JP4370195B2 - 現像装置と該現像装置を有する画像形成装置 - Google Patents

現像装置と該現像装置を有する画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置に用いられる現像装置と該現像装置を有する画像形成装置に係り、特に、1成分現像剤を使用し、現像ローラや供給ローラを配した現像部と、該現像部にトナーを供給するトナー収納部との間に隔壁が設けられている現像装置と、該現像装置を有する画像形成装置に関するものである。
電子写真方式を利用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置において使用される現像装置は、現像剤にトナーとキャリアとを使用した2成分現像方式、キャリアを使用せずにトナーのみを使用した1成分現像方式のものが知られている。
1成分現像方式の現像装置においては、装置本体内に収容されたトナーを供給ローラにより現像ローラ表面に送り込み、この現像ローラに規制部材を圧接させてトナー量を規制すると共に摩擦帯電させ、現像ローラを回転させてトナーを像担持体と対面する現像領域に導いて像担持体上に形成された静電潜像を現像し、現像ローラ表面に残ったトナーは供給ローラによって現像ローラ表面から離脱させると共に新たなトナーを現像ローラに供給するようにしており、低コストな現像装置を提供するには有利なシステムである。
しかしながら、現像ローラ表面に規制部材を圧接させて現像ローラによって搬送されるトナー量を規制するようにした場合、粒径の大きなトナーが現像ローラから離脱されて粒径の小さなトナーが先に現像に使用されるようになり、また現像後の現像ローラ上に残っているトナーを離脱させる場合においても、粒径の大きなトナーが現像ローラから離脱されるようになり、次第に現像装置内に粒径の大きなトナーの割合が増加し、形成される画像の画質が低下するという問題があった。
そのため、現像装置における供給ローラや現像ローラを配した現像部とトナー収納部との間に隔壁を設けて分離したり、現像部とトナーを収容したトナーコンテナを分離し、隔壁や現像部とトナーコンテナとが接する位置に開口部を設け、現像ローラから離脱したトナーがトナー収納部やトナーコンテナに戻らないようにした現像装置が用いられている。
一方、カラー画像形成装置においては、このような1成分現像剤を用いたカラー画像形成装置で使用する色数分の現像装置を回転可能に構成した円筒状のロータリー型ラックに支持させ、それぞれの色に対応した現像部の現像ローラを、像担持体に順次対面させるようにしたロータリー型の現像装置が用いられるようになっている。
こういったロータリー型の現像装置において1成分現像方式を用いると、キャリアを代える必要がないので、感光体(像担持体)に対向して潜像を現像する現像ローラや、現像ローラにトナーを供給するための供給ローラや供給羽根、トナーを所定の荷電量にまで帯電させる規制ブレードなどの構成部材と、消耗品であるトナーを一体の現像カートリッジに収容し、トナーが無くなった場合は現像トナーカートリッジそのものを交換する手段が採られ、こういった方法によればメンテナンス性が良くなるという利点がある。
しかしながらこの方法では、現像器における現像ローラや、現像ローラにトナーを供給するための供給ローラや供給羽根、トナーを所定の荷電量にまで帯電させる規制ブレードなどの構成部材がまだ使える状態でもトナーがなくなれば交換せねばならず、ユーザーから見れば必要がないものまで交換することになって費用が嵩んでしまう。すなわち、ユーザーに対して余計な費用負担を強いることになり、さらには現像カートリッジの回収・廃棄・リサイクルにおいても余分な工数を発生させ、環境保護の観点からも必ずしも優れた方法であるとは言い難い。
また、ロータリー型現像装置においては、せっかく隔壁を設けたり現像部とトナーコンテナを分離しても、ロータリーラックが回転することによって現像部とトナー収納部の上下関係が変化してトナー供給過剰が起き、カブリが発生したり、現像部の粒径の大きなトナーがトナー収納部やトナーコンテナに戻されてしまい、隔壁を設けたり現像部とトナーコンテナを分離した効果がなくなって、粒径の小さなトナーだけが先に現像に使用されて粒径の大きなトナーが残り、次第に形成される画像の画質が低下するという問題が依然として存在した。
