JP4365231B2 - 柄付き清掃具 - Google Patents

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Description

本発明は、厨房のフロアや浴室の床あるいはプールの底などを清掃するのに使用されるデッキブラシや、建物の板張り床(フローリング)を清掃する場合などに使用されるモップやフローリングワイパー、ガラス面に付着した水滴や床面上の水などを除去するのに適した水切りワイパーといったような、清掃ヘッドに柄を取り付けた構造の柄付き清掃具に関するものである。
この種の柄付き清掃具の一例である上記デッキブラシは、例えば特許文献1に記載されているように、一方向に細長い基台の下面に摺擦用の繊維を植設した清掃ヘッドと、上記基台の上面に斜め上方に向けて傾斜状態に取り付けられた柄とからなっていて、厨房のフロアや浴室の床あるいはプールの底などを清掃するのに使用されている。
ところが、上記従来のデッキブラシは、上記清掃ヘッドが、柄と直交する向きに取り付けられていて、その向きを変更することができないため、フロアの広い平面部分を清掃する場合には特に問題ないが、フロアに設けられている排水溝の狭い溝内をこの溝に沿って清掃ヘッドを動かしながら清掃する場合や、排水口の周辺部分や狭い口縁部分を清掃するような場合には、非常に作業しにくいという欠点があった。このため、清掃ヘッドの向きを少なくとも左右方向と前後方向との2方向に変更できるデッキブラシの出現が望まれている。
一方、柄付き清掃具の他の例であるモップやフローリングワイパーの中には、清掃ヘッドの向きを自由に変更できるものもある。例えば特許文献2には、このように、清掃ヘッドの向きを前後及び左右に自由に変えることができるフローリングワイパー式の清掃具が開示されている。しかし、このような従来の清掃具は、清掃ヘッドを床面に軽く押し付けて清掃するような場合には柄の向きや角度が変わっても特に問題ないが、清掃ヘッドをある程度大きな力で被清掃部に押し付けるような場合には、柄が自由に傾動すると却って使いにくい。
蝶ねじなどの締付手段やボルト・ナットなどの固定手段で柄と清掃ヘッドとを必要な向きに固定するようにしたものもあるが、蝶ねじなどを締め付けた時の摩擦力を利用する前者の方式では、十分な固定力を得ることができないため、作業時に加わる力で清掃ヘッドが回ってしまうことがある。また、ボルト・ナットを用いる後者の方式では、清掃ヘッドの向きを変えるたびに複数のボルト・ナットを着脱しなければならないため、作業が非常に面倒である。
特開平6−62922号公報 特開平10−225407号公報
本発明の課題は、清掃対象や清掃状況等に応じて清掃ヘッドの向きを簡単に変更することができると共に、該清掃ヘッドを何れの向きにも強固に固定することができる、使用性に勝れた柄付き清掃具を提供することにある。
上記課題を解決するため本発明の柄付き清掃具は、被清掃部を清掃するための一方向に細長い形をした清掃ヘッドと、該清掃ヘッドに斜め上方に向けて取り付けられた柄と、該柄を上記清掃ヘッドに取り付けるための取付機構とを有し、上記取付機構は、上記清掃ヘッドのヘッド基台に形成された基台側連結部と、上記柄の先端部に形成された柄側連結部とからなっていて、上記基台側連結部には、上記ヘッド基台の長さ方向に延びる第1突条部と、該ヘッド基台の幅方向に延びる第2突条部とが、十字状に組み合わされた形に形成され、これに対して上記柄側連結部には、該柄側連結部を左右方向に貫通する第1凹溝部と、該柄側連結部を前後方向に貫通する第2凹溝部とが、十字状に組み合わされた形に形成され、これらの第1凹溝部及び第2凹溝部と上記第1突条部及び第2突条部とを選択的に嵌合させることにより、上記清掃ヘッド、長手方向の軸線が上記柄の左右方向を向く第1位置と前後方向を向く第2位置とに方向変更可能とされ、上記柄側連結部は、上記第1凹溝部の位置で第1部分と第2部分とに区分され、これによって上記第1凹溝部が開閉自在となっており、上記第1部分には上記柄の先端部が連結され、上記第2部分にはレバーが連結され、このレバーで該第2部分を変位させて上記第1凹溝部を割り開くことにより、上記基台側連結部と柄側連結部との連結が解除可能であり、上記基台側連結部の第1突条部及び第2突条部の両外側面には、それぞれ係止凹部が形成され、これに対して上記柄側連結部の第1部分及び第2部分には、上記第1凹溝部及び第2凹溝部のうち第1凹溝部の相対する溝縁部分に、上記係止凹部に係脱自在の係止凸部がそれぞれ形成されており、さらに、上記レバーと柄の先端部との間には、上記第1部分と第2部分とを閉じる方向に向けて付勢するばねが介在していることを特徴とするものである。
