JP4369993B1 - 節水コマ - Google Patents

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Abstract

水道蛇口などの水吐出管から吐出する水量を適切に抑制するとともに泡沫水を形成することができる節水コマを提供する。
水吐出管200から吐出する水量を抑制する節水コマ本体10に水吐出管200の口径より小さい口径の貫通孔11を備え、水吐出管の流出口210全面を覆って水流を絞る。拡散体20を外側から覆う第1の中空筒体30を設け、さらにその外周に第2の中空筒体40を設ける。節水コマ本体10の貫通孔11から下方に流出する水を拡散体20により外周方向に拡散し、当該拡散された水を第1の中空筒体30の内周壁で受け止め下方に導く。第1の中空筒体30の上部に吸気孔33があり、水流が拡散体20と第1の中空筒体30の間の流路71に流れ込むことにより第1の中空筒体30内部の気圧が下がり、吸気孔33を介して第1の中空筒体30と第2の中空筒体40の間に形成されている通気路72から空気が流れ込み、水流が空気と混合され、泡沫水が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、水道の蛇口(一般用水道蛇口のみならず、実験室用の水道蛇口等の特殊用途のものも含む)や、シャワーヘッド等の水吐出管に装着して、この水吐出管から吐出する水量を抑制するために使用する節水コマに関するものである。
従来から一般家庭や商業施設などにおいて節水が求められている。節水手段の一つとして、水道の蛇口等の水吐出菅に節水コマを装着する技術が知られている。従来技術における節水コマは、例えば、水道の蛇口等の水吐出菅の内部に円柱状の節水コマを内装して組み込み、その節水コマの存在により、水道の流量を強制的に絞り、蛇口の開栓量が大きい場合でも流水量を小さく抑えるものである。
例えば、従来の節水コマとしては、筒状の給水管にあわせて基本形状を円柱状とし、流入側の上面から流出側の下面まで貫通する貫通孔を開けた構造のものが一般的である。このような節水コマを取付けると、水の流出は吐出管の口径より小さい口径の貫通孔を経由するため、水の流出量が制御されて節水効果をあげるものである。貫通孔の本数は中央に1つ設けたものもあれば、2つまたは3つ程度を適度に配置したものもある。
例えば、特開平9−095985号公報に開示された節水コマでは、円柱状のコマ本体と、このコマ本体の水流入側端面から他方の水流出側端面に渡って形成された少なくとも3本の貫通孔とを有し、これらの貫通孔を、コマ本体の水流入側端面から水流出側端面に向けて相互の間隔が広がるように形成した構成となっている。また、コマ本体の水流入側の縁端には大径のフランジを一体形成しておき、水道蛇口等の内部に固定できるようになっており、3本の貫通孔はコマ本体の水流入側端面に形成され、貫通孔の流入口は同心円状に等角度間隔で配置し、貫通孔の流出口も同心円状に等角度間隔で位置する工夫などが開示されている。
また、水道水などでいわゆる泡沫水の生成が求められることがあるが、節水コマにより泡沫水が生成できるものが知られているが、従来技術のものは管内壁面に孔を設け、当該孔付近を流れる水流に巻き込まれる形で少量の空気が混入し、泡沫水が形成されるものであった。
特開平9−095985号公報 特開2000−104300号公報 実用新案登録第3114347号
従来技術における特開平9−095985号公報に示すような節水コマには以下に示す問題があった。従来の節水コマでは、水吐出管の口径より小さい口径の貫通孔を経由するために、水の流出径は確かに小さくなるところ、水吐出管にかかる水圧によって小さい径の貫通孔から流出する水流は勢い良くなり、使用に支障が生じる程に強くなってしまうという問題があった。つまり、小さい径の貫通孔から激しく強い水流となってしまい、手をかざすと痛いくらいの激しい水流となってしまうおそれがあった。これは、単に、水吐出管の口径より小さい口径の貫通孔を経由する構造であれば発生してしまう問題である。
一般家庭の水道蛇口であれば、手洗いなどには不向きなほど強くなってしまう場合があり、実験室の水道蛇口であれば、実験器材などを洗うにも不向きなほど強くなってしまう場合があった。
泡沫水生成については、実用新案登録第3114347号の技術は、管内を満たされて流れる水流の外周側の当該孔付近にて少量の空気が巻き込まれるのみで水流全体からみれば、外周側で少しの空気しか混合できず、包含空気量の少ない不十分な泡沫水が形成されるもののみであった。
上記問題点に鑑み、本発明の第1の目的は、水道蛇口などの水吐出管から吐出する水量を適切に抑制するとともに、流れ出す水流の勢いも適切な勢いに調整することができる節水コマを提供することである。
また、本発明の第2の目的は、節水コマ内部において適度に空気と混合し、水吐出管から吐出する水量を適切に抑制しつつ、包含空気量の多い泡沫水として水流を形成することができる節水コマを提供することである。
上記本発明の第1の目的を達成するため、本発明にかかる節水コマは、水道蛇口等の水吐出管に装着して前記水吐出管から吐出する水量を抑制するための節水コマにおいて、
水吐出管の口径より小さい口径の少なくとも一つの貫通孔を備え、前記水吐出管の流出口全面を覆い、流出側の水流断面積を流入側の水流断面積より絞ることにより節水効果を得る節水コマ本体と、
前記節水コマ本体の貫通孔から下方に流出する水を外周方向に拡散する拡散体と、