さらに現像時に、何らかの理由でトナー収納部やトナーコンテナから現像部内に新トナーが入ることで粉圧が大きく変わると、既に帯電したトナーと新しいトナーが混ざり、荷電不良が生じて画質が低下するという問題も生じる。
こういった問題に対処するため従来では、現像部に対してトナーを追加補給する追加補給タイブの現像装置が提案され、この追加補給タイブの1成分現像装置では、現像部内のトナー残量を検知し、その検知結果に基づいてトナー収容器から現像部とは独立して駆動する補給ローラ等を用いて現像部にトナーを補給するようにしている。
しかしながらこのような現像装置においては、多量に補給された補給トナーが現像部に直行した場合、カブリなどの画像不良を引き起こすため、現像部内でトナーを十分に撹拌させる撹拌手段が必要となる。ところがこのようにすると、現像部に撹拌スペースを確保する必要があり、装置の小型化が難しいとともに現像部だけでなく、トナー収納部にも撹拌手段を必要とするため複雑な構成となって、コスト的にも不利であった。
一方、無補給タイブの現像装置のなかには、例えば特許文献1に示されているように、現像装置をトナー収納部と現像部の2室に分割し、トナー収納部と現像部が分離可能ではないものの、トナー収納部から現像部へのトナー追加補給を簡易且つコンパクトな構成で達成できるよう、トナー収納部と現像部を隔てる壁に開口を設け、その開口に逆流防止弁を設けることで、補給トナーの現像部への直行や現像部からトナー収納部へのトナーの逆流を防止し、カブリや粒径選別による画質低下のない現像装置が提案されている。
特開2003−255687
しかしながら、この特許文献1に示された現像装置では、例えばトナー収納部だけを切り離してトナーコンテナのように構成し、交換可能にしようとすると、トナー収納部もしくは現像部のどちらかの開口がトナー収納部交換時には開放された状態になり、多量のトナーがコボレやすいという問題点があった。
そのため本発明においては、現像装置を現像部と交換可能なトナー収納部の2室に分割し、トナー収納部と現像部の間に設けた開口部からトナーを追加補給できるようにした現像装置において、トナー収納部の交換時に、現像部からトナーがこぼれにくい追加補給タイブの現像装置と該現像装置を有する画像形成装置を提供することが課題である。
上記課題を解決するため本発明になる現像装置は、
潜像を担持する像担持体と相対して該像担持体上の潜像を現像する現像ローラと、該現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを内蔵する現像部と、該現像部にトナーを供給するトナー収納部とからなり、該トナー収納部と前記現像部が接する位置に設けたトナー供給用開口に、前記現像部内に開口可能な逆流防止弁を有する画像形成装置における現像装置において、
前記逆流防止弁を前記開口部における、トナー収納部の現像部側外壁と現像部の前記供給ローラ側内壁に設けたことを特徴とする。
また、この現像装置を用いた画像形成装置は、
潜像を担持する像担持体上の潜像を現像する現像ローラ及び該現像ローラへトナーを運ぶ供給ローラとを有して回転可能に構成した円筒状のロータリー型ラックに固定され、該ロータリー型ラックの回転により、前記現像ローラが順次前記像担持体に対面する位置に運ばれる複数の現像部と、該各現像部に隣接されて前記ロータリー型ラックまたは前記現像部に着脱可能に支持されたトナー収納部とからなり、該トナー収納部と前記現像部が接する位置に設けたトナー供給用開口に、前記現像部内に開口可能な逆流防止弁を設けた現像装置を有する画像形成装置において、
前記逆流防止弁を前記開口部における、トナー収納部の現像部側外壁と現像部の前記供給ローラ側内壁に設けたことを特徴とする。
そして、前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁が、接して開閉することを特徴とする。
