JP4366035B2 - ソレノイド - Google Patents
ソレノイド Download PDFInfo
- Publication number
- JP4366035B2 JP4366035B2 JP2001372863A JP2001372863A JP4366035B2 JP 4366035 B2 JP4366035 B2 JP 4366035B2 JP 2001372863 A JP2001372863 A JP 2001372863A JP 2001372863 A JP2001372863 A JP 2001372863A JP 4366035 B2 JP4366035 B2 JP 4366035B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- bobbin
- plunger
- base
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
- Electromagnets (AREA)
Description
【発明の属する分野】
本発明はソレノイドの構造、及び組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のソレノイドを図3に示す。図3は従来のソレノイドの縦断面図である。図において1はフレーム、1dは孔、2はボビン、2c〜2dは鍔、3はコイル、4はベース、4aは突起、5はプランジャ、6はバネ、7はリード線、8はプレートである。
【0003】
フレーム1は略コの字型をした磁性材料からなり、プレート8の底部には孔1dが設けられている。ボビン2には、鍔2cと鍔2dが互いに平行に適切なクリアランスを隔てて設けられている。ボビン2の胴部にはコイル3が巻回され、ボビン2の中空部にはベース4とプランジャ5が挿入されている。
ベース4の底部には突起4aが設けられ、突起4aがフレーム1の孔1dに嵌合されている。フレーム1の開口部はプレート8で覆われ、プレート8はコイル3から発生した磁束をフレーム1からベース4に誘導させる働きをしている。
ベース4はプレート8に強固に固定させるために、プレート8の板厚から突出した分の突起4aは、カシメ加工される。これにより、プレート8の翼部は平坦になり、ベース4はプレート8に強固に固定されている。
【0004】
プランジャ5は軸方向を掘り下げるごとく凹部が設けられ、前記凹部にはバネ6が収納されている。
コイル3の巻き始めと巻き終わりはそれぞれリード線7及びリード線7’に接続され、リード線7とリード線7’はボビン2の鍔2cと鍔2dの間のクリアランスに収納されている。
【0005】
次に従来のソレノイドの動作について説明する。
通常、コイル3に通電を行っていない状態では、バネ6の付勢力により、プランジャ5はベース4から離脱している。
コイル3に通電を行うと、プランジャ5は付勢しているバネ6に拮抗する電磁力を発生し、フレーム1、ベース4、プレート8に磁気回路が形成され、プランジャ5はベース4に吸引される。
コイル3への通電を解除すると、プランジャ5はバネ6の付勢力によって、通電前の位置まで押し戻される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のソレノイドでは、ベース4をプレート8に固着させる際に、カシメ操作を行っていたので手間が掛かっていた。また、ベース4の底部には突起4aを設ける必要があったので、ベース4の製造自体に手間とコストが掛かり、更にはプレート8をフレーム1とは別に設けるので部品点数が多く、生産性が低下していた。
【0007】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ベースとプランジャがフレームに強固に固定されたソレノイドの部品点数を少なくし、且つ簡単でコンパクトな構造で提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、コイルに通電すると、プランジャが回転あるいは往復運動するソレノイドにおいて、前記プランジャと前記ベースとを突き合わせ、これらをボビンの挿入孔に挿入し、前記ボビンに前記コイルを巻回し、前記コイルをフレームで覆い、このフレームの前記ベース側内部に嵌合孔を設けるとともに、前記ベース側に設けた前記ボビンの鍔に嵌合突起を設け、前記嵌合孔と嵌合突起とを嵌合するとともに、前記フレームの前記プランジャ側に切り欠きを形成するとともに、前記ボビンのプランジャ側に二重の鍔を設けて、これら二重の鍔で前記フレームの切り欠き部分を挟持してあることで、ボビンがフレームに強固に固定され、部品点数を削減することを実現した。
【0009】
請求項2の発明は、コイルに通電すると、プランジャが回転あるいは往復運動するソレノイドにおいて、前記フレームのベース側に凹部が設けてあることで、ベースがフレームに強固に固定されていることを実現した。
【0010】
【実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の縦断面図、図2は本発明の平面図である。である。図において1はフレーム、1aは切り欠き、1bは凹部、1cは嵌合孔、2はボビン、2a〜2dは鍔、2eは嵌合突起、3はコイル、4はベース、5はプランジャ、6はバネ、7はリード線である。
【0011】
フレーム1は略コの字型をした磁性材料からなり、片方の翼部には半円型の切り欠き1aが設けられ、他方の翼部には凹部1bが設けられている。また、フレーム1には少なくとも1つ以上の嵌合孔1cが設けられている。
ボビン2には、鍔2aと鍔2bが互いに平行に適切なクリアランスを隔てて設けられている。また、ボビン2の反対側にも、鍔2cと鍔2dが互いに平行に適切なクリアランスを隔てて設けられ、鍔2dには嵌合突起2eが設けられている。ボビン2の胴部にはコイル3が巻回され、ボビン2の中空部にはベース4とプランジャ5が挿入されている。
プランジャ5は軸方向を掘り下げるごとく凹部が設けられ、前記凹部にはバネ6が収納されている。
【0012】
次に本発明のソレノイドの組立方法について説明する。コイル3の巻回されたボビン2の中空部にベース4とプランジャ5を挿入する。それから、ベース4がフレーム1の凹部1bに丁度収まるように、ボビン2をフレーム1に挿入する。そのため、ベース4は所望の位置に正確に位置決めされる。また、このときにボビン2の鍔2aと鍔2bの間のクリアランスに、フレーム1の半円型の切り欠き1aが挿入され、フレーム1の片方の翼部は鍔2aと鍔2bの間のクリアランスに把持される。更に、ボビン2の鍔2dに設けられた嵌合突起2eがフレーム1の嵌合孔1cに嵌合されるので、ボビン2はフレーム1に確実に強固に固定される。
【0013】
次に本発明のソレノイドの動作について説明する。
通常、コイル3に通電を行っていない状態では、バネ6の付勢力により、プランジャ5はベース4から離脱している。
コイル3に通電を行うと、プランジャ5は付勢しているバネ6に拮抗する電磁力を発生し、フレーム1、ベース4に磁気回路が形成され、プランジャ5はベース4に吸引される。
コイル3への通電を解除すると、プランジャ5はバネ6の付勢力によって、通電前の位置まで押し戻される。
【0014】
【発明の効果】
本発明の効果としては、
請求項1の発明により、コイルに通電するとプランジャが回転あるいは往復運動するソレノイドにおいて、フレームの底部に嵌合孔を設け、ボビンの鍔に嵌合突起を設け、ボビンの少なくとも一箇所の鍔を二重に設け、前記嵌合孔に前記嵌合突起を嵌合せしめ、前記二重の鍔の間の空隙にフレームを挟持させたことで、ボビンがフレームに強固に固定され、且つ部品点数の削減が可能になった。