前記拡散体を外側から覆い、前記拡散体により前記外周方向に拡散された水をその内周壁で受け止め、当該水を前記内周壁に沿わせて下方に導く第1の中空筒体とを備えた節水コマである。
なお、拡散体が、前記節水コマ本体の下面から延設されて懸垂された状態で設けられ、前記節水コマ本体の貫通孔に対向する面において外周方向に行くほど高さが下がる傾斜面を持ち、前記傾斜面により前記貫通孔から噴射される水流を外周方向に拡散するものであることが好ましい。
また、前記第1の中空筒体が前記拡散体を外側から覆い、前記拡散体の外周壁と前記第1の中空筒体の内周壁との間の間隙を前記流路とし、前記拡散体により外周方向に拡散された水流を前記第1の中空筒体の内周壁で受け止め、当該水流を前記流路に導く構成であることが好ましい。
上記構成により、本発明の節水コマは、流出側の水流断面積を流入側の水流断面積より絞ることにより節水効果を得るとともに、拡散体により流出側の水流の勢いを適度に減じて第1の中空筒体の内周壁に沿わせて下方から流出させ、流れ出す水流の勢いも適切な勢いに調整することができる。
次に、本発明の第2の目的を達成するため、上記構成において、前記第1の中空筒体により前記節水コマ本体の下方に外気と通ずる空気室を形成し、前記節水コマ本体の貫通孔から前記水流が前記空気室内の空気中に噴射され、前記空気室を通って前記拡散体に導かれる構造とし、前記水吐出管から流れる水流に対して、前記節水コマ本体による水量の絞りと前記空気室内の空気中への噴射と、前記噴射された水流の前記拡散体による外周方向への拡散を経て、前記流路に、前記水流と、前記空気室内で前記水流に巻き込まれた空気とを混合状態で導き、節水された泡沫水を生成する節水コマとする。
なお、前記第1の中空筒体を外側から覆い、その内周壁と前記第1の中空筒体の外周壁との間に空隙を確保せしめる第2の中空筒体を備え、前記第1の中空筒体の壁面のうち前記拡散体がある高さよりも高い位置の壁面において吸気孔を設けた構造として、外気が前記第1の中空筒体外周壁と前記第2の筒体内周壁の間の前記空隙から上がり前記吸気孔を介して前記空気室へ通ずる通気路を形成し、前記空気室から前記流路への前記水流と前記空気の流れ込みによる前記空気室内の気圧の低下により、前記通気路から前記吸気孔を介して前記空気室に流れこむ空気流を作る構造とする。
上記構成により、本発明の節水コマは、節水コマ内部において水流に対してできるだけ多くの空気と混合し、水流をいわゆる泡沫水とすることができる。
ここで、節水コマ本体の貫通孔から下方に流出する水流は空気室の空気中に噴射し、第1の中空筒体内では内周壁には触れないように中央寄りを通り、当該空気室の空気を巻きこみながら拡散体で外周方向に拡散されたのち流路に流れ込むので、少ない水流でできるだけ多くの空気を巻きこんで効率よく混合されるので品質の良い泡沫水が得られる。
また、第1の中空筒体の内周壁上方に設けられている吸気孔とは間隔が空いた構造となっており、当該水流が吸気孔から外気へ逆流して直接噴き出すおそれがないという効果が得られている。なぜならば、節水コマ本体の貫通孔から下方に流出する水流は、空気室の空気中に噴射され、その後、拡散体により外周方向へ拡散して初めて第1の中空筒体の内周壁に当たる構成であるので、節水コマ本体の貫通孔からの水流は拡散体に当たるまでは、第1の中空筒体では中央寄りを流れているからである。
なお、各構成の密着性を確保するために、上記構成において、前記第1の中空筒体の上面と前記節水コマ本体の下面の両者を互いに密着し合う形状として前記第1の中空筒体の筒体内部の密閉性を高め、前記貫通孔のみが前記第1の中空筒体の筒体内部への水の流入部位とし、前記吸気孔のみが空気の流入部とした構成であることが好ましい。
また、上記構成において、前記第2の中空筒体を上方へ引き上げつつ前記水道蛇口等の水吐出管に対して固定する締め付け治具と、前記第1の中空筒体の上面に、前記節水コマ本体の下面と密着し合う鍔形状と、前記第2の中空筒体の内周壁に、前記第1の中空筒体上面の前記鍔形状の下面に対応する鍔受け形状とを備え、
前記鍔形状および前記鍔受け形状を介して、前記締め付け治具により、前記第2の中空筒体の鍔受け形状と前記第1の中空筒体の鍔形状と前記節水コマ本体下面の3者を上下方向に密着させつつ一体に上方へ締め上げるとともに、前記節水コマ本体の上面を前記水道蛇口等の水吐出管に対して押着せしめる構造であることが好ましい。
なお、各構成の密着性を確保するために、前記節水コマ本体の上面と前記水道蛇口等の水吐出管の流出口との間にパッキンを間挿し、前記節水コマ本体を上方に押し上げることにより、前記節水コマ本体と前記水道蛇口等の水吐出管の流出口との間で前記パッキンを押圧・変形し、前記パッキン外周縁を前記第1の中空筒体の内周壁に対して押着し、前記節水コマ本体の上面と前記水道蛇口等の水吐出管の流出口との間の密封性を強化せしめることが好ましい。
上記構成により、節水コマ本体が水吐出管の流出口が強く密着し、水吐出管からの水圧により節水コマ本体の上面から横方向に逃げる水流、つまり水漏れ状態が引き起こされることがなくなる。
次に、上記構成において、前記締め付け治具の上端に前記第2の中空筒体の上端に対向する内鍔形状を設け、前記第2の中空筒体の上端と前記締め付け治具の内鍔形状の下面と間隙にパッキンを装着し、前記第2の中空筒体を押し上げることにより、前記第2の中空筒体の上端と前記締め付け治具の内鍔形状の下面との間で前記パッキンを押圧・変形し、前記パッキンの外周縁を前記締め付け治具の内周壁に対して押着し、前記パッキンの内周縁を前記水吐出管の外周壁に対して押着し、前記締め付け治具が前記水吐出管との間の摩擦力を強化せしめることが好ましい。