本発明においては、上記柄側連結部が合成樹脂により形成され、上記係止凸部が金属プレートにより形成されていて、L字形に折り曲げられた該金属プレートが、上記係止凸部となる端部を第1凹溝部内に突出させた状態で上記柄側連結部内に埋設されていることが望ましい。
更に、本発明においては、上記柄側連結部における第1部分と第2部分とが、上記柄と直交する支軸で回動自在なるように連結され、上記レバーで第2部分を該支軸の回りに回動させることによって上記第1凹溝部が開閉自在である。
本発明の柄付き清掃具によれば、清掃ヘッドの向きを、柄の左右方向を向く第1位置と柄の前後方向を向く第2位置とに変更可能としたことにより、被清掃部の状況等に応じて清掃ヘッドを使い易い向きに固定して清掃を行うことができる。しかも、清掃ヘッド側と柄側とに十字状に形成された突条部と凹溝部とを設け、それらを選択的に嵌合させることによって上記2つの位置に固定できるようにしているため、簡単な取付機構によって非常に大きな固定力を得ることができ、ある程度大きな力を加えて作業をしても、清掃ヘッドの向きが変わったり柄の角度が変化したりすることがなく、作業性に勝れる。更に、レバーの操作だけで上記清掃ヘッドと柄とを分離して必要な向きに固定できるようになっているため、方向変更作業が非常に容易である。
図1〜図8は本発明に係る柄付き清掃具の第1実施例を示すもので、この第1実施例の清掃具1Aは、デッキブラシとして構成されたものである。この清掃具1Aは、清掃ヘッド3と、この清掃ヘッド3に斜め上方に向けて取り付けられた柄4と、これらの柄4と清掃ヘッド3とを方向変更可能なるように連結するための取付機構5とを有している。
上記清掃ヘッド3は、一方向に細長い実質的に矩形形状をしたヘッド基台10の下面に、合成樹脂製の多数の繊維11を植設して形成したもので、これらの繊維11の毛先の集まりによって、上記ヘッド基台10よりも周囲に広がった面積の広い平らな毛先面11aが形成されている。しかし、この毛先面11aは、波形に形成されていても良い。また、上記繊維11は、厨房のフロアや浴室の床あるいはプールの底などを大きな力を加えてゴシゴシと擦り洗いするものであるため、それに耐え得るだけの腰の強さと剛弾性とを備えた硬質の繊維11であることが望ましい。なお、上記ヘッド基台10は木製又は合成樹脂製である。
一方、上記柄4は、木棒又は合成樹脂パイプあるいは金属パイプ等からなる直棒状の柄本体20と、この柄本体20の先端部に連結された合成樹脂製の取付部材21とを有していて、この取付部材21と上記ヘッド基台とに形成された上記取付機構5により、上記ヘッド基台10の上面に、該ヘッド基台10から斜め上方に向けて傾斜状態に延出するように取り付けられている。
上記清掃ヘッド3は、柄4に対する取付位置を、該清掃ヘッド3の長手方向の軸線が柄4の軸線に対して左右方向を向く図1の第1位置と、柄4の軸線に対して前後方向を向く図7の第2位置との、2つの位置に変更することができる。換言すれば、上記第1位置においては、上記清掃ヘッド3の長手方向の軸線と柄4の軸線とが互いに直交する面内に位置し、上記第2位置においては、上記清掃ヘッド3の長手方向の軸線と柄4の軸線とが互いに同じ面内に位置している。このように清掃ヘッドの向きを変更可能とするために、上記取付機構5は以下に述べるような構成を備えている。
即ち、上記清掃ヘッド3のヘッド基台10の上面中央部には、上記取付機構5の一部を構成する基台側連結部12が形成されていて、この基台側連結部12に、十字状に組み合わされた第1及び第2の2つの突条部13,14が、第1突条部13をヘッド基台10の長さ方向に向けると共に、第2突条部14をヘッド基台10の幅方向に向けた状態で形成されている。これらの突条部13,14は、互いに同程度の長さを有していて、その長さは上記ヘッド基台10の幅とほぼ同じかそれより僅かに短い。そして、上記第1突条部13及び第2突条部14の両外側面の下端部近くには、これら両突条部が交叉している部分を除く位置にいて係止凹部15がそれぞれ形成されている。これらの係止凹部15は、上記突条部13,14の外側面に切られた溝によって形成されている。なお、上記突条部13及び14は、頂面が丸みを帯びたU字形の断面形状を有しているが、頂面が平らな角形の断面形状を有するものであっても良い。
一方、上記柄4の先端の取付部材21には、上記柄本体20の先端を挿入して接続するための筒状の接続部22と、上記清掃ヘッド3の基台側連結部12と協同して上記取付機構5を構成する柄側連結部23とが形成されている。この柄側連結部23は、やや横長の矩形ブロック形をしていて、その横方向長さ即ち柄4の左右方向に沿う長さは、縦方向長さ即ち柄4の前後方向に沿う長さよりも長く形成されている。そして、この柄側連結部23の下面には、十字状に組み合わされた第1及び第2の2つの溝状をした凹溝部24,25が、第1凹溝部24を柄4の軸線と直交する方向即ち柄4の左右方向に向けると共に、第2凹溝部25を柄4の延出方向即ち柄の前後方向に向けた状態で形成されている。従って、上記第1凹溝部24の長さは、上記突条部14,15の長さと同じかそれよりやや短く、第2凹溝部25の長さはそれよりさらに短いことになる。
また、上記柄側連結部23は、上記第1凹溝部24の溝底の中央位置で基端側の第1部分23aと先端側の第2部分23bとに二分され、このうち第1部分23aには、上記柄4の先端部である接続部22が連結され、他方の第2部分23bには、上記柄4に沿って延びるレバー28が連結されている。このレバー28は、上記柄4に対して、先端部が該柄4から次第に離れる方向に傾斜している。そして、上記両部分23a,23bは、上記レバー28と接続部22とにそれぞれ形成された軸受部28a,22aの位置で、支軸29により開閉自在なるように連結され、図4に示すように、上記レバー28を掴んで上記接続部22側へ回動させることにより、上記第2部分23bを第1部分23aから離反させて第1凹溝部24を2つに割り開くことができるようになっている。また、図5から分かるように、上記軸受部22a,28aの位置には、上記支軸29の回りにばね30が設けられていて、このばね30の両端がレバー28と接続部22とに当接し、このレバー28を介して上記第1部分23aと第2部分23bとが、相互に接近する方向、すなわち、当接部23c,23c同士が相互に当接して上記第1凹溝部24が正規の溝形に保たれる方向に向けて付勢されている。
上記第1凹溝部24の左右の溝縁部分には、第2凹溝部25との交叉部分(第2凹溝部25が横切る部分)を除くその他の部分に、溝の内側に向けて横向きに張り出す係止凸部26a,26bが形成されている。これらの係止凸部26a,26bは、上記第1部分23aと第2部分23bとの互いに相対する位置に形成されていて、上記第1凹溝部24と上記第1突条部13又は第2突条部14とが嵌合したとき、これらの係止凸部26a,26bが上記突条部の係止凹部15,15に係合し、該第1凹溝部24と第1突条部13又は第2突条部14とが嵌合状態で固定されるようになっている。上記係止凸部26a,26bと係止凹部15,15との係合は、図4に示すように、上記レバー28で第2部分23bを第1部分23aから離反させて第1凹溝部24を割り開くことにより解除することができる。
上記係止凸部26a,26bは、強度の大きい金属プレート27a,27bの端部により形成されたもので、上記取付部材21を合成樹脂で成形するとき、L字形に折り曲げたこの金属プレート27a,27bを、上記係止凸部26a,26bとなる端部を第1凹溝部24内に突出させた状態で樹脂内に埋設して形成したものである。なお、上記第2凹溝部25の溝縁部分にも同様の係止凸部を設けても良いが、この場合には、後述するように清掃ヘッド3の向きを変えるに当たって柄側連結部23と基台側連結部12とを着脱する際に、この第2凹溝部25の係止凸部が邪魔にならないように工夫する必要がある。
