JP4368919B2 - 普通生活雑貨商品輸送用カート及びこれを使用した普通生活雑貨商品の輸送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、生産工場、物流センター、卸売店などから小売店へ普通生活雑貨商品を車両で輸送するときに好適に使用される普通生活雑貨商品輸送用カートと、その輸送方法に関する。
スーパー、ドラッグストア、ホームセンターなどの小売店には、種々の商品が生産工場、物流センター、卸売店などから大型車両などで大量に輸送されてくる。このとき、一般的には各商品は複数個ずつダンボール箱などに箱詰めされ、多数個のダンボール箱を荷台に積載した状態で輸送することが多いが、中にはダンボール箱を使用せず各商品を輸送用カートに積載した状態で輸送する方法が、例えば特許文献1ないし特許文献5に提案されている。
特許文献1は、卵、野菜、魚介類、肉などの食品の輸送に適したカートであって、背部フレームと左右の側部フレームとが平面視でコ字状に不離状態で突き合わされ、背部フレームの左右両端下面と左右の各側部フレームの前端下面に、それぞれキャスタが配設されている。左右の側部フレームの内面側には、所定間隔毎に掛止プレートが上下に複数段固着されており、当該左右の掛止プレート間に、プラスチック製の棚板を載置した構成となっている。そして、各棚板上に、食品を複数個載置した状態で、車両で輸送可能となっている。特許文献1の食品輸送用カートでは、棚板に抗菌・抗カビ剤を配合することで、食品の品質劣化を防いでいる。特許文献2は、生鮮食品の輸送に適したカートであって、上面が平坦な矩形の台座の下面の四隅にキャスタが設けられ、台座の背縁及び左右両側縁上に不離一体的に平面視コ字状に立設される背部フレーム及び側部フレームとを有する。そして、背部フレームに温度、オゾン濃度、有効塩素濃度などを適宜設定できる無線通信装置付の物理量設定手段が設けられており、生鮮食品の鮮度を保ちながら車両輸送可能となっている。
特許文献3は、輸送先が小売店ではないが、苗箱用の輸送台である。この輸送台は全てパイプ材で構成されており、前後面に対向状に配される一対の四角枠体の間に、上下に複数段の棚部が形成されるような形で所定間隔をもって複数の棚棒が不離一体的に配されている。特許文献4は、キャスタを有するカートではないが、専用の載置台に椅子を載置し、この載置台を車両に多数並列積み重ねた状態で輸送できるようになっている。特許文献5も輸送先が小売店ではないが、現金輸送用のカートである。当該現金輸送用カートは、
上面が平坦な矩形の台座と、台座の下面の四隅に配されたキャスタと、台座の対向する両縁上に対向状に不離一体的に立設される一対の側部フレームと、両側部フレームの間に上下所定間隔で傾斜させた状態で複数段設けられる棚板とを有する。各棚板が後ろ下がり状に傾斜していることで、ここに載置したキャッシュボックスが輸送中にカートから落下することが防がれている。
実用新案登録第3047577号公報 特開2003−54751号公報 特開平10−229759号公報 特開2004−161030号公報 実用新案登録第3093486号公報
このように、一部の商品には専用の輸送用カートに積載した状態で車両輸送されているが、普通生活雑貨商品をこのように輸送することは提案されていない。すなわち、図10に示すように、複数の商品を箱詰めしたダンボール箱100を大型トラック5などの荷台6に多数並列積載して運んでいるだけであった。この場合、一般的にトラック5で輸送されてきた商品は、小売店の商品搬入口でダンボール箱100のままトラック5から台車に積み替えられ、検品・補充後台車で店頭(販売場所)へ運搬し、店頭にて各商品をダンボール箱100から1つずつ取り出して陳列していくという工程を経る。または、商品搬入口やバックヤードなどにてダンボール箱100から普通生活雑貨商品を1つずつ取り出し、陳列カートに載せ替えて店頭まで運搬し販売するという工程を経る場合もある。いずれにせよ、これではトラックからの積み下ろし作業、ダンボール箱からの取り出し作業、台車などへの積み替え作業、店頭での積み上げ作業などが煩雑であると共に、その分の人件費も嵩む。同時に、商品を取り出した後のダンボール箱が無用なゴミとして残ってしまい、その保管・廃棄作業やそのコストも負担となる。
ここで、特許文献1〜5のような輸送用カートに複数の普通生活雑貨商品を積載して、ダンボール箱を使用せず輸送することが考えられる。しかし、特許文献1〜5の輸送用カートは、それぞれ輸送対象品専用に開発されたカートなので、そのままこれらを普通生活雑貨商品輸送用に適用することはできない。不可能ではないとしても、輸送効率が著しく悪化する。
そこで本発明の目的は、普通生活雑貨商品の輸送に適した構成の専用輸送用カートと、これを用いることで、ダンボール箱を使用せずに輸送、搬送、販売までの作業をスリム化できる普通生活雑貨商品の輸送方法を提供することにある。
本発明の普通生活雑貨商品輸送用カートは、上面が平坦な矩形の台座と、該台座の下面の少なくとも四隅にそれぞれ設けられるキャスタと、台座の対向する両縁上に対向状に立設される一対の側部フレームとを有する。普通生活雑貨とは、人が普通生活していくために必要な物、いわゆる日用品を指し、食料品、衣料品などは含まれない。普通生活雑貨は、最寄り品と呼ばれることもある。側部フレームは、垂直方向に延びる二本の縦フレームと、該二本の縦フレームの間に水平状に架設される横フレームとを有し、二本の両縦フレームの上下方向の一部が、外方へ突出するように折り曲げ変形されていることで、幅狭部と幅広部とが上下連続して形成されている。すなわち、外方突出部分が幅広部となっている。
