JP4366760B2 - トイレ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トイレ装置内の温水タンクの排水機能に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のトイレ装置は、特願平08−322550号公報に記載されているようなものが一般的であった。この装置は図6、図7に示されているように、温水タンク1は、湯を排水するための排水栓2を下部に設け、排水栓2の排水栓ケース3の外側に温水タンク1と水シールをするシール部材4が取り付けられている。更に、排水栓ケース3の外側
には、温水タンク1を固定するための裏板5に一体構成されたガイド溝6(図7参照)に入る突起部7と、排水栓2を回転させるためのレバー8が取り付けられており、レバー8を動かすと連動して排水栓2が回転する。ガイド溝6の形状は排水栓2を左右に回転すると排水栓2を前後に移動させる形状としてあり、これにより温水タンク1と排水栓2のシール性を緩和させて排水できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のトイレ装置では、お手入れ時等に誤って排水栓2のレバー8に手を触れると、容易に排水栓2が開栓してしまって温水タンク1内の湯が排水され、「シャワーが出ない」「湯温が低い」といった洗浄異常を起こしてしまうという課題を有していた。
【0004】
さらに、排水栓2の開閉時のクリック感がなく、排水栓2は開栓状態か閉栓状態かを判断できないという課題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、温水タンク内の湯を排水するための排水栓が容易に開栓しないようにストッパーを設けたものである。
【0006】
上記発明によれば、お手入れ時等に誤って排水栓のレバーに手を触れても容易に排水栓が開栓してしまって温水タンク内の湯を排水してしまうことがなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、水を温めるためのヒータを有する温水タンクと、前記温水タンクに水を供給するための入水路と、前記温水タンクから湯を出湯するための出湯路と、前記出湯路と連通し局部を洗浄する洗浄ノズルと、前記温水タンク内の湯を排水するため排水栓と、前記排水栓の開栓防止のためのストッパーとを備えたものである。
【0008】
しかも、排水栓は円筒形状で温水タンク下部の孔に水密に取り付けるためのシール部材と回転させるためのレバーを有し、前記レバーを回転させることによって前記シール部材のシール性を緩和させて排水可能とする構成を備え、前記温水タンクを固定するための裏板に前記排水栓の前記レバーに接触させるためのストッパーを設けたものである。
【0009】
また、前記排水栓は突起部を備え、前記裏板に一体に構成されたガイド溝に前記突起部を装入し、前記排水栓を回転させることにより前記排水栓が前後に移動可能な構成とし、前記レバーで前記排水栓を回転させることにより、前記温水タンクと前記排水栓とのシール性が緩和されるものである。
【0010】
また、温水タンクの排水を便器開口部内に行うようにしたものである。
【0011】
そして、排水栓を開栓するためにはストッパーを通り越さなければならないため、お手入れ時等に誤って排水栓のレバーに手を触れても容易に排水栓が開栓してしまって温水タンク内の湯を排水してしまうことがなくなる。
【0012】
また、ストッパーの先端部に丸みを設けたものである。
【0013】
そして、排水栓はストッパーの先端部の丸みに沿って開栓可能でストッパーが排水栓を開栓するためにある程度の抵抗になって、排水栓の開閉時のクリック感が生じるので排水栓が開栓状態か閉栓状態かを判断することができる。
【0014】
また、ストッパーは、裏板前面部に対する傾斜角度を開栓方向よりも閉栓方向の方を小さくしたものである。
【0015】
そして、開栓時の方が閉栓時よりもストッパーを乗り越えるために大きな抵抗を受けるため、開栓しにくく閉栓しやすい構造にすることができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一構成要素には、同一符号を付与して説明を省略する。
【0017】
(実施例1)
図1は本発明の実施例1のトイレ装置の要部断面図である。また図2はトイレ装置の水回路構成図である。また図3はトイレ装置の外観図である。
【0018】
図1、図2、図3において、このトイレ装置は、便器9上に載置固定された本体10と、本体10と回動自在に枢着される便蓋11及び便座12とからなる。本体10の内部には、一次側(上流側)よりストレーナ13、逆流防止弁14、水抜栓15、定流量弁16,止水電磁弁17、入水路18、温水タンク1が設けられている。そして、温水タンク1は、上部に出湯路19と流量調節兼水路切換弁20を介して肛門洗浄またはビデ洗浄を行う洗浄ノズル21に連通する主水路22を、また下部には水を供給するための入口部23及び便器開口部24に湯を排水するための吐水部25を有しリリーフ弁26と排水栓2を並立してなる副水路27を、また水を温めるためのヒータ28を、そして、入水路18の出口部29から副水路27の入口部23までヒータ28を経由しないバイパス水路30を設けている。
【0019】
一方、上記排水栓2は排水栓ケース3の外側に温水タンク1と水シールするためのシール部材4と、温水タンク1を固定するための裏板5に一体構成されたガイド溝6に入る突起部7と、温水タンク1を固定するための裏板5に設けたストッパー31に接触する排水栓2を回転させるためのレバー8が取り付けられている。
【0020】