上記構成を有する清掃具1Aで、被清掃部例えば厨房のフロアや浴室の床あるいはプールの底などの比較的に広い面部分を清掃するときは、図1に示すように、清掃ヘッド3を柄4と直交する第1位置に取り付け、その状態で清掃を行う。このとき、上記柄4と清掃ヘッド3とは、柄側連結部23の第1凹溝部24及び第2凹溝部25と基台側連結部12の第1突条部13及び第2突条部14とがそれぞれ嵌合すると共に、上記第1凹溝部24の係止凸部26a,26bが第1突条部13の両外側面の係止凹部15,15に係止することにより、清掃ヘッド3の向きが変化する方向に対しても、柄4の傾斜角度が変化する方向に対しても、非常に強固に固定された状態となっている。このため、上記清掃ヘッド3を非常に強い力、例えばモップの何倍もの力で被清掃部に押し付けて清掃しても、柄4の傾斜角度が変化したり、清掃ヘッド3の向きが変わるといったようなことがない。
また、フロアに設けられている排水溝の狭い溝内を清掃する場合や、排水口の周辺部分や狭い口縁部分等を清掃する場合には、上記清掃ヘッド3を、上記第1位置から図7に示すように柄4の延出方向に沿った第2位置に変更し、その状態で清掃を行う。このときの取付位置の変更は、次のようにして行う。
即ち、図4に示すように、上記レバー28を強く掴んでばね30の付勢力に抗して上記接続部22側へ回動させ、柄側連結部23の第2部分23bを第1部分23aから離反させることによって第1凹溝部24を割り開き、係止凸部26a,26bを第1突条部13の両側の係止凹部15,15から外すことにより、上記柄側連結部23を基台側連結部12から分離する。そして、上記清掃ヘッド3の向きを90度変えて図7に示す第2位置に向け、上記第1部分23aを第2突条部14の一方の側面にあてがうと共に、その係止突部26aを一方の係止凹部15に係合させ、その状態でレバー28を離す。すると、ばね30の付勢力で上記第2部分23bが第1部分23a側に変位して上記第2突条部14の反対側の側面に当接すると共に、係止凸部26bが係止凹部15に係止するため、第1凹溝部24が溝形に閉じてこの第2突条部14に嵌合、係止した状態になる。また、第2凹溝部25は第1突条部13に嵌合する。これによって上記柄4と清掃ヘッド3とが、この第2位置に強固に固定される。
従って、上記清掃ヘッド3を強い力で清掃対象に押し付けながら清掃しても、柄4の傾斜角度が変化したり、清掃ヘッド3の向きが変わったりすることがない。しかも、上記レバー28を直接手で掴んで清掃ヘッド3の方向変更作業を行うことができるため、ボルト・ナットで固定する場合のように、レンチなどの工具を一切使用する必要がなく、作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
図9〜図16は本発明の第2実施例を示すもので、この第2実施例の柄付き清掃具1Bは、床面やガラスなどの被清掃部に溜まったり付着したりしている水を掻き集めて除去する水切りワイパーとして構成された例である。従って、この清掃具1Bにおいては、清掃ヘッド3の形態が上記第1実施例の清掃具1Aと相違しており、それに関連して取付機構5の構成も一部相違している。以下に主としてそれらの相違する部分について説明することとする。
上記清掃具1Bの清掃ヘッド3は、幅狭で横に細長いヘッド基台10に、弾性素材からなるプレート状のヘラ部材11を取り付けたものである。上記ヘッド基台10は、合成樹脂によって逆U字形の断面形状を有するように形成されていて、その幅Wは高さHより小さくなっている。また、上記ヘラ部材11は、スポンジ体(合成樹脂発泡体)や合成樹脂板あるいはゴム板等の弾性素材からなるもので、幅(厚さ)Tよりも高さDが大きくかつ高さDよりも長さLが大きい横長矩形状に形成され、その上端が上記ヘッド基台10のU字溝10a内に嵌合して複数のねじ17でこのヘッド基台10に固定され、該ヘラ部材11の下端部は、ヘッド基台10から下方に延出している。また、このヘラ部材11は、上記ヘッド基台10より若干長めに形成され、それをヘッド基台10に取り付けたとき、その両端部が該ヘッド基台10から側方に突出するようになっている。
ここで、上記清掃具1Bが、厨房のフロアや浴室の床あるいはプールの底などの水切りを行うための、両手である程度の力を加えて水切り作業を行うような比較的大形の水切りワイパーである場合には、上記ヘラ部材11を、図示したような、一定の肉厚を有する比較的剛性の大きい素材で形成することが望ましく、また、ガラスなどの水滴を除去するための片手で扱うような小形の水切りワイパーである場合には、上記ヘラ部材11を、柔軟性のある素材により、先端部が薄肉で撓り易い構造にすることが望ましい。