また、前記トナー収納部側開口は、前記逆流防止弁を取付けた時、逆流防止弁における現像部側面が、前記現像部側開口における逆流防止弁固定面と略同一面となるよう形成され、現像部側開口は、少なくとも逆流防止弁における固定端側と自由端側が前記トナー収納部側開口より大きく形成されていることを特徴とする。
さらに、前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁は、自由端側が前記供給ローラの回転方向下流側であることを特徴とする。
そして、前記トナー収納部と現像部における開口は、該開口に設けた前記逆流防止弁の自由端側となる側が前記供給ローラ側に近接するよう傾斜を有して設けられていることを特徴とする。
このように、現像部と該現像部にトナーを供給するトナー収納部とからなり、トナー収納部と現像部が接する位置に設けたトナー供給用開口に、現像部内に開口可能な逆流防止弁を有する現像装置において、前記逆流防止弁を前記開口部における、トナー収納部の現像部側外壁と現像部の前記供給ローラ側内壁に設けたことにより、トナー収納部を交換可能としても、トナー収納部側も現像部側も逆流防止弁が簡易的な蓋になるから、トナーが外部にこぼれて画像形成装置内部や記録媒体を汚すということが無くなり、また、逆流防止弁の存在によって現像部側からトナー収納部側にトナーが行くこともないから、従来の現像装置で問題となった補給トナーによるカブリの発生を現像部内に撹拌部材を設けることなく抑制でき、コンパクトな現像装置を提供することができる。
そして、前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁が、接して開閉するようにしたことにより、トナー収納部と現像部との間にトナーが入り込むことを防止でき、さらにトナーのこぼれを少なくした現像装置を提供することができる。
また、前記トナー収納部側開口は、前記逆流防止弁を取付けた時、逆流防止弁における現像部側面が、前記現像部側開口における逆流防止弁固定面と略同一面となるよう形成され、現像部側開口は、少なくとも逆流防止弁における固定端側と自由端側が前記トナー収納部側開口より大きく形成されていることにより、トナー収納部側逆流防止弁と現像部側逆流防止弁をより密着させることができると共に、逆流防止弁が閉じているときは、確実にトナー収納部から現像部へのトナー移動を防止できる。
さらに、前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁は、自由端側が前記供給ローラの回転方向下流側であることにより、トナー収納部側から現像部側へのトナー供給は、重力に逆らって行われ、トナーが供給過剰になることがない。
そして、前記トナー収納部と現像部における開口は、該開口に設けた前記逆流防止弁の自由端側となる側が前記供給ローラ側に近接するよう傾斜を有して設けられていることにより、トナー収納部を着脱できるようにした場合に着脱が容易に、確実におこなえるようになる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明になる現像装置の構成概略を示した図、図2は本発明になる現像装置における実施例1の逆流防止弁取付部の拡大図、図3は同じく本発明になる現像装置における実施例2の逆流防止弁取付部の拡大図、図4は本発明になる現像装置を用いた画像形成装置の一例として、現像装置をロータリー型とした画像形成装置の構成概略を示した断面図である。
図中同一構成要素には同一番号が付してあり、1は本発明になる現像装置を用いた画像形成装置の一例として、現像装置をロータリー型の現像装置2に組み込んだ画像形成装置、2はカラー画像形成に使用する例えばブラック(B)3、マゼンタ(M)3、シアン(C)3、イエロー(Y)3のトナー収納部3と、それぞれのトナー収納部3に対応してブラック(B)4、マゼンタ(M)4、シアン(C)4、イエロー(Y)4の現像部4とが設けられたロータリー型現像装置で、このロータリー型現像装置2は、それぞれの色の現像部4を、順次感光体(像担持体)5に対向した現像位置となるよう回転させて、感光体(像担持体)5上の潜像を現像する。