【0015】
請求項2の発明により、コイルに通電するとプランジャが回転あるいは往復運動するソレノイドにおいて、フレームの底部に凹部を設け、前記凹部にベースを配置することで、ベースがフレームに強固に固定されていることが可能になった。以上説明したように、本発明は、ベースとプランジャがフレームに強固に固定されたソレノイドを簡単でコンパクトな構造で提供することができ産業上の利用可能性大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断面図
【図2】本発明の平面図
【図3】従来の縦断面図
【符号の簡単な説明】
1.フレーム
1a.切り欠き
1b.凹部
1c.嵌合孔
1d.孔
2.ボビン
2a.鍔
2b.鍔
2c.鍔
2d.鍔
2e.鍔
3.コイル
4.ベース
5.プランジャ
6.バネ
7.リード線
8.プレート
Claims (2)
- コイルに通電すると、プランジャが回転あるいは往復運動するソレノイドにおいて、前記プランジャと前記ベースとを突き合わせ、これらをボビンの挿入孔に挿入し、前記ボビンに前記コイルを巻回し、前記コイルをフレームで覆い、このフレームの前記ベース側内部に嵌合孔を設けるとともに、前記ベース側に設けた前記ボビンの鍔に嵌合突起を設け、前記嵌合孔と嵌合突起とを嵌合するとともに、前記フレームの前記プランジャ側に切り欠きを形成するとともに、前記ボビンのプランジャ側に二重の鍔を設けて、これら二重の鍔で前記フレームの切り欠き部分を挟持してあることを特徴とするソレノイド。
- 前記フレームのベース側に凹部が設けてあることを特徴とする請求項1記載のソレノイド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372863A JP4366035B2 (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | ソレノイド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001372863A JP4366035B2 (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | ソレノイド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003173911A JP2003173911A (ja) | 2003-06-20 |
JP4366035B2 true JP4366035B2 (ja) | 2009-11-18 |
Family
ID=19181677
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001372863A Expired - Fee Related JP4366035B2 (ja) | 2001-12-06 | 2001-12-06 | ソレノイド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4366035B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11306844B2 (en) | 2017-06-26 | 2022-04-19 | Lixil Corporation | Pilot solenoid valve |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102645573B1 (ko) * | 2020-04-27 | 2024-03-11 | 카와사키 주코교 카부시키가이샤 | 밸브 장치 |
-
2001
- 2001-12-06 JP JP2001372863A patent/JP4366035B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11306844B2 (en) | 2017-06-26 | 2022-04-19 | Lixil Corporation | Pilot solenoid valve |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003173911A (ja) | 2003-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101656628B1 (ko) | 전자 계전기 | |
EP0902452B1 (en) | Electromagnetic relay, joining structure for hinge spring and yoke in the electromagnetic relay | |
EP1895560A2 (en) | Silent Electromagnetic Relay | |
JP4366035B2 (ja) | ソレノイド | |
JP2625975B2 (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0442766B2 (ja) | ||
JP3505580B2 (ja) | ソレノイド | |
JP2011146487A (ja) | ソレノイド | |
JP4548474B2 (ja) | 電磁スイッチ | |
JP2710727B2 (ja) | 電磁石装置の製造方法 | |
JP6463861B1 (ja) | ソレノイド | |
JPH0638353Y2 (ja) | 小型リレー | |
JPS6018810Y2 (ja) | プランジヤ型電磁引外し装置 | |
JP2002343629A (ja) | プランジャソレノイド装置 | |
JP2531337Y2 (ja) | 電磁石 | |
JP2905217B2 (ja) | 部品の結合構造 | |
JP3726202B2 (ja) | ソレノイド | |
JP2606460Y2 (ja) | 電磁継電器 | |
JPH0741943U (ja) | 電磁継電器 | |
JPH07176254A (ja) | 電磁石及びその製造方法 | |
JPH09320838A (ja) | 小型プランジャ | |
JPS60124003U (ja) | 電磁装置 | |
JPH0543509U (ja) | 励磁コイル装置 | |
JP2004351345A (ja) | 電磁振動装置 | |
JPH05205935A (ja) | 電磁石 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060925 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061004 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061201 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070112 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090723 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090824 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4366035 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |