがWRD1を流通する際に受け取った水分量を示す。水分量差ΔQw34がΔQw21より大きい場合には、既反応ガスが既反応ガス流路1b内を流通する際に温度が飽和温度より低下したことにより凝縮水が生じ、水透過性能が低下している可能性があると判断できる。そこで、ステップS18に進み、ヒータ6をONにして、既反応ガス流路1b内でフラッディングが生じるのを防ぐ。ステップS19において、図示しないタイマーのカウントを開始し、本フローを終了する。このような制御を所定時間毎に繰り返し行うことにより、既反応ガス流路1b内のフラッディングを避け、水透過性能を維持することができる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
反応ガスを用いて発電反応を生じるCSA2と、CSA2に供給される以前の未反応ガスと、CSA2から排出された既反応ガスとの間で水分の移動を行うWRD1を備える。また、未反応ガスの質量流量Qを検出する質量流量センサ11と、WRD1を流通する以前の未反応ガスの温度を検出する温度センサ12と、WRD1を流通する以前の未反応ガスの湿度を検出する湿度センサ13を備える。さらに、WRD1の未反応ガスの迂回路であるバイパス流路4と、バイパス流路4を流通する未反応ガスの流量割合を、未反応ガスの質量流量Qと、入口温度T1と、入口湿度H1に基づいて調整するバルブ5を備える。これにより、未反応ガスがWRD1を流通することにより含有する水分量に応じて、WRD1に流通させる未反応ガスの割合を設定することができる。その結果、未反応ガスに適切な水分量を含有させることができるので、CSA2における加湿の過不足を抑制することができる。このとき、WRD1の入口側の湿度H1、温度T1、質量流量Qから、含有される水分量を特定するので、位相差を抑制することができる。
また、WRD1を流通した未反応ガスの湿度H2を検出する温度センサ14を備え、バルブ5での未反応ガスの流量割合を、未反応ガスの出口湿度H2が目標湿度Htとなるようにフィードバック制御する。これにより、SCA2に供給される未反応ガスの湿度を、さらに適切に制御することができ、CSA2における加湿の過不足を抑制することができる。
目標湿度Htを、未反応ガスの質量流量Qに応じて設定する。これにより、CSA2に供給される未反応ガスの質量流量Qの変化が多く生じる、例えば移動体等に燃料電池システムに適用した場合にも、適切な加湿を行うことができる。
また、CSA2と、WRD1の既反応ガス入口と、の間に、既反応ガスを選択的に加熱するヒータ6を備える。これにより、WRD1内で既反応ガス内の水分の凝縮が生じることにより、水透過機能が低下するのを抑制することができる。
次に、第2の実施形態について説明する。水回収システムの概略構成を図6に示す。以下、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
未反応ガス流路1aの入口側に加熱手段としてヒータ21を備える。ここでは、ヒータ21を、バイパス流路4の分岐部より上流側に配置する。温度センサ12、湿度センサ13は、ヒータ21を流通する以前の未反応ガスの温度、湿度を検出する。また、未反応ガス流路1aとCSA2との間に加熱手段としてヒータ22を備える。ここでは、ヒータ22を、バイパス流路4の合流部より下流側に配置する。湿度センサ14は、バイパス流路4の合流部で合流され、ヒータ22を流通する以前の未反応ガスの湿度を検出する。
また、バイパス流路4の合流部より下流側に、未反応ガス流路1aの圧力を調整する圧力調整バルブ23を備える。ここでは、圧力調整バルブ23をヒータ22の上流側に配置する。また、未反応ガス流路1a内の圧力を検出する圧力センサ24を備える。ここでは、圧力センサ24を、バイパス流路4の合流部と圧力調整バルブ23との間に配置する。さらに、未反応ガスのWRD1の出口側における温度T2を検出する温度センサ25を備える。ここでは、温度センサ25をバイパス流路4の合流部と圧力調整バルブ23との間に配置する。
次に、本実施形態の制御方法について説明する。バルブ5の開度制御のフローチャートを図7に示す。なお、バルブ5の開度初期値は、第1の実施形態と同様に入口温度T1、入口湿度H1、質量流量Qに応じて設定する。