6は帯電装置、7は例えばレーザなどを用いた露光装置、8はクリーニング装置、9は中間転写ベルト、10は一次転写ローラ、11は二次転写ローラ、12は記録媒体搬送路、13は定着装置、14は排出部、15は中間転写ベルト9のクリーニング装置、16は記録媒体、30はトナー収納部側開口、31はこのトナー収納部側開口30に設けた逆流防止弁、32はトナー収納部3内のトナーを撹拌する撹拌部材、33は逆流防止弁31を取り付けるために開口部30に設けたリブ、34はトナー収納部3における開口30の逆流防止弁31の自由端側隔壁、35は同じく実施例2における逆流防止弁31の固定端側隔壁、36は同じく実施例2における逆流防止弁31の自由端側隔壁、40は現像部4を構成してトナーを担持する現像ローラ、41は現像ローラ40にトナーを供給するウレタンスポンジなどで構成した供給ローラ、42は現像ローラ40上のトナー層厚を規制すると共にトナーを帯電させる規制ブレード、43はシール部材44を現像ローラ40側に押しつけるための押圧部材でウレタンスポンジなどを用いる。45は現像部4側の逆流防止弁、46は現像部4における開口30の逆流防止弁45の固定端側隔壁、47は現像部4側における開口30の逆流防止弁45の自由端側隔壁、48は同じく実施例2における逆流防止弁45の固定端側隔壁、49は同じく実施例2における逆流防止弁45の自由端側隔壁である。
最初に図4を用い、本発明になる現像装置を組み込んだロータリー型現像装置2を有する画像形成装置1について簡単に説明する。なお、以下の説明では、本発明の現像装置をロータリー型現像装置2に組み込んだ場合を例に説明するが、本発明はこういったロータリー型現像装置に組み込んだ場合だけでなく、単色の画像形成装置に用いる単一の現像装置としても適用できることはあきらかである。
この図4に示した画像形成装置におけるロータリー型現像装置2は、図2または図3に示した実施例1、実施例2のような逆流防止弁31、45を有する図1に示した現像装置における現像部4とトナー収納部3とを、円筒状のラックに例えばブラック(B)4、マゼンタ(M)4、シアン(C)4、イエロー(Y)4の現像部4として固定し、その各現像部4、4、4、4に隣接させて、ブラック(B)3、マゼンタ(M)3、シアン(C)3、イエロー(Y)3のトナー収納部3が、円筒状ラックまたは各現像部4、4、4、4に、図示していない位置決め部材および結合部材によって着脱可能に支持されている。
そして待機状態においては、ロータリー型現像装置2における例えばブラック(B)用現像部4が感光体(像担持体)5に対向した現像位置となるようにされている。そして、図示していない制御装置に画像データが送られてくると、その画像データはブラック(B)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の各色のデータに分解され、一方感光体(像担持体)5が帯電装置6で均一に帯電される。
そして最初にブラック(B)のデータが露光装置7に与えられて感光体(像担持体)5が露光され、潜像が形成されるとそれが現像部4で現像されてトナー画像となり、そのトナー画像が一次転写バイアスを与えられた一次転写ローラ10によって中間転写ベルト9に転写される。トナー画像が中間転写ベルト9に転写された後に感光体(像担持体)5に残った残トナーは、クリーニング装置8でクリーニングされ、次の画像形成が行われる。なお、中間転写ベルト9に接する二次転写ローラ11とクリーニング装置15は、全ての色のトナー画像が中間転写ベルト9に重ね合わせて転写されるまで、この中間転写ベルト9から離間させられている。
こうしてブラック(B)のトナー画像の形成が済むとロータリー型現像装置2が回転し、次のマゼンタ(M)の現像部4が感光体(像担持体)5に対向した現像位置とされ、先に分解されたマゼンタ(M)の画像データが露光装置7に与えられて露光が行われる。そして感光体(像担持体)5上に潜像が形成されてそれが現像部4で現像されてトナー画像となり、中間転写ベルト9上に転写されているブラック(B)のトナー画像の上に重ね合わせて転写される。
そして同様の動作がシアン(C)、イエロー(Y)の画像データで繰り返され、全ての色のトナー画像が中間転写ベルト9に転写されてフルカラートナー画像とされると、先に中間転写ベルト9から離間されていた2次転写ローラ11とクリーニング装置15が中間転写ベルト9に接触させられ、記録媒体16が記録媒体搬送路12を通って二次転写ローラ11の位置する二次転写位置に送り込まれて、フルカラートナー画像が記録媒体16に転写される。
