JP4368776B2 - ネットワーク機器、ネットワーク機器の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

ネットワーク機器、ネットワーク機器の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、ネットワークを介して外部の装置と通信することが可能なネットワーク機器、このようなネットワーク機器の制御方法、コンピュータに上記のようなネットワーク機器を制御させるためのプログラム、およびこのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
近年において、複数の機器をネットワークに接続し、相互に通信可能とすることが広く行われるようになってきている。また、ネットワーク通信の規格としては、例えばイーサネット(登録商標)が広く用いられているが、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)やIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)1394等の規格も急速に普及しつつある。
そこで、このような状況に対応するため、ネットワークプリンタのようなネットワーク機器において、複数のネットワークインタフェースを設けたり、複数のネットワークインタフェースを有するサーバと接続できるようにしたりして、複数のネットワークに接続可能とすることが行われている。
このようなネットワーク機器に関連する技術としては、例えば下記の特許文献1乃至3に記載のものが挙げられる。
特開2000−293334号公報 特開2001−358762号公報 特開2003−250021号公報
一方で、ユーザが利用するネットワーク環境には様々なものがある。
例えば、近年ではネットワーク設定の自動化が叫ばれており、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを設置し、ネットワーク機器に、自動的に、自機のIP(Internet Protocol)アドレス,サブネットマスク,デフォルトゲートウェイのIPアドレス,DNS(Domain Name System)サーバのIPアドレス,その他のサーバのIPアドレスやサーバ名等を取得させる方法が、PCだけでなくその他のネットワーク機器にも使用されるケースが多くなっている。
また、DHCPサーバーが存在しない環境でも、自動的に自機のIPアドレスを割り振ることができるようにした方式も、PCを始めとするネットワーク機器で使われている。これは、IPv4(Internet Protocol Version 4)であれば「169.254/16」、IPv6(Internet Protocol Version 6)であれば「fe80::/10」で表されるアドレス体系のアドレスを自動的に取得するものであり。そして、これらのアドレスはIANA(Internet Assigned Number Authority)で予約されており、リンクローカルアドレス(Link-Local Address)と呼ばれている。
ところで、IPアドレスは、上位所定ビット(ビット数は場合によって異なる)のネットワークアドレスと、残りの部分のホストアドレスとに分けられ、前者により機器が属するセグメントの、後者によりセグメント内での機器の識別を行うようにしている。従って、同じセグメント内の機器には、全て同じネットワークアドレスを持つIPアドレスが割り当てられるのが通常である。
しかし、上記のリンクローカルアドレスを使用する場合、上位所定ビット(IPv4なら16ビット)のアドレスは固定されてしまっている。従って、一つのサブネット内に、リンクローカルアドレスが割り当てられた機器と、通常のIPアドレスが割り当てられた機器とが共存している場合、同じセグメント内にネットワークアドレスが異なる機器が存在してしまうことになる。
そして、このような場合には、IPパケットを転送しようとする場合に、転送先が同じセグメント内なのにも関わらず、別のセグメントに転送する場合と同様にルータにパケットを転送してしまうことになり、データ転送の効率が低くなってしまうという問題があった。
また、ネットワーク機器が複数のネットワークインタフェースを有する場合、これらの各ネットワークインタフェースを用いて別々のセグメントのネットワークに接続することも可能である。しかし、このような場合には、同じセグメント内にネットワークアドレスが異なる機器が存在してしまうと、どのネットワークインタフェースを用いて通信を行えばよいのかを効率よく定めることができないという問題があった。そしてこのため、データ転送の効率が低くなってしまうという問題があった。
この発明は、このような問題を解決し、ネットワーク機器と同じセグメントのネットワークに接続されている機器に、そのネットワーク機器と異なるネットワークアドレスを含むアドレスが設定されている場合でも、効率のよい通信を行うことができるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明は、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器において、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつそのパケットの送信元のネットワークアドレスが、そのパケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、そのパケットの送信元のIPアドレスに対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わないようにしたものである。
また、この発明の別のネットワーク機器は、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器において、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスを持つ機器に対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わないようにしたものである。
また、上記の各ネットワーク機器において、前記パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録の実行有無の設定を受け付ける手段を設けるとよい。
さらに、複数のネットワークインタフェースを設け、その複数のネットワークインタフェースの中で、前記パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録を行うネットワークインタフェースの選択を受け付ける手段を設け、その選択されたネットワークインタフェースでパケットを受信した場合のみ前記パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録を行うようにするとよい。
また、この発明のネットワーク機器の制御方法は、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器に、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスに対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録させる一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わせないようにしたものである。
この発明の別のネットワーク機器の制御方法は、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器に、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスを持つ機器に対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録させる一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わせないようにしたものである。
また、この発明のプログラムは、コンピュータに、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器を制御させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記ネットワーク機器が自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスに対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わない機能を実現させるためのプログラムを含めたものである。
この発明の別のプログラムは、コンピュータに、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器を制御させるためのプログラムにおいて、前記コンピュータに、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスを持つ機器に対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わない機能を実現させるためのプログラムを含めたものである。
また、この発明の記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
以上のようなこの発明のネットワーク機器又はネットワーク機器の制御方法によれば、ネットワーク機器と同じセグメントのネットワークに接続されている機器に、そのネットワーク機器と異なるネットワークアドレスを含むアドレスが設定されている場合でも、効率のよい通信を行うことができるようにすることができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータを上記のネットワーク機器として機能させてその特徴を実現し、同様な効果を得ることができる。
この発明の記録媒体によれば、上記のプログラムを記憶していないコンピュータにそのプログラムを読み出させて実行させ、上記の効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
まず、この発明のネットワーク機器の実施形態であるデジタル複合機(MFP)の構成について説明する。図1は、そのMFPの構成を示したブロック図である。
図1に示したMFP100は、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ通信等の種々の機能を有する画像処理装置であり、コントローラ110,操作パネル131,FCU(ファクシミリ制御ユニット)132,エンジン部133を備えている。
このうち、コントローラ110は、MFP100を制御する制御部であり、CPU111,ノースブリッジ(NB)112,システムメモリ113,サウスブリッジ(SB)114,ASIC(特定用途向けIC)115,ローカルメモリ116,ハードディスクドライブ(HDD)117,フラッシュROM118,NVRAM(Non Volatile RAM)119,SDRAM(Synchronous Dynamic RAM)120,イーサネット(登録商標)インタフェース(I/F)121,USB(Universal Serial Bus)I/F122,IEEE1394I/F123,セントロニクスI/F124,外部記憶媒体用I/F125を備えている。
そして、CPU111は、MFP100全体を統括制御する制御手段であり、フラッシュROM118やNVRAM119あるいはHDD117等に記録された種々のプログラムを実行することにより、種々の手段として機能し、後述するようにこの実施形態の特徴に係る種々の機能を実現する。
NB112は、CPU111をシステムメモリ113,ASIC115,バス127等と接続するためのチップである。
システムメモリ113は、画像形成の際の描画用メモリやCPU111のワークメモリ等として使用される記憶手段である。
SB114は、バス127と内部バスや周辺機器とを接続するためのチップである。
ASIC115は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのICである。また、このASIC115とNB112とを高速なAGP(Accelerated Graphics Port)126によって接続することにより、後述ようなアプリケーションやプラットフォームを構成するプロセスを複数同時に実行する場合のパフォーマンスの低下を防止している。
ローカルメモリ116は、コピー用画像バッファや符号バッファ等として用いるメモリである。
HDD117は、画像データの蓄積、文書データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積などを行うストレージ(補助記憶装置)の一例である。
フラッシュROM118は、外部からでもプログラムやデータ等を書き込むことができる不揮発性記憶手段であり、ここにデータを書き込むことにより、ソフトウェアのアップデートやパラメータの更新等が可能となる。
NVRAM119は不揮発性メモリ、SDRAM120は揮発性メモリである。
イーサネットI/F121は、MFP100をLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークに接続するためのインタフェースであり、ネットワーク上の他の機器とイーサネット方式の通信を行う機能を有する。