ステップS21〜S26で、ステップS1〜S6と同様にバルブ5の開度を調整する。ステップS26において、バルブ5のWRD1側の開度を増大したら、ステップS27において、バルブ5がWRD1側に全開であるか否かを判断する。WRD1側に全開であると判断されたら、本フローを終了して、加湿機能を向上させる制御に移行する。一方、WRD1側に全開でないと判断された場合には、所定時間後に本フローを繰り返す。
次に、加湿機能を向上時の制御について説明する。ここでは、ヒータ21および圧力制御バルブ23を用いて、未反応ガス流路1aにおける加湿機能を向上させる。
導入される未反応ガスの温度T1が低い場合、全ての未反応ガスをWRD1側に流通させても、WRD1内で必要な水分を含有せずに排出される可能性がある。そこで、本実施形態では、ヒータ21を用いてWRD1に供給される未反応ガスを加熱する。ここでは、出口温度T2を、所定温度、例えば、飽和状態の未反応ガスの含有水分量がCSA2で必要とされる水分量となる温度以上に制御することにより、未反応ガスが飽和状態となることで加湿不足が生じるのを抑制する。また、圧力制御バルブ23を閉方向に調整することで、未反応ガスの未反応ガス流路1a内の滞留時間を増大する。これにより、滞留時間の不足により、未反応ガスがWRD1から低い湿度状態で排出されるのを抑制する。
まず、ヒータ21の初期値の設定方法について説明する。
加湿機能の向上が指示されたら、まず、加熱レベルLHの初期値を設定する。ここでは、図8に示すような制御マップを質量流量Q毎に予め記憶しておき、WRD1から排出された未反応ガスの出口温度T2、出口湿度H2を検出することにより加熱レベルLHを設定する。図8に示すように、未反応ガスの出口温度T2が低い場合に、ヒータ21をONにする。ここではヒータ21として、加温の程度を段階的に切り替え可能なヒータを用い、温度T2が低いほど加温の程度を強く、つまり加熱レベルLHの初期値を高く設定する。その後フィードバック制御により温度調整を行う。なお、ヒータ21の加熱レベルLHは、出口温度T2のみに応じて設定してもよい。
次に、圧力制御バルブ23の開度の初期値の設定方法を説明する。
ここでは、図8に示すような制御マップを質量流量Q毎に予め記憶しておき、WRD1から排出された未反応ガスの出口温度T2、出口湿度H2を検出することにより圧力レベルLPを設定する。ここで、図8に示すマップは質量流量Q毎に設定されており、圧力レベルLPは圧力制御バルブ23の開度に相当する。図8に示すように、未反応ガスの出口湿度H2が低い場合に、圧力レベルLPを大きく設定する、つまり、圧力制御バルブ23を閉方向に設定する。その後フィードバック制御により温度調整を行う。なお、圧力レベルLPは、出口湿度H2のみに応じて設定してもよい。
次に、この加湿機能の向上時におけるフィードバック制御について、図9に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS31において、質量流量Qを検出する。ステップS32において、出口温度T2、出口湿度H2を検出する。次に、ステップS33において、目標温度Ttと出口温度T2との比較を行う。ここで目標温度Ttは、飽和状態の未反応ガスの含有水分量がCSA2で必要とされる水分量となる温度以上の温度とする。目標温度Ttは、未反応ガスの質量流量Qに応じて予め設定しておく。目標温度Tt(Q)と出口温度T2の差ΔT(=Tt(Q)−T2)が、−ε1以上、ε1以下の所定許容範囲内であるか否かを判断する。許容範囲内であれば、加熱レベルLHを維持してステップS37に進む。
一方、温度差ΔTが許容範囲内でなかったら、ステップS34に進み、温度差ΔTが0より小さいか否かを判断する。0より小さい場合は出口温度T2が高すぎるということなので、ステップS35においてヒータ21の加熱レベルLHを低減する。ただし、加熱レベルLHが0、つまりヒータ21がOFFの場合には、この状態を維持する。一方、温度差ΔTが0より大きい場合には、出口温度T2が低すぎるということなので、ステップS36において加熱レベルLHを増大する。
次に、ステップS37において、目標圧力Ptと出口圧力P2との比較を行う。ここで、目標圧力Ptは、未反応ガスの質量流量Qに応じて設定される。つまり、目標圧力Ptは、未反応ガスの未反応ガス流路1a内の滞留時間が、加湿を行うのに十分な時間となる圧力とし、予め実験等により求めておく。目標圧力Pt(Q)と出口圧力P2の圧力差ΔP(=Pt(Q)−P2)が、−ε2以上、ε2以下の所定許容範囲内であるか否かを判断する。許容範囲内であれば、バルブ23の開度を維持してステップS41に進む。