上記構成により、パッキンの外周側にも締め付け治具の内壁面との間で強い摩擦力が生じ、パッキンの内周側にも水吐出管の外周壁との間で強い摩擦力が生じ、取り付けた節水コマ全体がしっかりと水吐出管に対して支持され抜け落ちてしまうことがない。
本発明の節水コマによれば、流出側の水流断面積を流入側の水流断面積より絞ることにより節水効果を得るとともに、拡散体により流出側の水流の勢いを適度に減じて第1の中空筒体の内周壁に沿わせて下方から流出させ、流れ出す水流の勢いも適切な勢いに調整することができる。
また、本発明の節水コマによれば、節水コマ内部において適度に空気と混合し、水吐出管から吐出する水量を適切に抑制しつつ、いわゆる泡沫水として水流を形成することができる。なお、節水コマ内に外気から引き込まれる空気は節水コマ内を流れる水流により得られる気圧差を利用して吸気孔から吸気され、また、節水コマ内を流れる水流は節水コマ内部で吸気孔に触れないように中央寄りを勢いよく下方に噴射しているため、吸気孔から外界へ水流が噴射するというおそれもない。
第1図は実施例1にかかる本発明の節水コマ100の基本構成を示す図である。
第2図は節水コマ本体10と拡散体20が分かりやすいように取り出して示した図である。
第3図は第1の中空筒体30が分かりやすいように取り出して示した図である。
第4図は第2の中空筒体40が分かりやすいように取り出して示した図である。
第5図は締め付け治具50が分かりやすいように取り出して示した図である。
第6図は節水コマ100における水の流れと空気の流れとを模式的に示す図である。
第7図は締め付け具50により節水コマ本体10の上面を水吐出管200の流出口210に対して押着せしめる様子を模式的に説明する図である。
第8図は第2のパッキン61が第2の中空筒体40の上端と締め付け治具50上端の内鍔形状52に押圧されて変形し、膨出する様子を示す図である。
第9図は拡散体20aの構造を分かりやすいように取り出して示した図である。
第10図は流路71にある下部体23aの突起物24が、水流を散乱して細かく千切る構成であることを模式的に示す図である。
第11図は第1の中空筒体30bの構造を分かりやすいように取り出して示した図である。
第12図は流路71にある第1の中空筒体30bの突起物24が、水流を散乱して細かく千切る構成であることを模式的に示す図である。
第13図は実施例4にかかる節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットを複数個備えた節水コマ100cの構成を模式的に示す図である。
符号の説明
10 節水コマ本体
11 貫通孔
20 拡散体
21 拡散板
22 延設体
23 下部体
24 突起体
30 第1の中空筒体
31 鍔形状
32 筒体部
33 吸気孔
34 内部空間
35 突起体
40 第2の中空筒体
41 上部筒体部
42 上部筒体部の上端
43 雄ネジ
44 鍔受け形状
45 上部筒体部の内部空間
46 下部筒体部
47 波型形状
48 下部筒体部の内部空間
50 締め付け治具
51 筒体部
52 筒体部の上端の鍔形状
53 雌ネジ
54 筒体部の内部空間
60 第1のパッキン
61 第2のパッキン
100,100a,100b,100c 節水コマ
以下、図面を参照しつつ、本発明の節水コマの実施例を説明する。ただし、本発明の範囲は以下の実施例に示した具体的な用途、形状、個数などには限定されないことは言うまでもない。
実施例1にかかる本発明の節水コマの例を示す。
図1は実施例1にかかる本発明の節水コマ100の基本構成を示す図である。本実施例1の節水コマ100は、節水効果を発揮するとともに泡沫水を生成するタイプの節水コマとなっている。
節水コマ100は、節水コマ本体10、拡散体20、第1の中空筒体30、第2の中空筒体40、締め付け治具50、第1のパッキン60、第2のパッキン61を備えた構造となっている。
図1では節水コマ100の各部の構造が分かりやすいように、節水コマ本体10、拡散体20、第1の中空筒体30、第2の中空筒体40、締め付け治具50、第1のパッキン60、第2のパッキン61の各構成部品はすべて断面図にて示している。なお、取り付け対象となるものは水道蛇口等の水吐出管200として示されており、断面図とはなっていない。また、各構成部品の間の間隙に構成される空間として、空気室70、水流の流路71、外気からの通気路72が形成されている。
図2は節水コマ本体10と拡散体20が分かりやすいように取り出して示した図、図3は第1の中空筒体30が分かりやすいように取り出して示した図、図4は第2の中空筒体40が分かりやすいように取り出して示した図、図5は締め付け治具50が分かりやすいように取り出して示した図となっている。
節水コマ本体10は、その形状が本実施例1では円盤体となっており、その径は水吐出管200の流出口210の外周径と略同一の径となっている。このように、水道蛇口等の水吐出管200の流出口の形状や大きさに合わせたサイズの節水コマ100を用いる必要があるが、水道蛇口等の水吐出管200は基本的に用途などに応じて標準化されているものも多い。例えば、研究施設や学校で用いられる水道蛇口などは少なくとも研究施設内にある水道蛇口のほとんどが同じ形状、同じ大きさになっていることが多い。
図2に示すように、節水コマ本体10はその上面からその底面まで貫通した少なくとも一つの貫通孔11を備えている。この構成例では4つの貫通孔11を備えている。これら貫通孔11の径は、水吐出管200の径より小さい径となっている。
このように、節水コマ本体10はその上面で水吐出管200の流出口210を覆うとともに、貫通孔11を介してのみ水道水を下側に流出させる仕掛けとなっている。
なお、この構造例では、貫通孔11は垂直方向に穿たれた孔となっており、水流は下方に流れ出す形状となっているが、後述するように、流れ出す水流は拡散体20の拡散板21に当たるものであれば垂直下方でなくても良く、貫通孔11は多少角度がついた水流を下側に流すような角度で穿たれていても良い。
4つの貫通孔11の径をそれぞれ同じ径で面積をbとする。水吐出管200の流出口側の断面積aに対して流出側の断面積が4bとなるため、a>4bであれば節水効果が得られる。実際には、節水効果は貫通孔11から噴射する水流の勢いにもよるので面積比だけでどの程度の節水効果となるかは単純に算出できないが、a>4bであれば節水効果は得られる。
このように、節水コマ本体10により、水吐出管200の流出口210全面を覆い、流出側の水流断面積を流入側の水流断面積より絞ることにより節水効果を得る。
次に、拡散体20は、節水コマ本体10の貫通孔11から下方に流出する水に当たる位置に配置され、水流を外周方向に拡散する構造物である。
この構成例では、拡散体20は、図2に示す例のように、節水コマ本体10の下面から延設されて設けられた構造物となっており、節水コマ本体10から懸垂した状態で設けられている。ここでは、貫通孔11から下方に流出する水に当たり、水流を外周方向に拡散する板面を拡散板21、節水コマ本体10の下面につながる延設部分を延設体22、拡散板21の下に連なる下部体23を備えた構造となっている。
拡散板21は、節水コマ本体10の貫通孔11から下方に流出する水流を受け、当該水流を外周方向に拡散するように角度が付けられた板面となっている。この例では、拡散板21は略45度の角度となっており、貫通孔11から垂直下方に流出してきた水流を受け、水平に外周方向へ反射させるようになっている。
延設体22は、節水コマ本体10の下面と拡散板21の間をつなぐ橋梁部分となり、その形状は特に限定されない。この例では、細い円筒形となっている。なお、かならずしも延設体22は一本である必要はなく複数本でも良い。また、延設体22として独立して評価できる部分である必要もなく、拡散板21の一部がそのまま上方に延びて節水コマ本体10の下面につながっている構造であっても良い。
下部体23は、後述するように、節水コマ本体10の貫通孔11から下方に流出する水流は拡散体20で外周方向に拡散された後、第1の中空筒体30の内周壁を沿うように流れ落ちる際に、その水流の流路71を形成するために、第1の中空筒体30の内周壁に対向するように設けた構造物となっている。つまり、図1に示すように、下部体23と第1の中空筒体30の内周壁との間に筒状の水流の流路71が形成されている。
次に、第1の中空筒体30は、拡散体20を外側から覆う中空の筒体の構造物となっている。拡散体20により外周方向に拡散された水をその内周壁で受け止め、当該水を内周壁に沿わせて下方に導くものとなっている。
図3に示すように、第1の中空筒体30は、上端の鍔形状31、鍔形状31から下方に延設されている筒体部32、筒体部32の上方の側面に多数個設けられた孔である吸気孔33、筒体部32の内部空間34が設けられた構造となっている。
なお、図1に示すように、第1の中空筒体30は、鍔形状31の上面が節水コマ本体10により蓋がされ、拡散体20が内部に収まるように組み合わされる。筒体部32の内部の空間34において、節水コマ本体10の下面と拡散板21の上面で区切られた空間が空気室70を形成する。また、筒体部32の内部の空間34において、筒体部32の内周壁と拡散体20の下部体23とが対向し合う間隙が、後述するように、水吐出管200から節水コマ本体10の貫通孔11を介して噴射され拡散板21により外周方向に拡散された水流が流れ込む水流の流路71を形成している。
この構成例の第1の中空筒体30は、拡散体20により外周方向に拡散された水が沿って流れる水流の流路を形成することに加え、後述するように第2の中空筒体40と連携して泡沫水を生成する役割も持っており、第1の中空筒体30の上部の壁面に、各構成部品を組み上げて節水コマ100を構成した場合において拡散体20の拡散板21が存在する高さよりも高い位置の壁面において吸気孔33が設けられた構造となっている。
次に、第2の中空筒体40は、第1の中空筒体30を外側から覆うものであり、第2の中空筒体40の内周壁と第1の中空筒体30の外周壁との間に通気路72を確保する構造となっている。
図4に示すように、第2の中空筒体40は、上部筒体部41、上部筒体部の上端42、上部筒体部の外周に設けられた雄ネジ43、上部筒体部の内部にある鍔受け形状44、上部筒体部内部の空間45、上部筒体部から延設された下部筒体部46、下部筒体部の外周に設けられた波型形状47、下部筒体部の内部空間48が設けられた構造となっている。
なお、図1に示すように、第2の中空筒体40は、鍔受け形状44が第1の中空筒体30の鍔形状31の下面と密着し合って鍔形状31を支持する構造となっている。図1に示すように、この構成例では、第2の中空筒体40が第1の中空筒体30を覆うように取り付けられており、第2の中空筒体40の上部筒体部41内部の空間45に節水コマ本体10および第1の中空筒体30の鍔形状31が収まり、第2の中空筒体40の下部筒体部46内部の空間48に第1の中空筒体30の筒体部32が収まるように組み合わされる。また、下部筒体部46の空間48において、筒体部32の外周壁と下部筒体部46の内周壁が対向し合う間隙が、後述するように、外気から吸気孔33まで通じた通気路72が形成されている。