また、USBI/F122,IEEE1394I/F123,セントロニクスI/F124も、それぞれUSB,IEEE1394,セントロニクスの規格で外部装置と通信を行うためのインタフェースであり、MFP100がこれらのインタフェースを介してネットワークに接続される場合もある。
なお、MFP100を接続するネットワークとしては、有線、無線を問わず種々の方式のものが使用可能であり、MFP100側の接続インタフェースとしても、ネットワークの規格や使用する通信プロトコル等に応じて適切なものを用意するようにしている。上記の各I/F以外のものを設けてもよい。
外部記憶媒体用I/F125は、SDカード、コンパクトフラッシュ(登録商標)、ROM−DIMM(Dual Inline Memory Module)等の外部記憶媒体を着脱可能に装着し、これらの媒体とデータの授受を行うためのインタフェースであり、装着する媒体の規格に応じたインタフェースを設けている。
また、操作パネル131は、液晶パネルに積層したタッチパネルや、各種キー等で構成され、ユーザに向けたメッセージや操作を受け付けるための画面を表示したり、ユーザからの操作を受け付けたりする操作表示手段である。この操作パネル131は、ASIC115に接続されている。
FCU132は、外部装置との間でファクシミリ通信を行うためのユニットである。また、メモリを有しており、MFP100の電源がOFFされているときに受信したファクシミリデータを一時的に格納するためにも利用される。
エンジン部133は、画像形成部、画像読取部等であり、CPU111の制御に従ってプリントやスキャンを行うことができる。
これらのFCU132及びエンジン部133はバス128によりASIC115に接続されている。
以上のようなMFP100は、CPU111が各部の動作を制御することにより、コピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信等の種々の動作を実行することができる。もちろん、ネットワークを介して他の装置との間で情報の授受を行うこともできる。
次に、図2に、CPU111がこれらの制御を行うために実行するプログラムの構成を示す。
この図に示すように、MFP100の機能を実現するためのプログラムは、最上位のアプリケーション層140、およびその下位のプラットフォーム層150からなる。そして、これらのプログラムは、フラッシュROM118やNVRAM119等に記憶され、必要に応じて読み出されてCPU111によって実行される。
これらのうち、まず、アプリケーション層140の各プログラムは、プリント,コピー,スキャン等の画像処理に関連するユーザーサービスに固有の処理を実現するためのプログラムである。
そして、プリンタアプリ141は、プリント機能を実現するためのアプリケーションプログラム(以下単に「アプリ」ともいう)であり、ページ記述言語およびポストスクリプトを含む。
コピーアプリ142は、コピー機能を実現するためのアプリである。
ファクスアプリ143は、ファクシミリ通信機能を実現するためのアプリである。
スキャナアプリ144は、スキャン機能を実現するためのアプリである。
ウェブアプリ145は、ウェブサービス機能を実現するためのアプリである。
一方、プラットフォーム層150には、アプリケーション層140の各プログラムからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生するコントロールサービス151〜157と、1つ以上のハードウェア資源の管理を行ってコントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(SRM)158と、オペレーティングシステム(OS)159とを設けている。
また、プラットフォーム層150には、予め定義されている関数によりアプリケーション層140の各プログラムからの処理要求を受信することができるようにするアプリケーションプログラムインターフェース(API)も設けている。そして、OS159は、プラットフォーム層150及びアプリケーション層140の各プログラムをプロセスとして並列実行する。
そして、これらのプロセスのうち、SRM158のプロセスは、システムコントロールサービス(SCS)157のプロセスと共にシステムの制御およびハードウェア資源の管理を行う。例えばSRM158のプロセスは、ハードウェア資源を利用する上位層からの要求に従って調停を行い、動作の実行を制御する。具体的には、SRM158のプロセスは、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判定し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に通知する。また、上位層からの要求に対してハードウェア資源を利用するためのスケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンによる紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)に係る動作を直接実施させている。
また、SCS157のプロセスは、アプリの管理,操作パネル131における画面やLED(発光ダイオード)の表示制御,ハードウェア資源の管理,割り込み処理の制御などの処理を行う。
エンジンコントロールサービス(ECS)151のプロセスは、図示していないハードウェアリソースであるエンジンの制御を行う。
メモリコントロールサービス(MCS)152のプロセスは、メモリの取得および解放、画像データの圧縮および伸張などのメモリ制御を行う。
オペレーションコントロールサービス(OCS)153のプロセスは、ユーザとMFP100との間の情報伝達手段となる操作パネル131の制御を行う。
ファクスコントロールサービス(FCS)154のプロセスは、アプリケーション層140からPSTN(Public Switched Telephone Networks)またはISDN(Integrated Services Digital Network)網を利用したファクシミリ送受信,バックアップ用のメモリで管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用,ファクシミリ読み取り,ファクシミリ受信印刷などを行うためのAPIを提供する。