こうしてフルカラートナー画像が転写された記録媒体16は、さらに定着装置13に送られて熱と圧力で定着され、排出部14に排出される。そして中間転写ベルト9上に残った残トナーは、クリーニング装置15によってクリーニングされ、次の画像形成に備えられる。
本発明になる現像装置は、図1に構成概略を示したように、現像部4には一例として、JIS−A硬度45度、抵抗値を1E+6Ω、表面粗さRa(算術平均高さ JIS B 0601−2001)1.0μmの弾性ローラで構成された現像ローラ40、抵抗値1E+8Ωのウレタンスポンジローラなどを用いて現像ローラ40との接触ニップが3mmになるようにし、1成分トナーを現像ローラ40に供給する供給ローラ41、0.1mm程度のSUS箔を規制圧25N/m程度に設定して現像ローラ40上のトナー層厚を規制すると共にトナーを荷電させる金属製の規制ブレード42、トナーが外部に漏れないように、例えば導電性の高分子量PEフィルムを用いて均一に現像ローラ40に接触するようウレタンスポンジなどの押圧部材43でバックアップし、現像ローラ40に圧接されているシール部材44などを有し、規制ブレード42によって現像ローラ40上のトナー量が所定量に均され、感光体(像担持体)5に近接する位置で、バイアス電位により潜像にトナーを付着させるようになっている。なお、ここに示したそれぞれの部材についての数値は全て一例であり、本発明は、この数値に限定されないことはあきらかであり、またそれぞれの部材の材料も、ここに示したものだけに限定されないこともあきらかである。
トナー収納部3には、回転軸にPETフィルムなどを貼り付けた撹拌部材32が設けられ、現像部4との隔壁には、トナーをトナー収納部3から現像部4へ移動させるための開口30が、供給ローラ41における回転方向下流側に行くに従って供給ローラ41に近接するような傾斜で設けられている。また、トナー収納部3におけるこの開口30の現像部側外壁に、図2、図3に拡大図を示したように、下側をリブ33、または固定端側隔壁35に固定し、自由端側が供給ローラ41の回転方向下流側となるよう、図上、上側を自由端とした、例えば50μmのPETフィルムを使用した逆流防止弁31が設けられている。
一方、現像部4の開口にもその内壁側に、例えば50μmのPETフィルムを使用した逆流防止弁45が、トナー収納部3の逆流防止弁31と間隔を置くかまたは接するよう、図上、下側を隔壁46、または固定端側隔壁48に固定され、上側を自由端として設けられている。図3におけるリブ33は、固定した逆流防止弁31と撹拌部材32が直接当たらないようにするためと、現像部4とは別体となるトナー収納部3を着脱する際に着脱し易くするために設けたものである。
図2は本発明になる現像装置における逆流防止弁取付部の実施例1の拡大図であり、この実施例1では、トナー収納部3と現像部4の逆流防止弁31と逆流防止弁45とは、開口30のトナー収容部3における現像部4側隔壁35、48に固定端を、隔壁36、49側に自由端が来るように取り付けられている。
そのため、撹拌部材32の回転によってトナー収納部3内のトナーが開口30に送られると、その粉圧でまず逆流防止弁31が現像部4側に開こうとし、その力で逆流防止弁45が押されて開く。このとき、トナー収納部3側逆流防止弁31が現像部4側逆流防止弁45に乗り上げて開くため、逆流防止弁31と逆流防止弁45の間に落ちるトナーは少量にとどまる。
そして、トナー収納部3が交換可能なトナーコンテナなどで構成されている場合、トナー収納部3にトナーが無くなって取り外すときは、この逆流防止弁31、45が簡易的な蓋の役目をするから、トナーが外にこぼれて画像形成装置内部や記録媒体を汚すということが無くなり、また、従来の現像装置で問題となった補給トナーによるカブリの発生を、現像部内に撹拌部材を設けることなく抑制でき、コンパクトな現像装置を提供することができる