つまり、この通気路は、節水コマ100の下面の開放口から第1の中空筒体30の外周壁と第2の筒体40の内周壁の間を通り、第1の中空筒体30の上部付近の吸気孔33まで形成されている。
ここで、節水コマ100における水の流れと空気の流れとを順を追って説明する。
図6は、節水コマ100における水の流れと空気の流れとを模式的に示す図である。
まず、水吐出管200の流出口210から節水コマ本体10の貫通孔11を介して絞られた水流が空気室70内に噴射され、拡散体20の拡散板21に当てられ拡散される。
拡散体20の拡散板21で外周方向に拡散された水流は第1の中空筒体30の内周壁と拡散体20の下部体23との間に形成されている流路71へと流れてゆく。
水流が流路71に流れ込んで行くと、第1の中空筒体30内部の空気室70内部の気圧が下がる。空気室70の内部気圧の低下により、空気室70における第1の中空筒体30の上部付近の吸気孔33に対して吸気力が生じる。吸気孔33は外側の通気路72を介して外気と通じて外気圧となっているので通気路72から吸気孔33を介して第1の中空筒体30の内側の空気室70内に空気が流れ込む。
上記のように、水吐出管200から流れる水流に対して、節水コマ本体10による水量の絞りと空気室70内の空気中への噴射と、噴射された水流の拡散体20による外周方向への拡散を経て、流路71に水流と当該水流に巻き込まれた空気が混合状態で導かれ、品質の良い泡沫水が生成される。
ここで、高い節水効果と品質の良い泡沫水を生成するためには、各構成要素の密着性や気密性が必要となる。少なくとも以下の2つの個所における強い密着性が必要である。
強い密着性が要求される第1の個所は、節水コマ本体10と水吐出管200の流出口210との間である。この両者が正確に強く密着している必要がある。もし、密着していない場合、水吐出管200からの水圧により、節水コマ本体10の貫通孔11のみならず、節水コマ本体の上面から横方向に逃げる水流が発生し、いわゆる水漏れ状態を引き起こしてしまうからである。
締め付け治具50は、第2の中空筒体40を外側から覆うものであり、締め付け具50により、第2の中空筒体40と第1の中空筒体30と節水コマ本体10の3者を上下方向に密着させつつ一体に上方へ締め上げるとともに、節水コマ本体10の上面を水吐出管200の流出口210に対して押着せしめるという工夫を行っている。
図5に示すように、締め付け治具50は、筒体部51、筒体部の上端の鍔形状52、筒体部51の内周に設けられた雌ネジ53、筒体部内部の空間54が設けられた構造となっている。
ここで、締め付け具50により上方へ締め上げる際に、節水コマ本体10の上面と水吐出管200の流出口210との間に第2のパッキン61を挟み込む構成とする工夫を行っている。この第2のパッキン61の働きにより節水コマ本体10と水吐出管200の流出口210との間に密閉空間が形成される効果について説明する。
図7は、締め付け具50により節水コマ本体10の上面を水吐出管200の流出口210に対して押着せしめる様子を模式的に説明する図である。
締め付け治具50の内周壁面の雌ネジ53は、第2の中空筒体40の上部の外周壁面の雄ネジ43と螺合し合うものとなっており、第2の中空筒体40の雄ネジ43が締め付け治具50の雌ネジ53に対して螺合してゆくことにより、第2の中空筒体40が上方に引き上げられてゆく。なお、図1に示すように、締め付け治具50はパッキン60により水道蛇口などの取り付け対象の構造物に固定され、移動できないように設計されたものとなっている。この例では水吐出管200の表面には波型形状が設けられており、この波型形状の凹部にパッキン60が嵌り込み、締め付け治具50が移動できないようになっている。
第2の中空筒体40の内周壁には鍔受け形状44が設けられており、第1の中空筒体30上端の鍔形状31の下面を支持するため、締め付け治具50との螺合により第2の中空筒体40が上方に引き上げられてゆくと、第2の中空筒体40の鍔受け形状44も上方に移動し、この鍔受け形状44により第1の中空筒体30上端の鍔形状31を押し上げることとなる。第1の中空筒体30の鍔形状31が上方に押し上げられることにより、鍔形状31の上面により節水コマ本体10の下面が上方に押し上げられることとなる。
このように、締め付け治具50に第2の中空筒体40を螺合して行くことにより、第2の中空筒体40の鍔受け形状44と第1の中空筒体30の鍔形状31と節水コマ本体10の3者が上下方向に密着されつつ一体に上方へ押し上げられることとなる。
ここで、図7に示すように、節水コマ本体10の上面と水吐出管200の流出口210との間には第2のパッキン61が間挿されているため、この第2のパッキン61は節水コマ本体10の上面と水吐出管200の流出口210の両者により挟まれて押圧され、外周方向へ膨出するように変形する。この構成例では、節水コマ本体10の周囲は第2の中空筒体40の内周壁面により囲まれているので、第2のパッキン61の外周縁には第2の中空筒体40の内周壁面が接するように存在している。そのため、第2のパッキン61は押圧により外周方向に膨出すると第2の中空筒体40の内周壁面に強く押着され、リング状の第2のパッキン61の内側は、その上面が水吐出管200の流出口210、その側面が第2のパッキン61、その下面が節水コマ本体10の上面に囲まれ、非常に優れた密封空間を形成する。つまり、この締め付け治具50の上方への押し上げと第2のパッキン61の押圧・変形により、当該空間への水の流出口が水吐出管200の流出口210、当該空間からの水の流出口が節水コマ本体10の貫通孔11となり、強い密着性が要求される第1の個所である、節水コマ本体10が水吐出管200の流出口210との間が確実に密着している状態を得ることができる。
次に、強い密着性が要求される第2の個所は、締め付け治具50と水吐出管200との間である。この両者が正確に強く密着している必要がある。もし、締め付け治具50と水吐出管200が強く密着していない場合、水吐出管200からの水圧により、締め付け治具50が下方向に押し下げられ、取り付けた節水コマ100全体が水吐出管200から抜け落ちてしまうおそれがあるからである。
実施例1の構成例では、締め付け治具50の上端には、第2の中空筒体40の上端に対向する内鍔形状52が設けられたものとなっている。つまり、締め付け治具50の上端には、内側に折れ曲がった内鍔形状52があり、締め付け治具50の内周壁の雌ネジ53と螺合しながら上がってくる第2の中空筒体40の上端42に対向し合うように内鍔形状52が設けられた構造となっている。
ここで、締め付け治具50上端の内鍔形状52と第2の中空筒体40の上端42との間に第1のパッキン60を挟み込んだ構造としている。図8に示すように、この第1のパッキン60は、螺合しながら上がってくる第2の中空筒体40の上端42と締め付け治具50上端の内鍔形状52に挟まれて押圧・変形し、膨出するよう変形する。この構成例では、第2の中空筒体40の上端42の周囲は締め付け治具50の内周壁面により囲まれているので、第1のパッキン60の外周縁には締め付け治具50の内周壁面が接するように存在している。そのため、第1のパッキン60は押圧により外周方向に膨出すると締め付け治具50の内周壁面に強く押着されてそれ以上膨出できない。そのため第1のパッキン60は内周側にも膨出しようとする。
しかし、第1のパッキン60の内周側にも水吐出管200の外周側壁面が接するように存在しているため、第1のパッキン60は押圧により内周方向に膨出すると水吐出管200の外周壁面に強く押着される。つまり、第1のパッキン60の外周側にも締め付け治具50の内壁面との間で強い摩擦力が生じ、第1のパッキン60の内周側にも水吐出管200の外周壁との間で強い摩擦力が生じており、取り付けた節水コマ100全体がしっかりと水吐出管200に対して支持され抜け落ちてしまうおそれがなくなる。
なお、取り付けた節水コマ100全体がしっかりと水吐出管200に対してより一層固定されるためには、水吐出管200の外周壁面に第1のパッキン60の外周部分が収まるような窪みを設けた波型形状をしていることが好ましい。このような窪みがあれば、第2のパッキン61の外周部分が当該窪みに収まり、第1のパッキン60が下方向への移動が妨げられ、結局、締め付け治具50の内鍔形状52が下に移動できなくなる。
なお、この水吐出管200の外周壁面に設けられている波型形状はホースなどを取り付けた際の引っ掛かりとして利用されることがあるが、本構成例では、第2の中空筒体40の下部筒体46の外周壁にも波型形状47を設けておく工夫がなされている。
上記のように、締め付け治具50上端の内鍔形状52と第2の中空筒体40の上端42との間に第1のパッキン60を挟み込んだ構造とすることにより、強い密着性が要求される第2の個所である締め付け治具50と水吐出管200との間が確実に密着している状態を得ることができる。
以上、実施例1の節水コマによれば、高い節水効果が得られるとともに、きめ細かい泡を含む優れた泡沫水を製作することができる。
なお、発明者は、上記構成による実施例1の節水コマ100について実際に製作し、節水コマ100において節水効果が得られるととともに、きめ細かい泡を含む優れた泡沫水が製作されることを確認している。
実施例2にかかる節水コマ100aの例を示す。
本実施例2の節水コマ100aは、実施例1の節水コマ100と同様に節水効果を発揮するとともに、さらに細かい泡沫水を生成するタイプの節水コマとなっている。
節水コマ100aは、節水コマ本体10、拡散体20a、第1の中空筒体30、第2の中空筒体40、締め付け治具50、第1のパッキン60、第2のパッキン61を備えた構造となっている。拡散体20aの構造が実施例1の拡散体20の構造と異なる点以外は、実施例1のものと同様のものとなっている。
図9は、拡散体20aの構造を分かりやすいように取り出して示した図である。
拡散体20aが、節水コマ本体10の貫通孔11から下方に流出する水に当たる位置に配置され、水流を外周方向に拡散する構造物である点は実施例1の拡散体20と同じであり、拡散板21の下に連なる下部体23aの表面上に多数の溝や突起物が設けられている点が異なっている。
拡散体20aの下部体23aと第1の中空筒体30の内周壁との間に水流の流路が形成される点は実施例1と同様であるが、図10に示すように、実施例2の構成の拡散体20aを用いた場合、水流がこの流路を通過する際に、下部体23aの表面上に設けられている多数の突起物24により水流が衝突して散乱し、より一層、水が細かく千切れた状態となり、空気と一層混合し、泡状になるという効果が得られる。つまり、さらに細かい泡沫水が生成されることとなる。なお、この突起物24は下部体23aの表面上に多数の溝を形成することにより作ることもできる。つまり、溝が掘られていない部分が溝に対して突起物となるからである。
水流が流路71を通過する際に下部体23aの表面上に設けられている多数の突起物により水流が衝突して散乱して細かく千切れてゆく.水流の流路71内にこのような突起物24が多数存在しているので水流が散乱されることとなる。水流が散乱されると水流が細かく千切れた水塊が多数生まれ、より一層きめ細かい泡沫水が生成されることとなる。