一方、圧力差ΔPが許容範囲内でなかったら、ステップS38に進み、圧力差ΔPが0より小さいか否かを判断する。0より小さい場合は、すなわち、出口圧力P2が大きすぎるということなので、コンプレッサ3に過剰の負荷が要求されていると判断することができる。そこで、ステップS39において圧力レベルLPを低減する。つまり、圧力制御バルブ23の開度を増大する。一方、圧力差ΔPが0より大きい場合には、出口圧力P2が小さすぎるということなので、十分な加湿が行われていない可能性がある。そこで、ステップS40において、圧力レベルLPを増大する。つまり、圧力制御バルブ23の開度を低減して、未反応ガス流路1a内の圧力を増大し、滞留時間を増大する。
次に、ステップS41において、加熱レベルLHが0であり、かつ、圧力レベルLPが0、つまりバルブ23の開度が全開であるか否かを判断する。ここで、加熱レベルLHが0であり、かつ、圧力レベルLPが0の場合には、加湿機能を向上する必要がないと判断することができるので、前述した図7のバルブ5の開度制御に移行する。一方、加熱レベルLHが0ではない、または、圧力レベルLPが0ではない場合には、加湿機能を向上する必要があると判断して、本フローを所定時間毎に繰り返す。
なお、圧力制御バルブ23により圧力を増大する際には、圧力制御バルブ23の下流側の圧力低下により、温度低下が生じて凝縮水が生じる可能性がある。そこで、圧力センサ24の出力と、CSA2内との圧力差に応じて、凝縮水が生じる可能性があると判断される場合には圧力制御バルブ23の下流に配置したヒータ22をONとする。
次に、本実施形態の効果について説明する。以下、第1の実施形態とは異なる効果のみを説明する。
WRD1を流通した未反応ガスの湿度H2を検出する湿度センサ14と、WRD1内の未反応ガスの圧力を調整する圧力制御バルブ23を備え、WRD1内の未反応ガスの圧力を、湿度センサ14の出力に応じて制御する。これにより、WRD1内での未反応ガスの滞留時間が十分ではなく、低湿度状態でWRD1から未反応ガスが排出されるのを抑制することができる。
WRD1の未反応ガス出口と、CSA2の間に、未反応ガスを選択的に加熱するヒータ22を備える。これにより、WRD1に供給される未反応ガスが、WRD1内で飽和状態となり、必要水分量を含有できないことにより加湿不足が生じるのを防ぐことができる。
また、WRD1に供給される以前の未反応ガスを加熱するヒータ21と、WRD1から排出された未反応ガスの温度を検出する温度センサ25を備える。WRD1に供給される未反応ガスの温度を、温度センサ25の出力に応じて制御する。これにより、WRD1内で未反応ガスが飽和状態になることにより生じる加湿不足を抑制することができる。
次に、第3の実施形態について説明する。以下、第2の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
ここでは、圧力制御バルブ23の初期値を、図10に示すマップに応じて設定する。質量流量Qが大きい場合には、未反応ガスのWRD1内の滞留時間が短くなるので、十分に加湿されないまま排出される可能性がある。そこで、予め実験等により図10に示すマップを記憶しておき、質量流量Qが大きい場合には、圧力制御バルブ23の開度を低減することにより、圧力を増大する。また、出口湿度H2が低いほど、圧力上昇を開始させる負荷の値を小さく、かつ、圧力レベルLPを高く設定する。
次に、本実施形態の効果について説明する。以下、第2の実施形態とは異なる効果のみを説明する。
WRD1内の未反応ガスの圧力を調整する圧力制御バルブ23を備え、WRD1内の未反応ガスの圧力を、未反応ガスの質量流量Qに応じて制御する。これにより、通常の使用条件においては圧力上昇を行わず、高負荷に限り圧力上昇による加湿機能の向上を図ることにより、通常運転時の燃費の悪化防止とWRD1の小型化の両立が可能となる。
なお、本実施形態においては、質量流量Qを直接検出しているが、この限りではない。例えば、諸条件より設定されたCSA2の負荷に応じて質量流量Qを設定する場合等には、CSA2の負荷値を用いてもよい。
このように、本発明は、上記発明を実施するための最良の形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想の範囲内で様々な変更を為し得ることは言うまでもない。
本発明は、固体高分子型燃料電池を備え、燃料電池外部の加湿手段により未反応ガスを加湿する燃料電池システムに適用することができる。特に、未反応ガスと既反応ガスとの間で水分の移動を行うことにより未反応ガスの加湿を行うWRDを備えた燃料電池システムに適用することができる。
第1の実施形態に用いる水回収システムの概略構成図である。 第1の実施形態におけるバルブ開度初期値の制御マップである。 第1の実施形態におけるバルブ制御時のフィードバック制御のフローチャートである。 第1の実施形態における質量流量に対する目標湿度を示す図である。 第1の実施形態におけるヒータ制御のフローチャートである。 第2の実施形態に用いる水回収システムの概略構成図である。 第2の実施形態におけるバルブ制御時のフィードバック制御のフローチャートである。 第2の実施形態におけるヒータおよび圧力制御バルブの制御マップである。 第2の実施形態における加湿増大時のフィードバック制御のフローチャートである。 第3の実施形態における圧力制御バルブの制御マップである。
符号の説明
1 WRD(水回収装置)
2 CSA(燃料電池)
4 バイパス流路
5 バルブ(流量割合調整手段)
6 ヒータ(第二の加熱手段)
11 質量流量センサ(質量流量検出手段)
12 温度センサ(入口温度検出手段)
13 湿度センサ(入口湿度検出手段)
14 湿度センサ(出口湿度検出手段)
21 ヒータ
22 ヒータ(第一の加熱手段)
23 圧力制御バルブ(圧力調整手段)

Claims (7)

  1. 反応ガスを用いて発電反応を生じる燃料電池と、
    前記燃料電池に供給される以前の未反応ガスと、前記燃料電池から排出された既反応ガスとの間で水分の移動を行う水回収装置と、
    未反応ガスの質量流量を検出する質量流量検出手段と、
    前記水回収装置を流通する以前の未反応ガスの温度を検出する入口温度検出手段と、
    前記水回収装置を流通する以前の未反応ガスの湿度を検出する入口湿度検出手段と、
    前記水回収装置の未反応ガスの迂回路であるバイパス流路と、
    前記バイパス流路を流通する未反応ガスの流量割合を未反応ガスの質量流量と、入口温度と、入口湿度に基づいて調整する流量割合調整手段と、を備え
    前記流量割合調整手段は、
    入口温度及び入口湿度が一定のとき、質量流量が大きいほど流量割合を大きくし、
    質量流量及び入口温度が一定のとき、入口湿度が高いほど流量割合を大きくし、
    質量流量及び入口湿度が一定のとき、入口温度が高いほど流量割合を大きくする、
    ことを特徴とする燃料電池の水回収システム。
  2. 前記水回収装置を流通した未反応ガスの湿度を検出する出口湿度検出手段を備え、
    前記流量割合調整手段での未反応ガスの流量割合を、未反応ガスの出口湿度が目標湿度となるようにフィードバック制御する請求項1に記載の燃料電池の水回収システム。
  3. 前記目標湿度を、未反応ガスの質量流量が大きくなるに従って大きくなるように設定する請求項2に記載の燃料電池の水回収システム。
  4. 前記水回収装置を流通した未反応ガスの湿度を検出する出口湿度検出手段と、
    前記水回収装置内の未反応ガスの圧力を調整する圧力調整手段と、を備え、
    前記水回収装置内の未反応ガスの圧力を、出口湿度が低くなるに従って大きくなるように制御する請求項1に記載の燃料電池の水回収システム。
  5. 前記水回収装置内の未反応ガスの圧力を調整する圧力調整手段を備え、
    前記水回収装置内の未反応ガスの圧力を、未反応ガスの質量流量が大きくなるに従って大きくなるように制御する請求項1に記載の燃料電池の水回収システム。
  6. 前記水回収装置の未反応ガス出口と、前記燃料電池の間に、未反応ガスを選択的に加熱する第一の加熱手段を備える請求項1に記載の燃料電池の水回収システム。
  7. 前記燃料電池と、前記水回収装置の既反応ガス入口との間に、既反応ガスを選択的に加熱する第二の加熱手段を備える請求項1に記載の燃料電池の水回収システム。
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