上記清掃ヘッド3におけるヘッド基台10の上面中央部に形成された基台側連結部12には、上記第1実施例の場合と同様に、十字状に組み合わされた第1及び第2の2つの突条部13,14が、第1突条部13をヘッド基台10の長さ方向に向けると共に、第2突条部14をヘッド基台10の幅方向に向けた状態で形成されている。しかし、これらの突条部13,14の長さは互いに同じではなく、第2突条部14が第1突条部13より短く形成されており、その長さは、上記ヘッド基台10の幅Wとほぼ同じかそれより僅かに長い程度である。このように第2突条部14を短く形成する理由は、この第2突条部14の長さがあまり長いと、その両端がヘッド基台10の幅方向の両側に大きく突出し、水切り清掃時にそれが壁に当接するなどして作業の邪魔になり易いためであり、このため、柄4との連結強度を確保し得る範囲内でできるだけ短く形成しているのである。一方の第1突条部13は、長さに特に制限はなく、連結強度を十分に確保し得る範囲内で必要な長さに形成されている。
そして、上記第1突条部13及び第2突条部14の両外側面の下端部近くには、これら両突条部13,14が交叉している部分を除く位置に係止凹部15がそれぞれ形成されている。このうち、第1突条部13の係止凹部15,15は、該第1突条部13の両側面に切られた溝によって形成され、第2突条部14の係止凹部15,15は、該第2突条部14の下端部分に形成された段部によって形成されている。しかし、上記第2突条部14の係止凹部15,15も、その側面に設けた溝で形成することができる。
なお、上記突条部13及び14は、頂面が丸みを帯びた略U字形の断面形状を有していても、頂面が平らな角形の断面形状を有するものであっても良い。また、これらの突条部13及び14は、中空状であっても中実状であっても構わない。
図中18は、ヘッド基台10の上面に形成された補強用のリブであって、上記第1突条部13の両側から延出してヘッド基台10の両端部方向に向けて延び、次第に高さが低くなることによって途中で消滅している。このリブ18は、水切り清掃時に、細長いヘッド基台10の中央部に柄4からの作業力が集中的に作用したとき、このヘッド基台10の中央部が変形するのを防止するためのものである。
一方、上記柄4の先端の取付部材21に形成された柄側連結部23は、上記第1実施例の場合と同様に、全体としてやや横長の矩形ブロック形をなし、その横方向長さ(柄4の左右方向に沿う長さ)が縦方向長さ(柄4の前後方向に沿う長さ)よりも長く、その下面に十字状に組み合わされた2つの溝状の第1凹溝部24と第2凹溝部25とが、第1凹溝部24を柄4の左右方向に向けると共に、第2凹溝部25を柄4の前後方向に向けた状態で形成されている。従って、上記第1凹溝部24の長さは第2凹溝部25の長さよりも長く、これらの凹溝部24,25と上記突条部13,14との長さの関係は、第1凹溝部24は第1突条部13よりやや短いが第2突条部14よりはやや長く、第2凹溝部25は上記第2突条部14よりはやや短く形成されている。
また、上記柄側連結部23が第1部分23aと第2部分23bとに分割されていて、レバー28の操作で第2部分23bを支軸29の回りに回動させることによって第1凹溝部24を2つに割り開くことができるようになっていることや、ばね30によって上記第1部分23aと第2部分23bとが相互に閉じる方向に付勢されていることも、上記第1実施例の場合と同じである。しかし、上記第1部分23aと第2部分23bとに形成された係止凸部26a及び26bは、合成樹脂でこれらの第1部分23a及び第2部分23bと一体に形成されており、この点が、金属プレートを用いて形成した上記第1実施例の場合と相違している。しかしながら、この係止凸部26a及び26bを、第1実施例と同様に金属素材で形成することもできる。
なお、上記第2実施例の上述した構成以外の構成と、清掃ヘッド3の向きを第1位置と第2位置とに変更する場合の操作等については、実質的に第1実施例と同じであるから、それらの同一構成部分に第1実施例と同じ符号付してそれらの説明は省略する。