以上、実施例2の節水コマによれば、高い節水効果が得られるとともに、より一層きめ細かい泡を含む優れた泡沫水を製作することができる。
実施例3にかかる節水コマ100bの例を示す。
本実施例3の節水コマ100bは、実施例1の節水コマ100と同様に節水効果を発揮するとともに、さらに細かい泡沫水を生成するタイプの節水コマとなっている。
節水コマ100bは、節水コマ本体10、拡散体20、第1の中空筒体30b、第2の中空筒体40、締め付け治具50、第1のパッキン60、第2のパッキン61を備えた構造となっている。第1の中空筒体30bの構造が実施例1の第1の中空筒体30の構造と異なる点以外は、実施例1のものと同様のものとなっている。第1の中空筒体30bは、筒体部32の内周壁に多数の突起物35が形成されたものとなっている。
図11は、第1の中空筒体30bの構造を分かりやすいように取り出して示した図である。拡散体20が、節水コマ本体10の貫通孔11から下方に流出する水に当たる位置に配置され、水流を外周方向に拡散して、拡散体20の下部体23と第1の中空筒体30bの内周壁との間に形成される水流の流路71に流れ込む構造物である点は実施例1と同じであり、本実施例2では第1の中空筒体30bの表面上に多数の突起物35が設けられている点が異なっている。
実施例3の構成の第1の中空筒体30bを用いた場合、水流がこの流路を通過する際に、第1の中空筒体30bの内周壁面の表面上に設けられている多数の突起物35により水流が衝突して散乱し、より一層、水が細かく千切れた状態となり、空気と一層混合し、泡状になるという効果が得られる。つまり、さらに細かい泡沫水が生成されることとなる。なお、この突起物35は第1の中空筒体30bの表面上に多数の溝を形成することにより作ることもできる。つまり、溝が掘られていない部分が溝に対して突起物となるからである。
水流が流路を通過する際に第1の中空筒体30bの表面上に設けられている多数の突起物35により水流が衝突して散乱して細かく千切れてゆく。図12では第1の中空筒体30bの表面上に設けられている多数の突起物35は模式的に立方状の突起物として示している。水流の流路内にこのような突起物35が多数存在しているので水流が散乱されることとなる。水流が散乱されると水流が細かく千切れた水塊が多数生まれ、より一層きめ細かい泡沫水が生成されることとなる。
以上、実施例3の節水コマによれば、高い節水効果が得られるとともに、より一層きめ細かい泡を含む優れた泡沫水を製作することができる。
実施例4にかかる節水コマ100cの例を示す。
本実施例4の節水コマ100cは、節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットを複数個持たせた構成としたものである。第2の中空体40は、この節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットを複数セット分内部に包含するものとなっており、締め付け治具50は第2の中空体40を外側から上に締め上げるものとなっている。節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットを複数個持たせた構成とすることで、節水コマ100cから噴射される水流全体量は変えずに、少ない本数で集中した噴射水流とするのではなく、多い本数で分散した噴射水流とする工夫を行ったものである。
図13は、実施例4にかかる節水コマ100cの構成を示す図である。この例では、節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットを2セット備えた構成となっている。図13に示すように、節水コマ本体10c1と拡散体20c1と第1の中空体30c1の第1のセットと、節水コマ本体10c2と拡散体20c2と第1の中空体30c2の第2のセットの2つのセットが第2の中空体40の内部に収められた構成となっている。
例えば、第1のセットにおいて、拡散体20c1が、節水コマ本体10c1の貫通孔11から下方に流出する水に当たる位置に配置され、水流を外周方向に拡散して、拡散体20c1の下部体23c1と第1の中空筒体30c1の内周壁との間に形成される水流の流路71に流れ込む構造物である点は実施例1と同じであるが、中空筒体30c1の外周壁と中空筒体40c1の内周壁との間に形成される通気路72は、第1のセット外寄り側に形成されることとなる。同様に、第2のセットにおいて、下部体23c2と第1の中空筒体30c2の内周壁との間に形成される水流の流路71に流れ込む構造物である点は同じであり、中空筒体30c2の外周壁と中空筒体40c2の内周壁との間に形成される通気路72は、第2のセット外寄り側に形成されることとなる。
節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットが複数個形成されているが、各構成要素の働きは、実施例1、実施例2、実施例3と同様であり、ここでの説明は省略する。