ネットワークコントロールサービス(NCS)155のプロセスは、ネットワーク入出力を必要とするアプリに対して共通に利用できるサービスを提供するものであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリのプロセスに振り分けたり、各アプリのプロセスからのデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行ったりする。そして、このNCSにより、この実施形態の主要な特徴が実現される。
セキュリティコントロールサービス(CCS)のプロセスは、アプリケーション層140の各アプリに対してセキュリティサービスを提供する。
そして、CPU111は、MFP100の起動時に、OS159上にSRM158及び各サービス151〜157をそれぞれプロセスとして起動して実行させると共に、アプリケーション層140を形成する各アプリ141〜145を起動して実行させる。そして、各アプリで共通的に必要な処理をプラットフォーム層150により一元的に管理して行うことができるようにしている。
なお、MFP100には、以上説明した構成を全て設ける必要はなく、各種メモリやI/Fの一部、あるいはFCU132等、MFP100に持たせる機能に応じて省略してよいものもある。
以上のようなMFP100は、ネットワークに接続して運用することが可能であるが、この場合において、例えば、イーサネットI/F121とIEEE1394I/F123により別々のネットワークに接続することも可能である。
図3に、このようにした場合のネットワーク構成例を示す。
図3に示した構成例では、MFP100は、イーサネットI/F121によりネットワーク10に接続されると共に、IEEE1394I/F123によりネットワーク20に接続されている。そして、これらのネットワーク10及び20は、異なるセグメントのネットワークである。
また、ネットワーク10には、MFP100の他にPC11,12及びスキャナ14やプリンタ15が接続され、またルータ13により他のネットワークとも接続されている。そして、ネットワーク20にも、MFP100の他にPC21,25,26及びスキャナ22やプリンタ24が接続され、またルータ23により他のネットワークとも接続されている。
しかし、ネットワーク10にもネットワーク20にも、DHCPサーバは設けておらず、ネットワークに関する設定は手動であるいはネットワーク機器自身で行うようにしている。そして、ネットワーク機器自身で設定を行う場合、IPアドレスについては、APIPA(Automatic Private IP Addressing)という機能に対応している機器であれば、リンクローカルアドレスと呼ばれる、セグメント内では重複しないことが保証されるアドレスを、自動的に設定することができる。
このリンクローカルアドレスは、IPv4の場合には、「169.254/16」のネットワークアドレスを持つIPアドレスであり、APIPA以外では割り当てられることがないよう、予約されたものである。
ところで、例えばネットワーク10において、一部の機器についてはAPIPAによるリンクローカルアドレスの設定がなされ、他の機器はAPIPAに対応していなかったりこれが無効化されている等の理由によりリンクローカルアドレス以外のIPアドレスが設定されるような場合も考えられる。そして、このような場合には、同じセグメント内の機器であってもネットワークアドレスが異なってしまうことになる。そして、このような場合には、ネットワークアドレスの異なる機器については、そのままでは違うセグメントに存在する機器であると認識してしまうことになる。
そこで、MFP100は、自身と同一のセグメントからIPパケットを受信し、かつそのパケットの送信元のネットワークアドレスが、そのパケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、そのパケットの送信元のIPアドレスに従ったスタティックルーティングを行うようにしている。
図4に、このスタティックルーティングを行うための処理のフローチャートを示す。
MFP100のCPU111は、いずれかのネットワークI/FにIPパケットが送られてきた場合に、図3に示したNCS155のプロセスにより、図4のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においては、まずステップS11で、送られてきたIPパケットを受信し、ステップS12でそのパケットの送信側IPアドレスを取得する。そして、ステップS13で、ステップS12で取得した送信側IPアドレスとパケットを受信したI/FのIPアドレスとでネットワークアドレスが異なるか否か判断する。
そして、同じであれば、ルーティングを行う必要はないのでそのままステップS21に進み、通常の通信処理を行うが、異なる場合には、ステップS14に進み、送信側IPアドレスが既にルーティングされているアドレスであるか否か判断する。この判断の際には、ステップS11でIPパケットを受信したインタフェース以外について設定されているルーティングも参照する。そして、ステップS14で既にルーティングされている場合にも、ルーティングを行う必要はないのでそのままステップS21に進み、通常の通信処理を行うが、ルーティングされていない場合には、ステップS15に進み、送信元がMFP100と同一セグメント内にある機器か否かを判断するための送信元確認処理を行う。
図5に、この送信元確認処理のフローチャートを示す。
この処理においては、まずステップS31で、図4のステップS12で取得した送信元IPアドレス、すなわち同一セグメント内にあるか否かを確認したい機器のIPアドレスをターゲットIPアドレスとするARP(Address Resolution Protocol)リクエストをブロードキャストする。なお、このとき使用するネットワークI/Fは、図4のステップS11でIPパケットを受信したインタフェースである。以下の図6及び図7においては、単にMFP100のMACアドレスやIPアドレスと言った場合、このインタフェースのアドレスを指すものとする。
図6に、このARPリクエストを含むイーサネットフレームの例を示す。
この例においては、イーサネットフレームの送信側イーサネットアドレスとして、リクエストを送信するMFP100のうちMAC(Media Access Control)アドレスを記載し、宛先イーサネットアドレスとして、ブロードキャストアドレスであるFF:FF:FF:FF:FF:FFを記載している。
また、ARPリクエストの部分には、送信側(Sender)MACアドレス及びIPアドレスとして、リクエストを送信するMFP100のMACアドレス及びIPアドレスを記載している。そして、宛先(Target)MACアドレスは不明であるのでオール0のアドレスを記載し、宛先IPアドレスとしては、同一セグメント内にあるか否かを確認したい機器のIPアドレスを記載している。