台座上には、そのまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品が多数個並列積載される。略直方体の商品が多数個並列積載されているので、この積載された多数個の商品からなる山である商品群の外形も略直方体となる。なお、略直方体とは、角部や側面などの形状が必ずしも確りしたラインではないが、少なくとも複数段積み重ね可能な程度の直方体状であるという程度の意味である。また、そのままの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品とは、そのもの自体が略直方体状の商品のほか、例えばアルミホイル、粉洗剤、染毛剤など、シート状、粉状、液状などその商品自体は略直方体ではないが、略直方体状のケースや商品箱に納められた状態で販売されるような商品が該当する。一方、セット包装などの状態で販売されるとは、例えば生理用品や紙おむつなど、1つ1つではバラ売りし難い商品を複数個(枚)まとめて1つの包装シートで覆い略直法体となっている商品や、例えばティッシュペーパーやトイレットペーパーなど、1つ1つでもバラ売り可能ではあるが、通常複数個をまとめた状態でセット売りされるような商品が該当する。
そして、側部フレームの幅狭部及び幅広部は、台座上に載置される普通生活雑貨商品群の幅寸法に応じて、該幅狭部と幅広部のいずれか一方において選択的に帯ベルトで前記商品群を周回固定可能に形成されている。具体的には、普通生活雑貨商品を多数個並列積載したときの商品群の寸法が小さいときは、側部フレームの幅狭部において帯ベルトで商品群が周回固定され、普通生活雑貨商品を多数個並列積載したときの商品群の寸法が大きいときは、側部フレームの幅広部において帯ベルトで商品群が周回固定される。この状態において、当該普通生活雑貨商品輸送用カートを車両の荷台にできるだけ搭載して輸送される。
側部フレームの幅寸法は、普通生活雑貨商品の寸法に合わせて設計されている。同じ商品であっても小サイズ、普通サイズ、大型サイズなどの大きさの違いや、セット販売の数量の違いなどによって、普通生活雑貨商品の寸法が異なる場合があり、異なる商品間では当然に商品寸法が異なる。ここで、輸送効率や積載安定性などを考慮して、各商品は輸送用カートにできるだけ詰めた状態で並列積載される。しかし、上記のような商品サイズの違いによって、多数積載された商品群の寸法が1個の商品サイズには満たない程度で微妙に異なることがある。そこで、普通生活雑貨商品を多数個並列積載した商品群の寸法が小さい場合には、側部フレームの幅狭部の幅寸法と商品群の幅寸法とが一致するように設計されている。一方、普通生活雑貨商品を多数個並列積載した商品群寸法が大きい場合には、側部フレームの幅広部の幅寸法と商品群の幅寸法とが一致するように設計されている。
前記横フレームは、縦フレームの上下両先端から所定寸法離れた少なくとも上下両端部の2箇所に架設されていることで、側部フレームの上下両先端部は二本の縦フレームが突き出た状態となっている。そして、側部フレームのうち、上下両端部2箇所の横フレーム間における垂直方向の一方側半分領域に幅広部が形成され、かつ上下両先端部の幅寸法は同一寸法となっている。側部フレームは、上下両先端部のうちいずれか一方側を台座に設けられた挿入孔に挿入することで、台座に対して着脱自在に設置される。このとき、側部フレームの上下両先端部の幅寸法は同一なので、上下の先端部のどちらからでも台座に挿入設置できる。そのうえで、帯ベルトでの固定位置が上方側へくるように、商品群の幅寸法に応じて側部フレームを適宜上下反転させて台座に設置する。
また、側部フレームの一側面には、所定厚み寸法のスペーサが接合されている。そして、一対の側部フレームを商品群の両側面に密接ないし近接させられるように、商品群の長さ寸法に合わせて、適宜側部フレームを表裏反転させて台座に設置する。
また、普通生活雑貨商品輸送用カートには、対向する一対の側部フレーム間に亘って架橋されるように、上方側の横フレームに掛け止められる架橋部材を設けておくことが好ましい。この場合、商品群は架橋部材よりも低く積載しておく。この架橋部材が棚部材となっていると、普通生活雑貨商品を輸送用カートに積載して車両で輸送する際に、棚部材の上にも荷物を載置できる。
普通生活雑貨商品輸送用カートを小売店にて輸送車両から積み降ろした後は、該輸送用カートに普通生活雑貨商品を積載したまま店頭まで搬送し、側部フレームを設置した状態のまま又は側部フレームを取り外した状態で普通生活雑貨商品を販売可能できる。側部フレームを取り外した状態で輸送用カートを搬送する場合は、台座の側部フレーム挿入用の挿入孔に、搬送用の操作ハンドルを挿入することもできる。
または、側部フレームを残しておく場合と取り外す場合とを問わず、台座の側面に、輸送用カートを販売場所まで搬送する際の操作ハンドルを挿入可能なハンドル用挿入孔を設けておいてもよい。この場合、台座の側面及び操作ハンドルに、操作ハンドルの台座からの抜け外れを防止する固定手段を設けておくことが好ましい。