なお、この図2に示した実施例1では、逆流防止弁31、45がお互い間隔を置いて取り付けられていたが、両者が接するように取り付けられていても同様である。その場合を実施例2として示したのが図3であり、この実施例2では、トナー収納部3側の開口は、逆流防止弁31を取付けた時、逆流防止弁31における現像部4側の面が、現像部4側の開口における逆流防止弁45を固定する面と略同一面となるようリブ33が形成され、現像部4側の開口は、少なくとも逆流防止弁45における固定端側と自由端側がトナー収納部3側の開口より大きく形成されている。そのため、トナー収納部側逆流防止弁31と現像部側逆流防止弁45をより密着させることができると共に、逆流防止弁が閉じているときは、確実にトナー収納部から現像部へのトナー移動を防止できる。
このようにすることにより、撹拌部材32の回転によってトナー収納部3内のトナーが開口30に送られると、その粉圧で逆流防止弁31、45が現像部4側に一緒に開き、トナーが現像部4に供給される。一方、トナー収納部3が交換可能なトナーコンテナなどで構成されている場合、トナー収納部3にトナーが無くなって取り外すときは、この逆流防止弁31、45が簡易的な蓋の役目をするから、トナーが外にこぼれて画像形成装置内部や記録媒体を汚すということが無くなり、また、従来の現像装置で問題となった補給トナーによるカブリの発生を、現像部内に撹拌部材を設けることなく抑制でき、コンパクトな現像装置を提供することができる。
このように、現像部4とトナー収納部3とが接する位置に設けたトナー供給用開口30に、現像部4内に開口可能な逆流防止弁31、45をトナー収納部3の現像部4側外壁と現像部4の供給ローラ41側内壁に設けたことにより、トナー収納部3を交換可能としても、トナー収納部3側も現像部4側も逆流防止弁31、45が簡易的な蓋になるから、トナーが外部にこぼれて画像形成装置内部や記録媒体を汚すということが無くなり、また、逆流防止弁31、45の存在によって現像部4側からトナー収納部3側にトナーが行くこともないから、従来の現像装置で問題となった補給トナーによるカブリの発生を、現像部内に撹拌部材を設けることなく抑制でき、コンパクトな現像装置を提供することができる。
そして、前記トナー収納部3の外壁と現像部4の内壁に設けた逆流防止弁31、45が、接して開閉するようにしたことにより、トナー収納部3と現像部4との間にトナーが入り込むことを防止でき、さらに現像材のこぼれを少なくした現像装置を提供することができる。
また、前記トナー収納部3側の開口は、逆流防止弁31を取付けた時、逆流防止弁31における現像部4側の面が、現像部4側の開口における逆流防止弁45の固定面と略同一面となるよう形成し、現像部4側の開口は、少なくとも逆流防止弁31、45における固定端側と自由端側が前記トナー収納部3側の開口より大きく形成されていることにより、トナー収納部3側逆流防止弁31と現像部4側の逆流防止弁45をより密着させることができると共に、逆流防止弁31、45が閉じているときは、確実にトナー収納部から現像部へのトナー移動を防止できる。
さらに、前記トナー収納部3の外壁と現像部4の内壁に設けた逆流防止弁31、45は、自由端側が前記供給ローラ41の回転方向下流側であることにより、トナー収納部3側から現像部4側へのトナー供給は、重力に逆らって行われ、トナーが供給過剰になることがない。
そして、前記トナー収納部3と現像部4における開口30は、前記逆流防止弁31、45の自由端側となる側が前記供給ローラ41側に近接するよう傾斜を有して設けられていることにより、トナー収納部3を着脱できるようにした場合に着脱が容易に、確実におこなえるようになる。
本発明によれば、トナーが現像装置外部にこぼれて画像形成装置内部や記録媒体を汚すということが無くなり、また、従来の現像装置で問題となった補給トナーによるカブリの発生を、現像部内に撹拌部材を設けることなく抑制でき、コンパクトな現像装置を提供することができる。
本発明になる現像装置の構成概略を示した図である。 本発明になる現像装置における実施例1の逆流防止弁取付部の拡大図である。 本発明になる現像装置における実施例2の逆流防止弁取付部の拡大図である。 本発明になる現像装置を用いた画像形成装置の一例として、現像装置をロータリー型とした画像形成装置の構成概略を示した断面図である。
符号の説明
3 トナー収納部