以上のようなARPリクエストをブロードキャストすると、このリクエストはMFP100(のうちIPパケットを受信したインタフェース)と同じセグメントに属する全てのネットワーク機器に送信される。そして、その中に宛先IPアドレスとして記載されたIPアドレスを有する機器があれば、その機器が応答としてARPレスポンスを返してくる。
図7に、このARPレスポンスを含むイーサネットフレームの例を示す。
この例においては、イーサネットフレームの送信側イーサネットアドレスとして、レスポンスを送信してきた機器、すなわちARPリクエストに宛先IPアドレスとして記載したIPアドレスを有する機器のMACアドレスが記載され、宛先イーサネットアドレスとして、MFP100のMACアドレスが記載されている。
また、ARPレスポンスの部分には、送信側MACアドレス及びIPアドレスとして、リクエストを送信する装置のMACアドレス及びIPアドレスを記載している。そして、宛先MACアドレス及びIPアドレスとして、MFP100のMACアドレス及びIPアドレスが記載されている。
図5の説明に戻ると、ステップS32では、ステップS31で送信したARPリクエストに対し、図7に示したような応答があるか否か判断する。
そしてあれば、ステップS33に進み、IPパケットの送信元のIPアドレスは、MFP100においてパケットを受信したネットワークI/Fと同一セグメント内の機器のものであると判断して元の処理に戻る。
一方、ステップS32で応答がなければ、ステップS34に進み、IPパケットの送信元のIPアドレスは、MFP100においてパケットを受信したネットワークI/Fと同一セグメント内の機器のものでないと判断して元の処理に戻る。
さらに図4の説明に戻ると、ステップS15で以上のような送信元確認処理を行った後、その判断に基づいて、ステップS16でIPパケットの送信元が同一セグメント内の機器であるか否か判断する。そして、同一セグメント内でなければ、その送信元はもともとルータ13あるいはルータ23に転送するようルーティングされているか、あるいはデフォルトゲートウェイの設定に従ってこれらのルータにパケットを転送してよいと考えられ、特に新たなルーティングを行う必要はないため、そのままステップS21に進んで通常の通信処理を行う。
しかし、ステップS16で送信元が同一セグメント内の機器であれば、その機器のIPアドレスに関するルーティングを行うべく、ステップS17に進む。
そして、ステップS17では、ルーティングの設定方法を判断する。ここで、設定方法は、例えば、IPアドレスそのものをルーティングする方法と、IPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスをルーティングする方法とが考えられる。そしてここでは、ユーザが予め一方を選択しておくことができるようにしており、ステップS17の判断はこの選択内容を示すフラグ等を参照して行う。
そして、アドレス自体をルーティングする設定だった場合には、ステップS18で、ステップS12で取得した送信側IPアドレスを、ステップS11でパケットを受信したI/Fに、スタティックルーティングによりルーティングする。このルーティングは、上記の送信側IPアドレスにパケットを送信する場合には、ルーティングしたI/Fから直接送信可能であることを示すものである。このステップS18の完了後は、ステップS21に進み、通常の通信処理を行う。
一方、ステップS17でクラスに応じたネットワークアドレスのルーティングを行う設定だった場合には、ステップS19に進み、送信側IPアドレスのクラスを取得し、そのクラスに応じたマスク値を決定する。このクラスは、IPアドレスにおいて上位何ビット目に初めて「0」のビットが登場するかに応じて定められるものである。
そして、次のステップS20で、ステップS12で取得した送信側IPアドレスのうちネットワークアドレスの部分を、ステップS11でパケットを受信したI/Fに、スタティックルーティングによりルーティングする。このルーティングは、上記のネットワークアドレスを有するIPアドレスにパケットを送信する場合には、ルーティングしたI/Fから直接送信可能であることを示すものである。このステップS20の完了後は、ステップS21に進み、通常の通信処理を行う。
以上の処理により、上述したようなスタティックルーティングの処理を行うことができる。
ここで、図4に示した処理によるスタティックルーティングについて具体例を挙げて説明する。
例えば、MFP100のイーサネットI/F121に「169.254.10.100」というIPアドレスが割り当てられているとする。このアドレスは、リンクローカルアドレスである。そして、この状態でMFP100がイーサネットI/F121でIPアドレスが「210.210.210.10」である機器からパケットを受信した場合、ネットワークアドレスがI/Fのものと異なるアドレスであるので、このアドレスがまだルーティングされておらず、送信元の機器が同一セグメント内にあると判断した場合には、このアドレスに基づいてイーサネットI/F121に対するルーティングを行う。
この際、「210.210.210.10」というIPアドレスそのものをルーティングしてもよいし、そのクラス(ここではクラスCなのでネットマスクは「255.255.255.0」)に従ったネットワークアドレスである「210.210.210.0」をルーティングしてもよい。いずれにせよ、これらのルーティングの設定が行われると、MFP100は、「210.210.210.10」というIPアドレスを有する装置にIPパケットを送信しようとした場合に、イーサネットI/F121から送信すればよいこと、及びイーサネットI/F121からルータを介さずに送信できることがわかるようになり、IPパケットを送信できる状態になる。
なお、アドレスそのものをルーティングする場合、同じセグメント内の異なるIPアドレス(例えば「210.210.210.11」)からのパケットを受け取った場合でも、新たにスタティックルーティングを行うので、機器のルーティングテーブルが増えることになる。しかし、複数のネットワークI/Fを持つ場合、他のインタフェースのネットワークアドレスやネットマスクの値にかかわらず、どのインタフェースにパケットを送ったらよいかが明確にわかるというメリットがある。また、他のインタフェースに対するルーティングの設定に影響を与えにくいというメリットもある。
例えば、イーサネットI/F121にIPアドレス「169.254.10.100」が、IEEE1394I/F123にIPアドレス「170.160.150.10」、サブネットマスク「255.255.255.0」設定されている場合に、イーサネットI/F121で「170.160.100.20」のIPアドレスからパケットを受信した場合に、そのIPアドレスそのものをスタティックルーティング(「255.255.255.255」でマスク)するようなことも可能となる。