次に動作について説明すると、主水路22は洗浄時に流量調節兼水路切換弁20によって肛門洗浄またはビデ洗浄の水路選択と流量調節を行なった後に止水電磁弁17を開いて、水を一次側(上流側)より供給してストレーナ13、逆流防止弁14、水抜栓15、定流量弁16,止水電磁弁17、入水路18、温水タンク1、出湯路19、流量調節兼水路切換弁20を介して肛門洗浄またはビデ洗浄を行う洗浄ノズル21に連通するようにして局部洗浄を行なうようになっている。また、副水路27は排水栓2のレバー8を従来より強い力で動かすと裏板5のストッパー31を乗り越えていき、これにより排水栓2が回転する。ガイド溝6は排水栓2を回転させるとこれを前後に移動させる形状としてあり、温水タンク1と排水栓2のシール性が緩和されて排水できる。
【0021】
ここで上記排水栓2を開栓するためにはレバー8がストッパー31を通り越さなければならないため、お手入れ時等に誤って排水栓2のレバー8に手を触れても容易に排水栓2が開栓してしまって温水タンク1内の湯を排水してしまうことがなくなる。
【0022】
なお、裏板5にストッパー31を設けた場合を説明したが、排水栓2に温水タンク1あるいは裏板5の一部に当接するストッパー31を設ける場合でも同様に実施することができる。
【0023】
また、温水タンク1の水を便器開口部24内に排水する場合で説明したが、温水タンク1の水を便器開口部24外に導いて排水する場合でも同様に実施することができる。
【0024】
(実施例2)
図4は本発明の実施例2のトイレ装置の要部構造図である。
【0025】
実施例1と異なる点は、ストッパー31の先端部32に丸みを設けたところである。
【0026】
なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0027】
次に動作について説明すると、排水栓2はレバー8部がストッパー31の先端部32の丸みに沿って開栓可能で、ストッパー31が排水栓2を開栓するためにある程度の抵抗になるものの開栓をするための妨げにはならないようになる。
【0028】
上記構成によれば、排水栓2の開閉時のクリック感があるので排水栓2が開栓状態か閉栓状態かを判断することができる。
【0029】
(実施例3)
図5は本発明の実施例3のトイレ装置の要部構造図である。
【0030】
実施例1、2と異なる点は、ストッパー31の裏板5に対する傾斜角を開栓方向よりも閉栓方向の方を小さくしたところである。
【0031】
なお実施例1、2と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0032】
次に動作について説明すると、排水栓2の開栓時は排水栓2のレバー8部が裏板5に対する傾斜角度の大きいストッパー31を乗り越し、排水栓2の閉栓時は排水栓2のレバー8部が裏板5に対する傾斜角度の小さいストッパー31を乗り越すようになる。すなわち、開栓時の方が閉栓時よりもストッパーを乗り越えるために大きな抵抗を受けるため、開栓しにくく閉栓しやすい構造にすることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明のトイレ装置によれば次の効果が得られる。
【0034】
排水栓を開栓するためにはストッパーを通り越さなければならないため、お手入れ時等に誤って排水栓のレバーに手を触れても容易に排水栓が開栓してしまって温水タンク内の湯を排水してしまうことを防止することができる。
【0035】
また、排水栓はストッパーの先端部の丸みに沿って開栓可能で、ストッパーが排水栓を開栓するためにある程度の抵抗になって、排水栓の開閉時のクリック感があるので排水栓が開栓状態か閉栓状態かを判断することができる。
【0036】
また、開栓時の方が閉栓時よりもストッパーを乗り越えるために大きな抵抗を受けるため、開栓しにくく閉栓しやすい構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1のトイレ装置の要部断面図
【図2】 同トイレ装置の水回路構成図
【図3】 同トイレ装置の外観図
【図4】 本発明の実施例2のトイレ装置の要部構造図
【図5】 本発明の実施例3のトイレ装置の要部構造図
【図6】 従来のトイレ装置の温水タンクの縦断面図
【図7】 同トイレ装置の要部断面図
【符号の説明】
1 温水タンク
2 排水栓
4 シール部材
5 裏板
8 レバー
18 入水路
19 出湯路
21 洗浄ノズル
24 便器開口部
28 ヒータ
31 ストッパー
32 先端部
Claims (5)
- 水を温めるためのヒータを有する温水タンクと、前記温水タンクに水を供給するための入水路と、前記温水タンクから湯を出湯するための出湯路と、前記出湯路と連通し局部を洗浄する洗浄ノズルと、前記温水タンク内の湯を排水するための排水栓と、前記排水栓の開栓防止のためのストッパーとを備え、前記排水栓は前記温水タンク下部に水密に取り付けるためのシール部材と回転させるためのレバーを有し、前記レバーを回転させることによって前記シール部材のシール性を緩和させて排水可能とする構成とし、前記温水タンクを固定するための裏板に前記排水栓の前記レバーに接触させるための前記ストッパーを設けたトイレ装置。
- 前記排水栓は突起部を備え、前記裏板に一体に構成されたガイド溝に前記突起部を装入し、前記排水栓を回転させることにより前記排水栓が前後に移動可能な構成とし、前記レバーで前記排水栓を回転させることにより、前記温水タンクと前記排水栓とのシール性が緩和される請求項1に記載のトイレ装置。
- 前記温水タンクの排水を便器開口部内に行うようにした請求項1または2に記載のトイレ装置。
- 前記ストッパーの先端部に丸みを設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載のトイレ装置。
- 前記ストッパーは、前記裏板前面部に対する傾斜角度を開栓方向よりも閉栓方向の方を小さくした請求項1〜4のいずれか1項に項記載のトイレ装置。
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1999
- 1999-06-14 JP JP16641999A patent/JP4366760B2/ja not_active Expired - Fee Related
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