4 現像部
30 開口
31 逆流防止弁
32 撹拌部材
33 リブ
34 自由端側隔壁
40 現像ローラ
41 供給ローラ
42 規制ブレード
43 押圧部材
44 シール部材
45 逆流防止弁
46 固定端側隔壁
47 自由端側隔壁

Claims (10)

  1. 潜像を担持する像担持体と相対して該像担持体上の潜像を現像する現像ローラと、該現像ローラにトナーを供給する供給ローラとを内蔵する現像部と、該現像部にトナーを供給するトナー収納部とからなり、該トナー収納部と前記現像部が接する位置に設けたトナー供給用開口に、前記現像部内に開口可能な逆流防止弁を有する画像形成装置における現像装置において、
    前記逆流防止弁を前記開口部における、トナー収納部の現像部側外壁と現像部の前記供給ローラ側内壁に設けたことを特徴とする画像形成装置における現像装置。
  2. 前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁が、接して開閉することを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における現像装置。
  3. 前記トナー収納部側開口は、前記逆流防止弁を取付けた時、逆流防止弁における現像部側面が、前記現像部側開口における逆流防止弁固定面と略同一面となるよう形成され、現像部側開口は、少なくとも逆流防止弁における固定端側と自由端側が前記トナー収納部側開口より大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における現像装置。
  4. 前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁は、自由端側が前記供給ローラの回転方向下流側であることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における現像装置。
  5. 前記トナー収納部と現像部における開口は、該開口に設けた前記逆流防止弁の自由端側となる側が前記供給ローラ側に近接するよう傾斜を有して設けられていることを特徴とする請求項1に記載した画像形成装置における現像装置。
  6. 潜像を担持する像担持体上の潜像を現像する現像ローラ及び該現像ローラへトナーを運ぶ供給ローラとを有して回転可能に構成した円筒状のロータリー型ラックに固定され、該ロータリー型ラックの回転により、前記現像ローラが順次前記像担持体に対面する位置に運ばれる複数の現像部と、該各現像部に隣接されて前記ロータリー型ラックまたは前記現像部に着脱可能に支持されたトナー収納部とからなり、該トナー収納部と前記現像部が接する位置に設けたトナー供給用開口に、前記現像部内に開口可能な逆流防止弁を設けた現像装置を有する画像形成装置において、
    前記逆流防止弁を前記開口部における、トナー収納部の現像部側外壁と現像部の前記供給ローラ側内壁に設けたことを特徴とする現像装置を有する画像形成装置。
  7. 前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁が、接して開閉することを特徴とする現像装置を有する請求項6に記載した画像形成装置。
  8. 前記トナー収納部側開口は、前記逆流防止弁を取付けた時、逆流防止弁における現像部側面が、前記現像部側開口における逆流防止弁固定面と略同一面となるよう形成され、現像部側開口は、少なくとも逆流防止弁における固定端側と自由端側が前記現像部側開口より大きく形成されていることを特徴とする現像装置を有する請求項6に記載した画像形成装置。
  9. 前記トナー収納部外壁と現像部内壁に設けた逆流防止弁は、自由端側が前記供給ローラの回転方向下流側であることを特徴とする現像装置を有する請求項6に記載した画像形成装置。
  10. 前記トナー収納部と現像部における開口は、該開口に設けた前記逆流防止弁の自由端側が前記供給ローラ側に近接するよう傾斜を有して設けられていることを特徴とする現像装置を有する請求項6に記載した画像形成装置。
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