以上、本実施例3の節水コマ100cによれば、節水コマ本体10と拡散体20と第1の中空体30のセットを複数個持たせた構成とすることで、節水コマ100cから噴射される水流全体量は変えずに、少ない本数で集中した噴射水流とするのではなく、多い本数で分散した噴射水流とすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を図示して説明してきたが、本発明は、水を吐出する水吐出管の節水コマとして広く適用することができる。また水吐出管の泡沫水生成用の節水コマとして広く適用することができる。例えば、水道蛇口(一般用水道蛇口のみならず、実験室用の水道蛇口等の特殊用途等、多様な水道蛇口)、シャワーヘッド用(風呂用、園芸用等、多様なシャワーヘッド)、特殊水吐出管(例えば、プール等での洗眼用の水吐出管等、多様なもの)等、多様なものに適用することができる。
本発明の技術的範囲を逸脱することなく種々の変更が可能であることは理解されるであろう。従って本発明の技術的範囲は添付された特許請求の範囲の記載によってのみ限定されるものである。

Claims (9)

  1. 水道蛇口等の水吐出管に装着して前記水吐出管から吐出する水量を抑制するための節水コマにおいて、
    水吐出管の口径より小さい口径の少なくとも一つの貫通孔を備え、前記水吐出管の流出口全面を覆い、流出側の水流断面積を流入側の水流断面積より絞ることにより節水効果を得る節水コマ本体と、
    前記節水コマ本体の貫通孔から下方に流出する水を外周方向に拡散する拡散体と、
    前記拡散体を外側から覆い、前記拡散体により前記外周方向に拡散された水をその内周壁で受け止め、当該水を前記内周壁に沿わせて下方の流路に導く第1の中空筒体とを備えた節水コマ。
  2. 前記拡散体が、前記節水コマ本体の下面から延設されて懸垂された状態で設けられ、前記節水コマ本体の貫通孔に対向する面において外周方向に行くほど高さが下がる傾斜面を持ち、前記傾斜面により前記貫通孔から噴射される水流を外周方向に拡散するものであることを特徴とする請求項1に記載の節水コマ。
  3. 前記第1の中空筒体が前記拡散体を外側から覆い、前記拡散体の外周壁と前記第1の中空筒体の内周壁との間の間隙を前記流路とし、前記拡散体により外周方向に拡散された水流を前記第1の中空筒体の内周壁で受け止め、当該水流を前記流路に導くことを特徴とする請求項1または2に記載の節水コマ。
  4. 前記第1の中空筒体により前記節水コマ本体の下方に外気と通ずる空気室を形成し、
    前記節水コマ本体の貫通孔から前記水流が前記空気室内の空気中に噴射され、前記空気室を通って前記拡散体に導かれる構造とし、
    前記水吐出管から流れる水流に対して、前記節水コマ本体による水量の絞りと前記空気室内の空気中への噴射と、前記噴射された水流の前記拡散体による外周方向への拡散を経て、前記流路に、前記水流と、前記空気室内で前記水流に巻き込まれた空気とを混合状態で導き、節水された泡沫水を生成する請求項1から3のいずれか1項に記載の節水コマ。
  5. 前記第1の中空筒体を外側から覆い、その内周壁と前記第1の中空筒体の外周壁との間に空隙を確保せしめる第2の中空筒体を備え、
    前記第1の中空筒体の壁面のうち前記拡散体がある高さよりも高い位置の壁面において吸気孔を設けた構造として、外気が前記第1の中空筒体外周壁と前記第2の筒体内周壁の間の前記空隙から上がり前記吸気孔を介して前記空気室へ通ずる通気路を形成し、
    前記空気室から前記流路への前記水流と前記空気の流れ込みによる前記空気室内の気圧の低下により、前記通気路から前記吸気孔を介して前記空気室に流れこむ空気流を作ることを特徴とする請求項4に記載の節水コマ。
  6. 前記第1の中空筒体の上面と前記節水コマ本体の下面の両者を互いに密着し合う形状として前記第1の中空筒体の筒体内部の密閉性を高め、前記貫通孔のみが前記空気室内部への水の流入部位とし、前記吸気孔のみが前記空気室への空気の流入部位としたことを特徴とする請求項4または5に記載の節水コマ。
  7. 前記第2の中空筒体を上方へ引き上げつつ前記水道蛇口等の水吐出管に対して固定する締め付け治具と、
    前記第1の中空筒体の上面に、前記節水コマ本体の下面と密着し合う鍔形状と、
    前記第2の中空筒体の内周壁に、前記第1の中空筒体上面の前記鍔形状の下面に対応する鍔受け形状とを備え、
    前記鍔形状および前記鍔受け形状を介して、前記締め付け治具により、前記第2の中空筒体の鍔受け形状と前記第1の中空筒体の鍔形状と前記節水コマ本体下面の3者を上下方向に密着させつつ一体に上方へ締め上げるとともに、前記節水コマ本体の上面を前記水道蛇口等の水吐出管に対して押着せしめることを特徴とする請求項4から6のいずれか1項に記載の節水コマ。
  8. 前記節水コマ本体の上面と前記水吐出管の流出口との間にパッキンを間挿し、前記節水コマ本体を上方に押し上げることにより、前記節水コマ本体と前記水吐出管の流出口との間で前記パッキンを押圧・変形し、前記パッキン外周縁を前記第1の中空筒体の内周壁に対して押着し、前記節水コマ本体の上面と前記水吐出管の流出口との間の密封性を強化せしめたことを特徴とする請求項4から7のいずれか1項に記載の節水コマ。
  9. 前記締め付け治具の上端に前記第2の中空筒体の上端に対向する内鍔形状を設け、前記第2の中空筒体の上端と前記締め付け治具の内鍔形状の下面と間隙にパッキンを装着し、前記第2の中空筒体を押し上げることにより、前記第2の中空筒体の上端と前記締め付け治具の内鍔形状の下面との間で前記パッキンを押圧・変形し、前記パッキンの外周縁を前記締め付け治具の内周壁に対して押着し、前記パッキンの内周縁を前記水吐出管の外周壁に対して押着し、前記締め付け治具が前記水吐出管との間の摩擦力を強化せしめたことを特徴とする請求項4から8のいずれか1項に記載の節水コマ。
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