このような普通生活雑貨商品輸送用カートで輸送可能となる、そのまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品としては、衛生用品、洗剤、家庭日用品、オーラルケア用品、トイレタリー用品、化粧小物、家庭用化学製品からなる群から選ばれる1種又は2種以上を挙げられる。具体的には、衛生用品に含まれる紙製品としてのティッシュペーパーやトイレットペーパーが挙げられる。
のまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品を多数個並列積載した普通生活雑貨商品輸送用カートを輸送車両に搭載して小売店まで輸送し、輸送用カートを小売店にて積み降ろした後は、該輸送用カートに普通生活雑貨商品を積載したまま販売場所まで搬送し、側部フレームを設置した状態のまま又は側部フレームを取り外した状態で普通生活雑貨商品を販売できる
普通生活雑貨商品を完売した後は、普通生活雑貨商品輸送用カートを商品供給源へ返却し、当該返却された普通生活雑貨商品輸送用カートへ再度新たな普通生活雑貨商品を積載してリユースできる。
本発明の効果の説明として、まず、大前提となる輸送方法による効果から説明する。本発明の普通生活雑貨商品の輸送方法によれば、普通生活雑貨商品の輸送用として好適な構成の輸送用カートを用いて輸送するので、従来のように輸送の際にダンボール箱を使用する必要がなく、ゴミの減量化を図れる。廃棄ダンボール箱が生じないので、ゴミの保管・廃棄コストも不要である。また、輸送用カートを輸送車両から降ろした後は、そのまま販売場所まで搬送し販売できるので、輸送〜販売までの工程において積み下ろし作業が容易であると共に、ダンボール箱からの取り出し作業、台車などへの積み替え作業、店頭での積み上げ作業などが不要となり、工程のスリム化及びこれに伴う人件費の削減が可能となる。また、普通生活雑貨商品を完売した後は、普通生活雑貨商品輸送用カートを商品供給源へ返却してリユースできるので、カートゴミの発生及び生産・購買コストを抑えながら、地球資源確保の観点から地球環境にも優しい。
そのうえで、本発明の普通生活雑貨商品輸送用カートによれば、側部フレームに幅狭部と幅広部とを形成し、商品群の寸法に合わせて帯ベルトの固定箇所を適宜選択できる構成となっているので、帯ベルトの締付力によって各商品が潰れたり破損したりすることを避けながら、輸送中に商品群が崩れることを的確に防止できる。しかも、商品群寸法が小さい場合には側部フレームの幅狭部の幅寸法と商品群の幅寸法とが一致し、商品群寸法が大きい場合には側部フレームの幅広部の幅寸法と商品群の幅寸法とが一致するよう、側部フレームの幅寸法を普通生活雑貨商品の寸法に合わせて設計していれば、側部フレームの設置されていない面では帯ベルトが商品群に密接ないし近接するので、より安定して普通生活雑貨商品を輸送用カートに載置固定できる。普通生活雑貨商品を輸送用カートに安定して固定できれば、車両輸送中の振動などによって商品群が崩れることを防げる。
横フレームを縦フレームの上下両先端から所定寸法離れた箇所に架設し、側部フレームの上下両先端部が同一幅寸法で二本の縦フレームが突き出た状態となっていれば、側部フレームの上下どちら側からでも同じように台座に設置でき、台座に幅寸法の異なる挿通孔をわざわざ設ける必要もない。帯ベルトでの固定位置が上下方向中間部より上方側であれば、下方側で固定するよりも商品群は崩れ難く、より安定して固定できる。したがって、商品群の幅寸法に合わせて側部フレームを適宜上下反転させて台座に設置できると、幅狭部と幅広部とのどちらを上方側とするかを自由に選択できるので、商品群を有意に安定して固定できる。
側部フレームの幅寸法は商品群の幅寸法に対応させて設計されているが、台座の長さ寸法すなわち対向する一対の側部フレーム間距離は部分的に変化させることができないので、商品群の長さ寸法に対応させることができない。したがって、商品サイズの相違によって商品群の長さ寸法も異なり、商品群と側部フレームとの間に隙間が生じて商品群が不安定となることがある。そこで、側部フレームの一側面にスペーサを配し、商品群の長さ寸法に合わせて適宜側部フレームを表裏反転させて台座に設置する、具体的には、商品群と側部フレームとの隙間寸法に応じて、両スペーサを内側とする、一方のスペーサのみを内側とする、または双方のスペーサ共外側とすることで、対向する一対の側部フレームを商品群の両側面に密接ないし近接させれば、長さ方向におけるガタツキも抑えて、さらに普通生活雑貨商品を安定して載置固定できる。
両側部フレームは、台座の挿入孔に縦フレームを挿入して着脱自在に設置しているだけなので、内外方向へのわずかな傾斜を避けられない。したがって、両側部フレームの外側から帯ベルトを周回固定すると、当該帯ベルトの締付力によって両側部フレームが内側へ付勢されて商品群が潰れてしまうおそれがある。そこで、対向する一対の側部フレーム間に架橋部材を掛け渡しておけば、この架橋部材がステーとして機能し、両側部フレームが帯ベルトの締付力によって内側へ傾斜することを防止でき、延いては商品群の変形や破損などを防止できる。このとき、商品群の高さを架橋部材よりも低くしておけば、商品群の変形や架橋部材の機能阻害などを避けられる。架橋部材を棚部材として、普通生活雑貨商品を輸送用カートに積載して車両で輸送する際に、棚部材の上にも荷物を載置可能であれば、輸送用カート上のスペースを有効利用し、輸送効率を向上できる。
輸送用カートに普通生活雑貨商品を積載したまま店頭まで搬送し販売する場所に、側部フレームを設置したままであれば、側部フレームの取り外し作業、撤去作業、保管場所の確保などの必要がない点で有利である。逆に側部フレームを取り外した状態で販売すれば、意匠性が良い、省スペース化が可能などの点で有利である。台座の側部フレーム挿入用の挿入孔を搬送用の操作ハンドルの挿入用としても兼用できれば、簡単な構成で輸送用カートの機能を向上できると共に、搬送作業も楽になる。
台座の側面に操作ハンドルを挿入する場合、台座の上面に挿入する場合にくらべて操作ハンドルが抜け易い。そこで、操作ハンドルの台座からの抜け外れを防止する固定手段を設けておけば、安定して搬送することができる。
以下に、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態について具体的に説明するが、これに限られることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形が可能であることはいうまでもない。本発明の輸送対象である普通生活雑貨商品(以下、日用品または単に商品と称すことがある)は、そのまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の商品であって、店頭(販売フロア)にて多数個が山積みされた状態で販売可能な商品であれば特に限定されない。例えば、衛生用品、洗剤、家庭日用品、オーラルケア用品、トイレタリー用品、化粧小物、家庭用化学製品、ベビー用品、介護用品、文房具、DIY用品、園芸用品、カー用品、ペット用品などが挙げられる。衛生用品としては、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、ウェットティッシュ、及び紙おむつ等の各種紙製品、ナプキン、タンポン、軽失禁用品、及びライナー等の各種生理用品、救急絆創膏、サポーター、マスク、包帯、医療用テープ、体温計、磁気治療品、及び使い捨てカイロ等の各種医療品などがある。洗剤としては、粉石鹸、衣類用漂白剤、柔軟仕上げ剤、ホームクリーニング洗剤、部分洗い洗剤、のり剤、衣類用消臭剤、靴用洗剤、及び洗濯槽クリーナー等の各種洗濯用洗剤、タイル用、床用、油汚れ用、ガラス用、及びパイプ用等の各種住宅用洗剤、食器用洗剤、クレンザー、食器用漂白剤、及びポット用洗浄剤等の各種台所用洗剤、風呂釜用及び排水溝用等の各種風呂用洗剤、便器用及びタンク用等の各種トイレ用洗剤などがある。家庭用日用品としては、スポンジ、キッチンペーパー、手拭い、食器、調理器具、ラップフィルム、アルミホイル、水切り袋、冷蔵庫脱臭剤、及び廃油処理剤等の各種台所用品、ボディタオル、ボディブラシ、及び風呂マット等の各種風呂用品、ペーパーホルダー及び便座カバー等の各種トイレ用品、ピンチ、物干しハンガー、屑取りネット、洗濯ネット、及びビニール手袋等の各種洗濯用品、ごみ袋、化学雑巾、粘着ローラー、ダスター、及び収納シート等の各種掃除用品などがある。オーラルケア用品としては、歯磨き粉、歯ブラシ、歯間ブラシ、洗口液、口中清涼剤、及び義歯用品などがある。トイレタリー用品としては、固形石鹸、ハンドソープ、及びボディソープ等の隠すボディケア用品、ハンドクリーム、リップクリーム、日焼け止めクリーム、及び制汗剤等の各種スキンケア用品、シャンプー、コンディショナー、ヘアカラー、ヘアスプレー、ヘアワックス、及び育毛剤等の各種ヘアケア用品、洗顔フォーム、メイク落とし、及びクレンジングオイル等の各種フェイスケア用品、安全剃刀、無駄毛処理用剃刀、及びシェービングフォーム等の各種シェービング用品、入浴剤、アロマ用品などがある。化粧小物としては化粧コットンなどがある。家庭用化学製品としては、蚊取り線香、ベイト剤、燻煙剤、防虫剤、除湿剤、消臭剤、及び芳香剤などがある。本実施形態では、トイレットペーパー及びティッシュペーパー用の輸送カートを例に挙げて説明する。
本発明での輸送目的地である小売店としては、車両にて輸送されてきた輸送用カートを搬入可能な商品搬入口を有し、上記各種日用品を店頭にて山積みした状態で比較的大量に販売するような小売店であれば特に限定されない。例えば、百貨店、スーパーマーケット、ホームセンター、ディスカウントストア、ドラッグストアなどが該当する。一方、本発明での輸送出発地は、小売店へ日用品を車両にて輸送するための拠点であれば特に限定されず、メーカーの生産工場の他、中間拠点である物流センターや卸売店等が挙げられる。また、輸送用の車両としては、本発明の輸送用カートを少なくとも1つ以上搭載可能な荷台を有するものであれば特に限定されず、代表的にはトラックが該当する。トラックは、一度に大量の日用品を輸送できるよう、出来るだけ大型のものが好ましい。具体的には、最大積載量3トン以上6.5トン未満の中型トラック以上が好ましく、最大積載量6.5トン以上の大型トラックがより好ましい。
まず、本発明で使用する普通生活雑貨商品輸送用のカートについて説明する。図1に、輸送用カート本体1の斜視図を示す。図2に、側部フレーム20の側面図を示す。図3に、台座10の平面図を示す。図1において輸送用カート本体1は、日用品の載置場所となる台座10と、台座10の下面に設けられるキャスタ2と、台座10上に積載された日用品の山を側方から支持する側部フレーム20とを有する。台座10は合成樹脂製の略矩形の平板部材であって、その上面が平坦面となっている。キャスタ2は、台座10下面の四隅に設けられている。なおキャスタ2は、少なくとも台座10下面の四隅に設けられていれば、最大積載量や搬送安定性・操作性の向上のために、その他の部分にも追加して設けることができる。キャスタ2の配設個数は、好ましくは4〜6個である。側部フレーム20は金属製のパイプ状部材からなり、垂直方向に延びる二本の縦フレーム21と、該二本の縦フレーム21の間に水平状に架設される横フレーム22とからなる。側部フレーム20は2つ用意されており、台座10の対向する両縁上に、対向状にそれぞれ着脱自在に立設される。なお本明細書では、図3における上下方向を輸送カート本体1の前後方向とし、この前後方向の寸法が幅寸法となる。また、図3における左右方向を輸送用カート本体1の左右方向とし、この左右方向の寸法が長さ寸法となる。
図2において横フレーム22は、前後二本の縦フレーム21の間で上下方向に等間隔で複数本架設されるが、その内、少なくとも縦フレーム21の上下両先端から所定寸法離れた上下両端部位置の二箇所に架設されている。したがって、側部フレーム20における上下両端部の2箇所に架設された横フレーム22よりも上下外方部分では、二本の縦フレーム21が突き出た状態となっている。この縦フレーム21が上下両端部の横フレーム22よりも上下外方に突出している部分を、側部フレーム20の先端部20aとする。上下両端部の二箇所に架設された横フレーム22の間の中間部に架設する横フレーム22の本数は得に限定されないが、少なくとも台座10上に積載する日用品の寸法に合わせて、日用品の山を安定して支持できるだけの本数とする。中間部に架設する横フレーム22の本数が多ければ日用品の安定支持性が向上するが、輸送用カート本体1の軽量化の観点からは、できるだけ少ない方が好ましい。本実施形態では、中間部に三本の横フレーム22を架設した。すなわち、側部フレーム20には上下に五本の横フレーム22が等間隔で架設されている。
図3に示すように、台座10の上面には、左右両側方において各前後二つの挿入孔11が穿設されており、当該挿入孔11へ側部フレーム20の先端部20aに突出している二本の縦フレーム21を挿入することで、側部フレーム20を台座10に対して着脱自在に設置可能となっている。縦フレーム21の挿入限界は、横フレーム22が台座10の上面と当接した位置で規定される。各挿入孔11の内径は、縦フレーム21の外形より僅かに大きい程度に設計され、側部フレーム20を台座10に設置したときのガタツキを極力抑えている。もちろん、前後二つの挿入孔11間の距離は、側部フレーム20の先端部20aの幅寸法(横フレーム22の長さ寸法)と同一に設計されている。また、台座10の下面には、各挿入孔11と連通し各挿入孔11の内径と同じ内径のカバー部12が設けられている。このカバー部12によって、台座10を貫通して台座10の下面にまで突出する縦フレーム21が支持されることで、側部フレーム20の設置安定性が向上すると共に、輸送用カート本体1の意匠性も向上する。側部フレーム20の先端部20aに突出している縦フレーム21の上下寸法は、側部フレーム20を挿入孔11及びカバー部12に挿入して台座10に設置したとき、少なくとも該側部フレーム20が上下方向に立設した状態を確保できる長さがあればよい。このとき、側部フレーム20が多少左右方向に傾斜することは構わない。カバー部12は、上下貫通状の筒体であってもよいし、台座10の下面に突出する側部フレーム20の先端部20aの上下寸法よりも深い有底筒体であってもよい。
各縦フレーム21は、直線状のパイプ部材の一部を外方へ突出するように変形させた形となっている。具体的には、上下の先端部20aの間、すなわち上下両端部の二箇所に架設された横フレーム22の間にある上下中間領域の垂直方向一方側略半分領域が、前後外方に突出するように折り曲げ変形されている。これにより、左右の両側部フレーム20には、上下両先願部20aの間の中間部分に、前後外方へ突出変形された幅広部20bと、変形加工されていない幅狭部20cとが上下連続して形成されている。先端部20aと幅狭部20cとの幅寸法は同一である。また、左右両側部フレーム20の一側面には、所定厚み寸法のスペーサ25が接着により接合されている。詳しくは図示していないが、このスペーサ25は、ウレタンフォームなどの平板状発泡体の表裏両面に合成樹脂製の薄肉パネル板を接着して形成されている。スペーサ25の幅寸法は、側部フレーム20の幅狭部20cの幅寸法とほぼ同一に設計されている。
そして、台座10上の左右の側部フレーム20の間に、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの略直方体の日用品が目一杯並列積載される。このとき、略直方体の日用品を多数積み重ねることによって、その積み重ねられた山である商品群Sの外形も略直方体となる。この日用品には、その種類によって外形寸法が異なり、同じ商品であっても大サイズや小サイズのものもある。例えばティッシュペーパーでは、一箱の収納枚数が多い大サイズのものや、一箱の収納枚数が比較的少ないコンパクトサイズ(小サイズ)のものがある。このような日用品の外形寸法に合わせて、側部フレーム20の幅広部20bや幅狭部20cの幅寸法が設計されている。本実施形態の輸送用カート本体1は、5箱のティッシュペーパーが一枚のカバーフィルムで包装されてセット売りされるティッシュペーパーや、12ロール入りでセット売りされるトイレットペーパーの輸送用として設計されている。図4に、トイレットペーパーを積載固定した状態の輸送用カート1の斜視図を示す。図5に、大サイズのティッシュペーパーを積載固定した状態の輸送用カート1の斜視図を示す。図6に、小サイズのティッシュペーパーを積載固定した状態の輸送用カート1の斜視図を示す。