また、クラスに従ったルーティングを行う場合、ルーティングのトリガーとなったパケットの送信元と同じネットワークアドレスを有する別のIPアドレス(例えば「210.210.210.11」)からのパケットを受信した場合でも、新たにスタティックルーティングを行わないので、機器のルーティングテーブルが増えないというメリットがある。
また、MFP100のどのインタフェースにもリンクローカルアドレスが設定されていない場合、例えばあるインタフェースに「200.100.50.25」というIPアドレスが設定され、別のインタフェースに「100.50.25.12」というIPアドレスが設定される場合も考えられる。このような場合にリンクローカルアドレスを有する機器からパケットを受信した場合にも、図4に示したような処理によりスタティックルーティングが行われる。
そして、IPアドレスそのものをルーティングするようにする場合には、ホストアドレスが異なるアドレスは、別々のインタフェースにルーティングすることができるから、複数のインタフェースを用いてリンクローカルアドレスを持つ装置との通信を行うことができる。
一方、クラスに従ったルーティングを行う場合には、全てのリンクローカルアドレスを、初めにリンクローカルアドレスからのパケットを受信した方のインタフェースにルーティングしてしまうので、そちらのインタフェースでのみリンクローカルアドレスを持つ装置と通信できる状態になる。
ルーティングテーブルのサイズについては、上述のようにMFP100のいずれかのインタフェースにリンクローカルアドレスが割り当てられている場合と同様である。
ところで、MFP100が行う動作には、パッシブ(受信)動作とアクティブ(送信)動作がある。
図8に、これらの動作の概要を示すが、パッシブ動作は、MFP100にパケットが送信されてきたことをトリガに処理を行う動作であり、プリント等が該当する。アクティブ動作は、MFP100から外部装置にパケットを送信して処理を行わせる動作であり、メール送信やスキャン等が該当する。
そして、図4を用いて説明したようなルーティングの処理は、パッシブ動作に対応したものである。
そこで、次に、MFP100がアクティブ動作を行う場合の通信に関する処理について説明する。図9は、この処理を示すフローチャートである。
MFP100は、アクティブ動作を行うアプリケーションにより、IPパケットの送信指示及びその宛先IPアドレスの指定がなされると、図3に示したNCS155のプロセスにより、図9のフローチャートに示す処理を開始する。
この処理においては、まずステップS41で、指定された宛先がリンクローカルアドレスか否かを判断する。そして、リンクローカルアドレスであれば、ステップS42に進んで宛先のアドレスがルーティングされているか否か判断する。ここで、リンクローカルアドレス宛のパケットは、ルータを越えて他のセグメントへ転送しないようにしているため、初めにMFP100から送信するインタフェースを誤り、宛先と異なるセグメントに送出してしまうと、目的の機器に到達することができなくなってしまう。そこで、このような事態を防止するためにステップS42のような判断を行うようにしたものである。
そして、ステップS42でルーティングされていれば、ステップS43に進み、そのルーティングの内容に応じたインタフェースにより通信を行い、処理を終了する。また、ステップS42でルーティングされていなければ、そのまま処理を終了する。
一方、ステップS41でリンクローカルアドレスでなかった場合には、ステップS44に進み、指定された宛先に送信する際に使用するインタフェースが設定済みであるか否か判断する。宛先がリンクローカルアドレス以外であれば、ルータを越えてパケットを転送することも可能であるので、適切なインタフェースを使用しなくても宛先にパケットを転送できる可能性もあるが、通信の効率が低下したり、実際にはパケットを転送可能な経路がなかったりすることも考えられる。そこで、ステップS44のような判断を行い、宛先のIPアドレスやネットワークアドレスに応じて設定されているインタフェースを使用するようにしたものである。なお、ここで参照するインタフェースの設定は、IPアドレス、ネットマスク、デフォルトゲートウェイ等によるルーティング設定として行うことができる。
そして、ステップS44で設定済みであれば、ステップS43に進み、その設定の内容に応じたインタフェースにより通信を行い、処理を終了する。また、ステップS44でインタフェースの設定がなされていなければ、そのまま処理を終了する。
なお、ステップS42やS44でNOの場合に、操作パネル131に表示を行う等して、通信を行うことができない旨をユーザに通知するようにするとよい。
以上の処理を行うことにより、MFP100は、アクティブ動作を行うことができる。この場合において、例えばリンクローカルアドレスを予めいずれかのインタフェースにルーティングしておけば(図4に示した処理によってでも、手動の設定によってでもよい)、そのインタフェースにリンクローカルアドレスが割り当てられていない場合でも、リンクローカルアドレスを持つ機器に対してアクティブ動作を行うことができる。
図10にこの具体例を示す。
例えば、図10(b)に示すようなルーティング設定がなされている場合を考える。この場合、(a)に示すようにアプリケーションがリンクローカルアドレス(169.254/16)を宛先として指定してIPパケットの送信を要求すると、NCS355によるプロセスは、ルーティング設定に従い、イーサネットI/F121をパケットの送信に用いるI/Fとして選択し、送信動作を行わせる。
この場合において、「169.254/16」のアドレスへの送信をイーサネットI/F121を用いて行う旨の設定は、リンクローカルアドレスを持つ機器からのIPパケットをイーサネットI/F121から受信した際に図4に示した処理により自動的になされたものであっても、ユーザが操作パネル131等から手動で行ったものであってもよい。
また、送信要求の各I/Fへの振り分けは、NCS355のプロセスの機能により行われるものであり、アプリケーション側では、指示した送信にどのネットワークI/Fが使用されるかを把握する必要はない。
以上のような処理を行うMFP100によれば、各ネットワークI/Fについて、そのネットワークI/Fと同一のセグメント内の機器のIPアドレスをルーティングすることができる。従って、同一セグメント内にネットワークアドレスが異なる機器が存在した場合でも、その機器が同一セグメント内に存在することを容易に認識し、ルータを介さずに小さな負荷で通信を行えるようにすることができる。このような点は、DHCPサーバを利用できない場合や、リンクローカルアドレスを利用する場合に特に有効である。
また、ユーザが指定した固定IPアドレスが設定されているプリンタ等の装置を新たにネットワークに接続する場合に、IPアドレスを振り直すことなく、MFP100との間で通信可能な状態とすることができる。従って、ネットワーク設定の労力を軽減することができる。
また、MFP100が複数のネットワークI/Fによりネットワークの複数のセグメントに接続されている場合でも、各パケットの送信元を、そのパケットを受信したI/Fにルーティングすることができる。従って、この情報を参照することにより、MFP100側からパケットを送信しようとする場合に、使用すべき適切なI/Fを容易に認識することができ、低い負荷で確実に通信を可能とすることができる。
〔変形例:図11,図12〕
ここで、上述した実施形態の変形例について説明する。
まず、上述した実施形態においては、送信元アドレスのルーティングがなされていなかった場合(図4のステップS14でNOの場合)には、必ずルーティングを行う例について説明した。しかし、このような場合でもルーティングを行わないようにする設定ができるようにしてもよい。すなわち、ルーティングを行ってしまうと、相手の機器と通信ができる状態になってしまうが、プリントやコピーの際に課金を行うようにしている場合等は、自動的に通信が可能な状態になり、MFP100にアクセスされてしまうと不都合な場合も考えられるためである。
図11に、このようにした場合の図4と対応する処理のフローチャートを示す。
この処理は、ステップS14とステップS15の間にステップSAを追加した点が、図4に示した処理と異なるのみである。そして、ステップS14でNOであった場合、ステップSAで、ルーティングを行う設定になっているか否かを判断し、なっていればステップS15以降に進んで図4の場合と同様な処理を行うが、ルーティングを行わない設定であれば、通信処理も行わずにそのまま終了する。この場合、UDP(User Datagram Protocol)を用いた通信であれば何も応答せず、TCP(Transmission Control Protocol)を用いた通信であれば、RSTフラグを伴ったパケットを送り返すようにする。
このような処理を行うことにより、ユーザが望まない場合にはルーティングを行わないようにし、ネットワークアドレスが異なり、かつルーティングがなされていない相手とは通信しないようにすることができる。
なお、ルーティングの有無の設定は、インタフェース毎や、相手のアドレス範囲毎に行うことができるようにしてもよい。そして、このような設定は、操作パネル131からの操作や、テルネット(telnet)等を利用したネットワーク経由でのコマンド入力、ウェブブラウザを利用したGUI(グラフィカル・ユーザ・インタフェース)による指示等により行なうことができる。
図12に、操作パネル131からこのような設定を受け付ける場合の画面例を示す。
この例においては、MFP100の起動処理中は操作パネル131に(a)に示すような画面を表示させ、起動後、ユーザが管理モードへの移行を指示すると(b)に示すような画面を表示させてパスワードの入力を求め、正しいパスワードが入力されると(c)に示すような画面で設定項目を選択できるようにしている。
そして、ユーザがリンクローカルアドレスに関する設定を選択した場合、(d)に示すような画面を表示させて、リンクローカルアドレスを持つ機器との通信の可否の設定を受け付けるようにしている。ここでユーザがNOを選択した場合、リンクローカルアドレスについて、ルーティングしない旨が設定されることになる。
また、ユーザが(d)の画面でYESを選択すると、(e)に示す画面に移行し、インタフェースを選択することができる。そして、この画面で選択されたインタフェースについては、リンクローカルアドレスのルーティングを行う旨が設定されることになり、選択されなかったインタフェースについては、同じくルーティングを行わない旨が設定されることになる。
なお、リンクローカルアドレス以外についても、同様な設定を行うことができるようにしてよいことは、言うまでもない。そして、このような設定を利用することにより、一種のアクセス制御を可能とすることができる。また、ユーザが選択したインタフェースについてのみスタティックルーティングを行うようにすることにより、ユーザによる設定の自由度を向上させることができる。
また、以上説明してきた実施形態及び変形例において、ソフトウェアの構成や使用する通信プロトコル、データの形式、処理内容等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。例えば、ルーティングを行うアドレスは、IPv6やIPXのアドレスでもよいし、更に他のプロトコルで使用するアドレスでもよい。もちろん、リンクローカルアドレスを用いないような場合にも適用可能である。また、1つのセグメント内に、上述したようなルーティングの機能を有する機器が複数存在しても構わない。例えば、図3に示した機器全てに、上述したようなルーティングの機能を設けてもよい。
また、この発明が、ネットワークを介した通信が可能なネットワーク機器であれば、どのようなネットワーク機器にも適用可能であることはもちろんである。適用対象としては、例えば、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置のほか、汎用コンピュータ,ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,自動車,航空機等の電子機器にネットワーク通信機能を持たせたネットワーク機器が考えられる。
また、この発明によるプログラムは、コンピュータを、上述したMFP100のようなネットワーク機器として機能させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上説明してきたように、ネットワーク機器、ネットワーク機器の制御方法、プログラム又は記録媒体によれば、ネットワーク機器と同じセグメントのネットワークに接続されている機器に、そのネットワーク機器と異なるネットワークアドレスを含むアドレスが設定されている場合でも、効率のよい通信を行うことができるようにすることができる。
従って、この発明を利用することにより、ネットワーク通信設定が容易なネットワーク機器を構成することができる。
この発明のネットワーク機器の実施形態であるMFPの構成を示すブロック図である。 図1に示したMFPが備えるプログラムの構成を示す図である。 図1に示したMFPを備えたネットワークの構成例を示す図である。 図1に示したMFPが実行する、スタティックルーティングを行うための処理を示すフローチャートである。 図4に示した送信元確認処理のフローチャートである。 図5に示した処理で送信するARPリクエストを含むイーサネットフレームの例を示す図である。 同じく受信するARPレスポンスを含むイーサネットフレームの例を示す図である。 パッシブ動作とアクティブ動作について説明するための図である。 図1に示したMFPがアクティブ動作を行う場合の通信に関する処理を示すフローチャートである。 図9に示した処理について説明するための図である。
この発明の変形例における、図4に示した処理と対応する処理を示すフローチャートである。 同変形例において、操作パネルからルーティングの有無に関する設定を受け付けるための画面及び操作手順について説明するための図である。
符号の説明
100:MFP、110:コントローラ、111:CPU、112:NB、
113:システムメモリ、114:SB、115:ASIC、116:ローカルメモリ、
117:HDD、118:フラッシュROM、119:NVRAM、
120:SDRAM、121:イーサネットI/F、122:USBI/F、
123:IEEE1394I/F、124:セントロニクスI/F、
125:外部記憶媒体用I/F、126:AGP、127,128:バス、
131:操作パネル、132:FCU、133:エンジン部、
140:アプリケーション層、150:プラットフォーム層

Claims (9)

  1. ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器であって、
    自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスに対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わないようにしたことを特徴とするネットワーク機器。
  2. ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器であって、
    自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスを持つ機器に対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わないようにしたことを特徴とするネットワーク機器。
  3. 請求項1又は2記載のネットワーク機器であって、
    前記パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録の実行有無の設定を受け付ける手段を設けたことを特徴とするネットワーク機器。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項記載のネットワーク機器であって、
    複数のネットワークインタフェースを備え、
    該複数のネットワークインタフェースの中で、前記パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録を行うネットワークインタフェースの選択を受け付ける手段を設け、
    その選択されたネットワークインタフェースでパケットを受信した場合のみ前記パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録を行うようにしたことを特徴とするネットワーク機器。
  5. ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器に、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスに対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録させる一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わせないようにしたことを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
  6. ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器に、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスを持つ機器に対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録させる一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わせないようにしたことを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
  7. コンピュータに、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器を制御させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、前記ネットワーク機器が自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスに対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わない機能を実現させるためのプログラムを含むことを特徴とするプログラム。
  8. コンピュータに、ルーティングテーブルに登録されているルーティング情報と、送信先のIPアドレスとに応じてパケットの送信に使用するネットワークインタフェースを決定するネットワーク機器を制御させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、自身と同一のセグメントからパケットを受信し、かつ該パケットの送信元のネットワークアドレスが、該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースに設定されているネットワークアドレスと異なるものであった場合に、該パケットの受信に応じて、該パケットの送信元のIPアドレスのクラスに応じたネットワークアドレスを持つ機器に対し該パケットの受信に使用したネットワークインタフェースからIPパケットを送信可能である旨のルーティング情報を前記ルーティングテーブルに登録する一方、パケットを受信した場合でも、その送信元が自身と同一のセグメントでない場合には、該パケットの受信に応じた前記ルーティング情報の前記ルーティングテーブルへの登録は行わない機能を実現させるためのプログラムを含むことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7又は8記載のプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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