また、本発明の柄付き清掃具としては、上述したようなデッキブラシや水切りワイパーといったものに限らず、ヘッド基台に雑巾や糸束等を取り付けたモップや、ヘッド基台に薄い拭取シートを装着して使用するフローリングワイパーなどもその範疇に含まれることはいうまでもないことである。
本発明に係る柄付き清掃具の第1実施形態を示す斜視図で、清掃ヘッドを第1位置に固定した状態を示すものである。 図1の正面図である。 図1の側面図である。 図3において柄と清掃ヘッドとを分離した状態の側面図である。 図2のA−A線での断面図である。 図2のB−B線での断面図である。 図1の柄付き清掃具の清掃ヘッドの向きを第2位置に変更した状態を示す要部斜視図である。 図7の要部断面図である。 本発明に係る柄付き清掃具の第2実施形態を示す斜視図で、清掃ヘッドを第1位置に固定した状態を示すものである。 図1の部分正面図である。 図1の側面図である。 図11において柄と清掃ヘッドとを分離した状態の側面図である。 図10のC−C線での断面図である。 図10のD−D線での断面図である。 図9の柄付き清掃具の清掃ヘッドの向きを第2位置に変更した状態を示す要部斜視図である。 図15の要部断面図である。
符号の説明
1A,1B 柄付き清掃具
3 清掃ヘッド
4 柄
5 取付機構
10 ヘッド基台
11 ヘラ部材
12 基台側連結部
13 第1突条部
14 第2突条部
15 係止凹溝部
23 柄側連結部
23a 第1部分
23b 第2部分
24 第1凹溝部
25 第2凹溝部
26a,26b 係止凸部
28 レバー
30 ばね
W,T 幅
H,D 高さ
L 長さ

Claims (3)

  1. 被清掃部を清掃するための一方向に細長い形をした清掃ヘッドと、該清掃ヘッドに斜め上方に向けて取り付けられた柄と、該柄を上記清掃ヘッドに取り付けるための取付機構とを有し、
    上記取付機構は、上記清掃ヘッドのヘッド基台に形成された基台側連結部と、上記柄の先端部に形成された柄側連結部とからなっていて、上記基台側連結部には、上記ヘッド基台の長さ方向に延びる第1突条部と、該ヘッド基台の幅方向に延びる第2突条部とが、十字状に組み合わされた形に形成され、これに対して上記柄側連結部には、該柄側連結部を左右方向に貫通する第1凹溝部と、該柄側連結部を前後方向に貫通する第2凹溝部とが、十字状に組み合わされた形に形成され、これらの第1凹溝部及び第2凹溝部と上記第1突条部及び第2突条部とを選択的に嵌合させることにより、上記清掃ヘッド、長手方向の軸線が上記柄の左右方向を向く第1位置と前後方向を向く第2位置とに方向変更可能とされ、
    上記柄側連結部は、上記第1凹溝部の位置で第1部分と第2部分とに区分され、これによって上記第1凹溝部が開閉自在となっており、上記第1部分には上記柄の先端部が連結され、上記第2部分にはレバーが連結され、このレバーで該第2部分を変位させて上記第1凹溝部を割り開くことにより、上記基台側連結部と柄側連結部との連結が解除可能であり、
    上記基台側連結部の第1突条部及び第2突条部の両外側面には、それぞれ係止凹部が形成され、これに対して上記柄側連結部の第1部分及び第2部分には、上記第1凹溝部及び第2凹溝部のうち第1凹溝部の相対する溝縁部分に、上記係止凹部に係脱自在の係止凸部がそれぞれ形成されており、さらに、上記レバーと柄の先端部との間には、上記第1部分と第2部分とを閉じる方向に向けて付勢するばねが介在していることを特徴とする柄付き清掃具。
  2. 上記柄側連結部が合成樹脂により形成され、上記係止凸部が金属プレートにより形成されていて、L字形に折り曲げられた該金属プレートが、上記係止凸部となる端部を第1凹溝部内に突出させた状態で上記柄側連結部内に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の柄付き清掃具。
  3. 上記柄側連結部における第1部分と第2部分とが、上記柄と直交する支軸で回動自在なるように連結され、上記レバーで第2部分を該支軸の回りに回動させることによって上記第1凹溝部を開閉自在としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の柄付き清掃具。
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