側部フレーム20の幅広部20bの幅寸法は、トイレットペーパーや大サイズのティッシュペーパーを積載したときの商品群S1・S2の幅寸法に合わせて設計されており、図4及び図5に示されるように、トイレットペーパーを輸送用カート本体1に目一杯積載したときの商品群S1や、ティッシュペーパーを輸送用カート本体1に目一杯積載したときの商品群S2の幅寸法が、側部フレーム20の幅広部20bの幅寸法と一致している。具体的には、幅広部20bの幅寸法を640mmとした。一方、側部フレーム20の幅狭部20cの幅寸法は、小サイズのティッシュペーパーを積載したときの商品群S3の幅寸法に合わせて設計されており、図6示されるように、小サイズのティッシュペーパーを輸送用カート本体1に目一杯積載したときの商品群S3の幅寸法が、側部フレーム20の幅狭部20cの幅寸法と一致している。具体的には、幅狭部20cの幅寸法を548mmとした。また、縦フレーム21の高さ寸法1600mmに対して、上下両端部の横フレーム22の間の寸法を1400mmとし、各横フレーム22は上下350mm間隔で架設されている。

そして、図4〜図6に示すように、商品群Sの幅寸法が大きいときは幅広部20bに、商品群Sの幅寸法が小さいときは幅狭部20cに、それぞれ帯状のラッシングベルト3を外方から周回状に巻着することで、商品群Sを固定している。このラッシングベルト3は、合成樹脂製の伸縮性を有する織布であり、その長手方向両端に、短手方向両側縁に亘る面ファスナー(ベルベットファスナー)3aが縫着されている。ラッシングベルト3は、左右の側部フレーム20及び商品群Sの外方から緊張した状態で巻きつけ、長手方向両端の面ファスナー3aを係着することで固定できる。
左右の両側部フレーム20は、ラッシングベルト3の巻着部分が上方となるよう、適宜上下選択反転させて台座10へ設置する。具体的には、図4や図5のように、トイレットペーパーや大サイズのティッシュペーパーを積載するときは、ラッシングベルト3が巻着される幅広部20bが上方(幅狭部20cが下方)となる状態で台座10へ設置する。一方、図6のように小サイズのティッシュペーパーを積載するときは、ラッシングベルト3が巻着される幅狭部20cが上方(幅広部20bが下方)となる状態で台座10へ設置する。
また、各商品の寸法の相違により、これを多数積載した商品群Sの長さ寸法もそれぞれ異なる。すなわち、トイレットパーパーの商品群S1、大サイズのティッシュペーパーの商品群S2、小サイズのティッシュパーパーの商品群S3の各長さ寸法は、これの順で小さくなる。しかし、輸送用カート本体1の長さ寸法、すなわち左右の両側部フレーム20間の距離は不変である(本実施形態では980mm)。これでは、商品群Sによっては、商品群Sと側部フレーム20との間に隙間ができて安定性が悪くなる。そこで、このような場合に商品群Sと側部フレーム20との間の隙間を埋めるため、厚み約50mmのスペーサ25が、両側部フレーム20の一側面配されている。そして、商品群Sの長さ寸法に合わせて、両側部フレーム20と商品群Sの両側面とを密接ないし近接するように、左右の両側部フレーム20を適宜表裏反転させて台座10に設置する。具体的には、図4に示すようにトイレットペーパーを輸送用カート本体1に積載したときは、商品群S1と左右の両側部フレーム20とは近接している。この場合は、左右の両スペーサ25が外側にくる状態で両側部フレーム20を台座10へ設置する。図5に示すように大サイズのティッシュペーパーを輸送用カート本体1に積載したときは、商品群S2と左右の両側部フレーム20との間には若干の隙間が生じている。この場合は、左右のスペーサ25のうち、一方が内側、他方が外側にくる状態で、側部フレーム20を台座10へ設置する。図6に示すように小サイズのティッシュペーパーを輸送用カート本体1に積載したときは、商品群S3と左右の両側部フレーム20には、比較的大きな隙間が生じている。この場合は、左右の両スペーサ25が内側にくる状態で両側部フレーム20を台座10へ設置する。
側部フレーム20を台座10へ設置しラッシングベルト3を巻着したとき、当該ラッシングベルト3の締付力によって左右の側部フレーム20が内側へ付勢され、商品群Sが押し潰されたり、破損したりする危険性がある。そこで、これを回避するための架橋部材として、金属製の棚4を、左右の両側部フレーム20の間で両最上段の横フレーム22に掛け止め架橋している。この棚4は、左右の両側部フレーム20の間でステーとして機能するので、ラッシングベルト3の締付力によって左右の側部フレーム20が内側へ傾斜することがなく、以って商品群Sの破損などが確実に防止される。棚4は、これの左右両縁の下面に溶接した断面下向きコ字状の連結具4aを、側部フレーム20の最上段の横フレーム22に上方から被せるようにして掛け止められる。したがって、商品群Sは、最上段の横フレーム22の高さ位置よりも低くしておく。好ましは、輸送効率及び固定安定性の観点から、商品群Sの上面と棚4の下面とが近接するような高さに各商品を積み上げておく。
このように各商品が多数積載された輸送用カート1を、図7に示すようにトラック5の荷台6に複数搭載して、生産工場等の商品供給源から輸送目的地である小売店へ輸送する。図7は、輸送用カート1を複数搭載した車両5の荷台6の内部の様子を示している。トラック5での輸送中、各輸送用カート1は、トラック5の荷台6の側壁に設けられたレール7に係止されている図外の固定ベルトによって固定される。また、トラック5での輸送中、各輸送用カート1の棚4の上方には空スペースができる。そこで、各棚4上に、その他の商品や備品を箱詰めしたダンボール箱100などを載置することで、荷台6内のデッドスペースを無くして空間を有効利用できる。
日用品を輸送用カート1に積載した状態にてトラック5で小売店まで輸送したら、日用品を輸送用カート1に積載したまま商品搬入口にて輸送用カート1をトラック5から積み降ろす。その後、ラッシングベルト3及び棚4を輸送用カート1から取り外し、適宜検品・商品補充して、日用品を積載したまま輸送用カート1を店頭まで搬送する。このとき、左右の側部フレーム20を設置したまま、又は左右の側部フレーム20を取り外した状態で搬送でき、そのままの状態で販売すればよい。
図8に、輸送用カート1の台座10の上面に操作ハンドル27を取り付けた状態で、商品搬入口から店頭へ搬送する場合の正面図を示す。図9に、輸送用カート1の台座10の側面に操作ハンドル30を取り付け可能な構成の、台座10と操作ハンドル30の分解斜視図を示す。図8に示すように、台座10から側部フレーム20を取り外した状態で輸送用カート1を店頭へ搬送する場合、台座10の上面に設けられた側部フレーム20挿入用の挿入孔11に、搬送用の操作ハンドル27を挿入するとよい。すなわち、挿入孔11は側部フレーム20の挿入用と操作ハンドル27の挿入用として兼用される。または、図9に示すように、台座10の側面に操作ハンドル用の挿入孔13を設けてもよい。これによれば、側部フレーム20を台座10に設置したままと、側部フレーム20を台座10から取り外した状態とを問わず、ハンドル挿入孔13に台座10の側面から操作ハンドル30を挿入して搬送できる。この場合、操作ハンドル30の挿入用シャフト31とハンドルシャフト32とのつけ根部分とハンドル挿入孔13の近傍とに、操作ハンドル30が台座10から抜け外れることを防止するための固定手段が設けられている。具体的には、操作ハンドル30の挿入用シャフト31とハンドルシャフト32とのつけ根部分に固定板33が溶接されており、この固定板33に穿設された螺子孔34と、台座10の側面の螺子孔34との対向位置に穿設された螺子留め孔35に、把手付螺子36を螺合固定する。
商品を完売した後は、品輸送用カート本体1をメーカーや輸送業者などの商品供給源へ返却する。そうすれば、当該返却された輸送用カート本体1へ再度新たな日用品を積載してリユースできる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はその他の変形も可能である。例えば、側部フレーム20に接合するスペーサ25は必ずしも必要ではなく、一方の側部フレーム20のみに接合させてもよい。左右の側部フレーム間を架橋する架橋部材は、棚状部材以外に、複数本の直線パイプ部材を並設してもよい。
輸送用カート本体の斜視図である。 側部フレームの側面図である。 台座の平面図である。 トイレットペーパーを積載した輸送用カートの斜視図である。 大サイズのティッシュペーパーを積載した輸送用カートの斜視図である。 小サイズのティッシュペーパーを積載した輸送用カートの斜視図である。 輸送用カートを複数搭載した荷台の正面図である。 台座の上面に操作ハンドルを取り付けた状態の正面図である。 台座の側面に操作ハンドルを取り付ける場合の台座と操作ハンドルの分解斜視図である。 従来の普通生活雑貨商品の輸送方法による荷台の正面図である。
符号の説明
1 輸送用カート本体
2 キャスタ
3 ラッシングベルト
4 棚(架橋部材)
5 トラック(車両)
6 荷台
10 台座
11 挿入孔
12 カバー部
13 ハンドル挿入孔
20 側部フレーム
20a 先端部
20b 幅広部
20c 幅狭部
21 縦フレーム
22 横フレーム
25 スペーサ
30 操作ハンドル
31 挿入用シャフト
32 ハンドルシャフト
33 固定板
34 螺子孔
35 螺子留め孔
100 ダンボール箱
1 トイレットペーパーの商品群
2 大サイズティッシュペーパーの商品群
3 小サイズティッシュペーパーの商品群

Claims (16)

  1. 上面が平坦な矩形の台座と、該台座の下面の少なくとも四隅にそれぞれ設けられるキャスタと、前記台座の対向する両縁上に対向状に立設される一対の側部フレームとを有し、
    前記側部フレームは、垂直方向に延びる二本の縦フレームと、該二本の縦フレームの間に水平状に架設される横フレームとを有し
    前記側部フレームには、前記縦フレームの一部が外方へ突出するように変形されていることで、幅狭部と幅広部とが上下連続して形成されており、
    前記側部フレームの幅狭部及び幅広部は、前記台座上に載置される、そのまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品群の幅寸法に応じて、該幅狭部と幅広部のいずれか一方において選択的に帯ベルトで前記商品群周回固定可能に形成されている、車両に搭載輸送される普通生活雑貨商品輸送用カート。
  2. 前記横フレームは前記縦フレームの上下両先端から所定寸法離れた少なくとも上下両端部に架設されて、前記側部フレームの上下両先端部は前記二本の縦フレームが突き出た状態となっており、
    前記側部フレームのうち、前記上下両端部の横フレーム間における垂直方向の一方側半分領域に前記幅広部が形成され、かつ前記上下両先端部の幅寸法は同一寸法となっており、
    前記側部フレームは、前記上下両先端部のうちいずれか一方側を前記台座に設けられた挿入孔に挿入することで、前記台座に対して着脱自在に設置され、
    前記商品群の幅寸法に応じて、前記帯ベルトでの固定位置が上方側へくるように前記側部フレームを適宜上下反転させて前記台座に設置可能な、請求項1に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  3. 前記側部フレームの一側面には、所定厚み寸法のスペーサが接合されており、
    前記商品群の長さ寸法に応じて、前記側部フレームを適宜表裏反転させて前記台座に設置することで、前記一対の側部フレームを前記商品群の両側面に密接ないし近接させられる、請求項1または請求項2に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  4. 前記上方側の横フレームに掛け止めて、前記対向する一対の側部フレーム間を架橋する架橋部材を有し、
    前記商品群は前記架橋部材よりも低く積載される、請求項2または請求項3に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  5. 前記架橋部材が棚部材であって、
    車両で輸送する際に前記棚部材上にも荷物を載置可能な、請求項4に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  6. 前記輸送用カートを小売店にて積み降ろした後、該輸送用カートに前記普通生活雑貨商品を積載したまま販売場所まで搬送し、前記側部フレームを設置した状態のまま又は前記側部フレームを取り外した状態で前記普通生活雑貨商品を販売可能な、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  7. 前記側部フレームを取り外した状態で前記輸送用カートを搬送する場合、前記台座の前記側部フレーム挿入用の挿入孔に操作ハンドルを挿入可能な、請求項6に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  8. 前記台座の側面に、前記輸送用カートを販売場所まで搬送する際の操作ハンドルを挿入可能なハンドル用挿入孔が設けられている、請求項6に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  9. 前記台座の側面及び前記操作ハンドルに、前記操作ハンドルの前記台座からの抜け外れを防止する固定手段が設けられている、請求項8に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  10. 前記そのまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品が、衛生用品、洗剤、家庭日用品、オーラルケア用品、トイレタリー用品、化粧小物、家庭用化学製品からなる群から選ばれる1種又は2種以上である、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  11. 前記普通生活雑貨商品が、ティッシュペーパー又はトイレットペーパーである請求項10に記載の普通生活雑貨商品輸送用カート。
  12. 上面が平坦な矩形の台座と、該台座の底面の少なくとも四隅にそれぞれ設けられるキャスタと、前記台座の対向する両縁上に対向状に立設され、垂直方向に延びる二本の縦フレームと該二本の縦フレームの間に水平状に架設される横フレームとを有する一対の側部フレームとを有し、前記縦フレームの一部が外方へ突出するように変形されていることで、前記側部フレームに幅狭部と幅広部とが上下連続して形成された、普通生活雑貨商品輸送用カートを使用し、該普通生活雑貨商品輸送用カートの前記台座上に載置される、そのまま若しくはセット包装などの状態で販売される略直方体状の普通生活雑貨商品群の幅寸法に応じて、前記幅狭部と幅広部のいずれか一方において選択的に帯ベルトで前記商品群を周回固定した状態で車両に搭載し輸送する、普通生活雑貨商品の輸送方法。
  13. 前記側部フレームの垂直方向の一方側半分領域に前記幅広部が形成されながら、前記側部フレームの上下両先端部の幅寸法は同一寸法となって、前記フレームは前記台座に着脱自在であり、
    前記商品群の幅寸法に応じて、前記帯ベルトでの固定位置が上方側へくるように前記側部フレームを適宜上下反転させて前記台座に設置した状態にて車両に搭載し輸送する、請求項12に記載の普通生活雑貨商品の輸送方法。
  14. 前記側部フレームの一側面には、所定厚み寸法のスペーサが配されており、
    前記商品群の長さ寸法に応じて、前記側部フレームを適宜表裏反転させて前記台座に設置して、前記一対の側部フレームを前記商品群の両側面に密接ないし近接させた状態にて車両に搭載し輸送する、請求項12又は請求項13に記載の普通生活雑貨商品の輸送方法。
  15. 前記対向する一対の側部フレーム間に棚部材を架橋し、
    車両で輸送する際に前記棚部材上にも荷物を載置している、請求項12ないし請求項14のいずれかに記載の普通生活雑貨商品の輸送方法。
  16. 前記普通生活雑貨商品がティッシュペーパー又はトイレットペーパーである、請求項12ないし請求項15のいずれかに記載の普通生活雑貨商品の輸送方法。
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